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1 CRE_GSM08 © Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco Confidential Connected Real Estate(CRE) 概要説明 20101佐々木 匡 先進ソリューション営業部 改正省エネ法に対応するシスコ「グリーンIT」ソリューションのご紹介

Connected Real Estate(CRE) 概要説明...3. 東京都でCO 2排出量が最大である東京大学本郷キャンパスを実フィールドとした 実証モデルの構築と検証

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1CRE_GSM08 © Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco Confidential

Connected Real Estate(CRE)概要説明

2010年1月

佐々木 匡先進ソリューション営業部

改正省エネ法に対応するシスコ「グリーンIT」ソリューションのご紹介

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2

高速インターネット

IP 電話

音声とビデオ会議

インタラクティブメディア

来客管理

VPN

ワイヤレス

BA環境とIT環境をIP共通基盤上で統合・連携

電子看板

Ten

an

t S

erv

ices a

nd

Tech

no

log

ies

空調

防災

24 時間監視

ビデオ監視

エレベータ

照明

エネルギー

アクセス制御

Bu

ildin

g S

erv

ices a

nd

Tech

no

log

ies

オフィスシステム ビルディングオートメーションシステム

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3

CREコンセプトを導入するメリット

20~30%のインフラコストの削減(Integrated Approach for Information Communication Technology (ICT) and Control System

Infrastructures within Buildings.; Peter Bowen—Strategic ICT Consulting, April 2005)

標準アーキテクチャの横展開による効率化

構造化ケーブリングによる柔軟性

工期の短縮化

さまざまなアプリケーション連携

新たなサービスの提供

遠隔監視による効率的な管理

ビル管理コストの削減

ITによるビルの省エネルギー化

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4

省エネ

安心・安全

生産性向上

ビルディング統合ネットワーク

ユニファイドコミュニケーションワイヤレス

ネットワーク

Cisco ®

テレプレセンス

ビデオ監視システム

EnergyWise Cisco ® ファシリティマネジメントシステム

グリーンダッシュボード

コネクテッド・リアルエステートデジタル

サイネージ

照明 エレベーター空調

エネルギー

PC

監視カメラ

Cisco ® ファシリティマネジメントシステム

ワイヤレスネットワーク

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Sources: BOMA 2006, EIA 2006, AIA 2006

業務部門のCO2排出量は家庭部門の総排出量より多い

オフィスの排出エネルギーと温室効果ガス

運輸・輸送25%

製造・工場25%

オフィス

50%

Source: UK Energy Efficiency Best Practice Program; Energy Consumption Guide 19: Energy Use in Offices

IT機器25%

空調、および換気58%

照明11%

その他6%

オフィスの排出エネルギーに占めるITの割合は25%

Source: Japan Center of Climate Change Actions4-4b. 日本の部門別二酸化炭素排出量

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法規制強化スケジュール

2008秋

20094月

改正省エネ法施行

20104月

20106月

20116月

200812月

省エネ法の改正内容の詳細を発表

20114月

報告書提出 報告書提出

エネルギー総量報告の準備

2009/4~2010/3までのエネルギー全体使用量と、次年度からの省エネ計画を報告

2009/4~2010/3までのエネルギー全体使用量と、2010/4~2011/3までのエネルギー使用量を比較し、削減量を報告

エネルギー使用量把握・管理

エネルギー量削減実施(年1%?目標)

エネルギー量削減計画立案

総量削減の義務化

改正省エネ法

都条例

東京都目標2000年比25%削減

第一計画期間(2010~2014)

2020

自主的取組の推進

第二計画期間(2015~2019)

20202015・・・ ・・・・・・

基準排出量算定・検証

詳細発表

報告書提出

前年度の排出量報告 報告書提出

・・・・・・

削減計画書提出

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省エネビル推進標準化コンソーシアム

35%(約7万棟)

30%(約70万棟)

35%(約7500万軒)

中小規模事業所における省エネへの取り組みを支援

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ビルネットワーク標準化への取り組み

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電力使用量の見える化

多回路エネルギーモニターにより瞬時電力(kW)および積算電力量(kWh)がわかります

照明および空調のグルーピングとグループ毎の使用時間がわかります

IP電話 PC

見える化のイメージ。実際のものとは異なります。(出典: http://qualityattributes.com/)

デジタルサイネージ

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「見える化」によって実現する省エネへの行動と結果

大学学生寮における省エネ・コンペティション

Ref. Dormitory residents reduce electricity consumption when exposed to real-time visual feedback and incentives

学生寮A

毎週更新学生寮B

リアルタイムに更新

* 実験前の電力使用量を100とする

100

電力使用量を一週間に一度、20単位でアップデート

電力使用量をウェッブを利用して、2単位毎にリアルタイムにアップデート

31%削減55%削減

電力使用量

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『グリーン東大工学部プロジェクト』

1. 全学 目標への具体的な貢献

2012年 15%削減, 2030年 50%削減

2. 「グリーンIT」の実現

データセンターに代表されるIT化機器の電力消費の増大防止

IT活用による地球環境問題の克服と

エネルギーと情報をもとにした新しい都市設計手法の確立

3. 東京都でCO2排出量が最大である東京大学本郷キャンパスを実フィールドとした

実証モデルの構築と検証

4. 新たなファシリティマネジメント手法の確立

協調型都市経営あるいは地域経営手法の実現

新たな付加価値ビジネスの創成・育成

5. キャンパス向け省エネ設備調達(参照)仕様書の作成

6. 省エネ効果ベンチマーク仕様書の作成

CFMS by BX-Officeで実証実験参加

CFMS by BX-Office

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照明、空調のON/OFFを遠隔制御することにより

高いROIでコスト削減と省エネを実現、CSR向上にも貢献します。

Cisco Facility Management Solution

Routerに照明・空調の制御、電力使用量測定・表示機能を統合

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CFSMで解決できること

省エネルギーへのプロセス

見える化

設備機器の状況見える化

消費電力の見える化

省エネ対策

設備機器の状況把握

消費電力の把握

ファシリティ制御

照明と空調の自動制御

センサー、スケジューラ連動

東京都環境確保条例対応

ログデータのフォーマット出力

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導入効果

約29%削減

会議室の設備稼働時間(一ヶ月)

※CFMS導入前は、朝9時頃~18時頃まで9時間ほど照明・空調が常時ON導入効果: CO2排出量 656.477 [kg] 削減

電力量 1554.652[kwh] 削減

原油換算 397.130 [L] 削減

約29%稼働時間削減

会議室の設備稼働状況のグラフ

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CFMS Targeted Markets

省エネ関連法令遵守対象規模の企業 複数の事業所を持つ企業

・庁舎 / 出張所・小 / 中 / 高 / 大学、教育委員会、学校法人・文化施設

エネルギー管理統括・企画推進担当、CSR / 設備管理 / 総務部門 /IT部門

ESCO事業者

Public Sector 省エネを率先して実施し規範を示す機関

省エネサービス提供のための設備機器

・テナントとして入居している企業の支店・営業所・多店舗展開型企業(小売・飲食・金融・ホテル等)・オフィススペース効率化を検討する企業

・エネルギー供給事業者(電力・ガス)、ビル設備機器メーカー・エンジニアリング、リース事業者、総合商社・(省エネビル推進標準化で対象とされる既存70万棟)

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ビルエネルギー管理の課題一定の大規模ビルでは、中央制御システム(BEMS)により、熱源、空調、電気、照明、

その他ビル設備のエネルギー管理・制御は導入されているケースもあるが、大半の

中小ビル・テナントにおいては未導入、もしくは存在しても個別システムとなっている。

ビル内のインフラとして位置づけられるIT機器系統は、通常別管理体系にて運営されて

いるため、分離された管理対象ドメインとして存在

ビル設備管理 ITシステム管理

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BA環境とEnergyWiseとの統合

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Building Network

電気空調 照明 防災 防犯

監視サーバー

AC電源

OA全体の電気使用量測定

EnergyWise

Domain

OA機器個々の電気使用量測定と動作状態の制御を統合

エネルギー管理サーバー

現在のBAによる監視制御範囲

各種専用コントローラ/

アクチュエータ/センサー等

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事業者単位でエネルギー管理・制御することの難しさ

東京本社(自社ビル) 大阪本社(借上げテナント) 地方支社(中規模ビルテナント) 営業所(小規模ビルテナント)

ビルシステム会社A

ビル設備機器メーカーA

ビル管理会社A

ビルオーナーB

ビルシステム会社D

ビル設備機器メーカーA

ビル管理会社B

ビルオーナーC

ビル設備機器メーカーB

ビル管理会社C

ビルオーナーD

ビル設備機器メーカーC

ビル管理会社D

入居しているビルの設備環境はまちまちである

テナント毎の詳細なエネルギー利用状況を把握することは困難である

ビルの規模が小さいほどビルエネルギー管理が不十分である

事業者自身がエネルギー制御や利用最適化のノウハウを持つことはコストである

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省エネビジネスのValue Chain

見える化サービス

省エネ対策 コンサルテーション ファシリティ制御 設備運用・保守 電力制御・売電

主なESCO事業者:エネルギー供給事業者(電力・ガス)、機器メーカー、エンジニアリング、リース事業者、総合商社

ASPビジネス分野

スマートビルディングビジネス分野

Cisco Facility Management Solution by BXCisco Network Building Mediator

Cisco EnergyWise

マイクログリッド監視・

マイクログリッドビジネス分野

スマートグリッドビジネス分野

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CFMSとEnergyWiseを利用したエネルギー管理サービス(例)

エネルギー管理サービスセンター データ収集 分析 制御・管理

照明人感センサー

NMAST

クランプ電力計

空調

BACnet/WS

ISR

AXP

Remote Access

CFMS by BX-Office

省エネビルソリューション

3G

NMAST

MEWTOCOL

ダイキン

EnergyWise

SNMP

無線LAN

PC

IP電話

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コストと機能へのインパクト可能性

設計変更コスト

コンセプト設計スペックインポイント

Eff

ort

詳細設計と着工テナントのIT設備設計と工

事従来のICTビジネスポイント

甲工事区分 乙工事区分

EnergyWiseTelepresence

シスコファシリティーマネージメントソリューション

ビルディングIP統合ネットワーク

EnergyWise / Telepresence

計画段階からのIT統合-不動産戦略への重要な役割

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Connected Real Estate (CRE)は、不動産価値の向上、環境対策への積極的な取組み、テナントの利便性向上を可能にするコンセプトです。

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近畿ろうきん新本店ビル事例~ビル設備と情報システム環境の完全IP統合~

• 2008 11月オープン、地上13階地下1階(延床面積 13,515.67㎡)、450名収容

• 統合対象システム:業務システム、音声系システム(IP電話システム)、監視カメラ、ICカードリーダー、生体認証などのセキュリティシステム、インフォメーションシステム(デジタルサイネージ)ビル設備の監視システム、空調・照明などの設備制御システム

• メリット:1. コミュニケーションの円滑化とコスト削減

2. 情報セキュリティの強化3. ビルの物理的セキュリティの強化

4. 省エネルギーの促進5. 業務の効率化6. ビルの価値向上

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効率経営/経費率=ITが貢献

Cisco US本社の事例

経費削減l項目 削減率

不動産賃貸費用

より多くの人を一定の床面積に収容37%

建設

通常のスペースを大幅削減42%

ワークスペースサービス

ユーティリティやメンテナンスのコストを削減。柔軟な什器の配置により移動、追加、変更のコストをほぼゼロに

37%

什器

パーティションで使用していた時に比べ、より尐ない数の什器50%

IT設備投資

スイッチやスイッチポートの削減40%

ケーブリング

ワークスペースに必要であったケーブルを削減60%

設備室のスペース

ワイヤレス機器の多用により、スイッチの数を削減50%