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Cookieがない世界でのマーケティング
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Cookie がない世界でのマーケティング - ログインユーザー革命が 3rd パーティ Cookie を崩壊させる 3 つの方法 -
より多くの消費者がログインをするようになる進化の過程で、要求される消費者への対応は全く異
なったものになり、考えを改める必要があります。
従来、マーケティング担当者は『Cookie』訪問者のオンライン上での行動をトラッキング・分析す
ることでマーケティングを向上させてきました。しかし大多数の消費者は何も買わずにサイトを離
れてしまうため、マーケターができることといえば次には購入してもらえるよう Cookie データを
使用し続けることだけでした。
現在の消費者は様々なチャネルを巡っており、直接ブランドからの購入を求め、また何テラ バイト
もの個人情報を共有しているため、これまでよりもプライバシー保護への懸念は増え続けています。
近年のマーケティング担当者は従来の Cookie データ収集のような『伝統的な』マーケティング手
法から、より的確なメッセージをより的確なチャネルでより的確なタイミングでコンタクトするこ
とで、信頼を確立し確実に欲求を理解してさらに顧客の近くで接するという新しい手法に移行しつ
つあります。
Cookie が機能しない 3 つの理由
このガイドでは同意に基づくマーケティングが 3rd パーティの Cookie やリターゲティング広告を
駆逐する 3 つの理由に触れており、さらに皆様がどのような方法でユーザーデータを収集し、消費
者とつながりを持つことができるかをご紹介します。
1. データアクセスへの責任
2. ユーザーのアイデンティティデータにアクセス
3. クロスチャネル統合
なぜ Cookie は使い物にならないか
• Cookie の削除 - 65%の米国消費者は Cookie を削除 (MediaPost)
• シークレットモード - 39%の消費者はブラウザで Cookie をブロックする設定に変更 (MediaPost)
• 複数デバイス - 18-49 歳の 20%以上の消費者は毎週 4 つのデバイスで Web を訪問 (Experian)
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データアクセスへの責任
多くのビジネスでは何も知らないインターネット上の消費者に Cookie を押し付け、『関連のあ
る』広告とコンテンツで情報攻めにしています。今日の消費者はオープンコミュニケーションと ブ
ランドとの透明性ある関係を求めており、こういった従来のマーケティングの情報攻めはしばし
『奇襲』ととらえられ、消費者の購買意欲を反対に減退させる原因となっている場合があります。
ソーシャルログインはブランドと共有する情報を顧客に選ばせることが可能になります。消費者が
既存の一つ、もしくは複数のユーザーアカウントを使用してウェブサイトに登録すると、既存の特
定のデータポイントにアクセスする権限を求めるダイアログボックスが表示されます。ソーシャル
ログインを使うことでブランドは消費者から欲しい情報を的確に選択することができるばかりでな
く、消費者に信用を与えることでブランドと長期的信頼関係を生むことができるようになります。
Cookie より優れている点
情報提供を必要なものだけにすることで、より関連性のあるユーザーエクスペリエンスが可能にな
り、ユーザーが情報提供を許可する率も上がります。購入履歴の情報を待つことなく、最初の時点
で情報提供を求めることによりユーザーエクスペリエンスがさらに強化されます。またウェブサイ
トに明確な文書を掲載することで具体的にどのような情報が収集されているのか顧客に伝えるよう
にします。
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アイデンティティデータにアクセス
例えば 10 代の息子が勝手にあなたのパソコンで好きなサイトを閲覧したとします。その結果、数
週間もの間あなたは聞いたこともないミュージシャンや高すぎる自動車の広告の襲撃を受けること
になります。誰もが一度や二度こうした経験があるでしょう。これは顧客をいらいらさせるばかり
ではなく、ビジネス側の資金や資源を無駄に使うことでもあります。
従来の方法で知ることができるのはインターネットのブラウジング履歴を組み合わせただけの情報
のため、リターゲティング広告は推測ゲーム以上にはなりえませんでした。こうした情報ではユー
ザーの全体像を把握することは難しく、最も重要な要素である趣味や興味、好みや嫌いなもの、続
柄などを知ることはできませんでした。
従来の登録システムやソーシャルログインを使用してサイトを開いた瞬間、ユーザーに個人情報提
供の機会を与えることで、ブランドは同意の基に貴重なアイデンティティデータにアクセスできる
ようになります。ソーシャルログインを使用することでブランドはユーザーの誕生日やメールアド
レス、お気に入りのテレビ番組やチェックイン、アクティビティ、その他の重要な情報がファース
トパーティの視点から入手できます。また 65%の米国消費者は Cookie を消去しますが、ユーザー
は Facebook や Paypal のようなサービスのアカウントを消すことはなく定期的に情報を更新する
ので、マーケティング担当者は最新の関連あるユーザーデータを手にいれることができます。
Cookie より優れている点
受け取ったユーザーデータは、意思決定者がいつでも使えるように大量のデータを保存しておく必
要があります。当社ではクラウドの集中型データベースソリューションや、マーケティング担当者
が効果的にユーザーデータを取り扱うためのウェブベースのダッシュボードを推奨しております。
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クロスチャネル統合
最近の eMarketer の報告によると、45%の消費者がオンライン・モバイル・実店頭を組み合わせ
たショッピングを希望しているということです。しかし残念なことに、リターゲティング広告はモ
バイルデバイスには適用されません。モバイルの利用がデスクトップを上回るにつれ、これは重要
な問題となります(eMarketer)。消費者が様々な方法でブランドと繋がりを持っているのに対し、
マーケティング担当者は複数のチャネルから消費者を把握することに苦戦しています。
ユーザーに従来の登録方法やソーシャルログインの選択肢を与えることで、マーケティング担当者
はチャネルやデバイスに関係なく、一個人の全てのアクティビティを効果的に把握することができ
ます。そうすることでマーケティング担当者はユーザー像をより全体的に正確に把握でき、関連性
が向上し、シームレスでオムニチャネルのエクスペリエンスが提供できるようになります。
Cookie とモバイルの関係性
デスクトップ経由でより標的を絞った広告をユーザーに提供するのに、今まで Cookie 役に 立つも
のでした。しかしモバイルテクノロジーやデータマーケティングが急速に変化するにつれ、Cookie
のリターゲティング広告は時代遅れのものとなっています。多種多様なモバイルデバイスや OS、ブ
ラウザ、アプリがある現在、デバイスやチャネルを超えたユーザーアクティビティを把握すること
は非常に難しく、マーケティング担当者はデスクトップとモバイルを統合した、より強固なユーザ
ープロフィールを確立する方法へと移行する必要があります。
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サクセスストーリー
93 年の歴史を持つ KLM オランダ航空は、様々な媒体を通して消費者とのより堅実な関係性を確立
する必要性を感じていました。これに対応するため、KLM は空港シミュレーションゲームである
Aviation Empire を制作し、このゲームへの参加にソーシャルログインを採用しました。モバ
イル体験と実体験の橋渡し役として、Aviation Empire は GPS を使用して実際に空港でチェッ
クインすることで、プレイヤーにバーチャルゲームポイントを進呈します。トップランクゲーマー
を表示するランキング表や、ゲーム結果をソーシャルメディアで共有させることで、KLM はインタ
ラクティブで、魅力的なマルチチャネルの体験をユーザーに提供しています。Aviation Empire で、
KLM は実際の搭乗以外にも、さらに魅力的な方法で消費者との交流を可能にしました。
Cookie より優れている点
データベースの利用で構造化データ(メール、位置、その他)と非構造化データ(好きなテレビ番
組、趣味のスポーツなど)の両方を集計することができます。このデータを効果的にメールのよう
なその他のチャネルに使用するために、既存の 3rd パーティマーケティ ングツールと簡単に統合で
きるプラットフォームをお選びください。
消費者との繋がりが重要性を増していくにつれ、3rd パーティのデータ管理方法はさらに過去のも
となりつつあります。アイデンティティデータこそが、匿名の訪問者にそれぞれの顔や性格を効果
的に付与し、既知の顧客に変えることができる唯一の方法です。この 3 つの方法を採用し、Cookie
の運用を廃止することで、リターゲティングから、顧客とより堅実な 関係を確立する道へ移行する
ことができます。
Gigya について
Gigya は未知の訪問者を、顔なじみのお客様に変えることで顧客とビジネ
スの関係性を向上させるお手伝いをします。Gigya のテクノロジーで、
ビジネスは登録者数を増やし、様々なデバイスで顧客を特定、データの統
合をすることで豊かな顧客プロフィールを提供しています。さらに業界を
リードするマーケティングやサービスアプリケーションとの連携で、より
良い製品や体験をお届けします。700 を超える世界中の著名なブランド
が Gigya の安全な『カスタマーアイデンティティマネジメント』を使用
し、アイデンティティを基にした顧客との関係性構築を行なっています。
ファーストパーティとサードパーティデータの違いについてさらに詳しく
知るには www.torchlight.co.jp/gigya.html アクセスしてください。
出典
- http://www.mediapost.com/publications/article/191809/study-44of-adults-opt-out-of-targeted-ads-66-d.html - http://www.experian.com/marketing-services/2013-digital-marketer-report.html - http://adage.com/article/news/dawn-relationship-era-marketing/231792/ - http://www.cmo.com/content/cmo-com/home/articles/2012/8/17/omnichannel-marketing-your-next-challenge.frame.html - http://www.emarketer.com/Article/US-Time-Spent-on-Mobile-Overtake-Desktop/1010095 -
The Trusted Platform for Identity-Driven Relationships
©2015 Gigya Incorporated. All rights reserved.|2513 Charleston Road #200, Mountain View, CA 94043| www.gigya.com
国内販売代理店:株式会社トーチライト http://www.torchlight.co.jp/gigya.html
Gigya社、Gigya社 のロゴおよびCustomer Identity Management Platformは、米国および(または)その他の国におけるGigya 社の登録商標です。その他の全ての商標は、各所有者の財産です。Gigya社
は、エンドユーザーのデータを所有したり、顧客およびそのエンドユーザーにサービスを提供する目的で活用する以外にデータに対する権利を維持しません。 Gigya社は、代理業者または顧客のエンド
ユーザーが許可(該当する場合)を与えた顧客のウェブサイトやモバイルアプリケーションのバックエンド・ベンダーの役割を担います。 Gigya社 は、顧客の代理および顧客の指示のみにより、エンド
ユーザーのデータの収集・転送・保管を促進します。詳細につきましては、次のウェブサイトに掲載されている Gigya 社 のプライバシーポリシーをご覧ください:
http://www.gigya.com/privacy-policy/