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三郷市保健活動指針 ~みんなを笑顔に 健康で安心して暮らせるまちを目指して~ 平成 29 3

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三郷市保健活動指針

~みんなを笑顔に

健康で安心して暮らせるまちを目指して~

平成 29 年 3 月

三 郷 市

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はじめに

健やかで安心して生活できることは、誰もが願うこと

です。その基本には健康があり、それを支援していくのが

保健活動でございます。

近年の少子高齢化や社会状況の変化により、市民の健康

を守るために求められる保健活動は、少子化、高齢者、

生活習慣病や精神保健への対策、新たな感染症、さらには

地震などの自然災害に対する健康危機管理対策など、多岐

に渡るようになりました。

本市におきましても、時代や市民のニーズを捉え、様々な保健サービスを提供

してまいりましたが、質の高い保健活動を展開し、一人でも多くの皆様が、健康

であってほしいという思いから、このたび、「三郷市保健活動指針」を策定いた

しました。

本指針は、地域の健康課題を明らかにするとともに、これまでの保健活動を見

直し、今後の方向性を示した道しるべとなるものであります。

本指針をきっかけに、多くの皆様と地域の健康課題を共有し、さらに、健康で

安心して暮らせるまちを目指してまいりたいと思います。

結びに、本指針の策定にあたり、多大なるお力添えをいただいた人間総合科学

大学保健医療学部看護学科の伊藤景一教授をはじめ、埼玉県草加保健所長並びに

関係各位、また、アンケート調査等にご協力いただいた市民の皆様に心から感謝

と御礼を申し上げます。

平成29年3月

三郷市長 木 津 雅 晟

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目次

第 1章 三郷市保健活動指針の策定にあたって ................................... 1

1 策定の背景と趣旨 .................................................. 1

(1) 保健活動の変遷と国の動向 ........................................ 1

(2) 埼玉県の状況 .................................................... 2

(3) 三郷市の状況 .................................................... 2

第 2章 三郷市の概況 ......................................................... 5

第 3章 三郷市の保健師の配置状況等について ................................... 8

第 4章 保健活動の各分野の課題と今後の取組 .................................. 10

1 母子保健 ......................................................... 10

(1) 現状 ........................................................... 10

(2) 現状のまとめ・解釈 ............................................. 16

(3) 課題 ........................................................... 16

(4) 保健師として取組むこと ......................................... 17

2 精神保健 ......................................................... 18

(1) 現状 ........................................................... 18

(2) 現状のまとめ・解釈 ............................................. 22

(3) 課題 ........................................................... 22

(4) 保健師として取組むこと ......................................... 23

3 健康増進事業 ..................................................... 24

(1) 現状 ........................................................... 24

(2) 現状のまとめ・解釈 ............................................. 29

(3) 課題 ........................................................... 29

(4) 保健師として取組むこと ......................................... 30

4 高齢者保健 ....................................................... 32

(1) 現状 ........................................................... 32

(2) 現状のまとめ・解釈 ............................................. 36

(3) 課題 ........................................................... 36

(4) 保健師として取組むこと ......................................... 37

5 感染症対策 ....................................................... 38

(1) 現状 ........................................................... 38

(2) 現状のまとめ・解釈 ............................................. 41

(3) 課題 ........................................................... 42

(4) 保健師として取組むこと ......................................... 42

6 今後検討が必要な保健活動の視点 ................................... 44

(1) 災害時の健康危機管理 ........................................... 44

(2) 健康格差の改善 ................................................. 44

(3) 効果的な保健活動を行うための保健師の配置 ....................... 44

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第 5章 三郷市が目指す保健活動 ........................... 45

1 アンケート結果から ............................................... 45

(1) 市民アンケートから見えてきた保健師像 .......................... 45

(2) 職員アンケートから見えてきた保健師像 .......................... 47

2 地域における保健活動の本質と目指すべき基本的な方向性 ............. 50

(1) 地域における保健活動の本質 .................................... 50

(2) 地域における保健活動の基本的な方向性 .......................... 51

3 人材育成 ......................................................... 55

(1) 現状 .......................................................... 55

(2) 課題 .......................................................... 56

(3) 方向性 ........................................................ 56

4 保健活動指針の活用 ............................................... 57

(1) 活動指針の活用 ................................................ 57

(2) 活動指針の見直しについて ...................................... 57

三郷市保健活動指針発行に寄せて ............................................. 58

資料編 ..................................................................... 60

地区把握資料<母子保健> ................................................... 61

地区把握資料<精神保健> ................................................... 62

地区把握資料<健康増進事業> ............................................... 63

地区把握資料<高齢者保健> ................................................. 64

地区把握資料<感染症対策> ................................................. 65

地域における保健師の保健活動について ....................................... 66

埼玉県草加保健所管内保健(師)活動指針策定事業実施要領 ..................... 72

三郷市保健活動指針策定経過 ................................................. 75

策定メンバー ............................................................... 76

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第 1章 三郷市保健活動指針の策定にあたって

1 策定の背景と趣旨

(1) 保健活動の変遷と国の動向

地域における保健師の保健活動は、地域保健法(昭和 22年)に基づき策定

された「地域保健対策の推進に関する基本的な指針」(平成 6年。以下「地域

指針」という。)により実施され、保健師は地域保健対策の主要な担い手とし

て重要な役割を果たしてきました。

また、「地域における保健師の保健活動について」(平成 15 年)等により、

地域における保健活動に関した留意すべき事項や取組むべき方向性が示され

てきました。

その後、介護保険法の改正による地域包括支援センターの設置など地域包

括ケアシステム1の推進、特定健康診査・特定保健指導制度の導入、がん対策、

自殺対策、肝炎対策、虐待防止対策などに関する法整備など、保健師の活動

をめぐる状況は大きく変化してきました。こうした状況の変化を踏まえて、

地域指針が大幅に改正(平成 24 年)され、ソーシャルキャピタル2を活用し

た自助及び共助の支援を推進していくことが新たに盛り込まれました。

さらに、健康増進法(平成 14年)に基づく「国民の健康の増進の総合的な

推進を図るための基本的な方針」(平成 24 年)では、生活習慣病の発症予防

に加え、重症化予防の徹底、ライフステージに応じたこころの健康づくり、

次世代高齢者の健康推進等についての新たな方向性が盛り込まれところです。

保健、医療、福祉、介護などの各分野及び各関係機関、市民との連携や協

働がますます重要となり、さらに、地域において、保健師が保健活動を行う

に当たっては、保健師の果たすべき役割を認識した上で、市民、世帯及び地

域の健康課題を主体的に捉えた活動を展開していくことが重要とされていま

す。また、今後は持続可能で地域特性をいかした健康なまちづくりや災害対

策などを推進することも必要とされています。

このように、社会状況や環境の変化によって、保健師の保健活動や求めら

れる役割も大きく変容してきており、厚生労働省は、平成 25年 4月 19日に、

健康局長通知「地域における保健師の保健活動について」と新たに「地域に

おける保健師の保健活動に関する指針(以下「国の指針」という。)を定めま

1 地域包括ケアシステム:2025年(平成 37年)を目途に、高齢者が“住み慣れた地域”で

介護や医療、生活支援サポート及びサービスを受けられるよう市区町村が中心となり、「住ま

い」「医療」「介護」「生活支援・介護予防」を“包括的に支える”体制を整備していきます。

これまでの国主導の高齢者福祉事業やサービスが市区町村主体で行われることにより、高齢

者が住み慣れた地で行政・民間企業・ボランティア団体がより自由に、自主的に地域づくり

をしていくことが求められています。

2 ソーシャルキャピタル:人々の信頼、規範(お互い様)、ネットワーク(絆)などの社会組

織の特徴で、ご近所の底力のように互いの利益のために調整や協力を促進するもの。

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した。

(2) 埼玉県の状況

国の指針を受けて埼玉県(以下「県」という。)では、平成 26 年 3 月に県

保健所の機能・役割を十分に理解した上で地域特性を考慮して保健活動に取

り組めるよう、「埼玉県保健所における保健師の保健活動指針について」を策

定しました。指針の策定にあたっては、県保健所の機能に照らし合わせ、保

健師が果たすべき役割を明確にし、地域特性を考慮しながらも一定の水準で

保健活動を展開できるよう、活動項目の標準化及び評価指標を明確化してい

ます。

(3) 三郷市の状況

社会状況の変化や様々な制度改正により、平成 28年度、4部 7課 8係に 23

人の保健師が分散配置されています。

保健師の分散配置が進む中で、保健活動について情報を共有し、円滑な業

務運営を図るため、平成 23 年 11 月 7 日に第 1 回目の保健師連絡調整会議が

開催されました。以降、保健師連絡調整会議では、分散配置された部署の代

表保健師が、①人材育成及び資質向上に関すること、②保健師の情報共有に

関すること、③保健活動の企画提案及び業務改善に関すること、の協議検討

を行ってきました。

そのような中、保健師全体が地域の健康課題や保健師の果たす役割を共通

認識した上で、同じ目標のもと保健活動が行えるよう「三郷市保健活動指針」

の必要性を強く認め、代表保健師間で策定に向けた検討を重ねてきました。

また、平成 28年 2月には、保健師全体会を開催し、国の指針に基づき、

①健康課題の抽出・整理、②横断した部署及び外部機関との連携・協働と健

康課題の共有化、③保健活動の見直しや保健師の果たす役割の確認、④地域

特性を考慮した「健康で安心して暮らせるまちづくり」に向けての今後の保

健活動の方向性の検討、⑤人材育成(策定プロセスによる保健師の成長によ

る市民サービスの向上)を目的として、保健師全員が参加し、「三郷市保健活

動指針」を策定することの意思を確認しました。

さらに、平成 28年度、県草加保健所の提案を受け、全国初の保健所管内 4

市(草加市・八潮市・吉川市・三郷市)合同での保健活動指針の策定を決定

しました。

保健活動指針の策定にあたっては、県草加保健所管内 4市が協議し、「埼玉

県草加保健所管内保健(師)活動指針策定事業実施要領」を定め、要領に基

づき 4市の協力と連携のもと策定作業を推進しました。

策定のプロセスにおいては、本市の保健師が全員参加し、一定の目的を達

成したほか、草加保健所・4市での保健師間の交流を図ることができました。

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さらに、市民・関係団体・市役所職員を対象にしたアンケートも実施し、

保健師の認知度や連携・協働の状況、保健師の保健活動について充実してほ

しい分野等についての現状を明らかにすることや、それぞれのアプローチに

おいて、保健師や保健活動の理解を促進することもできました。

今回の「三郷市保健活動指針」の策定は、他市を含めた保健師間の連携強

化や保健活動の見直しや方向性の確認、並びに可視化(見える化)にも役立

つものになりました。

<将来都市像>

「きらりとひかる田園都市みさと」~人にも企業にも選ばれる魅力的なまち~

まちづくり方針

1 安全でいつも安心して住めるまちづくり 4 魅力的で活力のあるまちづくり

2 水と緑を大切にした環境にやさしいまちづくり

3 都市基盤の充実した住みやすいまちづくり

5 人が育ち活躍できるまちづくり

6 健やかで自立した生活を支え合うまちづくり

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保健師を取り巻く環境の変化と保健活動の変遷

保健師を取り巻く環境の変化と保健活動の変遷

S30年代

S40年代

S50年代

S60年代

H3

H10

H15

H24

H25

H32

<高度経済成長期>

<S43GDP世界第2位>

<S61バブル期開始>

<H5.10バブル崩壊>

<H20リーマンショック>

<H24.12アベノミクス>

<東京オリンピック2020>

感 染 症年 社 会 情 勢 母 子 高 齢 者 障 が い地 域 保 健 健 康 増 進

S50年代:老人保健事業と

健康づくり活動

H9成人病⇒

生活習慣病

H20年代:自殺対策、生活習慣病予防

H10年代:介護保険:健康日本

健康危機管理(虐待含む)

S22保健所法改正

S35平均寿命

男65.32女

70.19

S36死産率ピーク

101.4

S39離婚率上昇傾向の始まり

H6~離婚率毎年更新

S46~49第2次ベビーブーム

S42新生児死亡率

10を下回る

S50平均寿命

男71.73女

76.89

S60平均寿命

男75.78女80.48

H5インターネット開始

H18平均寿命

男79.00女85.81

H27平均寿命男80.79女

87.05

S19地方分権改革推進法

H20人口ピーク1億2808万人

H22非正規雇用増加30.4%

H27団塊の世代65歳

H37団塊の世代75歳

H60人口1億人割込む

H72人口の約40%60歳以上

S22児童福祉法

S38老人福祉法

S25精神衛生法

M30伝染病予防法

S26結核予防法

M23予防接種法

H6地域保健法(H9全面施行)

S53保健師の活動指針

市町村保健師の活動方針を記載

H10保健師の活動指針

保健所保健師、

本庁保健師を記載

H15活動指針改正

保健・福祉・介護等への配置

企画調整部門への配置を記載

H25活動指針改正

S53第1次

国民健康づくり対策

S63第2次

国民健康づくり対策

(アクティブ80ヘルスプラン)

H12第3次

国民健康づくり対策

(健康日本21)

H15健康増進法

H15健康増進法基本指針

H20がん対策法 H24基本指針改正

健康日本21

(第2次)(H

25~34)

S57老人保健法(S58施行)

H3老健法改正(訪問看護制度)

H18高齢者医療確保法(H

20施行)

S40母子保健法

H 2 6 医 療 介 護 総 合 確 保 推 進

H 2 7 デ ー タ ヘ ル ス 計 画

H9母子法改正市町村移譲

H12健やか親子21

H12児童虐待防止法

H24子ども子育て支援法

(H27本格施行)

H28母子保健法改正

H30母子健康包括

支援センター設置

H9介護保険法(H

12施行)

S17介護保険法改正(介護予防、地域包括支援センター)

H15次世代育成支援対策推進法

S62精神保健法

H5障害者基本法

H7精神保健福祉法

H17障害者自立支援法

H19自殺対策基本法

H16発達障害者支援法

H24障がい者総合支援法

(H25施行)

H11感染症法

H1エイズ予防法

S19感染症法改正

(結核廃止)

S17新型インフル行動計画

H22肝炎対策基本法

H24新型インフル特措法

H21新型インフル流行

H10自殺者数32,000人超

H24自殺者数3万人下回る

特定健診等計画

晩婚化

S60年代:保健・医療・福祉の

ネットワークと

QOLのための活動

S33死因

感染症

成人病

S30年代:結核対策と

母子保健活動

S40年代:精神障がい者の家庭訪問と成人病対策

H1年代:高齢者保健福祉対策と

子育て支援(エンゼルプラン)

H30年代:スマートプラチナ社会

人→AIへ(AI診療、介護ロボット)

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第 2章 三郷市の概況

本市は、埼玉県の東南端に位置し、南は東京都、東は千葉県と接し南北に長い

地形です。市内には JR武蔵野線三郷駅、新三郷駅、つくばエクスプレス三郷中

央駅を、自動車道では東京外環自動車道、常磐自動車道、首都高速道路が交差す

る三郷ジャンクションを擁するなど非常にアクセス性の高いまちです。

近年、大型商業施設などが立地し、マスメディアから注目をあびることも多く、

シティプロモーションにより映画やドラマの撮影地としても需要が高まっていま

す。また、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」のホストタウ

ン(相手国:ギリシャ共和国)に登録され、活力あふれるまちづくりに力を入れ

ています。

このような背景のもと、一時緩やかな減少傾向にあった総人口は増加傾向に転

じています。【図 1】

【図 1】総人口・世帯数・世帯あたり人員数の推移

資料:平成 27年度三郷市版人口ビジョン

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年齢 5 歳階級別人口の推移では、直近約 10 年間にて「30 歳代後半から 40 歳

代」及び「60歳代後半以上」の人口では増加傾向が見られ、それ以外の人口では

減少傾向が見られます。【図 2】

【図 2】平成 17年と 27年の年齢 5歳階級別人口の比較

資料:平成 27年度三郷市版人口ビジョン

男性 女性

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自然動態3に関しては、自然増(死亡者数<出生数)で推移していますが、出生

数が横ばいであることと死亡者数の微増により徐々に人数は減少しています。

社会動態4に関しては、平成 20 年頃を境に社会増(転入者>転出者)が見られ

ます。【図 3】

【図 3】人口動態

資料:平成 27年度三郷市版人口ビジョン

3 自然動態:一定期間における出生・死亡に伴う人口の動きをいいます。

4 社会動態:一定期間における転入・転出に伴う人口の動きをいいます。

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第 3章 三郷市の保健師の配置状況等について

平成 28年度の保健師の配置状況は 4部 7課 8係に 23人が分散配置されてい

ます。健康推進課(保健センター)17人、ふくし総合支援課 1人、長寿いきが

い課 1 人、子ども支援課 1 人、障がい福祉課 1 人、企画調整課 1 人、人事課 1

人となっています。過去 5年間の保健師数・配置状況は、【表 1】のとおりです。

年齢構成【表 2】は、20 歳代 4 人(17.4%)、30 歳代 8 人(34.8%)、40歳

代 9 人(39.1%)、50 歳代 2 人(8.7%)です。経験年数【表 3】は 10~19 年

の保健師が約半数を占めています。

また、職位の状況は【表 4】のとおり、参事(副部長級)1 人、課長補佐 1

人、主幹(課長補佐級)2人、係長 1人、所長・主査(係長級)7人、主任保健

師 5 人、保健師 6 人となっています。管理職が 4 人、係長(主査)級以上の職

員は 47.8%と約半数です。保健師総数【表 5】のうち新規採用が 1人です。

保健師 1 人当たり人口【表 6】は 5,985 人であり、市町村平均(保健所設置

市を除く)の 5,251 人と比較すると高く、人口に対する保健師数がやや不足し

ていると考えられます。

【表 2】年齢区分別状況(平成 28年 4月 1日現在) (単位:人)

22~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55歳~ 計

3 1 2 6 4 5 2 0 23

【表 1】過去 5年間の保健師数・配置状況 (単位:人)

保 健 師

数 採用数 退職数

健康

推進課

ふくし

総合

支援課

長寿い

きがい

障がい

福祉課

子ども

支援課

企画

調整課 人事課

H24年度 20 1 0 15 2 1 1 0 0 1

H25年度 20 0 0 15 2 1 1 0 0 1

H26年度 23 3 1 17 3 1 0 1 0 1

H27年度 22 0 0 16 3 1 0 1 0 1

H28年度 23 1 0 17 1 1 1 1 1 1

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【表 3】経験年数区分別状況(平成 28年 4月 1日現在) (単位:人)

0~4年 5~9年 10~14年 15~19年 20~24年 25~29年 30~34年 35年~ 計

4 4 6 6 3 23

※(例)新卒者の場合、採用初年度は 0年と数え、採用 1年目で経験年数 1年と数える。

【表 4】職位の状況(平成 28年 4月 1日現在) (単位:人)

主事 主任級

係長 (所長・主査)

課長補佐 (主幹)級

課長級 副部長 (参事)級

部局長級 計

11 8 3 0 1 0 23

【表 5】保健師総数(平成 28年 4月 1日現在) (単位:人)

総数 うち数

育休等休業中 休職中 新規採用 再任用

23 4 0 1 0

【表 6】市町村配置状況(平成 28人 4月 1日現在) (単位:人)

市町村 人口(H28.1.1.現在) 保健師数 保健師1人当たり人口

三郷市 137,656 23 5,985

吉川市 71,048 16 4,441

八潮市 86,138 15 5,743

草加市 245,878 25 9,835

市町村計(保健所設置市を除く) 5,366,149 1,022 5,251