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デジタルアーカイブ課題 「私の構築したいデジタルアーカイブモデル」 札幌市立大学デザイン学部 3 年メディアデザインコース 0611061 福浦友香

Da Fukuura

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Page 1: Da Fukuura

デジタルアーカイブ課題

「私の構築したいデジタルアーカイブモデル」

札幌市立大学デザイン学部 3 年メディアデザインコース

0611061 福浦友香

Page 2: Da Fukuura

コミックマーケット、即売会、同人誌販売委託店、ネッ

ト上で販売されている、マンガ・アニメ・ゲームなど

サブカルチャー系の「同人誌」を収集し、アーカイブ

する。

個人によって支え

られるアーカイブ

作家本人、収集している人が、アップロードして集積

する。

コンセプト

同人誌マーケット

553 億円(矢野経済研究所「オタク市場における調査

結果」2008 年)

同人誌:ここでは、個人サークルによる自費出版物を

指し、サブカルチャー系と定義する。

同人誌即売会、大小あわ

せて年間 1,800 回以上も

開催

http://current.ndl.go.jp/c

a1672 より

年 2回開催のコミック

マーケット。通称コミ

ケ。

同人誌アーカイブ

Page 3: Da Fukuura

動きはあるのに誰も

実現できていない

もはや日本だけのサブ

カルチャーではない

同人誌に重版は無い

ことがほとんど

出版物は図書館での収集で何とかなっても、個人出版で重版の無い

と言える同人誌の入手は困難を極める場合がある。

ドラゴンボール、スピードレーサーの実写化、鉄腕アトムの CGアニ

メ化というように、もはや、日本だけのサブカルチャーでは無くな

りつつあるが、日本はどうするべきなのだろうか。集積する事で、

時代性の理解と次世代の創造へ向かうべき。

コミケットでの、見本誌としての収集。アーカイブとして使えるよ

うに保存されてはいない。そして、国立国会図書館への納本制度も

同人誌に関して機能していないと言えるだろう。

研究素材として

の保存

サブカルチャーを研究分野として確立し、発展させるために保存す

る必要がある。例えば、国立国会図書館にアニメージュの収蔵はな

されていない。出版物に関しては解決の余地はあるだろうが、同人

誌はこのままアーカイブされないのだろうか。

なぜ同人誌アーカイブなのか?

Page 4: Da Fukuura

コミックマーケットでの見

本としての収集

保管場所、装丁不足による保存

配架の問題、分類の困難といっ

た物理的制約は、データによっ

て解放される。

無数にある創造性の

集約

世界の文化となったサブカル

チャーの創作を集めて世界に公

開できる。日本だけのものでは

なく共有できる。集約する事で

利用可能になる。

社会的利益としての

アーカイブ

創造の時代性を感じる

必要性

研究、二次創作をまた創作す

ることにもつながるための集

積。記憶の外在化としての

アーカイブ。

同人誌が、ファンの創造を通

して、作品や時代を解釈でき

る素材。時代性の理解という

研究を発展させる。

物質的な制約から

解放される

国立国会図書館への納本制

度が十分に機能していない

保管場所の問題

分類の困難

装丁不足

コンテンツによる閲覧

規制の必要性

提供への合意、権利の問題

現状と展望

Page 5: Da Fukuura

アーカイブ

閲覧

同人誌

個人所有

作家本人

仕組み

アップロード

タグ付け

タグ付け

アップロード

タグ付け

閲覧者

企業広告

簡易翻訳付き閲覧

(有料)

二次創作の奨励

Page 6: Da Fukuura

アーカイブ

閲覧

同人誌

個人所有

作家本人

仕組みーアップロード

アップロード

タグ付け

タグ付け

アップロード

タグ付け

閲覧者

企業広告

簡易翻訳付き閲覧

(有料)

二次創作の奨励

作家本人、収集している人

が、スキャンなどで、デー

タ化し、タグを付けアップ

ロードする。

Page 7: Da Fukuura

海外からの閲覧の

際に、有料で簡易

翻訳を付ける。

商品へのページへリンク、二次

創作されている作品のページ、

動画サイトへのリンク。

アーカイブ

閲覧

同人誌

個人所有

作家本人

仕組みー閲覧と経済

アップロード

タグ付け

タグ付け

アップロード

タグ付け

閲覧者

企業広告

簡易翻訳付き閲覧

(有料)

二次創作の奨励

Page 8: Da Fukuura

著作権

二次創作作家本

人の合意

アーカイブとしての保存を望まない作家の存在も考えられる。そこ

で、同人誌の目的とは一体何であるのかをもう一度考察し直す必要

が出てくると考える。販売であるのか、楽しみであるのかなど。

このアーカイブを機に刷新されることを期待する。

重要なのは、現在の利益なのか未来への創造性なのか。両方なのか。

利益研究、二次創作をまた創作することにもつながるための集積のため

の社会的利益であり無料を基本とするが、アーカイブ維持のための

運営資金の調達としての利益を追求する必要もある。

解決すべき問題点

Page 9: Da Fukuura

ご清聴ありがとうございました。