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Pavilion of incense from the top Pavilion of incense from the side Small Room : タタミ Large Room : ヒノキ 大香と建築家・隈研吾氏との出会いは2013年秋に遡ります。 2014年早春に、世界中から招かれた6名の最もクリエイティブな建築家による革新的なエキシ ビションが、英国・ロンドンの王立芸術院(Royal Academy of Arts London)で開催されることに なりました。建築とその空間が、私たちの生活に与える新たな可能性を探る”Sensing Spaces”。 五感を刺激する体感型の展示会です。この展示会に招かれた隈氏は、テーマに「嗅覚、香り」を 選びました。 縁あって、大香は隈氏の構造物に香りをのせ、展示スペースを香らせる重要なパートに参加す ることに。様々な試行錯誤を重ねた甲斐があり、ロンドンでの展示は大成功のうちに終わりました。 それから3年後の2018年3月。東京ステーションギャラリーにて隈研吾氏の個展的な展覧会 「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」が開催されました。 隈氏がこれまでに手掛けてきた、建築設計やプロダクトデザインなどを、時系列ではなく主要な マテリアル(竹、木、紙、石、土など)ごとに分類・整理することで、 “もの” という観点から、これから の物質と人間の関わり方の未来像を提示した展覧会です。 再びお声がけいただき、展覧会の新作パビリオンとして「香柱(こうちゅう)」を展示。畳の香りに 浸した小さく細い竹ひごによる、物質のボリュームを削った透明な香りの空間作りに参加しました。 「Sensing Spaces」の会場で感じた感覚をご自宅でも再現出来るよう、ミニチュ アのプロダクトを作 製しました 。 KENGO KUMAのサインが焼き印で入り、数量限定222個の希少価値の高い 商品です。 香りはSensing Spacesの構造物“Pavilion of incense”と同じ香りのヒノ キとタタミ、そしてコケを加えた 3 種 類 。 神社やお寺に向かう参道からコケとヒノキの並びを進み、屋内へ入り落ち着き のあるタタミの 香りを表 現しています。 陶器製の器は液体を入れるパレットが3つにわかれており、器の上にかぶせる 蓋にはランダムに孔が開いています。付属の竹ひごを好きな孔に挿し込むこと で 、生 け 花 のように 色々なか たちをつくることが でき、同 時 に 吸 い 出 す 香 料 の ブレンドも竹ひごの挿し方で変化が楽しめます。 香りもビジュアルもレイアウトして楽しむことができるディフューザーです。 KAORI Kengo Kuma カオリ ケンゴ クマ 上代:¥18,000(税込 ¥19,800) ロット数:1 内 容 量:香 料 3 種 各 3 0 g (ヒノキ・タタミ・コケ) 本 体サイズ:φ 1 7 6 x H 2 5 m m (陶器) パッケージサイズ:W 2 2 4 x D 5 4 x H 2 9 5 m m 芳 香 期 間:約6ヶ月 (ご使 用 環 境により異なります) 日本製 「Sensing Spaces」と「くまのもの」 Sensing Spaces Architecture Reimagined : Kengo Kuma Jan.25-Apr.6 2014 at Royal Academy of Arts London 1600-02 4904872000952 <構造物 ― Pavilion of incense ― > 大小つながった空間の二つの部屋に、長さ60 ㎝・直径5㎜ほどの竹ひごを4本をまとめて両 端をバンドでまとめたものを1ユニットとして、 そのユニットを組み上げ、それぞれの部屋で構 造 物を展 示しました。 大きな部屋でヒノキの香りを感じ、続いて小さ な部 屋に入りタタミの香りを感じてもらう。社の 参道の様に檜の並びを進み、屋内へ入り落ち 着きのある畳の香りを感じる。 センスを研ぎ澄まし、空 間を感じるにふさわし い、仄かな香りづけを行いました。 1954年生。東京大学建築学科大学院修了。 1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。 現在、東京大学教授。1964年東京オリンピッ ク時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に 衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大 学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院 時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落 の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コ ロンビア大 学 客 員 研 究 員を経て、1 9 9 0 年 、 隈研吾建築都市設計事務所を設立。これま で20か国を超す国々で建築を設計し、(日本 建築学会賞、フィンランドより国際木の建築 賞、イタリアより国際石の建築賞、他)、国内 外で様々な賞を受けている。その土地の環 境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマ ンスケールのやさしく、やわらかなデザインを 提案している。また、コンクリートや鉄に代わ る新しい素材の探求を通じて、工業化社会 の後の建築のあり方を追求している。 隈 研 吾(くま けんご) くまのもの  隈 研 吾とささやく物 質 、かたる物 質 東 京ステーションギャラリー 会 期:2 0 1 8 年 3月3日( 土 )- 5月6日(日) Photo © J.C. Carbonne ©Kengo Kuma & Associates © manhole

daiko p06 07 0123 · 2020. 4. 21. · KENGO KUMAのサインが焼き印で入り、数量限定222個の希少価値の高い 商品です。 香りはSensing Spacesの構造物“Pavilion

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Page 1: daiko p06 07 0123 · 2020. 4. 21. · KENGO KUMAのサインが焼き印で入り、数量限定222個の希少価値の高い 商品です。 香りはSensing Spacesの構造物“Pavilion

Pavilion of incense from the top Pavilion of incense from the side

Small Room : タタミ Large Room : ヒノキ

大香と建築家・隈研吾氏との出会いは2013年秋に遡ります。

2014年早春に、世界中から招かれた6名の最もクリエイティブな建築家による革新的なエキシ

ビションが、英国・ロンドンの王立芸術院(Royal Academy of Arts London)で開催されることに

なりました。建築とその空間が、私たちの生活に与える新たな可能性を探る”Sensing Spaces”。

五感を刺激する体感型の展示会です。この展示会に招かれた隈氏は、テーマに「嗅覚、香り」を

選びました。

縁あって、大香は隈氏の構造物に香りをのせ、展示スペースを香らせる重要なパートに参加す

ることに。様 な々試行錯誤を重ねた甲斐があり、ロンドンでの展示は大成功のうちに終わりました。

それから3年後の2018年3月。東京ステーションギャラリーにて隈研吾氏の個展的な展覧会

「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」が開催されました。

隈氏がこれまでに手掛けてきた、建築設計やプロダクトデザインなどを、時系列ではなく主要な

マテリアル(竹、木、紙、石、土など)ごとに分類・整理することで、“もの” という観点から、これから

の物質と人間の関わり方の未来像を提示した展覧会です。

再びお声がけいただき、展覧会の新作パビリオンとして「香柱(こうちゅう)」を展示。畳の香りに

浸した小さく細い竹ひごによる、物質のボリュームを削った透明な香りの空間作りに参加しました。

「Sensing Spaces」の会場で感じた感覚をご自宅でも再現出来るよう、ミニチュアのプロダクトを作製しました。KENGO KUMAのサインが焼き印で入り、数量限定222個の希少価値の高い商品です。

香りはSensing Spacesの構造物“Pavi l ion of incense”と同じ香りのヒノキとタタミ、そしてコケを加えた3種類。神社やお寺に向かう参道からコケとヒノキの並びを進み、屋内へ入り落ち着きのあるタタミの香りを表現しています。

陶器製の器は液体を入れるパレットが3つにわかれており、器の上にかぶせる蓋にはランダムに孔が開いています。付属の竹ひごを好きな孔に挿し込むことで、生け花のように色々なかたちをつくることができ、同時に吸い出す香料のブレンドも竹ひごの挿し方で変化が楽しめます。香りもビジュアルもレイアウトして楽しむことができるディフューザーです。

KAORI Kengo Kumaカオリ ケンゴ クマ

●上代:¥18,000 (税込 ¥19,800) ●ロット数:1● 内容量:香料3種 各30g(ヒノキ・タタミ・コケ)● 本体サイズ:φ176xH25mm(陶器)●パッケージサイズ:W224xD54xH295mm● 芳香期間:約6ヶ月(ご使用環境により異なります)●日本製

「Sensing Spaces」と「くまのもの」

Sensing Spaces Architecture Reimagined : Kengo Kuma Jan.25-Apr.6 2014 at Royal Academy of Arts London

1600-024904872000952

<構造物 ― Pavilion of incense ― >大小つながった空間の二つの部屋に、長さ60㎝・直径5㎜ほどの竹ひごを4本をまとめて両端をバンドでまとめたものを1ユニットとして、そのユニットを組み上げ、それぞれの部屋で構造物を展示しました。大きな部屋でヒノキの香りを感じ、続いて小さな部屋に入りタタミの香りを感じてもらう。社の参道の様に檜の並びを進み、屋内へ入り落ち着きのある畳の香りを感じる。センスを研ぎ澄まし、空間を感じるにふさわしい、仄かな香りづけを行いました。

1954年生。東京大学建築学科大学院修了。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。現在、東京大学教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで20か国を超す国々で建築を設計し、(日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞、他)、国内外で様々な賞を受けている。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。また、コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。

隈研吾(くま けんご)

くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質東京ステーションギャラリー会期:2018 年3月3日(土)- 5月6日(日)

Photo © J.C. Carbonne©Kengo Kuma & Associates

© manhole

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