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March / 2009 DELL|EMC ソリューションカタログ Dell|EMC CX4-960/480/240/120 Dell AX4-5 Dell NX4

DELL |EMC コアバリュー 急成長のミッドレンジ市場をリードするDell|EMCストレージ 共有型ネットワーク・ストレージが求められる理由 企業内で扱われるファイルや電子メール、データベースなどのデータは、とどまる

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March / 2009

DELL |EMCソリューションカタログ

Dell|EMC CX4-960/480/240/120Dell AX4-5Dell NX4

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コアバリュー

急成長のミッドレンジ市場をリードするDell|EMCストレージ

共有型ネットワーク・ストレージが求められる理由

企業内で扱われるファイルや電子メール、データベースなどのデータは、とどまる

ことなく増大し続けており、ストレージ容量は拡大の一途をたどっています。

しかし、サーバ本体に内蔵されたローカルなストレージでは、必要な容量を確保

しようにも拡張に限界があり、メンテナンスやバックアップなどの作業もサーバ

ごとに行わなければならないなど、大きな負担を強いられます。また、ストレージ

資源が個々のサーバに分散している状態は、データ保護やセキュリティの観点

からもリスクが増大します。

そこで、複数サーバのデータを集約し、一元的な管理を実現する共有型のネット

ワーク・ストレージが求められるのです。こうしたストレージ統合によって、システム

運用効率の改善や管理負荷の軽減、それにともなうコスト削減が可能となります。

Dell|EMCストレージとは?

デルとEMCの戦略的提携デルとEMCは、両社のストレージビジネスの成長をさらに加速するため、2001年10月より戦略的提携関係を締結しています。この提携により、EMCのミッドレンジ・ネットワーク・ストレージ「CLARiXシリーズ」をデル独自のダイレクトモデルを通じてOEM提供しているのが、Dell|EMCストレージです。さらに、デルとEMCの両社は、このグローバルな提携関係を複数年に渡って延長し、少なくとも2013年まで継続することで合意。お客様は、将来にわたって安心してお使いいただけます。

Dell|EMCストレージは、デルのストレージ製品ラインナップの中で最も高いパフォーマンスと拡張性、優れた管理機能を提供。ファイルサーバやバックアップ

サーバでの運用はもちろん、基幹系アプリケーションやデータベース、メールサーバ

など、ミッションクリティカルなシステムのニーズにも高い信頼性で応えます。

■プロダクトポジショニングマップ

大規模のみならず

中小規模のシステムにおいても、

ITインフラの“統合”が進展しています。

そうした中で、これまで外付けストレージを

導入していなかった企業にも扱いやすい

ミッドレンジ・ネットワーク・ストレージが需要を拡大。

その市場を開拓し、リードし続けているのが、

Dell|EMCストレージです。

可用性とデータ保護の最適化各サーバのローカルディスクに分散していたデータを集約するストレージ統合に

より、あらゆるデータの一元的な保存・管理が可能となります。一方、そのストレージ

に対しては、より一層の高い可用性とデータ保護の仕組みが求められます。

Dell|EMC CX4は、ソフトウェアとハードウェアの両面からのデータ保護により、

99.999%(ファイブナイン)の稼働率を実現しています。

ソフトウェアによるデータ保護

●ストレージによるデータ遠隔複製:MirrorView™、SAN COPY™

●バックアップの自動化 :Replication Manager™

ハードウェアによるデータ保護

●RAID6のサポート●データ整合性エラー処理 :パリティ・シェディング●セクター不良処理チェック :SNiiFFER●データの正しい読み書きを保証:チェックサム●電源障害時のキャッシュ保護 :キャッシュ・ディステージ機能●永続的なライト・キャッシュ保護

アプリケーション

プラットフォーム

仮想化

コスト

OLTP、ERP、SCM(SAP、Oracle等)

Windows/LinuxUnix(AIX、HP-UX、Solaris)

High Low

EnterpriseFC-SAN/iSCSI-SAN Scalable iSCSI-SAN Small iSCSI DAS

Dell|EMCCX4

PowerVaultMD3000i

Backup/ArchiveFile Srever

Email(Notes、Exchange等)DB(Oracle、SQL等)

Virtualization(VMware等)

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消費電力削減と環境保護に貢献するグリーン・ストレージ

先進のストレージ・ソリューションを提供

コスト削減、コンプライアンスやCSR(企業の社会的責任)への対応、事業継続性の確保など、今日の企業はさまざまな課題を抱えています。これらの課題に

応えるため、Dell|EMCストレージには、最新のストレージ技術が次 と々投入され

ています。

たとえば、情報のライフサイクルに応じたドライブの使い分けを可能とする

「ストレージ仮想化」、ストレージ容量の使用率向上やストレージ管理の合理化

を実現する「仮想プロビジョニング」、省電力ディスクドライブの「スピンダウン」

など、データの保存と保護、管理の効率化、コスト削減を実現し、情報の戦略的

な活用を促します。

Dell|EMCストレージは、所要ディスク容量の抑制とストレージの利用率向上の

2つのアプローチにより、消費電力を削減。重要な情報を確実に保護しながら、地球環境に配慮するグリーンITのソリューションを提供します。

容量を減らす 利用率を上げる

●重複除外●アーカイブ●圧縮

●ストレージの階層化●大容量HDD●ストレージ仮想化●仮想LUN

●ストレージ統合●仮想プロビジョニング●最適化アルゴリズム●自動検知

●ストレージの階層化情報の鮮度に応じてデータを一次ディスクから二次ディスク、さらにその下の階層

へとオンラインで移動・移行(マイグレーション)することにより、ドライブ・リソース

の利用を最適化。コストを適切に抑えながら、省電力化を実現します。

階層0

階層1

階層2

階層3

階層4

情報の鮮度に応じて下の階層にデータを移行

シンプール

書き込みされるデータ量に従って物理的な割り当てを行う

稼動

稼動

ドライブ回転停止

●仮想プロビジョニング物理容量に依存しない大きな仮想的なディスク容量を、個々のサーバやアプリ

ケーションに割り当てることができる機能。これにより、ストレージの利用率の

向上、ストレージ管理の合理化を実現します。また、実容量が足りなくなった

場合のみ、必要に応じてディスクドライブや外部ストレージを追加すればよいため、

システム全体の省電力化にも貢献します。

●省電力ディスク/ドライブのスピンダウン※

あらかじめ設定したポリシーに従い、アクセスのないドライブをスリープモードに

して回転を停止させ、消費電力を抑えます。

※2009年後半に提供開始予定

シンLUN

サーバB10GB

サーバC10GB

4GB1GB 3GB

サーバA10GB

共有ストレージプール

物理的な割り当て

●データ重複除外による容量縮小※

Dell NX4は、保存データのシングルインスタンス化と圧縮により、ファイルシステムによって構成された既存ストレージ環境の使用効率を最適化します。

その効果は、標準的なファイル共有データの場合で、30~40%の容量削減が見込まれます。

また、データ重複排除の機能は、管理コンソールからのワンクリック操作に

より、ファイルシステム単位で簡単に適用することができます。

※Dell NX4のみ対応

標準的な非構造化ファイル共有データセットで30~40%のストレージ削減効果

アクティブなファイル

ファイルA

ファイルA

ファイルA

ファイルB

ファイルB

ファイルC

ファイルA

ファイルB

ファイルC

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最大キャッシュ

1アレイあたりのドライブ数

1アレイあたりの最大容量

ホスト接続

SAN接続HAホスト最大数

直接接続HAホスト最大数

最大LUN数

電源(SPE+SPS)

オプションのソフトウェア

フォームファクタ

※付属ソフトウェア

Dell|EMC CX4-120 Dell|EMC CX4-240 Dell|EMC CX4-480 Dell|EMC CX4-960

Dell|EMCストレージ製品選択フロー

Dell|EMCストレージ製品ラインナップ

Dell|EMCストレージ製品は、さまざまな目的や手段に応じたラインナップを提供

6GB

120

SATAで最大120TBFCで最大48TB

FCおよび iSCSI

128

6 FCおよび2 iSCSIまたは2 FCおよび4 iSCSI

1024

260W

EMC Navisphere ManagerEMC SnapViewEMC MirrorViewEMC SAN CopyEMC PowerPath※

2Uストレージプロセッサー1Uスタンバイ電源装置3Uディスクアレイエンクロージャ

8GB

240

SATAで最大231TBFCで最大96TB

FCおよび iSCSI

256

6 FCおよび4 iSCSIまたは2 FCおよび6 iSCSI

1024

270W

EMC Navisphere ManagerEMC SnapViewEMC MirrorViewEMC SAN CopyEMC PowerPath

2Uストレージプロセッサー1Uスタンバイ電源装置3Uディスクアレイエンクロージャ

16GB

480

SATAで最大471TBFCで最大192TB

FCおよび iSCSI

256

8 FCおよび4 iSCSIまたは4 FCおよび6 iSCSI

4096

290W

EMC Navisphere ManagerEMC SnapViewEMC MirrorViewEMC SAN CopyEMC PowerPath

2Uストレージプロセッサー1Uスタンバイ電源装置3Uディスクアレイエンクロージャ

32GB

960

SATAで最大951TBFCで最大384TB

FCおよび iSCSI

512

12 FCおよび4 iSCSIまたは4 FCおよび8 iSCSI

4096

730W

EMC Navisphere ManagerEMC SnapViewEMC MirrorViewEMC SAN CopyEMC PowerPath

4Uストレージプロセッサー2Uスタンバイ電源装置3Uディスクアレイエンクロージャ

YES

NO

可用性、信頼性は必要であり、バックアップ時間の短縮、高速リストア機能、将来的なDRなどを視野に入れている

データベースやメールサーバなどの用途で

検討している

初期コストは低くしても、将来の拡張性を確保しておきたい

500GBを超えるデータ容量が初期容量として必要である

ストレージ統合を実現したい

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YES

NO

FC/iSCSI対応ミッドレンジ・ストレージ

Dell|EMC CX4シリーズ

FC/iSCSI対応ローエンド・ストレージ

Dell AX4-5

ミッドレンジNASストレージ

Dell NX4

Dell AX4-5

2GB

60

SATAで最大60TBSASで最大24TB

FCまたはiSCSI

64

AX4-5F:FC×2AX4-5I:iSCSI×2

512

470W

EMC® Navisphere® Express※EMC SnapView™

EMC MirrorView™(FCのみ)EMC SAN Copy™(FCのみ)EMC PowerPath™※

2Uストレージプロセッサー1Uスタンバイ電源装置2Uディスクアレイエンクロージャ

最大キャッシュ

1アレイあたりのドライブ数

1アレイあたりの最大容量

ホスト接続

SAN接続HAホスト最大数

直接接続HAホスト最大数

最大LUN数

電源(SPE+SPS)

オプションのソフトウェア

フォームファクタ

4GB(X-Bladeあたり)

60

SATAで最大32TBSASで最大24TB

NFS、CIFS、FTP、SNMP、NDMP、NTP、SNTP、TFTP、iSCSI、FC[オプション]

0

FC×2

EMC® Navisphere® Express※EMC SnapView™

EMC MirrorView™

EMC SAN Copy™

EMC PowerPath™※

1Uストレージコントローラ1Uスタンバイ電源装置2Uディスクアレイエンクロージャ1U NAS/iSCSIブレード

Dell NX4

YES

NO

Dell|EMCストレージの管理ソフトウェア群ストレージの集中管理を行う「Navisphere Manager™」

をはじめ、下記のようなオプション・ソフトウェアの

利用が可能です。

●SnapView™:複数ボリュームの同時複製機能

●MirrorView™、SAN Copy™:災害対策などを目的

としたリモート複製機能

●Replication Manager™:マイクロソフトのExchangeServerやSQL Server®、オラクルのOracle® DBなどと連携し、ストレージ複製を実行

また、Dell AX4では、標準添付されているWebベースのストレージ管理ソフトウェア「Navisphere Express」を利用することで、ボリュームのプロビジョニング、

展開、移行、 拡張などの作業を簡単に行えます。

ボリューム複製、筐体間同期処理など、エンタープライズ用途での導入実績を有している

将来のテクノロジー(8Gb FC)への拡張が可能

最大60TB、複製機能などを拡張でき、導入・運用も容易

将来のストレージ容量10TB以上にも対応

ファイルサーバ用途である(最大16TB以下)

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Dell|EMC CX4シリーズ

企業の主要業務を卓越した信頼性とパフォーマンスでサポート

アプリケーションの多様化、データの増加、さらなるパフォーマンス向上など、ビジネスニーズの高度化

とともに企業のITシステムは、拡張・増強を続けています。こうした課題に対応し、Dell|EMC CX4は、これまでハイエンド・ストレージにのみ搭載されてきた先進機能を、ミッドレンジ・ストレージの領域で提供

します。

iSCSIとファイバ・チャネルの両プロトコルを同時サポート

Dell|EMC CX4は、パフォーマンスに優れたファイバ・チャネル(FC)に加え、導入が容易なiSCSIによる接続もサポート。UltraFlex™モジュラー I/O テクノロジーにより、この2つのポートを、ニーズの変化に合わせて容易に使い分けることができます。

特にiSCSIによる接続では、高価なホストバスアダプタ(HBA)やFCスイッチなどを用いることなく、低価格な汎用のNICとイーサネットスイッチのみでSAN環境を構築することができ、ITシステムの初期投資を抑えることが可能。また、将来的に8GBのファイバ・チャネルや10GBのiSCSIなど、新しいテクノロジーが導入された際にも、容易にその環境に対応することができます。

CX4-960

CX4-480

CX4-240

CX4-120

拡張性・可用性

サービスレベル

■CX4 UltraFlex I/Oモジュール追加およびiSCSI・ファイバチャネルI/O各モジュール

SP-B SP-A

基本FC I/Oモジュール

基本 iSCSI I/Oモジュール

将来のテクノロジーで使用可能なFE用空きスロット

■CX4-120 SPE基本構成例使用可能なスロット

ストレージの導入・運用コストの削減

仮想プロビジョニングによる柔軟な容量設定

仮想プロビジョニング(シンプロビジョニング)とは、物理容量に依存しない任意の仮想ボリューム容量をサーバに割り当てることができる機能です。例えば、ストレージ

の全体容量が10Tバイトしかない場合でも、10台のサーバに対して2Tバイトずつ、すなわちトータルで20Tバイトの仮想ボリュームを供給することができます。

仮想プロビジョニング機能を導入することで、各サーバやアプリケーションごとに空き容量を管理するのではなく、ストレージ装置全体の空き容量をサーバに無駄なく

割り当てることが可能となるのです。

実容量が足りなくなった場合のみディスクドライブを追加すればよいため、過剰なストレージの増設を抑え、システム全体のコスト削減に貢献します。

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◎階層「0」のディスクドライブの提案

デルとEMCの両社は、ネットワーク・ストレージに階層1(プライマリ・ディスク)、階層2(セカンダリ・ディスク)、階層3(ライブラリ・ディスク)といったプラットフォームベースの階層化機能を持たせ、情報が持つ価値に応じて運用する情報ライフサイクル管理のコンセプトを提唱し、データアクセスのオーバーヘッドと複雑さを

低減。ストレージ管理の効率化、情報保護、電力効率の向上、コスト削減などを実現してきました。

EFDを利用した階層「0」のディスクドライブは、こうしたストレージの階層化をさらに推し進めるものです。

例えば、リアルタイムのデータ入力処理やミッションクリティカルなトランザクション処理など、大量情報を迅速

な処理が要求されるアプリケーション環境に対して、極めて高いデータアクセスのパフォーマンスを提供。

アクセス頻度の高いデータベース・ログやインデックスなどに階層「0」のEFDを割り当てることで、データベース処理の高速化を実現するほか、仮想サーバ環境の運用にも最適です。

省電力SATAドライブも選択可能

Dell|EMC CX4は、最小限のコストでより高密度の容量搭載を可能とする省電力

SATAドライブもあわせて提供。省電力SATAドライブは、73GBの15k RPM FCドライブと比較した場合、同容量あたりの消費電力が96%低く抑えられます。

データアクセスの高速なレスポンスが求められるシステムにはEFDを、より大容量を求められるシステムには省電力SATAドライブをという具合に、目的に合わせた異なるディスクドライブを単一のストレージ・アレイ内に混在させることができ、

ネットワーク・ストレージにおけるパフォーマンスと電力効率を飛躍的に向上

させます。

■異なるディスクドライブの混在が可能なディスクアレイエンクロージャ(DAE)

エンタープライズサーバ

エンタープライズネットワーク

エンタープライズストレージ

DRS 高可用性 バックアップの統合

VirtualCenter管理サーバ

仮想マシン

VMware ESX VMFS仮想SMP

APPOS

APPOS

APPOS

APPOS

APPOS

APPOS

APPOS

データベース・ログインデックス、他

プライマリ・ディスク

セカンダリディスク

ライブラリ・ディスク

EFD

階層1

階層2

階層3

階層0

ストレージのグリーン化(消費電力の削減)

Dell|EMC CX4は、世の中で最も多くの導入実績を誇るサーバ仮想化ソフトウェアである「VMware®」との完全な統合により、理想的な仮想サーバ環境

を実現します。

例えば、ある物理サーバで実行中の仮想マシンを別の物理サーバにダウンタ

イムなしに移行する「VMotion」、リソースプール内のすべての物理サーバを継続的に監視し、障害によって影響を受けた仮想マシンを、別の健全な物理

サーバに移行して再起動する「HA」といった機能のメリットをフルに活かすことが可能です。

また、Dell|EMC CX4は、「VMware Site Recovery Manager™」の認定ストレージ

として、Replication Manager™と透過的に連携。仮想サーバ環境のディザスタ

リカバリ(DR)のためのシンプルな管理とテストの自動化を実現します。

例えば、DRの復旧プランをVMware Site Recovery Manager™のコンソール

から直接作成・更新できるとともに、その内容をドキュメント化することも可能。

さらに、実際の復旧プランを使用したフェイルオーバーの自動テストを行う

ことで、復旧プロセスから手作業を排除し、復旧プランの正確性を担保します。

サーバ仮想化ソフトウェア「VMware」との最適な組み合わせ

Dell|EMC CX4は、フラッシュ・メモリを利用してデータの保存と読み取り/書き込みを行う高速なEFD(Enterprise Flash Drive)を搭載することが可能。EFDは、性能ランダム(IOPS)と性能シーケンシャル(MB/s)のいずれのスペックにおいても、ハードディスクドライブを上回るパフォーマンスを発揮します。一方

でEFDは、ハードディスクドライブのような可動部品を持たないため省電力性に優れており、ストレージのグリーン化を実現します。

■EFD vs. HDD

性能ランダム(IOPS)

性能シーケンシャル(MB/s)

消費電力(W)

Read Write

EFD HDD

38倍

EFD HDD

2倍

EFD HDD

1倍

EFD HDD

22倍

EFD HDD

0.7倍

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Dell AX4-5は、サーバ単位のストレージ(DAS)に代わる手頃な価格のネットワーク・ストレージとして、幅広いビジネスのニーズに応える「使いやすさ」「高い可用性」「明確な拡張パス」を提供。ファイル共有から

バックアップまで、お客様のニーズに適したネットワーク・ストレージ・システムを構成できます。

Dell AX4-5

使いやすさを追求したネットワーク・ストレージ

スモールスタートを可能とする本格的ネットワーク・ストレージ企業の業種や業態の違い、あるいはシステムの規模の大小にかかわらず、そこで扱われる情報の重要性に

何ら変わりはなく、それを保持するストレージには高い可用性が求められます。Dell AX4-5は、ファイブ・ナイン(99.999%)の可用性が実証されているDell|EMC CX4-5のテクノロジーを基盤とし、同等レベルの高い可用性と信頼性を備えています。

また、接続性オプションにより、お客様の環境に合わせてiSCSI接続とファイバ・チャネル(FC)接続のどちらも柔軟に選択することが可能。限定的な利用から始め、需要の拡大とともに大きく発展させるスモールスタート

のストレージ導入をサポートします。

iSCSIまたはFC接続とホストでの接続設定●Dell AX4-5とサーバを接続●サーバにiSCSIまたはFCのドライバをインストール

●ユーティリティソフトを用いて接続設定

を行い、サーバをDell AX4-5に登録

最大60TBの容量拡張が可能Dell AX4-5は、4台の拡張エンクロージャを備え、ハードディスク・ドライブを4~60台まで搭載することができ、最大60TBまで容量を拡張することが可能。なお、この拡張においては、SASとSATA IIの異なるドライブを混在させることができます。I/Oが集中するレスポンス優先のアプリケーションにSASドライブを、容量優先の用途にはコスト・パフォーマンスの高いSATAドライブを割り当てるといった構成が可能です。

Dell AX4-5の導入はとても簡単

基本構成

最大60TBまで容易に拡張可能

ハードディスク・ドライブ:60台

優れたレスポンスを誇るSASドライブ

コスト・パフォーマンスの高いSATAドライブ

仮想ディスクをサーバに割り当て●前項で作成した仮想ディスクをサーバ

に割り当て

●OSからフォーマットをかけて、通常のローカルディスクとして使用可能

仮想ディスクを作成●前項で作成したディスクプール上に

仮想ディスク(LUN)を作成(ディスクプールの容量をそのまま使用、または

分割して使用することが可能です)

ディスクプールの作成●標準添付のストレージ管理ソフトウェア

「Navisphere Express」上で、ディスクの本数やRAIDタイプを指定

●RAIDの空間を作成

1 2 3 4

最大構成

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Dell NX4は、ネットワーク・ストレージの主要な接続形態であるNAS(Network Attached Storage)、iSCSI、ファイバ・チャネル(FC)の3つインターフェースを1台で提供。社内に分散するファイルサーバ、アプリケーションサーバの統合を実現します。

Dell NX4

NAS、iSCSI、ファイバ・チャネルを単一のプラットフォームに統合

Dell NX4の5つのアドバンテージ統合ネットワーク・ストレージ

簡単運用

安心なデータ保護機能

ファイルサーバ(NAS)とアプリケーションサーバ用ストレージ(iSCSI、ファイバ・チャネル)の機能を1台で提供。社内に孤立していたストレージやファイル

サーバを統合し、ITリソースの利用率の向上、情報漏洩対策をはじめとするセキュリティ強化、データ

可用性の向上などを図ることができます。

高可用性の提供

アクティブ/スタンバイ方式のクラスタリング構成をサポート。本番NASノードに障害が発生した場合、待機用NASノードがパフォーマンスを劣化させることなく処理を代替し、業務を継続することができます。

シンプルなWebベースの管理が可能。インストールも容易で、電源投入から本番稼働までの作業をわずか15分で完了できます。また、仮想プロビジョニングの機能により、物理容量に依存しない大容量を各サーバやアプリケーションに

仮想的に割り当てられます。

AVM(自動ボリューム管理)が、自動的にファイルシステムの領域を拡大します。

自動的に容量を拡張

大容量データの保護に適したDisk to Diskによるバックアップ機能を提供。

使用領域

●スナップショット機能テープバックアップに代わり、複数

世代のバックアップ・イメージを取

得します。

●筺体内レプリケーション機能高価なFCドライブ上にあるデータを、コスト容量の高いSATAドライブにバックアップできます。

●筺体間レプリケーションディザスタリカバリ(災害対策)も

考慮して、本番データを遠隔地の

筺体にネットワーク経由でバック

アップします。

NASノードStandby

パフォーマンス劣化なし

クライアント

ネットワーク

データアクセスの継続

NASノードActive

X-Bladeエンクロージャ(XBE)

データ・パスの切り替えクラスタ監視切り替え

Control Station

自動拡張後のしきい値(%)

元のしきい値

使用量がしきい値を超えるとファイルシステムを自動拡張

SnapShotバックアップ

DBサーバ

NAS

iSCSI

SANFC

LAN

iSCSICIFS、NFS

クライアントPC メールサーバ

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ソリューション&サポート

Dell|EMCストレージの最適設計・運用を支援する

インフラストラクチャ・コンサルティング・サービス(ICS)

ネットワーク・ストレージの善し悪しは、単なる価格やスペックのみからは判断できません。優れたハードウェア機能を目的のシステムにおいて効果的に活用し、

データ保護やセキュリティなどの課題解決を図っていく上で、トータルなソリューション&サポートが重要なカギを握っています。

デルのインフラストラクチャ・コンサルティング・サービス(ICS)は、お客様の個々の要件に密着。ネットワーク・ストレージの導入に際し、コンサルティングから設計、構築、サポートまで、包括的なサポートを提供します。

三田ソリューションイノベーションセンターでデモを実施

ソリューション・イノベーション・センターの目的●お客様向けデモンストレーション●セミナー/各種イベントの開催●導入環境化でのコンセプト検証、ベンチマークテスト●その他さまざまなハードウェア、ソフトウェア、サービスの検証

■デルのインフラストラクチャ・コンサルティング・サービス(ICS)協業モデル

デルのお客様

デル営業担当者(お客様に対する第一窓口)

協業管理とコンサルティングサービス

ICSのソリューションポートフォリオワークショップ

アセスメント

デザイン

実装

サービス・デリバリ・オペレーション: プロジェクト管理、実装、構築サービス

熟練技術者のリーダーシップ

ストレージメッセージング

&コラボレーション

ERP データベースシステム管理や運用のシンプル化

インフラストラクチャの仮想化、統合

アプローチ

今日、ITインフラストラクチャは、ますますその複雑性を増しています。この問題を解消し、お客様がビジネスの一層の成長を目指して本来の中核事業

に集中するためには、ITシステムのシンプル化を推進する必要があります。従来システムを維持するために費やしていた非効率な運用やサポート作業から脱却し、

貴重なIT予算や人的リソース、時間リソースを、より柔軟で生産性の高いITインフラストラクチャ実現のために投入することを可能とします。

デルのインフラストラクチャ・コンサルティング・サービス(ICS)は、包括的なエンド・トゥ・エンドのエンタープライズソリューションを開発し、アセスメントから設計、

導入、トレーニングまで、ライフサイクル全体にわたるサポートをお客様に提供。

Dell|EMCストレージを含めた最新のIT機器を適材適所で採用したシンプルなインフラストラクチャを実現することにより、お客様の IT投資費用に対する効果(ROI)の最大化とビジネスの成長に貢献します。

チューニング、冗長化構成など、ハードウェア側の物理設計が決め手となります。

デルのインフラストラクチャ・コンサルティング・サービス(ICS)は、ITインフラストラクチャの物理設計に関する専門知識と高度なノウハウを有するコンサル

タントがプロジェクトにあたり、お客様に最大のバリューを提供します。

シンプルで柔軟なITインフラストラクチャを構築

企業にとって最も重要な資産である情報を蓄積し、管理するストレージは、ITシステムの中核といっても過言ではありません。そして、その機能やパフォーマンスを最大限

に引き出し、なおかつミッションクリティカルな業務にも耐える可用性を確保する

ためには、アプリケーション側の論理設計だけではなく、最適なサイジングや性能

ICSが提供するサービス・フロー

デルは、東京・港区に「ソリューションイノベーションセンター」を新設し、これ

まで本社に設置されていた検証用ラボの一部を移管するとともに設備を大幅

に拡張。Dell|EMCストレージをはじめとするデルの最新鋭のハードウェアとパートナー各社のソフトウェアを有機的に組み合わせ、仮想化、メッセージング、

データベース、シス

テム管理などのイン

フラストラクチャ・ソ

リューションのデモン

ストレーションを行い

ます。

ソリューションデモ&ブリーフィングメニューの例Dell|EMC CXシリーズ ストレージ管理(Navishere Manager)Navishere Managerを用いたCXの管理、監視、RAIDグループの作成、ホストへのアサイン、ホストからのアクセス、LUNの拡張、LUNの移動

Dell|EMC CXシリーズ ストレージ管理(SnapView + Replication Manager)SnapView + Replication Managerを用いた、レプリカ(スナップショット、クローン)の作成とリストア

Dell|EMC CXシリーズ ストレージ管理(MirrorView)災害対策(ディザスタ・リカバリ):同期/非同期でのサイト切り替え、SnapViewとの連携

Dell|EMC CXシリーズ ストレージ管理(SanCopy)筐体間LUNコピー(フルコピー時の高速転送、差分転送)

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アセスメントサービスの特徴

●デル製品のシステム導入と切り離し、新規導入・更新(UNIXマイグレーションも含む)の初期検討段階のサービスとして利用可能。

●お客様のニーズに応じて、仮想化(VMware)、データベース(Oracle)、メッセージング(Exchange)などテーマごとのサービスを低コストで提供。

●導入効果やコストの算出、要求事項の取りまとめやディスカッションの実施

など、情報システム部ご担当者の検討や判断、決定を徹底してサポート。

●デルの業界標準技術をベースに、ベンダーに縛られずに、柔軟性が高く、

適正なコストでのシステム環境の検討および初期設計が可能。

●デルが持つシステム・インフラ構築の豊富な経験に基づき、システム運用

開始後の効果/コスト/負荷対策/ボトルネックの改善まで、情報のフロー

をインフラの観点から見た、実効性の高い提案・支援を提供。

計画

●要件定義●スケジューリング●システムサイジング●拡張計画

設計

システム設計

●ディスク構成●導入/移行手順の検証●DB物理設計

運用設計

●バックアップ計画●リカバリ計画

導入&テスト

データベース導入

●インストレーション●基本設定●可用性テスト

バックアップシステム導入

●ソフトウェア導入●バックアップジョブ設定●バックアップテスト●リカバリテスト

ストレージ統合、ILM(情報ライフサイクル管理)ベースのストレージ運用、コンプライアンス対応、DR(災害復旧)& BC(ビジネス継続)システムなど、お客様のさまざまな課題に応えるストレージ・システムを設計し、提供します。

ストレージ・コンサルティング

デルは、システム診断・評価・サイジングのプロセスを独立させ、「アセスメント

サービス」としてメニュー/体系化しました。デルのインフラストラクチャ・

コンサルティング・サービス(ICS)のコンサルタントが、約1か月にわたって既存システムの稼働データを収集し、診断結果をレポートにて提供。既存システム

の問題点やリスクを具体的なデータで客観的に把握することができ、シンプル

かつ最適な次期システムの方針立案が可能となります。

なお、ストレージ・アセスメントサービスは、「ファイルのシンプル化に関する

アセスメント」「バックアップ/リカバリ/アーカイビングに関するアセスメント」

「サーバ仮想化のためのストレージアセスメント」の3つのメニューから構成されています。

ストレージ・アセスメントサービス

■コンサルティングフロー

■ストレージ・アセスメントサービスのメニュー

●PowerEdgeサーバ+Dell|EMCストレージのベストマッチングコスト・パフォーマンスにすぐれたデルの IAサーバPowrEdge™シリーズと

Dell|EMC CX4ストレージをベースとし、十分な性能と安定性を持ちつつ、高い拡張性を持ったインフラストラクチャサービスを提供。この組み合わせは、

インフラストラクチャ・コンサルティング・サービス(ICS)によるコンサルティングの根幹となるものであり、お客様のTCOの削減を実現します。

ファイルのシンプル化に関するアセスメント指定のファイルシステムをファイルレベルで分析し、現在のデータストレージ、バックアップ手順、

およびファイルシステムを改善するための情報を提供します。データサンプリングの結果をもとに、

ストレージインフラストラクチャ全体の最適化に関する主要な指標を中心にした、高水準のレポート

を作成します。

バックアップ/リカバリ/アーカイビングに関するアセスメントお客様の現在の環境について情報を収集し、インフラストラクチャの最適化、業務の効率化を

実現する方法を考察し、その結果、余裕ができたリソースを重要なプロジェクトに割り当てられる

ようにします。

サーバ仮想化のためのストレージアセスメント仮想化サーバ環境を導入するお客様に、効率的なストレージ管理を提案し、バックアッププロセス

能率化のためのビジネス要件や、パフォーマンス要件を満たすためのストレージのベストプラク

ティスについてもサポートします。

Page 12: DELL |EMC コアバリュー 急成長のミッドレンジ市場をリードするDell|EMCストレージ 共有型ネットワーク・ストレージが求められる理由 企業内で扱われるファイルや電子メール、データベースなどのデータは、とどまる

2IAソリューション0401 1.0 2009.03 OA

www.dell.com/jp/デル株式会社 〒212-8589 川崎市幸区堀川町580番地ソリッドスクエア東館20F Tel.044-542-4047

CX4-960/480/240/120AX4-5NX4

●HDD(ハードディスクドライブ)の容量は実際に使用する場合、使用環境により表記容量と異なります。●本カタログに使用されている製品写真は、出荷時のものと一部異なる場合があります。●製品の実際の色は、印刷の関係で異なる場合があります。●構成や仕様により、提供に制限がある場合があります。詳細は弊社営業にお問い合わせください。●PowerEdge、PowerVault、OpenManage、DELLロゴは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。●EMC、Navisphere、MirrorView、SnapView、SAN Copy、UltraFlex、PowerPathはEMCコーポレーションの登録商標です。 ●その他の社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。●本カタログに記載されている仕様は2009年3月9日現在のものであり、予告なく変更する場合があります。最新の仕様については、弊社営業またはホームページにてご確認下さい。

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