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排気ガス後処理 Denoxtronic 5 – 選択還元触媒用 AdBlue®噴射システム 製品メリット 現行および、将来の排出ガス規制に適合 (LEV II, III, EU6) ディーゼルエンジンの燃料消費量の最適化 燃料ビジネスモデル確立への適応 サプライモジュールの標準化により安価に 最少の搭載スペースと、ロバスト性の高い設計 車両セグメント 1 AdBlue® サプライモジュール SM 5 2 AdBlue® 空冷式ドージングモジュール DM 3.2 3 AdBlue® 水冷式ドージングモジュール DM 3.4 4 ドージングコントロールユニット DCU 1 2 4 3

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排気ガス後処理 Denoxtronic 5 – 選択還元触媒用 AdBlue®噴射システム

製品メリット

▸ 現行および、将来の排出ガス規制に適合 (LEV II, III, EU6)

▸ ディーゼルエンジンの燃料消費量の最適化

▸ 燃料ビジネスモデル確立への適応

▸ サプライモジュールの標準化により安価に

▸ 最少の搭載スペースと、ロバスト性の高い設計

車両セグメント

1 AdBlue® サプライモジュール SM 5

2 AdBlue® 空冷式ドージングモジュール DM 3.2

3 AdBlue® 水冷式ドージングモジュール DM 3.4

4 ドージングコントロールユニット DCU

1

2

4

3

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排気ガス後処理 Denoxtronic 5 – 選択還元触媒用 AdBlue® 噴射システム

–95 % NOx タスク Denoxtronic が SCR 触媒上流の排気ガス内

に AdBlue®(32.5 % の尿素水溶液)を噴射させると、尿素は熱分解と加水分解によってアンモニアに変換され、SCR触媒内でアンモニアが NOx(窒素酸化物)を無害な窒素と水に還元します。

機能 サプライモジュールは、ポンプによりタンクか

ら AdBlue®を吸い上げ、システム圧を微粒化に必要となる 4.5~8.5bar まで高めます。 ドージングモジュールが、効率のよ

い NOx 低減を行うためにエンジンの運転状態とセンサーから

の情報によって必要な量だけ AdBlue®を調量、微粒化し、SCR触媒上流の排気中に供給します。ドージングまたはエンジンコ

ントロールユニットは、ドージング量、ヒーティングそして、

OBD のコントロールを行います。正確な制御データで、触媒コ

ンバーター要求仕様に適合することによって、窒素酸化物を最

大限に削減可能にします。 AdBlue®水溶液は、-11℃以下で凍

結するので、タンク内のドージングモジュールは、耐凍結圧に

優れ、また、エンジン停止時は、ドージングモジュール内を空

にします。 バリエーション ラインアップは、標準化されたドージ

ングモジュールを搭載した、乗用車用(SM 5.1)と小型商用

車用(SM 5.2)があります; 標準化されたモジュール部の接合

部形状によって AdBlue®タンクに溶着されます。SCR に対す

る制御は、ドージングコントロールユニット(DCU)かエンジ

ンコントロールユニット(HCU-PC または GCU で)で処理さ

れます。

ドージングモジュールは、車体下部用(空冷式、DM 3.2)ま

たは、エンジン・コンパートメント用(水冷式、DM 3.4)があ

ります。

最大 95%の窒素酸化物削減可能

5 %以上 燃費削減

スペック

ドージング噴射量 200/2,000 g/h min./max.

運転中のシステム圧 4.5~8.5 bar 噴射特性 ザウター平均粒径 100 ㎛ 噴射角 10°~23° フィルタ補修能力 PC:8 g、LD:26 g ライフタイム 8,000 h 作動電圧 12V ボッシュコントロール MDG1 もしくは DCU ユニット ヒータ制御 HCU-PC 又は DCU 内臓

排気ガス規制 LEVⅡ、Ⅲ、EU6

Robert Bosch GmbH | PO 10 60 50 | 70049 Stuttgart | Germany | www.bosch-mobility-solutions.de

Printed in Germany 292000P1ES-2015-DS © Robert Bosch GmbH 2015. All rights reserved, also regarding any disposal, exploitation, reproduction,

editing, distribution, as well as in the event of applications for industrial property rights.

排気ガス後処理 ドージングコントロールユニット DCU/

エレクトロニックエンジンコントロール

ユニット MDG1

ヒーターコントロールユニット HCU-PC

(オプション:MDG1 搭載) グローロールユニット GCU

(オプション:MDG1 搭載)

サプライモジュール SM5.1(PC)

/SM5.2(LD)

ドージングモジュール DM3.2/DM3.4 ラムダセンサー 差圧センサー NOx センサー PM センサー 温度センサー 酸化触媒(オプション:NOx 吸蔵触媒) ディーゼルパーティキュレートフィルター ミキサー 選択還元触媒 AdBlue®

電気接続

燃料

他のコンポーネント

排気ガス後処理 Bosch コンポーネント

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ディーゼルシステム排気ガス後処理装置用センサー

混合気形成から排気ガス後処理システムに至るまでの全てのファンクションは、排気管で正確かつ、コンスタントにアップデートされて送られるデータを必要としています。データは、このアプリケーションの為にボッシュによって特別に開発されたセンサーにより提供されます。

アメリカやヨーロッパに於ける排ガス規制の次なるステージでは、車両のライフタイムが終了するまで、排ガス規制値のコンプライアンスが確実に適応されるよう、包括的な排気ガス後処理システム診断機能の能力が要求されています。

EDC(電子ディーゼルコントローラー)によって制御される内部混合気形成は、排出ガス中の汚染物質含有量を減少させる為に、大変重要な役割を果たします。排出ガス中の公差を最小限に制御する為、ラムダセンサーが排気ガス内の残留酸素を正確に計測しています。

ボッシュは、閉鎖型パティキュレートフィルターのオペレーションの為の低燃費実現の解決策を提供しています。DPFに煤が最大まで溜まると直ぐに、溜まった煤を燃焼により強制再生させなければなりません。解決策は、センサー信号の評価に基づくソフトウエアファンクションを構築する事です。差圧センサーは、DPFのローディングと機能性を同時に監視しています。

その他排ガス規制の制限によっては、NOxセンサーやPMセンサーを含む更なるセンサーが要求されます。

考えられる用途ボッシュの排気センサーは、あらゆる厳しい排気ガス規制値を達成する為の考えられる全てのディーゼルシステム構成に適応できます。

利点要求データ取得による清浄クリーンで且つ省燃費なエンジンオペレーション

高精度計測

現行また将来の排気ガス規制及びダイアグノスティック(OBD)規制の順守

排気ガス規制: 各国排気ガス規制( 2013年以降の北米、ヨーロッパ規制 )

NOxセンサー

PMセンサー

ラムダセンサー

差圧センサー

SCR機能を含むエンジン電子制御ユニット(オプション: DCU内)

アクチュエーター類 センサー

エンジンCAN

ラムダセンサー

酸化触媒 DPF NOxセンサー

差圧センサー

PMセンサーAdBlue/DEF ドージングモジュール

SCR触媒

NOxセンサー

サプライモジュールを含むAdBlue/DEFタンクユニット・ヒートリザーバー・スプラッシュガード・圧力/熱/レベルセンサー

排気ガス後処理装置用センサー

ディーゼル排気システム用センサー

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NOxセンサーNOxセンサーはNOx低減に必要な尿素水の噴射量のコントロール、及び選択型還元触媒SCRコンポーネントのモニタリング(OBD - オンボードダイアグノシス)の補助を行います。セラミックセンサーエレメントは、アンペロメトリック・ダブルチャンパーの原理で作動、その出力により排気ガス中のNOx量を計測します。このセンサーは、乗用車及び商用車のアプリケーションに適応します。

PM(パティキュレート・マター) センサー排気管下流に組み込まれたPMセンサーは、粒子フィルターの診断を可能にします。センサー機能は、抵抗測定を元に成り立っています。言い換えると、吸着した煤の粒子が串状の電極間で粒子を導体として計測します。センサーエレメントは加熱により定期的な再生を行っています。診断ソフトウェアは、DPF機能性評価を測定された電流に基づき行っています。このセンサーは、乗用車及び商用車のアプリケーションに適応します。

ディーゼルエンジン用ラムダセンサー広帯域ラムダセンサーは、排気ガス中の酸素含有量を測定し、最も厳しい排ガス規制値及びOBDの規定値の順守を支援します。センサー中心部は、測定セルとヒーターを組み込んだ平面センサー素子となっています。測定されたデータは、エア吸気システムを経て最適な混合気の調整に貢献します。最新世代のラムダセンサーは、ディーゼルエンジンに関するお客様の要望に対して、最適化が可能となっています。

差圧センサー差圧センサーは、ピエゾ抵抗素子を用いて粒子除去フィルター前後の排気圧の差圧を測定します。測定値はフィルターのローディングステージ計算に使用出来ます。これは低燃費、強制再生制御の前提条件となります。

ディーゼルシステム 排気ガス後処理装置用センサー

ボッシュ:自動車分野における幅広いテクノロジー

広範囲にわたる技術サービスと豊富なノウハウ

自動車システムとネットワークの専門知識

技術革新とテクノロジーの先進性

高い品質と信頼性

グローバルな事業展開

パートナーシップ

PMセンサーの利点

車両診断の最新法規制のコンプライアンス適応

DPF再生モニタリング

診断機能とセンサー技術によるシステム対応

フレキシブルなアプリケーション(CANインターフェース)

ラムダセンサーLSUの利点

エンジン排気ガスを最高50%まで削減

ロバストデザイン: 熱衝撃耐性、煤耐性、ヒーターの電気的耐性

差圧センサーの利点と特性

圧力範囲 0 - 100 kPa (differential)

0 - 125 kPa (relative)

レスポンスタイム < 1 ms

低燃費、DPFの強制再生制御対応

スペック

NOx計測域 0 - 1,600 ppm

計測精度 ± 10 ppm

排気ガス中のNOx量を正確に計測する事により、選択型還元触媒SCRシステムの制御及びモニタリング 

高応答速度により高速制御が可能、持続的な出力信号、排気ガス中における高耐久性

CANインターフェースによるフレキシブルなアプリケーション

ボッシュ株式会社ディーゼルシステム事業部

〒355-8603埼玉県東松山市箭弓町3-13-26

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