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工事共通仕様書 - 名古屋市上下水道局1 第1章 一般事項 第1節 適用範囲 1 本工事共通仕様書(機械設備工事編)(以下、「共通仕様書」という。)は、

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Page 1: 工事共通仕様書 - 名古屋市上下水道局1 第1章 一般事項 第1節 適用範囲 1 本工事共通仕様書(機械設備工事編)(以下、「共通仕様書」という。)は、

工事共通仕様書

(機械設備工事編)

平成30年8月1日

名 古 屋 市 上 下 水 道 局

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目 次

第1章 一般事項 ............................................. 1

第1節 適用範囲 ..................................................... 1

第2節 用語の定義 ................................................... 1

第3節 提出書類 ..................................................... 1

第2章 工事一般事項 ......................................... 2

第1節 システム設計 ................................................. 2

第2節 施工計画書 ................................................... 2

第3節 規格、基準及び指定図書等の適用 ............................... 2

第4節 他の仕様書の適用 ............................................. 2

第5節 承諾図書 ..................................................... 2

第6節 工事記録写真 ................................................. 3

第7節 工事施工点検表 ............................................... 3

第8節 完成図書 ..................................................... 3

第9節 機器の機能保持 ............................................... 3

第10節 機器の表示 ................................................. 3

第11節 特殊付属工具 ............................................... 4

第12節 単体試験及び総合試運転 ..................................... 4

第13節 実務運転指導等 ............................................. 5

第14節 仮設 ....................................................... 6

第15節 養生 ....................................................... 6

第16節 撤去工事 ................................................... 6

第17節 電気設備工事との標準的な取合い ............................. 7

第18節 品質および出来形 ........................................... 8

第3章 機器等の製作・据付 ................................... 9

第1節 機器の使用材料 ............................................... 9

第2節 機器等の設計製作、加工 ...................................... 10

第3節 点検歩廊、手摺、階段、蓋類 .................................. 12

第4節 基礎及び土木・建築工事 ...................................... 16

第5節 据付 ........................................................ 17

第6節 浸水対策 .................................................... 19

第4章 配管工事 ............................................ 20

第1節 配管材料 .................................................... 20

本文中のゴシック体太字斜字 で示す

箇所が平成30年8月改訂箇所である。

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第2節 弁類 ........................................................ 20

第3節 可とう管類 .................................................. 26

第4節 配管の共通注意事項 .......................................... 27

第5節 ダクタイル鋳鉄管配管の注意事項 .............................. 30

第6節 鋼管配管の注意事項 .......................................... 30

第7節 水道・工業用水道事業における工事の注意事項 .................. 31

第8節 配管材料の防錆、防食 ........................................ 31

第9節 配管被覆 .................................................... 36

第5章 塗装工事 ............................................ 41

第1節 一般事項 .................................................... 41

第2節 素地調整基準、塗装基準適用上の注意事項 ...................... 43

第6章 脱臭ダクト .......................................... 55

第1節 適用範囲 .................................................... 55

第2節 ダクトの材質 ................................................ 55

第3節 ダクトの製作 ................................................ 56

第4節 ダクトの板厚 ................................................ 57

第5節 ダクトの接続 ................................................ 57

第6節 ダクトの補強 ................................................ 60

第7節 ダクトの支持 ................................................ 63

第8節 ダクトの付属品 .............................................. 64

第9節 ダクトの据付 ................................................ 64

第7章 検査及び試験 ........................................ 81

第1節 検査 ........................................................ 81

第2節 検査の内容 .................................................. 81

第3節 完成検査及び一部完成検査 .................................... 81

第4節 出来高検査及び施工途中検査 .................................. 82

第5節 社内検査及び工場立会検査 .................................... 82

第6節 試験等 ...................................................... 83

第7節 外部機関による検査等 ........................................ 84

第8章 機器製作者 .......................................... 85

第1節 機器製作者の登録名簿 ........................................ 85

第2節 使用承諾願 .................................................. 85

別 表 ..................................................... 86

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別表-1 提出書類一覧表 ........................................... 86

付 則 ..................................................... 90

付則-1 主要機器 ................................................. 90

付則-2 承諾図書作成要領 ......................................... 92

付則-3 工事記録写真撮影要領 ..................................... 95

付則-4 完成図書作成要領 ......................................... 97

付則-5 電子完成図書作成要領 .................................... 100

付則-6 設計用標準水平震度(Ks) ................................ 108

付則-7 工場立会検査品目 ........................................ 113

付則-8 電気設備工事との取合い区分 .............................. 114

付則-9 配管試験要領 ............................................ 117

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1

第1章 一般事項

第1節 適用範囲

1 本工事共通仕様書(機械設備工事編)(以下、「共通仕様書」という。)は、

名古屋市上下水道局(以下、「当局」という。)で施工する機械設備工事(以

下、「工事」という。)において、施工に必要な一般的事項を定めたもので

ある。

2 本共通仕様書と工事共通仕様書(施設総則編)(当局公式ウェブサイト

http://www.water.city.nagoya.jp/参照)の定めが異なるときは、本共通

仕様書の定めを優先するものとする。

3 すべての設計図書は、相互に補完するものとする。ただし、設計図書間に

相違がある場合の優先順位は、下記の順番のとおりとする。

(1) 質問回答書

(2) 現場説明書

(3) 特記仕様書

(4) 図面

(5) 本共通仕様書及び工事共通仕様書(施設総則編)

第2節 用語の定義

1 「JIS規格」とは、日本工業規格をいう。

2 「SI」とは、国際単位系をいう。

3 標高表示における「W.N.P.(m)値」及び「S.P.(m)値」の定義は以下の

とおりである。

なお、W.N.P.は名古屋市水道基本水準面、S.P.は名古屋市下水道施工基

準面を表す。ただし、N.P.は名古屋港基準面を、T.P.は東京湾平均海面(国

土地理院基準面)を表し、名古屋港基準面は東京湾平均海面より1.412m低

いこととなる。

W.N.P.値 = N.P.値 + 10.000m

S.P.値 = N.P.値 + 10.000m

N.P.値 = T.P.値 + 1.412m

第3節 提出書類

1 受注者は、提出書類を「提出書類一覧表」(別表-1)に基づいて作成し、

監督員に提出しなければならない。

2 受注者は、「提出書類一覧表」(別表-1)に定めのないものについて、監

督員から提出を求められた場合、監督員の指示する様式及び提出期日によ

らなければならない。

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第2章 工事一般事項

第1節 システム設計

1 システム設計は、施工に先だち、受注者の責任で行わなければならない。

2 システム設計とは、設計図書に基づく確認・検討・打合せ・調整等(各種

容量等に関する確認、既設設備との確認等を含む)及び関連する工事(土

木・建築・建築設備・プラント設備等)との取合いを経て、施設に合った

最適な機器・材料を選択し、システムとしての組合せを行い、最終的には

据付けまでに係る技術的な検討を行うことをいう(フローシート、機器配

置図、機器基礎図、配管図の作成を含む)。

3 このシステム設計には、耐震に係る機器等の基礎ボルトの強度計算及びト

ラス構造等の鋼製架台類の強度計算を含むものとする。

第2節 施工計画書

受注者は、施工計画書を「施工計画書作成要領」(当局公式ウェブサイ

ト http://www.water.city.nagoya.jp/ 参照)により作成し、施工計画書

に従って工事を施工しなければならない。

第3節 規格、基準及び指定図書等の適用

本仕様書において定めている規格、基準及び指定図書等については、別

に指定されたもの又は監督員の指示によるもの以外は、発注時において最

新のものを適用する。

第4節 他の仕様書の適用

他の仕様書の適用は特記仕様書の定めるところによる。

第5節 承諾図書

1 受注者は、設計図書等に基づき浄水場・水処理センター・汚泥処理場・ポ

ンプ所等の機器・プラントとしての設計意図(機能性、安全性、管理性)

及び関連する他工事等(土木・建築・電気設備等)との取合いを十分に把

握し、現場調査、実測を行ったうえで承諾図書を作成し、監督員に提出し

なければならない。

2 当局が承諾した後の承諾図書は設計図書等を補完するものである。

3 設計図書等に定められた仕様は、原則として変更を認めないが、やむを得

ず仕様変更の必要があるときは、工事変更協議書を提出し、承諾を得なけ

ればならない。

なお、必要ある事項については契約約款に基づき契約変更を行う。

4 受注者は、前項第3項の工事変更協議書で承諾された機器等を含め、「承諾

図書作成要領」(付則-2)により承諾図書を作成し、承諾を得てからでな

ければ製作に着手すること及び施工することはできない。

5 受注者は、据付けた機器・プラントにおいて承諾図書で推定困難な不都合

箇所(性能、各種機能、構造、管理性等)が生じた場合は、その原因を明

確にし、機器・プラントの全部又は一部を受注者の責任において変更又は

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改修するものとする。

第6節 工事記録写真

受注者は、工事中の写真を工事共通仕様書(施設総則編)「工事等記録写

真作成要領」(付則-3)及び「工事記録写真撮影要領」(付則-3)に

基づき撮影し、工事着手前、施工中、完成時の工程順に編集整理を行って、

工事完成の際、監督員の指示する期日までに、写真帳として提出しなけれ

ばならない。ただし、出来高検査の際は、その関連する部分について提出

する。

第7節 工事施工点検表

受注者は、工事着手から完成までの間、別に定める「機械設備工事施工

点検表(当局公式ウェブサイト http://www.water.city.nagoya.jp/参

照)」を当該工事用に編集・作成・活用し、工事完成の際、整理、編集し

て提出する。

第8節 完成図書

1 受注者は、完成図書等を「完成図書作成要領」(付則-4)及び「電子完成

図書作成要領」(付則-5)に基づいて作成し、提出しなければならない。

ただし、特記仕様書に記載がある場合又は監督員から指示された場合は、

この限りではない。

2 受注者は、工事完了届提出前までに、仮完成図書(A4判)を2部提出する。

ただし、出来高検査の際は、その関連する部分について提出する。また、

完成図書は、完成検査等による指摘、手直し等を修正後、速やかに提出す

る。

第9節 機器の機能保持

受注者は、工事完成の際、試運転等開始までの機器の機能保持に必要な

措置を講じなければならない。

第10節 機器の表示

1 受注者は、「主要機器」(付則-1)に示す主要機器には各々見やすい位置

に仕様銘板(以下、「銘板」という。)を取付けなければならない。

2 銘板の形状、寸法、記載要領、書体及び項目の配置は、銘板の設計基準(JIS

Z 8304)による。

なお、製造年(年月)はかならず記載するものとする。

また、主要機器本体に製造年が鋳出しされる場合は、承諾以降の製造年

を原則とする。

3 銘板の材質は原則としてSUS304製品とする。また、取付けはSUS304製のね

じ止めを原則とする。

4 受注者は、銘板の形状寸法、表示内容等を承諾図として監督員に提出し、

承諾を得てから銘板を製作しなければならない。

5 主要機器以外の機器については製作所標準銘板を取付ける。ただし、シー

ル銘板を使用してはならない。

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6 水中ポンプ、水中撹拌機等でピット内又は槽内に設置される機器について

は、本体の他、床上部等にも銘板を取付けなければならない。

7 受注者は、監督員の指示する機器には、見やすい位置に機器名称、機番等

を記入しなければならない。記入方法は転写シール又は文字書き塗装とす

る。

8 製作所標準銘板の取付け及び機器名称等の記入については、監督員が指示

する場合、材料もその実施対象とする。

第11節 特殊付属工具

受注者は、各機器の特殊付属工具は、工具リストを添付し機器名称、用

途等を記入した工具箱に収めて納入しなければならない。

第12節 単体試験及び総合試運転

1 受注者は、当該工事で製作し据付けを行った設備及び機器並びに支給品等

で、据付けを行ったものについて試験及び試運転を実施しなければならな

い。

2 受注者は、単体試験について、以下のとおり行わなければならない。

(1) 据付け完了後の機器単体の調整試験、動作確認試験(シーケンス試

験)等であって、実施内容は次のとおりとする。

ア 槽類、配管等の漏洩、圧力試験

試験圧力は、経済産業省、厚生労働省、JIS規格等に規定のあるも

のはその基準で行う。

イ 機器の振動及び騒音測定

ウ 保護装置の動作チェック及び設定

エ タイマ、その他制御機器の動作チェック及び設定

オ 絶縁抵抗、絶縁耐力、接地抵抗等の測定

カ 計装機器の確認(零点調整、スパン調整等)

キ その他監督員との協議による事項

(2) 単体試験に要する電力及び用水(正規の電源及び用水設備を使用す

る場合)の取扱いは、特記仕様書に記載のない限り無償とする。ただ

し、これらの使用に必要な仮設工事は、受注者の負担とする。

なお、薬品、燃料、その他の消耗品及び切回し、危険防止のための

保安施設等の仮設材は、受注者の負担とする。

3 受注者は、総合試運転について、以下のとおり行わなければならない。

(1) 当該工事と他の工事等を含めて総合的なプラントとしての機能を確

認するもので、単体試験、別途電気設備工事で実施する組合せ試験完

了後に行う実負荷(又は相当負荷)試験をいう。

なお、総合試運転の有無は特記仕様書によって定められる。

(2) 当該工事に総合試運転が含まれていない場合(早期に完成した工事

等)、総合試運転を実施する別途工事の受注者と連絡をとり、監督員の

要請する期間に総合試運転に協力する義務を負うものとする。

(3) 当該工事に総合試運転が含まれている場合、実施内容は次のとおり

とする。

なお、詳細は特記仕様書による。

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ア 設備及び機器の実負荷連携運転による機能の確認及び調整

イ 当局維持管理担当職員に対する設備及び機器の運転操作、保安点

検方法等の基礎的指導

ウ その他監督員との協議による事項

(4) 原則として総合試運転開始前までに早期に工事が完成した各設備機

器の機能回復調整、単体試験、別途電気設備工事で実施する組合せ試

験が完了した後に総合試運転を実施する。

なお、総合試運転の適用範囲及び実施期間は、特記仕様書による。

(5) 総合試運転期間中に発生した故障、不良箇所等はすべて受注者の責

任で改修又は再調整を行い、再度試運転を行う。

(6) 受注者は、総合試運転を行う際、当局の処理作業に影響が及ぶ場合、

時期、期間、連絡手段等について監督員と十分協議を行わなければな

らない。

(7) 総合試運転において設備及び機器のプラントとして定められた性能

に達しない場合は、受注者の負担において、監督員の指示する期間内

に改修又は変更を行い、定められた性能を満足しなければならない。

(8) 総合試運転に要する電力、用水は、特記仕様書に記載のない限り無償

とする。また、総合試運転に必要な負荷(汚水、雨水、汚泥、脱水ケ

ーキ、沈砂、スクリーンかす等)は、当局の支障のない範囲において

無償で支給する。ただし、薬品、燃料、その他の消耗品は、受注者の

負担とする。

(9) 総合試運転において発生する脱水ケーキ、焼却灰等の処分は、経常

運転ですでにその処分を当局が行っている場合には、原則として当局

が行う。

(10) 性能又は機能の確認のため設計図書等で定める物理、化学的試験

等の特別な検査、試験又は検定を要するものは、指定する期日までに

資料を提出するものとする。

なお、これらの資料は、原則として公的機関の試験所の分析報告書

による。

(11) 受注者は、総合試運転により知り得た情報について、工事共通仕

様書(施設総則編)第1章 第12節 情報の保護及び管理についての規

定を準用する。

(12) 受注者は、監督員の指示により次の書類を提出しなければならな

い。

ア 総合試運転を行うための「総合試運転実施要領書」

要領書については監督員と十分協議を行って作成する。

イ 総合試運転完了時には「総合試運転実施報告書」、また総合試運転

期間中は必要により、「総合試運転機器運転報告書」、「総合試運転

故障・補修・調整完了報告書」

ウ その他監督員の指示するもの

第13節 実務運転指導等

1 受注者は、総合試運転完了後、当局の維持管理担当職員に対する運転操作・

保守点検方法等の実務運転指導を行わなければならない。

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2 前項の実務運転指導の実施時期及び時間数は、監督員との協議による。

3 実務運転指導中に発生した不良箇所は、受注者の責任で改修を行い、監督

員の確認を受けなければならない。

4 受注者は、当該工事に総合試運転が含まれていない場合、工事完成後、必

要に応じて操作方法及び保守管理等の説明を行わなければならない。

5 前4項の実施時期及び時間数は、監督員との協議による。

6 実務運転指導等に際し、必要な資料等は監督員と協議のうえ、受注者の責

任と負担において準備しなければならない。

第14節 仮設

1 受注者は、工事及び検査に必要な水道水に要する仮設材料、仮設工事の費

用を負担する。

2 受注者は、工事及び検査に使用する水道水を当局の既存設備に仮設配管を

施し、または水栓等から直接使用する水は、特記仕様書に記載がない場合

は無償で使用することができる。

3 受注者は、監督員から使用量の報告を指示された場合には、仮設配管分岐

部に量水器を設け使用水量を計測しなければならない。

4 仮設配管を設置又は撤去する場合は、各水道事業者の規程に基づいて行わ

なければならない。(浄水場及び配水場を除く)

第15節 養生

1 受注者は、施工中に汚損、変色等の可能性のある箇所(建築物、設備、備

品等)には、養生を行う。

なお、養生範囲については、監督員と協議する。

2 受注者は、養生方法及び清掃について、以下のとおり行わなければならな

い。

(1) 養生の方法は、ビニルシート、合板等の適切な方法で行う。

(2) 固定された備品、机・ロッカー等の移動及び養生は、監督員と協議

する。

(3) 仮設間仕切り等により施工作業範囲が定められた場合は、施工作業

範囲外に塵あい等が飛散しないように養生する。

(4) 機材搬入及び撤去機材搬出通路の養生は、特記仕様書による。特記

仕様書に記載がない場合は、監督員の承諾を受けて、ビニルシート、

合板等で養生し、既存仕上げ材等を損傷させないようにする。

(5) 作業、搬入通路等に隣接して盤等のスイッチ類がある場合は、誤動

作しないように養生する。

(6) 工事にエレベータを使用する場合は、合板等で養生を行い、エレベ

ータに損傷を与えないようにする。

なお、使用後は原状に復旧する。

(7) 切断溶接作業を行う場合は、防炎シート等で養生する。

(8) 漏水等のおそれのある工事を行うときは、監督員と協議する。

第16節 撤去工事

1 撤去工事にあたって受注者は、撤去対象物、施工時期、撤去の方法、仮設

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計画、撤去後の構造物の補修及び発生品の処理方法等を記載した施工計画

書を作成し、提出しなければならない。

2 受注者は、施工管理について、以下のとおり行わなければならない。

(1) 施工管理は、工事共通仕様書(施設総則編)の規定を準用する。

(2) 特記仕様書により、仮設設備等を設置して撤去工事を施工する期間

中、当局処理機能及び取水・導水・送配水・雨水排水機能等の機能確

保を定められた場合は、その時期、期間、仮設方法、運転方法、連絡

手段等について、書面により監督員及び当該施設管理者と十分な協議

のうえ、撤去工事及び仮設設備を施工しなければならない。

3 受注者は、工事現場発生品の取扱いについて、以下のとおり行わなければ

ならない。

(1) 工事施工によって生じた現場発生品のうち、特記仕様書により有価

物に指定されたものについては、リサイクル業者等に売却処分を行わ

なければならない。また、その場合は品目及び数量を記載した引渡し

伝票等を監督員に提出する。ただし、発生品の状態又は数量等の状況

により売却が困難な場合は、受注者の判断により適切に産業廃棄物と

して処分等を行わなければならない。

(2) 特記仕様書又は監督員の指示により当局に引渡し所定の場所に搬入

するよう指定されたものについては、監督員の指示に従わなければな

らない。

(3) 前項(1)(2)以外の工事現場発生品については、工事共通仕様書

(施設総則編)の規定を適用する。

(4) 汚れの著しい発生品は、水洗い等による簡単な清掃を実施しなけれ

ばならない。

(5) 機器内の油脂類は完全に抜き取らなければならない。ただし、有価物

としての機能保全のため又は監督員に指示された場合はこの限りでは

ない。

(6) 特定フロン等の処分については、専門処理業者にて適正に処理し、

最終の処理証明書の写しを監督員に提出する。

4 受注者は、撤去後の処理について、以下のとおり行わなければならない。

(1) 撤去に伴い損傷した構造物は、コンクリート打設及びモルタル仕上

げ等により補修する。また、必要に応じ鉄筋補強及び防水処置等を行

う。

(2) 躯体に残置したアンカーボルト等は、床面、壁面等から突出しない

よう切断処理するとともに、切断面には防錆処置又は化粧を施さなけ

ればならない。

第17節 電気設備工事との標準的な取合い

受注者は、電気設備工事との取合いについて、以下のとおり行わなければ

ならない。また、以下の取合いの詳細は、「電気設備工事との取合い区分」

(付則-8)によるものとする。

(1) 電気設備工事との取合いは、機械設備工事で施工する集合端子箱又

は端子箱で行うものとし、これらの二次側以降の配線を機械設備工事

で施工する。

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(2) 電動機及び制御機器等の端子箱は、電気設備工事と打合せ調整を行

い、電気設備工事のケーブル接続を考慮した形状、寸法とする。

(3) 高圧電動機の抵抗器と制御器間の配線は機械設備工事とし、電動機

の一次、二次側の配線及び制御器への配線は電気設備工事とする。

(4) 電気設備工事で施工する計装機器で機械設備工事とフランジ等の座

により取合うものは、機械設備工事で取付け座までを施工し、それ以

降の配管、弁等の取付けは電気設備工事とする。

第18節 品質および出来形

品質及び出来形の規格値は、設計図書等で定めているほか、別に定める

「機械設備工事施工管理基準」(当局公式ウェブサイトhttp://www.water.

city.nagoya.jp/ 参照)によるものとする。

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第3章 機器等の製作・据付

第1節 機器の使用材料

1 機器の製作に使用する材料は、特記仕様書に基づくものとするが、記載の

ない場合は次項による。

2 材料は、すべて日本工業規格(JIS)に適合するもので、その主なものは以

下による。また、これらより適切な材質のものがあれば監督員の承諾を得

て、使用することができる。

(1) 鋳鉄 FC200以上

(2) ダクタイル鋳鉄 FCD400-15以上

(3) 鋳鋼 SC450以上

(4) 鍛鋼 SF440A以上

(5) 青銅鋳物 CAC403以上

(6) りん青銅鋳物 CAC502A以上

(7) 形鋼、鋼板類 SS400又はSUS304

(8) 軸、キー類 S35C以上

SUS304又はSUS403

(9) ボルト、ナット類 S25C、SS400

FCD450-10、FCD400-15

水中部等腐食の恐れがある箇所は

ボルト、ナットともSUS304とし、

焼き付き防止処置を施す。ただし、

取外し頻度の高い場合は焼き付き

防止処理を行った製品を使用す

る。

(10) 黄銅製ボルト、ナット類 BSBM-1

(11) リベット SV400、SUS304

(12) 伝導用チェン SCM435又はSUS403

(13) 搬送用チェン SCM435又はSUS403

(14) スプロケットホイール FCD600-3、SCS2又はS35C以上

これらの材料における「○○○○以上」とは、同じ JIS に規定する材質

であって、これらの示す材質より引張り強さが大きいものをいう。

3 JISにない材料は、以下による。

(1) 日本水道協会規格(JWWA)

(2) 日本水道鋼管協会(WSP)

(3) 日本下水道協会規格(JSWAS)

(4) 日本溶接協会規格(WES)

(5) 電気規格調査会標準規格(JEC)

(6) 日本電機工業会規格(JEM)

(7) 日本電線工業会規格(JCS)

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(8) その他

4 海外製品の使用

材料等は国内生産を原則とするが,海外生産のJIS認証品又は日本規格協

会に準じる同等の海外規格(日本規格協会発行のJISハンドブック鉄鋼等の

規格対照表によりJIS材料と化学成分・引張試験数値が対比確認できるもの)

に限り使用できる。また,上記以外の海外で生産された材料等を使用する場

合は,海外建設資材品質証明書((財)建材試験センター発行)あるいは日

本国内の公的機関で実施した試験結果資料を提出したうえで,監督員の承諾

を得て使用する。

第2節 機器等の設計製作、加工

1 共通事項

(1) 機器・材料(以下、「機器等」という。)は、特記仕様書、本仕様書及

び設計図面等に準拠し、所定の性能を発揮するための十分な機能、能

力を有し、監督員が承諾した承諾図書に基づいて設計、製作しなけれ

ばならない。購入品については、監督員の承諾を得てから発注する。

(2) 機器等は、耐久性があり、荷重、衝撃に対して十分な強度及び剛性

を有するものとする。保守、点検、調整及び修理が容易に行える構造

とし、必要に応じて点検歩廊等を考慮する。

(3) 部品は、互換性を考慮して市販性のあるものを使用する。

(4) 機器等は操作時において作業者に危険を及ぼさない構造とし、必要

に応じて安全装置を設けて保護をする。

(5) 回転部分や可動部分が露出して人が接触するおそれのある箇所には

危険防止カバーを取付ける。

(6) 危険防止カバーは特定方向からの接触だけでなく、通常の点検作業等

において接触が想定される方向すべてに配慮したものでなければなら

ない。

(7) グリースの給油については、必要に応じて集中給油装置又は自動給

油装置を使用する。

(8) 潤滑部分は、回転数、負荷に対して適切な形式で、耐久性に優れた

ものとし、更に潤滑剤の点検、補給及び交換が容易に行える構造とし、

給排油口は色別表示を行うものとする。

(9) 排油孔は直接プラグ止めとせず排油作業が容易に行えるよう、弁、排

油配管を取付けたうえプラグ止めを基本とする。また、排油管から油

受けに直接排油が困難な場合は、ねじ込み式のホースソケットと耐油

性ホースを付属するものとする。(機器1ごとに1組は必要としない。)

ただし、水中に没するものはこの限りでない。

(10) 鋼材等に亜鉛めっきを施す場合は、溶融亜鉛めっきを原則とし、そ

の付着量は、JIS H 8641(溶融亜鉛めっき)の2種HDZ55(付着量 550g/m2

以上)とする。ただし、鋼材の素地厚さが3.2mm未満の場合は、素地厚

さに応じて、HDZ35~HDZ45とすることができる。

(11) 機器の回転部には、回転方向を明示するものとする。

(12) 溶接作業中は、漏電、電撃、アーク等による人身事故及び火災防

止の処置を十分行い、作業環境の整備を図らなければならない。

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(13) 水道法上の水道施設に該当するものは、「水道施設の技術的基準

を定める省令」に適合したものとする。

2 構造部分

(1) 鋼材の接合は、原則としてアーク溶接とし、特殊な場合に限り、リ

ベット又はボルト接合とする。

なお、ボルト接合で高力ボルトを使用する場合は、原則としてトル

シア形高力ボルトを使用する。

(2) 鋼製加工品、架台等で気密箇所、基礎部、軸受部等の強度を必要と

する箇所は、連続溶接とするが、強度を必要としない箇所はこの限り

ではない。

(3) 溶接部は亀裂、ピンホール、アンダーカット、肉厚過不足、融合不

良等の有無について外観検査し、余分な肉盛り、スラグ、スパッタ等

の除去、グラインダ仕上げ等必要に応じた手直しを行う。特に強度を

必要とする箇所については、特記仕様書に指定又は監督員の指示によ

り浸透探傷検査、放射線検査等の探傷検査を行う。

(4) 各部仕上げ及び組立は、傷、汚れ、突起、窪み、歪み等が生じない

ように丁寧に行い、必要箇所には分解、組立に便なるよう合マーク等

を付ける。また、人が接触するおそれのある角部は丸めるものとする。

(5) 腐食や摩耗するおそれのある箇所に設置する部材については十分な

厚さを考慮する。

3 軸及び軸受

(1) 機器の軸受は、負荷の性質及び使用環境に適した形式のもので精度

の高い加工を施したものとする。

(2) 軸受部分は、回転数及び負荷に対して適した形式とし、耐久性に優

れ、更に、潤滑剤の点検、補給及び交換が容易に行える構造とする。

(3) 軸には、ねじれ、疲労等に対して十分に強度のあるものを使用し、

ジャーナル部については、軸受との当たりがよく発熱のおそれのない

ものとする。

(4) 軸のオイルシールとの摺動面は、滑らかに仕上げ、軸端は面取りを

行う。

(5) 固定軸の給油穴は軸受圧力のかからない方向にあけ、受圧部分に油

脂等が行きわたるようにする。特に全回転しないものに使用する軸に

ついては潤滑に注意する。

(6) 軸の固定方法は、回り止め、抜け止めについて十分考慮する。

(7) 軸は必要な場合、抜き出しができるよう考慮する。

(8) 軸にキー溝等を設ける部分は、耐久力が十分であるものとする。

(9) 軸受ブロックは、分解、組立を考慮し、なるべく割形のものを使用

する。

(10) 軸継手は、軸の回転数及びトルクに応じたものを選定する。

4 歯車装置及び動力伝達装置

(1) 歯車は、原則として機械仕上げとし、十分な精度及び強度をもたせ、

耐摩耗性にすぐれ、噛み合いがよく騒音の少ないものとする。必要な

箇所には表面硬化処理等を施す。

(2) 歯車箱は、軸受中心間隔及び軸中心線の平行度に特に注意して加工

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する。

(3) 歯車箱には、点検用蓋、空気穴、油抜き穴及びオイルゲージを備え、

軸貫通部及び合せ面より油漏れがないものとする。

(4) 駆動部は、歯車、チェン、Vベルト等による駆動の場合、噛み合いが

良好で接触が確実な伝達効率の高いものとする。

5 圧力計及び検出スイッチ

(1) 機器に使用する圧力スイッチ、温度スイッチ等には、その用途及び

設定値を表示する。

(2) 圧力計等は原則として普通形で精度等級を1.6級以上とする。ただし、

設置箇所の環境条件によっては耐熱・耐振形等を考慮する。

なお、測定流体が下水、薬品及び汚泥等の場合は、測定流体に適し

たダイヤフラム式圧力計等とする。

(3) 圧力計等は、止め弁を付ける。

6 機器カバー類

(1) 給排油の必要な箇所のカバーは、維持管理を考慮して、必要に応じ

て分割構造又は点検口を設ける。

(2) 屋内のカバーについては、エキスパンドメタル等を使用してカバー

内が容易に点検できるよう考慮する。

(3) 水道事業施設で使用する機器カバーは、SS400製とし、屋内は板厚1

.2mm以上、屋外及び多湿箇所には1.6mm以上を原則とする。特記仕様書

でステンレス鋼を指定したものは、SUS304製とし、板厚1.0mm以上を

原則とする。また、下水道事業施設で使用する機器カバーは、SS400

製とし、板厚2.3mm以上を原則とする。特記仕様書でステンレス鋼を指

定したものは、SUS304製とし、板厚2.0mm以上を原則とする。

第3節 点検歩廊、手摺、階段、蓋類

1 点検歩廊

(1) 通路の有効幅は、原則として700mm以上で、最小限500mmとする。

(2) 歩廊床材は縞鋼板又は鋼製グレーチング(溶融亜鉛めっき)とし、

縞鋼板の板厚は4.5mmとする。

(3) グレーチングを使用する場合はクローズドエンドとし、その許容荷

重は3.5kN/m2以上、許容たわみ度は1/300以下とする。また、受枠から

の脱落防止、ずれ止め等の処置を施すものとする。

(4) グレーチングを切り欠いて使用する場合、切り欠き部もクローズド

エンドとする。

(5) 歩廊の周囲には、蹴り止め(帯鋼:FB65×6)を設ける。

(6) 傾斜歩廊は原則として設けないものとする。

(7) 既設歩廊との接続がある場合は、監督員の指示による。

(8) 屋外の歩廊には水抜き穴を設け、屋内の歩廊には必要に応じて水抜

き穴を設ける。

(9) 別基礎に渡って設置する場合には、不等沈下等を考慮して、その固

定方法を検討する。

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2 手摺

(1) 材質はSGP(黒)を原則とし、標準寸法・構造は図3-1による。

(2) 既設との接続がある場合は、監督員の指示による。

3 階段

(1) 勾配は水平に対して45゜を原則とする。

なお、標準寸法・構造は図3-1による。

(2) 踏面間の寸法は、200~230mmで、等間隔とする。

(3) 踏面の奥行きは、250~300mmで、かつ各踏面は、同一とし、すべり

止めを施す。

(4) 階段の有効幅は、700mmを原則とする。

(5) 階段、踊り場の床材は、原則として、縞鋼板の板厚は4.5mmとし、必

要に応じ、たわみ防止のため等辺山形鋼40×40×3以上で補強する。

(6) 踊り場は高さ4m以内ごとに設け、直階段の踊り場の踏面は、1200mm

以上とする。

(7) 階段の全高が1mを超える場合は、高さ1100mm以上の手摺等を設ける。

(8) タラップは次のとおりとする。

ア 材質はSGP(黒)を原則とする。ただし、水中部はSUS304とする。

イ 構造は図3-2による。

ウ 高さ3mを超えるものにあっては、床面から2mの位置より安全カゴ

(フープ)を取付けることを原則とする。

エ 4m以内ごとには踊り場を設けることを原則とする。

オ タラップの上端は床から六十センチメートル以上突出させなけ

ればならない。常時突出させておくことが困難な場合は着脱式や別

体型等の設置方法を検討し、使用状態において法令を遵守できるも

のとする。

(9) 別基礎に渡って設置する場合には、不等沈下等を考慮して、その固

定方法を検討する。

4 蓋類

(1) 構造物の床面、歩廊等に設ける一般的蓋類は以下によるものとする。

ただし、水密蓋等特殊なものについては適用しない。

(2) 蓋類の許容荷重は3.5kN/m2以上、許容たわみ度は、鋼製蓋について

1/300以下、合成木材・樹脂製蓋については1/200以下とする。

(3) 蓋類の1枚当たりの重量は、取外しを考慮して最大20kgとする。

(4) 取手を必要とする場合、取手は床面より突出しない構造とする。

(5) 蓋を分割する場合は、落し込み形(取外し式)受桁を設ける。

(6) 蓋類には必要に応じチェン等を取付け、蓋の落下、強風による飛散

等の事故防止に配慮する。また、必要に応じて、ずれ止めを設ける。

(7) 蓋類の材質は、鋼製蓋の場合は床用縞鋼板、樹脂製の場合は合成木材

もしくはFRPとする。また、樹脂製の場合はすべり止めを考慮する。

(8) 蓋類には、必要に応じて1セットに1箇所以上耐荷重(N/m2)を明記す

る。

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300 300 300 300

200

1100

1200

主骨 SGP25A

従骨 SGP20A主骨 SGP25A

従骨 SGP25A

65

10

蹴り止め FB 65×6

230

200

1,100

45 。以下

250

200

主骨 SGP25A

従骨 SGP20A

300

300

図3-1 手摺及び階段標準図

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300

300

500

900

R350

SGP25A

SGP20A

タラップ

フープ

フープ

タラップ

45°

45°

22.5°22.5°

45°

45°

FB 50×6

丸鋼φ19mm または FB 50×6

図3-2 タラップ及びフープ標準構造図

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第4節 基礎及び土木・建築工事

1 掘削、埋戻し、コンクリート打設等の土木工事は、「土木工事共通仕様書(名

古屋市上下水道局)」に、建築工事は、「(国土交通省大臣官房官庁営繕部

監修)公共建築工事標準仕様書(建築工事編)」に準じて施工する。

2 機器、配管その他の基礎は、原則として本工事で施工するものとする。た

だし、特殊なもので別途土木・建築工事の施工によるものを除く。

3 機器、配管その他の基礎の鉄筋は、機器の種別、運転状態等により適切な

ものとし、原則として、あらかじめ土木・建築構造物に埋設された差筋、

もしくは、接着系あと施工アンカーにより施工した差筋に結束する。ただ

し、監督員の承諾を得た場合は差筋に溶接してもよい。

4 既設部分に基礎コンクリートを打ち継ぐ場合は、既設コンクリート面に十

分な目荒らしを行い、清掃後、水湿しのうえ既設コンクリートと密着させ

る。

なお、必要に応じて接着剤の塗布を行う。

5 本工事に必要なコンクリートのはつりは土木・建築構造物をできるだけ損

傷させない工法で施工する。

6 機械基礎アンカー、配管等の箱抜きは、別途土木・建築工事によるものを

除き、当然必要なものは本工事で施工する。

7 機械基礎アンカーの箱抜きは、基礎ボルトの許容引き抜き荷重等を考慮し

た充てん材(無収縮モルタル等)で、確実な施工を行う。

8 配管、配線等によるコンクリート構造物の貫通部は、躯体鉄筋を切断する

場合があるため、その箇所が構造物に影響しないことを確認し、必要な場

合は開口部に補強筋等を組み、入念にコンクリート又はモルタル充てんを

行う。また、漏水のおそれのある場合は、防水モルタル仕上げあるいはこ

れに代わる有効な防水処置を施す。

9 屋外及び水気の多いところに設ける基礎には、水切り勾配をとる。

10 基礎露出部は原則としてモルタル左官仕上げを施す。モルタルを施さな

い場合は、金ごて仕上げによるものとし、仕上げ面はセメントペースト面

が得られるよう施工する。

11 モルタル左官仕上げは基礎コンクリートだけでなく、機器設置、床面、

排水溝内、配管溝内及び配管貫通部閉塞箇所、機器設置・配管施工に伴う

はつりの仕上げにも施工する。

12 モルタル左官仕上げの厚さは、平面部及び配管貫通部は20mm以上とする。

13 沈でん池等の底部仕上げは無筋コンクリートで施工するものとし、厚さ

50mm以上、金ごて仕上げを原則とする。

14 機器、配管その他の基礎、充てん等に使用するコンクリートは、レディ

ーミクストコンクリート(JIS A 5308)又はこれに準じた現場機械練りコ

ンクリートとする。

15 レディーミクストコンクリートの使用区分は原則として表3-1レディ

ーミクストコンクリート使用区分表による。ただし、早期に脱型を必要と

する場合等で支障があり、監督員が承諾した場合はこの限りではない。

16 モルタルの標準配合並びに使用区分は原則として表3-2モルタルの配

合別使用区分表による。

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17 レディーミクストコンクリートの打ち込みに際しては、原則として事前

に配合計画書を提出する。

なお、レディーミクストコンクリートの打ち込みを1箇所、又は同一施

工箇所で連続して5m3以上打ち込む場合は、配合計画書を提出するととも

に品質試験を行うものとする。

18 コンクリート等に、耐薬品防食を施す場合は、ビニールエステル系樹脂

(C種)とする。

なお、「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュア

ル〔日本下水道事業団〕」による。

表3-1 レディーミクストコンクリート使用区分表

種 別 呼 び 名 設計基準強度 スランプ 最大骨材寸法 使 用 箇 所

鉄筋

コンクリート

24・8・25BB

24・12・25BB 24N/mm2

8cm

12cm 25mm

架台、基礎、躯体で強度

を要する箇所等

無筋

コンクリート

18・8・25BB

18・12・25BB 18N/mm2 8cm

12cm 25mm

シンダー、レベル調整、

沈でん池等底部仕上げ

注1:鉄筋コンクリートについての水セメント比は55%以下とする。

注2:スランプは、人力打設による施工の場合は、スランプ8cmを標準とし、

コンクリートポンプ車による施工の場合は、スランプ12cmを標準とする。

表3-2 モルタル配合別使用区分表

配 合 比 配合(1m3当たり)

使 用 区 分 セメント 洗 砂

1:2 28.8 袋 0.95 m3 据付け面隙間充てん等

(大穴埋めや特に強度を要する部分を除く)

1:3 21.3 袋 1.05 m3 基礎等仕上げ塗り等

注:セメント1袋は25kg入として換算する。

第5節 据付

1 本工事にて設置する諸設備は、維持管理、保守点検が容易かつ安全に行え

るよう通路、分解整備時の作業場所等に配慮して据付けなければならない。

また将来の容量増加、増設があらかじめ示されている場合には、これらに

も十分対応できるよう据付けなければならない。

2 各機器の詳細な据付け位置の決定に当っては、事前に監督員と十分協議し、

位置のすみ出し後、監督員の確認を得てから、正確に据付けるものとする。

3 据付ける機器又は材料が、通常の点検通路に接近し、人に触れるおそれの

ある場合は、その箇所の危険性を考慮し、表示と緩衝材を設ける。

4 汚泥、スクリーンかすの移送機器、ストレーナ、汚泥管等洗浄を必要とす

るものは、取付け、取外しが容易な構造とし、ドレン排水、ブロー、排気

等の装置を設ける。また必要に応じバイパスを設ける。

5 主要機器等は、特に地震力、重荷重に対して、転倒、横滑り、脱落、破損

等の対策を十分施した構造とし、承諾図に計算書を添付する。

また、主要機器等の耐震対策(基礎ボルト及び基礎築造に伴う躯体差筋

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の強度計算や強度計算に使用する地震力算定等)は、「建築設備耐震設計・

施工指針」((一財)日本建築センター:2014年版)に準じる。

なお、設計用標準水平震度(Ks)は「設計用標準水平震度(Ks)」(付則

-6)による。

ただし、付則―6 表―2の機器及び設備については、各種関係法令を参

考とする。

6 主要機器の基礎ボルトは原則として機械基礎の鉄筋に結束する。ただし、

監督員の承諾を得た場合は鉄筋に溶接してもよい。また、別途土木・建築

工事により築造された基礎で、箱抜きがある場合は除く。

7 次の項目に該当する機器については接着系あと施工アンカーを使用しても

よい。

(1) 軽量機器(ベルトコンベヤ等)

(2) 稼働しない機器(3m3以下のタンク類)

(3) 口径150mm以下、電動機出力5.5kW以下のポンプ類

(4) 振動、衝撃を受けない小型機器及び低速回転機器(電動機出力5.5kW

以下の機器)

8 7(1)~(4)に示す以外の機器で接着系あと施工アンカーを使用する

必要がある場合は、監督員に計算書を提出し、承諾を得なければならない。

なお、あと施工アンカーの施工は、(一社)日本建築あと施工アンカー協

会の資格を有する者、又は施工に関する十分な経験と技能を有するものが

行うこととし、施工後は「あと施工アンカー施工指針(案)・同解説((一

社)日本建築あと施工アンカー協会)」による全数の自主検査(施工者によ

る目視、接触、打音検査)と、アンカー径ごとに全数の0.5%又はアンカ

ー径ごと3本以上の引抜試験(非破壊試験)を行うこと。ただし、軽易な

場合は、監督員の承諾を受けて試験を省略することができる。

9 あと施工アンカーが鉄筋に干渉する場合は、アンカーの位置を変えるもの

とする。

10 基礎ボルトは、原則として鉄筋に結束した状態で監督員の確認を受ける

ものとする。

なお、基礎ボルト穴は、必要以上に大きくしないものとする。

11 機器の組立、据付けは、十分に垂直、水平方向の芯出し調整を行い、鋼

板製ウェッジ及び鋼板製ライナー等適切な方法により仮止めした後、基礎

ボルトをモルタル等で堅固に固定する。

12 機器の基礎ボルトは、前項のモルタル等が硬化した後、十分な強度がで

るまでの養生期間をおいて、ナットの締め付けを行う。また、試験及び試

運転終了後に再点検を行い、増締め等必要な処置を施す。

13 振動等により、ボルト・ナット類が緩むおそれのある箇所には、ダブル

ナット、スプリングワッシャ等の緩み防止対策を行う。また、溝形鋼等勾

配を有する部分に取付けるボルトには緩み止めテーパワッシャを使用し、

堅固に固定する。

14 基準ボルト穴径以上のボルト穴(長穴等)を使用する場合は、十分な支

持面積を有する座金等を使用する。

15 基礎ボルト等におけるナットからのボルトの出は、ねじ山3山程度を基

準とし、最小限1山は出す。

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16 機器のベッドに水溜まりが発生するおそれのある箇所には、モルタル充

てんを行う等、ベッドの腐食防止の処置を施す。また、直接構造物に基礎

ボルトを打設した箇所には、モルタル等により根巻きを行う。

17 摺動面のある機器は、特に騒音源にならないよう十分な摺り合せ調整及

び芯出し調整を行わなければならない。

18 機器の搬入に当っては、建屋の搬入路の大きさを考慮して、機器の分割

を決定する。また、吊り具が既に設けてある場合は、許容荷重について十

分調査して、安全に機器の搬入、搬出を行う。

19 機器のメンテナンス用に設置した吊り上げ装置、フック等には、許容荷

重を明示する。

20 開口部等の覆蓋を施工した場合は、原則として1セットに1箇所以上耐荷

重(N/m2)を明記する。

21 当局のクレーン・ホイスト等を使用する場合は、監督員と協議し承諾を

得なければならない。使用にあたっては、クレーン・ホイスト等の状態を

確認しなければならない。

第6節 浸水対策

1 下水道事業施設工事の特記仕様書で浸水許容レベルを指定する場合は、機

器等の据付に際し、付属する電装品及び浸水に対する配慮が必要な機械構

造部を浸水許容レベル以上の位置に設置しなければならない。

2 機器等の構造上、前項によることが困難な場合に限り、電装品及び浸水に

対する配慮が必要な機械構造部に有効な浸水対策処置を施すことにより、

浸水許容レベル以下の位置に設置することができる。ただし、有効な浸水

対策処置については監督員の承諾を得なければならない。

3 ポンプ所(水処理センター内ポンプ所を含む。)を浸水から守るレベルを「浸

水安全レベル」といい、このレベル以下には配管貫通部等の開口部を設け

ないものとする。

4 ポンプの排水機能を保持するため耐水化を図るレベルを「耐水レベル」と

いい、このレベル以下には配管貫通部等の開口部を設けないものとする。

5 浸水安全レベル、耐水レベル以下にやむを得ず開口部を設ける場合は、開

口部に有効な浸水対策処置を施す。ただし、有効な浸水対策処置について

は監督員の承諾を得なければならない。

6 ポンプの排水機能を保持するために不可欠な機器類を屋外に設置する場合

は耐水レベル以上に設置する。

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第4章 配管工事

第1節 配管材料

1 本工事に使用する配管材料は、特記仕様書に管種の指定がない場合は、原

則として表4-1配管材料の使用区分により適切なものを選定する。ただ

し、内圧・外圧が、表4-1配管材料により難い場合は除く。記載のない

配管材料を使用する場合には、事前に監督員の承諾を得ること。

2 ダクタイル鋳鉄管は、水道事業については(社)日本水道協会規格(JWWA)

及び日本工業規格(JIS)に定められた製品を、下水道事業については(社)

日本下水道協会規格(JSWAS)及び日本工業規格(JIS)に定められた製品

を使用する。

3 鋼管は、日本工業規格(JIS)に定められた製品を使用する。塩ビライニン

グ鋼管は日本水道鋼管協会規格(WSP)及び(社)日本水道協会規格(JWWA)

に定められた製品を使用する。

4 樹脂管は、日本工業規格(JIS)に定められた製品を使用する。水道用耐衝

撃性硬質ポリ塩化ビニル管の一部については日本塩化ビニル管・継手協会

規格に定められた製品を使用する。

5 表4-1配管材料の各管種に対応する管継手、異形管の規格は、表4-2

管継手・異形管による。

6 飲料に供する給配水配管等は、(社)日本水道協会規格(JWWA)検査合格品

とする。

第2節 弁類

1 本工事に使用する小口径弁類(350mm以下)は、原則として表4-3弁の材

質と使用区分(1)、表4-4弁の材質と使用区分(2)により適切なもの

を選定する。ただし、浄水過程における水に接している資機材は、「水道施

設の技術的基準を定める省令」並びに、給水装置は「給水装置の構造及び

材質の基準に関する省令」に適合したものを使用する。

2 弁は、右廻し「閉」、左廻し「開」とする。

なお、ハンドル付の弁は、ハンドルに開閉方向を表示したものを使用す

る。ただし、水道事業施設に使用するキャップ式手動弁は、右廻し「開」、

左廻し「閉」とする。

3 やむを得ず高所に設置する弁で、監督員が指示するものは、床上からチェ

ン操作のできる構造とする。ただし、増設用捨て弁は、この限りでない。

4 特記仕様書にいう洗浄水栓とは、図4-1洗浄水栓標準構成に示す組合せ

のものを標準とし、呼び径は20mm又は25mmの2種類を標準とする。ノズルに

ついては、監督員の承諾を受けたものを使用すること。

5 表4-3、表4-4に記載のない形式の弁については、監督員の承諾を得

て使用する。また、電動弁、電磁弁、空気作動弁、薬品用又は使用圧力が

1MPaを越える弁等についても、監督員の承諾を得て使用するものとする。

6 飲料に供する弁等は、(社)日本水道協会規格(JWWA)検査合格品とする。

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表4-1 配管材料(1/2)

種 類 規 格 使 用 区 分

記号 名 称 記 号 圧力 温度 呼び径 用 途

鋳鉄管

JWWA G114 水道用ダクタイル鋳鉄

長管フランジ形 75~2,600mm

給配水

(ポンプ等機器廻り

に限る)

JSWAS G-1 下水道用ダクタイル鋳鉄

直管K形 D3 75~2,600mm 汚水、雨水、汚泥

鋼管

※注3

JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管

SGP(黒)

1 MPa

以下

500mm

以下

水分を含まない

油、ガス、エンジ

ン排気等、耐食性

を要しないもの

SGP(白)

水、水分を含む空

気、油、ガス等若

干の耐食性を要

する場合

JIS G 3457配管用アーク溶接

炭素鋼鋼管 STPY400

1 MPa

以下

350~

2,000mm

水、空気、エンジ

ン排気等。 SG P

(白)、SGPWと同用

途のときは溶融

亜鉛めっきを施

JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管 STPG370 1 MPa

以上

350℃

以下

650mm

以下

水、空気、油、上

水汚泥、脱水ケー

キ等の圧力配管

ステンレス

鋼管

※注2

JIS G 3459配管用ステンレス鋼鋼管

※注1SUS304TP

650mm

以下

錆、スケール等を

嫌う水及び空気、

耐食性を要する

場合(ライザ管、

薬 品 及 び 汚 泥

等)、エンジン始

動空気・排気管

(屋外)

JIS G 3468配管用溶接大径

ステンレス鋼鋼管 SUS304TPY

150~

1,000mm

ライニング

鋼管 JWWA K 116

水道用硬質塩化ビニル

ライニング鋼管

SGP-VA

1 MPa

以下

40℃

以下

150mm

以下

飲料水、錆、スケ

ールを嫌う水(流

体が常時流れて

おり、保温を行う

配管)

SGP-VB

飲料水、錆、スケ

ールを嫌う水(流

体が常時流れて

おらず、保温を行

わない配管)

※注1:ねじ込み式接続を行うステンレス配管(呼び径50mm以下)はスケジュ

ール20S以上とする。

※注2:溶接接続を行うステンレス配管はスケジュール10S以上とする。

※注3:溶融亜鉛メッキを施した配管は、水道施設及び給水装置には使用しな

いこと。

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表4-1 配管材料(2/2)

種類 規 格 使 用 区 分

記号 名 称 記 号 圧力 温度 呼び径 用 途

ライニング

鋼管

JWWA K 116水道用硬質塩化ビニル

ライニング鋼管 SGP-VD

1 MPa

以下

40℃

以下

150mm

以下

飲料水、錆、スケ

ールを嫌う水(埋

設)

WSP 011 フランジ付硬質塩化

ビニルライニング鋼管

SGP-FVA

(10Kフランジ)

1 MPa

以下

50℃

以下

300mm

以下

薬品、飲料水、錆、

スケールを嫌う

水(流体が常時流

れており、塗装又

は保温を行う配

管)

SGP-FVB

(10Kフランジ)

薬品、飲料水、錆、

スケールを嫌う

水(流体が常時流

れておらず、塗装

又は保温を行わ

ない配管)

SGP-FVD

(10Kフランジ)

薬品、飲料水、錆、

スケールを嫌う水

(埋設)

JWWA K 140水道用耐熱性硬質塩化

ビニルライニング鋼管 SGP-HVA

1 MPa

以下

85℃

以下

100mm

以下 温水

樹脂管

JIS K 6741硬質ポリ塩化ビニル管

(一般管) VP

1 MPa

以下

300mm

以下

薬液、給水、脱臭、

上水汚泥、下水汚

泥等(強度を要し

ない箇所)

JIS K 6742水道用

硬質ポリ塩化ビニル管 VPW

静水圧

0.75MPa

以下

13~150mm

水道水(飲料水)、

30mm以下は一般

管と同様に使用

JIS K 6741 硬質ポリ塩化ビニル管 VU 0.6MPa

以下 40~600mm

排水、脱臭、排泥

等(強度を要しな

い箇所)

JIS K 9798リサイクル硬質ポリ塩化

ビニル発泡三層管 RF-VP 無圧 40~150mm 屋内用、無圧部

JIS K 9797リサイクル硬質ポリ塩化

ビニル管 RS-VU 無圧

100,150,

200,300mm 埋設用、無圧部

JIS K 6742水道用耐衝撃性

硬質ポリ塩化ビニル管 HIVP

静水圧

0.75MPa

以下

13~150mm

耐衝撃性を必要

とする箇所、他は

VPと同様

JIS K 6762水道用ポリエチレン管

(1種二層管)

PP(PE)

①W

0.75MPa

以下

50mm

以下

水道水(飲料水)、

試料水

銅管 JIS H 3300 継目無銅管 C1020T

C1220T

150mm

以下

空気、油、集中給

油、計装等

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表4-2 管継手・異形管

直 管 の 種 類 管継手・異形管の規格等

種 類 記 号 規格番号 記 号 名 称

水道用ダクタイル

鋳鉄管 JWWA G114 水道用ダクタイル鋳鉄異形管

下水道用ダクタイル

鋳鉄直管 D3

JSWAS G-1 下水道用ダクタイル鋳鉄異形管

JIS G 5527 DF ダクタイル鋳鉄異形管

鋼管

SGP(黒)

JIS B 2301 ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手

JIS B 2302 ねじ込み式鋼管製管継手

JIS B 2311 FSGP 一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手

JIS B 2220 鋼製溶接式フランジ

SGP(白)

SGPW

FSGP

PY41

SGP(黒)に同じ。ただし、白管継手を使用す

るか、又はSGPW と同等の溶融亜鉛めっきを

施す

STPY400

JIS B 2311 PY400 SGP(白)、SGPWと同用途のときは溶融亜鉛め

っきを施す

JIS G 3451 F15

PY400の規格外となる場合は、水輸送用塗覆

装鋼管の異形管に規定された原管を使用す

SGP(白)、SGPWと同用途のときは溶融亜鉛め

っきを施す

STPG370

JIS B 2312 PG370 配管用鋼製突合せ溶接式管継手

JIS B 2313 PG370W 管用鋼板製突合せ溶接式管継手

JIS B 2316 PS370 配管用鋼製差込み溶接式管継手

ステンレス鋼管 SUS304TP

JIS準拠 ねじ込み式ステンレス鋼製管継手

JIS B 2312 SUS304 配管用鋼製突合せ溶接式管継手

JIS B 2313 SUS304W 配管用鋼板製突合せ溶接式管継手

JIS B 2316 SUS304 配管用鋼製差込み溶接式管継手

SUS304TPY JIS B 2313 SUS304W 配管用鋼板製突合せ溶接式管継手

ライニング鋼管

SGP-VA JWWA K150 管端防食継手

SGP-VB JWWA K150 管端防食継手

SGP-FVA

SGP-FVB

SGP-FVD

WSP 011 フランジ付き硬質塩化ビニル

ライニング鋼管

SGP-HVA JWWA K141 耐熱性管端防食継手

樹脂管

VP

VU

RF-VP

RS-VU

JIS K 6739 DV 排水管用硬質ポリ塩化ビニル管継手

AS38 屋外排水設備用硬質塩化ビニル管継手

JIS K 6743 特殊TS 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(準拠)

原管VP及びVU

VPW

(JIS K6742) JIS K 6743 TS 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手

HIVP JIS K 6743 HITS 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手

PP ① WJWWA B116

※注1 水道用ポリエチレン管金属継手

銅管 JIS H 3401ねじ込み式、くい込み式管継手

フレアー継手

※注1:監督員が承諾したワンタッチ式金属継手も可とする。

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表4-3 弁の材質と使用区分(1)

種 類 材 質

規格番号 呼び径 使用区分 本 体 弁 体 弁 棒 弁 座

仕切弁

CAC406

CAC911 ※注1

CAC406,C3771

CAC911 ※注1

耐脱亜鉛黄銅鉛レス耐脱亜鉛黄銅 ※注1

JIS B 2011 50mm

以下 水、空気

FC200 FC200 C3771/SUS CAC406/SUS JIS B 2031 65mm

以上

FC200 FC200 SUS SUS JIS B 2031 65mm

以上 汚水、汚泥

FCMB35-10 SUS、CAC406 SUS SUS JIS B 2051 50mm

以下

FCD SUS SUS SUS JIS 準拠 50mm

以下

SCPH2 SCPH2、SCS SUS JIS 準拠 JIS B 2071 65mm

以上

SCS SCS SUS JIS 準拠 JIS 準拠 65mm

以上

ソフトシール弁 FCD450-10 FCD450-10 +ゴムライニング

SUS JWWA B 120 50~ 350mm

汚水、汚泥

水道用ダクタイル

鋳鉄仕切弁FCD450-10 FCD450-10

C3771

/SUS CAC406 JWWA B 122

50~

350mm

導水、送水

配水

スイング逆止め弁

CAC406

CAC911 ※注1

CAC406,C3771

CAC911※注1

JIS B 2011 50mm

以下 水、空気

FC200 FC200 CAC406/SUS JIS B 2031 65mm

以上

FC200 FC200 SUS JIS B 2031 65mm

以上 汚水、汚泥

FCMB35-10 SUS、CAC406 SUS JIS B 2051 50mm

以下

FCD SUS SUS JIS 準拠 50mm

以下

SCPH2 SCPH2、SCS SUS JIS B 2071 65mm

以上

SCS SCS JIS 準拠 JIS 準拠 65mm

以上

リフト逆止め弁

CAC406 CAC406,C3771 CAC406 JIS B 2011 50mm

以下 空気

SCS SUS ASME 40mm

以下

FCD SUS SUS JIS 準拠 50mm 以下

※注1:給水装置器具、水道施設器具用部品(仕切弁、スイング逆止め弁)は

材質CAC911(本体、弁体)、鉛レス耐脱亜鉛黄銅(弁棒)を適用する。

外ねじ式 又は

内ねじ弁棒上昇式

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表4-4 弁の材質と使用区分(2)

種 類 材 質

規格番号 呼び径 使用区分 本 体 ダイヤフラム

ダイヤフラム弁

FC200 流体により選定、要承諾 350mm

以下

水、空気

汚泥

FC200+ゴムライニング 流体により選定、要承諾 350mm

以下

混薬汚泥、

薬液

上水汚泥

硬質塩化ビニル、FCD+フッ素樹脂

流体により選定、要承諾 350mm

以下 薬液

種 類 材 質

規格番号 呼び径 使用区分 本 体 ボ ー ル

ボール弁

(フルボア)

CAC、SCS、SUS SUS、SCS 50mm

以下

水、空気

汚泥

FC SUS、SCS 65mm

以上 水、空気

SCS SCS 65mm

以上 汚水、汚泥

種 類 材 質

規格番号 呼び径 使用区分 本体 弁体 弁棒 弁 座

バタフライ弁

FC200 FC200 SUS403 合成ゴム+ 硬質クロムめっき 350mm

以下 水

FC200 FC200 SUS403 耐熱ゴム+硬質クロムめっき 350mm

以下 空気

水道用

バタフライ弁

FCD

450-10

FCD

450-10SUS403 CR+硬質クロムめっき JWWA B 138

200~

350mm

導水、送水、

配水

種 類 材 質

規格番号 呼び径 使用区分 本体 弁 体 弁 棒 弁 座

ウェハー形

ゴムシート

バタフライ弁

FCD

SCS13

又は

FCD450

SUS403

又は

SUS420J2

合成ゴム+

硬質クロムめっき

合成ゴム+SUS30

4

JIS B 2032 350mm

以下 空気

玉形弁

CAC406

CAC911 ※注1

CAC406

CAC911※注1

耐脱亜鉛黄銅鉛レス耐脱亜鉛黄銅 ※注1

JIS B 2011 50mm

以下

水 、 空 気 等

で特に指定

する箇所

SCS SUS SUS SCS JIS準拠 50mm

以下 空気

偏心構造弁 FCD450

又は

FC200

SCS13

セミスチール+ゴム

ライニング

SCS+ゴムライニング

FCD

FCD+クロムメッキ

FCD+ゴムライニン

グ

ステンレス鋼

又は

セミスチール

合成ゴム又はメタル350mm

以下 汚泥

※注1:給水装置器具、水道施設器具用部品(玉形弁)は材質CAC911(本体、

弁体)、鉛レス耐脱亜鉛黄銅(弁棒)を適用する。

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ホース部元弁部

ねじ込み形ボール弁

ワンタッチカプラ(めねじ用プラグ)ワンタッチカプラ(ホース用プラグ)

網入りビニルホース(10m)

ノズル部

ねじ込み形ボール弁

ワンタッチカプラ(めねじ用ソケット)

ノズル

SUSホースバンド

図4-1 洗浄水栓標準構成

ワンタッチカプラ(ホース用ソケット)

注1:上図の洗浄水栓は導水装置用であり、給水装置には使用しない。

2:上図は標準的な構成を示したものであり、以下の条件を満足すれば部

品構成を変更してもよい。

3:元弁部はJIS 5K相当以上のCAC製レバーハンドル式ねじ込み形ボール

弁、ホース部との接続用ワンタッチカプラ等から構成される。元弁の

口径は20mm又は25mmとし、特記仕様書で指定されたサイズのものを使

用する。

4:ホース部は網入りビニルホース10m、元弁部及びノズル部との接続用

ワンタッチカプラ、ステンレス製ホースバンド等から構成される。た

だし、使用するカプラはホース部とホース部を接続することが可能で

なければならない。

5:ノズル部はノズル、JIS 5K相当以上のCAC製レバーハンドル式ねじ込

み形ボール弁、ホース部との接続用ワンタッチカプラ等から構成され

る。ただし、ノズル単体が流体の塞止、流量調整の機能を有する場合、

ボール弁は不要とする。

第3節 可とう管類

1 排気管等のように温度変化によって軸方向の伸縮を生じる鋼管には、伸縮

を吸収させるために伸縮管継手を設ける。

2 機器等と配管の間に防振継手を設ける場合、特記仕様書に明示されている

場合を除き、合成ゴム製防振継手とする。合成ゴム製防振継手は鋼製フラ

ンジ付きで、補強材を挿入した合成ゴム製とする。本継手は、十分な可と

う性、耐熱性、耐圧強度及び防振効果を有するものとする。

3 冷却塔の冷却水管の出入口側及び補給水管の入口側にはフレキシブルジョ

イントを設ける。特記仕様書に明示されている場合を除き、合成ゴム製の

フレキシブルジョイントとする。その全長は表4-4-2水用フレキシブ

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ルジョイント(合成ゴム製)による。

4 受水タンク及び高置タンクの排水管及び通気管を除く各配管にはフレキシ

ブルジョイントを設ける。特記仕様書に明示されている場合を除き、鋼製

タンク及びステンレス鋼板製タンクにあってはステンレス製ベローズ形、

FRP製タンクにあっては合成ゴム製とする。その全長は表4-4-1水用フ

レキシブルジョイント(ステンレス製ベローズ形)及び表4-4-2水用

フレキシブルジョイント(合成ゴム製)による。

表4-4-1 水用フレキシブルジョイント(ステンレス製ベローズ形)

呼び径 長さ

25以下 300㎜以上

32以上50以下 500㎜以上

65以上150以下 750㎜以上

200以上 1000㎜以上

表4-4-2 水用フレキシブルジョイント(合成ゴム製)

呼び径 長さ

40以下 300㎜以上

50以上80以下 500㎜以上

100以上 700㎜以上

5 建物導入部及び建築物のエキスパンションジョイント間の変位量を吸収す

るためにフレキシブルジョイントを設ける場合、変位吸収量を地盤変位量

又はそれぞれの建築物の相対変位量以上にする。また、フレキシブルジョ

イントは変位吸収量に応じた軸直角変位量のものを選定し、必要に応じL

字配管に各々1個(計2個)設置するなどの対応をする。

第4節 配管の共通注意事項

1 ダクタイル鋳鉄管及び呼び径 400mm以上の鋼管の配管経路及び方法につい

ては、原則として設計図書等のとおりとする。呼び径350mm以下の配管につ

いては、他工事との取合い、現場の状況、維持管理性等を十分配慮して、

配管経路及び方法を検討のうえ施工するものとする。

2 配管は、次の点に留意して配管施工図を作成し、監督員の承諾を受けるも

のとする。

(1) 配管は整然とした配列とし、将来分の配管施工も考慮する。

(2) 維持管理用点検通路等を十分確保する。ただし、通行が困難となる

位置には適切な処置を行うこと。

(3) 機器の分解点検、配管中の弁類・ストレーナの整備、交換等に便利

なものとする。

(4) 機器に配管、弁の荷重がかからないこと。

(5) 配管の偏心、伸縮、不等沈下、振動等に対する考慮をする。

(6) 配管の必要箇所には、バイパス管、空気抜き管、ドレン管、掃除口

等を設けるものとする。

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(7) 常時液体で満たされ、発錆を嫌う配管において、鋼管とステンレス

鋼管、鋼管と銅管等の異種金属との接合には、絶縁継手を使用するこ

と。ただし、特記仕様書に指定又は監督員に指示された場合とする。

3 配管の支持材は、重量及び振動に対し十分な支持力を有する形鋼又は鋼管

を使用して製作し、配管に振動や離脱が生じないよう強固に取付ける。

4 曲管、T字部等、管を離脱させる力の生ずる箇所にはコンクリート又は鋼

材で離脱防止の措置を施す。

5 配管支持は、配管と支持構造物とが剛体となる支持構造とし、特に重量の

ある弁類は、その重量を単独で支持するものとする。

6 溝形鋼等勾配を有する部分に取付けるUボルト等は、緩み防止用のテーパワ

ッシャを使用して堅固に固定する。

7 直管部分の支持個所は、原則として定尺1本につき2箇所以上とし、支持間

隔は3m以内とする。ただし、空気用配管を独立に布設する場合の支持間隔

は、呼び径350~600mmでは4m以内、呼び径650mm以上では5m以内とする。

8 管支持材の固定には、接着系あと施工アンカーを使用することができる。

ただし、衝撃力等のかかるおそれのある箇所は、躯体鉄筋に結束する。

9 施設の処理機能に直接的に関係する配管に対しては、天井からの吊り用ボ

ルトによる配管支持を行ってはならない。

10 施設の処理機能に間接的に関係する配管(吸排気ダクト等)に対しては、

重量及び振動について十分余裕ある支持力を見込むことができるあと施工

アンカー(コンクリートアンカー等)で、天井からの吊り用ボルトによる

配管支持を行うことができる。

11 配管が構造物を貫通し地中等に埋設される等支持構造物が異なるときは、

可とう管を挿入する。

なお、地中埋設管に使用する可とう管は、土圧を十分考慮したものを使

用する。

12 土木・建築構造物と土木・建築構造物の継手部、又は独立した管廊が構

造物と一体となった管廊に接する部分等著しく構造形態が変化する部分を

配管が横断する場合は、可とう管を挿入する。

13 温度変化による伸縮のある箇所には、伸縮可能な継手類を挿入する。ま

た配管支持も管の伸縮を考慮したものとする。

14 可とう管及び曲管の前後は、原則として定尺管とし、可とう管及び曲管

前後の直近に配管支持を設ける。

15 コンクリート構造物、その他の配管貫通部は、配管施工後入念にモルタ

ルを充てんし、防水を必要とする箇所は、つば付鋼管スリーブ、シーリン

グ材、防水モルタル等による漏水防止を行って、貫通部の両面に有効な防

水処置を施すものとする。

16 建築物の壁材(コンクリートブロック・ALCパネル等)に配管を貫通

するために孔あけを行った箇所は、「(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)」に基づき適切に処置を施すものと

する。

17 配管貫通部の両側直近には、フランジ等を設ける。

18 配管が防火区画を貫通する場合は、不燃材で充てんする。

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19 床を貫通する配管は、床面より100mm以上モルタルで保護する等の防錆措

置を施す。

20 主管から分岐する枝管には、原則として分岐部枝管に弁を設ける。

21 操作頻度の高い弁は操作しやすい位置に設置する。また、弁はチェン操

作式の横型を除いて、開閉ハンドルを上向きに設置する。

なお、周囲の状況により開閉ハンドルを上向きに設置できない場合でも、

下向きとすることは避ける。

22 誤操作を防止するため、弁には「開」、「閉」、「調整済」等、弁の状態を

明示する表示札(樹脂製)をつける。また必要な場合には、開閉操作機構

をロックする等の措置を行う。表示札は「開」、「閉」、「調整済」を色別す

るものとし、「開」札は赤地に白文字、「閉」札は緑地に白文字、「調整済」

札は白地に黒文字を原則とする。

なお、既設の表示札と混在する場合は既設の色別に合わせるものとする。

23 手動・電動弁等の操作ハンドルで着色可能なものについては、回転方向、

開閉表示及び手動-自動切替表示の鋳出し、又は鋳出し銘板部を着色する。

24 水道水以外を使用している洗浄水栓には、誤飲を防止するため「飲用不

適」等の表示札(樹脂製)をつける。

25 地中埋設部分に弁を設ける場合は、コンクリート製又は塩ビ製の弁枡を

設ける。

26 埋設管の土被りは、特記仕様書に明示されている場合を除き、施設構内

等で、重量物の圧力を受けるおそれのある場所では、 口径350mm以上は1.2m

以上、口径300mm以下は1.0m以上、車両道路では0.6m以上、それ以外の場所

では0.3m以上とする。

27 地中埋設部分は掘削後、切り込み砕石等を敷きならし、よくつき固めて

から管を布設する。設計図書等で管の基礎工を指定された場合は、その基

礎工を施工後、管を布設する。

28 埋設配管をする箇所は、配管作業に危険のないように埋設深さ1.5m以上

となるとき及びその他必要な場合には、土留工を施して掘削すること。

29 埋設配管完了後は、監督員の確認を得た後に埋め戻しを行うこと。

なお、埋戻しにあたっては、管及び被覆樹脂等を傷めないように山砂の

類で管の周辺を埋戻した後、良質の掘削土で埋戻しを行い、よくつき固め

て復旧する。また、埋設配管は必要に応じて荷重に対する防護を行うこと。

30 埋設配管の必要な箇所には、流体の名称、埋設深さ、方向等を表示した

コンクリート製埋設標柱又は埋設表示板等を設置する。

31 配管の立上がり部、立下がり部等空気だまりや泥だまりとなるおそれの

ある箇所には、 空気抜き弁又はドレン弁を設ける。なお、汚泥配管の場合

は、閉塞を考慮して呼び径50A以上のものを使用する。また、薬品配管等の

空気抜き管、安全弁等の吐出側は、薬品等噴出時に飛散することのないよ

うに考慮すること。

32 配管には必要に応じ勾配をとり、排水時に支障のない構造とする。また

排水管の曲管部等で閉塞のおそれのある箇所は、必要に応じ掃除口を設け

る。

33 空気配管は、原則として、供給口へ昇り勾配とする。また、計装用空気、

ディーゼル機関起動用空気については、主管の頂部より分岐の枝管を取り

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30

出すものとする。

34 配管施工中は、管の内部に土、砂、ごみ等を残さないように施工し、施

工後は、配管内を必要に応じた洗浄を行う。

35 各配管に使用する継手、パッキン及びシール材(剤)等は、それぞれの

管種、使用流体、目的に応じた適切なものを使用すること。

36 給水装置、導水装置の工事は、給水工事施工基準(名古屋市上下水道局)

に準じて施工する。

第5節 ダクタイル鋳鉄管配管の注意事項

1 ポンプ等機器廻りの配管は、原則としてフランジ継手(水道事業はRF形-GF

形を基本とする。)とし、分解及び組立の際の取外しを考慮して、必要な箇

所にはルーズ継手等を最小限使用する。

2 ポンプ等機器廻りの配管以外の配管は、下水道事業はメカニカル継手を原

則とするが、直立配管部、曲管部及びT字部等で離脱するおそれのある箇

所は原則としてフランジ継手とする。これによりがたい場合は、離脱防止

継手、特殊押輪等を使用する。また、水道事業は特記仕様書による。

3 使用するフランジ規格は、下水道事業はJIS G 5527、水道事業はJWWA G-114

とする。

第6節 鋼管配管の注意事項

1 呼び径50mm以下の鋼管配管は、ねじ込み式継手を使用してもよいが、次の

項目を満足しなければならない。

(1) ポンプ等機器廻りの配管は、原則としてフランジ継手又はユニオン

継手とし、分解及び組立の際の取外しを考慮して、必要な箇所にはル

ーズ継手等を最小限使用する。

(2) 直管部は定尺2本ごとにフランジ継手又はユニオン継手を設ける。

(3) エルボ、T(チーズ)等異形管部は、分解及び組立の際の取外しを

考慮して、必要な箇所にはフランジ継手又はユニオン継手を設ける。

2 呼び径65mm以上の鋼管配管はフランジ継手(ねじ込み式フランジは含まな

い。以下同じ。)とし、次の項目を満足しなければならない。

(1) ポンプ等機器廻りの配管は、分解及び組立の際の取外しを考慮して、

必要な箇所にはルーズ継手等を最小限使用する。

(2) 直管部は定尺1本ごとにフランジ継手を設ける。

(3) 異形管部は、呼び径100mm 以上の場合、突合せ溶接接合のみとせず、

近傍にフランジ継手を設ける。

(4) 突合せ溶接等を行った箇所は内面、外面とも防錆処置を施す。

3 危険物を取扱う配管にあっては、呼び径50mm以下の場合も、フランジ継手

及び突合せ溶接接合で施工する。

4 鋼管を埋設配管とする場合は、原則として、水道用硬質塩化ビニルライニ

ング鋼管(SGP-VD)、又はステンレス鋼管(Sch20S以上)を使用する。

5 呼び径50mm以下の硬質塩化ビニルライニング鋼管をねじ接合する場合の継

手は、管端防食継手とし、パイプニップルは管端防食継手用パイプニップ

ル(ロングニップル)とする。

なお、弁をねじ接続する場合は、管端コア付きのものを使用する。

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31

6 飲料水用配管の場合は、水道用液状シール剤(JWWA K 146)を使用するこ

と。

7 フランジ付硬質塩化ビニルライニング鋼管の寸法調整用の乱尺管は、現場

で裸管にフランジを仮付け後、工場でライニングを行う。

8 鋼管に使用するフランジ規格は、JIS B 2220 5K、10Kを原則とし、曝気用

空気管、ドレン管が5K以上、その他配管は10Kとする。

9 機器等との取合いが必要な箇所のフランジは、7.5Kもしくは水道規格を使

用できるものとする。

10 流体の圧力、温度等により第2項以外のフランジが必要な場合で、特記

仕様書にフランジの指定がないときは、監督員の承諾による。

第7節 水道・工業用水道事業における工事の注意事項

1 取水・浄水・送配水施設に係る配管の工事を行う場合は、本仕様書及び「土

木工事共通仕様書(名古屋市上下水道局)」に準じて施工する。

第8節 配管材料の防錆、防食

1 水道用ダクタイル鋳鉄管の防錆、防食

(1) フランジ管(長管、異形管)の内面には、JWWA G-112(水道用ダクタ

イル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装)に規定するエポキシ樹脂粉体

塗装、又はJWWA K 135(水道用液状エポキシ樹脂塗料 塗装方法)に規

定する水道用液状エポキシ樹脂塗装、又はJWWA K 157(水道用無溶剤

形エポキシ樹脂塗料 塗装方法)に規定する水道用無溶剤形エポキシ

樹脂塗装を施す。

表4-5 内面塗装の種類ごとの適用口径

管 種 内面塗装の種類 適 用 口 径(mm)

フランジ管

(長管、異形管)

エポキシ樹脂粉体塗装 75 ~ 1500

水道用液状エポキシ樹脂塗装又は水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗装

1650 ~ 2600

(2) フランジ管(長管・異形管)の外面には、屋内露出部はポリウレタ

ン樹脂塗料、水中部は水道用液状エポキシ樹脂塗料にて塗装を行う。

表4-6 屋内露出部配管用塗装仕様(外面)

工 程 塗 料 名 標準膜厚

塗装場所 (μm)

素地調整 第2種ケレン以上

第1層-下塗 ジンクリッチプライマー 20 工場塗装

第2層-下塗 エポキシ樹脂塗料 60 現地塗装

第3層-下塗 エポキシ樹脂塗料 60 現地塗装

第4層-中塗 ポリウレタン樹脂用塗料 30 現地塗装

第5層-上塗 ポリウレタン樹脂塗料 25 現地塗装

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表4-7 水中部塗装仕様(外面)

工 程 塗 料 名 標準膜厚

塗装場所 (μm)

素地調整 第2種ケレン以上

第1層-下塗 ジンクリッチプライマー 20 工場塗装

下塗、中塗、 上塗

計4層以上水道用液状エポキシ樹脂塗料

300 ※注1

現地塗装

※注1:各層の標準膜厚、塗装間隔は、使用する塗料の製作会社の指定による。

(3) フランジ管(長管、異形管)以外の水道用ダクタイル鋳鉄管の内面及

び外面の防錆・防食は、「土木工事共通仕様書」により行うこと。

(4) 表示は、「土木工事共通仕様書」に準拠すること。

2 下水道用ダクタイル鋳鉄管の防錆、防食

(1) 直管(フランジ長管を除く)及び切管(直管を切断したもの)の内面

には、JSWAS G-1-2016(下水道用ダクタイル鋳鉄管)の附属書3に規定

するモルタルライニング又は附属書2の3に規定するエポキシ樹脂粉

体塗装を施す。(表4-9、表4-10参照)

(2) フランジ長管の内面には、JSWAS G-1-2016(下水道用ダクタイル鋳鉄

管)の附属書2の3に規定するエポキシ樹脂粉体塗装を施す。(表4-

10参照)

(3) 異形管の内面には、JSWAS G-1-2016(下水道用ダクタイル鋳鉄管)の

附属書2の3に規定するエポキシ樹脂粉体塗装又は付属書2の4に

規定する液状エポキシ樹脂塗装を施す。(表4-10、表4-11参

照)

(4) ダクタイル鋳鉄管の内面塗装は、表4-8内面塗装の種類ごとの適

用口径に基づき施工する。表に記載のない口径で、特記仕様書に内面

塗装の指定がないときは、監督員の承諾による。

(5) ダクタイル鋳鉄管の外面には、JSWAS G-1-2016(下水道用ダクタイル

鋳鉄管)9.2外面塗装及び附属書4の2(外面特殊塗装)に基づく外

面塗装を施す。(表4-12~表4-15参照)

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表4-8 内面塗装の種類ごとの適用口径

管 種 内面塗装の種類 適 用 口 径(mm)

直管 モルタルライニング 900 ~ 2600

エポキシ樹脂粉体塗装 75 ~ 800

フランジ長管 エポキシ樹脂粉体塗装 75 ~ 1500

異形管 エポキシ樹脂粉体塗装 75 ~ 1500

液状エポキシ樹脂塗装 1600 ~ 2600

表4-9 内面モルタルライニング(シールコート)

管の呼び径 ライニングの厚さ(mm) 管端部における厚さの許容差(mm)

75 ~ 250 4 +2

300 ~ 600 6 -1

700 ~ 900 8 ±2

1000 ~ 1200 10 ±3

1350 ~ 1500 12 ±4

1600 ~ 2600 15

モルタルには、JSWAS G-1-2016 附属書3に規定する材料を用いる。

シールコートの材質は塩化ビニル系重合物又はアクリル系重合物とし、吹き

付け又は刷毛塗りにより一様に塗装する。塗装量は約100g/m2とする。

表4-10 内面エポキシ樹脂粉体塗装

工 程 塗 料 名 標準膜厚

塗装場所 (μm)

素地調整 第2種ケレン以上 ― ―

全層1回塗 エポキシ樹脂粉体塗料 300 工場塗装

塗料は、JSWAS G-1-2016規格の附属書2の3.内面塗装1(内面エポキシ樹脂粉

体塗料)に規定するエポキシ樹脂粉体塗料を用いる。

注1:塗装間隔は、塗料製造業者の指定する間隔とする。

2:標準膜厚は、最小膜厚とする。

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表4-11 内面液状エポキシ樹脂塗装

工 程 塗 料 名 標準膜厚

塗装場所 (μm)

素地調整 第2種ケレン以上 ― ―

全層1回塗 液状エポキシ樹脂塗料 300 工場塗装

塗料は、JSWAS G-1-2016規格の附属書2の4.内面塗装2(内面液状エポキシ樹

脂塗料)に規定する液状エポキシ樹脂塗料を用いる。

注1:塗装間隔は、塗料製造業者の指定する間隔とする。

2:標準膜厚は、最小膜厚とする。

表4-12 屋外露出配管及び屋内湿潤部露出配管用塗装仕様(外面)

工 程 塗 料 名 標準膜厚

塗装場所 (μm)

素地調整 第2種ケレン以上

第1層-下塗亜鉛溶射

又はジンクリッチペイント (20) 工場塗装

第2層-下塗 エポキシ樹脂塗料 50 工場塗装

第3層-下塗エポキシM.I.O塗料

又はエポキシ樹脂塗料50 工場塗装

第4層-中塗 ポリウレタン樹脂塗料 20 現地塗装

第5層-上塗 ポリウレタン樹脂塗料 20 現地塗装

塗料は、JSWAS G-1-2016規格の附属書4の2.外面塗装3(外面特殊塗料)CCに規定する亜鉛溶射又はジンクリッチペイント、エポキシ樹脂塗料、エポキ

シM.I.O塗料及びポリウレタン樹脂塗料を用いる。第1層の亜鉛系プライマー

塗布量は、(亜鉛溶射:130g/m2以上、ジンクリッチペイント:150g/m2以上)

を基準とし、塗膜厚さ20μm(換算値)とする。

注1:塗装間隔は、塗料製造業者の指定する間隔とする。

2:膜厚は、計測した平均値が標準膜厚以上であること。また計測した最

低値は標準膜厚の80%以上であること。

なお、検査方法は、JSWAS G-1-2016規格の付属書4の5.4.3による。

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表4-13 屋内一般部露出配管用塗装仕様(外面)

工 程 塗 料 名 標準膜厚

塗装場所 (μm)

素地調整 第2種ケレン以上

第1層-下塗亜鉛溶射

又はジンクリッチペイント (20) 工場塗装

第2層-下塗現地塗装のアクリルNAD系艶有

に適した合成樹脂塗料 80 工場塗装

第3層-中塗 アクリルNAD系艶有塗料 15 現地塗装

第4層-上塗 アクリルNAD系艶有塗料 15 現地塗装

塗料は、JSWAS G-1-2016規格の附属書4の2.外面塗装3(外面特殊塗料)BBに規定する亜鉛溶射又はジンクリッチペイント、現地塗料のアクリルNAD系艶

有塗料に適した合成樹脂塗料及びアクリルNAD系艶有塗料を用いる。第1層の

亜鉛系プライマー塗布量は、(亜鉛溶射:130g/m2以上、ジンクリッチペイン

ト:150g/m2以上)を基準とし、塗膜厚さ20μm(換算値)とする。

注1:塗装間隔は、塗料製造業者の指定する間隔とする。

2:膜厚は、計測した平均値が標準膜厚以上であること。また計測した最

低値は標準膜厚の80%以上であること。

なお、検査方法は、JSWAS G-1-2016規格の付属書4の5.4.3による。

表4-14 水中部配管塗装仕様(外面)

工 程 塗 料 名 標準膜厚

(μm) 塗装場所

素地調整 第2種ケレン以上

第1層-下塗亜鉛溶射

又はジンクリッチペイント (20) 工場塗装

第2層-下塗 エポキシ樹脂塗料 50 工場塗装

第3層-下塗エポキシM.I.O塗料

又はエポキシ樹脂塗料 50 工場塗装

第4層-中塗 エポキシ樹脂塗料 20 現地塗装

第5層-上塗 エポキシ樹脂塗料 20 現地塗装

塗料は、JSWAS G-1-2016規格の附属書4の2.外面塗装3(外面特殊塗料)DDに規定する亜鉛溶射又はジンクリッチペイント、エポキシ樹脂塗料、エポキ

シM.I.O塗料を用いる。第1層の亜鉛系プライマー塗布量は、(亜鉛溶射:

130g/m2 以上、ジンクリッチペイント:150g/m2以上)を基準とし、塗膜厚さ

20μm(換算値)とする。

注1:塗装間隔は、塗料製造業者の指定する間隔とする。

2:膜厚は、計測した平均値が標準膜厚以上であること。また計測した最

低値は標準膜厚の80%以上であること。

なお、検査方法は、JSWAS G-1-2016規格の付属書4の5.4.3による。

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表4-15 埋設部配管塗装仕様(外面)

工 程 塗 料 名 標準膜厚

(μm) 塗装場所

素地調整 第2種ケレン以上

合成樹脂塗料 直 管:100異形管:80

工場塗装

塗料は、JSWAS G-1-2016規格の附属書4の2.外面塗装1(外面合成樹脂塗料)

に規定する一液性エポキシ樹脂塗料、二液性エポキシ樹脂塗料及びアクリル

樹脂塗料等の合成樹脂塗料を用いる。

注1:塗装間隔は、塗料製造業者の指定する間隔とする。

2:膜厚は、特異な箇所を除いた平均値が標準膜厚以上であること。

なお、検査方法は、JSWAS G-1-2016規格の付属書4の3.4.3による。

3:呼び径75~250の直管の場合には、亜鉛溶射(130g/m2以上)又はジン

クリッチペイント(150g/m2以上)を下塗として用い、合成樹脂塗料の

標準膜厚を80μmとする。

3 鋼管の防錆、防食

(1) 鋼管外面に塗装を施す場合は、第5章塗装工事による。

(2) 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管を、SGP(白)、SGPWと同一の用途に使用

する場合は、フランジ溶接後、管の内外面にSGPW相当の亜鉛めっきを

施す。

(3) 前項の管の寸法調整用乱尺管は、現場で裸管にフランジを仮付け後、

工場で管の内外面にSGPW相当の亜鉛めっきを施すことを原則とする。

第9節 配管被覆

1 適用

(1) 配管を被覆する場合の施工範囲は、設計図書等による。

(2) 配管を被覆する場合の適用区分、施工順序は表4-16被覆の適用

区分による。

2 材料

配管の被覆に必要な材料は、揮発性有機化合物の放散による健康への影

響に配慮されたものとする。仕様については、表4-17保温材の厚さ、

表4-18被覆材料による。

3 施工

(1) 被覆施工前に、管のねじ切り部、溶接加工部等には防錆処理を施す。

(2) 保温材の相互の間隔はできる限り小さくし、重ね部分の継ぎ目は同

一直線上を避けて取付る。

(3) 帯状材の巻き締めは、原則として口径125mmまでは鉄線にて50mmピッ

チのらせん巻きで行い、口径150mm以上についてはきっ甲金網にて行う。

筒状材の巻き締めは、鉄線にて1本につき2箇所以上行うこととする。

(4) 粘着テープ貼りの場合は、保温材の合わせ目及び継ぎ目をすべて貼

り合わせる。

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(5) テープ巻きその他の重なり幅は、原則として、テープ状の場合は15mm

以上、その他の場合は30mm以上とする。(ポリエチレンフィルムの場合

は1/2重ね以上)

(6) テープ巻きは、配管の下方より上方に巻き上げる。

(7) 金属板巻きは、はぜ掛け又はボタンパンチはぜ、曲り部はえび状ま

たは整形カバーとする。

(8) 屋外及び屋内多湿箇所の金属板巻きの継ぎ目はシール材によるシー

ルを施す。

(9) 屋内露出配管の被覆見切り箇所には、菊座を取付ける。

(10) 被覆の見切り部端面は、使用する被覆材及び被覆目的に応じて必

要な保護を行う。

(11) 埋設配管等で、特に電食のおそれのある箇所は電食防止措置を施

す。措置方法については特記仕様書の指定又は監督員の指示による。

(12) 特記仕様書の指定又は監督員の指示のある場合を除き、金属板巻

きの塗装は行わない。ただし、必要に応じて色別表示のバンド、管名、

流れ方向矢印等の記入は行うものとする。

(13) 逆止弁等保守点検が必要な部分については、簡単に取外し再取付

けが出来るよう被覆の構造を考慮すること。また被覆表側に弁等の名

称を明記するものとする。

(14) 埋設配管に防食テープ巻きを行う場合は、地表面より50cmまで巻

き上げるものとする。

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表4-16 被覆の適用区分

適用区分

材 料 及 び 施 工 順 序

保 温 被 覆 防 食 被 覆

屋 内 屋 外 露 出 埋 設 部 分

給水管

排水管

給 水 管

特に防露を必要とする場

合のみ施工。

呼び径 80を超える管は特

記仕様書で指定した場合の

み施工。

1.防食プライマー

2.防食テープ

(ペトロラタム系)

3.プラスチックテープ

排 水 管

常時、排水が流れる管で

特に防露を必要とする場合

のみ施工。

呼 び径 80以下の管で常

時、排水が滞留する部分のみ

施工。

呼び径 80を超える管は特

記仕様書で指定した場合の

み施工。

1.グラスウール保温筒

2.鉄線

3.アルミガラス化粧原紙

1.ポリスチレンフォーム保温筒

2.粘着テープ

3.ポリエチレンフィルム

4.ステンレス鋼板

1.ポリエチレンスリーブ

2.固定用ゴムバンド

注1

1.不燃材とする必要がある場合は、ロックウール保温筒又は保温板とする。

2.管廊内は原則として被覆を施さない。

3.埋設部に水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(SGP-VD)、ステンレス鋼管を使用

する場合は、原則として被覆を施さない。

空気管

(散気用

送気管)

1.ロックウール保温筒又

は保温板

2.鉄線又はきっ甲金網

3.ポリエチレンフィルム

4.着色亜鉛めっき鋼板

1.ロックウール保温筒又は

保温板

2.鉄線又はきっ甲金網

3.ポリエチレンフィルム

4.ステンレス鋼板

1.防食プライマー

2.防食テープ

(ペトロラタム系)

3.プラスチックテープ

1.ポリエチレンスリーブ

2.固定用ゴムバンド

注1

1.埋設部に水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(SGP-VD)、ステンレス鋼管を使用す

る場合は、原則として被覆を施さない。

エンジン用

排気管

1.ロックウール保温帯

2.鉄線又はきっ甲金網

3.着色亜鉛めっき鋼鈑

1.ロックウール保温帯

2.鉄線又はきっ甲金網

3.ステンレス鋼板

薬液管

呼び径80以下の管で直射

日光、外気温等により流体

の物性が変化しプロセスに

影響を及ぼす場合に施工。

1.ロックウール保温筒又は

保温板

2.鉄線又はきっ甲金網

3.ポリエチレンフィルム

4.ステンレス鋼板

注1:ダクタイル鋳鉄管に適用する。

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表4-17 保温材の厚さ 単位(mm)

呼び径 15 20 25 32 40 50 65 80 100 125 150 200 250 300

350

以上保温材

ポリスチレンフォーム保温材 20 30

グラスウール保温材 20 25 40 50

ロックウール保温筒、板 25 30 40 50

ロックウール保温帯 50

表4-18 被覆材料

材 料 区 分 仕 様

グラスウール保温材 グラスウール保温板及び筒は、JIS A 9504(人造鉱物繊維保温

材)によるJISマーク表示品とし、保温板は2号40Kとする。

ポリスチレンフォーム保温材ポリスチレンフォーム保温筒は、JIS A 9511(発砲プラスチッ

ク保温材)によるJISマーク表示品とし、保温筒は3号とする。

ロックウール保温材 ロックウール保温筒、板及び帯は、JIS A 9504(人造鉱物繊維

保温材) によるJISマーク表示品とし、保温帯は1号とする。

着色亜鉛めっき鋼板

JIS G 3312(塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯)による一般用又

は建築外板用とし、塗膜の耐久性は2類、原板の適用表示厚さ

は0.3mmとする。

ステンレス鋼板 JIS G 4305(冷間圧延ステンレス鋼板)又は、JIS G 3320(塗装

ステンレス鋼板)によるSUS304とし、厚さは0.3mm以上とする。

アルミガラス化粧原紙

原紙に規定する整形用原紙の表面に、アルミガラスクロスに規

定するアルミガラスクロスをオレフィン系樹脂接着剤で貼り

合わせたものとする。

ポリエチレンスリーブ 日本ダクタイル鋳鉄管協会規格 JPDA Z 2005(ダクタイル鋳鉄

管用ポリエチレンスリーブ)に適合するもの。

粘着テープ JIS Z 1525(包装用ポリ塩化ビニル接着テープ)に準ずる厚さ0.2mm

のものとする。

鉄線 JIS G 3532(鉄線)による亜鉛めっき鉄線とする。

ポリエチレンフィルム JIS Z 1702(包装用ポリエチレンフィルム)に規定する1種とす

る。(厚さ0.05mm)

きっ甲金網 JIS G 3554(きっ甲金網)による網目呼称16、線径0.5とし、線

材は JIS G 3532(鉄線)による亜鉛めっき鉄線とする。

シーリング材 シリコン系シーリング材とする。

ポリエチレンスリーブ

固定用ゴムバンド

日本ダクタイル鋳鉄管協会規格 JPDA Z 2005 附属書(ポリエチ

レンスリーブ固定用ゴムバンド、締め具及び粘着テープ)に適

合するもの。

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表4-19 防食材料

材 料 区 分 仕 様

防食テープ JIS Z 1902(ペトロラタム系防食テープ)による厚さ1.1mmの

もの

プライマー JIS Z 1903(ペトロラタム系防食ペースト)によるペトロラタ

ムを主成分としたペースト状のもの

プラスチックテープ

自己融着性の粘着材をポリエチレンテープに塗布した厚さ0.

4mmのもので、試験等はJIS Z 1901(防食用ポリ塩化ビニル粘

着テープ)に準じたもの。

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第5章 塗装工事

第1節 一般事項

1 塗装に先立って 表5-1素地調整基準に基づき素地調整を行う。

2 塗装は、原則として表5-2塗装基準、表5-3新設塗装工程(Ⅰ)、表5

-4新設塗装工程(Ⅱ)、表5-5新設塗装工程(Ⅲ)、表5-6塗替え塗

装工程(Ⅰ)、表5-7塗替え塗装工程(Ⅱ)、表5-8塗替え塗装工程(Ⅲ)、

表5-9機器整備時仕上げ塗装工程に基づき適切に行う。ただし、特記仕

様書に指定がある場合はこの限りでない。

3 亜鉛めっき鋼管(SGP白、SGPW、SGP-VB等)及び継手の外面には、塗装を施

す。ただし、保温被覆処理等を行う場合はこの限りでない。また、管、継

手を除く亜鉛めっき鋼材は原則として無塗装とし、表5-4新設塗装工程

(Ⅱ)、表5-7塗替え塗装工程(Ⅱ)は、主として、耐薬品部の塗装に使

用する。

4 ステンレス鋼材は原則として無塗装とし、表5-4新設塗装工程(Ⅱ)、表

5-7塗替え塗装工程(Ⅱ)は、主として、耐薬品部の塗装及び反射障害

防止等で行う屋外機器の安全カバー等の塗装(外面のみ)に使用する。

5 硬質ポリ塩化ビニル材は、屋内設置の場合は原則として無塗装とし、表5

-5新設塗装工程(Ⅲ)、表5-8塗替え塗装工程(Ⅲ)は、屋外設置の機

器、配管等の塗装に使用する。

6 工場製作する機器の塗装は、全塗装工程を工場塗装とする。また、機器の

付属品も、原則として全塗装工程を工場塗装とする。

7 機器に付属する配管のうち、製作工場で機器に組み込まれるものは、配管

ではなく機器の構造部材として塗装する。ただし要所には、表5-11配

管種別色帯による色帯を設けるものとし、流体名及び流れ方向矢印も記入

する。

8 搬入据付により塗装面に損傷を生じた場合は、適当な下地処理を加え、正

規な塗装状態と同程度に補修塗装を行う。

9 仕上げ色、配管種別色帯、流れの方向表示、管名称記入等は原則として 表

5-10標準塗装色、表5-11配管種別色帯及び図5-1管名称等記入

例による。

10 現地据付け後の塗装に当っては、その周辺及び床等に適切な養生を行う

こと。また、塗装面に汚染損傷を与えないよう注意すること。

11 塗装時、気温が5℃以下のとき、湿度が85%以上のとき、炎天で塗装面に

泡を生じさせるおそれのあるとき、風塵がひどいとき、並びに降雨を受け

るおそれのあるときは、塗装を行ってはならない。

12 塗装時、塗装面に湿気のある場合、又は塗装の硬化を促進させるため、

塗装面を加熱する必要のある場合は、赤外線ランプ、熱風装置等の適切な

方法により、塗料製造業者の指示する温度に均一に加熱すること。

13 現地塗装は、ハケ塗りを原則とし、ハケ塗りが困難な箇所は監督員の承

諾を得てスプレー塗装することができる。工場における塗装方法は製作所

の標準とする。

14 使用塗料及び溶剤は、揮発性有機化合物の放散による健康への影響に配

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慮されたものとする。その製造会社、品名、品質、色票番号、塗装方法、

塗装間隔等について記載した塗装要領書を提出し、監督員の承諾を得るも

のとする。

15 塗装は、塗装工程ごとに、色相を変えること。

16 塗料は、原則として調合した塗料を使用すること。ただし、2液以上の塗

料は、混合に際し適切に行うこと。

17 各種配管設備の塗装についての共通仕様は次のとおりとする。

(1) 亜鉛めっき鋼管は、ねじ切部及び溶接部で亜鉛めっきを損傷した部分

を亜鉛めっき相当の処理を施した後に塗装を行う。

(2) ステンレス鋼管の配管は無塗装とする。ただし、耐薬品部の配管につ

いては塗装を行う。

(3) 硬質ポリ塩化ビニル管の配管は無塗装とする。ただし、屋外の配管に

ついては耐候性向上のため塗装を行う。

(4) 配管途中の弁等(鋳鉄製のものを除く。)の塗装は、監督員の指示に

より施工する。

(5) 配管(製作工場にて組み込まれる機器付属配管は除く)の塗装色は、

表5-10標準塗装色を原則とするも既設機器及び既設配管と関連が

ある箇所や配管錯綜部で種別を錯誤する恐れがある箇所等、維持管理

上必要な場合は、監督員の指示により表5-11配管種別色帯による

色で塗装する。

(6) 配管及び弁等が室内に露出される場合、無塗装が不釣合のときは、壁

と同色塗装とする。

(7) 配管には、管名称、流れ方向矢印及び必要に応じて行き先を記入する。

(8) 無塗装及び色別表示を行わない配管には、配管種別色帯を設ける。

(9) 配管への配管種別色帯、管名称、流れ方向矢印等の記入箇所は、次の

とおりとする。

ア 連続配管部10~15mごと

イ 機器に接続する配管部

ウ 主配管からの分岐管の分岐部

エ 管廊等から別室又は屋外へ出る配管の出入箇所

オ その他、監督員の指示する箇所

(10) 配管種別色帯、管名称、流れ方向矢印の記入は原則として手書きと

するが、シールを使用してもよい。シールは剥がれ、変色等の無いも

のを選定する。

(11) 特殊な配管塗装については耐熱・耐食を考慮する。

18 塗膜厚の測定は各工程(層)ごとに行うものとし、その測定箇所は、部

材等エッヂ部、溶接部ビード等から少なくとも50mm以上離れた場所とする。

19 測定箇所数は、機器単位ごとの塗装面積10m2までは2箇所(1箇所で4点測

定し記録する。)、10m2を超え100m

2までは10m

2以内増すごとに2箇所増し、

100m2を超えると100m2以内増すごとに4箇所増しとする。

なお、塗膜厚測定箇所数の例を別表-1に示す。

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別表-1 塗膜厚測定箇所数の例

塗装面積(m2) 測定箇所数

10m2以内 2

10m2を超え 20m2以内 4

50m2を超え 60m2以内 12

100m2を超え 200m2以内 24

500m2を超え 600m2以内 40

1000m2を超え 1100m2以内 60

1500m2を超え 1600m2以内 80

1900m2を超え 2000m2以内 96

2000m2を超え 2100m2以内 100

20 塗膜厚の測定値は、1箇所当たりの平均値は標準膜厚以上、かつ、1箇所

で4点測定した塗膜厚の最低値は標準膜厚の80%以上とする。

21 塗装を行う場合は、換気をよくして、溶剤による中毒を起こさないよう

にすること。

22 火気に注意し、爆発・火災等の事故を起こさないようにすること。

第2節 素地調整基準、塗装基準適用上の注意事項

1 1種ケレンを指定した機器は、製品ブラストを原則とする。やむを得ず、原

板ブラストとする場合は、監督員の承諾を得るものとする。ただし、この

場合は鋼材のケレン証明書を必要とする。

2 鋼材の主要構成部材は1種ケレンを施す。ただし、歩廊、手摺、配管支持架

台等付帯部分は2種ケレンとする。

3 鋳鉄部分は2種ケレン以上とする。

4 部品の取替え、補修、改造等整備を行った機器に仕上げ塗装を行う場合は4

種ケレンとする。

5 亜鉛めっき鋼材は4種ケレンとし、ケレン後、ダスト、油脂分、水分、粉化

物を完全に除去する。

6 ステンレス鋼材は4種ケレンとし、ケレン後、サンドペーパー等で目荒らし

を行い、その後ダスト、油脂分、水分、粉化物を完全に除去する。

7 硬質ポリ塩化ビニル材は溶剤により塗装面に付着した油脂類等の異物を除

去後、サンドペーパー等で目荒らしを行う。

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表5-1 素地調整基準

素地調整の種類 素 地 調 整 の 状 態 使用用具

1種ケレン

原板ブラスト加工前に表面処理し、その後プライマー

処理を行う。

ショットブラスト

グリットブラスト

カットワイヤブラスト

サンドブラスト等

製品ブラスト黒皮、さび等を完全に除去し、清浄な面

とする。

ショットブラスト

グリットブラスト

カットワイヤブラスト

サンドブラスト

スケーリングマシン

グラインダ

化学薬品

スクレーパ

ハンマ

ワイヤブラシ

サンドペーパー等

第2種ケレン 完全に付着した黒皮以外のものを除去

し、清浄な面とする。 ディスクサンダ

スクレーパ

ハンマ

サンドペーパー等第3種ケレン 黒皮、活膜以外のものを除去し、清浄な

金属面とする。

第4種ケレン 粉化物、さび、汚れ及び溶接スパッタを

除去し、清浄な面とする。 ワイヤブラシ等

表5-2 塗装基準

適 用 区 分 塗 装 系 素 地 調 整

新設塗装 塗替え 機器整備時仕上げ

屋 外 ポリウレタン

樹脂系

1種ケレン

(歩廊、手摺、

配管支持架台

等付帯部分は

2種ケレン)

3種ケレン 4種ケレン

屋 内 高 湿 部

上 記 以 外 フェノール樹脂系

水 中 部

乾湿交番部等

エポキシ樹脂系

水道用液状 エポキシ樹脂系

水道用無溶剤形 エポキシ樹脂系

耐 薬 品 部 エポキシ樹脂系

高温部(100~600℃) シリコン樹脂系

注1:亜鉛めっき鋼材、ステンレス鋼材及び硬質ポリ塩化ビニル材は4種ケレン

とする。

2:表5-6、表5-7においてのタールエポキシ樹脂系塗替えを行う場合

は2種ケレンとする。

3:機器・管・弁類等で飲料用処理水(原水~浄水~送配水)に接する面は、

水道用液状エポキシ樹脂系又は水道用無溶剤形エポキシ樹脂系とし、JWW

A適合の塗料を使用する。但し、鋳鉄管は第4章第8節による。

4:監督員の承諾を受け、エポキシ樹脂塗料を変性エポキシ樹脂塗料(JIS

K 5551 C種1号)にすることができる。各層の標準膜厚はエポキシ樹脂系

と同等の効果が得られる厚みを塗料メーカーに確認すること。

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表5-3 新設塗装工程 (Ⅰ) (1/2)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

フェノール

樹脂系

第1層

(下塗)

JIS K 5674

鉛・クロムフリーさび止めペイント 35

1日~7日

第2層

(下塗)

JIS K 5674

鉛・クロムフリーさび止めペイント 35

1日~6箇月

第3層

(中塗) フェノール樹脂塗料 25

1日~1箇月

第4層

(上塗) フェノール樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系

プライマー JIS K 5552 2種 ジンクリッチプライマー 20

1日~6箇月 第1層

(下塗) エポキシ樹脂塗料 60

1日~7日 第2層

(下塗) エポキシ樹脂塗料 60

1日~7日 第3層

(中塗) ポリウレタン樹脂用塗料 30

1日~7日 第4層

(上塗) ポリウレタン樹脂塗料 25

エポキシ

樹脂系

プライマー JIS K 5552 2種 ジンクリッチプライマー 20

1日~6箇月

第1層

(下塗) エポキシ樹脂塗料 60

1日~7日 第2層

(下塗) エポキシ樹脂塗料 60

1日~7日 第3層

(中塗) エポキシ樹脂塗料 40

1日~7日 第4層

(上塗) エポキシ樹脂塗料 40

シリコン

樹脂系

第1層

(下塗) シリコン樹脂耐熱塗料 30

1日~1箇月 第2層

(下塗) シリコン樹脂耐熱塗料 30

1日~1箇月 第3層

(中塗) シリコン樹脂耐熱塗料 20

1日~7日 第4層

(上塗) シリコン樹脂耐熱塗料 20

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表5-3 新設塗装工程 (Ⅰ) (2/2)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

水道用液状

エポキシ

樹脂系

プライマー ジンクリッチプライマー 20

下塗、中塗、上塗

計4層以上水道用液状エポキシ樹脂塗料 計300

水道用無溶 剤形エポキシ

樹脂系

水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料塗装方法(JWWA K157)に

準じる

水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料 計300

注1:本表は機器、一般鋼材の新設時の塗装に適用する。

2:水道用液状エポキシ樹脂塗料で水協検査を受ける機器類に使用する場

合は、膜厚検査等についてはJWWA規格による。

3:水道用液状エポキシ樹脂塗料を使用する場合、気温が15℃以下(5℃以

上)での施工では、「低温形」を使用すること。

4:水道用液状エポキシ樹脂及び水道用無溶剤形エポキシ樹脂において各

層の標準膜厚、塗装間隔は、使用する塗料の製作会社の指定による。

表5-4 新設塗装工程 (Ⅱ)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

フェノール

樹脂系

プライマー JIS K 5633 1種 エッチングプライマー 5

2日~3箇月 第1層

(下塗)

JIS K 5674

鉛・クロムフリーさび止めペイント 35

1日~6箇月 第2層

(中塗) フェノール樹脂塗料 25

1日~1箇月 第3層

(上塗) フェノール樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系

第1層

(下塗) エポキシ樹脂塗料(亜鉛めっき面用) 60

1日~7日 第2層

(中塗) ポリウレタン樹脂用塗料 30

1日~7日 第3層

(上塗) ポリウレタン樹脂塗料 25

エポキシ

樹脂系

第1層

(下塗) エポキシ樹脂塗料(亜鉛めっき面用) 60

1日~7日 第2層

(中塗) エポキシ樹脂塗料 40

1日~7日 第3層

(上塗) エポキシ樹脂塗料 40

注:本表は亜鉛めっき面、ステンレス鋼材の新設時の塗装に適用する。

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表5-5 新設塗装工程 (Ⅲ)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

ポリウレタン

樹脂系

第1層

(中塗) ポリウレタン樹脂用塗料 30

1日~7日

第2層

(上塗) ポリウレタン樹脂塗料 25

注1:本表は硬質ポリ塩化ビニル材(ガラス繊維強化塩化ビニル板製ダクト含む)

の新設時の塗装に適用する。

2:標準膜厚は電磁膜厚計による計測ができないため参考値である。

表5-6 塗替え塗装工程 (Ⅰ) (1/2)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

フェノール

樹脂系

第1層

(補修塗)

JIS K 5674

鉛・クロムフリーさび止めペイント (35)

1日~7日

第2層

(下塗)

JIS K 5674

鉛・クロムフリーさび止めペイント 35

1日~6箇月 第3層

(中塗) フェノール樹脂塗料 25

1日~1箇月 第4層

(上塗) フェノール樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系

第1層

(補修塗)変性エポキシ樹脂塗料(2液型) (50)

1日~7日 第2層

(下塗) 変性エポキシ樹脂塗料(2液型) 50

1日~7日 第3層

(中塗) ポリウレタン樹脂用塗料 30

1日~7日 第4層

(上塗) ポリウレタン樹脂塗料 25

エポキシ

樹脂系

第1層

(補修塗)変性エポキシ樹脂塗料(2液型) (50)

1日~7日 第2層

(下塗) 変性エポキシ樹脂塗料(2液型) 50

1日~7日 第3層

(中塗) エポキシ樹脂塗料 40

1日~7日 第4層

(上塗) エポキシ樹脂塗料 40

エポキシ

樹脂系

第1層

(下塗) エポキシ樹脂塗料 60

1日~7日 第2層

(下塗) エポキシ樹脂塗料 60

1日~7日 第3層

(中塗) エポキシ樹脂塗料 40

1日~7日 第4層

(上塗) エポキシ樹脂塗料 40

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表5-6 塗替え塗装工程 (Ⅰ) (2/2)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

シリコン

樹脂系

第1層

(補修塗) シリコン樹脂耐熱塗料 (30)

1日~7日 第2層

(下塗) シリコン樹脂耐熱塗料 30

1日~7日 第3層

(中塗) シリコン樹脂耐熱塗料 20

1日~7日 第4層

(上塗) シリコン樹脂耐熱塗料 20

水道用液状

エポキシ

樹脂系

第1層

(補修塗) 水道用液状エポキシ樹脂塗料 (60)

下塗、中塗、上塗

計3層以上水道用液状エポキシ樹脂塗料 計300

水道用無溶剤形エポキシ

樹脂系

水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料塗装方法(JWWA K157)に

準じる

水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料 計300

注1:本表は機器、一般鋼材、鋳鉄部の塗替え塗装に適用する。

2:補修塗とは、ケレンにより地肌が出た部分について、部分的に下塗り

を行うものである。

3:※は、既設の塗装系がタールエポキシ樹脂の場合に使用するものであ

る。

4:旧塗膜にタールエポキシが塗ってある場合は、水道用液状エポキシ樹

脂塗料を塗り重ねないこと。

5:水道用液状エポキシ樹脂塗料を使用する場合、気温が15℃以下(5℃以

上)での施工では、「低温形」を使用すること。

6:水道用液状エポキシ樹脂及び水道用無溶剤形エポキシ樹脂において各

層の標準膜厚、塗装間隔は、使用する塗料の製作会社の指定による。

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表5-7 塗替え塗装工程 (Ⅱ)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

フェノール

樹脂系

第1層

(下塗)

JIS K 5674

鉛・クロムフリーさび止めペイント 35

1日~6箇月 第2層

(中塗) フェノール樹脂塗料 25

1日~1箇月 第3層

(上塗) フェノール樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系

第1層

(下塗) 変性エポキシ樹脂塗料(2液型) 50

1日~7日 第2層

(中塗) ポリウレタン樹脂用塗料 30

1日~7日 第3層

(上塗) ポリウレタン樹脂塗料 25

エポキシ

樹脂系

第1層

(下塗) 変性エポキシ樹脂塗料(2液型) 50

1日~7日 第2層

(中塗) エポキシ樹脂塗料 40

1日~7日 第3層

(上塗) エポキシ樹脂塗料 40

エポキシ

樹脂系

第1層

(下塗) エポキシ樹脂塗料(亜鉛めっき面用) 60

1日~7日 第2層

(中塗) エポキシ樹脂塗料 40

1日~7日 第3層

(上塗) エポキシ樹脂塗料 40

注1:本表は亜鉛めっき面、ステンレス鋼材の塗替え塗装に適用する。

2:※は、既設の塗装系がタールエポキシ樹脂の場合に使用するものであ

る。

3:タールエポキシ樹脂の塗替え塗装はステンレス鋼材にのみ適用する。

表5-8 塗替え塗装工程 (Ⅲ)

塗 装 系 工 程 塗 料 名 標準 膜厚

(μm)

参考塗装間隔

(20℃)

ポリウレタン

樹脂系

第1層

(下塗) 変性エポキシ樹脂塗料(2液型) 50

1日~7日 第1層

(上塗) ポリウレタン樹脂塗料 25

注1:本表は硬質ポリ塩化ビニル材の塗替え塗装に適用する。

2:標準膜厚は電磁膜厚計による計測ができないため参考値である。

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表5-9 機器整備時仕上げ塗装工程

適用区分 塗装系 工 程 塗 料 名 参考膜厚

(μm) 既設の塗装系

屋外

ポリウレタン

樹脂系

第1層 変性エポキシ樹脂塗料(2液型) 50

塩化ゴム系

第2層 ポリウレタン樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系 第1層 ポリウレタン樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系

屋内

高湿部

ポリウレタン

樹脂系

第1層 変性エポキシ樹脂塗料(2液型) 50

塩化ゴム系

第2層 ポリウレタン樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系 第1層 ポリウレタン樹脂塗料 25

ポリウレタン

樹脂系

屋内 フェノール

樹脂系 第1層 フェノール樹脂塗料 25

フタル酸

樹脂系

水中部等

エポキシ樹脂系 第1層 エポキシ樹脂塗料 40 エポキシ

樹脂系

水道用液状

エポキシ樹脂系 第1層

水道用

液状エポキシ樹脂塗料 60

水道用液状

エポキシ

樹脂系

水道用無溶剤形 エポキシ樹脂系

第1層 水道用無溶剤形 エポキシ樹脂塗料

150 水道用無溶剤形エポキシ樹脂系

タールフリー変性

エポキシ樹脂系 第1層

タールフリー

変性エポキシ樹脂塗料 60

タールエポキシ

樹脂系

高温部 シリコン樹脂系 第1層 シリコン樹脂耐熱塗料 20 シリコン

樹脂系

注1:本表は既設機器の整備完了時に仕上げ塗装を施す場合に適用する。

2:水道用液状エポキシ樹脂塗料を使用する場合、気温が15℃以下(5℃以

上)での施工では、「低温形」を使用すること。

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表5-10 標準塗装色

設備名称 機 器 名 称

日本塗料工業会

色票番号2017年J版

及び(マンセル値) 摘 要

水道事業

機 器

及び

材 料

屋内 J65-60D

(5B6/2)

屋外 J69-60L

(10B6/6)

下水道事業

一般機器

ゲート、自動除塵機等沈砂池設備、主

ポンプ設備、汚泥かき寄せ機等水処理

設備、送風機設備、汚泥脱水設備、脱

臭設備、その他各種鋼製加工品

JN-70

(N7)

JN-10

(N1) 接水部、水没部

汚泥焼却設備

高温機器、ダクト、煙突(60m未満) 銀色

補機設備、機器架台等常温設備 JN-70

(N7)

配管・弁類

屋外配管、屋内露出配管 JN-70

(N7)

接水部、水没部 JN-10

(N1)

配管サポート、配管ブラケット JN-70

(N7) 配管被覆(着色亜鉛めっき鉄板)

機器付属盤類

操作盤 マンセル

5Y 7/1 計器箱

計器枠 マンセル

N 1.5

脱臭ダクト 屋外の硬質ポリ塩化ビニル樹脂製ダク

JN-70

(N7)

特に塗装を行う

場合

その他

クレーン、ホイストの吊り揚げブロッ

JN-10(N1)+ J17-7

0X(7.5YR7/14)

黄色と黒45°の

斜線帯

注油、給脂箇所等のキャップ類 J17-70X

(7.5YR7/14)

危険箇所 JN-10(N1)+ J17-7

0X(7.5YR7/14)

黄色と黒45°の

斜線帯

監督員の指示する機器、承諾を得た機

器 製作所標準色

機器名称等の文字、流れ方向の矢印 JN-10(N1)又は

JN-95(N9.5)

文字はゴシック

体とする。

注1:水道用液状エポキシ樹脂系はJWWA適合塗料の色とする。

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表5-11 配管種別色帯(水道事業)

流体名又は用途名 日本塗料工業会

色票番号2017年J版

摘 要

(マンセル値)

機 器

及び

材 料

屋内 J65-60D 5B6/2

屋外 J69-60L 10B6/6

配 管

(薬品機器)

給水 J69-50T 10B5/10

排水 J12-50L 2.5YR5/6

真空 J65-60D 5B6/2

スラッジ J17-50L 7.5YR5/6

潤滑油 J22-80X 2.5Y8/14

重油 J07-40X 7.5R4/14

空気 JN-95 N9.5

硫酸アルミニウム J35-80D 5GY8/2

ポリ塩化アルミニウム J49-40T 10G4/10

カセイソーダ J12-70L 2.5YR7/6

消石灰 J69-60L 10B6/6

活性炭(水溶液) J59-60H 10BG6/4

次亜塩素酸ナトリウム(原液) J25-70T 5Y7/10

次亜塩素酸ナトリウム(水溶液) J22-80X 2.5Y8/14

排液 J19-60F 10YR6/3

配管支持材 J65-60D 5B6/2

注1:配管途中の弁は配管系統色に合わせること。(ただし、BC製は除く)

2:汎用建築設備機器及び事務室等配管は除く。

3:電気機器の塗装色、塗装仕様、処理は原則として電気メーカーの標準色とする。

4:通行等で危険と思われる箇所は、黒と黄色の縞模様を塗ること。

5:色帯の幅は100mmを原則とする。

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表5-11 配管種別色帯(下水道事業)

流体名又は用途名 日本塗料工業会

色票番号2017年J版

摘 要

(マンセル値)

上水、冷却水、軸封水 J72-50L 2.5PB5/6

処理水 J69-50T 10B5/10

排水、雑用水 J17-70H 7.5YR7/4

工業用水 J69-60L 10B6/6

井水 J45-50H 5G5/4

真空配管 JN-70 N7

生汚泥、余剰汚泥 J12-50L 2.5YR5/6

混薬汚泥 J12-50V 2.5YR5/12

重油、燃料油 J05-40V 5R4/12

潤滑油、油圧作動油 J17-70X 7.5YR7/14

空気 JN-95 N9.5

都市ガス、プロパンガス J25-80W 5Y8/13

カセイソーダ、次亜塩素酸ナトリウム J82-50H 2.5P5/4

過酸化水素 J02-70T 2.5R7/10

石灰 J99-40H 10RP4/4

ポリ塩化アルミニウム J49-40T 10G4/10

注:色帯の幅は100mmを原則とする。

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図5-1 管名称等記入例

水平方向配管への表記例

鉛直方向配管への表記例

(1) 流体名及び流れ方向矢印の表記例

冷 却 水

冷 却 水 戻 り

(2) 配管出入箇所、分岐部等で流体名及び流れ方向矢印の他に行き先表示が必要な場合の表記例

冷却水戻り(クーリングタワーへ)

鉛直方向配管への表記例 (出入)

水平方向配管への表記例 (分岐)

冷却水(高架水槽より)

冷却水( 2号雨水ポンプへ)

冷却水戻り( 2号雨水ポンプより)

配管種別色帯(幅:100mm)

配管種別色帯(幅:100mm)

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第6章 脱臭ダクト

第1節 適用範囲

1 本章で規定するダクトは下水道事業施設工事における脱臭用ダクトとして

使用するアングル工法ダクトである。

2 ダクトの区分は、表6-1ダクトの区分による。

表6-1 ダクトの区分

ダクト区分 常用圧力(Pa)

正圧 負圧

低 圧 ダ ク ト + 5 0 0 以 下 - 5 0 0 以 内

高圧 1 ダクト +500を 超 え -500を 超 え

+ 1 0 0 0 以 下 - 1 0 0 0 以 内

高 圧 2ダクト +1000を超え -1000を超え

+ 2 5 0 0 以 下 - 2 5 0 0 以 内

注:ダクトの常用圧力とは、通常の運転時におけるダクト内圧をいう。

第2節 ダクトの材質

1 主材料別の各部の材質は、特記仕様書に明示のない場合、表6-2ダクト

の各部材質による。

2 ダクトは、使用目的、場所によりAタイプ、Bタイプの二つに区分し、その

適用は特記仕様書による。

3 Aタイプ、Bタイプの区分は、表6-2ダクトの各部材質のA、B欄による。

4 ガラス繊維強化塩化ビニル板製ダクトは、フランジ及び補強アングルにつ

いては、主材料を整形したものとしてもよい。この場合、フランジ及び補

強アングルの寸法、取付け方法等は、ダクトの強度を損なうことのないも

のとしなければならない。

表6-2 ダクトの各部材質(1/2)

区 分 ステンレス鋼板製

(長方形)

ガラス繊維強化塩化ビニル板製

(長方形)

硬質ポリ塩化ビニル板製

(長方形及び円形)

主 材 料

JIS G 4305(冷間圧延

ステンレス鋼板及び鋼

帯) によるSUS304とす

る。

表面仕上げは№2B又は

№2Dとし、JISマーク表

示品とする。

硬質ポリ塩化ビニル板にガラス

繊維を積層して補強したもの又

は、ガラス繊維に硬質ポリ塩化ビ

ニル樹脂を含浸させて補強した

ものとし、材料の物性値は次によ

る。

引張強さ 69MPa 程度

曲げ強さ 103MPa 程度

曲げ弾性率 3630MPa 程度

JIS K 6745(プラスチック

-硬質ポリ塩化ビニル板)

E-T1-1とし、JISマーク表

示品とする。

呼び口径500mm以下の円形

ダクトの直線部はJIS K

6741 (硬質ポリ塩化ビニ

ル管) によるVUとする。

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表6-2 ダクトの各部材質(2/2)

区 分 ステンレス鋼板製

(長方形)

ガラス繊維強化

塩化ビニル板製(長方形)

硬質ポリ塩化ビニル板製

(長方形及び円形)

鋼材

(フランジ、

補 強 材 、 つ

り金物等)

吊り用ボルト、等辺山形鋼(JIS G 4317(熱間圧延ステン

レス鋼等辺山形鋼)による)及び鋼帯(JIS G 4305(冷間

圧延ステンレス鋼板及び鋼帯)による)はSUS304とする。

フランジ及び補強アング

ルについては、主材料を

成形したものとする。そ

の他についてはA、Bの

区分により左欄とする。 B

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)〔国土交通省

大臣官房官庁営繕部監修〕第3編1.14ダクト及びダクト付属

品に準じる。

リベット

JIS B 1213(冷間成形リベット)に準ずるステンレスリベ

ット(SUS304)とする。なお、原則としてリベットの内面

は、樹脂シールを施す。

ボルト・ナット

AJIS B 1180(六角ボルト)及びJIS B 1181(六角ナット)によるステンレス製(SUS30

4)とする。

BJIS B 1180(六角ボルト)及びJIS B 1181(六角ナット)による鋼製で亜鉛めっきを施

したものとする。

フランジ用

ガスケット

糸状又は繊維状のガラス繊

維、炭素繊維、ロックウール

等を使用した厚さ 3mm以上

のテープとし、飛散のおそれ

がなく、不燃性能を有したも

のとする。ただし、不燃性能

を必要としない場合、もしく

はダクト内に結露の発生す

るおそれのある場合は、右欄

としてよい。

発泡軟質塩化ビニル又はネオプレンゴムテープで厚さ

5mm以上のものとする。

シール材 シリコンゴム系又はニトリルゴム系を基材としたもので、ダクト材質に悪影響を与え

ないものとする。

第3節 ダクトの製作

1 ダクトは、気密構造とし、内外の差圧による変形を起こさず、振動及び騒

音を発生しないものとする。また、流体の通過抵抗が最小となるよう考慮

すること。

2 ダクトのフランジ取付け部やリベット部分は、必要に応じて気密保持のた

めシールを施す。

3 ダクトの縦横比は、原則として4以下とする。

4 ダクトの湾曲部の内側半径は、矩形ダクトの場合は、半径方向の幅の1/2以

上、円形ダクトの場合は、半径以上とする。ただし、やむを得ず上記の寸

法がとれないときは、必要に応じて案内羽根を設ける。

5 ダクトの断面を変形させるときは、急激な変化を避け、その傾斜角度の拡

大部は15°以下、縮小部は30°以下とする。ただし、やむを得ず緩やかな

変形ができない場合で、拡大部で30°、縮小部で45°を越える傾斜角度と

なる場合は、整流板を設ける。

6 防火区画を貫通するダクトは、厚さ1.5mm以上のステンレス鋼板製のダクト

を使用し、その隙間をモルタル又はロックウール保温材で埋める。

7 ステンレス鋼板製長方形ダクトの継ぎ目に関する注意事項

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(1) ダクトの角の継ぎ目は2箇所以上とし、ピッツバーグはぜもしくはボ

タンパンチスナップはぜ又は溶接とする。ただし、長辺が450mm以下の

場合は継ぎ目を1箇所以上としてもよい。

(2) 流れに直角方向の継ぎ目は、流れ方向に内部甲はぜ継ぎ又は溶接とし、

同一面においてピッチ900mm以上で、側面の継ぎ目とは300mm以上離さ

なければならない。

(3) 流れ方向の継ぎ目は、標準の板で板取りできないものに限り、内部甲

はぜ継ぎ又は溶接とすることができる。

(4) 溶接は、アーク溶接(TIG、MIG)とし、溶接後はスパッタ、スケール

等を十分除去すること。

8 ガラス繊維強化塩化ビニル板製及び硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクト

の継ぎ目に関する注意事項

(1) 直線部は、原則として四辺折り曲げ加工とし、折り曲げ部分を避けた

位置で扁平ニクロム線による加熱接合を行う。ただし、硬質ポリ塩化

ビニル板の場合は、熱風溶接による突合せ溶接又は当て板接合とする

ことができる。

(2) 湾曲部等で、折り曲げ部分を避けた位置で接合できない場合は、原則

として角部を突合せ接合し、突合せ接合部の外面をガラス繊維強化

ポリエステルの積層加工により補強する。ただし、硬質ポリ塩化ビニ

ル板の場合は、突合せ接合部の内面に、ビニル製アングルを熱風溶接

して補強することができる。

(3) 溶接する板の開先角度は、60~90°とすること。

9 硬質ポリ塩化ビニル板製円形ダクトの製作に関する事項

呼び口径500mm以下の円形ダクトの直線部は硬質ポリ塩化ビニル管VUを使

用する。呼び口径500mmを越えるものは長方形ダクトに準ずる。

10 呼び口径500mm以下の円形ダクトの曲がり管等の継手は、JIS K 6739(排

水用硬質ポリ塩化ビニル管継手)による継手の規格に準じたもの又はVU管

を加工したものを使用する。呼び口径500mmを越えるものは長方形ダクトに

準ずる。

第4節 ダクトの板厚

1 ダクトの板厚は、表6-3各種ダクトの板厚による。

2 ダクトの板厚を定める静圧は、原則としてダクトの常用圧力とする。

3 ダクト両端の寸法が異なる場合は、その最大寸法側の板厚を適用する。

4 硬質ポリ塩化ビニル板については、ダクト長辺を3,000mmまでとする。

第5節 ダクトの接続

1 ダクトの接続は、フランジ接続とする。フランジは、四隅を溶接し接続面

を平滑に仕上げた後、必要な穴あけ加工を行う。

2 フランジの接合には、フランジと同一幅のガスケットを使用し、ボルトで

気密に締付ける。

3 ステンレス鋼板製ダクトのフランジとダクトとの取付けは、リベット又は

スポット溶接(板厚1.0mm以上の場合)とし、溶接箇所の間隔はリッベトの

間隔とする。

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4 ガラス繊維強化塩化ビニル板製ダクトのフランジとダクトとの取付けは、

リベットとする。

5 硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクト及び円形ダクトのフランジとダクト

との取付けは、熱風溶接とする。またフランジ補強の鋼帯は、フランジの

片側の背面に取付ける。

6 ステンレス鋼板製ダクトのフランジ部のダクト端折は、5mm以上とし、折返

し部の四隅にはシールを施す。

7 フランジの各材料は、表6-4各種ダクトのフランジ接合用材料による。

表6-3 各種ダクトの板厚(1/2) 単位(mm)

ステンレス鋼板製長方形ダクト

ダ ク ト 長 辺 低 圧 ダ ク ト 高圧1ダクト

高圧2ダクト

450 以下 0.5 0.8

451 ~ 750 0.5 1.0

751 ~ 1200 0.6 1.0

1200 ~ 1500 0.6 1.2

1501 ~ 2200 0.8 1.2

2201 以上 1.0 1.2

ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクト

ダ ク ト 長 辺

500 以下 3.0

501 ~ 1000 3.0(4.0)

1001 ~ 1500 4.0

1501 ~ 2000 4.0

2001 ~ 3000 5.0

3001 以上 5.0

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表6-3 各種ダクトの板厚(2/2) 単位(mm)

硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクト

ダ ク ト 長 辺 低 圧 ダ ク ト 高 圧 1ダ ク ト 高圧2ダクト

500 以下 3.0 3.0 4.0

501 ~ 1000 4.0 4.0 5.0

1001 ~ 1500 5.0 5.0 5.0

1501 ~ 2000 5.0 5.0 5.0

2001 ~ 3000 6.0 6.0 6.0

硬質ポリ塩化ビニル板製円形ダクト

ダ ク ト 内 径 低 圧 ダ ク ト 高 圧 1ダ ク ト 高圧2ダクト

500 以下 硬質ポリ塩化ビニル管VU(JIS K 6741)の管厚

501 ~ 800 4.0 4.0 5.0

801 ~ 1200 5.0 5.0 5.0

注1:板厚を定める圧力は、原則として吸い込み側は、負圧、吐出側は正圧の

それぞれの常用圧力とする

2:ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトでダクト長辺501~1,000m

mのダクト板厚4mmは、1,000Paを超えるものとする。

表6-4 各種ダクトのフランジ接合用材料(1/2) 単位(mm)

ステンレス鋼板製長方形ダクト

ダ ク ト 長 辺 接合用フランジ 取付け用リベット 接合用ボルト

山形鋼寸法 最大間隔 呼び径 間 隔 呼び径 間 隔

750 以下 25×25×3

1820 4.5 65 M8 100 751 ~ 1500 30×30×3

1501 ~ 2200 40×40×3

2200 以上 40×40×5

ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクト

ダ ク ト 長 辺 接合用フランジ 取付け用リベット 接合用ボルト

山形鋼寸法 最大間隔 呼び径 間 隔 呼び径 間 隔

500 以下 30×30×3 4000

4.0 100

M8 100

501 ~ 1000

40×40×3 M10 100

1001 ~ 1500 3000

1501 ~ 2000

2001 ~ 3000 2000

3000 以上 40×40×5

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表6-4 各種ダクトのフランジ接合用材料(2/2) 単位(mm)

硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクト

ダ ク ト 長 辺

接合用フランジ 接合用ボルト

ビニル製

アングル補強鋼帯 最大間隔 呼び径 間 隔

500 以下 50×50×6 ―

4000

M8

100

501 ~ 1000

60×60×7

【50×4(Aタイプ)】

【50×4.5(Bタイプ)】

M10 1001 ~ 1500

50×4(Aタイプ)

50×4.5(Bタイプ)

3000 1501 ~ 2000

2001 ~ 3000 2000

硬質ポリ塩化ビニル板製円形ダクト

日本下水道事業団「機械設備工事一般仕様書(平成28年度)」より

ダ ク ト 内 径 接合用フランジ 接合用ボルト

ビニル製アングル 呼び径 間 隔

400 以下 40×40×5

M8 75 401 ~ 800 50×50×6

801 ~ 1200 60×60×7

注1:補強鋼帯の【 】内は常用圧力が1,500Paを超え、3,000Pa以下のもの

とする。

第6節 ダクトの補強

1 ステンレス鋼板製長方形ダクトの外部補強は、次のとおりとする。

(1) 表6-5ステンレス鋼板製長方形ダクトの流れに直角方向の補強及

び表6-6ステンレス鋼板製長方形ダクトの流れ方向の補強による山

形鋼補強とし、補強山形鋼の製作及び加工は、接合用フランジに準ず

る。

(2) 長辺が450mmを超えるダクトには、前項によるほか、間隔300mm以下の

ピッチで補強リブを入れるか、間隔500mm以下のピッチで流れに直角方

向に表4-5による山形鋼で補強する。

(3) 山形鋼とダクトとの取付けは、リベット又はスポット溶接(板厚1.0 mm

以上の場合)とし、溶接箇所の間隔はリベットの間隔とする。

表6-5 ステンレス鋼板製長方形ダクトの流れに直角方向の補強

単位(mm)

ダクト長辺

500Pa以下 500Paを超え3000Pa以下

外 部 補 強 取付けリベット 外 部 補 強 取付けリベット

山形鋼寸法 最大間隔 呼び径 間 隔 山形鋼寸法 最大間隔 呼び径 間 隔

750 以下 25×25×3 2000

4.5 100

25×25×3

925 5.0 100 751 ~ 1500 30×30×3

1000

30×30×3

1501 ~ 2200 40×40×3 40×40×3

2200 以上 40×40×5 40×40×5

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表6-6 ステンレス鋼板製長方形ダクトの流れ方向の補強

単位(mm)

ダクト長辺

500Pa以下 500Paを超え3000Pa以下

外 部 補 強 取付けリベット 外 部 補 強 取付けリベット

山形鋼寸法 取付け箇所 呼び径 間 隔 山形鋼寸法 取付け箇所 呼び径 間 隔

1201 ~ 1500 ― ― ― ― 40×40×3 中央1箇所

4.5 100 1501 ~ 2200 40×40×3 中央1箇所 4.5 100

2200 以上 40×40×5 中央2箇所 40×40×5 中央2箇所

2 ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトの外部補強は、表6-7ガラ

ス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトの流れに直角方向の補強及び表6

-8ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトの流れ方向の補強による

山形鋼補強とし、補強山形鋼の製作及び加工は、接合用フランジに準ずる。

表6-7 ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトの流れに直角方向の補強

単位(mm)

ダクト長辺

2000Pa以下 2000Paを超え3000Pa以下

外 部 補 強 取付けリベット 外 部 補 強 取付けリベット

山形鋼寸法 最大間隔 呼び径 間 隔 山形鋼寸法 最大間隔 呼び径 間 隔

500 以下 30×30×3

1000 4.0 200

30×30×3

750 4.0 200

501 ~ 1000

40×40×3 40×40×3 1001 ~ 1500

1501 ~ 2000

2001 ~ 3000

3001 以上 40×40×5 40×40×5

表6-8 ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトの流れ方向の補強

単位(mm)

ダクト長辺

1500Pa以下 1500Paを超え3000Pa以下

外 部 補 強 取付けリベット 外 部 補 強 取付けリベット

山形鋼寸法 取付け箇所 呼び径 間 隔 山形鋼寸法 取付け箇所 呼び径 間 隔

2001 ~ 3000 ― ― ― ― 40×40×5

1箇所以上

4.0 150 3001 以上 40×40×5 1箇所以上 4.0 200 中央2箇所

3 硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクトの外部補強は、次のとおりとする。

(1) 表6-9硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクトの流れに直角方向の

補強及び表6-10硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクトの流れ方向

の補強によるビニル製アングル補強とする。

(2) ビニル製アングルは、熱風溶接によりダクトに取付ける。

(3) 補強の鋼帯はビニル製アングルの背面にボルトにより取付ける。

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表6-9 硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクトの流れに直角方向の補強

単位(mm)

常用圧力 ダクト長辺 外 部 補 強 鋼帯取付け用ボルト

ビニル製アングル 補強鋼帯 最大間隔 呼び径 間 隔

1500Pa以下

500 以下 50×50×6 ―

1000

― ― 501 ~ 1000

60×60×7 1001 ~ 1500

50×4(Aタイプ)

50×4.5(Bタイプ) M10 150 1501 ~ 2000

2001 ~ 3000

1500Paを超え

3000Pa以下

500以下 50×50×6 ―

1000

― ―

501 ~1000

60×60×7 50×4(Aタイプ)

50×4.5(Bタイプ) M10 150

1001 ~1500

1501 ~2000

2001 ~3000

表6-10 硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクトの流れ方向の補強

単位(mm)

ダクト長辺 外 部 補 強 接合用ボルト

ビニル製アングル 補強鋼帯 取付箇所 呼び径 間 隔

2001 ~ 3000 60×60×7 50×4(Aタイプ)

50×4.5(Bタイプ) 中央1箇所 M10 150

4 ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクト及び硬質ポリ塩化ビニル板製

長方形ダクトの内部補強(ダクト内部の支柱による補強)は、次のとおり

とする。

(1) 表6-11ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトの内部補強、

表6-12硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクトの内部補強により行

う。

(2) 内部補強は、フランジ部分と、流れと直角方向の外部補強部分に対し

て行う。

(3) フランジ部分の内部支柱は、合フランジの片側のみとし、取付け座を

設けて硬質ポリ塩化ビニル管(呼び径50A)を溶接するか、又は硬質ポ

リ塩化ビニル管(呼び径25A)を溶接した中に鋼管(呼び径15A)を挿

入し、ボルトでフランジ部分、外部補強部分に締付ける。

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表6-11 ガラス繊維強化塩化ビニル板製長方形ダクトの内部補強

単位(mm)

ダクト長辺

2000Pa以下 2000Paを超え3000Pa以下

接合用フランジ部分流れに直角方向に

外部補強した部分 接合用フランジ部分

流れに直角方向に

外部補強した部分

1001~1500 ― 1 本 1 本 1 本

1501~2000 1 本

2001~3000 1 本 2 本 2 本 2 本

3001 以 上 1本以上 2本以上 2本以上 2本以上

表6-12 硬質ポリ塩化ビニル板製長方形ダクトの内部補強

単位(mm)

ダクト長辺 接合用フランジ部分 流れに直角方向に外部補強した部分

1001~1500

1 本 1 本

1501~2000

2001~3000 2 本

第7節 ダクトの支持

1 吊り金物及び立上り部の支持金物は、表6-13各種ダクトの吊り金物及

び支持金物による。

2 振動の伝播を防ぐ必要のある場合は、防振材を取付ける。

3 吊り金物を使用した横走り主ダクトには形鋼振れ止め支持を行うものとし、

その取付け間隔は12m以下とする。

なお、壁貫通等で振れを防止できるものは、貫通部と吊り用ボルトをもっ

て形鋼振れ止め支持とみなす。

4 形鋼振れ止め支持は、「国土交通省大臣官房官庁営繕部監修 機械設備工事

標準図」に準ずること。

5 吊り金物の形鋼の長さは、接合用フランジの横幅と同一寸法とする。

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64

表6-13 各種ダクトの吊り金物及び支持金物 単位(mm)

ステンレス鋼板製

長方形ダクト

ダクト長辺 吊 り 金 物 支 持 金 物

山形鋼寸法 吊用ボルト呼び径 最大間隔 山形鋼寸法 最大間隔

750 以下 25×25×3

M10以上 3000

25×25×3

4000 751~1500 30×30×3 30×30×3

1501~2200 40×40×3 40×40×3

2201 以上 40×40×5 40×40×5

ガラス繊維強化

塩化ビニル板製

長方形ダクト

及び

硬質ポリ塩化

ビニル板製

長方形ダクト

500 以下 30×30×3

M10以上

4000 30×30×3

4000 501~1000 40×40×3 40×40×3

1001~1500 3000

1501~2000

40×40×5 40×40×5 3000

2001~3000 2000

3001 以上 M12 2000

硬質ポリ

塩化ビニル製

円形ダクト

ダクト内径 吊 り 金 物 支 持 金 物

山形鋼寸法 吊用ボルト呼び径 最大間隔 山形鋼寸法 最大間隔

300 以下 30×30×3

M10以上 3000

30×30×3

3000 301~ 500

40×40×3 40×40×3

501~1000 40×40×5

1001 以上 40×40×5

第8節 ダクトの付属品

風量調節ダンパ、防火ダンパ、たわみ継手、風量測定口等については、

次頁からの標準構造図脱臭(1)~脱臭(15)による。

第9節 ダクトの据付

1 ダクトは、臭気ガスの凝結を考慮した勾配をとって施工し、最低部には必

要に応じてドレン管を設ける。

2 撓継手は送風機前後のダクト接続箇所、構造物の伸縮目地部分及びその他

伸縮防振上必要な箇所に挿入する。

3 風量測定口は、表6-14風量測定口の取付け個数により、原則として主

ダクト直管部(送風機及び風量調整ダンパの後)に設ける。

4 防火ダンパは防火区画等の壁又は床の直近に、火災時に脱落しないよう主

要構造部に確実堅固に取付ける。

表6-14 風量測定口の取付け個数 単位(mm)

取付け辺の寸法 300以下 300を超え700以下 700を超えるもの

取付け個数 1 2 3

注1:取付け面は長辺面とする。

2:円形ダクトの場合は1個とする。

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標準構造図 日本下水道事業団「下水道施設標準図(詳細)

土木・建築・建築設備(機械)編」より

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66

脱臭 (1) 硬質塩化ビニル製吹出口 VH

W

H

L

補強材(PVC)

可動羽根(PVC) ケーシング(PVC)

A部

b ca

A部詳細図

注 : (イ)W及びH寸法が500以上の場合補強材を入れるものとする。

(ロ)L寸法は80~150とする。

(ハ)A部の詳細はa、b、cによる。

(ニ)W及びHの標準寸法は次のとおりとする。

W : 200、250、300、350、

H : 100、150、200、250、

1450、1500

1450、1500        単位 : mm

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脱臭 (2) 硬質塩化ビニル製吹出口 VHS

W

H

L

補強材(PVC)

可動羽根(PVC) ケーシング(PVC)

A部詳細図

注 : (イ)W及びH寸法が500以上の場合補強材を入れるものとする。

(ロ)L寸法は80~150とする。

(ハ)A部の詳細はa、bによる。(シャッター開閉機構)

(ニ)W及びHの標準寸法は次のとおりとする。

W : 200、250、300、350、

H : 100、150、200、250、

1450、1500

1450、1500        単位 : mm

ギアボックス(PVC)

シャッタ羽根(PVC)

A部

連動桿(PVC)

歯車(POM : ポリアセタール樹脂)

シャッタ羽根(PVC) 連動桿(PVC)

ギアボックス(PVC)

a 連動桿式

シャッタ羽根(PVC)

b 歯車式

歯車(POM : ポリアセタール樹脂)

ギアボックス(PVC)

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68

脱臭 (3) 硬質塩化ビニル製吸込口 GV

W

H

L

補強材(PVC)

固定羽根(PVC) ケーシング(PVC)

注 : (イ)W及びH寸法が500以上の場合補強材を入れるものとする。

(ロ)L寸法は50~80とする。

(ハ)W及びHの標準寸法は次のとおりとする。

W : 200、250、300、350、

H : 100、150、200、250、

1450、1500

1450、1500        単位 : mm

(ピッチ4500以内)

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69

脱臭 (4) 硬質塩化ビニル製吸込口 GVS

W

H

L

補強材(PVC)

固定羽根(PVC) ケーシング(PVC)

A部詳細図

注 : (イ)W及びH寸法が500以上の場合補強材を入れるものとする。

(ロ)L寸法は80~150とする。

(ハ)A部の詳細はa、bによる。(シャッター開閉機構)

(ニ)W及びHの標準寸法は次のとおりとする。

W : 200、250、300、350、

H : 100、150、200、250、

1450、1500

1450、1500        単位 : mm

ギアボックス(PVC)

シャッタ羽根(PVC)

A部

連動桿(PVC)

歯車(POM : ポリアセタール樹脂)

シャッタ羽根(PVC) 連動桿(PVC)

ギアボックス(PVC)

a 連動桿式

シャッタ羽根(PVC)

b 歯車式

歯車(POM : ポリアセタール樹脂)

ギアボックス(PVC)

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70

脱臭 (5) 硬質塩化ビニル製丸形単翼風量調節ダンパ VD

A 型・B 型操作機構

単位 : mm

羽根補強(PVC)

シャフト(SS + PVC) 羽根(PVC)

φD φD

注 : (イ)L寸法はφDと同一とする。

(ロ)羽根板厚は 5t 以上とする。

(ハ)フランジはビニル製円形ダクトの仕様による。

(ホ)φD の標準寸法は次のとおりとする。

φD: 100、150、200、250、

(ニ)シャフトの貫通するグランド部はOリング又はパッキンに      よりシールを施す事。

、800

但し近似寸法のVU管の使用も可とする。

(ヘ)φD = 550 ~ 800 で送風機静圧150mmH2O (1470Pa)        以上のときはB 型操作機構とする。

L

φD = 450以上800以下

ケーシング(PVC)

L

φD = 400以下

ケーシング(PVC)

φD = 100 ~ 800

ハンドル(PVC又はSUS)

A 型 レバー操作式 A 型 扇形レバー操作式 B 型 ウォームギア操作式

φD = 100 ~ 800

ハンドル(PVC)

φD = 550 ~ 800

ハンドル(PVC又はSUS)

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71

εε

脱臭 (6) 硬質塩化ビニル製丸形複翼風量調節ダンパ VD

A 型・B 型操作機構

単位 : mm

羽根補強(PVC)

シャフト(SS + PVC) 羽根(PVC)

φD

注 : (イ)L寸法は最大翼幅以上とする。

(ロ)羽根枚数は3枚以上とする。

(チ)φD の標準寸法は次のとおりとする。

φD: 550、600、650、700、

(ハ)連動桿は内部の羽根に取り付けも可とする。但し材質       はPVC製とする。

、1500

(リ)φD = 550 ~ 800 で送風機静圧150mmH2O (1470Pa)        以上のときはB 型操作機構とする。

L

ケーシング(PVC)

φD = 550 ~ 800

ハンドル(PVC又はSUS)

A 型 レバー操作式 A 型 扇形レバー操作式

φD = 550 ~ 800 φD = 550 ~ 1500

連動桿(PVC又はSUS)

(ヘ)フランジはビニル製円形ダクトの仕様による。

(ト)シャフトの貫通するグランド部はOリング又はパッキンに      よりシールを施す事。

(ニ)羽根板厚は 5t 以上とする。ε

(ホ)羽根の重なりεは10mm以上とする。

ε

B 型 ウォームギア操作式

連動桿(PVC又はSUS) 連動桿(PVC又はSUS)

ハンドル(PVC又はSUS) ハンドル(PVC又はSUS)

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ε

脱臭 (7) 硬質塩化ビニル製角形複翼風量調節ダンパ VD

W

H

(チ)W及びHの標準寸法は次のとおりとする。

W : 450、500、550、600、

H : 100、150、200、250、 単位 : mm

ε

注 : (イ)本体及び羽根板厚は 5t 以上とする。

(ロ)L寸法は翼幅以上とする。

(ハ)連動桿は内部の羽根に取り付けも可とする。但し材質       はPVC製とする。

(リ)W = 450 以上で送風機静圧150mmH2O (1470Pa)         以上のときはB 型操作機構とする。

(ヘ)フランジはビニル製矩形ダクトの仕様による。

(ト)シャフトの貫通するグランド部はOリング又はパッキンに      よりシールを施す。

(ホ)羽根の重なりεは10mm以上とする。

A 型・B 型操作機構

L

ケーシング(PVC)

連動桿(SUS又はPVC)

ハンドル(PVC又はSUS)

W = 100 ~ 800

A 型 レバー操作式

ε

A 型 扇形レバー操作式

ε

B 型 ウォームギア操作式

羽根補強(PVC)

シャフト(SS + PVC)

羽根(PVC)

連動桿(SUS又はPVC)

ハンドル(PVC又はSUS)

W = 100 ~ 800

連動桿(SUS又はPVC)

ハンドル(PVC又はSUS)

W = 450以上

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73

脱臭 (8) 軟質塩化ビニル製たわみ継手

単位 : mm

φD

注 : (イ)フランジはビニル製円形ダクト、矩形ダクトの仕様による。

(ハ)取り付ける際には製作幅より狭くなるよう、たわみをつける。

(ロ)φD = 450以上、短辺の長さ450以上又は静圧150mmH2O (1470Pa)以上の場合は、 内部若しくは外部にVP20Aの補強を取り付けるものとする。

L L

φD

フランジ(PVC)

伸縮部(軟質PVC)

フランジ(PVC)

P = 300

伸縮部(軟質PVC)

フランジ(PVC)

固定バンド(軟質PVC)

VP20A

呼び径 φD

350以下

350を超え500以下

500を超え1000以下

1000を超え2000以下

2000を超えるもの

L t

300

150250250300

22333

t t

L W

H

円形たわみ継手

長  辺   W

500以下

500を超え1000以下

1000を超え2000以下

2000を超えるもの

L t250250250300

2233

角形たわみ継手

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74

脱臭 (9) ビニル製矩形ダクト(硬質塩化ビニル板及びガラス繊維強化塩化ビニル板)施工要領図(1)

ダクト外部補強(横方向)

外部補強(縦方向)

補助鋼帯

ダクト本体

接続ボルト・ナット

ガスケット

内部補強

板の縦方向の接合

熱風溶接 熱風溶接

1. 直管部

突き合わせ接合 当て板接合 重ね合わせ接合

硬質塩化ビニル板 硬質塩化ビニル板

ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板

熱融着テープ

ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板

2. 曲がり管など

突き合わせ接合

硬質塩化ビニル板

熱風溶接

(角部で接合する場合)

硬質塩化ビニル板

ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板

突き合わせ接合+補強

熱風溶接

FRP積層

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75

脱臭 (10) ビニル製矩形ダクト(硬質塩化ビニル板及びガラス繊維強化塩化ビニル板)施工要領図(2)

ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板接続部

ガスケット

ステンレス製等辺山形鋼

熱風溶接

リベット

コーキング

支柱内部補強(VU50)又は(VE28+SGP15)

硬質塩化ビニル板の補強

補強鋼帯

ビニル製アングル

熱風溶接

支柱内部補強(VU50)又は(VE28+SGP15)

ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板の補強

ステンレス製等辺山形鋼

熱風溶接

リベット

支柱内部補強(VU50)又は(VE28+SGP15)

コーキング

ダクトの補強 (補強鋼帯、支柱内部補強は必要な場合のみ)

支柱内部補強の詳細

負圧の場合

VU 50

正圧の場合

VE 28

SGP15

SUS ボルト

ソケット

風量測定口

熱風溶接

キャップ(硬質塩化ビニル)

ネジ式

パッキン(クロロプレンゴム)

硬質塩化ビニル板接続部

ガスケット

ビニル製アングル

支柱内部補強(VU50)又は(VE28+SGP15)

熱風溶接

フランジ接続部 (補強鋼帯、支柱内部補強は必要な場合のみ)

ビニル製アングル

熱風溶接

硬質塩化ビニル板 ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板

熱風溶接

ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板製当て板ビニル製アングル

熱風溶接

硬質塩化ビニル板 ガラス繊維強化硬質塩化ビニル板

熱風溶接

FRP積層

板の横方向の接合

長辺 500mm 以上 長辺 500mm 未満

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76

脱臭 (11) ビニル製矩形ダクト(硬質塩化ビニル板及びガラス繊維強化塩化ビニル板)施工要領図(3)

分岐ダクトタイプ A 分岐ダクトタイプ B 分岐ダクトタイプ C

主ダクト 主ダクト

主ダクト

VD

たわみ継手

覆蓋等

主ダクト

覆蓋等

主ダクト

分岐ダクトタイプ D

約 1300静 圧

+75mm 以上

自動排水式

塩ビ製トラップ

透明部

手動排水式塩ビ製ボールバルブ

側溝など

VD

たわみ継手

主ダクト

覆蓋等

分岐ダクトタイプ E

注 : 主ダクトに腐食液などが溜まらないように

上り勾配で施工するものとする。

ドレン排出管

主ダクト

ネジ式キャップ

必要に応じて手動排水式塩ビ製ボールバルブ

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77

脱臭 (12) ビニル製矩形ダクト付属品取付要領図

W 又はH 寸法が 1000mm 以下のとき

ダクト

B部

A部詳細

熱風溶接

B部詳細

熱風溶接

B 部のような施工方法でもよい。

A部

ダクト

ダクト ダクト

W 又はH 寸法が 1000mm を超えるとき

ダクト

ビニルアングル L30×30×4 以上を

室内側

室内側

補強材として熱風溶接

取り付ける器具の一辺が1000mmを超える場合は、ダクトにおいて本図の如く補強材を入れるものとする。

吸込口,吹出口取付要領

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78

脱臭 (13) ビニル製円形ダクト施工要領図(1)

直 管 塩化ビニル成型パイプ以外によりダクトを製作する場合に適用する。

軸方向の接合法 円周方向の接合法 円形ダクト姿図

P≦150(1470) 150(1470)<P≦200(1960)

静  圧 (P) mmH2O (Pa)

200(1470)<P≦300(2940)ダクト口径 (D)

B1 t1 B2 t2 B1 t1 B2 t2 B1 t1 B2 t2

40

40

50

3

3

4

50

60

70

80

50

5

5

5

6

4

----

----

--

--

40

50

50

3

4

4

50

60

70

80

50

5

5

6

6

4

----

----

--

--

40

50

60

3

4

5

60

60

70

80

60

5

5

6

6

5

----

----

--

--301 ~ 500

~ 300

501 ~ 800

801 ~ 1000

1001 ~ 1200

1201 ~ 1500

1501 ~

B1

t1

T1

D D

t2

B2

T2

B

2

t2

D

T2

t2

溶接軸方向の接合部

円周方向の接合部

接続部

熱風溶接

ソケット法接続

DD

D/4 以上

熱風溶接

成型ソケット式接続

D80 以上

当て板式接続

500mm以下に適用 500mm以下に適用 板厚はダクト本体の板厚以上

熱風溶接

板フランジ接続

t

BD

ビニル板

D

熱風溶接

ガスケット

ビニル製アングル

A部

A部詳細

フランジ接続

口径(D ) 巾(B ) 厚み(t ) 備 考

~ 400 45 10 溶接する

口径(D ) ビニルアングル 備 考

40×40×5 溶接する

401

溶接する

~ 800

~ 400

801~ 1200

1201~

50×50×6

60×60×7

60×60×7

溶接する

溶接する鋼帯(50×4)補強

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79

脱臭 (14) ビニル製円形ダクト施工要領図(2)

曲 り 管

90°

1.5D

D

A部

90°

1.5D

D

A部

エビ胴形エルボ(板加工)

溶接

A部詳細

t1 は本管の T による。

溶接

t1 は本管の T による。

t1

t1

FRPガラス繊維強化塩化ビニル板

成型エルボ(DL) 500以下

500以下(コマ3ヶ) 501以上(コマ4ヶ)

分岐部等

500以下

90°

501以上又は250mmH2O(2450Pa)以上に適用

45°

15°

ダクトの分岐

ダクトのレジューサ部

ダクトの口径301mm以上に適用する。

板厚は本管の板厚による。

板厚は本管の板厚による。

500mm以下は成型品としてもよい

500mm以下は成型品としてもよい

テーパー部分は大口径の板厚による。

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80

脱臭 (15) ビニル製円形ダクト施工要領図(3)

1本吊り

口径300以下

2本吊り 受アングル吊り① 受アングル吊り②

鋼帯 30×3 鋼帯

口径300以下口  径 鋼  帯

40×3

501~1000

~ 500

1001~

50×4

山形鋼 40×40×3

301

山形鋼 30×30×3

Uボルト M10 Uバンド

山形鋼 40×40×3

口  径 鋼  帯

Uバンド 40×3

~301 1000

1001 山形鋼 40×40×3

(1001以上は 40×40×5)

支持 ①

口径300以下 口径301~500

支持 ②

口径501以上

鋼帯 40×3

山形鋼 40×40×5

山形鋼 30×30×3

Uバンド 40×3

山形鋼 30×30×3

Uボルト M10

支持 ③ 振れ止め

Uバンド

山形鋼

口  径

~800

801

山 形 鋼

30×30×3

40×40×3

40 40

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81

第7章 検査及び試験

第1節 検査

検査の種類は以下のとおりである。

1 完成検査

2 一部完成検査

3 出来高検査

4 施工途中検査

5 工場立会検査

第2節 検査の内容

検査の内容は以下のとおりである。

1 外観、構造、主要寸法検査、並びに性能試験

2 操作、模擬試験

3 組立、据付状態の検査

4 実地操作試験

5 その他当局が必要と認めるもの

第3節 完成検査及び一部完成検査

1 完成検査及び一部完成検査は、工事の完成又は一部完成に際して実施する

もので、以下のとおりとする。

なお、完成検査及び一部完成検査は、出来高検査及び施工途中検査にお

いて検査した部分を含む完成又は一部完成したすべての工事内容について

行う。

又、一部完成検査は、契約約款第37条第1項(部分引渡し)に基づく指定部分

の完成検査とする。

2 書類に基づく仕様・性能等確認検査を以下により実施する。

(1) 設計図書(特記仕様書、工事共通仕様書、図面、工事設計書)、仮完

成図書(機器等製作仕様、機器図、試験・検査成績表等)に基づく確認。

(2) 工事等記録写真、工事施工点検表及び施工管理記録に基づく確認

3 現場における検査を以下により実施する。

(1) 外観、構造、数量、組立、据付、施工状態等の検査

(2) 性能検査 ・・・・・ 性能・機能の確認検査

(3) 運転検査(単独検査) ・・・・・ 操作・運転について無負荷及び実負荷

にて検査

4 性能検査、運転検査については、以下の事項に該当する場合には、省略する

ことができる。

(1) 公的機関の検査、試験を受けなければならない製品又は受けることを

設計図書等で指示された製品については、合格証及び検査試験成績表

等により性能を確認することができる場合。

(2) 工場立会検査を実施した製品については、工場立会検査試験成績表等

により性能を確認することができる場合。

(3) 工場立会検査を実施しない製品で、製作工場の社内検査試験成績表等

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により性能を確認することができる場合。

(4) 監督員立会の現場性能検査及び運転検査試験成績表により性能等を確

認することができる場合。

第4節 出来高検査及び施工途中検査

1 出来高検査は、次に掲げる第3項から第7項の検査を必要な項目について

実施する。

2 施工途中検査は、監督員の指示により水中部等の必要な箇所で、出来高検査

又は完成検査時において確認できない部分の検査を以下の必要な項目につ

いて実施する。

3 書類に基づく仕様・性能等確認検査を以下により実施する。

(1)設計図書(特記仕様書、工事共通仕様書、図面、工事設計書)、出来

高(施工途中)仮完成図書(機器等製作仕様、機器図、工場立会検査試

験成績表等(工場立会検査を実施しない製品については製作工場の社内

検査試験成績表))等に基づく確認。

(2)工事等記録写真、工事施工点検表及び施工管理記録に基づく確認

4 現場における確認検査を以下により実施する。

(1) 外観、構造、数量、組立、据付、施工状態等の検査

(2) 性能検査・・・・・ 性能・機能の確認検査

(3) 運転検査(単独検査)・・・・・ 操作・運転について無負荷及び実負荷にて

検査

5 据付が未完了のものについては、前項の検査のうち可能な事項について検

査を行う。

6 性能検査、運転検査については第3節第4項を準用する。

7 製造工場等にある工場製品については、第3項により検査を行う。

第5節 社内検査及び工場立会検査

1 受注者は、自社製品、外注品、一般購入品(汎用品)について社内検査等

を行わななければならない。

2 自社製品の社内検査は、受注者が定めた社内検査担当者による検査とし、

仕様の確認、承諾図書との整合確認、製品の手直しを行い、社内検査試験

成績表を作成する。

3 外注品については、受注者が立会のうえでの外注先製作者による検査に替

えることができる。

4 一般購入品(汎用品)については、製作者の検査試験成績表、合格証にて

替えることができる。

5 契約約款第12条第2項の規定に基づき、受注者は工場立会検査品目(付則-

7)に示す機器類であって、特記仕様書で指定するものについて、製作が

完了したときは、製作工場にて監督員により工場立会検査を受けなければ

ならない。

6 工場立会検査項目は、材料検査(書類)、外観構造検査、寸法検査、運転検

査、その他必要な検査を実施する。JIS等の試験規格のあるものはそれに準

拠し、規格のないものについては監督員との協議のうえ検査を行う。また、

あらかじめ検査項目、判定基準、検査要領書(試験設備概要も含む。) 等

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を監督員に提出し承諾を得るものとする。

工場立会検査項目

機 械 設 備 電 気 設 備

性 能 試 験 絶 縁 抵 抗 試 験

温 度 上 昇 試 験 絶 縁 耐 力 試 験

外 観 構 造 寸 法 検 査 特 性 試 験

作 動 試 験 温 度 上 昇 試 験

騒 音 測 定 外 観 構 造 寸 法 検 査

振 動 測 定 動 作 試 験

材 料 検 査 騒 音 測 定

振 動 測 定

7 受注者において社内検査を行い、社内検査成績表を監督員に提出し、承諾

を受けた後、当局による工場立会検査を実施する。

8 工場立会検査の際、原則として、受注者は前項社内検査担当者、監理(主

任)技術者及び現場代理人を立会させるものとする。また、設計図書(特

記仕様書、工事共通仕様書、図面、工事設計書)、承諾図書及び検査に必要

な器具、人員等を準備しなければならない。

9 工場立会検査終了後、現場への搬入保管が困難なものは、工場に保管する

ことがある。

なお、工場立会検査の対象品目外でも、工場に保管することがある。

第6節 試験等

1 現場における完成検査前に実施する各種試験等

(1) 現地据付作業、配管作業等が完了後に各種確認検査を実施するものと

する。これらの検査試験は、受注者が定めた社内検査担当者又は試験

員が監督員立会のうえ実施する。確認時に、施工管理記録等の書類、

写真を用意すること。

(2) 埋設部分、被覆部分については、監督員の立会のうえ確認及び検査を

実施する。

(3) 機器の据付け、配管工事が完了後、試験等を行うために受注者は、専

門的知識を有する技術者の指導のもとに機器類の調整、注油、配管部

の内部洗浄、薬品洗浄、その他運転に必要な準備及び調整を行う。

(4) 試運転及び各種試験検査は、次のとおりとし、事前に各種試験検査計

画書を提出し、細部については監督員と協議のうえ実施する。

ア 機器類は原則として実負荷で連続運転を行い、温度上昇、騒音、

振動、耐圧、漏洩、工場試験運転時の性能及び各種検査の再確認、

作動検査、各種保護装置の動作試験等必要な試験検査を行う。

イ 槽類に接続する配管接続部は、原則として漏れ検査を行う。

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(5) 配管試験

ア 配管試験は、水圧試験、空気圧試験、通水(通気)試験の3種類と

し、配管試験要領(付則-9)に基づき実施する。ただし、法令等(消

防法、ガス事業法等)による規定がある配管の場合は、その規定等

による。

イ 水圧試験、空気圧試験は被覆及び塗装前に実施する。

ウ 水圧試験は必要に応じて、空気圧試験で代用することができる。

エ 排気管、ドレン管、オーバーフロー管等で通水(通気)時に漏洩が

あっても簡単に増締め等で対処でき、かつ他に及ぼす被害が軽微な

場合は、水圧試験又は空気圧試験を監督員の承諾を得て省略し、通

水(通気)試験のみとすることができる。

オ 継手箇所が少なく、工場立会検査品目(付則-7)に示す機器類

又は特記仕様書で指定するものを工場で水圧又は空気圧試験を実施

した配管は、現地での試験を通水(通気)試験のみとすることがで

きる。

(6) 高圧三相誘導電動機は、据付後「電気設備に関する技術基準を定める

省令」に基づき絶縁耐力試験を行う。

2 別途工事の試験に協力する義務

別途工事の試験であっても、各槽の水張り試験等本工事に関連する施設、

設備については、要請があればその試験に協力しなければならない。

3 クレーン等の試験

クレーン等安全規則により定められたクレーン等については、同規則に

より試験を行うものとする。

第7節 外部機関による検査等

1 官公庁の検査

官公庁の検査がある場合は、完成検査前に行うことを原則とするが、別

途工事等の都合による場合は別途指示する時期に行う。その際、受注者は、

検査に立会、不合格品があった場合及び改善の指示があった場合には、無

償でこれに対応しなければならない。

2 指定検査機関の検査を受ける製品

(1) 指定検査機関による試験、検査を受ける製品は下表のとおりとする。

(2) (社)日本下水道協会認定の工場で製作されたものについては指定検

査機関による検査を受けたものと同等とみなす。

指定検査機関の検査を受ける製品

区分 製品名 指定検査機関名

1 ダクタイル鋳鉄管 (社)日本水道協会

(社)日本下水道協会

2 制水扉(鋳鉄製)、仕切弁、バタフライ弁 (社)日本水道協会

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第8章 機器製作者

第1節 機器製作者の登録名簿

受注者は、当局で施工する水道事業及び下水道事業における機械設備工

事(建築機械設備工事は除く)において使用する機器のうち、特に必要と

認める主要機器(以下「指定品目」という。表8-1参照)については、

高い品質や確かな信頼性が要求されるため、当局機器製作者の登録名簿(当

局公式ウェブサイト http://www.water.city.nagoya.jp/ 参照)に、原則

として本工事の契約日時点において登録されている製作者の製品を使用し

なければならない。ただし、自動除塵機(チェン式)を除く指定品目におい

て、契約日までに当局が登録の申請を受理し、審査後に登録を認めた製作

者の製品については、使用する事が出来るものとする。

また、指定品目以外の機器及び材料等については製作者を定めないが、

本仕様書及び各種規格等を満足するものでなければならない。

第2節 使用承諾願

1 受注者は、前節により、登録されている製作者以外の機器を原則として使

用してはならない。ただし、設備の機能確保のためやむを得ず使用しなけ

ればならないときは、あらかじめ工事変更協議書において、当局の承諾を

得なければならない。

2 受注者は、前項の承諾が得られるまで、当該機器の製作に着手してはなら

ない。

3 承諾の可否についての異議の申し立ては、一切認めないものとする。

表8-1 指定品目一覧表(機械)

品目

番号指定品目

参考

工事共通仕様書(機械設備製作編)該当機器

1 主ポンプ (※1)

立軸斜流ポンプ (水道用)

立軸斜流ポンプ (下水道用)

立軸斜流ポンプ (全速全水位形)

横軸両吸込渦巻ポンプ (水道用)

槽外形立軸渦巻斜流ポンプ

2 汚泥ポンプ 汚泥ポンプ

3 自動除塵機(チェン式) 除塵機(チェン式)

4 ゲート ゲート

5 散気用送風機(鋳鉄製多段ターボブロワ) 送風機(鋳鉄製多段ターボブロワ)

6 原動機 (ディーゼル機関) ディーゼル機関

7 VVVF用低圧電動機 低圧三相誘導電動機

8 高圧電動機 高圧三相誘導電動機

備考

※1 主ポンプとは、次の ①、② をいう。①口径 400mm 以上の水道事業用ポンプ(立軸斜流ポンプ、横軸両吸込渦巻ポンプ)②口径 600mm 以上の下水道事業用ポンプ(立軸斜流ポンプ、槽外形立軸渦巻斜流

ポンプ)

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別 表

別表-1 提出書類一覧表

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別 表

別表-1 提出書類一覧表

(1/4)

区分 名 称 提出時期提 出

部 数

様 式

番 号 備 考

工事着手時

配置予定技術者資格確認表 契約後速やかに 1 工事共通仕様書(施設総則編)付

則-4の様式による

設置機器事前確認書 工事着手前 2 フロン排出抑制法対象工事のみ

工事着手届

契約後14日以内 4

綴じ込み

工事工程表 2

現場代理人・主任技術者等選任届 3

現場代理人・主任技術者等選任届

(工場製作用) 4

専門技術者選任届 契約後14日以内 4 5 建設業法第26条の二

下請負人使用届 その都度 4 6 一次下請負人のみ

建設業退職金共済制度掛金収納届

(一括購入用) 契約後1ヶ月以内 1+(3) 7 適用除外届により不要

建設業退職金共済制度掛金収納届

(分割購入用) 契約後1ヶ月以内 1+(3) 8 適用除外届により不要

建設業退職金共済制度適用除外届 契約後1ヶ月以内 4 9

配水管施工士届 契約後14日以内 1 10 水道事業のみ

配水管施工士届一時応援届 契約後14日以内 1 11 水道事業のみ

前払金関係

前払金申請書 契約後20日以内 4 12-1

前払金申請内訳書 その都度 4 13 契約初年度は提出不要

保証証書(約款添付) 契約後20日以内 1+(1) 保証事業会社発行

請求書(前払金用) 契約後20日以内 1 契約

振込依頼票 契約後20日以内 1

中間前払金関係

中間前金払認定請求書 その都度 1 12-3

工事履行報告書 その都度 1 12-4

中間前払金申請書 その都度 4 12-2

保証証書(約款添付) その都度 1+(1) 保証事業会社発行

請求書(前払金用) その都度 1 契約

振込依頼票 その都度 1

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(2/4)

区分 名 称 提出時期提 出

部 数

様 式

番 号 備 考

契約・その他変更時

工期変更申請書 その都度 4 14

工事工程表・現場代理人等変更届 契約後14日以内

15

綴じ込み

(表紙と変更する書類のみ)

工事変更工程表 契約後14日以内 16

現場代理人・主任技術者等変更届 その都度 17

現場代理人・主任技術者等変更届

(工場製作用) その都度 18

配置予定技術者資格確認表 その都度 1 工事共通仕様書(施設総則編)付

則-4の様式による

出来高関係

出来高検査申請書 その都度 1 19

出来高内訳書 その都度 3 20

請求書 検査合格後 1 契約

工事完成時、その他

工事完了届 工事完成時 4 21

グリーン購入使用実績調査票 工事完成時 2

工事共通仕様書(施設総則編)付則

-4の様式による

請負代金額1100万円以上

請求書 検査合格後 1 契約

安全衛生

安全衛生管理体制・緊急連絡体制届 現場着手1ヶ月前 2 23

法定外保険加入届 契約後14日以内 2 24 加入証券の写しを添付

請負代金額1100万円以上

コリンズ(

※1)

受注時「登録内容確認書」の写し登録後14日以内

(登録は10日以内)1 請負代金額500万円以上

変更時「登録内容確認書」の写し登録後14日以内

(登録は10日以内)1 請負代金額500万円以上

竣工時「登録内容確認書」の写し登録後14日以内

(登録は10日以内)1 請負代金額500万円以上

建設リサイクル法関係

説明書 契約前 2 契約 建設リサイクル法対象工事のみ

分別解体等に係る特約条項 契約締結日 1 契約 建設リサイクル法対象工事のみ

分別解体等に係る特約条項の写し 工事着手前 1 契約 建設リサイクル法対象工事のみ

分別解体等に係る特約条項変更申請書 その都度 4 契約 特約条項の記載事項に変更があっ

た場合

分別解体等に係る特約条項追加申請書 事由発生後

速やかに 4 契約

契約後、建設リサイクル法対象工事

となった場合

都道府県知事等が発行する処理施設の

許可証の写し 工事着手前 1 契約 建設リサイクル法対象工事のみ

※1:コリンズ登録は、契約後、完成後及び変更のあった日から10日以内(土・日曜日及び祝祭日を除く)

各登録前には、「登録のための確認のお願い」に監督員の署名・捺印を受けること

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(3/4)

区分 名 称 提出時期提 出

部 数

様 式

番 号 備 考

建設リサイクル法関係

建設副産物情報交換システム工事

登録証明書(計画・実施) 施工計画書提出時 1 COBRIS

再生資源利用計画書(実施書)

-建設資材搬入工事用-

現場着手1ヵ月前

再資源化等完了後

1 COBRIS 建設リサイクル法対象工事

再生資源利用促進計画書(実施書)

-建設副産物搬出工事用-

現場着手1ヵ月前

再資源化等完了後

1 COBRIS

建設リサイクル法対象工事

付近見取り図添付

再資源化等報告書 再資源化等完了後 1 技管 建設リサイクル法対象工事のみ

廃棄物処理関係

建設副産物情報交換システム工事

登録証明書(計画・実施) 施工計画書提出時 1 COBRIS

再生資源利用計画書(実施書)

-建設資材搬入工事用-

現場着手1ヵ月前

再資源化等完了後 1(注4) COBRIS

請負代金額100万円以上で特定建設

資材又はその他建設資材を搬入する場

再生資源利用促進計画書(実施書)

-建設副産物搬出工事用-

現場着手1ヵ月前

再資源化等完了後 1(注4) COBRIS

請負代金額100万円以上で建設副産

物を搬出する場合

収集運搬、処理業者との契約書の写

し その都度 1 リサイクルフロー図添付

収集運搬、処理業者の許可証の写し その都度 1

マニフェストの写し 廃棄物処理完了後 1 A、B2、D、E票

電子マニフェストに基づく「受渡確

認票」及び「照会結果(一覧表)」廃棄物処理完了後 1 電子マニフェストを利用する場合

産業廃棄物事業場外保管届出書の

写し その都度 1

施工場所以外の屋内で保管面積300㎡以上の場合 保管場所が名古屋市外の場合

産業廃棄物事業場外保管廃止届出

書の写し その都度 1

施工場所以外の屋内で保管面積300㎡以上の場合 保管場所が名古屋市外の場合

特定産業廃棄物保管届出書の写し その都度 1施工場所及び施工場所以外の屋外で保管面積100㎡以上の場合 保管場所が名古屋市外の場合

特定産業廃棄物保管変更(廃止)届

出書の写し その都度 1

施工場所及び施工場所以外の屋外で保管面積100㎡以上の場合 保管場所が名古屋市外の場合

特別管理産業廃棄物発生事業場設

置報告書の写し その都度 1 施工場所が名古屋市外の場合

特別管理産業廃棄物発生事業場廃

止報告書の写し その都度 1 施工場所が名古屋市外の場合

産業廃棄物事業場外保管届出書の

写し その都度 1

施工場所以外の屋内で保管面積300㎡以上の場合 保管場所が名古屋市内の場合

産業廃棄物事業場外保管廃止届出

書の写し その都度 1

施工場所以外の屋内で保管面積300㎡以上の場合 保管場所が名古屋市内の場合

特定産業廃棄物等保管届出書の写

し その都度 1

施工場所及び施工場所以外の屋外で保管面積100㎡以上の場合 保管場所が名古屋市内の場合

特定産業廃棄物等保管変更等届出

書の写し その都度 1

施工場所及び施工場所以外の屋外で保管面積100㎡以上の場合 保管場所が名古屋市内の場合

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(4/4)

区分 名 称 提出時期提 出

部 数

様 式

番 号 備 考

廃棄物処理

関係

特別管理産業廃棄物発生事業場設

置報告書の写し その都度 1 施工場所が名古屋市内の場合

特別管理産業廃棄物発生事業場変

更等報告書の写し その都度 1 施工場所が名古屋市内の場合

工事施工途中

施工計画書 現場着手1ヶ月前 3

「施工計画書作成要領」

(当局公式ウェブサイト http://www.

water.city.nagpya.jp/参照)

工事変更協議書 その都度 3 技管

行政財産使用許可申請書 その都度 3 資活 継続の場合は使用満了の30日前まで

に提出

使用行政財産返還届 原状回復後 3 資活

施工体制台帳の写し その都度 1 技管 下請負契約書の写しを添付

酸素濃度等測定記録票 その都度 1 施整

機械設備工事施工点検表 工事完成時 1 技管

工事打合せ簿 その都度 1 施整 工事共通仕様書(施設総則編)付則-4の

様式による

注1:提出部数の( )内は写し。ただし、監督員から指示があった場合はその提出部数

とする。

注2:様式番号の番号は工事請負関係様式、「契約」は入札・契約関係様式。(当局公式

ウェブサイト http://www.water.city.nagoya.jp/参照)

注3:様式番号の略称について「技管」は技術管理課、「資活」は資産活用課、「施整」

は施設整備課の様式を表す。

注4:建設リサイクル法対象工事においては、書類を兼ねてもよい。

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付 則

付則-1 主要機器

付則-2 承諾図書作成要領

付則-3 工事記録写真撮影要領

付則-4 完成図書作成要領

付則-5 電子完成図書作成要領

付則-6 設計用標準水平震度(Ks)

付則-7 工場立会検査品目

付則-8 電気設備工事との取合い区分

付則-9 配管試験要領

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90

付 則

付則-1 主要機器

主要機器(水道事業)

設 備 名 機 器 名

取水設備

取水ゲート類、自動除塵機、

搬出設備(コンベア・スキップホイスト類)、

貯留設備(ホッパ類)、除砂設備、圧送ポンプ、吐出弁、

補機類(真空ポンプ設備、冷却装置、ストレーナ)等

着水設備 着水弁類、自動除塵機、搬出設備、貯留設備等

沈澱池設備

流入弁類、排泥弁、沈澱汚水ポンプ設備(ポンプ、吐出弁)、

横流式沈澱池機械設備(急・緩速撹拌機、撹拌ポンプ、汚泥かき

寄せ機)、高速凝集沈澱池機械設備(インペラー・スクレーパ駆動装置、

真空ポンプ設備)等

ろ過池設備

ろ過池弁類(流入弁、流出弁、表面洗浄弁、逆流洗浄弁、

洗浄排水弁、捨水弁、連通弁)、補機類(真空ポンプ設備)、

洗砂ポンプ設備、洗浄排水ポンプ設備等

送配水ポンプ設備 送配水ポンプ、吐出弁、補機類(真空ポンプ設備)等

原動・発電機設備 ディーゼル機関、ガスタービン、発電機、燃料貯蔵槽・小出槽、

補機類(燃料・潤滑・冷却装置)等

薬品注入設備 薬品貯蔵槽・小出槽、撹拌機、移送・注入ポンプ設備、注入機、

中和槽、混合槽等

排水処理設備

脱水機、補機類(打込・移送・洗浄ポンプ設備)、搬出設備、

貯留設備、破砕機設備、汚泥かき寄せ機、

排泥ポンプ設備等

空気機械設備 送風機(誘引ファン、換気用ファン、ブロワー)、

空気源設備(空気圧縮機、除湿装置、空気槽)等

荷役機械設備 天井クレーン、ホイスト、エレベータ、

チェンブロック・ギャードトロリ等

計量設備 流量計、水質計器類、計重機等

その他 弁類(機器扱いのもの)、タンク類(水、空気、油、薬品等)等

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主要機器(下水道事業)

設 備 名 機 器 名

沈砂池設備 ゲート、除塵機、搬出設備(コンベヤ類)、貯留設備(ホッパ類) 、

スクリーンかす処理設備、除砂機、沈砂処理設備

主ポンプ設備

汚水ポンプ、雨水ポンプ、高圧電動機、ディーゼル機関、

ガスタービン、減速機、吐出弁、フラップ弁、管内クーラ、

天井クレーン

最初沈殿池設備

最終沈殿池設備

ゲート、汚泥かき寄せ機、

汚泥ポンプ類(返送・余剰汚泥ポンプ、汚泥輸送ポンプ等)、

スプレーポンプ、スカム除去装置

反応タンク設備 ゲート、可動堰、機械式曝気装置、

散気装置(散気板、散気筒)

送風機設備 送風機、高圧電動機、増速機、フィルタ、天井クレーン

消毒設備 注入ポンプ、タンク類

用水設備 砂ろ過機、ゲート類

汚泥濃縮設備

汚泥貯留設備

汚泥かき寄せ機、汚泥ポンプ、ゲート、可動堰、撹拌機、

機械濃縮設備

汚泥消化設備 汚泥ポンプ、可動堰、ボイラ、ガスホルダ、脱硫器

汚泥脱水機 脱水機、同左用補機類、給泥設備、脱水ケーキ搬送・貯留設備、

天井クレーン

薬注設備 薬品貯留タンク・ホッパ、薬品溶解槽、混和槽、撹拌機、

注入ポンプ、薬品供給装置(サイロ、供給機、コンベヤ等)

汚泥焼却設備

汚泥供給設備(フィーダ、コンベヤ、ケーキ投入機)、

焼却炉、燃焼装置(重油タンク、バーナー)、空気予熱器、

ブロワ・ファン類、集塵装置(サイクロン、電気集塵機、

バグフィルタ、搬出機、コンベヤ、ホッパ)、

排煙処理装置(処理塔、タンク、ポンプ類)、煙突

脱臭設備 洗浄塔、吸着塔、反応塔、除去塔、オゾン発生装置、ファン類、

タンク類、薬品ポンプ類

その他

弁類(機器扱いのもの)、

計量機(トラックスケール、ベルトウェア)、空気槽、

チェンブロック、ギヤードトロリ、ホイスト

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付則-2 承諾図書作成要領

1 機器の設計・製作に係る承諾図書

(1) 承諾図書は、表-1に基づき作成し、監督員の指示する部数を提出

する。

(2) 承諾図書は、陽画焼又はPPCとする。

(3) 承諾図書は、一括して提出することを原則とする。やむを得ず分割

する場合でも、目次は共通とし、一括で作成すること。

(4) 承諾図書が設計図書等と異なる部分は明確化するため、一覧等にま

とめ承諾図とともに提出すること。

表-1

番号 名 称 内 容

1 機器及び設備計算書 機器容量、動力負荷、主要部強度等の設計計算書

2 一般平面図 工事施工箇所を記入

3 設備フローシート 発注図に対応するもの及び系統ごと又は装置ごとに

必要なもの

4 設備配置図 全体配置平面図・断面図で発注図に対応するもの及び

細部図

5 設備据付図 据付平面図・断面図で発注図に対応するもの及び細部

6 機器製作仕様書 名称、形式規格、仕様、構造、製作所名、台数、

付属品等

7 機器組立図 機器平面図・断面図、主要構造図(材質、数量等明示)、

詳細図

8 機器予想性能表 ポンプ、送風機等(性能曲線図含む)

9 内部配線・結線図 各機器ごと(端子台図含む)

10 運転操作フローチャート 各機器の運転操作フローについて記入

11 負荷・接点リスト

12 機器付属品図 各機器ごと

13 塗装仕様書 機器の塗装について記載、現地塗装と併せてもよい

14 機材製作所一覧表 機器製作者指定品目は、登録製作者であることを明

記する

15 機器銘板図 主要機器の仕様銘板の寸法、材質、記入内容等につい

て記載する

16 その他指示するもの

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2 施工に係る承諾図書

(1) 承諾図書は、表-2に基づき作成し、監督員の指示する部数を提出

する。

(2) 承諾図書は、陽画焼又はPPCとする。

(3) 承諾図書は、一括して提出することを原則とする。やむを得ず分割

する場合でも、目次は共通とし、一括で作成すること。

(4) 施工に係る承諾図は、現地の構造物の状況、既設との取合い等を十

分調査のうえ作成しなければならない。

(5) 設計図書等に明示のない事項及び設備の安全性、維持管理性等につ

いて十分検討を行って、承諾図書を作成しなければならない。

(6) 承諾図書が設計図書等と異なる部分は明確化するため、一覧等にま

とめ承諾図とともに提出すること。

表 - 2

番号 名 称 内 容

1 機器基礎図 配置図、はつり図、配筋図、アンカー施工図

2 基礎設計計算書等

主要機器の基礎設計計算書、アンカーボルト強度計

算書、耐震計算書(基礎設計計算書は監督員が指示

する場合のみ)

3 箱抜図

4 配管施工図

配管平面図・立面図(取合い箇所は建築付帯設備

ダクト・照明図示)、スケルトン、サポート図、

基礎図

5 塗装仕様書

配管被覆仕様書 機器、配管ごとに仕様を記入

6 試運転要領書

7 その他指示するもの 監督員の指示による

3 電気設備工事に係る承諾図書

(1) 本工事に電気設備工事がある場合は、電気設備工事に係る承諾図書

を作成し、監督員の指示する部数を提出する。

(2) 承諾図書の内容は次のとおりとするが、詳細は当局工事共通仕様書

(電気設備工事編)(当局公式ウェブサイト http://www.water.cit

y.nagoya.jp/参照)に準ずる。

ア 電気機器配置平面図

イ 電線、ケーブル等配線図

ウ 主要電気機器据付基礎図

エ 機器外形図(正面図・側面図・内部機器配線図)

オ 各種系統図

カ 機器製作仕様書

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キ 単線結線図

ク 複線結線図

ケ 展開接続図及び操作方式図

コ 機材製作所一覧表

サ 主要機器銘板一覧表

シ 保護協調等計算書

ス 試運転要領書

セ その他指示するもの

(3) 承諾図書が設計図書等と異なる部分は明確化するため、一覧等にま

とめ承諾図とともに提出すること。

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付則-3 工事記録写真撮影要領

1 撮影箇所

撮影は表-1に示す箇所の他、不可視部等、当然記録に残す必要がある

と思われる箇所は撮影しておかなければならない。

2 撮影方法

撮影内容と頻度については、表-1に示すとおりとする。

表-1 (1/2)

工 程 撮 影 箇 所 及 び 内 容 撮影頻度 摘 要

施工前及び施工後の状況

施工前及び施工後の写真は同一位置、同

一方向から対比できるよう起終点の明

確なものについては、必ずポール等を立

て、位置を表示する。

施 工 前 後 と

施工途中、必

要 に 応 じ て

撮影する。

施工前後が広

大で一枚に納

まらない場合

は、継写して一

枚に整理する。

機器の基礎施工状況

1)芯出し状態

2)はつり深さ(躯体鉄筋の露出状況)

3)基礎ボルトの施工状況

埋め込み深さ及びボルト径が耐震計

算書等により求めた規定値以上であ

ることを確認できるようにスケール

等を当て撮影すること。

あと施工アンカーボルトを使用する

場合は、「あと施工アンカーボルトの

施工状況」を参照のこと。

4)配筋状態

5)型枠組立状態

6)コンクリ-ト打設状態

7)モルタル仕上状態

適 宜

3)について、

主要機器はす

べて撮影する。

あと施工アンカーボルト

の施工状況

1)アンカーボルトの規格

耐震計算書等により求めた口径及び

長さが確認できること。

使用材料ごとに撮影すること。

2) 穿孔穴の深さ

耐震計算書等により求めた規定値を

満たすことが確認できること。

作業工程を確実に撮影すること。

3) 穿孔穴の径

専用ブラシ、吸引又はブロアーによる

穿孔穴の清掃状況、穴の径及び深さが

確認できるように撮影すること。

4) カプセルの挿入状況

(ケミカルアンカー施工の場合)

確実にカプセルが挿入されたことが

確認できるように撮影すること。

5) ボルト打込の状況

耐震計算書等により求めた口径、長さ

のボルトの使用及び攪拌・固着の状況

が確認できるように撮影すること。

6) 埋込深さ

埋設深さが規定値であることが確認

できるようにスケール等を当て撮影

すること。

7) 機器と基礎ボルトの固定状況

増し締め確認後に撮影すること。

(確認のマーキング等がわかるように

撮影する)

適 宜

2)~6)につい

ては、施工順序

が判るように

撮影すること。

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(2/2)

工 程 撮 影 箇 所 及 び 内 容 撮影頻度 摘 要

構 造 物 出来形の形状寸法 適 宜

機器の据付け状況

1) 機器の据え置き状況

2) 芯出し調整用ライナー等の状況(芯

出し完了後固定)

3) 芯出し調整状況

適 宜 ※ 1

配管工事

1) コンクリート水槽の壁貫通部(埋め

込み前・防水処理)

2) 埋設、コンクリート貫通部のはつり、

モルタル等の補修状況

3) 防火区画貫通部処理状況

4) 被覆、塗装前の配管の材質表示マー

5) 施工完了後、水圧、空気圧等試験中

の状況写真(圧力計の指示及び経過

時間等を撮影)

適 宜

塗装工事

1) 現場施工時における塗料の種類が確

認できるよう塗料缶、希釈液缶のラ

ベルを撮影。

2) 塗装工程が確認できるよう素地調

整、第1層、第2層、第3層、第4

層等層毎に撮影。

3) 各層毎の塗膜厚測定状況

4) 塗料缶、希釈液缶の現場での管理状

適 宜

軽微な場合は省略することも可。

現場管理の状況 酸欠測定、工事標示板、保護具、保安設

備、養生、墜落・転落事故防止対策等 適 宜

接 地 極 1)接地極と接地線との接続状況

2)埋設状況 適 宜

埋設、コンクリ-ト打設、

又は隠ぺい箇所の配管、

配置等の布設状況

1)埋設深さ

2)配管・配線等の状況 全 箇 所

盤内増設・撤去等の状況 施工状況 施工前後

全箇所

各種内面ライニングその

他 特殊施工の状況

1)施工状況

2)厚さ等指示ある場合はその状況

3) 使用資材

適 宜

各種試験状況 試験実施状況 適 宜

撤去品、産業廃棄物の処

分状況

1) 撤去品、産業廃棄物の取りまとめ、

搬出状況及び処分場への搬入状況

2) 運搬車両(車両表示含む)

適 宜

環境対策 低騒音・低振動、排出ガス対策型建設機

械の使用状況 適 宜

そ の 他 監督員の指示による 適 宜

全 体 撮 影 主要機器等据付状況 適 宜 ※ 2

注1:※1は、機械搬入状況の写真は不要とする。

2:※2は、監督員が別途指示する場合は不要とする。

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付則-4 完成図書作成要領

1 完成図書の種類

(1) 完成図書は表-1に示す図書とする。

表-1

図 書 名 規 格

提出部数 備 考 製 本 紙 質

工事完成

図書

A 4 判 製 本

左綴じ(折込)

PPC上質紙55K以上

又は

陽画焼68K以上

1 図面等が取外し可

能な方法で作成

A 3 判 製 本

30穴バインダ左綴じ PPC上質紙55K以上 2

A2以上の図面等は

A3に縮小

2 様式

(1) 表紙の様式

ア 表紙及び背表紙は、厚さ1mm以上で、色は黒とし、金文字にて記

入する。ただし、補修工事等の場合は監督員の指示による。

イ 表紙及び背表紙の書体は明朝体とする。

ウ 表紙及び背表紙の体裁は図-1による。

(2) 製本の様式等

ア A4判工事完成図書の製本厚さは6cm程度とし、最大でも8cmとする。

イ A3判工事完成図書の製本厚さは4cm程度とし、最大でも5cmとする。

ウ 工事完成図書の見出しには図-2による中表紙、目次をつける。

エ A3判工事完成図書は、ページ数、管理番号等も記入するものとす

る。

オ 電気設備工事等の機械設備工事以外の工事を包含した工事の場

合は、原則として各工事種別ごとに分けて製本する。

カ 工事施工場所が複数ある工事の場合は、原則として各施工場所ご

とに分けて製本する。

キ 電気設備工事のA3判図工事完成図書(監督員の指示するもの)の

差替えは、受注者が行うものとする。

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平成○○年度

平成○○年度

○○○○○設備工事

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

○ ○ ○ ○ ○ 設 備 工 事

△/○

○○○○

○○○○

《表 紙》 《背表紙》

図-1

目 次

平成○○年度 図 書 図 番 頁

工事概要 1

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

○ ○ ○ ○ ○ 設 備 工 事

設備計画書 2

1/N 自 平成○○年○○月○○日

工期

至 平成○○年○○月○○日

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

工 事 概 要 等

《中表紙》 《目 次》

注 : 1/Nは分冊番号を示す。

図-2

完成年度を記入する

施工場所が複数の場合は、工

事場所名を表紙及び背表紙に分冊番号記入

主機名等記入

請負人名

完 成 図

(記入内容は

監督員の指示による)

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3 内容及び編集

内容及び編集は、表-2による。

表-2

番号 名 称 内 容

1 工事概要 工事の概要を簡潔に記載

2 設備計画書 設備全般についての計画、計算図書(機器単品の強

度計算等は、機器等製作仕様、計算書の項に挿入)

3 機器等製作仕様、計算書 設計図書等に基づく受注者の機器等製作仕様、計算

書等

4 塗装要領書

5 負荷、接点リスト 接点リストには設定値記入

6 運転操作フローチャート 各機器の運転操作フロー

7 一般平面図 施工箇所記入

8 フローシート 設備全体のもの、必要な場合は系統別も含める

9 設備配置図 全体配置平面図、断面図

10 配管図 主配置図・小配管図、小配管系統図

11 基礎図 各機器の基礎、配管基礎

12 機器図 外形図、部品図、付属品図等

13 その他機材図 主機以外の機器、材料(主機に付属するものを除く)

14 内部結線図、端子台図 各機器ごと

15 機材製作所一覧表 機器製作者指定品目は、登録製作者であることを明

記する

16 機器銘板図

17 試験・検査成績表 社内検査、工場立会検査、現地検査、

鋼材検査証明書等

18 官公庁届出書等 検査済証、受理書、又は受理印のある届出書等の鑑

の写し

19 据付記録 現地工事の機器据付記録、配管耐圧試験記録等

20 試験運転記録 試験運転記録(現地分)、騒音、振動測定記録

21 取扱説明書 縮小A3判には収録しない

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付則-5 電子完成図書作成要領

1 適用範囲

この要領は、当局の発注する工事(処理施設工、ポンプ施設工、水道施設

工)において、電子完成図書の作成に適用する。

2 電子完成図書の媒体

電子完成図書の媒体は、Microsoft社Windows7以降のOSで閲覧可能な

CD-ROM及びDVD-ROM(以下、「CD-R等」という。)とする。

3 電子完成図書のファイル形式

電子完成図書として作成するファイル形式を次のとおりとする。

(1) pdf形式 Adobe Systems社が開発した文書ファイル形式

(2) xls形式 Microsoft社製表計算ソフト「Excel」ワークシート

(3) dxf形式 AutoDesk社製CADソフト「AutoCAD」のデータ交換用

の中間ファイル形式

(4) tiff形式 汎用の画像データ交換用ファイルフォーマット

(白黒はG4圧縮、カラーはJPEG圧縮とする。)

4 CD-R等のフォーマット形式

書き込みフォーマット形式は、JOLIETとする。

5 提出部数

電子完成図書(CD-R等)の提出部数は、表-1による。

表-1

図 書 名 規 格 提出部数 備 考

電子完成図書 CD-R等 2

6 電子完成図書(CD-R等)作成仕様

(1) 当局に提出する電子完成図書(CD-R等)について、表-2のファイ

ルを作成し、書き込みを行うものとする。

(2) データ量が多く、やむなく複数のCD-R等にまたがり書き込みする場

合、CD-R等レーベル面及びメディアケースに(メディア番号/メディ

ア総枚数)の表示をする。その際、各メディアには、表-4の工事管

理ファイルを入れることを必須とする。

(3) CD-R等に書き込みした全てのファイルについて、大衆的なウィルス

チェックソフトでウィルス無しの確認を行うこと。使用するウィルス

チェックソフト及びウィルス定義ファイルは、作成時で最新のものと

する。

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表-2

図書名 ファイル

形式 ファイル名 例 備考

工事完成

図書

pdf

形式

契約番号_**.pdf

(**は01~99の連番)

2013301811002_01.pdf

~2013301811002_05.pdf

20MB/file

程度

CAD

図面

dxf

形式

契約番号_**.dxf

(**は01~99の連番)

2013301811002_01.dxf

~2013301811002_11.dxf

一般平面図

単線結線図

各種フロー図

施工図 等

汎用CADソフトで作成した上記dxfファイル変換前のオリジナルCA

D図面ファイル

その他 xls

形式

契約番号_工事管理.xls

契約番号_機器一覧.xls

契約番号_図面一覧.xls

2013301811002_工事管理.xls

2013301811002_機器一覧.xls

2013301811002_図面一覧.xls

※ 各ファイル名内の契約番号は契約書に記載の契約番号(半角数字、ハイフ

ンなし)を用いるものとする。

7 電子完成図書(CD-R等)書き込みファイル及びフォルダ構成

契約番号_工事管理.xls

契約番号_機器一覧.xls

契約番号_**.pdf

○○水処理

センター図面

契約番号_**.dxf

契約番号_図面一覧.xls

□□水処理

センター図面

契約番号_**.dxf

契約番号_図面一覧.xls

複数事業所がある場合

オリジナル 図面

オリジナル 図面

オリジナルCAD図面 ファイル

オリジナルCAD図面 ファイル

ファイル名は任意

ファイル名は任意

2013_○○水処理

センター始め2箇

所○○設備工事

フォルダ名

完成年度_工事件名

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8 工事完成図書ファイル

ファイル名:契約番号_**.pdf (**は01~99の連番)

(1) pdfファイルの構成は、工事完成図書A3判製本30穴バインダ左綴じと

同様の編集内容とする。

なお、操作方式図、展開接続図(電気設備工事)及び取扱説明書は、

各々単独ファイルとする。

(2) 目次から頁をリンク表示させる。また、しおりの機能を付加する。

しおりの階層は、見出しレベル1~3までの各項目で作成する。

(3) pdfファイルは、章節単位で任意分割とし、最大容量は、20MB/フ

ァイル程度とする。なお、ファイル間のリンクは不要とする。

(4) オリジナルファイルから直接pdfファイル(白黒)に変換し、編集す

ることを原則とする。

(5) 各頁は原寸サイズとし、変倍集約は行わない。

(6) フォントの埋め込みは行わない。また、特殊なフォントは用いない。

(7) 文書のセキュリティは、ユーザパスワード「いいえ」、印刷「すべて(高

解像度)許可」とする。

(8) 初期表示の設定は、以下のよう表示されるようにする。

ア 最初に表紙のページが表示される(しおりとページを表示)。

イ ページは幅に合わせる。

ウ 単一ページレイアウト

(9) スキャニング編集

ア 手書き等のある書類をスキャナーで電子データ化する場合につい

ては、内容が確認できることを基本とし、解像度は300dpi以上(白

黒)とする。

イ 各頁は原寸サイズとする。サイズが規格外のものについては、そ

のサイズの直近上位サイズを用いる。

ウ カタログ等については、極力電子カタログを利用すること。使用

する材料のページのみスキャニングすること。

エ スキャニング後は、画面上の用紙方向を原図の用紙方向にあわせ

て向きを回転させること。

9 CAD図面ファイル

ファイル名:契約番号_**.dxf (**は01~99の連番)

(1) 汎用CADソフトで作成したオリジナルCAD図面ファイルをdxfファイル

に変換する。

なお、ファイルの種類(バージョン)は、AC1009(R12/LT2 DXF)、

AC1015(2000/LT2000 DXF)AC1018(2004/LT2004 DXF)AC1021

(2007/LT2007 DXF)又はAC1024(2010/LT2010 DXF)形式とする。

(2) 図面フォルダに入れるCAD図面ファイルは、表-3を原則とし、その

他作成したCAD図面ファイル(機器部品図、機器据付詳細図、基礎・架

台図、部材加工図、撤去図、仮設図等)は、工事完成図書(pdfファイ

ル)内に入れる。

(3) オリジナルCAD図面ファイルを参照用としてオリジナル図面フォル

ダに入れる。また、印刷スタイルテーブル(ctbファイル)がある場

合は、あわせてオリジナル図面フォルダに入れる。

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(4) 専用CADソフトで作成し、dxfファイルに変換することが困難な場合

の取扱いは、当局監督員と協議のうえ、tiff形式(契約番号_**.Tif

f,マルチページ不可)とする。その場合は、オリジナルCAD図面は

不要とする。

表-3

CAD図面名称 内 容

一般平面図 施工箇所明示

各種系統(フロー)図 計装、システム構成、接地、幹線、配管、機器、

水頭、水位設定

単線結線図 特別高圧、高圧、低圧(C/C、ACG、特殊電源)

施工図 配管、配管スケルトン、配線、ダクト・ラック据付、

機器据付平面、機器据付断面

10 その他ファイル

(1) 工事管理ファイル

ファイル名:契約番号_工事管理.xls

表-4 工事管理ファイル

1 発注年度 西暦 半角数字4桁 2013

2 事業区分 水道事業、工業用水道事業、下水道事業

3 契約番号 2013108106002(水道事業)、2013208106003(工

業用水道事業)、2013301811002(下水道事業)

4 工事名

5 工期(自) 半角数字8桁 20130920

6 工期(至) 半角数字8桁 20140318 最終工期

7 検査日 半角数字8桁 20140318

8 請負代金額 最終税込金額 半角数字 桁区切りなし

9 工事種別 電気工事、受変電工事、電気通信工事、計装設備

工事、機械設備工事、水・汚泥処理設備工事

10 工事内容

11 受注者

12 設計担当課 建設部施設課又は施設部施設整備課

13 施行担当課 ○○浄水場、○○水処理事務所

14 事業所 ○○浄水場、○○水処理センター、○○汚泥処理場

○○ポンプ所

(15) (事業所) 複数事業所がある場合

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(2) 機器一覧ファイル

ファイル名:契約番号_機器一覧.xls

ア 参考書式 表-6のものを作成する。

イ 先頭シートに目次を、次シート以降設備種ごとの機器仕様シート

を作成する。目次シート項目と各機器仕様シート項目間には、ハイ

パーリンクの設定をする。

(3) 図面一覧ファイル

ファイル名:契約番号_図面一覧.xls

表-5 図面一覧ファイル

№ CAD図面

ファイル名

事業所

(複数事業所が

ある場合)

図面名称 図番 オリジナルCAD

図面ファイル名

1 2013301811002

_01.dxf

○○水処理

センター

○○水処理センター

一般平面図 *******

○○水処理センタ

ー一般平面図.dwg

2 2013301811002

_02.dxf

○○水処理

センター フローシート ******* フローシート.dwg

3 2013301811002

_03.dxf

○〇水処理

センター

○系反応タンク上部配

置図 *******

○系反応タンク上

部配置図.jww

4 2013301811002

_04.dxf

○〇水処理

センター ○系反応タンク断面図 *******

○系反応タンク断

面図.jww

… … … … … …

… … … … … …

21 2013301811002

_51.dxf

□□水処理

センター

□□水処理センター

一般平面図 *******

□□水処理センタ

ー一般平面図.dwg

22 2013301811002

_52.dxf

□□水処理

センター フローシート ******* フローシート.dwg

23 2013301811002

_53.dxf

□□水処理

センター

□系反応タンク上部配

置図 *******

□系反応タンク上

部配置図.jww

24 2013301811002

_54.dxf

□□水処理

センター □系反応タンク断面図 *******

□系反応タンク断

面図.jww

… … … … … …

… … … … … …

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表-6 目次シート

設備種ごとの機器仕様シート

注) 19.整備概要が整備の場合は、全角100文字以内で詳細に記入。

主機 雨水ポンプ 主機 コントロールセンタ号数 2号 号数設置場所(室) ポンプ室 設置場所(室) 電気室

数量 1 数量 2単位 台 単位 面1 形式 立軸斜流形(2床式) 1 形式2 用途 雨水排水用 2 用途 ポンプ設備3 型番 ○○-○○ 3 型番4 製作所名 ㈱○○○ 4 製作所名5 製作年月 2014/03 5 製作年月6 製造番号 ○○○○ 6 製造番号7 口径 1,000㎜ 78 全揚程 14.3m 89 揚水量 175m3/min 910 水中軸受 セラミックス 1011 原動機 ○○○ 1112 1213 1314 1415 1516 1617 1718 整備年月 18 整備年月19 整備概要 19 整備概要20 備考 20 備考

その他構造規格重量補機電動機仕様 等を記入

その他構造規格重量補機電動機仕様 等を記入

機器名称

機器名称

目次 ポンプ設備 電気設備

目次 ポンプ設備 電気設備

ハイパーリンク参

照セル

契約番号:2013301811002工事名:○○水処理センター始め2箇所○○設備工事

番号 機器(主機)名称 番号 機器(主機)名称1 引込盤 162 受電盤 173 き電盤 184 変圧器盤 195 206 1号送水ポンプ 217 1号送水弁 228 239 2号雨水ポンプ 2410 2号吐出弁 2511 2612 送水流量計 2713 2814 監視操作盤 2915 コントローラ盤 30

設備種ごとのシート項目へハイパーリンクさせる。

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11 CD-R等レーベル、メディアケース印刷仕様

名古屋市上下水道局

請負人 ㈱○○○ 名古屋支店

電子完成図書

完成年度 平成○○年度

工事名 ○○水処理センター始め2箇所○○設備工事

契約番号 2013301811002

メディアNo. 1/n インクジェット

印刷する

電子完成図書

完成年度 平成○○年度

工事名 ○○水処理センター始め2箇所○○設備工事

契約番号 2013301811002

メディアNo. 1/n

請負人 ㈱○○○ 名古屋支店

名古屋市上下水道局

工事内容

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12 電子完成図書の権利等

作成した電子完成図書の著作権等の取扱いは、以下のとおりとする。

(1) 受注者は、著作権法(昭和45年法律第48号)の第21条(複製権)、

第26条の3(貸与権)、第27条(翻訳権、翻案権等)、及び第28条(二

次的著作物の利用に関する原著作者の権利)に規定する権利を、当局

に無償で譲渡するものとする。

(2) 著作権法の第20条(同一性保持権)については、受注者が所持し権

利は行使しないものとする。

(3) 受注者は当局に対して、事前の同意を得て電子完成図書の複製品を

所持し、公表することができるものとする。

(備考)

著作権法

第20条(同一性保持権)

著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に

反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。

2 前項の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない。

一 第三十三条第一項(同条第四項において準用する場合を含む。)又は第

三十四条第一項の規定により著作物を利用する場合における用字又は用語

の変更その他の改変で、学校教育の目的上やむを得ないと認められるもの

二 建築物の増築、改築、修繕又は模様替えによる改変

三 特定の電子計算機においては利用し得ないプログラムの著作物を当該電

子計算機において利用し得るようにするため、又はプログラムの著作物を

電子計算機においてより効果的に利用し得るようにするために必要な改変

四 前三号に掲げるもののほか、著作物の性質並びにその利用の目的及び態

様に照らしやむを得ないと認められる改変

第21条(複製権)

著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。

第26条の3(貸与権)

著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。)をその複製物(映画の著作

物において複製されている著作物にあっては、当該映画の著作物の複製物を除

く。)の貸与により公衆に提供する権利を専有する。

第27条(翻訳権、翻案権等)

著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映

画化し、その他翻案する権利を専有する。

第28条(二次的著作物の利用に関する原著作者の権利)

二次的著作物の原著作物の著作者は、当該二次的著作物の利用に関し、この

款に規定する権利で当該二次的著作物の著作者が有するものと同一の種類の

権利を専有する。

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付則-6 設計用標準水平震度(Ks)

1 設備機器の水平方向及び鉛直方向の設計用地震力は、設計用標準震度を

用いて算出する。設計用標準震度は、原則として局部震度法により算出す

る。

2 局部震度法による設計用標準震度は、構造体の耐震安全性の分類、設備

機器の重要度及び設置階により選定する。

3 設計用標準水平震度(Ks)は表-1による。ただし、地震力の計算が、

関係法令等で規定されているものは、法令等を遵守する。機械の主な関係法令

を表-2に示す。

4 設備機器の重要度の分類(耐震クラス)は、重要機器(Sクラス)、一般機器(Aク

ラス)及びその他機器(Bクラス)の3段階とし、表-1による。

耐震クラスSは、重要機器(処理機能及び取水・導水・送配水・雨水排水機能

を著しく失うことや、二次災害等の恐れのある設備機器)及び復旧に時間を要す

る機器に適用する。

耐震クラスAは、一般機器及び比較的復旧に時間を要しない機器に適用する。

耐震クラスBは、その他の機器とする。

5 設計用地震力は設計用水平震度又は設計用鉛直震度に設備機器の重量を

乗じたものとし、これらの力が設備機器の重心に同時に作用したときに、

設備機器の移動、転倒が起こらないように固定する。

6 設計用水平地震力、設計用鉛直地震力は以下により求める。

設計用水平地震力(FH)は、

FH=9.8・KH・W (N) KH=Z・KS

=KH・W (kgf)

ここに

FH:設計用水平地震力

KH:設計用水平震度

KS:設計用標準水平震度

Z :地域係数(原則として、1.0とする。)

W :機器の重量(kg)

設計用鉛直地震力(FV)は、

FV=9.8・KV・W (N) KV=1/2・KH

=KV・W (kgf)

ここに

FV:設計用鉛直地震力

KV:設計用鉛直震度

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表-1 設備機器の重要度の分類(耐震クラス)及び設計用標準水平震度(Ks)

設置場所 重要度の分類

(耐震クラス)

設置階 4~6階

の建物 3階建て 2階建て

重要機器

(Sクラス)

一般機器

(Aクラス)

その他機器

(Bクラス)

上層階,屋

上及び塔屋

最上階 ― ― 2.0 1.5 1.0

― 3階 2階 1.5 1.5 1.0

中間階

4階建て

の場合

2階,3階

2階 ― 1.5 1.0 0.6

地階及び1

地階及び

1階

地階及び

1階

地階及び

1階

1.0

[1.5]

0.6

[1.0]

0.4

[0.6]

(出典:下水道施設の耐震対策指針と解説(日本下水道協会:2014年版)、

水道施設耐震工法指針・解説(日本水道協会:2009年版))

注1:上層階とは、2~6階建ての場合は最上階をいう。

注2:中間階とは、地階、1階および上層階を除く各階をいう。

注3:設置場所の区分は機器を支持している床部分にしたがって適用する。

床又は壁に支持される機器は当該階を適用し、天井面より支持(上階床より支

持)される機器は支持部材取付け床の階(当該階の上階)を適用する。

注4:[ ]内の数値は、地階及び1階(地表)に設置する液槽の場合に適用する。

注5:防振装置付の機器は、耐震クラスS又はAとする。

表-2 関係法令によるべき設備・機器

設 備 及 び 機 器 名 関係法令等

危険物屋外タンク等 消防法

危険物の規則に関する技術上の基準の

細則を定める告示 第4条の20 及び関

係告示

煙突等 建築基準法

煙突、鉄筋コンクリート造の柱等、広告塔又は

高架水槽等及び擁壁並びに乗用エレベ

ーター又はエスカレーターの構造計算

の基準を定める件

汚泥焼却設備等の大規模

架構(地盤に自立している設備)建築基準法 建築基準法施行令第88条

高圧ガス設備高圧ガス保安

高圧ガス設備等耐震設計基準及び関係

告示

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表-3 設備・機器の重要度分類(1/2)

(水道事業)

設 備 名

重要度の分類(耐震クラス)

重要機器

(Sクラス)

一般機器

(Aクラス)

その他機器

(Bクラス)

取水設備

取水ゲート類、導水ポ

ンプ、吐出弁、補機類、

自動除塵機

搬出設備、貯留設備、

除砂設備

着水設備 着水弁類、自動除塵機、

貯留設備 搬出設備、貯留設備

沈澱池設備

流入弁類、沈澱汚水ポ

ンプ、吐出弁、撹拌機

類、横流式沈澱池機械

設備、高速凝集沈澱池

機械設備、排泥弁

ろ過池設備

洗砂ポンプ・洗浄排水

ポンプ、吐出弁、補機

類、ろ過池弁類

送配水ポンプ

設備

送配水ポンプ、吐出弁、

補機類

原動・発電機設

ディーゼル機関、ガス

タービン、発電機、補

機類

薬品注入設備

薬品貯蔵槽・小出槽、

移送・注入ポンプ設備、

注入機、撹拌機、中和

槽、混合槽

排水処理設備

脱水機、補機類、搬出

設備、貯留設備、破砕

機設備、汚泥かき寄せ

機、排泥ポンプ設備

空気機械設備 空気源設備 送風機(防振装置付) 送風機(防振装置

無し)

荷役機械設備天井クレーン、ホ

イスト等

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表-3 設備・機器の重要度分類(2/2)

(下水道事業)

設 備 名

重要度の分類(耐震クラス)

重要機器

(Sクラス)

一般機器

(Aクラス)

その他機器

(Bクラス)

沈砂池設備 流入ゲート、自動除塵機

搬出設備(コンベヤ類)、

貯留設備(ホッパ類)、

スクリーンかす処理設備、

除砂機、沈砂処理設備、

主ポンプ設備

汚水ポンプ、雨水ポンプ、

ポンプ用原動機、減速

機、主配管、弁類、

管内クーラ、補機ポンプ、

高架水槽、クーリングタワ

ー、重油タンク類、空気圧

縮機

除湿機天井クレーン、ホイ

スト等

送風機設備

潤滑油タンク、潤滑油ポ

ンプ、潤滑油クーラ、ヘ

ッドタンク

送風機、電動機、増速機、

クーリングタワー、冷却水

ポンプ、フィルタ、弁類

天井クレーン、ホイ

スト等

最初沈殿池設備

最終沈殿池設備

ゲート、汚泥かき寄せ機、

汚泥ポンプ類、スプレーポ

ンプ、スカム除去装置、テ

レスコープ弁

反応タンク設備ゲート、可動堰、機械式曝

気装置、散気装置

消毒設備 注入ポンプ、タンク類

用水設備 ろ過器、ゲート類

汚泥濃縮設備

汚泥貯留設備

凝集剤設備(タンク、

ポンプ)

汚泥かき寄せ機、汚泥ポン

プ、ゲート、可動堰、撹拌

機、機械濃縮設備

汚泥脱水機

脱水機、同左用補機類、給

泥設備、

脱水ケーキ搬送貯留設備、

天井クレーン、ホイ

スト等

薬注設備

薬品貯留タンク、薬品溶

解槽、

注入ポンプ

薬品貯留ホッパ、混和槽、

撹拌機、薬品供給装置(サ

イロ、供給機、

コンベヤ)

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表-3 設備・機器の重要度分類(2/2)

(下水道事業)

設 備 名

重要度の分類(耐震クラス)

重要機器

(Sクラス)

一般機器

(Aクラス)

その他機器

(Bクラス)

流動床式

汚泥焼却設備

流動床焼却炉、補助燃料

装置、サイクロン、サイクロ

ン搬出機、苛性ソーダ貯

留槽、燃料タンク、燃料

ポンプ、煙突、排煙処理

塔、空気予熱器、ブロワ、

白煙防止予熱器、電気集

塵機、バグフィルタ、

ファン類(防振装置付)、

タンク類、排煙ダクト,配管

汚泥供給設備(フィーダ、

コンベヤ、ケーキ投入機)、

灰ホッパ,灰搬送コンベヤ

空気圧縮機、空気槽、除湿

機、ポンプ類、ファン類(防

振装置無し)

汚水中継設備 汚水中継ポンプ

調整池設備 排水ポンプ

滞水池設備 汚水送水ポンプ

脱臭設備

薬品貯留タンク、中和タン

ク、オゾン発生装置、オゾ

ン反応塔、残留オゾン除

去塔、注入ポンプ

薬液洗浄塔、充填塔式生

物脱臭装置、ファン類(防

振装置付)

吸着塔、ファン類

(防振装置無し)

備 考

① 焼却炉などの地盤に自立して設置される機器(操作盤を含む)類の設計用標準

震度(KS)は、構造物内に設置される機器に準拠する。

② 主装置の補機や同一基礎・架台上の補機等は、主装置の重要度ランクを適用す

る。

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付則-7 工場立会検査品目

1 品目表に示す機器であって、特記仕様書で指定するものについて工場立

会検査を実施する。

2 必要と認める場合は、品目表になくとも特記仕様書で指示するものにつ

いて工場立会検査を実施する。

工場立会検査品目表

設備名称 機 器 名 適 用 範 囲

主ポンプ設備

導水ポンプ

送配水ポンプ

雨水ポンプ

汚水ポンプ

(水中ポンプ含む)

全検査項目を実施する

高圧誘導電動機 全検査項目を実施する

ディーゼル機関 全検査項目を実施する

ガスタービン 全検査項目を実施する

送風機設備

送風機 全検査項目を実施する

高圧誘導電動機 全検査項目を実施する

発電機設備

(水道事業)

ガスタービン 全検査項目を実施する

ディーゼル機関 全検査項目を実施する

発電機 全検査項目を実施する

脱水設備 脱水機 全検査項目を実施する

(性能試験を除く)

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付則-8 電気設備工事との取合い区分

1 電気設備工事との取合い区分は、表-1、図-1を原則とし、図-1枠

内の実線部分を機械設備工事の施工とする。

2 計装機器の取合い区分は、表-2、図-2を原則とし、図-2枠内の実

線部分を機械設備工事の施工とする。

3 施工時は、電気工事との確認、調整を行い、特に電線ケーブルサイズに

注意すること。

表-1 主要機器の取合い区分

設備名 機器名 取合い区分 備 考

ゲート

電動 (a)又は(c)

手動(開閉確認リミット) 端子取合い

汎用電動弁 端子取合い

空気/油圧作動弁 (b)又は(c) 電油、電空ポジショナ含む

除塵設備 除塵機~ホッパ (a)

除砂設備除砂機(グラブ式) (e) 機器付属制御器(盤)有

除砂機~ホッパ (a)

ポンプ

ポンプ本体 計装機器参照 軸受温度警報等

自動給水ポンプ(ユニットタイプ) (d) 機器付属制御器(盤)有

水中ポンプ(汚水・雨水) (c)

水中ポンプ(床排) (i)

水中ポンプ(マンホール) (h)

薬注ポンプ (a)

原動機

高圧電動機抵抗器起動 (j)

かご形 (k)

低圧電動機 (a)

内燃機関 (c)

減速機 減速機 (b)

槽・タンク類 水槽・油槽・タンク・空気 計装機器参照

散気装置

エアレータ(水中撹拌式) (c)

エアレータ(槽外駆動式) (k)

超微細気泡散気装置 (d) 機器付属制御器(盤)有

脱臭設備 生物脱臭装置 (d) 機器付属制御器(盤)有

冷却機器 クーリングタワー (a)

送風機

送風機本体 計装機器参照 軸受温度警報等

インレットベーン (b)

フィルタ (d) 機器付属制御器(盤)有

空気機器空気圧縮機 (a)

除湿機 (d) 機器付属制御器(盤)有

沈でん池設備 かき寄せ機 (b)

ろ過設備砂ろ過器

(d)又は(f) 機器付属制御器(盤)有自動ストレーナ

荷役設備 ホイスト (g)

その他設備 類似の機器については上記による。

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図-1

(b)

(d)

(e) (f)

機械設備工事

電気設備工事

(a)

(c)

(g)

ケーブル渡し

端子

動力

M

機器付属制御器

分電箱

制御

動力

M

端子 機器付属制御器

分電箱

動力

制御

M

電極棒

端子箱

(i)

(k)

M

端子

動力 端子箱

制御

動力

M 制御

動力

制御

M

端子 機器付属制御器

動力

制御

M

内部端子 ケーブル渡し

(h)

(j)

M

端子/機器内端子台

動力

制御

端子台(箱)

端子台(箱)

M 動力

制御 抵抗器 制御器

動力

端子台(箱)

端子 機器付属制御器

M 動力

制御

端子台(箱)

M

端子

動力

制御 端子箱

端子台(箱)

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表-2 主な計装機器の取合い区分

計装機器名 出力信号 取合い区分 備考

ポテンショ式開度発信器 (a) R/I変換器は電気設備

工事手配

ポテンショ式開度発信器

(無接触式) 4~20mA (a)又は(b)

フロート式液面計 4~20mA (a)、(b)

(c)

電極式液面計 (a) フロートレスリレーは

電気設備工事手配

ロードセル式重量計 4~20mA (b)又は(c)

ベルトウェア式重量計 4~20mA (b)

ディーゼル機関回転計 4~20mA (c)

熱電対 (a)

測温抵抗体 (a)

図-2

機械設備工事

電気設備工事

(c)

電源供給

信号出力

(a) (b)

現場操作盤等(変換器を電気設備工事に支給する)

電源供給

信号出力 変換器

端子台

Sensor

端子台

Sensor

変換器

制御

信号出力 Sensor

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付則-9 配管試験要領

1 配管の水圧試験・空気圧試験の区分は下表を原則とする。

配管の種類 水 圧 空気圧 通水(気) 備 考

汚水 ○ ○

汚泥 ○ ○

空気 ○ ○

雑用水 ○ ○

上水 (○) ○ 本管から受水槽までは水道事業

者の試験方法による

工業用水 (○) ○ 本管から受水槽までは水道事業

業者の試験方法による

潤滑油、作動油 0.6MPa以下

○ ○ 通油は実油で作動圧力にて実施

重油、軽油 ○

(窒素ガス)○

通油は実油でポンプ圧力にて

実施

次亜塩素酸ナトリウム ○ ○

高分子凝集剤 ○ ○

塩化第二鉄 ○ ○

塩酸 ○ ○

過酸化水素 ○ ○

石灰輸送 ○ ○ 通気は石灰で輸送圧力にて実施

ケーキ圧送 ○ ○ 通水はケーキでポンプ圧力にて

実施

焼却灰輸送 ○ ○ 通気は焼却灰で輸送圧力にて

実施

ドレン、オーバーフロー ○ 満水試験

2 試験に際しては、事前に配管の内部洗浄又はブローを行い、切粉等の異

物を完全に除去すること。

3 水圧試験を空気圧試験で代用する場合は、監督員の承諾を得るものとす

る。

4 水圧試験は主として液体系配管に適用し、所定の水圧により配管接合箇

所の漏洩、破損、耐水圧等の確認を行うもので、以下により実施する。但し、

水道用ポリエチレン二層管については、5項を参照する。

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試験圧力(MPa) 保持時間(min)

ポンプ吐出側配管 ポンプ締切圧力×1.5

(最小0.75) 60

小配管 最高使用圧力×1.5

(最小0.75) 60

高架水槽以下二次側配管静水頭×2

(最小0.75) 60

自 然 流 下 管

ポンプ吸込管

そ の 他

満水試験

30

水 槽 規 定 水 位 又 は

オーバーフロー水位の下

試験方法

(1)使用水

原則として上水を使用する。

(2)配管経路を完全密封し、空気抜きを考慮して一端より通水し、空

気を抜く。

(3)配管中の適所より導管を導き、これに圧力計及び水圧ポンプを取

付ける。

(4)水圧ポンプは手動又は電動とする。

(5)加圧を行う場合、先ず0.05~0.098MPaで異常の有無を確認し、異

常がなければ規定圧力まで徐々に昇圧する。

(6)加圧完了し圧力が安定した時の圧力、時刻を記録し、所定時間保

持後、判定を行う。

判定方法

(1)著しい圧力降下が認められないこと。

(2)継手箇所から漏水が認められないこと。

(3)附属品、架台等に異常が認められないこと。

注意事項

(1)配管中に試験圧力に対し耐えられないものがあるか事前にチェ

ックし、予め取り外す等の適切な処置を施すこと。

(2)試験前にフランジボルト等の緩みがないかチェック、増し締め等

を行うこと。

(3)塩化ビニル管やポリエチレン管等の差込接合のものは、抜け出し

がないか事前に確認すること。

(4)減圧は徐々に行うこと。

(5)使用する圧力計は較正済みのものを使用すること。

(6)微圧のものは圧力計に代えてU字管マノメータ等を使用してもよ

い。

(7)上下配管の場合ポンプで吐出管近傍を、試験圧力基準とするこ

と。

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5 水道用ポリエチレン二層管については、柔軟性に富む性質のため、試験

方法は次のとおりとする。

ア 試験するにあたって、0.75MPa、3分間の予圧を行う。

イ 試験圧力の予圧後、配管の両端を閉じ10分間の保持を行う。

ウ 10分間の圧力保持後、0.6MPa以上の圧力保持及び目視点検でも漏

液がないことを確認する。

6 空気圧試験は主として空気系、ガス系、油系配管に適用し、所定の空気圧

により配管接合箇所の漏洩、破損、耐圧等の確認を行うもので、以下により

実施する。

試験圧力(MPa) 保持時間(min)

空 気 配 管

(曝気、計装)

最高使用圧力×1.1

(最高0.6以下) 60

空 気 配 管

(ディーゼル機関等) 最高使用圧力×1.05 30

油 配 管 最大常用圧力×1.5

(最高0.6以下) 30

水 圧 試 験 を

空 気 圧 試 験

で代用する場合

水圧試験の試験圧力×0.3 (30%)

(最高0.6以下) 30

試験方法

(1)使用空気

原則として圧縮空気を使用する。

(2)配管経路を完全密封し、配管中の適所より導管を導き、これに圧

力計及び空気圧縮機を取付ける。

(3)加圧を行う場合、先ず0.05~0.098MPaで異常の有無を確認し、異

常がなければ0.098MPa毎に確認をしながら、規定圧力まで徐々に

加圧する。

(4)加圧完了し圧力が安定した時の圧力、時刻、大気温度を記録し、所

定時間保持後、判定を行う。

判定方法

(1)著しい圧力降下が認められないこと。

(2)継手箇所、溶接部等に石鹸水を塗布し、内部からの漏れによる気

泡が発生しないこと。

注意事項

(1)圧縮空気を使用するため破損事故及び吹出し事故等による災害

が発生する恐れがあるので、事前にボルトの増し締め等を行い安

全に注意して実施する。

(2)配管中に試験圧力に対し耐えられないものがあるか事前にチェ

ックし、予め取り外す等の適切な処置を施すこと。

(3)大口径管の場合、伸縮管前後のサポートの強度をチェックし、発

生する推力に対し耐えられることを確認しておくこと。

(4)弁座及び弁グランド部からの空気漏れは判定対象外とする。した

がって、多少の圧力降下は可とする。

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7 通水(通気)試験は原則として実流体を送水(送気)することにより、

水圧、空気圧試験では確認できない事象の確認を含め、配管系の正常性を最

終的に確認することを目的とするもので、以下により実施する。

試験圧力

試験時間

(1)試験圧力は、通常考えられる最大の値を、弁の開閉、水槽のレベ

ル調整等により発生するものとする。

(2)時間は実体に即し、監督員と協議し決定する。

試験方法

(1)使用する流体は原則として実流体とするが、実流体で支障のある

場合は、水又は空気にて代用できるものとする。

(2)試験流体を圧送し、漏洩の有無、配管の振動の有無、サポートの

整合性、伸縮管の確認、安全弁の吹出し測定等を行い実運転に支

障がないことを確認する。

(3)水圧、空気圧試験を実施しなかった配管系については、この運転

中の圧力条件下で前3項、4項を参考に実施する。

注意事項

(1)水圧、空気圧試験を実施しなかった配管系については、予め漏洩

事故等に対する安全体制をとり、事故が発生しても被害を最小限

にとどめることができるよう留意すること。

(2)水圧、空気圧試験を実施しなかった管廊内の配管の通水試験時に

は漏洩事故時の浸水、冠水対策を考慮しておくものとする。

8 通水(通気)試験は、工事完成時期、他工事との関連、処理施設の運転

状況等により実施しがたい場合、試運転時に行うことができる。

Page 141: 工事共通仕様書 - 名古屋市上下水道局1 第1章 一般事項 第1節 適用範囲 1 本工事共通仕様書(機械設備工事編)(以下、「共通仕様書」という。)は、

参考文献

○「機械設備工事一般仕様書」平成28年度 日本下水道事業団

○下水道施設標準図(詳細)土木・建築・建築設備(機械)編

日本下水道事業団