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7月15日本科・日本語科 テーマパーク参観
日中学院報2014.8
編集発行人・吉田隆司毎月1回、1日発行
定価1部100円/1年1000円(送共)郵便振替 東京00100-0-38184
〒112-0004東京都文京区後楽1-5-3TEL. 03-3814-3591FAX. 03-3814-3590
Website…http://www.rizhong.org/E-mail…[email protected]
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A先生の新語コーナー
発行と返済を自ら行うこと。中国政府は今年から地方政府
が自ら債券を発行し、元利を返済する実験を進めている。
実験の対象地域は北京、上海、青島、広東、江蘇など10省・
市。債券の発行規模、期間には制限が設けられているとい
う。中国では従来、財政省が地方債の代理発行する形をと
り、2011年からは一部の地方政府の債券の直接発行
を認めたが、その場合も財政省が元利返済の手続きを代行
してきた。 (A)
zìfa zìhuán
今年も本科2年生を連れて北京に短期留学に来ています。毎年思うことは人々の生活がどんどん高級志向になっているなあということです。 には海外ブランドの化粧品、服飾品、食品などが並びます。海外の品ですから当たり前かもしれませんが、デパートの中ではアルファベットが溢れています。ブランド名を表す看板には英語、フランス語…などもともとの海外の表記が大きく踊っています。同時に中国ブランドも高級感、 感を出すためか英語名をつけていたり、ピンイン表記だったりするものも増えています。こうした表記ばかり見ていると漢字は要らないのかと思ってしまいます。もちろん音声で伝えるのは漢字化された中国語なのですが。漢字には、日本人からすると目で見る楽しみが、中国語学習者からすると音を出す楽しみがあると思います。少し古くは“呷哺呷哺”。もともとの中国語 ではなくて
「しゃぶしゃぶ」の音を取り入れて、今ではあちこちで目にする一人火鍋ができるしゃぶしゃぶ屋さんです。新しいところではスペイン発の小さい飴「パパブブレ」が
と訳されているのはなんだか可愛らしいと思いませんか。
もともと漢字だからこそ、新しく仲間入りする言葉もあります。
「絵本」です。中国の大きな書店にポプラ社をはじめとする“精装”の絵本がずいぶん並ぶようになり、そのコーナーの表記に と書いてありました。北京の友人によると、すでに“huìběn”で通用しており、しかも日本語だとは思っていない人がたくさんいるということです。一般的には
というようなコーナー名ですが、そのうちどの書店も
の書架案内が見られるかもしれません。 “寿司”はすでに中国でお馴染みですが、“手卷寿司"や“太卷寿司”、“ 〜巻”などがちょっとしたお弁当感覚で売られています。パン屋のお菓子にまで太巻きを模した“海苔卷”が現れました。きゅうりと“肉松”とハムが甘い卵焼きのようなプリンのようなもので巻かれて、周りには海苔がついています。同じ く あ る パ ン 屋 で は“大 福”がDAIFUKUとピンイン?つきで登場しました(ただし白玉団子に近いです)。 いずれにしろ、いろんなものが中国に上陸し導入され、上手に中国語化、漢字化されているのに、毎年感心させられています。
高木美鳥(専任講師)
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日中学院本科2年間の課程を修了すると、「専門士」 の称号が付与され、大学中国語学科3年次への編入が可能です。本科2年間の単位が大学の単位として認められ、2年間で大学の学士が取得できるのです。現在日中学院からは指定校推薦等で大東文化大学、神奈川大学、明海大学、目白大学、また一般編入で東京外国語大学や神戸市外国語大学等へ編入実績があります。今年大学に編入した学生からのレポートを紹介します。
私は日中学院卒業後、大東文化大学へ入学しま
した。生まれて初めての大学生活で不安や期待
様々な感情が入学直後込み上げました。入学して
3か月が経ちましたがようやく大学生活にも慣れ、
中国語のレベルアップを計り日々勉強の積み重ね
をしております。大学の授業では日中学院では習
わなかったより専門的な歴史や政治、文法構造の
知識など学ぶことができ視野が広がったことを実
感しています。
大学においてゼミナール(ゼミ)という専門分
野を極めるためのグループ活動があります。多く
の学生はそれに所属し私も例外ではありません。
私は「中国語情報演習」というゼミに参加してい
ます。その授業では中国語のニュースを聞き取り
翻訳し、パワーポイントでそのニュースに関連す
る社会問題や文化、社会背景などをまとめます。
ニュースの聞き取りでは日中学院の授業で学んだ
聴解の授業がとても役に立っています。今後更に
聴解力、翻訳力、プレゼン能力を養うためゼミで
大東文化大学3年に編入して
本科49期卒業 細井 英俊
も勉強に励んでいきます。
私は大学以外の活動で「日中交流学生団体 京
英会」というものに参加しています。それは夏に
北京で討論会をして日中交流を深めるための団体
です。日々他大学と色々なテーマで中国語のディ
ベートをしています。本番では私たちが直接北京
に赴き現地の中国人学生と討論会をするので、毎
週末集まる勉強会でも真剣に学び合っています。
大学の授業でも学ぶ事は沢山ありますが、こう
いった中国語を通じた活動に参加できることを嬉
しく思い機会を与えて下さった方々に感謝してお
ります。これからも積み重ねを忘れず中国語を学
んでいきます。
3日間で中国語の基本的な発音、簡単な日常挨拶を覚え、自己紹介やおもてなしの表現などを通して、中国語の「いろは」を学びましょう。最終日には留学生と一緒にお茶でも飲みながら、学習成果
3日で中国語の挨拶・自己紹介ができるようになる!!英語の他にもう一つの外国語=中国語を身につけたらカッコいい!と思いませんか。
日 時:2014年8月5日(火)〜7日(木)13:00 〜 15:00(1日2時間/全3日間)対 象:高校生で中国語が全く初めての方からOK
を発表します。自分のこと、家族のこと、日本のこと、中国のこと、同世代の人の関心事について、たくさん話してみましょう!中国語に興味のある高校生の皆さん、お気軽にお申し込みください。
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第3回座談会記録(2012年11月10日)■中国科1)夜間研究科の実際の授業と案内書記載のレベル
が一致していないため、 下から進級しづらい。2)編入生を増やすために、何らかの対策を考える。3)本科研究科A.・B班の応募者が今現在いないとい
うことだが、その原因を考えるべき。4)飯田橋まで通えない中国語学習希望者のため、
分校の設置を考えていただきたい。5)基礎課程レベルの通信教育を設けたらどうか。6)本科とも違ったシニア向けの授業回数の多いク
ラスの設置。7)企業からの個人教授は今後さらに需要が増える
と思われるため、 カリキュラムの充実をはかるとともに会社訪問等、 営業活動を積極的にすすめる。
8)将来に向けて日本人の中国語講師を養成するため、人材の発掘に努め、研修の仕組みを考える。
■日語科1)本科研究科B班は日語科生を対象にしているクラ
スだが、目的を大学進学に絞って組み立てたら どうか。
2)本科研究科B班に日本語講師をおいたらどうか。3)学生の募集、宣伝に学院の中国語教師の協力を
あおぐ。中国人講師は中国国内にも知り合いが多く、また入学者の身元も保証されるという利点もある。また紹介された学生が入学した場合には、謝礼をだすことも考えていいのではないか。
4)学費の分納も考慮してみる。5)中国の北方、例えば朝鮮族を対象に募集する。6)別科・夜間班の設置も需要があるのではないか。7)日語科生の副収入として学院生に中国語の家庭
教師の方法を考える。8)中国の「東巷学校」と提携を結び、入学金の免
除等の優遇措置を考え、学生の斡旋を依頼する。 9)「日本語科生」の後楽寮入寮枠を確保していく→
会館理事会に働きかける。
10)新入生が日本での生活に慣れるまでの一定期間、世話役的な役割を学院生から募り、学院の一つの特色にしていく。
11)中国国内での営業活動を学院長ないし権限を委託された講師が積極的に行う。
■宣 伝1)中国語(特に本科生)・日本語入学希望者向けに、
宣伝用の短いDVDを作成する。2)在校生、OBの協力をあおぐ。3)宣伝物に日本語科OBの声を掲載。4)他の語学学校のホームページなどを参考に、学
院の特色を前面にだしたホームページの作成。5)ソーシャルネットワークの活用。6)学生募集のための専門の職員をおく。■運営その他1)会館に対し自転車駐輪場所の確保を要望する2)教職員の後楽寮食堂利用を要望していく3)「学院報」、会館の「会館だより」、双方のホーム
ページなどに互いの行事、企画を掲載していく。4)自習教材「XUE HANYU」の改定チームを立
ち上げ、より充実した教材の提供ができるよう、非常勤講師の協力も得てすすめる。
5)各地で行われている「中国語弁論大会」などに学院生を積極的に支援していく
6)本科2年の夏の中国語短期研修に、ホームスティを取り込むことにより、中国人の普通の生活を理解する。
7)財政的に厳しい時だからこそ、忘年会、教職員旅行を充実させ、教職員間の良好な関係を作る。
8)「倉石賞」を復活させ、学院の存在を内外にアピールする。
9)講師会を充実させ、教学、運営面での問題点、意見を吸収する。
10)会館の美術館、ホール、会議室、ホテルなどの施設の有効利用を考える。例としてスクリーング、講演会、展覧会などのような企画をたちあげる。
はじめに 2012年11月10日、「日中学院の歴史を知る会」主催で第3回座談会を上記表題で開催しました。出席者は現役講師、教職員OB、別科生の計17名が出席し、「領土問題」で大幅に学生数が減少した状況に学院が今後どのように対処していったらいいのか、そんな思いで有意義な討議がなされました。この座談会の記録は当時の教職員に配布されましたが、現在でも日中関係の閉塞状況は変わらず、むしろ長期化を覚悟せざるを得ません。講師、事務職員、学生のそれぞれの立場から提起された積極的意見の中から、今後の改革の一助になるものがあるなら幸いです。
2014年8月
投稿-別科講師・鈴木 繁
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台湾の巨匠・蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督と主演の李康生(リー・カンション)が新作『郊遊
〈ピクニック〉』の宣伝で6月に来日した。二人は映画館の前で連続3日間、映画にも出てくる「人間立て看板」イベントを行い、トークショーでは、蔡明亮映画の大ファンでもある女優の片桐はいりさんも駆けつけて熱いやりとりが繰り広げられた。 蔡監督のステージ通訳ほど、ハラハラドキドキのドラマチックな現場はそうそうないだろう。 あれは2003年の11月1日、東京国際映画祭の初日だった。蔡監督の『さらば、龍門客桟』(原題=不散、後に邦題=楽日)と蔡明亮作品の主人公を演じ続けている李康生(リー・カンション)の初監督映画『不見』(邦題=迷子)が連続で上映され、上映後のティーチ・インが行われる日。蔡監督は劇場に向かう道々、私に「張國榮(レスリー・チャン)は知っているよね?」とひと言だけ聞いた。 「もちろん知っています」と答えると、監督はうなずいて「彼のことを話すかも知れない」とぽそりと言った。どんな監督でもステージに出る前に話す内容を通訳に教えることはまずない。この日、監督が特にレスリー・チャンの名を出して通訳の知識を確認したことで、何か起こりそうだ、と私は不気味な予感に襲われた。 渋谷のシアター・コクーンは熱狂的なアジア映画ファンで埋め尽くされていた。映画の余韻に浸っている七百人あまりの観客に向かって監督は静かに切り出す。「この映画がクランクインした4月1日、張國榮さんがこの世を去りました。心から哀悼を示したいと思います。私の長編第
1作『青春神話』が東京国際映画祭のヤングシネマ部門でブロンズ賞を受けたとき、審査員だった張國榮さんは私に励ましの言葉を贈ってくれました。」客席はシーンと水を打ったような静けさに包まれ、観客は監督の言葉=私の通訳をひと言も聞き漏らすまいと耳をそばだてている、その七百人の想いがひしひしと伝わってくる。この状況は心底コワイ。その春、香港のホテルで飛び降り自殺したレスリー・チャンを悼むアジア映画ファンの前で、
*蔡明亮監督(右)と主演の李康生「芸術新潮」8月号より
撮影=筒口直弘(新潮社)
*トークショーで、ゲストの片桐はいりさんと(写真=ムヴィオラ)
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もし誤訳したり心がこもってないと思われたらどんな非難にさらされるやら……。幸いにもマレーシア出身の蔡監督の北京語はとても聞きやすく、その場は無事に切り抜けた。が、次の(どっちが先だったか記憶があいまい)ステージに思わぬ試練が待っていた。 監督は登場するなり丁寧ではあるが決然と言い放った。「映画祭の初日という祝福すべき日に、このようなことを述べるのは礼を失するかも知れませんが……」この前置きで、通訳の私はもう覚悟を決めざるを得ない。そう言ったからには強烈な言葉が出てくるのは目に見えている。「私の受賞から十年、いま東京国際映画祭は変わってしまいました。李康生はずっと私と一緒に映画を作ってきて、苦労の末ついにこんなすばらしい作品を撮ったのに、映画祭のコンペ部門に拒絶されました。」七百の客席が一挙にざわめいた。そして、次の観客からの質問で私は絶句した。
「あなたたちの映画は退屈ですよ。なぜもっと娯楽性のある面白い映画を作らないのですか。」エ〜〜ッ!と七百の客席から悲鳴のようなどよめきが起こった。そのまま訳すべきかどうか戸惑う私に、蔡監督は「要点だけでも訳して」と言うので、私はその人の意見を逐一訳した。すると監督はここぞとばかりに「ハリウッドの娯楽作品は映画館を出たとたん全部忘れてしまう。そういう映画ばかり見ているとバカになります。」と述べた。そしていつもは寡黙な李康生がすかさず、
「私たちの映画をみると、考えるから賢くなります」と続けて……。シアター・コクーンは超エキサイト、私は冷や汗ビッショリだった。 その後も蔡監督が新作の宣伝に来日したり東京フィルメックスに参加したりするさいに、私は通訳をする光栄に浴すると同時にドキドキして寿命を縮めてきたが、少しずつ肝が据わってきて、
「この映画を観るには忍耐が必要です」とか「皆さん、覚悟してください」あるいは「これから私が言うことは失礼に当たるかもしれないが」と蔡明亮的前置きが来てもさほど怯えなくなった。岡本太郎画伯に「自分の中に毒を持て」という名言がある。芸術家の「毒」には、深く悩みぬき己と闘って決意した清々しさを感じる。蔡監督の放つ「毒」もステキだ。いつも自己の存在を賭けて本音で勝負しウソがない。だから、うわべの言葉だけきれいに訳しても「毒」や「熱」が伝わらなければ意味がないような気がする。 『郊遊〈ピクニック〉』では、失業し妻にも逃げられた男が「人間立て看板」のアルバイトをしながら、二人の子どもを連れて台北の廃墟を漂流するように暮らしている。状況的には惨めなのだが、不思議と明るさがあり自由を感じさせる映画だ。ストーリーはないに等しいので、観る人がそれを「考える」愉しみもある。 一つだけ、心の準備を。ラスト近くに14分ほど続く長回し。そのシーンは美術館で好きな絵の前にしばし立ちどまり人生を考える、そんなふうに観るのもいいかも。去年のヴェネチア国際映画祭で審査員大賞に輝いたこの映画は、蔡明亮最後の作品だと報道されたが、まだ撮り続けてほしい。私も「毒」をより良く通訳できるよう精進しておきますから。
(ひぐち・ゆうこ:翻訳家、エッセイスト、映画などの通訳でも活躍。本校講師)
ⓒ2013 Homegreen Films & JBA Production★8月下旬、シアター・イメージフォーラムほか
全国順次公開!
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2014年7月19日に、田畑光永先生に「対立の根源を探る-歴史の中の日中関係-」という題材でご講演いただきました。最近の日中関係を反映して、参加者は大変多く60名を越える方々にご参加頂きました。敗戦国としての日本へのペナルティや、その間の中国の関わりなどから現在の日中関係について、貴重なお話をお伺いすることが出来ました。詳しい内容については、改めてご報告します。 校友会では例年通り日中学院文化祭へ参加等の活動も行います。文化祭の舞台発表のピースリーディングでは、浜田桂子さんの絵本『へいわってどんなこと』を中心に平和の尊さを日本語と中国語の朗読で訴えていきます。また昨年に引き続き写真展では、皆さんからの写真の公募なども行う予定です。その他、例年大好評を頂いている模擬店でのおにぎり販売も企画しております。参加をご希望の方は是非お問い合わせ下さい。 その他にも例年通り、留学生との交流事業や中国への旅行なども計画しております。校友会の活動に興味のある方がいらっしゃいましたら、是非お問い合わせ下さい。
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図書室だより
今月は、新たに配架した図書から、2冊取り上げてご紹介したいと思います。そのほかにも、図書室には多数配架しております。お気軽にお越しください。
<今月の新着図書から>・『中国語のしくみ』《新版》池田巧 著 白水社
中国語はどんな言葉なのか、そのしくみを文法、数、発音、動作、「てにおは」など、そのしくみから易しく説明する中国語案内書。中国語初心者の方はもちろん、ある程度学習した方でも文法の説明がしっかりされておりますので、十分読み応えがあります。新書
や小説を読むように手軽に読むことができます。
・『中国メディアの現場は何を伝えようとしているか 女性キャスターの苦悩と挑戦』柴静 著 鈴木将久・河村昌子・杉村安幾子 訳 平凡社・原著:《看見》 柴静 著 広東師範大学出版社
本書は、中国中央テレビ局のニュース番組「新聞調査」等のキャスターを経て、現在は人気番組「看見」のキャスターを務める柴静さんの10年間にわたる記者としての歩みの記録です。 放送する上でさまざまな制約がある中、テレビキャスタ
ーとして自分の伝えたいと思うものを、試行錯誤しながら、悩み、自分と向き合いながら、自分の理想に近づけて、学び歩んでいく成長物語となっています。その誠実な姿勢が共感を呼び、本書の原著「看見」は2013年度大ベストセラーになりました。日本語訳は、紙面の都合上、本文の一部しか訳されてはいないのですが、著者のインタビューが収録されているのと、訳者による中国のメディア事情についての補足がなされていて、日本の読者にも理解できるよう配慮されています。原著
も図書室にありますので是非こちらもおすすめいたします。
<そのほかの新着図書>・『故宮100選 國立故宮博物院』福井和雄 著 (株)郵趣サービス社・『「文化漢奸」と呼ばれた男 万葉集を訳した銭稲孫の生涯』 鄒双双 著 東方書店・『詩集 牢屋の鼠』 劉暁波 著 田島安江・馬麗 訳・編 書肆侃侃房・『TECC(中国語コミュニケーション能力検定) 精選過去問題集 全3回』 中国語コミュニケーション協会 編 LPエデュケーション・『素顔の孫文 国父になった大ぼら吹き』 横山宏章 著 岩波書店・映画『四川のうた』 DVD(原題:『二十四城記』)監督: (ジャ・ジャンクー) 主演:
(ジョアン・チェン)、 (リュイ・リーピン)ほか多数配架いたしております。
<今月の映画紹介>『スパイシー・ラブスープ』 (原題: )監督: 主演:王学兵, ,徐静蕾,
,濮存昕,徐帆ほかこれから経済発展を迎える1997年の北京。結婚を控えたカップルと、そのカップルがすれちがう5人の、それぞれの愛情物語を描いたオムニバス作品。登場人物は高校生、再婚を希望する老婦人、両親が離婚寸前の小学生等々、どの物語もささやかな日常生活の中での喜怒哀楽をさらっと描いています。
<雑誌紹介>・『読者』 甘粛人民出版社(毎月2回発行) 1981年創刊で、当時は、《 者文摘》という名前で、中国国内外問わず、小説、エッセイ、詩など良質な内容のものを厳選して掲載している文芸雑誌です。中国で非常に多くの読者を獲得し、2006年6月には発行部数1000万部を超えました。雑誌ですが、本と同様、貸し出しできます。
<お知らせ>※図書室は8月5日(火)〜8月16日(日)まで夏休みのためお休みいたします。
<寄贈>下記の方より、図書室に寄贈がありました。御礼申し上げます。●匿名希望様(2013年度卒業生)より映画『言えない秘密』(原題: )DVD
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■耳目○夏期集中講座 2014年8月5日(火)〜9日(土)中国語をこれから学習される方から、発音や文法に不安のある方等様々なクラスを開講いたします!受講料及び開講時間などは、講座により異なります。詳しい内容については、チラシをご覧ください。
○別科 2014年10月期、2015年1月期 別科パンフレットが完成しました。パンフレットご希望の方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
○本科公開講座 全日制本科へのご入学をお考えの方を対象とした公開講座を行います。本科へのご入学をお考えの方は、是非事務局までお申し込みください。日時:2014年8月30日(土) 9:30 〜 13:00
○竹中憲一先生からご寄付をいただくことになりました!
竹中憲一先生(早稲田大学教授、元日中学院講師)が1978年から1986年の北京滞在中,多くの中国人との交流がありました。その中、ご自分で蒐集、また著名な文人墨客から贈られたたもの等、多くの書画を所蔵されています。その中から、100点余を換金し、日中学院へご寄付というお申し出をいただきました。日中学院は竹中先生のこれらの所蔵品を換金する前に展示会を開き,皆さんにご覧いただく機会をつくることを計画しています。この所蔵品展示会実施に は, 目 録 の 作 成、 会 場 確 保等々、皆さんからのご協力をいただきながら進めることになります。後日、具体的な計画が出来上がりましたら、ぜひお力添えください。なお、日中学院では,ご寄付をもとに竹中基金等の設立により、学院生の学習支援に役立てたいと考えています。
○倉石賞記念連続講演会 第二弾 中国の詩人・田原先生講演 日時:12月13日(土)※予定 中国の詩人でもあり、谷川俊太郎の翻訳を多く手掛けられている、田原先生にご講演頂きます。田原先生が詩人になるまでのお話や、詩の翻訳について、特に谷川俊太郎の詩を中国語に訳すさいの工夫などについてお話を伺います。
○チケット情報映画『郊遊〈ピクニック〉』8月下旬、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開! 今月号で紹介されました、蔡明亮監督最新作のチケットを日中学院窓口でお取り扱いしています!
■編集後記 梅雨から夏へ、暑さもさることながら、事務局の窓から見える、日差しや緑の木々の色深さに、夏を感じています。暑い日が続きますが、体調には十分お気を付け下さい。(D)