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よみカル No.289 8 心を虜にする美。 恵比寿 ペン字・かな書道 読売書法会幹事 石井知子 第1・3火曜 18:30~20:00 荻窪 実用書道 読売書法会幹事 森 桃郷 月曜 13:00~、14:50~ほか 北千住 お勤め帰りの書道 読売書法会理事 日下秋芳 第2・4月曜 19:00~20:45 錦糸町 小筆アート・書道 タオ書画家 西林真紀子 第1・3・5火曜 12:30~14:00 金町 総合実用書道 読売書法会幹事 塙 雲峰 第1・3・5水曜 15:30~、18:30~ 町屋 暮らしの中の書 読売書法会理事 西島鳳泉 火曜 15:00~16:30 大森 漢字書道 読売書法会幹事 橋本美芳 第2・4月曜 13:00~15:00 八王子 小筆でやさしい実用書道 読売書法会会員 三玉香玲 第1・3・5水曜 13:00~14:30 川崎 美しいかな書道 読売書法会幹事 長岡抱琴 第4木曜 13:30~15:00 横浜 寄席文字入門 橘流寄席文字家元橘右近門下 橘 右雀 第1・3・5日曜 10:30~12:30 京葉 俳句・短歌の書道 玲石会主宰 上田宗玲 第1月曜 16:45~18:45 かな書道入門 読売書法会理事 互井佳寿 第2・4木曜 10:00~12:00 川口 暮らしに生きる筆ペン 読売書法会理事 和田朱美 第1・3木曜 15:30~16:30 浦和 百人一首で学ぶ小筆書道 読売書法会理事 内田員江 第1・3土曜 10:30~12:00 大宮 小筆でやさしいかな書道 書壇院会員 松村三幸 第1・3金曜 13:00~15:00 宇都宮 文字を描く〔アート書道〕 デザイン書道作家 もりみさこ 第2・4月曜 13:00~14:30 自由が丘 ステキに小筆字 読売書法会理事 和田朱美 第2・4木曜 10:30~12:00 町田 60歳からの楽しい書道サロン 日本書道教育学会会友 下迫蘇香 第2・4木曜 15:00~16:30 川越 初歩の書道 東洋書道芸術学会評議員 青木南海 第1・3火曜 12:50~14:20 書道 おすすめ 講座 使20 30 遠藤(号 碩堂) Masahiro−Endoh 1959年生まれ、福島県白河市出身。 大東文化大学で青山杉雨氏に師事、筑波大学大学院修士課程修了。 現在、日展会友(入選15回)・読売書法会理事・謙慎書道会常任理事 として活躍。県・市などの美術展(書)審査員を委嘱される。 明治大学文学部・駒沢女子大学人文学部の講師として、書道を担当。 大東文化大学書道研究所・駒沢女子大学日本文化研究所の 研究員として、多数の研究論文を発表している。 「鳳凰吉祥」甲骨文を元にして図案化したもの。 (本紙サイズ:27cm×24cm) 「林道栄略伝」(部分)(本紙サイズ:27cm×104.5cm) 1文字は、約1cmの大きさ。 左上から時計まわりに、硯への ちりなどを防ぐ「 硯 屏( け ん びょう)」、雅印、水滴、墨、文 鎮、筆、そして硯。 右:「龍興鸞集」すぐれた才能をもった人が集まり 来るたとえ。(本紙サイズ:135cm×34cm) 左:「福星開寿域」長寿をお祝いする言葉。(本紙 サイズ:136cm×34cm) 浦和センター 第2・4火曜 16:00~18:30 「大人のための書道(初級・中級・上級)」 講座では、受講者の書に対して率直な感想を伝え、一字一字、丁 寧に指導していく。

書道 楽しむために - よみうりカルチャー · 美しいかな書道 読売書法会幹事 長岡抱琴 第4木曜 13:30~15:00 横浜 寄席文字入門 橘流寄席文字家元橘右近門下

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よみカル No.289 8よみカル No.2899

心を虜にする美。

■ 恵比寿ペン字・かな書道読売書法会幹事 石井知子第1・3火曜 18:30~20:00■ 荻窪実用書道読売書法会幹事 森 桃郷月曜 13:00~、14:50~ほか■ 北千住お勤め帰りの書道読売書法会理事 日下秋芳第2・4月曜 19:00~20:45■ 錦糸町小筆アート・書道タオ書画家 西林真紀子第1・3・5火曜 12:30~14:00■ 金町総合実用書道読売書法会幹事 塙 雲峰第1・3・5水曜 15:30~、18:30~■ 町屋暮らしの中の書読売書法会理事 西島鳳泉火曜 15:00~16:30■ 大森漢字書道読売書法会幹事 橋本美芳第2・4月曜 13:00~15:00■ 八王子小筆でやさしい実用書道読売書法会会員 三玉香玲第1・3・5水曜 13:00~14:30■ 川崎美しいかな書道読売書法会幹事 長岡抱琴第4木曜 13:30~15:00■ 横浜寄席文字入門橘流寄席文字家元橘右近門下 橘 右雀第1・3・5日曜 10:30~12:30■ 京葉俳句・短歌の書道 玲石会主宰 上田宗玲第1月曜 16:45~18:45■ 柏かな書道入門読売書法会理事 互井佳寿第2・4木曜 10:00~12:00■ 川口暮らしに生きる筆ペン読売書法会理事 和田朱美第1・3木曜 15:30~16:30■ 浦和百人一首で学ぶ小筆書道読売書法会理事 内田員江第1・3土曜 10:30~12:00■ 大宮小筆でやさしいかな書道書壇院会員 松村三幸第1・3金曜 13:00~15:00■ 宇都宮文字を描く〔アート書道〕デザイン書道作家 もりみさこ第2・4月曜 13:00~14:30■ 自由が丘ステキに小筆字読売書法会理事 和田朱美第2・4木曜 10:30~12:00■ 町田60歳からの楽しい書道サロン日本書道教育学会会友 下迫蘇香第2・4木曜 15:00~16:30■ 川越初歩の書道東洋書道芸術学会評議員 青木南海第1・3火曜 12:50~14:20

書道

おすすめ講座

 

毛筆を使って文字を書く。

言葉にしてみると簡単だが、書

道の世界は非常に奥深い。誰も

が子どもの頃に練習したよう

な手習いの世界もあれば、芸術

として鑑賞されるような研ぎ

澄まされた美の世界もある。

さまざまな表現があり、さま

ざまな個性がある。ただ、多く

す。もちろん入門ですから、勉

強するのは基本的に楷書や行

書。ライフワークとして長く楽

しめるようになってほしいです

ね」と遠藤昌弘さん。書家とし

ても指導者としても第一線で

活躍されている。

 「大切にしているのは、その人

に合った指導をするということ

です。あまりお手本に厳密に

ならず楽しめるように、その人

のいいところを褒めて伸ばすよ

うに。なるべく率直な感想を

伝えながら、より良い方向へと

案内することが大事だと思って

います」

 

遠藤さん自身、書道との出会

いは小学校の頃に通った書道教

室だった。ほとんど落第生だった

という。のめり込むようになった

のは高校生になって、面倒見が

良く指導熱心な先生に出会っ

てからのこと。その後、書家の子

弟が集まるような専門教育の

ある大学に進学、高校教員を

経たのち大学院でさらに書を

学び、書家となった。

 「私は書の世界にいて、勉強

することが尽きない、終わりが

ないという思いです。20〜30代

の頃は朝から晩まで書いてば

かりいて、自分なりに山の頂上

に登ったという達成感を得た

かと思えば、また次の山が見え

てくる、そんなことの繰り返し

でした」

 

形の面白さ、力強さ、不思議

さ、白と黒のコントラストの美し

さ、遠藤さんの作品を眺めてい

ると、思わずその世界に引き込

まれる。

 「でも、入門の敷居はけっし

て高くない。親しみやすい楷

書、行書から少しずつ、楽しみ

を増やしていけばいいんじゃな

いかと思います。修行なんて

思わないで始めましょう。墨を

すってみる、筆で書いてみる、そ

れを楽しみながら自然に繰り

返せるようになればしめたも

のです。そして、仲間と書道に

ついて語り合う。その先に芸術

の深い世界を楽しめる境地が

あります」

 

最初は何もわからなくて当

然。書に親しむためにはまず

本物を身近におくことが大事

だと遠藤さんは言う。書は一気

に書くから、その人の態度や気

持ちが反映される。それは、壁

に掛けて毎日眺めることによっ

て少しずつ見えてくる。だんだ

ん自分の好みもはっきりしてく

る。そうなると書がますます

面白くなり、自分の書く字も

上達していくのだ。

の人にとって「書道」の入門と

聞いてまず胸に浮かぶのは、も

う少し上手に字が書ければい

いなという思いではないだろう

か。

 「私の講座のテーマは大人の

ための書道入門です。子どもの

頃に丸をもらって楽しかったと

いうのとはまた違う、書の世界

の面白さを少しずつ織り交ぜ

て伝えていきたいと思っていま

白と黒の美しさ、

多彩で奥深い文字の世界。

書道

ライフワークとして

楽しむために

書に終わりはない

書を身近におこう

遠藤昌弘(号 碩堂)

Masahiro−Endoh1959年生まれ、福島県白河市出身。

大東文化大学で青山杉雨氏に師事、筑波大学大学院修士課程修了。現在、日展会友(入選15回)・読売書法会理事・謙慎書道会常任理事

として活躍。県・市などの美術展(書)審査員を委嘱される。明治大学文学部・駒沢女子大学人文学部の講師として、書道を担当。

大東文化大学書道研究所・駒沢女子大学日本文化研究所の研究員として、多数の研究論文を発表している。

「鳳凰吉祥」 甲骨文を元にして図案化したもの。(本紙サイズ:27cm×24cm)

「林道栄略伝」(部分)(本紙サイズ:27cm×104.5cm)1文字は、約1cmの大きさ。

左上から時計まわりに、硯へのちりなどを防ぐ「硯屏(けんびょう)」、雅印、水滴、墨、文鎮、筆、そして硯。

右:「龍興鸞集」 すぐれた才能をもった人が集まり来るたとえ。(本紙サイズ:135cm×34cm)左:「福星開寿域」 長寿をお祝いする言葉。(本紙サイズ:136cm×34cm)

浦和センター 第2・4火曜 16:00~18:30 「大人のための書道(初級・中級・上級)」

講座では、受講者の書に対して率直な感想を伝え、一字一字、丁寧に指導していく。