44
このたびは、ローランド AR-20PR をお買い上げいただき、まことにありがとうござい ます。 234 ※ CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および は米国 SanDisk 社の商標であ り、CFA(CompactFlash Association)にライセンスされています。 235 ※ ローランド株式会社は、CompactFlashおよび CF ロゴ( )のライセンシーと して認定されています。 ※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテク チャーに関する TPL(Technology Properties Limited)社の特許ポートフォリオで す。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。 この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2~3) と「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能 を十分ご理解 いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説 明書は 必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。 © 2006 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。 取扱説明書

取扱説明書このたびは、ローランドAR-20PRをお買い上げいただき、まことにありがとうござい ます。234 ※CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および

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Page 1: 取扱説明書このたびは、ローランドAR-20PRをお買い上げいただき、まことにありがとうござい ます。234 ※CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および

このたびは、ローランド AR-20PR をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。

234

※ CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および は米国 SanDisk 社の商標であ

り、CFA(CompactFlash Association)にライセンスされています。235

※ ローランド株式会社は、CompactFlash ™およびCF ロゴ( )のライセンシーと

して認定されています。

※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関するTPL(Technology Properties Limited)社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL社よりライセンスを得ています。

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2 ~3)と「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

© 2006 ローランド株式会社

本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

取扱説明書

AR-20PR.book 1ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

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AR-20PR.book 2ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

安全上のご注意

001

● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書をよく読んでください。

............................................................................................................................002a

● この機器を分解したり、改造したりしないでください。

............................................................................................................................03

● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ店またはローランドお客様相談センターに相談してください。

............................................................................................................................004

● 次のような場所での使用や保存はしないでください。

○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)

○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所

○ 雨に濡れる場所○ ホコリの多い場所○ 振動の多い場所

............................................................................................................................

005

● この機器の設置には、ローランドが推奨するラックマウントアダプター(型番:RAD-100)を使用してください(P.11)。

............................................................................................................................006

● この機器の設置にラックマウントアダプター(型番:RAD-100)を使用する場合、ぐらつくような所や傾いた所にラックマウントアダプター(型番:RAD-100)を設置しないでください。安定した水平な所に設置してください。機器を単独で設置する場合も、同様に安定した水平な所に設置してください。

............................................................................................................................008a

● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセントに差し込んでください。

............................................................................................................................008e

● 電源コードは、必ず付属のものを使用してください。また、付属の電源コードを他の製品に使用しないでください。

............................................................................................................................

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載されていることを表わしています。

このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警告しています。

マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。

以下の指示を必ず守ってください

図記号の例

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。

● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、● の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。

警告

注意

注意の意味について 警告と

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

注意: 感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに依頼してください。

注意 感電の恐れがあります。

キャビネットをあけないでください。

警告 警告

2

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安全上のご注意

AR-20PR.book 3ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

009

● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあります。

............................................................................................................................010

● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。

............................................................................................................................011

● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。

............................................................................................................................012a

● 次のような場合は、ただちに電源を切って電源コードをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに修理を依頼してください。

電源コードやプラグが破損したとき煙が出たり、異臭がしたとき異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき機器が(雨などで)濡れたとき機器に異常や故障が生じたとき

............................................................................................................................013

● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

............................................................................................................................014

● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。

............................................................................................................................015

● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

............................................................................................................................016

● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに相談してください。

............................................................................................................................026

● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置かないでください。また、表面に付着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。

............................................................................................................................

101a

● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。

............................................................................................................................102b

● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差しするときは、必ずプラグを持ってください。

............................................................................................................................103a

● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミやほこりを拭き取ってください。また、長時間使用しないときは、電源プラグをコンセントから外してください。電源プラグとコンセントの間にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因になります。

............................................................................................................................104

● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

............................................................................................................................106

● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。

............................................................................................................................107b

● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器本体やコンセントに抜き差ししないでください。

............................................................................................................................108a

● この機器を移動するときは、電源プラグをコンセントから外し、外部機器との接続を外してください。

............................................................................................................................109a

● お手入れをするときには、電源を切って電源プラグをコンセントから外してください(P.13)。

............................................................................................................................110a

● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグをコンセントから外してください。

............................................................................................................................118c

● 取り外したネジ端子、機能接地端子のネジや付属のゴム足、カードプロテクターのネジは、小さなお子様が誤って飲み込んだりすることのないようお子様の手の届かないところへ保管してください。

............................................................................................................................119

● 本体のシャーシは高温になりますので、やけどしないよう注意してください。

............................................................................................................................

警告 注意

3

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4

AR-20PR.book 4ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

使用上のご注意

2 ~ 3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

電源について301

● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのインバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続されているコンセントと同じコンセントに接続しないでください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。

307

● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

308

● 電源スイッチを切った後、本機上の LED などは消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわけではありません。完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてください。そのため、電源コ-ドのプラグを差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くところのものを使用してください。

設置について351

● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。

352a

● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。

352b

● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を切ってください。

355b

● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使用してください。

360

● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機のゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させることがあります。ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしないことを確認してからお使いください。

お手入れについて401a

● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

402

● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類は、使用しないでください。

修理について451a

● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

452

● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあります。大切な記憶内容は、メモしておいてください。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償も含めご容赦願います。

453a

● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後 6年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談ください。

その他の注意について551

● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失われることがあります。失っても困らないように、大切な記憶内容はメモしておいてください。

552

● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。

553

● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。

556

● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持ってください。

557

● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではありません。

558a

● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。

559a

● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。

559c

● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。

562

● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCSシリーズなど)をご使用ください。

他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。

カードをお使いになる前に

メモリー・カードの取り扱い704

● コンパクトフラッシュは、確実に奥まで差し込んでください。fig.M512-Insert.eps

705

● コンパクトフラッシュの端子の部分に触れたり、汚したりしないでください。

707

● 本機のメモリー・カード・スロットはコンパクトフラッシュに対応しています。マイクロドライブには対応していません。

708

● コンパクトフラッシュは精密な電子部品で作られていますので、取り扱いについては次の点に注意してください。○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯電している静電気を放電しておく。

○ 端子部に手や金属で触れない。○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中などに放置しない。(保存温度:-25 度~ 85度)

○ 水に濡らさない。○ 分解や改造をしない。

著作権について851

● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画あるいは複製し、配布、販売、貸与、上演、放送などを行うことは法律で禁じられています。

853

● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。

CompactFlash™

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AR-20PR.book 5ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

目次

安全上のご注意.........................................................................................2

使用上のご注意.........................................................................................4

主な特長....................................................................................................7簡単なユーザー・インターフェース .............................................................................................. 7コンパクトなボディ ........................................................................................................................... 7パワー・アンプ内蔵 ........................................................................................................................... 7高音質な録音/再生 ........................................................................................................................... 7メカレス音声記録方式 ....................................................................................................................... 7インターバル・タイマー装備(P.26)........................................................................................... 7コントロール端子で多彩な再生方法(P.30、P.39).................................................................. 7マイク端子装備.................................................................................................................................... 7

各部の名称とはたらき..............................................................................8フロント・パネル ........................................................................................................................................... 8リア・パネル.................................................................................................................................................... 9

設置について ..........................................................................................10ゴム足(付属品)の取り付け.....................................................................................................................10ラックへの設置(放熱に対するご注意)..................................................................................................10

ラックへの設置のしかた .................................................................................................................11カード・プロテクターの付けかた ............................................................................................................12

接続、および電源投入時のご注意..........................................................13電源を入れる..................................................................................................................................................13電源を切る......................................................................................................................................................13

AR-20PR の使用例、接続例...................................................................14スピーカーの接続 .........................................................................................................................................14

ハイ・インピーダンス・スピーカーの接続..................................................................................15ロー・インピーダンス・スピーカーの接続..................................................................................15

こんな機器とともに(システム例)..........................................................................................................16制御入出力端子を使って .................................................................................................................16

こんなときは(ご使用のヒント)..............................................................................................................17同じフレーズを繰り返し再生するには ........................................................................................17いろいろなフレーズを次々に再生するには................................................................................17

AR-20PR で取り扱うカードについて.....................................................18使用できるカードの種類.............................................................................................................................18カードに記録できるフレーズ数や時間....................................................................................................18カードのフォーマット.................................................................................................................................18

フォーマット時のご注意 .................................................................................................................18フォーマットの手順 .........................................................................................................................19

カード取り扱い上のご注意.........................................................................................................................19

音声を録音する.......................................................................................20録音の単位~フレーズとは.............................................................................................................20外部機器の接続..................................................................................................................................20

録音操作手順..................................................................................................................................................21音声信号の録音に必要な設定(録音設定)..................................................................................21操作手順 ..............................................................................................................................................23

録音内容の確認 .............................................................................................................................................23

5

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目次

AR-20PR.book 6ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

音声を再生する(フロント・パネルからの再生)...................................24再生中のフレーズの表示について ................................................................................................24動作モードスイッチ切り替え時のご注意....................................................................................24番号順再生..........................................................................................................................................25プログラム再生..................................................................................................................................25シングル再生......................................................................................................................................26

インターバル・タイマーを使う ................................................................................................................26音質を調節する(イコライザー)..............................................................................................................27

オート・ミュート・レベルの設定..........................................................28外部入力のオート・ミュート・レベルを調節する ...................................................................28カード音声のオート・ミュート・レベルを調節する ...............................................................29

外部機器から AR-20PR を制御する(制御入力端子)............................30無電圧メイク接点とは .....................................................................................................................30制御入力再生の種類 .........................................................................................................................30

端子に割り当てられたフレーズを再生する(ダイレクト再生)........................................................30ダイレクト再生とは/こんな場面で ............................................................................................30外部機器の接続..................................................................................................................................30制御入力再生の動作(9~16).....................................................................................................31

フレーズ番号を2進数で指定する(バイナリ再生).............................................................................31バイナリ再生とは/こんな場面で ................................................................................................31外部機器の接続..................................................................................................................................31フレーズをバイナリ信号で指定するには....................................................................................31フレ-ズ番号/バイナリ信号対応表 ............................................................................................32

AR-20PR で他の機器を制御する(制御出力端子).................................33他の機器を起動させる(ビジー出力)......................................................................................................33

ビジー出力信号とは/機器の接続 ................................................................................................33

優先フレーズ ..........................................................................................34

電源投入時に再生する(パワー・オン・プレイ)...................................34

故障かな?と思ったら...........................................................................35再生について......................................................................................................................................35その他 ..................................................................................................................................................35

エラー・メッセージ................................................................................36

ローランド AR シリーズとの互換性.......................................................37AR-3000R/3000との互換性 ...................................................................................................................37

モード選択スイッチの設定.....................................................................38モード選択スイッチの仕様.........................................................................................................................38

制御入出力コネクターの仕様 .................................................................39

主な仕様..................................................................................................40入出力規格......................................................................................................................................................41外形寸法図......................................................................................................................................................41

索引.........................................................................................................42

6

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AR-20PR.book 7ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

主な特長

店舗のBGMに最適な使いやすさを追求しました。操作はわかりやすくシンプルで、必要最小限の機能がコンパクトにまとまっています。スピーカーをつなぐだけですぐに使えます。

ハーフ・ラック・サイズ(2U)のコンパクトなボディで、設置場所をとりません。別売のラック・マウント・アダプター(RAD-100)を使用すると、19インチEIAラックにも収納できます。

店舗内放送に最適な、小型ハイ・インピーダンス・デジタル・アンプを内蔵しました。出力はロー・インピーダンス4Ω/ハイ・インピーダンス 1kΩ(10W)切り替えになっており、スピーカーを選びません。

ローランド独自のRDAC方式により、より少ないデータ量で高音質な録音/再生ができます。録音設定は、使用場面やメモリー・カードの容量に応じて標準と高音質の2通りから選択可能。さまざまな場面、用途での録音/再生に対応します。録音したフレーズはすべてメモリー・カードに記録するため、カードの差し替えによってスピーディに各場面を演出できます。

フロント・パネルから、16個のフレーズの録音/再生ができます。また、背面の制御端子を利用することにより、最大250フレーズの再生ができます(バイナリ再生時)。

参考:CF カード CF-512(512Mバイト)使用時の録音可能時間

標準約12時間 44分(1MB あたり約1分30 秒)

高音質約4時間14 分(1MBあたり約30 秒)

メモリー・カードを用いたメカレス音声記録方式を採用。回転や駆動を使用しないのでメンテナンス・フリーです。音質の劣化がなく、耐久性に優れています。

定期的な再生に便利なインターバル・タイマーを装備しました。繰り返し再生する際に大変便利です。

コントロール用端子として、「制御入力端子」を装備しています。ご使用の用途に合わせて、離れた場所からのコントロールなどが可能になります。制御端子を使いこなすことで、さまざまなシステム構築ができます。

マイク入力を装備しました。手軽に録音してすぐに放送等、用途はさまざまです。

マイクの入力で他の入力がミュートされる、オート・ミュート機能を搭載しています。

簡単なユーザー・インターフェース

コンパクトなボディ

パワー・アンプ内蔵

高音質な録音/再生

メカレス音声記録方式

インターバル・タイマー装備(P.26)

コントロール端子で多彩な再生方法(P.30、P.39)

マイク端子装備

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AR-20PR.book 8ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

各部の名称とはたらき

fig.01

1. ヘッドホン端子カード音声をモニターします。

2. フレーズ選択ボタン再生/録音フレーズを選択します。

3. 停止ボタン再生/録音動作を停止します。

4. 再生ボタンフレーズ選択ボタンで選ばれたフレーズを再生します。フレーズの再生時間間隔は、インターバル・タイマーで設定します。

5. 動作モード・スイッチ動作モード(再生/録音)を切り替えます。

動作モードを録音から再生に切り替えるときは、録音停止後フレーズ選択ボタンのインジケーターが点灯してから切り替えてください。

6. 録音ボタンフレーズ選択ボタンで選ばれたフレーズに録音します。

7. カード残量インジケーターカードに録音できる残り時間が少なくなると点滅し、点灯すると録音できなくなります。

8. メモリー・カード・スロットコンパクトフラッシュを差し込むスロットです。

9. マイク入力端子録音モードでは、マイクからの音声がカードに録音されます。再生モードでは、マイクからの音声はスピーカー、ライン出力から出力されます。

10. マイク音量つまみマイクからの音量を調節します。

11. 外部入力音量つまみ外部入力からの音量を調節します。

12. カード音量つまみカードに録音された音声の音量を調節します。

13. 低音調節つまみ低域の音量を調節します。

14. 高音調節つまみ高域の音量を調節します。

15. インターバル・タイマーフレーズの再生間隔(インターバル時間:0~60 分)を設定します。「タイマーオフ」のときは、1回のみ再生します。

16. アンプ過大入力インジケーター大きなレベルの信号が入力されたときに点灯します。

17. 電源インジケーター電源をオンにすると点灯します。

18. 電源スイッチ電源をオン/オフするときに押します。

フロント・パネル1 2 3 4 5 6 87

9 10 11 12 13 14 15 16 1817

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各部の名称とはたらき

AR-20PR.book 9ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

fig.02

19. モード選択スイッチ動作モードの切り替え、設定を行います(P.38)。

20. 制御入力端子スイッチ、センサーなどの外部機器(無電圧メイク信号)を接続します。フレーズ再生中にメイク信号が入力されたときは、再生中のフレーズを停止後、メイク信号により選択されたフレーズが再生されます。メイク信号により選択されたフレーズは、1回のみ再生後、メイク信号で中断したフレーズの先頭から再生します。

21. ビジー出力端子カードに録音された音声を再生中にビジー信号(無電圧メイク信号)を出力します。

22. ACインレット付属の電源コードの差し込み口です。

電源プラグは、必ず銘板に記載の仕様を満たしている電源コンセントに差し込んでください。銘板は、製品本体の側面にあります。設置の状態により銘板が確認しづらい場合には、P.40を参照してください。

23. スピーカー接続切り替えスイッチスピーカーの接続(ロー・インピーダンス接続/ハイ・インピーダンス接続)を切り替えます。

24. スピーカー出力端子(モノラル)ロー・インピーダンス接続:10W/4Ω

ハイ・インピーダンス接続:10W/1kΩ

ロー・インピーダンスとハイ・インピーダンスのスピーカーは、同時に使用できません。

25. 外部出力端子(モノラル:2系統:0dBu)アンプを接続します。

26. 外部入力端子(モノラル:2系統:-10dBV)CDプレーヤーなどを接続します。

27. 接地端子

リア・パネル19 20 21

22 23 24 25 26 27

9

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10

AR-20PR.book 10ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

設置について

AR-20PRをラック等にマウントしないで使用するときなど、必要に応じて取り付けてください。

ゴム足の両面テープをはがし、下記の図の位置に貼り付けます。fig.set-01j

本機をラック等へマウントする場合は、効率のよい冷却をするため下記の点にご注意ください。

• 通気性の良い場所に設置してご使用ください。

• 密閉タイプのラックへのマウントは避けてください。ラック内の暖まった空気を排出できず、ふたたび本体内に吸入することになり、効率のよい冷却を行うことができません。

• 多段マウント時は、特にラック内の排気が十分に行えるようにし、排気をふたたび吸入することのないようにしてく

ださい。ラック後面を解放できない場合は、暖かい空気が溜まるラック後面上部に排気口、または排気ファンを設けてください。

• 移動用ケース(ポータブル・ラック)等に収納し使用する場合は、ケースの前面および後面のふたを外し、本機の前面、後面をふさがないようにしてください。

• 温度上昇危険を知らせるエラー・メッセージ(P.36)が表示されるときは、放熱対策が必要です。上記の注意事項を参考に、本機やラックの設置状況の確認を行ってください。

※ ラックにセットするときは、指などをはさまないように注意して行ってください。

※ 設置については、使用上のご注意の「設置について」(P.4)もあわせてお読みください。

ゴム足(付属品)の取り付け

ラックへの設置(放熱に対するご注意)

 底面

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設置について

AR-20PR.book 11ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

本機にラック・マウント・アダプター(RAD-100:別売)を取り付けることで、EIAラックに設置できます。1つのRAD-100で本機を 2台まで設置できます。

1ゴム足を付けている場合は外します。

fig.set-02j

2付属のネジで、本機をRAD-100に固定します。

fig.mountj

※ 本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損しないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両端に敷いてください。また、その際、ボタン、つまみなどが破損しないような位置に配置してください。

※ 本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取扱いにご注意ください。

ラックへの設置のしかた

ご注意:これらの穴は使用しないでください。

RAD-100

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設置について

AR-20PR.book 12ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

本機にカード・プロテクター(付属)を取り付けることで、誤操作によるカードの抜けを防止することができます。

1カード・スロットにカードが確実に装着されていることを確認した後、下図のようにカード・プロテクターを付属のネジを使って固定します。

fig.cardProtectj

カード・プロテクターの付けかた

カード・プロテクター

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AR-20PR.book 13ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

接続、および電源投入時のご注意

※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切ってください。

※ 正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作したりスピーカーなどが破損したりする恐れがあります(電源をオフにするときは、この逆の手順で行います)。接続されている機器 → AR-20PR → パワー・アンプ等

※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。

※ 感電する恐れがありますので、動作中は端子に触れないようにしてください。

※ フレーズの録音中は、絶対にカ-ドを抜かないでください。また、フレーズの録音中は、電源を切ったり、電源コードを抜いたりしないでください。カードが破損することがあります。

※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、外部入力端子に接続した機器の音量が小さくなることがあります。このときは、抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCSシリーズなど)をご使用ください。

※ 設置条件によっては本体や接続されたマイク、ギターなどの金属部に触れると、違和感を覚えたりざらつくような感じになるときがあります。これは人体にまったく害のない極微量の帯電によるものですが、気になる方は、必要に応じ、接地端子を使って外部のアースか大地に接地してご使用ください。接地した場合、設置条件によってはわずかにハム(うなり)が混じる場合があります。なお接続方法がわからないときはローランドお客様相談センターにご相談ください。

接続してはいけないところ

・水道管(感電の原因になります) ・ガス管(爆発や引火の原因になります)

・電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)

※ マイクロホンとスピーカーの位置によっては、ハウリング音(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、以下のように対処してください。

1. マイクロホンの向きを変える 2. マイクロホンをスピーカーから遠ざける 3. マイク音量つまみを下げる

1付属の電源コードを本体につなぎ、電源コンセントに差し込みます。

2電源を入れる前に、次のことを確認します。

• AR-20PRおよび接続しているオーディオ機器の音量が最小になっていますか?

3AR-20PRの電源スイッチをオンにします。

4接続しているオーディオ機器の電源をオンにします。

1AR-20PRや接続しているアンプ、ミキサーの音量を最小にします。

2電源を入れたときと逆の順で、電源を切ります。

ディスプレイの照明および各インジケーターが消灯し、電源が切れたことが確認できます。

電源を入れる

電源を切る

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AR-20PR.book 14ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

AR-20PRの使用例、接続例

AR-20PRは、1台で、または複数台で、あるいは他機器との組み合わせにより、いろいろな場面での音声再生にご活用いただけます。ここでは、その一部をご紹介します。お客様のご利用の状況にあわせて、アレンジしてください。

使用可能なスピーカー・ケーブルは以下のとおりです。

単線:φ0.4mm (AWG26) ~φ1.2mm (AWG16)

撚線:0.3mm2 (AWG22) ~ 1.25mm2 (AWG16) 素線径φ0.18 以上

スピーカー・ケーブルの被覆を10mmむき、スピーカー・ターミナルのボタンをマイナス・ドライバーで押しながら止まるまで差し込みます。

※ 本機の電源をオフにした状態で接続を行ってください。

※ スピーカー接続端子の1kΩの端子からは高電圧が出力されます。スピーカー配線の導線部分に直接手を触れないようにし、感電に注意してください。

※ ハイ・インピーダンスとロー・インピーダンス・スピーカーの同時使用はできません。

※ 過負荷保護回路が働くため本機が壊れることはありませんが、スピーカー・ケーブルをショートさせないよう、ご注意ください。

※ スピーカーの接続には、シールド線など静電容量の大きなケーブルは使用しないでください。パワー・アンプに過大な負荷をかけることがあり、発熱・故障の原因になります。

スピーカーの接続

スピーカー・ターミナルのボタン

スピーカー・ケーブルの差し込み穴

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AR-20PRの使用例、接続例

AR-20PR.book 15ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

※ インピーダンス切り替えスイッチを1kΩにしてください。

※ スピーカーの合成インピーダンスは、以下の計算式を参考に1kΩ以上になるように接続してください。スピーカーの合計ワット数は、以下の計算式を参考に10W以下になるように接続してください。

(例)インピーダンス10kΩ のスピーカーを5個並列に接続した場合

合成インピーダンスは、

スピーカー1個あたりのワット数は、

(100V)2/ スピーカー1個のインピーダンス=10000/10000Ω=1W

スピーカーの合計ワット数は、スピーカー1個あたりのワット数×スピーカーの数=1W×5個=5W

スピーカー接続端子からは高電圧が出力されます。感電防止のためスピーカー・ケーブルの先端加工は下図の寸法で加工してください。

※ インピーダンス切り替えスイッチを4Ωにしてください。

※ スピーカーの合成インピーダンスは、以下の計算式を参考に4Ω以上になるように接続してください。

(例)インピーダンス16Ω のスピーカーを3個並列に接続した場合

合成インピーダンスは、

(例)インピーダンス4Ωのスピーカーを3個直列に接続した場合

合成インピーダンスは、4Ω+4Ω+4Ω=12Ω

ハイ・インピーダンス・スピーカーの接続

ロー・インピーダンス・スピーカーの接続

10kΩ1 + 10kΩ

11 = 2kΩ

+ 10kΩ1 + 10kΩ

1 + 10kΩ1

10mm

16Ω1 + 16Ω

1 + 16Ω1

1 = 5.3Ω

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AR-20PRの使用例、接続例

AR-20PR.book 16ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

■制御入力:センサーや押しボタン・スイッチなどからの制御信号により、案内や説明、注意、宣伝、効果音などを高音質で再生します。

fig.use-01j

■制御出力:フレーズの再生中や再生終了後に、制御信号を出力し、外部接続機器をコントロールすることができます。

fig.use-02j

こんな機器とともに(システム例)

制御入出力端子を使って

●モーメンタリー・スイッチ

スイッチを押すと定型アナウンス や案内・説明等を再生

・ミュージアムの展示説明や案内放送 ・定型アナウンスを必要に応じて再生

p m .

●プログラム・タイマー

制御タイマーによる自動放送

・オフィスや工場などで定時ごとの  サイン放送やアナウンスの再生 ・アミューズメントなどでの定時  イベントの演出放送

●センサー

センサーによる自動放送

 ・人を関知しての案内放送  ・アミューズメントなどで   イベント再生による演出

各種外部制御

オーディオ信号 制御信号

外部機器からAR-20PRを制御する(制御入力端子)→P.30

フレーズ再生中に、ランプを点灯

●ビジー出力

パワー・アンプ

電源ユニット

電源 リレー・ スイッチ

フレーズ再生時のみ、パワーアンプ等を起動

オーディオ信号 制御信号

AR-20PRで他の機器を制御する(制御出力端子)→P.33

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AR-20PRの使用例、接続例

AR-20PR.book 17ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

いくつかの方法があります。ご使用状況にあわせて、再生方法を選択してください。

●パネル前面のインターバル・タイマーを「タイマー・オフ」以外に設定するフレーズを一定の間隔で繰り返し再生させることができます。

●制御入力端子に連続してメイク信号を入力する制御入力端子をショートし続けることにより、繰り返し再生します。

※ メイク信号を入力し続けても、繰り返し再生しない設定もあります。詳しくは、「外部機器からAR-20PR を制御する(制御入力端子)」(P.30)をご覧ください。

いくつかの方法があります。ご使用状況に合わせて、再生方法を選択してください。

●複数のフレーズを選択してパネルから再生する

●制御入力のダイレクト再生を使う端子番号9~16 に制御信号を入力することにより、その番号に割り当てられたフレーズを次々に再生します。

START端子はフロント・パネルで選択されたフレーズを再生します。

●制御入力のバイナリ再生を使う端子番号9~16 にバイナリ信号を入力することによりフレーズを選択し、START端子に制御信号を入力するたびに選択されたフレーズを次々に再生します。

こんなときは(ご使用のヒント)

同じフレーズを繰り返し再生するには

いろいろなフレーズを次々に再生するには

ダイレクト再生→P.30

バイナリ再生→P.31

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AR-20PR.book 18ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

AR-20PRで取り扱うカードについて

カードを挿入しない状態では、本機の電源を入れると、フレーズ選択スイッチがランダムに点滅します。

カードを挿入すると、カードの読み込み中は、フレーズ選択スイッチが輪を描くように点灯します。

AR-20PRでは、録音した音声はすべてカードに記録します。

AR-20PRで使用するカードとして、別売のコンパクトフラッシュ・カードCFシリーズを推奨します。

CF カード

• CF-128(128Mバイト)

• CF-512(512Mバイト)

• CF-01G(1Gバイト)

AR-20PRを使って最大16 個のフレーズを録音することができます。

また、AR-20PRを使って16 個のフレーズを再生することができます。ただし、バイナリ再生を用いると、最大250フレーズの再生が可能です。

最大の録音可能時間は以下のようになります。

新しいカード、または本機以外の機器で使用していたカードをお使いになるときは、まずフォーマット(初期化)をします。

フォーマットを行うと、カ-ド内のすべてのデータが消去されます。フォーマット操作をする前には十分ご注意ください。

カードをコンピューターでフォーマットしないでください。

使用できるカードの種類

カードに記録できるフレーズ数や時間

CF-128 標準 約 3時間 13分高音質 約 1時間 4分

CF-512 標準 約 12時間 44分高音質 約 4時間 14分

CF-01G 標準 約 25時間 17分高音質 約 8時間 25分

カードのフォーマット

フォーマット時のご注意

本体の操作は、カードの読み込みが終了してから行ってください。

16個を超えるフレーズを作成するには、ローランドARシリーズ(AR-200/200S/200R/3000/3000R)をお使いになるか、ARE-3000を使ってコンピューターで編集してください。

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AR-20PRで取り扱うカードについて

AR-20PR.book 19ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

1カ-ド・スロットにメモリー・カードが差し込まれていないことを確認します。

2動作モード・スイッチを「録音」にします。

3停止ボタンを2秒以上押し続けます。

フレーズ選択ボタン「1」~「16」が点滅します。

停止ボタンを押すと、フォーマットを中止します。

4フォ-マットするメモリー・カ-ドをカ-ド・スロットに差し込みます。

停止ボタンを押すと、フォーマットを中止します。

5再生ボタンを押します。

再生ボタンが点灯してフォーマットを実行します。

6フォーマットが終了すると、再生ボタンが消灯します。

7動作モード・スイッチが「録音」になっているので、録音するフレーズを選択できる状態になります。→P.23

フレーズがすべて空になっているので、フレーズ選択ボタン「1」~「16」が再び点滅します。

●差し込むとき

カード・スロットにコンパクトフラッシュ以外のもの(針金、硬貨、別の種類のカードなど)を入れないでください。故障の原因になります。

メモリーカードは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥まで差し込んでください。また無理な挿入はしないでください。

●抜くとき

カ-ドを抜くときは、イジェクト・ボタンを押します。

録音/再生/フォーマット中は、絶対にカ-ドを抜かないでください。

本体やコンパクトフラッシュ内のデータが失われる可能性があります。

また、録音/再生/フォーマット中は、電源を切ったり、電源コードを抜いたりしないでください。カードが破損することがあります。

フォーマットの手順

カード取り扱い上のご注意

フォ-マット中は絶対にカ-ドを抜かないでください。

フォーマット中は、フレーズ選択スイッチが進行状況を表示します。左から右へ点灯部分が増えていき、すべて点灯すると終了です。

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AR-20PR.book 20ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

音声を録音する

録音をスタートしてからストップするまでに録音された1つの音声データを、フレーズと呼びます。各フレーズはフレーズ番号によって管理されます。

fig.rec-01

AR-20PRは、背面に外部入力端子があります。下図を参考にして外部機器を接続します。

fig.rec-02j

録音時のモニター出力について外部入力端子およびマイク入力端子から入力された音声は、外部出力端子へ出力されます。

マイクのみの録音(P.23)の場合は、マイク入力端子に入力された音声が、ヘッドホン端子のみに出力されます。

録音の単位~フレーズとは

外部機器の接続

フォーマット済みのカード

IN (ANALOG)

パワード・スピーカー (モニター用)

音声再生機器

OUT (ANALOG)

ヘッドホン

CompactFlash™

接続、および電源投入時のご注意→P.13

外部出力端子へ出力される音声は、実際に録音設定したクオリティの音質と異なります。録音した音声内容の確認は、必ず録音後にフレーズを再生して行ってください。

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音声を録音する

AR-20PR.book 21ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

接続機器、録音ソース、音質、時間、再生システムなど、ご使用の状況に合わせた録音をするために、録音設定をします。

• 録音設定は、フレーズ単位で行います。1枚のカードに異なる録音設定のフレーズを混在させることができます。

• 録音設定により、1枚のカードに録音できる時間が変わります。

最大の録音可能時間は以下のようになります(128Mバイト、コンパクトフラッシュ・カード使用時)。

録音音質の設定本体背面のモード選択スイッチ2で選択します。

サンプリング周波数は以下のようになります。

RDACにより、通常のリニア・データに比べて小さな容量で高音質な録音を実現します。通常の16ビット PCM録音に対しての、同一容量のカードを使用した場合の録音時間は以下のようになります。

「HIGH」は通常の録音に最適です。「STANDARD」はカード容量の消費が少なく、アナウンス、ナレーションなどを録音するときに最適です。ご使用の状況に合わせて録音音質を選択してください。

設定手順

1. AR-20PRの電源をオフにします。

2. 本体背面のモード選択スイッチ2を設定します。

3. AR-20PRの電源をオンにします。

録音操作手順

音声信号の録音に必要な設定(録音設定)

標準 約 3時間 13分高音質 約 1時間 4分

SW2:ON 標準(STANDARD)SW2:OFF 高音質(HIGH)

標準(STANDARD) 22.05kHz高音質(HIGH) 44.1kHz

標準(STANDARD) 約 4倍の録音時間高音質(HIGH) 約 2.5 倍の録音時間

「STANDARD」でナレーションなどの音声を録音する場合は、イコライザーを使って低音域をカットすると、明瞭度の高い録音をすることができます。

モード選択スイッチの「ON」「OFF」設定は、先の細いものを使って行ってください。

RDAC(アールダック)とは

RDAC(Roland Digital Audio Coding)とは、ローランド独自の音声記録方式です。

高音質で、しかも長時間の録音を実現します。

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音声を録音する

AR-20PR.book 22ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

録音プロテクトの設定フレーズの9~16 番を、誤消去防止のために、保護することができます。

本体背面のモード選択スイッチ1で選択します。

録音ソースの設定録音ソースを、「マイクのみ」または「外部入力とマイク」の2通りから選択することができます。

ここで、「マイクのみ」の録音を選択すると、外部入力の音声を外部出力に出力したまま、録音および確認再生を行うことができます。

営業中に通常の放送を妨げることなく新たにフレーズを録音し、準備することができます。

本体背面のモード選択スイッチ8で選択します。

使用例

店内BGMを再生したまま、ヘッドホンでモニターしながらマイク録音ができます。このとき、店内BGMにマイクの音は出力しません。

設定手順

1. AR-20PRの電源をオフにします。

2. 本体背面のモード選択スイッチ1、8を設定します。

3. AR-20PRの電源をオンにします。

外部入力端子について

モノラル2系統の外部入力を装備しています。この2系統がミックスされて録音されますので、モノラル入力の場合はどちらに接続しても構いません。ステレオ・ソースをそのままつなぐこともできます。その場合、Lと Rがミックスされてモノラル・フレーズとして録音されます。

SW1:ON プロテクト・オンSW1:OFF プロテクト・オフ

SW8:ON マイクのみSW8:OFF 外部入力とマイク

マイクのみの録音では、録音中の音声は外部出力に出力されませんので、ヘッドホンのみのモニターとなります。

AR-20PR

店内スピーカー

モード選択スイッチの「ON」「OFF」設定は、先の細いものを使って行ってください。

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音声を録音する

AR-20PR.book 23ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

1動作モード・スイッチを「録音」にします。

空のフレーズは、フレーズ選択ボタンが点滅します。

録音済みフレーズは、フレーズ選択ボタンが点灯します。

2録音するフレーズのフレーズ選択ボタンを押します。

上段のボタンを選択すると、下段の9~16 はレベル・メーターになります。

下段のボタン(下図の例ではフレーズ10)を選択すると、上段の1~ 8がレベル・メーターになります。レベル・メーターは左から右へ点灯します。

このとき、停止ボタンを押すと、手順 1のフレーズ選択ボタンが点滅/点灯している状態になります。

3レベル・メーターがすべて点灯しないように、マイク音量つまみおよび外部入力音量つまみを調節します。

4録音ボタンを押すと、録音が開始されます。

フレーズがあった場合は、上書き録音になります。フレーズを消去した後で、実際の録音が開始されます。

5停止ボタンを押すと録音が終了します。

録音終了後、再生ボタンを押すと録音したフレーズが再生されます。

動作モード・スイッチが「録音」になっている状態で再生させると、フレーズを確認することができます(プレビュー再生)。

操作手順

録音内容の確認

手順 1で点滅/点灯しているボタンをどちらでも選択できます。このとき、点灯しているボタンを押しても、そのボタンのフレーズは消去されません。

フレーズ選択ボタンを 2秒間長押しすると、フレーズを削除できます。あらかじめ消去しておくと、録音ボタンを押してただちに録音を開始できます。

録音ソースが「マイクのみ」の場合、プレビュー再生のカード音声出力はヘッドホンのみになります。ヘッドホンで確認してください。

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AR-20PR.book 24ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

音声を再生する(フロント・パネルからの再生)

フレーズ選択スイッチを押してフレーズを選択すると、フレーズ選択スイッチが点灯します。再生ボタンを押すと選択したフレーズが再生され、停止ボタンを押すと停止します。

ヘッドホン端子と外部出力端子から音声が出力されます。

本体背面のモード選択スイッチ4、5の設定によって、3通りの再生方法があります。

設定手順

1. AR-20PRの電源をオフにします。

2. 本体背面のモード選択スイッチ4、5を設定します。

3. AR-20PRの電源をオンにします。

• 再生中のフレーズは、インジケーターがゆっくり点滅することで示されます。また、再生直前には、フレーズのインジケーターが速く点滅しますので、次にどのフレーズが再生されるのかを知ることができます(2秒間)。

• パターンまたはソングフレーズと音声フレーズが選択されている場合、パターンまたはソング内の音声フレーズが切り替わるときに、選択されている音声フレーズのインジケーターが速く点滅します。

• 再生中でないフレーズは、選択されていれば点灯し、選択されていなければ消灯

します。

• 再生中に停止すると、次回の再生では、その停止されたフレーズが先頭から再生されます。

• 停止中に停止ボタンを2秒以上押し続けると、1曲目(選択された最も番号の小さいフレーズ)から再生されます。

• インターバル中に停止すると、次回の再生は、次のフレーズの先頭から再生されます。

• 選択しているフレーズ番号は本体に記憶されますので、電源を切っても次回の起動時に、そのままの選択フレーズの状態で使用できます。ただし、再生中に選択されたフレーズは記憶されません。

• 動作・モードを録音から再生に切り替えるときは、録音停止後フレーズ選択ボタンのインジケーターが点灯してから動作モード・スイッチを切り替えてください。

SW4 SW5 再生方法

ON -- シングル再生OFF ON プログラム再生OFF OFF 番号順再生

再生中のフレーズの表示について

動作モードスイッチ切り替え時のご注意

モード選択スイッチの「ON」「OFF」設定は、先の細いものを使って行ってください。

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音声を再生する(フロント・パネルからの再生)

AR-20PR.book 25ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

モード選択スイッチ 4:OFF、5:OFF

フレーズ1~16 を複数個自由に選択して、小さい番号から順に(昇順)再生することができます。

1. フレーズを選択します。

フレーズ選択ボタンを押すと、録音されているフレーズがあればインジケーターが点灯します。フレーズがないと、フレーズ選択ボタンを押してもインジケーターは点灯しません。

ボタンが点灯したフレーズは、選択されていることを意味します。

2. 再生ボタンを押します。

選択されているフレーズが、小さい番号から順に(昇順)再生されます。

3. 停止ボタンを押して、再生を停止します。

※ 再生中にも選択フレーズを変更することができます。ただし、再生しているフレーズを消灯させることはできません。この場合も、新たに選択されたフレーズは、小さい番号から順に再生されます。

※ 再生中に選択フレーズを変更しても、本体にはその変更が記憶されません。記憶させたい場合は、フレーズ停止中に設定を行ってください。

モード選択スイッチ 4:OFF、5:ON

• プログラムした順番に、フレーズを再生することができます。最大で100フレーズを記憶することができます。

プログラム方法

1. 動作モード・スイッチを「再生」にします。

2. 録音ボタンを2秒以上押し続けます。

フレーズ選択ボタン「1」~「16」が点滅します。

3. フレーズを再生したい順番にフレーズ選択ボタンを押していき、全部押し終わったら、停止ボタンを押します。

※ プログラムが完了して、フレーズ選択ボタン「1」~「16」が点滅します。停止ボタンが押されない限り、前回のプログラムは消去されません。

4. フレーズ選択ボタン「1」~「16」が点滅している状態で再生ボタンを押す

と、プログラムした順番を確認できます。

※ この場合の再生では、音声フレーズが再生されません。

5. 停止ボタンを2秒以上押し続けると、プログラム・モードを終了します。

6. 再生ボタンを押すと、プログラムした順番に沿って再生を開始します。

番号順再生

プログラム再生

時間 1 2 3

[1]を押す [3]を押す

1 12 繰り返し

t t t t t

t:インターバル時間

再生方法がプログラム再生でないときは、プログラムできません。モード選択スイッチを、SW4:OFF、SW5:ONにしてください。

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音声を再生する(フロント・パネルからの再生)

AR-20PR.book 26ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

モード選択スイッチ 4:ON、5:--

• 選択したフレーズを1つだけ再生することができます。

• フレーズ選択ボタンを押しただけで再生します。再生ボタンを押す必要がありません。

• 再生中に他のフレーズ選択ボタンを押すと、そのフレーズが再生されます。

• 再生中に、再生ボタンまたは再生中のフレーズ選択ボタンを押すと、再生中のフレーズが先頭からふたたび再生されます。

フロント・パネルのインターバル・タイマーで、フレーズの再生間隔を設定することができます。

複数のフレーズを選択している場合には、各フレーズの再生間隔が、インターバル・タイマーで設定した値になります。

左端の「リピート」は、インターバル時間がゼロと同じで、選択フレーズが切れ目なく再生されます。

右端の「タイマー・オフ」は、インターバル再生がオフになります。選択フレーズをひと通り再生した後で停止します。

以下にインターバル・タイマーの動作例を示します。

フレーズを 1つ選んだとき

シングル再生

インターバル・タイマーを使う

時間 1 1 1 2 2

[1]を押す [2]を押す

繰り返し

t t t

t:インターバル時間

再生中でもインターバル・タイマーを動かすと、インターバル時間が変わります。ただし、インターバル時間中に動かしても、その設定はその回のインターバルには反映されません。次回のインターバル時間で反映されます。

時間 繰り返し 1 1

t

t t t

t t

1 1

再生

インターバル

時間 繰り返し 1 1 1 1

再生 t=0

t=∞

t:インターバル時間

t:インターバル時間

t:インターバル時間

リピート

時間 1

再生

タイマー・オフ

再生停止

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音声を再生する(フロント・パネルからの再生)

AR-20PR.book 27ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

フレーズを複数選んだとき(番号順再生で、2、5、10、16 を選択)

フレーズを複数選んだとき(プログラム再生で、1、3、3、10、5、4と設定)

フロント・パネルのイコライザーを使用して、音質を調節することができます。

「低音」、「高音」を強調したいときは右に、弱めたいときは左側に回してください。

低音のカットオフ周波数は、100Hzでセンター位置(中点)でフラットな特性になります。

高音のカットオフ周波数は、10kHzでセンター位置(中点)でフラットな特性になります。

最大で+10dB、最小で -10dB 変化します。

音質を調節する(イコライザー)

繰り返し 2 5 10 16

再生

インターバル

2 5

2 5 10 16

2 5 10 16

2 5時間

繰り返し

再生

リピート

時間

再生

タイマー・オフ

再生停止

時間 t t ttt

t:インターバル時間

t:インターバル時間

t tttt t=0

t=∞

t:インターバル時間

繰り返し

1 3 3 1 310

再生

インターバル

5 4

1 3 3 1 310 5 4

1 3 3 10 5 4

時間 繰り返し

再生

リピート

時間

再生

タイマー・オフ

再生停止

時間 t t t t t t t

t:インターバル時間

t:インターバル時間

t=0

t=∞

t:インターバル時間 t t t t t t t

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AR-20PR.book 28ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

オート・ミュート・レベルの設定

音声出力優先順位マイク入力、外部入力、カード音声は、以下の優先順位がついています。

優先順位が高い音声が入力(再生)されると、優先順位の低い音声は設定した音量に自動的に下がります。

高 ← 優先順位 → 低

マイク > カード音声 > 外部入力

マイク音声、およびカード音声によって、外部入力がミュートされる深さを調節することができます。

本体底面の「L」の刻印の半固定抵抗を回して最適なレベルに調節します。Lは LINE(外部入力)を指します。

右に回すと外部入力の音量の減衰量が少なくなります。左に回しきると無音になります。(矢印の向きに回すと、ミュートが浅くなります。)マイク音声が入ると、外部入力の音量が設定した音量まで自動的に減衰します。マイク音声がなくなると自動的に元の音量に戻ります。

カード音声の再生中は、音量にかかわらず、オート・ミュートが動作して、設定した音量まで自動的に減衰します。fig.Bottom_L

※ 調節にはドライバーをお使いください。

※ マイク音量つまみを右に回しすぎると、騒音などでオート・ミュートが動作することがあります。その場合はマイク音量つまみを適当な位置に調節しなおしてください。

※ マイクのスイッチをオンにしたときにオート・ミュートが動作することがありますが故障ではありません。気になる場合はマイク音量つまみを絞ってからマイクをオンにしてください。

使用例

有線放送と併用する場合、マイク音声で自動的に有線放送をミュートします。

外部入力のオート・ミュート・レベルを調節する

AR-20PR

店内スピーカー

有線

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オート・ミュート・レベルの設定

AR-20PR.book 29ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

マイク音声によって、カード音声がミュートされる深さを調節することができます。

本体底面の「C」の刻印の半固定抵抗を回して最適なレベルに調節します。Cは CARD(カード音声)を指します。

右に回すとカード音声の減衰量が少なくなります。左に回しきると無音になります。(矢印の向きに回すと、ミュートが浅くなります。)マイク音声が入ると、カード音声の音量が設定した音量まで自動的に減衰します。マイク音声がなくなると自動的に元の音量に戻ります。fig.Bottom_C0

※ 調節にはドライバーをお使いください。

※ マイク音量つまみを右に回しすぎると、騒音などでオート・ミュートが動作することがあります。その場合はマイク音量つまみを適当な位置に調節しなおしてください。

※ マイクのスイッチをオンにしたときにオート・ミュートが動作することがありますが故障ではありません。気になる場合はマイク音量つまみを絞ってからマイクをオンにしてください。

使用例

店内BGMを再生中に、マイク音声で自動的にBGM をミュートします。

カード音声のオート・ミュート・レベルを調節する

AR-20PR

店内スピーカー

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外部機器からAR-20PRを制御する(制御入力端子)

本体背面に装備されているネジ式の制御入力端子を使って、外部機器から本機をコントロールすることができます。

この章では、外部機器の接続方法およびAR-20PR の設定についてご説明します。

制御入力端子に 2本の線を接続し、その先をショートさせるだけで起動が可能な接点です。電源も必要とせず、スイッチのみで簡単に起動系を組むことができ、さまざまな用途に手軽に使うことができる汎用的な方式です。

AR-20PR は、外部から入力する無電圧メイク接点によるオン/オフ信号によって、再生をコントロールすることができます。

本機とスイッチ、リレー、タイマーなどの外部起動用端子、赤外線センサーなどを接続することにより、使用場面が広がります。

AR-20PR では、起動側の接点をホット側として、アース側はGND端子に共通化することで、設置工事の簡便化を図ることができます。

制御入出力端子の仕様については、資料の「制御入出力コネクターの仕様」(P.39)をご覧ください。

制御入出力端子使用上のご注意

制御入出力端子で、AR 本体の電源をオン/オフすることはできません。

端子接続時、外したネジをなくさないようにご注意ください。ネジは小さいお子様の手の届かないところへ置いてください。万一、誤って飲み込んだときは、ただちに医師と相談してください。

制御入力再生には、バイナリ再生(P.31)、ダイレクト再生(P.30)の 2種類があります。

設定手順

1. AR-20PR の電源をオフにします。

2. 本体背面のモード選択スイッチ 6 を設定します。

3. AR-20PR の電源をオンにします。

モード選択スイッチの「ON」「OFF」設定は、先の細いものを使って行ってください。

各再生を同時に行うことはできません。

端子番号 9~ 16に直接制御信号を入力することにより、その番号に割り当てたフレーズを再生します。最大 8フレーズの再生ができます。

あらかじめ、端子番号 9~ 16にはフレーズ 9 ~ 16が設定されます。

スイッチ、リレ-、センサ-などを使い、希望するフレ-ズを直接指定したいときに便利です。fig.inp-08j

ダイレクト再生で使用する端子(制御入出力コネクター)

「9~ 16」: フレーズに対応する番号の端子に直接、制御信号を入力することにより、再生を開始します。

「START」: パネルのフレーズ選択で選ばれているフレーズを再生します。インターバル・タイマーを使用できます。

「STOP」: フレーズの再生を停止します。

上記の端子と、「COM」(グランド)間とのショ-トによって「オン」となります。

優先順位

後から入力された制御信号を優先して再生します。

フレーズ再生中に、別の制御信号が新たに入力されると、再生中のフレーズを中断して、指定されたフレーズの再生を開始します。

カードの設定に関わらず常に後優先となります。

無電圧メイク接点とは

制御入力再生の種類

SW6:ON バイナリ再生SW6:OFF ダイレクト再生

端子に割り当てられたフレーズを再生する(ダイレクト再生)

ダイレクト再生とは/こんな場面で

外部機器の接続

端子番号 フレーズ

・・・ ・・・

9

制御信号

10

制御信号

11

制御信号

12

制御信号

13

制御信号

169 10 11 12 13 16

制御信号

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外部機器からAR-20PR を制御する(制御入力端子)

AR-20PR.book 31ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

インターバル・タイマーを使用できません。

フレーズが一度だけ再生されて、停止します。

パネルの再生ボタンから再生中の場合には、制御入力端子からの再生は、割り込みフレーズとして動作します。

制御入力端子からの再生終了後、インターバルで設定されている時間が経過すると、再生開始時点で再生されていたフレーズの先頭から再度、再生を開始します。

インターバル中に、割り込みフレーズが再生された場合には、パネルで鳴るべき次のフレーズがインターバル時間経過後に再生されます。

端子番号 9~ 16へのバイナリ(2進数)信号入力によってフレーズを選択し、START端子に制御信号を入力することにより、選択されたフレーズを再生します。

最大 250フレーズの選択、再生ができます。

パ-ソナル・コンピュ-ターなどの複雑な機器を使わず、制御信号(スイッチなどのオン/オフ)で、250フレ-ズの指定ができます。fig.inp-14j

バイナリ再生を行うには、バイナリ信号を発生させることができる制御機器をご用意いただく必要があります。

指定したフレーズ番号の誤認を避けるため、フレーズ番号の入力は、信号を入力し始めてから 50msec 以内に完了してください。

バイナリ再生で使用する端子

「9~ 16」: 0(オフ)/ 1(オン)の組み合わせでフレーズをバイナリ指定します。

「START」: フレーズの再生を開始します。

「STOP」: フレーズの再生を停止します。

上記の端子と、「COM」(グランド)間のショ-トによって「オン」となります。

優先順位

後から入力された制御信号を優先して再生します。

フレーズ再生中に、別の制御信号が新たに入力されると、再生中のフレーズを中断して、指定されたフレーズの再生を開始します。

カードの設定に関わらず常に後優先となります。

例)フレーズ 0112(フレ-ズ番号:0112)をバイナリ指定する場合

フレ-ズ番号をバイナリ信号の番号に変換します。

「0」(オフ)

「1」(オン)

フレ-ズ番号/バイナリ信号対応表(P.32)

フレ-ズ番号「0112」は、バイナリ信号「01110000」となります。

以上により、フレ-ズ番号 0112はfig.inp-18j

となります。

指定したフレーズ番号の誤認を避けるため、フレーズ番号の入力は、信号を入力し始めてから 50msec 以内に完了してください。

制御入力再生の動作(9~16)

フレーズ番号を2進数で指定する(バイナリ再生)

バイナリ再生とは/こんな場面で

時間 9

9番端子

停止中

再生停止

33

9時間

繰り返し 1 2

t t t

3

インターバル中

1 2

t

4

t t

t:インターバル時間

9時間

繰り返し 1 2

t t

1

t

4

t t

t:インターバル時間

フレーズ中

9番端子

9番端子

START信号

端子9~16にバイナリ指定

01110000

フレ-ズ112 再生

16 15 14 13 12 11 10 9

外部機器の接続

フレーズをバイナリ信号で指定するには

端子番号 入力信号

16 15 14 13 120 1 1 1 0

11 10 90 0 0

31

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外部機器からAR-20PRを制御する(制御入力端子)

AR-20PR.book 32ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

fig.bin-chart

フレ-ズ番号/バイナリ信号対応表

001 00000001002 00000010003 00000011004 00000100005 00000101006 00000110007 00000111008 00001000009 00001001010 00001010011 00001011012 00001100013 00001101014 00001110015 00001111016 00010000017 00010001018 00010010019 00010011020 00010100021 00010101022 00010110023 00010111024 00011000025 00011001026 00011010027 00011011028 00011100029 00011101030 00011110031 00011111032 00100000033 00100001034 00100010035 00100011036 00100100037 00100101038 00100110039 00100111040 00101000041 00101001042 00101010043 00101011044 00101100045 00101101046 00101110047 00101111048 00110000049 00110001050 00110010

051 00110011052 00110100053 00110101054 00110110055 00110111056 00111000057 00111001058 00111010059 00111011060 00111100061 00111101062 00111110063 00111111064 01000000065 01000001066 01000010067 01000011068 01000100069 01000101070 01000110071 01000111072 01001000073 01001001074 01001010075 01001011076 01001100077 01001101078 01001110079 01001111080 01010000081 01010001082 01010010083 01010011084 01010100085 01010101086 01010110087 01010111088 01011000089 01011001090 01011010091 01011011092 01011100093 01011101094 01011110095 01011111096 01100000097 01100001098 01100010099 01100011100 01100100

101 01100101102 01100110103 01100111104 01101000105 01101001106 01101010107 01101011108 01101100109 01101101110 01101110111 01101111112 01110000113 01110001114 01110010115 01110011116 01110100117 01110101118 01110110119 01110111120 01111000121 01111001122 01111010123 01111011124 01111100125 01111101126 01111110127 01111111128 10000000129 10000001130 10000010131 10000011132 10000100133 10000101134 10000110135 10000111136 10001000137 10001001138 10001010139 10001011140 10001100141 10001101142 10001110143 10001111144 10010000145 10010001146 10010010147 10010011148 10010100149 10010101150 10010110

151 10010111152 10011000153 10011001154 10011010155 10011011156 10011100157 10011101158 10011110159 10011111160 10100000161 10100001162 10100010163 10100011164 10100100165 10100101166 10100110167 10100111168 10101000169 10101001170 10101010171 10101011172 10101100173 10101101174 10101110175 10101111176 10110000177 10110001178 10110010179 10110011180 10110100181 10110101182 10110110183 10110111184 10111000185 10111001186 10111010187 10111011188 10111100189 10111101190 10111110191 10111111192 11000000193 11000001194 11000010195 11000011196 11000100197 11000101198 11000110199 11000111200 11001000

201 11001001202 11001010203 11001011204 11001100205 11001101206 11001110207 11001111208 11010000209 11010001210 11010010211 11010011212 11010100213 11010101214 11010110215 11010111216 11011000217 11011001218 11011010219 11011011220 11011100221 11011101222 11011110223 11011111224 11100000225 11100001226 11100010227 11100011228 11100100229 11100101230 11100110231 11100111232 11101000233 11101001234 11101010235 11101011236 11101100237 11101101238 11101110239 11101111240 11110000241 11110001242 11110010243 11110011244 11110100245 11110101246 11110110247 11110111248 11111000249 11111001250 11111010

フレーズ 番号 (端子16 15 14 13 12 11 10 9)

バイナリ フレーズ 番号 (端子16 15 14 13 12 11 10 9)

バイナリ フレーズ 番号 (端子16 15 14 13 12 11 10 9)

バイナリ フレーズ 番号 (端子16 15 14 13 12 11 10 9)

バイナリ フレーズ 番号 (端子16 15 14 13 12 11 10 9)

バイナリ

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AR-20PR.book 33ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

AR-20PRで他の機器を制御する(制御出力端子)

本体背面に装備されているネジ式の制御入力端子を使って、AR-20PR で外部機器をコントロールすることができます。

この章では、外部機器の接続方法およびAR-20PR の設定についてご説明します。

制御/電源入力端子、制御入出力コネクターの使用例については、「AR-20PR の使用例、接続例」(P.14)もあわせてご覧ください。

制御入出力コネクターの仕様については、資料の「制御入出力コネクターの仕様」(P.39)をご覧ください。

制御入出力端子ご使用上のご注意

端子接続時、外したネジをなくさないようにご注意ください。ネジは小さいお子様の手の届かないところへ置いてください。万一、誤って飲み込んだときは、ただちに医師と相談してください。

ビジー出力信号とは、フレーズの再生中(および録音中)に、ビジー出力端子から連続して出力される信号のことです。

この信号を使って、フレーズの再生に合わせてアンプなどの外部機器を起動させることができます。

ビジー出力の仕様は、無電圧メイク接点で接点容量は最大DC30V、3A です。

出力中は、本体背面のビジー出力端子の 2接点がメイクされます。

ヘッドホン使用時には、ビジー出力信号は出力されません。

他の機器を起動させる(ビジー出力)

ビジー出力信号とは/機器の接続

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AR-20PR.book 34ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

優先フレーズ

店舗の開店・閉店に便利な優先フレーズを用意しました。フレーズの 15、16 番固定で、フレーズ選択ボタンを押すだけで、そのフレーズを繰り返し再生します。本体背面のモード選択スイッチ 3で選択します。

設定手順

1. AR-20PR の電源をオフにします。

2. 本体背面のモード選択スイッチ 3 を設定します。

3. AR-20PR の電源をオンにします。

モード選択スイッチの「ON」「OFF」設定は、先の細いものを使って行ってください。

優先フレーズを停止するには、本体の停止ボタンを押すか、フレーズ選択ボタン(15、16)を押す、または制御入力端子の「STOP」を入力してください。

優先フレーズが有効なとき、フレーズ 15、16のフレーズ選択ボタンはトグル・スイッチとして動作します。

フレーズ再生中はフレーズ選択ボタンが点滅し、再度押すと、再生を終了して消灯します。

SW3:ON 優先フレーズ・オン(フレーズ 15、16)SW3:OFF オフ

2 15時間

1 2

t t

1

t t

15

t

15

t:インターバル時間 15番端子 再生

電源投入時に再生する(パワー・オン・プレイ)

電源投入時に、選択したフレーズを再生することができます。本体背面のモード選択スイッチ 7 で選択します。

前回の起動時に、選択していたフレーズが再生されます。ただし、再生中に選択したフレーズは、電源投入時に再生されません。

設定手順

1. AR-20PR の電源をオフにします。

2. 本体背面のモード選択スイッチ 7 を設定します。

3. AR-20PR の電源をオンにします。

モード選択スイッチの「ON」「OFF」設定は、先の細いものを使って行ってください。

制御入力端子をメイクして電源を入れた場合よりも優先されます。

SW7:ON パワー・オン・プレイ・オンSW7:OFF オフ

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AR-20PR.book 35ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

故障かな? と思ったら

フレーズが正しく再生できない

• コンピューターでカードをフォーマットしていませんか?カードは必ずAR シリーズでフォーマットしてください。

制御入力再生(ダイレクト再生/バイナリ再生)が思ったように動作しない

• モード選択スイッチの設定(ダイレクト再生/バイナリ再生)を正しく選択してください。端子に機器を接続しただけでは、制御入力再生

を行うことはできません。必ず制御入力モードの設定を行い、端子の接続方法と一致させてください。

モード選択スイッチの設定→P.38

ダイレクト再生でフレーズが思ったように選択できない

• 各端子 9~ 16へのフレーズの割り当ては、端子番号 9-- フレーズ 0009、端子番号 10-- フレーズ 0010・・・端子番号 16-- フレーズ 0016と

なっています。フレーズを正しく選択しているか確認してください。

音が鳴らない

• AR-20PR や接続している機器の電源を再確認してください。

• AR-20PR や接続している機器の音量つまみなどが上がっているか、再確認してください。

• 接続ケーブル類が断線していないか、再確認してください。

• もう一度電源を入れ直して、再確認してください。

本体から「カチカチ」と音がする

• 連続して制御入力している場合など、内部のリレーが動作する「カチカチ」音が鳴りますが、故障ではありません。リレーの消耗を防ぐに

は、フレーズをフロント・パネルから再生にしてインターバル時間を設定することで、リレーの動作を 1回にすることもできます。

出力端子に接続した機器の音量が小さい。

• 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか? 抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCSシリーズなど)をご使用くださ

い。

再生について

その他

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エラー・メッセージ

エラーが発生すると、再生ボタンと録音ボタンが速く点滅します。エラー番号は、フレーズ選択ボタンの点灯で表されます。

エラーを解除するには、どれかのボタンを押してください。

エラー番号 原因 対応

1 データまたはカードが壊れています。 カードをフォーマットしてください(P.18)。フォーマットできないとき、フォーマットしてもエラーが表示されるときは、カードが壊れている恐れがあります。別のカードを使用してください。

2 AR-20PR 用以外のコンパクトフラッシュを使用しています。

「主な仕様」(P.40)の「記録メディア」の項目を確認して、対応するカードを使用してください。

3 これ以上のデータを記録できません。 不必要なフレーズを消去するか、他のカードをお使いください。4 フレーズが壊れているか、対応していないフレーズです。 対象となっているフレーズを確認してください。5 カード・プロテクト設定がオンになっていて書き込みが

できません。AR-3000R/3000でカード・プロテクトの設定がされています。AR-3000R/3000またはARE-3000を使ってカード・プロテクトを解除してください。

6 AR-20PR で使えるフォーマットになっていません。 カードをフォーマットしてください(P.18)。7 対応するフレーズがありません。 フレーズを録音してください。8 書き込みまたは読み出しが間に合いません。 録音条件をデータが少なくなるように変更してください。「HIGH」の

場合、「STANDARD」にしてみてください。9 本体温度が上昇しています。 通風をよくして熱を逃がし、本体を冷やしてください。10 録音できるフレーズがありません。 不必要なフレーズを消去するか、他のカードをお使いください。

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ローランドARシリーズとの互換性

• AR-20PR のファイル・フォーマットは、AR-3000R/3000/

200R/200S/200/20Pのファイル・フォーマットと同じです。

AR-100、2000のフォーマットのカードに録音する場合には、高音質のRDAC ModeがMode1になります。(AR-100、2000ではMode3 が存在しないためです。)

• AR-3000R/3000/200R/200S/200で作成したカード内の音

声をAR-20PR で使用するには、コンピューター上でARE-3000を使って編集してください。なお、カードのフォーマットは、コンピューターではなく、AR シリーズ本体を使用してください。

• MIDI フレーズには対応しておりません。

フレーズの互換性

※ ステレオ・フレーズは、L/R がミックスされてモノラル・フレーズとして出力されます。

1 フレーズ情報

2 フレーズ・コンビネーション

4 カード編集の各設定

5 制御入力の各設定

すべて無効

カードの設定に関わらず常に後優先となります。

6 MIDI 設定

すべて無効

7 RS-232C設定

すべて無効

8 AR-LINK設定

すべて無効

9 システム設定

※ インターバル中のビジーが、この「リピート・カンカク」中のビジー設定に対応します。フォーマット時に、AR-20PR ではオフ、従来のARシリーズではオンになります。(デフォルト設定が異なります。)

AR-20PR 従来の RDAC Grade 従来の RDACMode

高音質 HIGH (44.1kHz) MODE3(Linear の 2.5 倍の録音時間)

標準 LONG1 (22.05kHz) MODE1(Linear の 4倍の録音時間)

AR-3000R/3000との互換性

RDAC Grade Announce ○Long2 ○Long1 ○Standard ○High ○S-High ○

RDAC Mode Mode1 ○Mode2 ○Mode3 ○Linear ○H-Linear ○

録音タイプ Stereo ○(※)Monoral ○

1.1 再生音量 ○1.2 遅延時間 ×1.3 再生ポイント ○1.4 リピート再生 ×1.5 ループ再生 ×1.6 フェード ○1.7 コントロール・アウト ×1.8 MIDI 再生テンポ ×1.9 フレーズ名 ×

2.1 パターン・フレーズ ○2.2 ソング・フレーズ ○

4.1 カード・フォーマット 250 ○500 ○1000 ○

4.5 カード・プロテクト ○4.6 カード名 ×

9.1 デュアル・モノ・モード ×9.2 ライン・スルー設定 ×9.3 EQ ○9.4 ボリューム・スルー ×9.5 ビジー・アウト チエン・ジカン ×

フレーズ・サイセイ ×リピート・カンカク(※) ○

9.6 ディスプレイ消灯 ×

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モード選択スイッチの設定

AR-20PR 本体背面には、モード選択スイッチがあります。モード選択スイッチの設定を変えることで、いろいろな使いかたができます。

各スイッチは上向きが「ON」、下向きが「OFF」です。

工場出荷時は、すべて「OFF」に設定されています。

モード選択スイッチの「ON」「OFF」設定は、先の細いものを使って行ってください。

fig.mode-01j

録音プロテクトの設定(SW1)→P.22ON にすると、フレーズ 9~ 16に再録音できなくなります。

ON: 9-16 録音不可

OFF: 9-16 録音可

録音音質の設定(SW2)→P.21録音する音質を設定します。

ON: 標準

OFF: 高音質

優先フレーズの設定(SW3)→P.34ON にすると、フレーズの 15、16番が優先フレーズになります。

優先フレーズは、フレーズ選択ボタンを押すとただちに再生し、リピートし続けます。停止ボタンで停止できます。

ON: 優先フレーズ・オン(フレーズ 15、16)

OFF: オフ

再生方法の設定(SW4)→P.24ON にするとシングル・モードになり、複数のフレーズを選択できません。また、フレーズを選択すると同時に再生します。また、SW5 の設定は効かなくなります。

ON: シングル・フレーズ

OFF: 複数フレーズ

再生順の設定(SW5)→P.24ON にするとプログラムした順番でフレーズが再生されます。OFFのときは、フレーズ番号の昇順に再生されます。

SW4が ONのときは無効です。

ON: プログラム順再生

OFF: 番号順再生

バイナリ再生の設定(SW6)→P.30ON にすると、バイナリ(P.31)で 250フレーズを再生できます。OFF のときは、フレーズ 9~ 16番を再生します。

ON: バイナリ再生

OFF: ダイレクト再生

パワー・オン・プレイの設定(SW7)→ P.34ON にすると、電源投入時に再生ボタンを押したときと同じ動作になり、再生を開始します。

ON: パワー・オン・プレイ

OFF: オフ

録音ソースの設定(SW8)→P.22ON にすると、マイクのみを録音するモードになります。外部入力は常にスルーします。録音中のマイクの音は出力されませんのでヘッドホンで確認してください。

録音した音声を確認する場合、動作モード・スイッチが録音側のままだと、カード音声は外部には出力されず、ヘッドホンのみで確認することができます。このため通常の放送を妨げることなく、録音を行うことができます。

動作モード・スイッチを再生側にすると、カード音声は通常通り外部に出力されます。

ON: マイクのみ

OFF: 外部入力とマイク

モード選択スイッチの仕様

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制御入出力コネクターの仕様

1. 制御入力

起動方式:無電圧メイク接点またはオープン・コレクター出力(パルス幅 20msec 以上)

接点容量:DC24V、0.1A以上

入力方式:フォトカプラ方式

優先順位:後優先

※ メイクの立ち上がりから再生開始するまでの時間は約 50msec です。ただし、カードの種類によっては、多少の誤差がありますのでご注意ください。

※ バイナリ再生時、バイナリ信号指定の入力を 50msec 以内に完了させてください。

※ 2つのコモン(COM)端子は、内部で接続されていますので、どちらに接続しても動作します。1個のメイク接点で複数台のARの制御端子を接続するときなどは、各AR の片方のCOM 端子どうしを接続してください。ただし、本機と他のARシリーズは混在させないでください。動作が不安定になることがあります。

2. 制御出力

信号方式:無電圧メイク接点

接点容量:DC30V、3A

制御出力で使用する端子:ビジー出力

※ 端子接続時、はずしたネジをなくさないようにご注意ください。ネジは小さいお子様の手の届かないところへ置いてください。万一、誤って飲み込んだときは、ただちに医師と相談してください。

端子 端子番号 信号名

制御入力 9 910 1011 1112 1213 13COM COM14 1415 1516 16

START STARTSTOP STOPCOM COM

制御出力 ビジー出力

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主な仕様

AR-20PR:パワード・オーディオ・レコーダー

音声録音方式

RDAC方式(Roland Digital Audio Coding)

サンプリング周波数

高音質:44.1kHz標準:22.05kHz

再生周波数帯域

高音質:20Hz~ 20kHz標準:20Hz~ 10kHz

信号処理方式(RDAC)

高音質:非圧縮リニア・データの約 2.5倍の録音時間標準:非圧縮リニア・データの約 4倍の録音時間

記録メディア

コンパクトフラッシュ・カード(CFシリーズ:別売)

※ 音声やMIDI情報の録音、設定の記録にはコンパクトフラッシュ・カード(別売)が必要です。

コンパクトフラッシュ・カード・スロット

1スロット

フレーズの種類

モノラル

フレーズ数

最大 250 フレーズ(AR-20PR/20Pでフォーマットしたカード)

再生方式

マニュアル(手動)再生:16 フレーズダイレクト再生:8フレーズバイナリ再生:250 フレーズ

イコライザー

高音:-10dB~ +10dB(10kHz、シェルビング・タイプ)低音:-10dB~ +10dB(100Hz、シェルビング・タイプ)

残留ノイズ・レベル(外部出力端子)

-75dBu 以下(入力ショート、マイク音量つまみ最小、外部入力音量つまみ最大、DIN-Audio)

S/N 比(外部出力端子)

アウトプット:75dB(DIN-Audio)

定格出力

10W(4Ω負荷):ロー・インピーダンス時10W(1kΩ負荷):ハイ・インピーダンス時

コントロール

電源スイッチマイク音量つまみ外部入力つまみカード音声つまみイコライザーつまみ(低音・高音)インターバル・タイマーつまみ再生ボタン録音ボタン

停止ボタンフレーズ選択ボタン(16 フレーズ)カード・イジェクト・ボタンモード選択スイッチ(リア・パネル)スピーカー選択スイッチ(リア・パネル)オート・ミュート調整(L:外部入力、C:カード音声)(底面)

インジケーター

カード残量インジケーター電源インジケーターアンプ過大入力インジケーター再生インジケーター録音インジケーターフレーズ選択インジケーター(16 フレーズ)

接続端子

外部入力端子(MONO/1、2、RCAピン・タイプ)外部出力端子(MONO/1、2、RCAピン・タイプ)制御入出力端子(14 ピンM3 ネジ端子台)スピーカー端子(ハイ・インピーダンス±、ロー・インピーダンス±)ヘッドホン端子(ミニ・タイプ)

電源

AC100V(50/60Hz)

消費電力

25W(AC100V)

外形寸法

218.0(幅)×247.5(奥行)×87.8(高さ)mm

質量

2.9kg

使用周囲温度

0~ 40 ℃

使用周囲湿度

0~ 80%(ただし結露なきこと)

付属品

電源コードゴム足× 4カード・プロテクター(ネジ 2個含む)シール取扱説明書保証書

別売品

コンパクトフラッシュ・カード:CFシリーズラック・マウント・アダプター(RAD-100)

※ 0dBu= 0.775Vrms962a※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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主な仕様

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入力規格

出力規格

*1:オートミュート調整(L)の減衰量最小時。減衰量最大時は +8dBuとなります。

*2:30Ω両チャンネル負荷時

入出力規格

入力端子 規定入力レベル ノン・クリップ最大入力レベル

入力インピーダンス

推奨ソース・インピーダンス

外部入力端子 -10dBV +15dBu 10kΩ 1kΩ以下マイク入力 -47dBu -7dBu 3kΩ 300Ω

出力端子 規定出力レベル ノン・クリップ最大出力 出力インピーダンス 推奨負荷インピーダンス

外部出力端子 0dBu +20dBu(*1) 1.2kΩ 10kΩヘッドホン端子 -- 1mW + 1mW(*2) 100Ω 30Ω 以上

スピーカー出力(4Ω) -- 10W 4Ω 4Ω以上スピーカー出力(1kΩ) -- 10W 1kΩ 1kΩ以上

外形寸法図

212.6

15.2

217.

8

247.

5

14.5

218

87.8

88.8

83.53.5

1

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AR-20PR.book 42ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

索引

AACインレット .................................................................. 9

CC ........................................................................................ 29

HHIGH ................................................................................. 21

LL ........................................................................................ 28

PPM-128-CF .................................................................... 18

RRAD-100 ........................................................................ 11RDAC ............................................................................... 21

SSTANDARD ................................................................... 21SW1 .......................................................................... 22, 38SW2 .......................................................................... 21, 38SW3 .......................................................................... 34, 38SW4 .......................................................................... 24, 38SW5 .......................................................................... 24, 38SW6 .......................................................................... 30, 38SW7 .......................................................................... 34, 38SW8 .......................................................................... 22, 38

あアールダック .................................................................. 21アンプ過大入力インジケーター .................................... 8

いイコライザー .................................................................. 27イジェクト・ボタン ..................................................... 19インジケーター .............................................................. 24インターバル .................................................................. 31インターバル・タイマー ........................................ 8, 26

えエラー .............................................................................. 36

おオート・ミュート・レベル ......................................... 28音質 .................................................................................. 27音声出力優先順位 ......................................................... 28

かカ-ド ................................................................... 18 ~19カード音声 ...................................................................... 29カード音量つまみ ............................................................ 8カード残量インジケーター ............................................ 8カード・プロテクター ................................................. 12外形寸法図 ...................................................................... 41

外部出力端子 ..................................................................... 9外部入力 .......................................................................... 28外部入力音量つまみ ........................................................ 8外部入力端子 ............................................................. 9, 22カットオフ周波数 .......................................................... 27

く繰り返し再生 .................................................................. 17

こ高音 .................................................................................. 27高音質 .............................................................................. 21高音調節つまみ ................................................................. 8合成インピーダンス ..................................................... 15互換性 .............................................................................. 37故障 .................................................................................. 35ゴム足 .............................................................................. 10コントロール端子 ............................................................. 7コンパクトフラッシュ ................................................. 18

さ再生 ....................................................................... 24 ~ 27再生ボタン ......................................................................... 8

しシングル再生 .................................................................. 26

すスピーカー ........................................................... 14 ~ 15スピーカー出力端子 ........................................................ 9スピーカー接続切り替えスイッチ ............................... 9

せ制御出力 ................................................................... 16, 33制御入出力コネクター ................................................. 39制御入力 ............................................ 16 ~ 17, 30 ~ 31制御入力端子 ..................................................................... 9接続 ................................................................... 13, 15, 20接地端子 ............................................................................. 9

たタイマー・オフ .............................................................. 26ダイレクト再生 .............................................................. 30

て低音 .................................................................................. 27低音調節つまみ ................................................................. 8停止ボタン ......................................................................... 8電源 .................................................................................. 13電源インジケーター ........................................................ 8電源スイッチ ..................................................................... 8

と動作モード・スイッチ .................................................... 8

に入出力規格 ...................................................................... 41

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索引

AR-20PR.book 43ページ 2010年8月25日 水曜日 午前11時51分

はハイ・インピーダンス・スピーカー .......................... 15バイナリ再生 .................................................................. 31パワー・アンプ ................................................................. 7パワー・オン・プレイ ................................................. 34番号順再生 ............................................................... 25, 27半固定抵抗 ...................................................................... 28

ひビジー出力 ...................................................................... 33ビジー出力端子 ................................................................. 9標準 .................................................................................. 21

ふフォーマット ....................................................... 18 ~19フレーズ ................................................ 20, 24 ~27, 31フレーズ削除 .................................................................. 23フレーズ選択ボタン ........................................................ 8プレビュー再生 .............................................................. 23プログラム再生 ....................................................... 25, 27

へヘッドホン端子 ................................................................. 8

まマイク音量つまみ ............................................................ 8マイク入力端子 ................................................................. 8マイクのみ ...................................................................... 22

む無電圧メイク接点 ......................................................... 30

めメカレス ............................................................................. 7メッセージ ...................................................................... 36メモリー・カード・スロット ........................................ 8

もモード選択スイッチ ................................................ 9, 38モニター出力 .................................................................. 20

ゆ優先フレーズ .................................................................. 34

らラック ................................................................... 10 ~11

りリピート .......................................................................... 26

れレベル・メーター ......................................................... 23

ろロー・インピーダンス・スピーカー .......................... 15録音 ....................................................................... 20 ~23

録音ボタン ......................................................................... 8

わワット数 .......................................................................... 15

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