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トップウォール工法 逆巻工法 逆巻工法

逆巻工法 トップウォール工法 - いさぼうネットトップウォール工法 2 壁面工 施工性を考慮 国立公園等・環境を重視 景観を考慮 経済性を重視

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Page 1: 逆巻工法 トップウォール工法 - いさぼうネットトップウォール工法 2 壁面工 施工性を考慮 国立公園等・環境を重視 景観を考慮 経済性を重視

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ト ッ プ ウォ ール 工 法

切土掘削を逆巻で安全に施工する擁壁構築工法です。

1.2.3.

4.

5.

補強を順次繰り返し切土していくので、施工中の安定を確保できる。

安全率の確保ができない想定すべり線

安全率の確保ができる想定すべり線

鉄筋挿入工

田パネルまたはモルタル吹付等

逆巻施工 1段目

逆巻施工 2段目

逆巻施工 3段目

1段目の切土範囲

鉄筋挿入工田パネル       

抑止工の施工で想定すべり面の安全率確保

鉄筋挿入工コンクリート壁面工等

基礎工

各段の切土とその間の補強工を施工する。

切土が完了した時点で補強工も完了するので、安定が確保できる。

壁面工を行い斜面の安定性・景観の向上を図る。

特徴

逆巻施工とは

トップウォール工法

安全施工切土補強土工を設置しながら掘削するので『安全』に施工できます。

切土掘削の短期化切土補強土工と掘削が完了してから壁面を構築するので、土工が『短期』に終了します。

早期交通解放とヤード確保擁壁を構築する前に切土が完了し、のり尻を広く使えます。早期交通解放や、近隣工事の施工ヤードとして利用できます。

擁壁構築の省力化と短期化擁壁の構築は、残存化粧型枠等を使用するので工事の省力化ならびに工期の短縮が可能です。

選べる壁面材残存型枠や吹付擁壁等の壁面材を選べます。

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ト ッ プ ウォ ール 工 法

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壁面工 施工性を考慮 国立公園等・環境を重視 景観を考慮 経済性を重視

① 残存化粧型枠(デコメッシュ) ○ 4.8kg/枚 △ 打設コンクリート ○ 石積状粗面 ◎

② プレキャストコンクリートパネル △ 450kg/枚 △ プレキャスト製品 ◎ プレキャスト面 ○

③ デコメッシュ 石貼りタイプ △ 15kg/枚 ◎ 打設コンクリート ◎ 加工天然石 △

④ 吹付ブロック ◎ 吹付主体 △ 吹付 △ 吹付 ◎

上記は◎○△でそれぞれの項目に対して優位性を示しているが、あくまでも一般的な目安であり状況や条件により適用性は変わるので計画条件に応じて適したものを採用していただきたい。

選べる4種類の壁面工の特徴一覧表

③ デコメッシュ 石貼りタイプ ④ 吹付ブロック

① 残存化粧型枠(デコメッシュ) ② プレキャストコンクリートパネル

選べる4種類の壁面材

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ト ッ プ ウォ ール 工 法

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現場打コンクリートタイプ

最下段まで繰り返す(逆巻施工)

最上段まで繰り返す

切土工

モルタル吹付工

鉄筋挿入工

田パネル設置工

基礎工

デコメッシュ設置工

コンクリート工

完成

施工手順

断 面 図

切土工~鉄筋挿入工

逆巻施工終了

デコメッシュ設置工(最下段)

デコメッシュ設置工(上段)

鉄筋挿入工

田パネル

モルタル吹付

基礎

デコメッシュ型枠(DM5-100)

コンクリート

300

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ト ッ プ ウォ ール 工 法

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最下段まで繰り返す(逆巻施工)

最上段まで繰り返す

プレキャストコンクリートタイプ

切土工

モルタル吹付工

鉄筋挿入工

基礎工

鉄筋配置工

トップパネル設置工

コンクリート工

完成

施工手順

断 面 図

切土工~モルタル吹付工

鉄筋挿入工

トップパネル設置工(最下段)

トップパネル設置工(上段)

鉄筋挿入工

モルタル吹付

トップパネル

コンクリート

鉄筋

基礎

300

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ト ッ プ ウォ ール 工 法ト ッ プ ウォ ール 工 法

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実施例写真

デコメッシュ石貼りタイプ 吹付ブロックタイプ

現場打コンクリートタイプ プレキャストコンクリートタイプ

現場打コンクリートタイプ プレキャストコンクリートタイプ

現場打コンクリートタイプ プレキャストコンクリートタイプ

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ト ッ プ ウォ ール 工 法

従来の工法との比較

工法

特徴

断面図

施工性

工期

安全性

景観性

設計

経済性

総合評価

安定が確保できる掘削高さで逆巻き施工する。補強材を先行施工し、切土及び補強の完了後に下部から壁面を構築する工法。

逆巻き施工で1段ずつパネル設置と補強材を施工し、壁面を設置と同時に補強材を1段ずつ施工する工法。

壁面工は軽量型枠、吹付等クレーン不要のタイプも用意しており、現場に応じて選択できる。

パネルの重量が800kgと重いため、クレーンでの施工が必要。

切土範囲や補強範囲は施工時の安全率に応じて施工でき、工期は比較的短い。切土と補強を先行施工するので、法尻ヤードを早期に開放することが可能。

1段(SL1.2m)ずつの逆巻き施工でパネル設置と補強材施工が完全交互施工になり、工期は比較的長い。

プレキャスト製壁面材は、重量がありクレーンによる吊下げ作業が生じるがデコメッシュは軽量、吹付ブロックは吊下げなしで施工できる。

壁面材が重く、クレーン等により吊下げて、組立設置する必要があるため安全性が低下する。

プレキャスト二次製品(割石模様)、デコメッシュ(粗面凹凸模様)、石貼りパネル(多孔質天然石切石)、吹付ブロック(吹付)があり状況に応じた表面材を適用できる。

プレキャストの二次製品で表面は擬岩模様、模様はその大小により種類がある。基本的にはプレキャストコンクリート製品の模様である。

一般的に適用される切土補強土工法設計・施工要領(NEXCO総研)により設計するので抑止力に応じた抑止工を計画できる。パネルと補強材が分離しているので、補強の必要な箇所だけを補強することが可能である。

工法の設計・施工指針・同解説により設計。補強材は径D25以上、最小長3.0m、定着長2.0m以上である。パネルすべてに補強材を設置するため、抑止力が小さい場合や部分的な抑止の場合に補強工が過大になることがある。

壁面工を選ぶことができるため、概ね安価である。

壁面工がやや高価で、補強規格も大きいので高価になることが多い。

○ △

従来の壁面付地山補強土工法トップウォール工法

△○

△○

△○

△○

△○

△○

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[建材部]

2017.06

吹付ブロックタイプ