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もっと愛情を・・・ もっと安心を・・・
「手の」ぬくもりまでも伝えたい
むため、女性の取締役を積極起用し
ている点も特長といえるでしょう。
││貴社は創業以来、右肩上がり
で成長を続けてきました。成長の原
動力となった強みは何でしょうか。
常に時代に寄り添いながら
事業を行ってきたことが、テノ.
ホールディングスが持続的な成長を
達成できた最大の要因だと受け止め
ています。1999年に介護保険制
度が始まって以来、日本では介護や
保育に関してさまざまな政策が施行
され、それに伴って女性のライフス
テージの在り方も変化してきました。
私たちはこうした時代の潮流を的
確に捉えつつビジネスモデルを進
化させてきました。時代の先を読
む先見力と、時代の動きに呼応す
る対応力が私たちの一番の強みだ
と考えています。
││現在、首都圏と九州を中心に
総計252店*
を展開されています。
今後の開設計画を教えてください。
東京などの大都市圏と、当社
が基盤とする九州で新規開設を加速
していくという基本方針は今後も変
わることはありません。首都圏や関
西圏については、公的保育事業の成
長を通じて、待機児童の解消に貢献
していきます。新規開設は、東京を
中心に、毎年7施設程度を予定して
います。一方、九州などの地方にお
いては、女性の活躍促進と、女性が
働きやすい社会環境の構築に向けて、
事業所内保育所の新規開設に注力し
ていきます。
││少子化の進行で保育の対象人口
も減少すると予想されるなか、どの
ような成長シナリオを描かれますか。
当社事業の趨勢を左右する
のは、保育の対象となる子どもの絶
対数ではなく、女性の社会進出がど
れだけ進むかということです。
労働人口の減少を背景に、今後も
社会で働く女性は増え続けていく
ことが予想されますので、保育所の
新規開設への需要が増大すること
は間違いありません。また女性の社
会進出に伴って、ベビーシッターや
ハウスサービスなどの周辺領域も
拡大することが予想されます。こう
したニーズにしっかりと応えなが
ら、業容の拡大と継続的な成長を追
求していきます。
* 2019年3月末日時点
公的保育事業
年間7施設程度を新規開設
池内
池内
池内
保育事業をコアに女性のライフステージを応援
テノ. ホールディングス7037
││同業他社と比較して、テノ.
ホールディングスの特長はどこにあ
るとお考えでしょうか。
他社との大きな違いは、事業
運営のコンセプトだと考えています。
テノ.ホールディングスは、「私た
ちは、女性のライフステージを応援
します。」を経営理念の第一番に掲げ
ています。そしてこの理念を具現化
するため、認可保育所や事業所内保
育所を中心に、派遣事業、紹介事業、
ベビーシッター事業、ハウスサービ
ス事業など幅広い活動を行っていま
す。経営や事業に女性目線を取り込
女性のライフステージを
応援するために
池内
代表取締役社長
池いけうち内
比ひ
ろ
こ呂子
1999年の創業以来、目覚ましい成長を実現してきた公的保育・受託保育のリーディングカンパニー「テノ. ホールディングス」は、2018年12月、東証マザーズならびに福証Q-Boardに上場し、新たな歴史を刻み始めた。テノ. ホールディングスの強みと成長戦略を池内比呂子代表取締役社長にうかがった。
私たちは、女性のライフステージを応援します。私たちは、相手の立場に立って考えます。私たちは、コンプライアンスを推進します。私たちは、事業を通して社会貢献致します。
テノ. ホールディングスの経営理念
60〈広告〉SUMMER 2019
会社概要(2018年12月期実績)
創 業 1999年7月 資 本 金 399百万円
決 算 月 12月 売買開始日 2018年12月21日
市 場 東証マザーズ福証Q-Board
連結売上高 9,403百万円
連結経常利益 294百万円
アウトライン
1999年7月、現・代表取締役社長の池内比呂子氏が、福岡県福岡市に有限会社ドウイットを設立し、女性のライフステージ支援を目的とし、ベビーシッターサービスやハウスサービスの提供を開始。その後、保育サービスに対するさまざまな需要が高まってきたことを契機に、保育所を直営で開設、企業内保育所の運営を受託するなど、新規ビジネスを次々に立ち上げることで事業を拡大。2005年9月、商号を現在のテノ.コーポレーションに変更。同年10月、保育士養成講座を運営するため、「tenoSCHOOL(テノスクール)」を開校。2009年8月、首都圏での営業拡大のため、東京本部を開設。2015年12月、持株会社体制へ移行。2018年12月、東証マザーズ、福証Q-Boardに上場。
株価チャート(東証マザーズ/週足)
株価:3,435円(2019年5月15日終値) PER:22.3倍 PBR:3.5倍
テノ.ホールディングスは創業以来、政府・地方自治体の子育て政策に的確に対応しながら着実な成長を遂げてきた。2016年、政府は「子ども・子育て支援新制度」の一環として、企業による子育て支援と仕事・子育て両立支援の2つの事業を創設し、子どもの健全な育成を国家的課題とする姿勢をさらに鮮明化している。「国策に売りなし」の相場格言が示すとおり、テノ.ホールディングスには今、時代の追い風が吹いている。
2018年度連結売上高
61%
公的保育事業
34%
受託保育事業
5%その他
94.0億円
テノ.ホールディングスは2019年度を「変革の年」と位置付けている。過去20年間の成功体験に安住せず、社員一人ひとりが、それぞれの業務の中でイノベーションを創出することで、全社的な変革と飛躍的な発展を達成していく考えだ。株式の上場は、資金調達による財務基盤の強化だけでなく、社会的な信頼度の向上や就活生の認知度拡大など、さまざまなメリットをもたらした。今後は経営のあらゆる領域で変革を遂行し、今後10年を見据えた新たな企業づくりに邁進していく方針だ。
100
80
60
40
20
0
(億円)
(年度)1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
101.2
94.0
66.7
47.7
(予想)
●売上高 100億円超
●配当性向 0% 15.6%・内部留保の充実と株主還元のバランスを考慮
▶ 成長と株主還元の両立
●当期純利益 +37.9%前期比・間接部門(販管費)の経営資源の効率化に注力
▶ 収益体質の強化
・前期新規開設分の増収+当期新規開設分の増収▶ 20期連続増収見込み
・2020年12月期の新規開設活動にも注力▶ さらなる成長へ
国家政策に寄り添って、着実な成長を実現
2019年度は、未来を見据えた「変革の年」
テノ.ホールディングスの強みと今後の展望
強み 展望
●創業以来の売上高の推移と2019年度の連結業績予想●セグメント別の売上高構成比
■ 全国展開の 認可保育サービス■ 認証等保育サービス■ 小規模認可 保育サービス
一部の保育所を除き、「ほっぺるランド」というブランド名で展開
■ 放課後児童健全育成事業 【学童保育所】
■ 保育施設の 企画・運営 【企業内・ 病院内保育所】
保育園テトテ、キッズルームの運営、 保育人材の派遣・紹介サービス 、 テノスクール ( tenoSCHOOL ) 、 ベビーシッターサービス、ハウスサービスなど
12/21 1/4 1/18 2/1 2/15 3/1 3/15 3/29 4/12 4/26 5/15
3,600
3,000
2,400
1,800
600
300
0
出来高(千株)※ 2019年7月1日を効力発生日として
1株を3株とする株式分割を実施予定 (本チャートは分割前の株価・出来高)株価
(円)
││中長期の成長戦略を遂行され
るうえで、特に対処すべき経営課題
は何でしょうか。
最大の経営課題は人材の育
成と活用です。当社は生産設備や商
品を保有しないサービス業ですの
で、人材が成長力の唯一の源泉と
いっても過言ではありません。新卒
採用を本格化して、優秀な人材の確
保と人件費の抑制を両立させると
同時に、保育士やベビーシッターを
育成する「テノスクール」を活用し
て、次代を担う「育児のプロ」「家
事のプロ」を育てていく考えです。
││最後に、株主・投資家の皆さ
まにメッセージをお願いします。
当社の事業は、女性の活躍を
支援し、大切なお子さまの命を預か
る公共性の高いビジネスです。これ
からも当社に託された社会的な使命
をしっかりと認識し、社会貢献と自
社収益の双方で、企業価値を高めて
いきたいと考えています。
また、今後も着実な利益成長を続
けることによって、株主還元の拡大
と将来投資の原資となる内部留保
の充実を図り、多様な社会ニーズに
応える「100年企業」を目指して
いきます。皆さまにはより一層のご
理解とご支援を賜りますよう心か
らお願い申し上げます。
※2019年度の予想値は、2019年5月14日の公表値
社会貢献と自社収益の両面で
企業価値の拡大を目指す
池内
池内
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