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専用機はやは
ECC8
へツ
り 一 味 も 二 味 も 音 が 違 う
長 島
部∴∴_∴:∴
∴十 一∴一 ∴∴∴ ∴ ヾ ∵ ∴一∴
∴。. ∴ ∴∴ ∴∴ ∴
三瀬 醸
∴∴∴∴●義∴∴∴∵∴∴‾∴∴∴∴∴:∴∴∴
∴ ∴∴∴∴ ∴∴∴∴一∵∴∴∴∴th一 ∴
、i∴∴ ∴∴∴:∴∴∴∴ ∴ 預 .∴∴∴:∴∴∴∴ ∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
任∴∴∴
∴∴∴∴
を
ふ
ン プ
∴: ∴①
ドフ芽ヲ ・ノ
ヘッドフォン・アンプを使う理
由
今回,ヘッドフォン・アンプを作
ってみました.ヘッドフォンアンプ
ヘッドフォンは大きく分けてダイナ
ミック型とコンデンサ型に分けられ
ます.今回はダイナミック型用を作
ってみます.コンデンサ壁用はいず
れ何らかの形で葺くかも知れませ
ん.
ダイナミック型に限っても,ヘッ
ドフォンは各社・各機種によって,
インピーダンスや感度が大きく異な
り統一されていません.大きく分け
て16億→1280の低インピーダン
ス型と1280-1KQのハイインピ
ーダンスがあります(このローイン
ピーダンス,ハイインピーダンスは
私が勝手に分けている物で根拠はあ
りません).また,普通のパワーアン
プと違い,残留雑音をかなり下げな
ければいけません.
JAN.2008
ヘッドフォン・_アンプの作例を探
す・と,OTLならば中桐力氏の
SRPPスタイルがいちばん簡単で
す.このスタイルはハイインピーダ
ンスが得意です.トランス付きでは,
∴∴∴ : ∴
:∴一∴子∴ l∵ ∴∴ ∴ .
∴一一∴∴∴
告井隆信氏の単段19AQ5があり
ます.こちらはローインピーダンス
の物が向いています(出力トランス
を変えれi:掘りですが).
私が作ったことのあるのは未発表
●ECC88/6DJ8の州毘小振りの9ピンMT管
75
=0.04倍ですから25分の1
になります.
ですから2次側の8(】端子
までのゲインはほぼOdBに成
ります.80端子に2倍の負荷
抵抗のヘッドフォンを想定しま
す.160とすれば1次側は10
kOに成ります.
こんなにインピーダンスを高
めにつかっても大丈夫? と思
うかもしれませんが,6AU8
のときと違い,6DJ8の出力イ
ンピーダンスはgm分の1に
なりますから,1“/12.5mSで
約80m程度と低く問題になら
ないはずです.
また5kmと7kQ間が約
3400の出力インピーダンスと
なり,ハイインピーダンスタイ
プにも適応できそうです.
遅ればせながら球の紹介で
す.6DJ8(ECC88)は近年オー
ディオ球の扱いになってきまし
たが,もともとはテレビ・チュ
ーナのカスコード増幅用双3極
管です.
この球はフレーム・グリッド 害
を採用して高いgmを出して e
います.一般的に使用されたの
は300mAシリ ーズの7
DJ8(PCC88)が使用されまし
た.
類似球を表にしておきました
ご参照ください.TELEFUN-
KENとPHILIPSでは・ヒ一 筆夕電圧の規格に違いがありま 8
す.このままで正常動作が期待
できるのはECC88,E88cc,
E188ccだけでしょう.中に
はヒ一夕電流の大きい球があり
差し替えるときは電源トランス
のヒ一夕容量に注意してくださ
い.なお動作については未確認
です.
78
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●eDJ8/ECC88シングル・ヘップオン・アンプ全回路図
時
ラ ジオ技術
回路図について
回路を見ていきます.まず初段で
す.100kOのボリュームを出てす
ぐの510kOはグリッドがグランド
から浮くことがないように入ってい
ます.ですからある程度値を変えて
も問題はありません.100kOへ一l
MQ位は問題ありません.
100kQぐらいにするとボリュー
ムのAカープから大分ずれてきま
す.しかし,ボリュームを9時方向
ぐらいで使っている場合など100
kt消こすると11時方向ぐらいで同
じ音量に成りますので音量調整がや
りやすくなります.i
グリッドにシリーズに入っている
2knですがソケットに直接つけて
ください.ハイgm管の場合は必須
と思っておいた方が安全です.ハイ
gm管なのでプレート電流を多く流
さないと上手くないので24kf:‖こ
5.3mAほど流しています.カソー
ド抵抗は6800で100IIFのパス
コンが付いています.カップリン
グコンデンサは,0.047/jFで日立
MTBを使っていますが,オイルコ
ンなどを使っても良いでしょう.
2段目のカソード・フォロア段で
す.510ktlはグリッドリーク抵抗
で0.047IIFとで6.6Hz辺りにカ
ットオフがありますが,低音が出す
ぎると思う場合にはコンデンサを
0.022IIFや0.01IIFあたりまで減
じても良いでしょう.グリッドにシ
リーズに入っている20kQはカソ
パ ー ツ 名 メー カー 個 数 入 手 先
6D J8 E I 2 本 サ ンエイ電 機
H 17 -0 4 2 1 1 春 日無 線 1億 魯日無線
4 1-3 5 7 春 日無線 2億 書目無線
U C l 0 -1 1 -1 8A A タカチ 1個 春日無線
35 0V l O o IIF ニツケミ 2億 海神無線
25 0V l O O llF 2個 海綿無線
25 0V l O O llF ニツケミ 1 倍 海神無線
20 0V lb o ItF ニツケミ 2 億 海神蕪線
1 6>10 0 I(F ニツケミ 2 個 海神無線
4 00 VO .0 4 7 IIF 日立M TB 2 個 海神無線
7 .5 K Q 3 W 酸金 1本 海相無線
10 fi3 W 酸金 1本 海神無 線
2 4K I!2W 金属皮膜 2 本
3 .9 K Q 2 W 酸金 1本 海神無 線
3 .9 K iilW 金属皮膜 2 本
5 10 K Q リノツドカーボン 4 本
2 0K Q 金庸皮膜 2 本
2 K Q “ カーボン 2 本
6 80 9 C M F -5 5 2 本 海神無 線
10 0 く) アムコ 2本
ダイオード l N 4 0 °7 4 本 サ ンエレクトロ
スパークキラー 1億
9 ピンM T ソケット 2億 海神 無線
ヒューズホルダー 1億 海神 無線
ヒューズ 0 .5 A 1本 海神 無線
P L 1倍 海神 無線
SW 1個 亀山無線
ヘッドフォンジャック 2億 海神 無線
ピンジャック 2億 秋 月
オトナシー ト 1枚 海神 無線
●6DJ8/ECC88シ
ングル・ヘッドフォ
ン・アンプ・パーツリ
スト
●雑音ひずみ率特ぬロー・インピーダンス
使用時の特挫
ード・フォロア安定度向上のため入
っています.
一見バイアス回路がないように見
えますが,出力トランスのB-5kO
間の直流抵抗2800がバイアスに
なっています.プレート電流は11.7
mA程流れています.カソードはB
の端子に接続され5kQ端子がアー
スに接続されます.7‾“knでも良か
っだのですが,7kQ端子をハイイ
ンピーダンス用の出力端子に使用し
ます.
ローインピーダンス用は2次側の
88端子になり“ます.6DJ8とこの
回路ではNFBをかけるゲインの
余裕はありませんので無帰還です.
電源回路ですが,最近のカソード・
フォロアの電源とほぼ同じです.出
力段は両波整流です.出力段の平滑
はこんなものでも十分でした.前段
はブリッジ整流になります.S/Nに
ひびきますので,がっちりリップル
をとってください.
電磁誘導てソ、ムが出る可能陸あり
ますので,今回はチョーク・コイル
を使用しませんでした.電流容量は
501mA以上あれば足ります.作り置
きがあったので,EL91スーパー
KNF用の亀源トランスを使いまし
た.
電気特性
特性ですが,ローインピーダンス
i e D J e ヘ ッ ドフ ォ ン ・ア ン プ 3 3 0
i i i 日 日 i L i i i
一一●一 1 0 0 H z - 1 K H z -「〇一 1 0 K H z
_〃′i‾
10 100 10(調
出力(mW)
79
’e
i
J e ヘ ッドフォ ン “ア ンプ e a
i il iii i i i i il iii i i
ー「〇一 1 0 0 H z -- 1 K H z 一〇〇一 1 0 K H z
○
001 0.1 1
は160のヘッドフォンはあまり無
いようなので 2倍のインピーダン
スの33Jlで計測しました.ハイイ
ンピーダンスもほぼ同等のロードラ
インになる680mで計測しました.
ローインピーダンス側の残留雑音
はショートで0.02mVオープンで
0.07mVになりました.またハイイ
ンピーダンスではショートで0.14
mV,オープンで0.39mVになり
ました.
オープンが悪いのは,小型ケース
に無理に押し込んだため,電源の引
き回しと入力側が近いのが原因のよ
うです.
ちょっと脱線しますが,真空管を
挿さないでノイズ・レベルを測ると
ローインピーダンスで0.13mVあ
ります.ですからカソード・フォロ
アのインピーダンスが効いている事
がわかります.
ひずみは直線的にだらだら上がっ
ていきます.成分はほとんど2次高
調波でした.ほとんど前段のひずみ
ですが低域に関して途中から波形
が崩れだします.インタクタンスが
足りないためですが,41-357Sの変
更すればもう少し改善されると思い
ます.しかし,もっと低域よりにな
ってしまいますのでこのままで良い
ことにしました.興味のある方は変
えてみてください.
最低ひずみ率はローインピータン
80
●雑音ひず
み率特性.ハイ・インピーダン
ス使用時
の特性
えでは0.21%(lkHz),ハイイン
ピーダンスでは0.115%(lkHz)
でした周波数特性ですが,ローイ
ンピーダンス時-ldBで23Hz~
60kHz,ハイインピーダンス時23
Hz~90kHzでしたゲインは,ロ
ーインピーダンスで-1.1dB,ハイ
インピーダンスで11.3dBでした.
特性はヘッドフォンのインピーダン
スがパラバラなのであくまで目安程
度です.
音はどうか
音質ですが,解像度も清く透明感
があります.コントラバスなども豊
かにかつ切れよく聞こえます.録音
している現場の反響力聞き取れ,後
ろに壁がある位置力聞き取れます.
高域もきつい感じはありません.主
観が入りますから現実に聞いていた
だいた方がいいと思いますので,い
つものように春日無線に置いておき
ます.今,市販されている中では唯
一ヘッドフォン用出力トランスある
ノグチ・ファインメットのトランス
でも作ってみたいと思います.
今回,真空管が2個でトランスが
ケース内に入ってしまうためスタイ
ルが間延びしてしまうのを嫌ったた
め,UCl0-11-18小型のケースに無
理に入れました.
最初ケース上に置く配置で考えま
した しかし,種磁誘導ノイズが取
れず背面パネルに電源トランスを付
ける形になりました.ノイズを抑え
るためにショートリングを巻きまし
た.しかしサイドにある鉄の金具が
磁束を出力トランスに導いてしまう
ためその部分を切り取りました外
形のバランスをとるために真空管だ
けならば4球構成のほうが作りやす
いように思います.または,カバー
付きの出力トランスにすればいいと
思います.
計測機器は,パナソニックVP-7720
A(オーディオ・アナライザ),日立Ⅴ-
552(オシロスコープ),サンワPC500
(デジタルテスター)他を用いました.
m I菓81111漢 Silll看illll漢 8iilIS i
dB(ロー -10-d (ハイ)/ し/ \
0.1 1 10 1000
周波轟くkHb
●本桟の周波数特性
ラ ジオ技術