2
議会庁舎 親しみやすく ひらかれたデザイン 赤れんが庁舎 開拓史時代 記憶の継承・シンボル 本庁舎 質実剛健な格子のデザイン 議場を南側に 配置し、視認 性を確保 階高を抑制し、 赤れんが庁舎の シルエットを尊重 壁面位置・ピロティ を揃え、背景として の一体感を形成 本庁舎の窓周りと コーニスのデザイン モチーフを継承 白色を基調とし、 現議会庁舎の 記憶を継承 うけつぎの軸 赤れんが ひろば 北大植物園 赤れんが庁舎 本庁舎 議会庁舎 南門 北門 歩行者 入口 歩行者の ネットワーク 緑の ネットワーク 歩行者動線 車両動線 前庭 「アカプラ」 駐車場 82 台 地下道入口 車寄せ 本庁舎地下食堂前廊下と 位置を合わせて接続 本庁舎から 知事室・議長室への スムーズな動線 雪の影響を受けない 地下駐車場 車寄せ 食堂 WC 道民 ホール 総合案内 搬入 熱源 受水 電気 地上駐車場 ( 屋根付 )18 台 来庁者 駐車場 (想定) 赤れんが ひろば 委託 守衛 WC エントランス ホール 広場との一体利用が可能 サービス諸室を西側に集約 大きなエントランスで 正面性を確保 ピロティ スロープ WC WC 図書室 執務室 書庫 理容 静養 面談 応接 会議 吹抜 議員利用、一般利用が 共にしやすい配置 委員会室、議員控室への 動線がスムーズな 2階に配置 議場階までつながる吹抜 WC WC 議員控室 委員会室 (小) 委員会室 (小) 議員控室 セキュリティライン 委員会室 (小) 吹抜 定員の半数を まとめて配置可能 傍聴者の動線が セキュリティ外 で展開可能 本庁舎との 接続も可能 開会時はセキュリティ ラインを設置 WC WC 議場 来客 連絡 説明員室 休憩室 議会 知事 応接 副議 長室 議長 吹抜 ロビー 知事・議長専用 動線を確保 十分な広さの ロビー・休憩室 WC WC 記者 共用 委員会室 (大) 委員会室 (中) 傍聴ロビー 傍聴席 委員会室 (中) 吹抜 議場との動線、傍聴者の 利便性を考慮し、 大・中委員会室を6階に集約 赤れんが庁舎 への眺望 : 来庁者動線 : 議員動線 : 知事・議長動線 : 職員議員用 EV・階段 : 一般用 EV セキュリティライン 議場 議員控室 委員会室 食堂 図書室 執務室 道民ホール エントランスホール 知事室 議長室 委員会室 駐車場 傍聴ロビーは常時開放が可 :一般 :議員・執務 :エレベーター :階段 上水 電気 熱源 1F 天井裏 メイン設備室 更新しやすく 水害のない1階配置 幹線ルート 階高の高い1階の 廊下天井裏で展開 本庁舎との エネルギー連携 議場 MR PS DS EPS MR PS DS EPS 免震継手 予備線引込み を検討 1FLをGL+500とし、 設備室の浸水リスクを回避 初めてでも迷わない 明快な平面 EV・階段 廊下 総合案内所 施設全体が把握しやすい建物構成 単純化・最短化、段差のない計画を徹底 トイレなど 中央に集約、分かりやすい配置 わかりやすい配置、タテ動線の見える化 外国人でもわかりやすい サイン 感覚で伝わるピクトグラム 総合案内・多言語対応の電子案内板 駐車場 誰にでもやさしい サイン 触知案内サイン・音声誘導・非常文字放送を設置 トイレなど 多目的トイレの各階設置、授乳室設置 その他 盲導犬・ローカウンター・自動販売機等の障がい者対応 地下1階に車いす用駐車スペースを確保 外構 冬でも使いやすい 滑りにくい床材の選定 舗装面のロードヒーティング 積雪の影響を受けないピロティの歩行者通路 屋根・外装 落雪防止、つらら防止 道民ホール 赤れんがひろば 食堂 様式 9 特定テーマに対する技術提案 北海道議会庁舎改築工事基本・実施設計業務公募型プロポーザル   1  開拓の歴史を受け継ぎ、未来へとつながる議会庁舎 赤れんが庁舎と調和しながらも独自性のある外観デザイン ①ーア、地区特性への配慮 ①-イ、周辺と調和し、地区形成に配慮した外観 背景として佇むデザイン • 建物高さを抑制した控えめなボリュー ムとすることで、赤れんが庁舎の景観 を引き立たせます。 • 本庁舎と壁面位置を揃え、窓廻りや軒 の水平線のデザインを継承し、本庁舎 との連続性を重視した外観とします。 開かれた議会庁舎の表現 • 道政のシンボルとなる議場を南側に配置 し、赤れんが庁舎正面や北2条通からの 視認性を高めます。 • 北海道の木立の情景を思わせる議場部 分の壁面デザインの表出により、道議会 庁舎の独自性を表現します。 「うけつぎの軸」を継承し、強化する •建物配置・外構を「うけつぎの軸」から線対称 に計画することで街区の中心性を高めます。 • 議会庁舎と本庁舎の間に離隔距離を取り、 「うけつぎの軸」を強化します。 「緑」をつなぎ、「緑」でつつむ •議会庁舎の北側に並木をつくり、植物園から 「アカプラ」へ続く軸線を完成させます。 • 北2条通沿いに赤れんが庁舎前庭につながる 緑をつくり、緑に包まれた街区を形成します。 「地域」・「人」をつなぐ •車寄せ・来庁者駐車場を北側に集約し、南側 に歩行者のひろば空間を設けます。 •議会庁舎周囲に歩行者ネットワークをつくり、街区 内の回遊性を高め周辺動線を円滑にします。 開拓の歴史を継承し、地域・人・緑をつなげ  これからの道庁周辺地区の規範となる議会庁舎 を提案します。 調6F傍聴席 5F議員席 車いすが通過できる 通路幅 1.5mを確保 親子席用 の個室 スロープで 段差を解消 第二演壇 車いす対応の 議員席 車いす対応の 傍聴席 聴覚障害者用の 補聴器アンテナ の設置 使いやすく、安全安心な議会機能 みんなが気軽に立ち寄る議会庁舎 ②-ア、議会運営の円滑化へ配慮した建築計画 赤れんが街区の憩いの場の形成 • 食堂・道民ホールは「赤れんがひろば」に直接面 し、一般利用者が気軽に利用できる計画とします。 • 1階廻りにはピロティ空間を設け、冬でも活用可 能なスペースを確保します。 気軽に立ち寄り、興味がもてる議場の仕掛け • 傍聴ロビーは展望ロビーとして回遊でき、議場内 のの様子を伺うことができる設えとします。 使いやすい議会庁舎 • 明快な断面構成による機能的な使いやすい議 会庁舎を実現します。 •駐車場を地下に、1・2階に一般開放する機能を 配置し、議員・一般双方の利便性を向上します。 • 3~6階の議会機能フロアは、開会時に一般傍 聴者が利用する議場や委員会室などを南側にま とめた明快な平面ゾーニングとします。 セキュリティと利便性を両立したゾーニング計画 • EVは一般と議員用に区分し両者が交錯しない動線 計画とし、議員利用室のセキュリティを高めます。 • 議員控室・執務室・図書室を近接させ、議員・職員 の移動を効率化し、円滑な議会運営を実現します。 合理的な設備配置とルート計画 •メインの設備諸室は、本庁舎からの接続性がよく、 メンテナンスしやすい1階にまとめて配置します。 • 設備の幹線ルートは1階で南北2箇所の縦シャフ トに展開する合理的なルート設定とします。 ②-イ、ユニバーサルデザインへの配慮 すべての人が快適に使える施設 年齢・季節・国籍を問わない使いやすさ • 単純明快なゾーニング、わかりやすく短い動線計 画を礎とした計画とします。 • バリアフリー、寒冷地の設計作法等の徹底によ り、誰もがいつでも快適に使える施設とします。 北海道の自然をモチーフとし、格式と親しみやすさを表現 コンサートや発表会等の道民のイベントにも利用可能な設え 情報コーナーで北海道の魅力を紹介 食堂・赤れんがひろばとの連携可能 視認性の高い南東角に配置 晴れの日は緑に包まれたオープンカフェに 道産材を使用した象徴的な大階段 吹抜を介し議場までの一体感を形成 ②-ウ、親しみやすく開かれた議会庁舎 議場 食堂 道民ホール エントランスホール 議場でのユニバーサルデザインの徹底 ユニバーサルデザインの取り組み項目 B1F ■駐車場 1F エントランスホール・道民ホール 2F■■執務室/図書室 3~4F■■議員控室/委員会室 5F■■議場・議会関係諸室 6F 傍聴ロビー/委員会室 明快な断面構成・動線計画 効率の良い設備計画 配置イメージ

開拓の歴史を受け継ぎ、未来へとつながる議会庁舎 …議会庁舎 親しみやすく ひらかれたデザイン 赤れんが庁舎 開拓史時代 記憶の継承・シンボル

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議会庁舎親しみやすく ひらかれたデザイン

赤れんが庁舎開拓史時代 記憶の継承・シンボル

本庁舎質実剛健な格子のデザイン

議場を南側に配置し、視認性を確保

階高を抑制し、赤れんが庁舎のシルエットを尊重

壁面位置・ピロティを揃え、背景としての一体感を形成

本庁舎の窓周りとコーニスのデザインモチーフを継承

白色を基調とし、現議会庁舎の記憶を継承

うけつぎの軸

赤れんがひろば

北大植物園

赤れんが庁舎

本庁舎議会庁舎

南門 北門

歩行者入口

歩行者のネットワーク

緑のネットワーク

北二条通

歩行者動線車両動線

前庭

「アカプラ」

駐車場 82台

地下道入口

車寄せ

本庁舎地下食堂前廊下と位置を合わせて接続

本庁舎から知事室・議長室へのスムーズな動線

雪の影響を受けない地下駐車場

車寄せ

食堂

WC

道民ホール 総合案内

搬入熱源受水 電気

地上駐車場 ( 屋根付 )18 台

来庁者駐車場(想定)

赤れんがひろば

委託守衛WC

エントランスホール

広場との一体利用が可能 サービス諸室を西側に集約

大きなエントランスで正面性を確保

ピロティ

スロープ

WCWC

図書室執務室

書庫 理容 静養 面談 応接 会議

吹抜

議員利用、一般利用が共にしやすい配置

委員会室、議員控室への動線がスムーズな2階に配置

議場階までつながる吹抜

WCWC

議員控室委員会室 (小)

委員会室 (小) 議員控室

セキュリティライン

委員会室 (小)

吹抜

定員の半数をまとめて配置可能

傍聴者の動線がセキュリティ外で展開可能

本庁舎との接続も可能

開会時はセキュリティラインを設置

WC

WC

議場

来客

連絡員 説明員室

休憩室 議会知事

応接副議長室

議長室

局長

秘書秘書

吹抜

ロビー

知事・議長専用動線を確保

十分な広さのロビー・休憩室

WC

WC

記者 共用 委員会室 (大)

委員会室 (中)

傍聴ロビー

傍聴席 委員会室 (中)

吹抜

議場との動線、傍聴者の利便性を考慮し、大・中委員会室を6階に集約

赤れんが庁舎への眺望

: 来庁者動線 : 議員動線 : 知事・議長動線

: 職員議員用 EV・階段: 一般用 EV

セキュリティライン

議場

議員控室委員会室

食堂

図書室 執務室

道民ホール エントランスホール

知事室議長室委員会室

駐車場

傍聴ロビーは常時開放が可

:一般 :議員・執務 :エレベーター :階段

上水 電気 熱源

1F天井裏

メイン設備室更新しやすく水害のない1階配置

幹線ルート階高の高い1階の廊下天井裏で展開

本庁舎とのエネルギー連携

議場MRPSDSEPS

MRPSDSEPS

免震継手

予備線引込みを検討

1FLをGL+500とし、設備室の浸水リスクを回避

初めてでも迷わない明快な平面EV・階段廊下

総合案内所

施設全体が把握しやすい建物構成

単純化・最短化、段差のない計画を徹底トイレなど 中央に集約、分かりやすい配置

わかりやすい配置、タテ動線の見える化

外国人でもわかりやすい

サイン 感覚で伝わるピクトグラム総合案内・多言語対応の電子案内板

駐車場

誰にでもやさしいサイン 触知案内サイン・音声誘導・非常文字放送を設置トイレなど 多目的トイレの各階設置、授乳室設置

その他 盲導犬・ローカウンター・自動販売機等の障がい者対応地下1階に車いす用駐車スペースを確保

外構冬でも使いやすい

滑りにくい床材の選定舗装面のロードヒーティング積雪の影響を受けないピロティの歩行者通路

屋根・外装 落雪防止、つらら防止

道民ホール

赤れんがひろば

食堂

様式 9 特定テーマに対する技術提案

北海道議会庁舎改築工事基本・実施設計業務公募型プロポーザル  1 

開拓の歴史を受け継ぎ、未来へとつながる議会庁舎 ■■赤れんが庁舎と調和しながらも独自性のある外観デザイン

②円滑な議会運営の確保及び道民に親しまれる庁舎■

①ーア、地区特性への配慮 ①-イ、周辺と調和し、地区形成に配慮した外観

背景として佇むデザイン•建物高さを抑制した控えめなボリュームとすることで、赤れんが庁舎の景観を引き立たせます。•本庁舎と壁面位置を揃え、窓廻りや軒の水平線のデザインを継承し、本庁舎との連続性を重視した外観とします。

開かれた議会庁舎の表現•道政のシンボルとなる議場を南側に配置し、赤れんが庁舎正面や北2条通からの視認性を高めます。•北海道の木立の情景を思わせる議場部分の壁面デザインの表出により、道議会庁舎の独自性を表現します。

「うけつぎの軸」を継承し、強化する•建物配置・外構を「うけつぎの軸」から線対称に計画することで街区の中心性を高めます。•議会庁舎と本庁舎の間に離隔距離を取り、「うけつぎの軸」を強化します。

「緑」をつなぎ、「緑」でつつむ•議会庁舎の北側に並木をつくり、植物園から「アカプラ」へ続く軸線を完成させます。•北2条通沿いに赤れんが庁舎前庭につながる緑をつくり、緑に包まれた街区を形成します。

「地域」・「人」をつなぐ•車寄せ・来庁者駐車場を北側に集約し、南側に歩行者のひろば空間を設けます。•議会庁舎周囲に歩行者ネットワークをつくり、街区内の回遊性を高め周辺動線を円滑にします。

開拓の歴史を継承し、地域・人・緑をつなげ これからの道庁周辺地区の規範となる議会庁舎を提案します。

①周辺環境と調和した庁舎

6F傍聴席5F議員席

車いすが通過できる通路幅 1.5mを確保

親子席用の個室

スロープで段差を解消

第二演壇

車いす対応の議員席

車いす対応の傍聴席

聴覚障害者用の補聴器アンテナの設置

■■使いやすく、安全安心な議会機能 ■■みんなが気軽に立ち寄る議会庁舎②-ア、議会運営の円滑化へ配慮した建築計画

赤れんが街区の憩いの場の形成•食堂・道民ホールは「赤れんがひろば」に直接面し、一般利用者が気軽に利用できる計画とします。•1階廻りにはピロティ空間を設け、冬でも活用可能なスペースを確保します。気軽に立ち寄り、興味がもてる議場の仕掛け•傍聴ロビーは展望ロビーとして回遊でき、議場内のの様子を伺うことができる設えとします。

使いやすい議会庁舎•明快な断面構成による機能的な使いやすい議会庁舎を実現します。•駐車場を地下に、1・2階に一般開放する機能を配置し、議員・一般双方の利便性を向上します。•3~6階の議会機能フロアは、開会時に一般傍聴者が利用する議場や委員会室などを南側にまとめた明快な平面ゾーニングとします。セキュリティと利便性を両立したゾーニング計画• EVは一般と議員用に区分し両者が交錯しない動線計画とし、議員利用室のセキュリティを高めます。•議員控室・執務室・図書室を近接させ、議員・職員の移動を効率化し、円滑な議会運営を実現します。合理的な設備配置とルート計画•メインの設備諸室は、本庁舎からの接続性がよく、メンテナンスしやすい1階にまとめて配置します。•設備の幹線ルートは1階で南北2箇所の縦シャフトに展開する合理的なルート設定とします。②-イ、ユニバーサルデザインへの配慮

■■すべての人が快適に使える施設年齢・季節・国籍を問わない使いやすさ•単純明快なゾーニング、わかりやすく短い動線計画を礎とした計画とします。•バリアフリー、寒冷地の設計作法等の徹底により、誰もがいつでも快適に使える施設とします。

北海道の自然をモチーフとし、格式と親しみやすさを表現コンサートや発表会等の道民のイベントにも利用可能な設え

情報コーナーで北海道の魅力を紹介食堂・赤れんがひろばとの連携可能

視認性の高い南東角に配置晴れの日は緑に包まれたオープンカフェに

道産材を使用した象徴的な大階段吹抜を介し議場までの一体感を形成

②-ウ、親しみやすく開かれた議会庁舎

議場

食堂 道民ホール

エントランスホール

□□議場でのユニバーサルデザインの徹底 □□ユニバーサルデザインの取り組み項目

B1F ■駐車場

1F エントランスホール・道民ホール

2F■■執務室/図書室 3~4F■■議員控室/委員会室

5F■■議場・議会関係諸室 6F 傍聴ロビー/委員会室□□明快な断面構成・動線計画

□□効率の良い設備計画

□□配置イメージ

211940
テキストボックス
この技術提案書は設計者を選定するために提案されたものであり、今後、設計する実際の内容とは異なる場合があります。

地 域 建 材石  狩空  知後  志胆  振日  高渡  島檜  山上  川留  萌宗  谷オホーツク東オホーツク西十  勝釧  路根  室

札幌軟石、レンガ珪藻土カラマツホタテ漆喰壁カラマツスギ、ヒバスギユーカラ織、トドマツトドマツ珪藻土カラマツ、トドマツカラマツ、トドマツカラマツ、エゾマツカラマツ木質内装材

使用例エントランス図書室議場図書室委員会室傍聴ロビー委員会室道民ホール委員会室図書室傍聴ロビー傍聴ロビー委員会室議場委員会室

ターゲットコストの設定

設計与条件の設定

▼▼ ▼ 

▼ 

目標コスト(部分別)設定

プロポーザル内訳比率設定 概算  積算

プランニング 一般図作成

詳細図作成 積算 設定仕様の

確実な実現プロポーザル 基本設計 実施設計 監理

コストチェック①躯体・外装の確認

コストチェック②基本設計概算

コストチェック③実施設計積算

躯体・外装の精査

施工 VEの精査

完成▼

分類 削減項目

構造スパンを大きくし、免震支承数の削減と建物の長周期化に伴う免震効果の向上トラス筋付デッキ型枠併用で労務費削減

時刻歴応答解析による躯体量の合理化

一部木造採用による自重軽減により躯体量を削減底板マットスラブ採用で土工事と地下躯体を削減

建築 1FLをGLから50cm上げることによる掘削土量と残土処分の削減建築部材の工業化で現場作業を簡略化外装PC採用で鉄骨二次部材を削減

内外装仕様のメリハリ化

規格品・汎用品を積極的に採用し、コスト削減とメンテナンス・更新性に配慮内外装材のモジュール化を徹底し、歩留りの良い資材調達を可能に

設備 地域熱供給を活用し、自己熱源を最小化議員控室や委員会室などの空調機器の標準化・モジュール化

井戸クールウォームトレンチ

議場の床放射冷暖房のシミュレーション

エコボイド議場

図書室

食堂

駐車場

10照明・電気の省エネ技術

10センシングによる効率的運用 10給排水の省エネ人数・作業を検知する次世代人感センサーCO2濃度による外気量制御

全館LED・昼光利用制御タスクアンビエント照明

節水型器具節水型トイレ

0駐車場換気制御

CO濃度により換気風量を制御

10空調・換気の省エネ技術ゾーン別単一ダクト変風量方式、変風量インバータ制御、外気顕熱交換機、高効率プラグファン

基礎躯体を利用したクールウォームトレンチ

❾0厨房換気変風量制御厨房機器の使用状況をセンサーで感知し風量を削減

❽0空気式天井放射冷暖房図書室に採用。気流・騒音を感じない快適な居住環境を実現

❺ 井水利用飲用、雑用利用夏期の空調機の熱源利用

ハイサイドライトにより共用部・議場の照明エネルギーの削減

❻0地熱利用

❸ 自然採光

❶0外壁・屋根の高断熱化

1 空気式床放射冷暖房

❹ 自然換気❷ 木アルミ複合サッシLow-Eペアガラス断熱サッシ、断熱ブラインド次世代省エネ基準に準拠

議場ロビーに採用結露防止、窓の断熱性向上

議場に採用対流方式を併用して立ち上がり早さと快適性を両立

❼0太陽光発電発電効率の高い屋上に約50kWを設置

開口部から外気を取り入れ、エコボイドの煙突効果で排気

1

1

標準モデル(65年で建替)

提案モデル(100年建築)

保全費

光熱水費

・LED照明

(参考)保全費:「国家機関の建築物等の保全の現況」修繕費:「建築物のライフサイクルコスト」

・自然換気・自然採光・井水利用・地中熱・空気式放射空調・次世代センシング技術・スマートBEMSによる デマンドコントロール

・光触媒などメンテナンスフリー 建材の導入

・更新周期の同期化

・共用部からのメンテナンス・経年変化を感じさせない内装材・高耐久・長寿命な外装・機械搬入ルートの容易化・規格品・汎用品の積極採用

※2回目の建設費を年単位で換算・建物自体の長寿命化(100年建築)

修繕更新費

98,000千円/年

281,500千円/年

70,000千円/年

33,500千円/年

100,700千円/年

建設費

80,000千円/年

0千円/年

196,700約30%削減 千円/年

68,000千円/年

28,000千円/年

30.5m

4.5m10.0m28.5m

37.0m

3.5m

1.0m地盤改良

30.5m

4.5m

構 造(S造)

概要図

地上地下

駐車場設備室

合計コスト地震の揺れ(加速度)

層間変位評  価

建築

コスト

柱頭免震(地下有)基礎免震(地下有)地下1階/地上6階 ※基本計画 地下1階/地上6階

基礎免震(地下無) 制振(地下有)地下1階/地上6階地下なし/地上7階

外壁面積削減土工事増 土工事減 土工事減

250gal 以下250gal 以下1/2501/250

250gal 以下 350 ~ 400gal1/250 1/100

0.951.00(基準) 0.96 0.95土工事減(地盤改良)7F機械室で高さ増 1F機械室で高さ減 躯体量、増

特徴

地下に配置 地下に配置1階に配置 1階に配置安全で更新しやすい 安全で更新しやすい浸水の危険性 機械室とインフラが遠い

機械室

機械室

機械室駐車場 駐車場

駐車場

機械室駐車場

支持地盤

目標とする規模や性能の設定

面積・階数の設定構造種別の決定(階高・スパン)

設備システム設定内外装仕上設定

工法・工期

詳細調整条件整理

基本設計 実施設計 監理プラン・デザイン 一般図 詳細図 発注 躯体・設備 詳細

VEによるコスト削減効果

目標コストの設定

概算工事費算出工事費確定設計初期段階で

コストは80%決まる設計初期段階でコストは80%決まる

VECDあらかじめリストVECDあらかじめリスト

積算

工事中の追加要望への対応や市場変動による増額要素に柔軟に対応

発注者と設計者でコストに対する意思統一を図り、初期段階で精密な目標を設定

一次エネルギー消費量(MJ/㎡・年) 標

準議会庁舎

※1次エネルギー消費量(コンセント分を除く)を 省エネルギー計算(BEST)で算定。(標準、提案値とも)

566

596

540486

384290265

自然エネルギー利用

太陽光発電

パッシブ建築

地域冷暖房利用高効率空調高効率照明

その他の電力消費

熱負荷低減

熱負荷低減

省エネ省エネ再エネ再エネ

nearly ZEB

nearly ZEB

ZEB readyZEB

ready

100%100%600600

 300 300

 150 150

50%50%

25%25%

0%0%太陽光発電太陽光発電

56%削減56%削減

目標値:265(MJ/㎡・年)目標値:265(MJ/㎡・年)

イニシャルコストの増加額(円/㎡)

3000

5000

2000

1000

-1000

0

10 20 30 80

熱負荷の低減熱負荷の低減凡例凡例 省エネ省エネ 太陽光発電太陽光発電再エネ再エネ

一次エネルギー削減量(MJ/㎡・年)

効果がかなり高い効果が

かなり高い

効果が高い効果が高い効果が低い効果が低い雪冷房雪冷房

小型CGS小型CGS

太陽光給湯太陽光給湯外気冷房外気冷房

高断熱高断熱

議場床放射冷暖房議場床放射冷暖房

自然換気自然換気

駐車場CO濃度制御駐車場CO濃度制御CO2濃度風量制御CO2濃度風量制御

地域熱供給地域熱供給

空調VAV空調VAV

厨房排気変風量制御厨房排気変風量制御

井水利用井水利用

外気顕熱交換機外気顕熱交換機

高効率ファン高効率ファン図書館天井放射冷暖房図書館天井放射冷暖房自然採光自然採光

クールウォームトレンチクールウォームトレンチ小型風力発電小型風力発電

エアフローウィンドウエアフローウィンドウ 太陽光発電太陽光発電LED照明LED照明費用対効果の高い技術

配置・建物形状計画敷地内で雪処理積雪時でも機能する敷地内通路・出入口屋根・屋上計画落雪しない屋根形状陸屋根の水勾配を確保風向きに整合した雪庇防止策

外装(壁)計画水平(棚)面、緩い傾斜面の禁止厳しい気象条件に耐える素材、工法吸水率の低い素材の選択開口部計画方位や周囲の日照状態を確認水切れの良い納まり

断熱計画・気密計画断熱性能と同時に気密性を確保熱橋部に十分な断熱補強

外構計画有効な凍上防止策融雪時でも水溜りのない排水計画

耐久設計基準強度の確保、かぶり厚さを十分に確保高耐久・高耐候の建材

長寿命化

モジュール化された平面計画・設備計画整形な居室、乾式壁による間仕切り

柔軟性

スケルトン・インフィル共用部に設備シャフトを集約、予備スペースの確保

更新性

733直接仮設工事6土工事

38躯体工事24外部仕上工事29内部仕上工事

建築工事12電気設備工事10空気調和設備工事3給排水衛生設備工事1昇降機設備工事1屋外設備工事 重点管理項目

外断熱 内断熱

空気層での蓄熱

ダブルスキン エアフロー 中空ハニカムブラインド

利用形態継続利用随時利用

安定した温度立上りが遅い

温度変動しやすい立上りが早い

○△

△○

窓形式

概念図

断熱性高い

ファンで冷気回収比較的高い

高断熱ブラインドガラス 2枚分の清掃

維持管理

ファンの清掃点検交換 特になし

△評価 ○ ◎

安価コスト

様式 9 特定テーマに対する技術提案

北海道議会庁舎改築工事基本・実施設計業務公募型プロポーザル  2 

③環境に配慮した庁舎

④長寿命化や維持管理コストへの配慮及び建設コスト抑制に対する取組

③-ア、環境負荷低減への取組

④ーア、長寿命化への配慮

③ーイ、省エネルギー技術・新エネルギー技術への取組 ③-ウ、道産材など地域資源の活用

④-イ、維持管理コストへの配慮

④-ウ、建設コストの抑制 ④-エ、コスト管理の考え方

フロントローディングによるコストマネジメント•設計開始時に目標コストに対する部分別の適正なコスト配分を行い、発注者と設計者間で各種仕様のグレードの共有化を図ります。•フロントローディング型の設計手法を採用し、構造方式や設備システム等の建物の骨格が確定する初期からコストレビューを行い、確実なコストマネジメントを遂行します。市場変動の把握•これまでの物価動向を踏まえた最新の建設価格を基に、概算工事費を算出し、実勢価格との整合を図ります。

大スパン・安全性・経済性を両立する鉄骨造免震構造•建設コストで大きな割合を占める躯体工事、外装工事について、性能を下げずに重点的にコスト削減します。•鉄骨造を採用し、ロングスパン、工期短縮を実現します。また最も安心・安全な免震構造とし、大スパンで免震装置の数を減らすことでコスト削減を図ります。•免震を採用し、大臣認定ルートとすることで躯体の合理化を図り、コストを削減します。なお大臣認定によるスケジュールの遅延はありません。支持地盤レベルを考慮した地下柱頭免震•免震層を駐車場利用する地下柱頭免震とすることで、建物の底盤を支持地盤に合わせ、杭や地盤改良の不要な計画とします。•柱頭免震は全体基礎免震に比べ、土工事・地下躯体量の軽減が図れる構造形式です。壁パネル型のPCカーテンウォールの採用•最も経済性の高い壁パネル型のPCカーテンウォールを採用し、外装費を抑制します。

全道15地域の地域資源を活用•全道15選挙区から地場産材を採用し、訪れた道民のゆかりの品が必ず見つかる仕掛けとします。•間伐材も積極的に採用し、低コストな木質空間を実現します。広域自治体で初の木造大屋根を採用•地場産材を活用した、広域自治体で初の木造大屋根の議場とします。ユーカラ織りなどの道産品の使用•要所に道内の工芸品等を用い、一般利用者に地域資源のアピールとなる場を創出します。

木質バイオマス利用の地域冷暖房の採用•1次エネルギー消費量が小さい、道産材木質バイオマスを利用した地域熱供給を採用し、自己熱源を最小限化した計画とします。省エネ効果の高い空気式床放射冷暖房•大空間の議場には、快適性・省エネ効果が高く、立ち上がりも早い居住域空気式床放射冷暖房を採用します。費用対効果を考慮した環境技術導入•費用対効果、省エネルギー効果やアピール度を考慮した上で、省エネ環境技術を導入します。

ZEB化を実現するパッシブ庁舎•熱負荷低減、省エネ技術により、一次エネルギー消費量を標準議会庁舎と比べ約52%削減し、ZEBreadyを実現します。更に太陽光発電により、約56%まで削減します。•一次エネルギー消費量の目標値は265MJ/㎡・年とします。独自の利用形態に合わせた技術導入•随時利用の室が多いことを考慮し、利用開始時に冷暖房の立ち上がりの良い、内断熱を採用します。•外部条件に左右されず、安定した断熱性能を確保できる「中空ハニカムブラインド」を採用します。積極的な自然エネルギーの活用•中間期にはエコボイドの煙突効果を利用した自然換気で、快適な環境を実現します。•夏期は井水を熱源とした冷房とすることで、空調負荷を削減します。•自然採光と昼光センサーにより、照明エネルギーを軽減します。•基礎躯体を利用したクールウォームトレンチにより、外気導入の予冷・予熱に地熱を利用します。

構造・建材の長寿命化•コンクリートの高品質化や高耐久・高耐侯の建材を採用することで建物自体の長寿命化を図ります。フレキシブルな平面計画・設備計画•平面や設備機器のモジュール化により、間仕切りや家具レイアウトの変更への柔軟性を向上します。スケルトン・インフィル•スケルトン(躯体)・インフィル(仕上・設備)を分離し、設備シャフトは共用部から更新・メンテナンスが可能な計画とし、容易な設備機器更新を実現します。厳しい気候に耐える積雪寒冷地の設計作法•積雪寒冷地の設計作法を守り、北海道の厳しい気候に耐える建物とします。

光熱水費の削減•様々な省エネ・新エネ技術採用に加え、BEMSの導入により、効果的な設備運用と適切なデマンドコントロールを行い、光熱水費を抑制します。•コミッショニングを竣工時だけでなく、運用段階でも更新することが可能です。維持管理・保全の容易な運用システムの構築•BEMSは設備機器の維持管理の効率化、保全管理の最適化に役立てることも可能です。•経年変化を感じさせない建材を採用し、メンテナンスをしなくても美観を保つような計画とします。各種更新工事の同期化•外装・設備機器の更新時期を同期化することで、道連れ工事を減らし更新時の費用を削減します。100年建築の実現•建物を長寿命化し100年建築を実現することで、建設費を削減します。

■■将来的な用途変更も見据えた建築計画 ■■躯体・外装の合理化により高性能で低コストな建物の実現 ■■ 価格変動に柔軟に対応できる確実なコストマネジメント

■■全ての道民が愛着をもてる地域資源の活用■■費用対効果を意識した環境技術導入により CASBEE 札幌■S クラスを実現■■自然エネルギーを活用し、ZEB■ready を実現

■■省エネ、省メンテでランニングコストを抑制

重点管理項目の設定•建設費の中で振れ幅の大きな工種を重点管理項目として位置付け、コスト管理を重点的に行います。VECDあらかじめリスト•実施設計時に工事費の5%程度の減額項目案をリストアップし、市場変動に対応できるようにします。

□□工事費削減のための具体的方策

□□長寿命化への具体的方策

□□コストチェックのタイミング

□□部分別内訳比率(%)

□□コスト管理を徹底する設計フロー

□□イニシャルコストと一次エネルギーの削減効果 □□環境断面

□□基礎構造、上部躯体の形式によるコスト比較

□□環境技術を駆使したZEB化

□□維持管理コストの年間目標(100年算出・税別)

□□積雪寒冷地の設計作法

□□北海道の自然を感じる「木の議場」

□□15地域の地場産材使用リスト(例)

□□窓廻りの比較

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この技術提案書は設計者を選定するために提案されたものであり、今後、設計する実際の内容とは異なる場合があります。