4
電源用SPD クラスⅡ 57 SPDLANSPDSPDSPD1. 応答性に優れ、無続流 ¡応答速度:3nsec以下 ¡最大放電電流(Imax)は、20kA、40kA(8/20μs)、 雷サージから電源を保護 2. 開閉サージにも有効 方形波インパルス電流150A(2ms)20回(JEC準用) に対応 3. 劣化時も安心機能付き ¡切り離し装置内蔵 ¡点検用透明窓から目視点検 4. DINレール取り付け、ネジ取り付け対応 5. プラグインタイプ SPD本体のみ交換可能 6. 接地電極間の連接に使用可能 7. RoHS規制物質対応 国土交通省 公共建築工事標準仕様書 適合品 国土交通省 建築設備設計基準 適合品 クラスⅡ・Ⅲ(JIS C 5381-11)対応 GL-L □ F-□ 無し:標準型 E :本体のみ(取替用) B :支持台(端子台)のみ 1 2 4 :110V AC(150V DCに使用可能) :230V AC(300V DCに使用可能) :440V AC(600V DCに使用可能) 最大連続使用電圧(Uc) LT-L□F-□ 無し:標準型 E  :本体のみ(取替用) 1 2 4 :110V AC(135V DCに使用可能) :230V AC(275V DCに使用可能) :440V AC(600V DCに使用可能) 最大連続使用電圧(Uc) GL-L1F 110V AC 700V以下 250V±12% GL-L4F 440V AC 2500V以下 1000V±12% GL-L2F 230V AC 10kA 20kA 1200V以下 500V±12% -20℃~+70℃ IP 20 5.5mm 2 ~14mm 2 LT-L1F 110V AC 800V以下 220V±10% LT-L4F 440V AC 2500V以下 1000V±10% LT-L2F 230V AC 20kA 40kA 1300V以下 440V±10% Uc In 使 T 使 使 公 称 放 電 電 流(8/20μs) Imax 最 大 放 電 電 流(8/20μs) Up 電圧防護レベル 注1) 注2) 注1)公称放電電流In印加時の値。 注2)直流1mA印加時の動作開始電圧を示す。 ※支持台(端子台)はGLタイプと共通です。 ¡Imax 20kA ¡Imax 40kA 特 長 形 式 特性表 JIS クラス Ⅱ・Ⅲ 電源用SPD LGLシリーズ GL-L4F GL-L2F GL-L1F

電源用SPD - otowadenki.co.jp · gl-l1f 110v ac 700v以下 250v±12% gl-l4f 440v ac 2500v以下 1000v±12% gl-l2f 230v ac 10ka 20ka 1200v以下 500v±12% -20℃~+70℃ ip

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電源用SPD クラスⅡ

57

信号回線用SPD・

避雷器

LAN用SPD・

同軸用SPD

雷関連製品

高圧用避雷器

電源用SPD

クラスⅡ

10

1. 応答性に優れ、無続流¡応答速度:3nsec以下¡最大放電電流(Imax)は、20kA、40kA(8/20μs)、雷サージから電源を保護

2. 開閉サージにも有効方形波インパルス電流150A(2ms)20回(JEC準用)に対応

3. 劣化時も安心機能付き¡切り離し装置内蔵¡点検用透明窓から目視点検

4. DINレール取り付け、ネジ取り付け対応

5. プラグインタイプSPD本体のみ交換可能

6. 接地電極間の連接に使用可能

7. RoHS規制物質対応

国土交通省 公共建築工事標準仕様書 適合品国土交通省 建築設備設計基準 適合品クラスⅡ・Ⅲ(JIS C 5381-11)対応

GL-L□F-□無し:標準型

E :本体のみ(取替用)B :支持台(端子台)のみ

124

:110V AC(150V DCに使用可能):230V AC(300V DCに使用可能):440V AC(600V DCに使用可能)

最大連続使用電圧(Uc)

LT-L□F-□無し:標準型E  :本体のみ(取替用)

124

:110V AC(135V DCに使用可能):230V AC(275V DCに使用可能):440V AC(600V DCに使用可能)

最大連続使用電圧(Uc)

GL-L1F110V AC

700V以下250V±12%

GL-L4F440V AC

2500V以下1000V±12%

GL-L2F230V AC10kA20kA

1200V以下500V±12%

-20℃~+70℃IP 20

5.5mm2~14mm2

LT-L1F110V AC

800V以下220V±10%

LT-L4F440V AC

2500V以下1000V±10%

LT-L2F230V AC20kA40kA

1300V以下440V±10%

UcIn

形 式

外 郭 の 保 護 等 級

最 大 連 続 使 用 電 圧

T使 用 温 度 範 囲

使 用 電 線 範 囲

公 称 放 電 電 流(8/20μs)Imax最大放電電流(8/20μs)Up電 圧 防 護 レ ベ ル 注1)

動 作 開 始 電 圧 注2)

注1)公称放電電流In印加時の値。注2)直流1mA印加時の動作開始電圧を示す。

※支持台(端子台)はGLタイプと共通です。

¡Imax 20kA ¡Imax 40kA

特 長

形 式

特性表

JISクラスⅡ・Ⅲ

電源用SPDLGLシリーズ

GL-L4F

GL-L2F

GL-L1F

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電源用SPD クラスⅡ

58

信号回線用SPD・

避雷器

LAN用SPD・

同軸用SPD

雷関連製品

高圧用避雷器

電源用SPD

クラスⅡ

11

低圧配電盤(分電盤)並びに低圧電源回路の保護

■GL-L1F,LT-L1F 質量:約110g  GL-L2F,LT-L2F 質量:約115g

■GL-L4F,LT-L4F 質量:約150g

1. コンピュータ、その他の電子関係機器の電源保護2. 発変電所に於ける制御、通信回路の電源保護3. テレビ・ラジオ等放送所機器の電源保護4. 配電線取付各種自動制御機器の電源保護5. 太陽光発電システム機器の電源保護6. ダム、スプリンクラ等の屋外制御回路の電源保護7. 火災報知器回路の電源保護8. 通信設備の電源保護9. 鉄道電気設備の電源保護10. 接地電極間の連接用

L

V

F

E

FV:切り離し装置:バリスタ

¡素子が劣化した場合、SPDを電源回路から切り離します。

¡点検窓から目視で点検できます。¡切り離し装置が溶断している場 合は、速やかに本体を交換して ください。

96

22.5 25

60

48

61.5

40

端子カバー 端子カバー

252

φ4 φ5.2

線路側端子 接地側端子

支持台回り止め

支持台取付ビス穴(M5用)

DINレール取付用スライダー 25

30

17.2

電圧表示

 M5ネジ(平座金、SW)

 M5ネジ(平座金、SW)

96

22.5 25

6040

70

48.5

端子カバー 端子カバー

252

線路側端子 接地側端子 M5ネジ(平座金、SW)

 M5ネジ(平座金、SW)

DINレール取付用スライダー

φ4 φ5.2

支持台回り止め

支持台取付ビス穴(M5用)

3025

24

電圧表示

用 途 回路図

切り離し装置について

外形寸法図

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電源用SPD クラスⅡ

59

信号回線用SPD・

避雷器

LAN用SPD・

同軸用SPD

雷関連製品

高圧用避雷器

電源用SPD

クラスⅡ

12

(1)万一SPDが破損した場合、およびSPDの点検時に他の機器への影響を防止するために次の事項を厳守してください。①盤・ケース等に収納してください。②SPDの一次側には、当社指定の外部分離器を設置してください。外部分離器の詳細は  P70 SPD外部分離器を参照ください。また、当社指定以外の外部分離器をご検討の場合は別途お問い合わせください。③客先指定がある場合は、その指定に従ってください。

(2)フロア接地端子盤における接地電極間の連接B種接地やクリーン接地など、単独接地された接地極を、雷サージ侵入時のみ短絡して電位差を解消(等電位化)します。

2. SPD本体および端子カバーの着脱SPD本体は、端子カバーの無い状態で取り外してください。端子カバーを取り付けたままではSPD本体は取り外せず、無理に取り外そうとすると端子カバーが破損する恐れがあります。

(1) 端子カバーの着脱方法 (a) 取り付け方法

支持台端子部側面に形成した凹部に、端子カバー内側の凸部を合わせてスライド挿入してください。取り付けは凹部の角穴部に端子カバーの爪部がかみ合うまでスライドさせ、確実に固定してください。

(b)取り外し方法端子カバーのドライバー挿入穴にマイナスドライバーを差し込んだ状態でドライバーを傾け、角穴部から端子カバーの爪部引っ掛かりを解除してください。そのままツマミ部を掴んで取り外してください。

(2) SPD本体の着脱方法

(a) 装着する場合SPD本体を斜めに傾けて接地側②へ押し当てながら支持台に押し込んでください。

(b) 取り外す場合SPD本体の線路側端面①を持って、SPD本体を接地側②方向へ押しながら矢印方向へ引っ張ります。

注)SPD本体を支持台と垂直方向へ引き抜くことは、  脱落防止用凹凸のため取り外しは困難です。

記号回路

単相2線

単相3線

三相3線

三相4線

フロア接地間

100V

200V

100V/200V

200V

400V

110V/190V

230V/400V

GL-L1FLT-L1FGL-L2FLT-L2FGL-L1FLT-L1FGL-L2FLT-L2FGL-L4FLT-L4FGL-L2FLT-L2FGL-L4FLT-L4FGL-L1FLT-L1F

────

GL-L2FLT-L2FGL-L2FLT-L2FGL-L4FLT-L4FGL-L1FLT-L1FGL-L2FLT-L2F

GL-L2F注1)LT-L2F注1)GL-L2FLT-L2FGL-L2F注1)LT-L2F注1)GL-L2F注1)LT-L2F注1)GL-L4F注1)LT-L4F注1)GL-L2F注1)LT-L2F注1)GL-L4F注1)LT-L4F注1)

SPD①

各回路使用SPD

図1 SPDの取付回路図主接地端子盤へ

SPD② SPD③

単相2線式 単相3線式・三相3線式

線路側端子(L)

取り外し方向

取り付け方向

SPD本体

接地側端子(L)支持台

1

2

SPD本体着脱図

1. 使用例

(a)端子カバー取り付け図

(b)端子カバー取り外し図

端子カバー

凹部

角穴部

凸部

爪部

凸凹部を合わせスライド挿入

接触金具変動固定部

ドライバー挿入穴

ドライバー挿入穴

ドライバーを差込み、左へ傾ける

ドライバーを差込み、右へ傾ける

つまみ部

つまみ部

フロア接地端子盤における接地電極間の連接

フロア接地端子盤

D種 ELB接地 個別機能接地

1

3 3

外部分離器

①②③はSPDを示す

←金属ケース

被保護機器

1 1

2

3 3 3

外部分離器

←金属ケース

接地 接地接地

被保護機器

三相4線式

1 11

222

333 3

外部分離器

N相

←金属ケース躯体

被保護機器

100V系統または200V系統において一線地絡(漏電)事故が発生した場合、対地間には最大AC200Vrmsの電圧が発生する可能性があります。このため、対地間にはGL-L2F・LT-L2Fをご使用ください。同様に、400V系統の場合はGL-L4F・LT-L4Fをご使用ください。

(4mm×1.5mm)

取り扱い

注1)

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電源用SPD クラスⅡ

60

信号回線用SPD・

避雷器

LAN用SPD・

同軸用SPD

雷関連製品

高圧用避雷器

電源用SPD

クラスⅡ

13

3. 取り付け(1)SPDの取り付け間隔は、図のように25mm以上(GL-L4Fは30mm以上)としてください。

(2) DINレールへの取り付け、取り外し(a)取り付け方法

スライダーを下側にして、上側の引っ掛かり部分をDINレールにはめ込んでから、接地端子側を押さえ込んでください。

(b)取り外し方法マイナスドライバーを使用してスライダーを下げた状態で、全体を引っ張ってください。

(3) 配線配線は、絶縁カバー付圧着端子を使用して接続端子(M5ネジ)へ取り付けて、締め付けトルク2.0~2.5N・mで確実に締め付けてください。使用する電線は5.5mm2以上の絶縁電線を使用し、最短距離で配線してください。

4. メンテナンス¡点検などでSPDに触る場合は感電の恐れがありますので、SPDの電源側に取り付けている外部分離器を必ず切ってください。

¡絶縁抵抗の測定や耐電圧試験を行う場合、SPD本体を支持台から取り外してください。¡メンテナンス後は必ず端子カバーを取り付けてください。¡毎年の襲雷シーズン前後および襲雷直後に次のメンテナンスを行ってください。

(1)ケース外装樹脂に変色、変形があればSPDを変換してください。(2)切り離し装置の動作(温度ヒューズの溶断)が確認された時は、SPDを交換してください。(3)外部分離器に漏電遮断器を使用している場合:漏電遮断器が繰り返し動作する場合は、SPDが寿命

になった可能性があります。SPDを外して、再度漏電遮断器の動作確認を行い、必要に応じてSPDを交換して漏電遮断器が動作しなくなるかを確認してください。

(4)以下の電気特性を測定して、表を満たしているか確認し、満たしていないときはSPDを交換してください。測定はSPD本体を支持台から取り外して行ってください。

使用絶縁抵抗計250Vメガー500Vメガー1000Vメガー250Vメガー500Vメガー1000Vメガー

絶縁抵抗判定値(範囲内は良好)0.15MΩ~5MΩ0.25MΩ~10MΩ0.5MΩ~20MΩ0.1MΩ~0.5MΩ0.2MΩ~1MΩ0.5MΩ~20MΩ

形式GL-L1FGL-L2FGL-L4FLT-L1FLT-L2FLT-L4F

絶縁抵抗判定表

※抵抗値はJIS C 1302:1994 の測定器にて計測した場合です。

(e)DINレールへの取り付け図

取付間隔図 取付穴加工寸法図

(f)DINレールからの取り外し図

    

取付間隔25mm以上(GL-L4Fは30mm以上)

2.5mm以上(GL-L4Fは7.5mm以上)

上面図側面図

線路側端子(L)

φ4mm

取付穴φ4.2mm深さ5mm

接地側端子(E)

支持台

M5ネジ又はφ5.5mm穴

M5ネジ締め付けトルク:2.0~2.5N・m

30mm

マイナスドライバースライダー

①スライダーを下げる

②引く押さえる

スライダー