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2014 年 第1号 発 行/かどや隆司事務所 責任者/松井 稔 連絡先/札幌市手稲区 富丘 2 条 4 丁目 2-10 TEL.011-699-8851 FAX.011-699-8850 20 発  責任 TE FA 道政 より 道政だより 道政だより 北海道議会議員 かどや隆司ホームページ http://www10.plala.or.jp/kadoya-t/ かどや隆司 使43 195013 485533110 使調3使西1かどや隆司ホームペー

道政道政だよりだより道政報告 高橋知事が道政執行方針演説で 「希望つなぐ道政」誓う 知事として道政の舵取 から、間もなくりを担わせていただいて

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Page 1: 道政道政だよりだより道政報告 高橋知事が道政執行方針演説で 「希望つなぐ道政」誓う 知事として道政の舵取 から、間もなくりを担わせていただいて

2014年 第1号

発 行/かどや隆司事務所

責任者/松井 稔

連絡先/札幌市手稲区

富丘2条4丁目2-10

TEL.011-699-8851

FAX.011-699-8850

20

発 

責任

連絡

富丘

TE

FA

道政だだより道政だより道政だより北海道議会議員

かどや隆司ホームページhttp://www10.plala.or.jp/kadoya-t/

かどや隆司

 

今年もようやく春の訪れを感じる季節がやってまいりまし

た。先ごろ行われた労使交渉における主要43組合の賃金改善は

平均1950円の引き上げとなり、平成13年以降で最高額にな

りました。まだ道半ばとはいえ、アベノミクスで動き出した経

済の好循環が徐々に全国・全道に広がり、日本全体が明るいムー

ドに包まれつつあるのを感じます。

 

4月には消費税が8%にアップして正念場を迎えますが、景

気が冷え込むことがないよう、国が進める5・5兆円規模の経

済対策などを着実に進めていかなければなりません。引き続き、

将来の国や地方のあり方を見据えながら北海道新幹線札幌延伸

の工期短縮、中小企業支援、就労や雇用対策などに真正面から

取り組んでまいります。

 

この3月には、東日本大震災から丸3年を迎えました。復興

作業はこの1年で大きく前進しましたが、その反面、いまも多

くの被災者が不自由な生活を強いられているという現実もあり

ます。昨年10月には、使用済み核燃料処分場の調査のため、欧

州3カ国を訪問しました。泊原子力発電所を抱える本道として

も、すでに排出された使用済核燃料の安全な最終処分の早期実

現を働きかけるとともに、防災、インフラ整備などにより国土

強靭化、強くしなやかな国づくりに取り組む必要性を痛感しま

した。また、昨年は元稲西高校のグラウンドに、少年野球の専

用球場をオープンすることが出来ました。野球を通して子ども

たちの体力向上や成長に役立っていることと思います。

 

私たち道議会議員の任期も残すところ1年となりました。厳

しい経済・雇用情勢、教育の再生、社会保障など、道政を取り

巻く課題は山積していますが、ピンチをチャンスに変え、明る

い未来を築くためにまい進する決意です。

 

皆さまの変わらぬご支援をよろしくお願い致します。

経済の好循環を全道へ広げる

北海道の

北海道の

 

明日に向かって

 

明日に向かって

 

全力で行動!

 

全力で行動!

 

着実に前進!

 

着実に前進!

北海道の

 

明日に向かって

 

全力で行動!

 

着実に前進!

かどや隆司ホームページ

角谷 

隆司

北海道議会議員

自民党道連組織委員長

Page 2: 道政道政だよりだより道政報告 高橋知事が道政執行方針演説で 「希望つなぐ道政」誓う 知事として道政の舵取 から、間もなくりを担わせていただいて

道政報告

高橋知事が道政執行方針演説で

        「希望つなぐ道政」誓う

 

知事として道政の舵取

りを担わせていただいて

から、間もなく11年が経

とうとしている。本道経済

を立て直し、誰もが安心

して暮らすことのできる

地域社会を築くことが私

の使命であると心に刻み、

食と観光の北海道ブラン

ドづくり、新幹線をはじ

めとする社会基盤の整備

促進、地域医療や子育て

環境の充実など、地域に

こだわる政策を展開して

きた。

 

国内外において北海道

ブランドへの評価が一層高

まり、自立型経済を支え

る産業群が育ちつつある一

方で、人口減少・高齢化の

急速な進行、本道経済や

道民生活への影響が懸念

されるTPP交渉の行方

や電力供給の制約、JR

北海道の運行管理に係る

重大な問題など、大きな

課題に直面している。それ

ぞれの地域が経済の回復

を実感できるよう、景気

の波を全道に押し広げ、

新たな発展につながる大

きな花を咲かせていくこ

とが求められている。

①チャンスをとらえ

 「飛躍」への力にする道政

 

成長するアジアやエネ

ルギー資源の豊富なロシ

アが存在感を強める中、

北海道への注目度は一層

高まっており、かつてない

ほどの大きなチャンスが

めぐってきている。好機を

逃さず、新たな発展につな

知事道政執行方針の

概要

誰もが安心して

暮らせる社会へ

①本道の強みを活かす

 「自立型経済」の実現

食産業立国の推進/世界

に誇れる観光のくにづく

り/地域を支える産業力

の強化/成長するアジア・

ロシア極東との交流拡大

②豊かな自然を活かす

 「環境先進地」づくり

低炭素・循環型社会の構築

 

私たちのかけがえのない

「ふるさと」

北海道は、

多くの先人

のたゆまぬ

努力と英知

によって築

かれてきた。

先人の方々

が郷土の将

来を思い、

灯し続けて

きた希望の

灯りは、いま

も私たちの

進むべき道

を照らして

いる。

 この11年、

Ⅰ 道政に臨む基本姿勢

重点政策の展開

むすび

げていく風を世界中から

呼び込んでいく。

②将来を見据え

 「希望」をつなぐ道政

 

人口減少と高齢化の進

行が見込まれているが、現

実を受け止めながら、少

子化対策、医療福祉政策、

経済雇用、観光、環境エネ

ルギー、まちづくり、交通

など、あらゆる政策分野

を総動員して取り組む必

要がある。子どもが元気に

育ち、女性が輝き、高齢者

の方々が生き生きと活躍

する地域社会、魅力あふ

れる北海道の実現に向け、

確かな一歩を進めていく。

第1回定例道議会

 2014年第1回定例道議会は3月20日に閉会し、総額2兆7000億円の14年度一般会計予算案などを可決しました。開会初日に、高橋はるみ知事は道政執行方針演説を行い、3期目の締めくくりとなる今年のテーマに「飛躍」と「希望」を挙げ、「景気の波を全道に押し広げ、新たな発展につながる大きな花を咲かせていくことが求められている」と強調しました。

多くの道民の皆さまとの

出会いや励ましが私を奮

い立たせ、勇気と力を与

えていただいた。そのこと

を糧に、残された任期、北

の大地の尊い歴史を胸に

刻み込み、未来に夢を抱

く多くの道民の皆さまと

心を一つにして、希望に満

ちた北海道の実現に向

け、持てる力の限りを尽く

す決意である。

14年度道予算2・7兆円、自民党の申し入れを反映/自然共生社会の構築

③地域の絆と知恵を活かす

 「安全・安心社会」の実現

人口減少・高齢化を見据

えた安心社会づくり/強

靭な北海道づくり/創意

と工夫を活かした地域づ

くり/豊かな心を育む暮

らしの実現

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第1回定例道議会一般質問(3月6日)

角谷議員 

少子化担当大

臣は、少子化危機を突破

しなければアベノミクス

も経済再生もあり得ない

と発言している。これまで

の少子化対策を点検する

必要があると考えるが、見

解を伺う。

保健福祉部長 

庁内各部

で構成する「北海道少子

化対策推進本部」を中心

に、これまでの少子化対策

の効果や課題を点検評価

を行う。

角谷議員 これ以上、少

子化・人口減少が進まな

いように、しっかりとした

対策を講じる必要がある

のではないか。

高橋知事 

国は都道府県

や市町村の先駆的な取り

組みに対し「地方少子化

対策強化交付金」を創設

した。これを活用して大学

と連携したセミナーを開

催するなど、実効性のある

対策に全力で取り組む。

角谷議員 

欧州諸国では

再生可能エネルギーの導

入により電気料金が上昇

した。再生可能エネルギー

の利用促進による値上げ

についての見解を伺う。

経済部長 

再生エネル

ギー固定価格買取制度に

よる賦課金の急激な増加

は、生活や産業活動に影

響を与える。使用者の負

 

第1回定例道議会

は3月20日の本会議

で、総額2兆7190

億円の2014年度

一般会計予算案を可

決しました。13年度当

初予算に比べ1・

2%、315億円の増

額となり、7年ぶりに

前年度を上回りまし

た。

 

政策的な経費であ

る一般施策事業費は

4755億円で、農

林水産業の振興、北海

道独自の機能性表示

制度の強化、海外需要

の獲得など、食と観光

に特に重点的に配分

されました。15年度末

に北海道新幹線・新

青森―新函館(仮称)

間が開業するのに合

わせ、開業効果を全道

に拡大するための観

光地づくりにも新た

に1800万円を計

上しました。

 

自民党道連は1月

24日、道予算の知事査

定を前に、高橋はるみ

知事に対し、地域商業

の活性化、新産業の創

出、観光振興、道新幹

線の早期完成など、全

11項目からなる予算

編成に関する申し入

れを行いました。今回

可決された予算案は、

その申し入れ内容を

色濃く反映したもの

となりました。

担が過度に重くならない

よう配慮が必要である。

角谷議員 

知事は年度内

に再生可能エネルギーの

数値目標を設定するとし

ているが、泊原発の再稼働

はどの程度視野に入れて

いるのか。

高橋知事 

原発は何より

も安全性の確保が最優先

であり、原子力規制委員

会による厳正な審査が行

われるべきと考えている。

新エネルギーの目標につい

ては、導入拡大に必要な

条件を明らかにし、設定

する。

角谷議員 

北電は昨年9

月の電気料金値上げに続

き、燃料費の大幅増によ

る再値上げを検討してい

る。中小企業を取り巻く

経営環境は厳しくなり、

経営を維持するための支

援が急務と考えるが、ど

う対応するのか。

高橋知事 

経済産業局と

の合同による産業振興施

策のプロモーション活動

や、専門家による企業への

経営指導、中小企業経営

金融相談の実施など、き

め細かなサポートに努め

ていく。

角谷議員 

カジノを含む

統合型リゾート(IR)

は、北海道観光の発展に

大きな役割を果たすと考

えられるが、その一方で社

会的影響を懸念する声も

ある。基本的認識を伺う。

高橋知事 

治安の悪化や

ギャンブル依存症といった

影響を懸念する意見があ

る。政府による厳格な監

視下での運営、依存症への

対策などが求められる。

角谷議員 

道は1月に専

門家を招きIRに関する

セミナーを開催した。実

14年度道予算2・7兆円、自民党の申し入れを反映14年度道予算2・7兆円、自民党の申し入れを反映14年度道予算2・7兆円、自民党の申し入れを反映

2、エネルギー問題について

 1、少子化対策について

3、統合型リゾートについて

現に向け、来年度はどう

取り組んでいくのか。

観光振興監 

今国会で審

議されているIR推進法

の施行後、関係省庁が1年

以内をめどに具体的な制

度設計の検討を進めるも

のとされている。誘致表明

の3市と連携し、広く道民

の理解促進に努める。

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だより北海道の

 

明日に向かって

 

全力で行動!

 

着実に前進!

 

調査団は道議会議員8

人で構成され、遠藤連道

議が団長、私、角谷隆司は

副団長を務めました。10

月15日から9日間の日程

で、一行は新千歳空港を

出発し、成田空港を経由

してフィンランドに到

着、オルキルオト処分場

などを視察しました。ス

ウェーデンではハンマ

ビー・ショースタッド環

境情報センター、フォル

スマルク処分場、フラン

スではビュール地下研究

所などを訪れ、現地の施

設関係者や周辺住民との

懇談も行いました。

 

調査団一行は早朝か

ら夜まで続く厳しいス

ケジュールの中、熱心に

質問をぶつけるなど、精

 

昨年10月、使用済み核燃料の最終処分場の視察のため、角谷隆司ほか

道議会の海外調査団が欧州を訪れました。フィンランド、スウェーデ

ン、フランスでの施設見学、関係者へのヒアリングを通して、原子力政

策、最終処分についての考え方、反対派住民への対応などについて学

び、得られた成果を今後の道政に生かす決意です。

使用済み核燃料最終処分場

海外調査

 

「先進国の知恵を道政に生かす!」

▲予算特別委員会知事総括で委員長を務める

▲本会議の合間をぬって勉強会 ▲新年度予算について協議

プロフィル 昭和22年、札幌市手稲生まれ。小・中学校時代を手稲で過ごす。札幌光星高校、神奈川歯科大学を経て、角谷歯科医院開院。平成15年、道議会議員に初当選。現在、道議会経済常任委員、同新幹線・総合交通体系対策特別委員、自民党道連組織委員長、同入党資格審査副委員長など。

力的に活動し、最終処分

のあり方を学ぶという

目的を達成しました。訪

問した3カ国はいずれ

も厳しい冬があること、

資源に乏しいことなど

が北海道の実情と重

なっており、大変参考に

なる内容でした。

 

東日本大震災を経て、

日本の原子力政策は大転

換を余儀なくされまし

た。使用済み核燃料の最

終処分地は決定しておら

ず、「トイレなきマンショ

ン」と酷評されています

が、安全性についての住

民理解を進めるために

は、想定外の事態でも確

実に隔離できる技術的根

拠が何より重要です。

 

国の責任において適切

な処分地を選定し、国民

の協力を得た上で負の遺

産を解決すべきだと感じ

ました。処分場計画は国

が進めることではありま

すが、泊原子力発電所が

存在する北海道として

も、核燃料サイクルの早

期実現を働きかけるな

ど、今後の道議会活動に

しっかりと役立てていき

たいと思います。

◀SKB社でのエストハンマル 自治体職員による講義

▲フィンランド・オルキルオト処分場を視察する調査団