現象 1

現象 2

引込ポールの根元が錆びてきた

被覆が割れてきた

酸性土壌の土や動物の排泄物などにより、錆が促進されることがある。

経年による耐候性劣化。（目安：5〜10年前後）

錆が進行し孔食が発生し継続使用すると補修不可能になります。

倒壊の危険性が大きく補強金具もしくは建替え。

錆が進行し継続使用すると孔食が発生し補修不可能になります。

ポール表面の汚れを落として目視確認します。錆の発生、または表面の欠損があれば補修が必要です。（137ページの「点検シート」および139ページの「豆知識」を参照）

被覆が捲れてくる。膨らんでくる。（137ページの「点検シート」および139ページの「豆知識」を参照）

表面だけの錆であれば錆を取り除き、錆止め処置をしてください。表面が剥がれてきたり、孔食があった場合は補強または交換が必要となります。

被覆を剥がし、錆を落とし防錆塗料を塗ります。

なぜこうなるの？（原因）

なぜこうなるの？（原因）

メンテナンスをしないとこうなる（劣化が進行した場合）

メンテナンスをしないとこうなる（劣化が進行した場合）

メンテナンスを必要とする判断基準

メンテナンスを必要とする判断基準

ー引込ポール電気設備

メンテナンスの方法

メンテナンスの方法

136

カラ

ータ

イプ

用 （

お客

様の

大切

な財

産で

ある

ポー

ルを

長期

間ご

使用

いた

だく

ため

に必

ず行

って

くだ

さい

）

点検

シー

ト：

年に

1回

程度

点検

して

くだ

さい

②ボ

ック

ス

③上

下部

柱接

続部

（ジ

ョイ

ント

カバ

ー上

30cm

程度

の部

位）

④ジ

ョイ

ント

カバ

ー部

全般

部品

類

①地

際部

ボッ

クス

と引

込口

パッ

キン

（施

工説

明書

参照

）の

隙間

ポー

ル引

込口

パッ

キン

（施

工説

明書

参照

）の

隙間

チエ

ック

項目（

目視

）

腐食

（錆

）

素地

に達

する

キズ

地表

面に

出て

いる

ポー

ル部

への

土壌

の付

着

動物

など

の排

泄物

の付

着

コン

クリ

ート

根巻

のク

ラッ

ク

腐食

（錆

）

素地

に達

する

キズ

樹脂

被膜

の浮

き被

覆割

れ

腐食

（錆

）

素地

に達

する

キズ

著し

い傾

き、

曲が

り、

へこ

み、

変形

腐食

（錆

）

素地

に達

する

キズ

所定

物以

外の

取り

付け

（看

板、

ネオ

ンサ

イン

、旗

など

）

ポー

ル上

端の

キャ

ップ

はず

れ

部品

のは

ずれ

、浮

き、

ゆる

み

点検

部位

チエ

ック

内容

著し

い発

生の

有・

無（

錆に

よる

膨れ

など

）

表面

のみ

発生

の有

・無

有・

無

有・

無

著し

い発

生の

有・

無（

穴が

あく

など

）

有・

無

表面

のみ

発生

の有

・無

有・

無

有・

無

有・

無

有・

無

有・

無

有・

無

著し

い発

生の

有・

無（

サビ

によ

る膨

れな

ど）

表面

のみ

発生

の有

・無

有・

無

有・

無

有・

無

有・

無

建て

替え

処置

方法

点検

年月

日・

点検

者・

点検

結果

（有

・無

を記

入）

建柱

日：

　　

　　

　　

年　

　　

月　

　　

　日

＊商

品に

よっ

ては

点検

部位

のな

いも

のが

あり

ます

。

点検

日建

柱日

点検

者

補修

補修

地際

部補

修

地際

部補

修

根巻

補修

交換

補修

補修

パッ

キン

取付

修正

パッ

キン

取付

修正

建て

替え

補修

補修

建て

替え

建て

替え

補修

補修

新規

取付

新規

取付

補修

②ボ

ック

ス

①地

際部 GL

③上

下部

柱　

接続

部

約30

cm

④ジ

ョイ

ント

　カ

バー

部

（地

表面

）

137

よくある質問

Ａ１．ブレーカー、電灯、電話、通信線が入っています。

Ａ２．使用しない場合、外壁を利用します。美観が悪 　　　くなります。

Ａ３．住まい手のものです。住まい手の境界内の建　　　造物はすべて住まい手のものです。

Ａ４．引込金具です。

Ａ５．10 年を目安としています。

Ａ６．土壌性質により特に錆びる場合があり、例とし　　　て常に水分と酸素が供給される土に接している　　　地際部が錆びます。

Ａ７．錆びると鋼材の肉厚が薄くなり、強度劣化につ　　　ながります。　　　引き込み電線が施工されており、常時張力がか　　　かっています。

Ａ８．メンテナンスは必要です。

Ａ９．137ページの点検シートにしたがって実施してく　　　ださい。

Ａ10．長年使用による経年劣化を補いより長くお使　　　　いいただくための作業です。

Ａ11．強度確保のため必要です。（内線規程）

Ａ12．簡単ではなく、材料工事、停電も伴い費用も　　　かかります。

Ａ13．所有している施主です。

Ａ14．一概には言えません。建替えの場合は 10 年。

Ａ15．所有している施主です。

Ａ16．腐食が進み、肉厚が減少し電線張力に耐えら　　　れなくなった時点が寿命です。

Q1

Q9

Q10

Q11

Q12

Q13

Q14

Q15

Q16

Q2

Q3

Q4

Q5

Q6

Q7

Q8引込ポールは、何が入っているの？

メンテナンスはどうするの？

メンテナンスはなぜするの？

コンクリートによる基礎は必要なの？

交換は簡単にできるの？

点検にかかる費用はだれが負担するの？

補修したら何年もつの？

もし引込ポールが倒れたら誰の責任になるの？

どうなったら寿命なの？

引込ポールって必要なの？

引込ポールって電力会社のものではないの？

電力会社との分界点は？

何年もつの？

土が被るとどうなるの？

錆びたらなぜ危ないの？

正しく使っていれば問題ないの？

引込金具 引込金具電灯線

138

豆知識

引込ポールと点検について

錆の進行について錆レベル 1 錆レベル 2 錆レベル 3 錆レベル 4

対応について

対応策 対応策

危険度

錆

地際下部

肉厚

地中に根巻がある

安全

錆の進行抑止補修およびポール強度を金具などで補う

倒壊の危険性が大きく、基本的に建替え

肉厚変化なし 肉厚変化なし

地際より下側の表面に赤錆が発生

肉厚は薄くなり始める

錆は確実に金属を侵食

薄くなる・穴はなし

錆はさらに進行

穴が開きだす

肉厚は薄くなる

錆はさらに進行

穴が多数開いている

肉厚は薄くなる

比較的安全 径間などの条件にもよるが危険な状態

定期点検を実施しましょう！■引込ポールの根元は錆びていませんか？引込ポールの根元が盛土などで覆われていると、錆びが進行し倒壊の恐れがあります。定期的に根元の点検をしていただき、異常が認められた場合は、電気工事店などに相談して処置をお願いします。

引込ポール

地中も大丈夫かな？

大丈夫？

139