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2020年(新元号2 年)度版 光村の 国語完全活用ガイド 語彙力を高める 言葉の宝箱この資料は,一般社団法人 教科書協会が定めた 「教科書発行者行動規範」に則って作成したものです。 内容解説資料

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  • 2020年(新元号2年)度版

    光村の「国語」完全活用ガイド

    語彙力を高める

    「言葉の宝箱」

    この資料は,一般社団法人 教科書協会が定めた「教科書発行者行動規範」に則って作成したものです。

    内容解説資料

  • 3 2

    言葉が広がる、学びが深まる

    「言葉の宝箱」

     「言葉の宝箱」は、感想や評価語彙を

    集めた「考えや気持ちを伝える言葉」と、

    国語で学習する用語をまとめた「学習に

    用いる言葉」で構成しています。二年生

    以上の教科書の巻末にあります。

    「学習に用いる言葉」詳しくは 12ページ

    「考えや気持ちを伝える言葉」詳しくは 4ページ

    早稲田大学

    教授

    森山卓郎

    「言葉の宝箱」で、活用的な語彙力を

     語彙力には量と質という側面があります。

    学習でも生活でも、まずある程度の数の語を

    知っておく必要があります。そのためには量

    的な多くの語との出会いが必要です。さらに、

    語を適切に使いこなす力、すなわち質的な語

    彙力も必要です。語を選んだり、言葉につい

    て考えたり、思考や読解などに生かしていく

    豊かな経験が必要なのです。

     「言葉の宝箱」には、発達段階に応じた「考

    えや気持ちを表す言葉」が数多く提示されて

    います。これは言葉との出会いの場でもあり

    ます。似た意味の言葉が載っているので、使

    い分けなどを考えるヒントにもなります。考

    えを深めるための手掛かりにもなります。国

    語辞典で言葉調べをする出発点にもなるで

    しょう。ここから量的な語彙力と質的な語彙

    力を高めていくことができます。

     もう一つの「学習に用いる言葉」は、「段

    落」「人物像」などの学習用語を整理するも

    のです。学習用語は、思考を深める大切な道

    具だてでもあり、時に焦点化や整理が必要で

    す。これも学習のさまざまな段階で活用でき

    ます。

     国語科で大切なことは、「教材を●学習する」

    ことではなく、「教材で●学習する」こと。「話

    すこと聞くこと、書くこと、読むこと」そし

    て思考力などにつながる力を身につけるため

    には、量的・質的に語彙力を高め、生かして

    いく「活用的な語彙力」が必要です。

     「言葉の宝箱」は、いつでも開けられる「宝

    箱」! ぜひ縦横無尽に活用し、豊かな活用

    的語彙力を培っていただきたいと思います。

    もりやま・たくろう 一九六〇年生まれ。日本語学者。光村図書「国

    語」編集委員。著書に、「写真で読み解く類義語辞典」(監修・あかね

    書房)、「国語教育の新常識」(共著・明治図書)など、多数。

    158 157

    510510

    510

    5

    510

    5

    5

    言こと葉ばのたから箱ばこ

     よく分からない言葉や気になる言

    葉を、国語辞典で調しらべてみましょう。

     意い味みや使い方が分かるだけでなく、

    にた意味の言葉や、反はん対たいの意味の言

    葉も見つかりますよ。

    国語辞じ典てんを使つかおう

    きんちょう

    はずかしい

    はらが立つ

    かっとなる

    あせる

    まよう

    不ふ安あん

    たいくつ

    決けつ意い

    決けっ心しん

    ひっし

    本気

    こうふん

    びっくりする

    はんせい

    あきれる

    気分が悪わるい

    さわやか

    気分がいい

    きげんがいい

    まんぞく

    気楽らく

    落おち着つく

    ゆかい

    待まち遠しい

    なつかしい

    考え方を表す言葉

    物ものや事がらの様よう子す

    を表す言葉

    まるで

    ―のよう

    ―と(に)等ひとしい

    ―とことなる

    ―と反はん対たいの

    ―とぎゃく

    ―のなかま

    役やく立つ

    大切

    ていねい

    はっきりした

    不ふ十分

    不ふ便べん

    あっけない

    あやふや

    陽よう気

    ほがらか

    がんばり屋や

    まじめ

    のんびり

    おとなしい

    負まけずぎらい

    おこりっぽい

    活発ぱつ

    人物を表あらわす言葉

     人物ぶつや出来事ごとについてせつめいするときや、自分の考えや

    気持ちを書いたり話したりするときに、役やく立てましょう。

    考えや気持もちをつたえる言葉

    容よう易い。

    音ヨウ

    12画ジ①草くさや木きの、は。例葉よう脈みゃく・落らく葉よう/落おち葉ば・

    枯かれ葉は。②手て紙がみや写しゃ真しんなどを数かぞえる言こと葉ば。

    例写しゃ真しん一いち葉よう。

    音ヨウ

    ││

    12画テ①日ひ。太たい陽よう。例陽よう光こう。②明あかるく積せっ極きょく的てきな性せい

    質しつ。例陽よう気き・陽よう性せい。対陰いん

    ③電でん気きのプラス。

    例陽よう極きょく。対陰いん

    音ヨウ

    訓さま

    14画木①ありさま。例同どう様よう・様よう子す。②決きまった形かたち。

    例様よう式しき。③図ず柄がら。例模も様よう。④名な前まえなどの下した

    につけて、尊そん敬けいの気き持もちを表あらわす言こと葉ば。例王おう

    様さま・皆みな様さま。

    音ヨウ

    やしなう

    15画食 よう【葉】年3

    よう【陽】年3

    よう【様】年3

    よう【養】年4

    ようが︻洋画︼

    ①西せい洋ようで発はっ達たつした絵え。油あぶら絵え

    や水すい彩さい画がなど。西せい洋よう画が。対日に本ほん画が・邦ほう画が

    ヨーロッパやアメリカの映えい画が。対邦ほう画が

    ようかい︻○妖○怪︼

    化ばけ物もの。お化ばけ。かっ

    ぱやてんぐなど。

    ようかい︻○溶解︼―する

    とけること。とかす

    こと。例塩しおは水みずに溶解する。

    ようがい︻要害︼

    険けわしい地ち形けいのため、敵てきを

    防ふせぐのによい場ば所しょ。例天てん然ねんの要害。

    ようがく︻洋楽︼

    西せい洋ようで生うまれ、発はっ達たつした

    音おん楽がく。対邦ほう楽がく

    ようがし︻洋○菓子︼

    ケーキなど、西せい洋よう風ふう

    の菓か子し。対和わ菓が子し

    ようかん

    和わ菓が子しの一ひとつ。あんに寒かん天てんを混ま

    ぜて練ねったものや、小こ麦むぎ粉こを混まぜて蒸むし

    たものなどがある。

    ようかん︻洋館︼

    西せい洋よう風ふうの建たて物もの。

    ようがん︻○溶岩︼

    火か山ざんの噴ふん火かで、マグマ

    が火か口こうから流ながれ出でたもの。また、それが冷ひ

    えて固かたまった岩がん石せき。

    ようき︻容器︼

    物ものを入いれる器うつわ。入いれ物もの。例

    この容器はリサイクルできる。

    ようき︻陽気︼名

    形動 だ・な

     に・で

    ①朗ほがらかなよ

    うす。にぎやかで明あかるいようす。例陽気な

    人ひと/陽気におどる。対陰いん気き

    ②気き候こう。例春はる

    らしい陽気になる。

    ようぎ︻容疑︼

    悪わるいことをしたのではない

    かという疑うたがい。例お金かねをぬすんだという

    容疑を受うける。類嫌けん疑ぎ

    ようぎしゃ︻容疑者︼

    犯はん罪ざいを犯おかした疑うたがい

    のある人ひと。

    ようきゅう︻洋*弓︼

    →アーチェリー

    ようきゅう︻要求︼―する

    こうしてほしい

    と、相あい手てに強つよく求もとめること。例小こづかいの

    値ね上あげを要求する。類要よう望ぼう

    ようぎょ︻幼魚︼

    稚ち魚ぎょより大おおきいが、まだ

    十じゅう分ぶんに成せい長ちょうしていない魚さかな。対成せい魚ぎょ

    ようぎょ︻養魚︼

    魚さかなを育そだてたり、ふやした

    りすること。例養魚場じょう。

    ようぎょう︻○窯業︼

    かまを使つかって、陶とう磁じ

    器き・ガラス・セメント・かわら・れんがな

    どを作つくる仕し事ごと。

    ようきょく︻陽極︼

    電でん池ちなどで、電でん流りゅうが

    流ながれ出だすほうの極きょく。プラス極きょく。対陰いん極きょく

    ようきょく︻○謡曲︼

    能のうの言こと葉ばと曲きょく。また、

    それをうたうこと。うたい。

    ようぐ︻用具︼

    何なにかをするときに使つかう道どう

    具ぐ。例掃そう除じ用具。

    ようけい︻養○鶏︼

    卵たまごや肉にくを食しょく用ようにするた

    めに、ニワトリを飼かうこと。例養鶏場じょう。

    ようけん︻用件︼

    しなければならない事こと

    がら。用よう事じ。例用件を伝つたえる。

    ようけん︻要件︼

    ①必ひつ要ような条じょう件けん。例健けん康こう

    の第だい一いちの要件は、よくねることだ。②大たい切せつ

    な用よう事じ。例要件を手て帳ちょうに書かきこむ。

    ようげん︻用言︼

    それだけで意い味みを表あらわし、

    述じゅつ語ごとなることができる言こと葉ば。終おわりの

    形かたちが規き則そく的てきに変かわる。動どう詞し・形けい容よう詞し・形けい容よう

    動どう詞し。対体たい言げん

    ①話はなしたり書かいたりす

    るときに使つかう言こと葉ば。例

    用語を選えらぶ。②ある決きまった分ぶん野やで専せん門もん

    に使つかう言こと葉ば。例たとえば、﹁アウト﹂﹁セーフ﹂

    などの言こと葉ばは野や球きゅう用よう語ご。例医い学がく用語/学がく

    術じゅつ用語。

    ようご︻養護︼―する

    特とく別べつに守まもって育そだてるこ

    と。例養護の先せん生せい。

    ようご︻○擁護︼―する

    かばい、守まもること。例

    人じん権けんを擁護する運うん動どう。

    ようこう︻洋行︼―する

    勉べん強きょうや見けん物ぶつのため

    に、ヨーロッパやアメリカへ行いくこと。参

     

    古ふるい言いい方かた。

    ようこう︻要○項︼

    大たい切せつな事ことがら。また、必ひつ

    要ような事ことがらを書かき記しるしたもの。例募ぼ集しゅう要

    項/入にゅう試し要項。

    ようこう︻陽光︼

    太たい陽ようの光ひかり。例まぶしいほ

    どの陽光が降ふり注そそぐ。

    ようこうろ︻○溶鉱○炉︼

    鉱こう石せきをとかして、

    その中なかにふくまれる鉄てつや銅どうなどの金きん属ぞくを

    取とり出だすための大おおきな炉ろ。

    ようこそ

    自じ分ぶんを訪たずねてきた人ひとを喜よろこんでむ

    ようご︻用語︼

    無印…小学校学習漢字 *…小学校で読みを習わない漢字 ○…小学校学習漢字以外の常用漢字1169

    ようが→ようこそ

    彼かれ

    にはいつも助たす

    けられてばかりいるので, が上あ

    がらない。  ①頭あたま

    �に入はい

    るのはどっち?

    よ― 1168よ― 1169

    明るい

    陽よう気

    陰いん気

     ここにある言葉をきっ

    かけに、自分の言葉をど

    んどん広げよう。

    気持ちを表す言葉

    159

    510

    5101015 5

    160

    51015

    学習しゅうに用もちいる言こと葉ば

    これまでに学んだ言葉

     「はじめ」「中」「終おわり」など、文章

    しょうや

    話などが、どの

    ようなまとまりとじゅんじょでできているかということ。

     物もの語

    がたりに

    出てくる人のこと。物語の中で、人のように動うご

    いたり、考えたりする生き物や物も、登場人物という。

     文章

    しょうを

    書いた人。物もの語

    がたりや

    詩しなどを書いた人である「作

    者」とくべつして、せつめいする文章を書いた人のことを

    いうことがある。

     話したり話し合ったりするときの、中心しんとなる事ことがら。

    組み立て

    登とう場

    じょう

    人物ぶつ(人物)

    筆ひっ者しゃ

    話題だい

     国語の学習で、よく使つかわれる言葉です。意い味みや使い方をた

    しかめて、学習に役やく立てましょう。

     物もの語がたりの中にあるいくつかのまとまり。時間や場所しょ、登とう場じょう人

    物ぶつの行こう動どうなどでひとまとまりになっていることが多い。

     文章

    しょうを組み立てている、事ことがらごとのないようのまとまり。

    はじめを一字下げて表あらわす

     場ば面めん登場

    人物の会話や動き、その場の音や色などを表あらわ

    す言葉に注ちゅう

    すると、場面の様よう子すをくわしくそうぞうできる。

    26ページ

    段だん落らく読む

    ときは、それぞれの段落で何が書かれているのかを考える

    と、全ぜん体のないようがとらえやすい。書くときは、ないようご

    とに段落を分けると、読み手に分かりやすい。

    48ページ

     図鑑かんなどで、その本の中にある言葉や物事ごとが、どのページに

    あるかを五十音順じゅんなどでしめしてあるもの。

     一行空きなどを入れて区く切られた、詩しの中のそれぞれのまと

    まり。 読

    点は、主しゅ語の後などに打つことで、文を読みやすくしたり、

    意味を分かりやすくしたりすることができる。

    97ページ

    さくいん

    知りたい事がらが決きまっているときにさくいんを使うと、書い

    てあるページをかんたんにさがすことができる。

    103ページ

    連れん一連ごとに様よう子すをそうぞうしたり、連どうしで使われている言

    葉をくらべたりすると、詩の全ぜん体がとらえやすい。

    〈れい〉

     わたしは、「日本は、世せ界かいでいちばんこまのしゅるいが 

    多い国」だと知って、とてもおどろきました。

    (「こまを楽しむ」安あん藤どう 

    正まさ樹きより)

    *①*②

    *③

     せつめいする文章しょうなどで、これから何を書くかを、読み手に

    問いかけるかたちで表あらわし

    た文のこと。

      他ほかの人が言ったことや、本などに書かれていることを、自分

    の話や文章しょうの

    中で使うこと。①かぎ(「 

    」)をつけるなどして、

    他とくべつする。②元もとの言葉や文を、そのままぬきだす。

    ③どこから引用したのかをしめす。

    問とい(問いの文)

    問いの文を見つけると、文章全ぜん体で書かれていることを見通す

    ことができる。

    48ページ

    引いん用

     相あい手を引きつけるようにくふうされた、短

    みじかい

    言葉。

    115ページ

    キャッチコピー

    ポスターや広告こくなど、多くの人が見るものに、問といかけの言葉

    などを用いて目を引くように使われている。

    119ページ

     文の終おわりに打うつ句点(。)と、文の中の意味の切れ目に打

    つ読点(、)とを合わせた言葉。

    他の人の考えを引用することで、自分の話や文章のないようを

    おぎなうことができる。

    91ページ

    句く読とう点

  • 158 157

    510510

    510

    5

    510

    5

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    言こと葉ばのたから箱ばこ

     よく分からない言葉や気になる言

    葉を、国語辞典で調しらべてみましょう。

     意い味みや使い方が分かるだけでなく、

    にた意味の言葉や、反はん対たいの意味の言

    葉も見つかりますよ。

    国語辞じ典てんを使つかおう

    きんちょう

    はずかしい

    はらが立つ

    かっとなる

    あせる

    まよう

    不ふ安あん

    たいくつ

    決けつ意い

    決けっ心しん

    ひっし

    本気

    こうふん

    びっくりする

    はんせい

    あきれる

    気分が悪わるい

    さわやか

    気分がいい

    きげんがいい

    まんぞく

    気楽らく

    落おち着つく

    ゆかい

    待まち遠しい

    なつかしい

    考え方を表す言葉

    物ものや事がらの様よう子す

    を表す言葉

    まるで

    ―のよう

    ―と(に)等ひとしい

    ―とことなる

    ―と反はん対たいの

    ―とぎゃく

    ―のなかま

    役やく立つ

    大切

    ていねい

    はっきりした

    不ふ十分

    不ふ便べん

    あっけない

    あやふや

    陽よう気

    ほがらか

    がんばり屋や

    まじめ

    のんびり

    おとなしい

    負まけずぎらい

    おこりっぽい

    活発ぱつ

    人物を表あらわす言葉

     人物ぶつや出来事ごとについてせつめいするときや、自分の考えや

    気持ちを書いたり話したりするときに、役やく立てましょう。

    考えや気持もちをつたえる言葉

    容よう易い。

    音ヨウ

    12画ジ①草くさや木きの、は。例葉よう脈みゃく・落らく葉よう/落おち葉ば・

    枯かれ葉は。②手て紙がみや写しゃ真しんなどを数かぞえる言こと葉ば。

    例写しゃ真しん一いち葉よう。

    音ヨウ

    ││

    12画テ①日ひ。太たい陽よう。例陽よう光こう。②明あかるく積せっ極きょく的てきな性せい

    質しつ。例陽よう気き・陽よう性せい。対陰いん

    ③電でん気きのプラス。

    例陽よう極きょく。対陰いん

    音ヨウ

    訓さま

    14画木①ありさま。例同どう様よう・様よう子す。②決きまった形かたち。

    例様よう式しき。③図ず柄がら。例模も様よう。④名な前まえなどの下した

    につけて、尊そん敬けいの気き持もちを表あらわす言こと葉ば。例王おう

    様さま・皆みな様さま。

    音ヨウ

    やしなう

    15画食 よう【葉】年3

    よう【陽】年3

    よう【様】年3

    よう【養】年4

    ようが︻洋画︼

    ①西せい洋ようで発はっ達たつした絵え。油あぶら絵え

    や水すい彩さい画がなど。西せい洋よう画が。対日に本ほん画が・邦ほう画が

    ヨーロッパやアメリカの映えい画が。対邦ほう画が

    ようかい︻○妖○怪︼

    化ばけ物もの。お化ばけ。かっ

    ぱやてんぐなど。

    ようかい︻○溶解︼―する

    とけること。とかす

    こと。例塩しおは水みずに溶解する。

    ようがい︻要害︼ 険けわしい地ち形けいのため、敵てきを

    防ふせぐのによい場ば所しょ。例天てん然ねんの要害。

    ようがく︻洋楽︼

    西せい洋ようで生うまれ、発はっ達たつした

    音おん楽がく。対邦ほう楽がく

    ようがし︻洋○菓子︼

    ケーキなど、西せい洋よう風ふう

    の菓か子し。対和わ菓が子し

    ようかん

    和わ菓が子しの一ひとつ。あんに寒かん天てんを混ま

    ぜて練ねったものや、小こ麦むぎ粉こを混まぜて蒸むし

    たものなどがある。

    ようかん︻洋館︼

    西せい洋よう風ふうの建たて物もの。

    ようがん︻○溶岩︼

    火か山ざんの噴ふん火かで、マグマ

    が火か口こうから流ながれ出でたもの。また、それが冷ひ

    えて固かたまった岩がん石せき。

    ようき︻容器︼

    物ものを入いれる器うつわ。入いれ物もの。例

    この容器はリサイクルできる。

    ようき︻陽気︼名

    形動 だ・な

     に・で

    ①朗ほがらかなよ

    うす。にぎやかで明あかるいようす。例陽気な

    人ひと/陽気におどる。対陰いん気き

    ②気き候こう。例春はる

    らしい陽気になる。

    ようぎ︻容疑︼

    悪わるいことをしたのではない

    かという疑うたがい。例お金かねをぬすんだという

    容疑を受うける。類嫌けん疑ぎ

    ようぎしゃ︻容疑者︼

    犯はん罪ざいを犯おかした疑うたがい

    のある人ひと。

    ようきゅう︻洋*弓︼

    →アーチェリー

    ようきゅう︻要求︼―する

    こうしてほしい

    と、相あい手てに強つよく求もとめること。例小こづかいの

    値ね上あげを要求する。類要よう望ぼう

    ようぎょ︻幼魚︼

    稚ち魚ぎょより大おおきいが、まだ

    十じゅう分ぶんに成せい長ちょうしていない魚さかな。対成せい魚ぎょ

    ようぎょ︻養魚︼

    魚さかなを育そだてたり、ふやした

    りすること。例養魚場じょう。

    ようぎょう︻○窯業︼

    かまを使つかって、陶とう磁じ

    器き・ガラス・セメント・かわら・れんがな

    どを作つくる仕し事ごと。

    ようきょく︻陽極︼

    電でん池ちなどで、電でん流りゅうが

    流ながれ出だすほうの極きょく。プラス極きょく。対陰いん極きょく

    ようきょく︻○謡曲︼

    能のうの言こと葉ばと曲きょく。また、

    それをうたうこと。うたい。

    ようぐ︻用具︼ 何なにかをするときに使つかう道どう

    具ぐ。例掃そう除じ用具。

    ようけい︻養○鶏︼ 卵たまごや肉にくを食しょく用ようにするた

    めに、ニワトリを飼かうこと。例養鶏場じょう。

    ようけん︻用件︼

    しなければならない事こと

    がら。用よう事じ。例用件を伝つたえる。

    ようけん︻要件︼

    ①必ひつ要ような条じょう件けん。例健けん康こう

    の第だい一いちの要件は、よくねることだ。②大たい切せつ

    な用よう事じ。例要件を手て帳ちょうに書かきこむ。

    ようげん︻用言︼

    それだけで意い味みを表あらわし、

    述じゅつ語ごとなることができる言こと葉ば。終おわりの

    形かたちが規き則そく的てきに変かわる。動どう詞し・形けい容よう詞し・形けい容よう

    動どう詞し。対体たい言げん

    ①話はなしたり書かいたりす

    るときに使つかう言こと葉ば。例

    用語を選えらぶ。②ある決きまった分ぶん野やで専せん門もん

    に使つかう言こと葉ば。例たとえば、﹁アウト﹂﹁セーフ﹂

    などの言こと葉ばは野や球きゅう用よう語ご。例医い学がく用語/学がく

    術じゅつ用語。

    ようご︻養護︼―する

    特とく別べつに守まもって育そだてるこ

    と。例養護の先せん生せい。

    ようご︻○擁護︼―する

    かばい、守まもること。例

    人じん権けんを擁護する運うん動どう。

    ようこう︻洋行︼―する

    勉べん強きょうや見けん物ぶつのため

    に、ヨーロッパやアメリカへ行いくこと。参

     

    古ふるい言いい方かた。

    ようこう︻要○項︼

    大たい切せつな事ことがら。また、必ひつ

    要ような事ことがらを書かき記しるしたもの。例募ぼ集しゅう要

    項/入にゅう試し要項。

    ようこう︻陽光︼

    太たい陽ようの光ひかり。例まぶしいほ

    どの陽光が降ふり注そそぐ。

    ようこうろ︻○溶鉱○炉︼

    鉱こう石せきをとかして、

    その中なかにふくまれる鉄てつや銅どうなどの金きん属ぞくを

    取とり出だすための大おおきな炉ろ。

    ようこそ

    自じ分ぶんを訪たずねてきた人ひとを喜よろこんでむ

    ようご︻用語︼

    無印…小学校学習漢字 *…小学校で読みを習わない漢字 ○…小学校学習漢字以外の常用漢字1169

    ようが→ようこそ

    彼かれ

    にはいつも助たす

    けられてばかりいるので, が上あ

    がらない。  ①頭あたま

    �に入はい

    るのはどっち?

    よ― 1168よ― 1169

    明るい

    陽よう気

    陰いん気

     ここにある言葉をきっ

    かけに、自分の言葉をど

    んどん広げよう。

    気持ちを表す言葉

    5 4

    考えや気持ちを伝える言葉 「すごい」ですませないで、

    自分の表したいことにぴったり

    の言葉を探させたいな。

    評価語彙や感想語彙を

    四つのカテゴリーで提示

    活用方法の提案

     各巻の学習と連動して

    いるから、日常的な学習

    活動の参考にもなるな。

    3 年上巻 P157-158

     書くことの指導の際に、「考え

    方を表す言葉」を示せば、文章を

    展開させるヒントになりそう。

  • 7 6

    「考えや気持ちを伝える言葉」のここに注目

    「考えや気持ちを伝える言葉」一覧

    発達段階を考慮して、

    掲載語句を選定

    授業で活用しやすく

    「言葉の宝箱」を参考にするとよい学

    習活動には、指示があります。

     新しい学習指導要領では、〔知識及び技能〕に、語彙を

    豊かにすることに関する事項が設けられました。左のよう

    に各学年において指導の重点とする語句の目安が示されて

    います。

     ただ、言葉は一朝一夕に身につくものではありません。

    光村の教科書では、学習指導要領をもとに四つのカテゴ

    リーを設け、二年から六

    年全てで共通化させまし

    た。児童の発達段階や、

    当該学年の教材との関連

    などを考慮しながら、多

    くの言葉に出会い、自分

    の話や文章の中で使って

    いけるように言葉を選定

    しています。

     語彙を豊かにするためには、「話や文章の中で使うことを

    通して、自分の語彙として身に付けていくことが重要である」

    (小学校学習指導要領解説

    国語編)とあります。

     学習の中で、「言葉の宝箱」を積極的に活用してもらえる

    ように、教材の中で示唆したり、造本上の工夫をしたりして

    います。

    「気持ち(心情)を表す言葉」は、折り込

    みを広げると、教材と同時に閲覧可能です。

    第 1 学年及び第 2 学年・身近なことを表す語句

    第 3 学年及び第 4 学年・様子や行動,気持ちや性格を表す語句

    第 5 学年及び第 6 学年・思考に関わる語句

    二年生(93語)

     低学年の児童には、それぞれ

    の言葉を、動作や表情、絵で表

    現して示すのも効果的です。

     言葉の意味を実感でき、類義

    語の微妙な差を考える機会にも

    なります。

     感想を交流する

    場面では、いつも

    使うようにしよう。

     わしから、活用のヒント

    も示したぞ。参考にしてほ

    しいのじゃ。

    明るい

    ゆうきのある

    前むき

    元気

    たくましい

    いじわる

    そそっかしい

    どりょく家

    ちえのある

    気が弱い

    親切

    やさしい

    思いやりのある

    しっかりもの

    しょうじき

    がまん強い

    こわがり

    いじっぱり

    おだやか

    ひょうきん

    きれい

    めずらしい

    くわしい

    こまかい

    人気のある

    目立つ

    きゅうくつ

    すばやい

    のろのろ

    ひっそり

    りっぱ

    べんり

    かんたん

    むずかしい

    新しい

    古い

    あぶない

    ふさわしい

    みごと

    よく分かる

    ―みたい

    ―のよう

    ―ににた

    ―と同じ

    ―とちがう

    ―にそっくり

    ―くらいの

    同じところは―

    ちがうところは―

    わたしだったら―

    ぼくだったら―

    人物を表す言葉

    事物を表す言葉

    考え方を表す言葉

    心情を表す言葉

    おもしろい

    楽しい

    わくわくする

    うれしい

    よろこぶ

    ほっとする

    気もちがいい

    さっぱりする

    気に入る

    へいき

    おどろく

    どきどきする

    気もちがわるい

    しんぱいする

    こわい

    さびしい

    かなしい

    つまらない

    くるしい

    おろおろする

    ざんねん

    あんしん

    すき

    かんしんする

    しあわせ

    うきうきする

    わすれられない

    気になる

    うらやましい

    こまる

    くやしい

    目を丸くする

    おそろしい

    ぞっとする

    あきる

    おちこむ

    なげやり

    きらい

    すねる

    あわてる

    はらはらする

    ひやひやする

  • 9 8

     国語辞典や漢字辞典を使い慣れ

    るためにも、「言葉の宝箱」は活

    用できます。掲載している言葉を

    辞典で調べ、関連する語句や熟語

    をクラスで集めるのもよいですね。

    陽気

    ほがらか

    がんばり屋

    まじめ

    のんびり

    おとなしい

    負けずぎらい

    おこりっぽい

    活発

    すなお

    りこう

    いさましい

    いばる

    おくびょう

    心やさしい

    感じがよい

    一生けんめい

    注意深い

    うっかり

    ゆうかん

    熱心

    たのもしい

    あっさり

    さっぱり

    つんとした

    気弱

    短気

    いいかげん

    おさない

    のんき

    温和

    気のいい

    行動力のある

    根気強い

    器用

    用心深い

    強がり

    生意気

    ずうずうしい

    役立つ

    大切

    ていねい

    はっきりした

    不十分

    不便

    あっけない

    あやふや

    十分

    分かりやすい

    美しい

    分かりにくい

    完全

    ―を上回る

    こうひょう

    どっしりした

    重苦しい

    とくべつ

    すばらしい

    みりょくがある

    言うことなし

    二つとない

    特色のある

    望ましい

    予想どおり

    身近

    親しみのある

    たしか

    ゆたか

    くらべものにならない

    大げさ

    かすか

    わずか

    かろやか

    かんぺき

    さすが

    せいけつ

    きょうみ深い

    ゆとりのある

    重大

    まるで―のよう

    ―と(に)等しい

    ―とことなる

    ―と反対の

    ―とぎゃく

    ―のなかま

    理由は―

    いっぽう―は

    大きく分けると

    ―に当てはまる

    たとえば―

    このように―

    人物を表す言葉

    人物を表す言葉

    事物を表す言葉

    事物を表す言葉

    考え方を表す言葉

    考え方を表す言葉

    心情を表す言葉

    さわやか

    気分がいい

    きげんがいい

    まんぞく

    気楽

    落ち着く

    ゆかい

    待ち遠しい

    なつかしい

    決心

    決意

    ひっし

    本気

    こうふん

    びっくりする

    あきれる

    気分が悪い

    きんちょう

    はずかしい

    はらが立つ

    かっとなる

    あせる

    まよう

    不安

    たいくつ

    元気づけられる

    ありがたい

    かんしゃ

    かんげき

    じまん

    じしん

    てれる

    てれくさい

    意外

    頭にくる

    落ち着かない

    心細い

    むちゅう

    打ちこむ

    期待

    引きつけられる

    心温まる

    感動

    関心をもつ

    うかれる

    気はずかしい

    注意

    がっかり

    苦手

    にくい

    なやむ

    しぶしぶ

    いい気がしない

    おそれる

    じれったい

    心が動く

    むねがいっぱいに

    なる

    あっけにとられる

    かたの力をぬく

    気を引きしめる

    つらい

    はっとする

    なごむ

    目をうたがう

    うちょうてん

    もの足りない

    とくいになる

    反省する

    ぎょっとする

    気落ちする

    くたびれる

    やるせない

    切ない

    頭をかかえる

    うっとり

    ぐっとくる

    好む

    親しむ

    こいしい

    いたわる

    ほこらしい

    しんけん

    はり切る

    注目

    思いこむ

    こだわる

    こりる

    苦心

    しんぼう

    こらえる

    ふきげん

    心が晴れる

    心がはずむ

    冷やあせをかく

    はらを決める

    気が遠くなる

    気がすむ

    気が重い

    熱が冷める

    三年生(99語)

    四年生(

    114語)

    力強い

    はげしい

    ささやか

    単調

    きつい

    あらい

    気味が悪い

    あやしい

    弱点

    かた苦しい

    どちらが―かというと

    ―は、―をふくむ

    ―の点では―

    ―に対しては―

    もし―なら

    まとめると

    つまり―

    例えば―

    たとえ―だとしても

    ―によると

    ―かもしれない

    ―のはずだ

    ―にちがいない

    心情を表す言葉

     児童の文章に、「すごかった」「よかっ

    た」など、同じ言葉が何度も出てくると

    きは、「言葉の宝箱」を使う絶好のチャ

    ンス。知らない言葉を思いつくことは不

    可能ですが、選択肢があれば、意味を調

    べて、自分の気持ちに近い言葉を考るこ

    とができます。

  • 11 10

     話し言葉と書き言葉では、使

    う言葉に違いがあり、同じ話し

    言葉でも、友達とのおしゃべり

    のときとクラス全体への報告の

    ときでは、やはり使う言葉が異

    なってきます。高学年では、言

    葉が与える印象も考慮しなが

    ら、相手や場面にあった言葉を

    選ぶことが大切になります。

    ごうかい

    まさる

    一、二を争う

    力量がある

    才能がある

    いさぎよい

    すがすがしい

    品がいい

    ひかえめ

    評価が高い

    堂々とした

    おおらか

    おっとり

    冷静

    せっかち

    心配しょう

    がんこ

    向こう見ず

    しんちょう

    楽観的

    悲観的

    積極的

    消極的

    論理的

    感情的

    熱意のある

    率直

    まっすぐ

    もの静か

    誠実

    温かい

    するどい

    気難しい

    えんりょがち

    未熟

    ─に明るい

    ─に強い

    あざやか

    はなやか

    みずみずしい

    名作

    名高い

    評判がいい

    すぐれた

    重要

    意義深い

    しっくり

    順調

    正確

    明らか

    とてつもない

    型破り

    不自然

    重々しい

    すさまじい

    余計

    適切

    好ましい

    うってつけ

    ─にかなう

    不都合

    不つり合い

    明確

    確実

    的確

    あいまい

    不確か

    不向き

    不規則

    同一

    共通

    抽象的

    具体的

    現実的

    理想的

    おそらく

    ―の点から分類する

    と―

    ―の点で比べると―

    ―といえる

    ―と思われる

    ―とはどういうこと

    かというと

    原因として考えられ

    るのは、―

    人物を表す言葉

    人物を表す言葉

    事物を表す言葉

    事物を表す言葉

    考え方を表す言葉

    心情を表す言葉

    むねが高なる

    引かれる

    顔を赤らめる

    張りつめる

    思い出深い

    きおくに残る

    印象深い

    気に留める

    安らぐ

    気を静める

    気が軽くなる

    満ち足りる

    心強い

    息をのむ

    うろたえる

    あたふたする

    まごつく

    いら立つ

    しんみり

    気が進まない

    もの悲しい

    あわれ

    気の毒

    息苦しい

    むねがいたむ

    いたいたしい

    めんどう

    うんざり

    とまどう

    不気味

    いまいましい

    しらける

    気が気でない

    もどかしい

    ふさぐ

    たまらない

    なやましい

    わずらわしい

    嫌気が差す

    むっとする

    鼻につく

    ぐらつく

    ためらう

    なごりおしい

    心残り

    後悔

    味気ない

    いじける

    くじける

    失望

    五年生(88語)

    六年生(85語)

    考え方を表す言葉

    ―とみられる

    具体的には、―

    共通点は、―

    中でも、―

    多くは、―

    ―の場合は

    ここから、―と言える

    したう

    あこがれる

    好感をもつ

    いとしい

    かんめいを受ける

    心にひびく

    圧倒される

    我を忘れる

    痛快

    ここちよい

    晴れやか

    胸をふくら

    ませる

    待ち望む

    意気ごむ

    くつろぐ

    気が楽になる

    解放感

    かたの荷が下りる

    くすぐったい

    そわそわする

    心もとない

    気がかり

    心情を表す言葉

     教室で、感想を述べるときに使える言葉

    などを掲示することがあると思います。そ

    のときは、ぜひ追加できるスペースを設け

    ておきましょう。

     児童から挙がった言葉を書き加えたり、

    関連する言葉どうしを線でつないだりし

    て、クラスの「言葉の宝箱」を作ると、児

    童たちは、やりがいを感じるでしょう。 

    ほほえましい

    ほれぼれする

    会心

    ときめく

    共感

    熱を上げる

    こみ上げる

    むねにひびく

    むねがすく

    快い

    軽快

    声がはずむ

  • 159

    510

    5101015 5

    160

    51015

    学習しゅうに用もちいる言こと葉ば

    これまでに学んだ言葉

     「はじめ」「中」「終おわり」など、文章しょうや話などが、どの

    ようなまとまりとじゅんじょでできているかということ。

     物もの語がたりに

    出てくる人のこと。物語の中で、人のように動うご

    いたり、考えたりする生き物や物も、登場人物という。

     文章しょうを書いた人。物もの語がたりや詩しなどを書いた人である「作

    者」とくべつして、せつめいする文章を書いた人のことを

    いうことがある。

     話したり話し合ったりするときの、中心しんとなる事ことがら。

    組み立て

    登とう場じょう人物ぶつ(人物)

    筆ひっ者しゃ

    話題だい

     国語の学習で、よく使つかわれる言葉です。意い味みや使い方をた

    しかめて、学習に役やく立てましょう。

     物もの語がたりの

    中にあるいくつかのまとまり。時間や場所しょ、登とう場じょう人

    物ぶつの行こう動どうなどでひとまとまりになっていることが多い。

     文章

    しょうを組み立てている、事ことがらごとのないようのまとまり。

    はじめを一字下げて表あらわす

     場ば面めん登場

    人物の会話や動き、その場の音や色などを表

    あらわす言葉に注

    ちゅう

    すると、場面の様よう子すをくわしくそうぞうできる。

     26ページ

    段だん落らく読む

    ときは、それぞれの段落で何が書かれているのかを考える

    と、全ぜん体のないようがとらえやすい。書くときは、ないようご

    とに段落を分けると、読み手に分かりやすい。

    48ページ

     図鑑かんなどで、その本の中にある言葉や物事ごとが、どのページに

    あるかを五十音順じゅんなどでしめしてあるもの。

     一行空きなどを入れて区く切られた、詩しの中のそれぞれのまと

    まり。 読

    点は、主しゅ語の後などに打つことで、文を読みやすくしたり、

    意味を分かりやすくしたりすることができる。

    97ページ

    さくいん

    知りたい事がらが決きまっているときにさくいんを使うと、書い

    てあるページをかんたんにさがすことができる。

    103ページ

    連れん一連ごとに様よう子すをそうぞうしたり、連どうしで使われている言

    葉をくらべたりすると、詩の全ぜん体がとらえやすい。

    〈れい〉

     わたしは、「日本は、世せ界かいでいちばんこまのしゅるいが 

    多い国」だと知って、とてもおどろきました。

    (「こまを楽しむ」安あん藤どう 

    正まさ樹きより)

    *①*②

    *③

     せつめいする文章しょうなどで、これから何を書くかを、読み手に

    問いかけるかたちで表あらわし

    た文のこと。

      他ほかの人が言ったことや、本などに書かれていることを、自分

    の話や文章しょうの中で使うこと。①かぎ(「 

    」)をつけるなどして、

    他とくべつする。②元もとの言葉や文を、そのままぬきだす。

    ③どこから引用したのかをしめす。

    問とい(問いの文)

    問いの文を見つけると、文章全ぜん体で書かれていることを見通す

    ことができる。

    48ページ

    引いん用

     相あい手を引きつけるようにくふうされた、短みじかい

    言葉。

    115ページ

    キャッチコピー

    ポスターや広告こくなど、多くの人が見るものに、問といかけの言葉

    などを用いて目を引くように使われている。

    119ページ

     文の終おわりに打うつ句点(。)と、文の中の意味の切れ目に打

    つ読点(、)とを合わせた言葉。

    他の人の考えを引用することで、自分の話や文章のないようを

    おぎなうことができる。

    91ページ

    句く読とう点

    13 12

    学習に用いる言葉

     意味や使い方を子どもたちと

    共有しておくことで、学習が深

    まりそう。

    ❶用語

    ❷用語の解説

    ❸教科書での例

    ❹留意点・活用方法

    ❺教科書初出のページ

    前の巻までに学習した言葉

     解説も載っているから、

    単元の初めに、既習事項

    を確認できるね。

    3 年上巻 P159-160

     どう活用できるのかが子ど

    もにも分かるから、学習で使

    えるようになりそうだな。

    ❶❷❹❺ ❸

    26

    510

    510

    習学

    見 通しをもとう

    とらえよう

    うお合えたつをとこたしうぞうそ、でん読

     *① いれのきとるすりいせ

    *②

    たかしの読音

    1

    2

     

    面場

    まとひ、の中の語物

    。りまと

    159

    るべらく・るけ分

    」 

    9ペ

    初出箇所では、欄外に取

    り出して示しています。

  • 15 14

    「学習に用いる言葉」一覧

    (全学年・五十音順)

    【あ】

    あらすじ 2年

     登場人物がしたことや、出来事を中心に、

    物語を短くまとめたもの。人物がしたこと

    を、物語の順に短くまとめてつなげると、

    あらすじになる。

    アンケート調査 4年

     多くの人に同じ質問をして調べる方法。

    答えを書き込んでもらったり、用意した答

    えの中から選んでもらったりする。

    引用 3年

     他の人が言ったことや、本などに書か

    れていることを、自分の話や文章の中で

    使うこと。①かぎ(「 

    」)をつけるなどして、

    他と区別する。②元の言葉や文を、その

    まま抜き出す。③どこから引用したのか

    を示す。

    奥付 3年

     その本の書名や作者・筆者名、発行年、

    発行者などを記したページ、またはその部

    分。ふつう、本などの終わりのほうにある。

    【か】

    会話文・地の文 3年

     かぎ(「 」)で示している登場人物の言

    葉を会話文といい、他のところを地の文と

    いう。物語では、主に地の文によって話が

    進む。

    箇条書き 4年

     事柄を、短く、一つ一つ分けて書き並べ

    る書き方のこと。「・」「①②……」など、

    記号や数字を用いることが多い。

    語り手 3年

     物語の地の文を語る人。人物の行動や気

    持ち、場面の様子などを語りながら、話を

    進めていく。

    議題 4年

     話し合いや会議などで取り上げる題材の

    こと。生活の中の問題点や、参加者の関心

    のあることなど、話し合うことによって何

    かを決めたり、互いの考えを交流したりし

    たい事柄を選ぶとよい。

    キャッチコピー 3年

     相手を引きつけるように工夫された、短

    い言葉。

    句読点 3年

     文の終わりに打つ句点(。)と、文の中

    の意味の切れ目に打つ読点(、)とを合わ

    せた言葉。

    組み立て 2年

     文章や話が、どのようなまとまりと順序

    でできているかということ。組み立ては、

    「初め」「中」「終わり」のまとまりで考え

    ると、分かりやすくなることが多い。

    構成 5年

     話や文章の全体が、どのようなまとまり

    で組み立てられているかということ。

     

    根拠 5年

     考えや主張のもとになるもので、客観的

    な事実や、体験などの具体的な事例によっ

    て示されることが多い。

      【さ】

    索引 3年

     図鑑などで、その本の中にある言葉や物

    事が、どのページにあるかを五十音順など

    で示してあるもの。

    作者 1年

     物語や詩などを作った人。

    司会 3年

     話し合いなどを、目的や話題に合わせて

    進行すること。また、それを行う人。

    質問 2年

     分からないことや知りたいこと、確かめ

    たいことなどを、人にきくこと。質問をす

    るときは、相手の話をよく聞いて、関係の

    あることを尋ねるようにする。

    視点 6年

     物語や詩において、語り手がどこからそ

    の作品を見て語っているかということ。そ

    の作品の登場人物に寄り添った視点から語

    ることもあれば、登場人物自身の視点から

    語る場合や、どの人物にも偏らない視点か

    ら語る場合もある。

    取材 4年

     知りたいことなどについて、さまざまな

    方法で調べて材料を集めること。実際に見

    たり聞いたりする、本やインターネットで

    調べる、アンケート調査をするなどの方法

    がある。

    主張 5年

     自分の意見や思いを他の人に訴えるこ

    と。また、その意見や思いのこと。話し合

    いや意見文などでは、自分の主張や立場を

    明確に示す必要がある。

    出典 4年

     話や文章の中で、引用したり参考にした

    りした本や資料などのこと。本の場合は、

    著者(作者)名、書名、出版社名、発行年

    を示す。ウェブサイトの場合は、ウェブサ

    イト名と、サイト管理者の名前などの情報

    を示す。

    情景 4年

     物語や詩において、登場人物の気持ちと

    響き合うように描かれた風景や場面の様

    子。その登場人物の目に映った景色や、耳

    に聞こえた音などとして、修飾語とともに

    描かれることが多い。

    事例 5年

     ある物事や考えを説明するために例とし

    て挙げられる、具体的な事実のこと。

    心情 5年

     登場人物が、心の中で思っていることや

    感情のこと。直接書かれているだけでなく、

    行動や会話、情景にも表れる。

    人物像 5年

     物語全体を通して描かれる、人物の性格

    や、ものの見方・考え方などの特徴を総合

    的に捉えたもの。

    推敲 6年

     一度書いた文章をよりよくするために、

    読み直して、誤字などを修正したり、形式

    や表現を適切な形に整えたりすること。

    設定 4年

     時(いつの話か)、場所(どこの話か)、

    登場人物(誰が出てくる話か)など、その

    物語全体に関わることをいう。物語の始ま

    りに書かれていることが多い。

    【た】

    対比 4年

     二つのものを比べて、違いをはっきりさ

    せること。

    題名 1年

     本や文章に付けられた名前。本の題名は、

    表紙に書いてある。

    段落 3年

     文章を組み立てている、事柄ごとの内容

    のまとまり。初めを一字下げて表す。

    著作権 6年

     文章や音楽、絵などの作品を作った人(著

    作者)がもつ権利のこと。適切に引用し、

    出典を示す場合を除いて、許可なくその作

    品を使ったり、変えたりしてはいけないと

    いうルールがある。

    出来事 2年

     物語の中で起きたこと。特に大きな出来

    事を「事件」ということがある。

    問い(問いの文) 3年

     説明する文章などで、これから何を書く

    かを、読み手に問いかけるかたちで表した

    文のこと。

    登場人物(人物)2年

     物語の中に出てくる人のこと。物語の中

    で、人のように動いたり、考えたりする生

    きものや物も、登場人物(人物)という。

    【な】

    日本十進分類法 5年

     図書資料の分類方法の一つ。アメリカで

    作られた分類方法をもとに、日本の図書館

    に合わせて考案された。全ての図書資料を

    十の種類に分け、それぞれをさらに細かく

    十ずつに分ける。

    【は】

    場面 3年

     物語の中にあるいくつかのまとまり。時

    間や場所、登場人物の行動などでひとまと

    まりになっていることが多い。

    筆者 2年

     文章を書いた人のこと。物語や詩などを

    作った人である「作者」と区別して、説明す

    る文章を書いた人を筆者ということがある。

    【ま】

    見出し 4年

     文章のまとまりの初めに置かれる、要点

    を短くまとめた言葉。

    メモ 2年

     聞いたことや考えたことなどを、整理し

    たりまとめたりするために書き留めるこ

    と。また、書き留めたものも、メモという。

    【や】

    訳者 1年

     外国語の文章を、日本語の文章に直すこ

    とを、「訳す」という。訳した人が、「訳者」。

    山場 5年

     物語の中で、中心となる人物のものの見

    方・考え方や人物どうしの関係が大きく変

    わるところ。

    要旨 5年

     筆者が文章で取り上げている、内容や考

    えの中心となる事柄。文章全体をまとめて

    いる段落に表れることが多い。

    要点 4年

     物事や人の話などの中心となる、大事な

    事柄のこと。

    要約 4年

     目的や必要に応じて、話や本、文章の内

    容を短くまとめること。元の文章の組み立

    てや表現をいかしてまとめるものと、自分

    の言葉に言い換えてまとめるものとがあ

    る。

    【ら】

    連 3年

     一行空きなどを入れて区切られた、詩の

    中のそれぞれのまとまり。

    【わ】

    話題 2年

     話したり話し合ったりするときの、中心

    となる事柄や材料のこと。

    割り付け 4年

     新聞などで、記事や見出し、写真・図な

    どの大きさと、入れる場所を決めること。

  • 三年

    二年

    一年

    学年

    語り手

    奥付司会会話文・地の文

    キャッチコピー

    連 索引句読点

    引用問い(問いの文)

    段落場面出来事

    話題筆者質問組み立て

    あらすじ

    メモ登場人物(人物)

    訳者題名作者学習用語

    モチモチの木

    科学読み物での調べ方

    はんで意見をまとめよう

    ちいちゃんのかげおくり

    ポスターを読もう

    わたしと小鳥とすずと/

    夕日がせなかをおしてくる

    はじめて知ったことを知らせよう

    仕事のくふう、見つけたよ

    引用するとき

    言葉で遊ぼう

    言葉で遊ぼう

    きつつきの商売

    お話のさくしゃになろう

    そうだんにのってください

    どうぶつ園のじゅうい

    あったらいいな、こんなもの

    こんな もの、見つけたよ

    スイミー

    ともだちを さがそう

    ふきのとう

    ずうっと、ずっと、大すきだよ

    やくそく

    やくそく

    教材

    初出一覧

    六年

    五年

    四年

    学年

    推敲著作権

    視点山場根拠主張事例構成要旨日本十進分類法

    人物像

    心情出典議題情景アンケート調査

    割り付け

    取材見出し

    要約設定対比要点箇条書き

    学習用語

    大切にしたい言葉

    調べた情報の用い方

    帰り道

    大造じいさんとガン

    あなたは、どう考える

    あなたは、どう考える

    言葉の意味が分かること

    言葉の意味が分かること

    見立てる

    図書館を使いこなそう

    なまえつけてよ

    なまえつけてよ

    伝統工芸のよさを伝えよう

    クラスみんなで決めるには

    ごんぎつね

    新聞を作ろう

    新聞を作ろう

    新聞を作ろう

    新聞を作ろう

    要約するとき

    一つの花

    思いやりのデザイン

    聞き取りメモのくふう

    聞き取りメモのくふう

    教材

    内容解説資料

    発行者:小泉 茂発行所:光村図書出版株式会社

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    子どもたちの未来のために,光村図書は,教科書の作成にあたって ,「環境」「健康」「子どもの特性」に配慮しています。・原料や製法など,環境に配慮した紙を使用しました。・環境と健康にやさしい,エコマーク認定の植物油インキで印刷しました。・カラーユニバーサルデザインに関して,細心の注意を払いました。・児童の学習負担を軽減するように配慮された書体を使用しました。・特別支援教育の視点から,専門家の入念な校閲を受けました。