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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 高齢社会に向けたまちづくりの取組み コンパクト・プラス・ネットワークと連動した 生活支援サービス確保・介護予防等) 平成31年1月28日 国土交通省 東北地方整備局建政部 資料1-2

高齢社会に向けたまちづくりの取組み · 2019. 4. 5. · Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 高齢社会に向けたまちづくりの取組み

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

高齢社会に向けたまちづくりの取組み(コンパクト・プラス・ネットワークと連動した生活支援サービス確保・介護予防等)

平成31年1月28日

国土交通省 東北地方整備局建政部

資料1-2

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目次

•コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりの概要

•コンパクトシティ化と生活支援サービスの確保・

介護予防との関係

•関係省庁の施策連携によるコンパクトシティ形成

の促進

・(参考)コンパクト・プラス・ネットワークに関する計画・支援制度

・(参考)コンパクト・プラス・ネットワークのモデル都市

(うち医療・福祉関連の取組みを有する都市)

・(参考)健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン

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コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりの概要

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出典:新たな「国土のグランドデザイン」参考資料

人口減少・高齢社会の到来

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0 10 20 30 40 50

1970

2010

0 10 20 30 40

1970

2010

2040

県庁所在地の人口の推移(三大都市圏及び政令指定都市を除く)

(人口 単位:万人)

(年)

県庁所在地のDID面積の推移(三大都市圏及び政令指定都市を除く)

(年)

(面積 単位:km2)

1970年→2010年

DID面積は倍増

〈1都市あたりの平均人口〉

1970年→2010年

人口は約2割増加

約40年前の

1970年と同水準

〈1都市あたりの平均DID面積〉

出典:国勢調査国立社会保障・人口問題研究所(平成25年3月推計)

地方都市の現状と課題

○多くの地方都市では、

・急速な人口減少と高齢化に直面し、地域の産業の停滞もあり活力が低下

・住宅や店舗等の郊外立地が進み、市街地が拡散し、低密度な市街地を形成

・厳しい財政状況下で、拡散した居住者の生活を支えるサービスの提供が将来困難になりかねない状況にある。

○こうした状況下で、今後も都市を持続可能なものとしていくためには、都市の部分的な問題への対症療法では間に合わず、都市全体の観点からの取り組みを強力に推進する必要。

地方都市の現状と課題

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地域公共交通サービスの衰退モータリゼーションの進展と輸送人員の減少

・ 一般路線バスについては、2010年度から2015年度までの6年間に約7,509 ㎞の路線が完全に廃止。鉄軌道については、2000年度から2015年度までの15 年間に

37 路線・約754㎞が廃止。

空白地面積 空白地人口

バス 500m圏外鉄道 1km圏外

36,477 km2

(我が国の可住地面積の約30%)

7,351千人(我が国の人口の

5.8%)

• 公共交通空白地域の存在

• モータリゼーションが著しく進展

• 一般路線バス事業者の6割以上、地域鉄道事業者の7割以上の経常収支が赤字

一般路線バス事業者 地域鉄道事業者

(出典)平成23年度国土交通省調査による

• 輸送人員は大幅に減少

1990年 2000年 2010年 2015年

乗合バス事業 65億人 48億人 42億人42億人

(90年に比べ35%減)

地域鉄道 5.1億人 4.3億人 3.8億人4.1億人

(90年に比べ20%減)

(出典)自動車輸送統計年報、鉄道統計年報及び国土交通省調査

今後の急激な人口減少の下で地域公共交通をめぐる環境はますます厳しいものとなることが想定

(2015年度)

(保有車両30両以上の事業者(2015年度) )

※乗用車保有台数は各年3月末時点、乗合バス(輸送人員)は各年度の数値出典:「自動車輸送統計年報」「自動車検査登録情報協会公表資料」より国土交通省作成

(万台) (百万人)

○地域公共交通の位置付けが相対的に低下し、輸送人員の減少が著しい。

○地域交通を担う民間事業者の経営悪化に伴い、地域公共交通ネットワークの縮小、運行頻度等のサービス水準の低下が進行している。

(出典)国土交通省総合政策局 公共交通政策部作成資料

地域公共交通の現状と課題

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まちづくりの方向性

まちの人口密度が低下する。(人がまばらに住むようになる)

医療・福祉・商業等の生活サービス施設が成り立たなくなる。

まとまって人が居住することが必要(コンパクトシティの推進)

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コンパクト・プラス・ネットワークのねらい

○医療・福祉・商業等の生活サービスの維持が困難に

○公共交通ネットワークの縮小・サービス水準の低下

■ 地域経済の衰退

■ 都市の生活を支える機能の低下

○地域の産業の停滞、企業の撤退

○中心市街地の衰退、低未利用地や空き店舗の増加

○社会保障費の増加

○インフラの老朽化への対応

■ 厳しい財政状況

都市が抱える課題

生活サービス機能の維持・アクセス確保などの利用環境の向上

高齢者の外出機会の増加、住民の健康増進

サービス産業の生産性向上、投資誘発

外出機会・滞在時間の増加による消費拡大

行政サービス、インフラの維持管理の効率化

地価の維持・固定資産税収の確保

健康増進による社会保障費の抑制

コンパクトシティコンパクトシティ

生活サービス機能と居住を集約・誘導し、人口を集積

まちづくりと連携した公共交通ネットワークの再構築

+ネットワーク

エネルギーの効率的利用CO2排出量の削減中心拠点や生活拠点が

利便性の高い公共交通で結ばれた多極ネットワーク型コンパクトシティ

高齢者や子育て世代が安心・快適に生活・活躍できる都市環境

地域内での消費・投資の好循環の実現

財政面でも持続可能な都市経営

低炭素型の都市構造の実現

○ 人口減少・高齢者の増加

○ 拡散した市街地

都市を取り巻く状況

○ 都市のコンパクト化は、縮退均衡を目指すものではなく、居住や都市機能の集積による「密度の経済」の発揮を通じて、・ 生活サービス機能維持や住民の健康増進など、生活利便性の維持・向上・ サービス産業の生産性向上による地域経済の活性化(地域の消費・投資の好循環の実現)・ 行政サービスの効率化等による行政コストの削減などの具体的な行政目的を実現するための有効な政策手段。

コンパクトシティ化による効果の例

生活利便性の維持・向上等

地域経済の活性化

行政コストの削減等

地球環境への負荷の低減

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(参考)コンパクトシティをめぐる誤解

一極集中

郊外を切り捨て、市町村内の最も主要な拠点(大きなターミナル駅周辺等)1カ所に、全てを集約させる

多極型の都市構造

中心的な拠点だけではなく、旧町村の役場周辺などの生活拠点も含めた、多極ネットワーク型のコンパクト化を目指す

コンパクトシティをめぐる誤解

全ての人口の集約

全ての居住者(住宅)を一定のエリアに集約させることを目指す

強制的な集約

居住者や住宅を強制的に短期間で移転させる

全ての人口の集約を図るものではない

例えば農業従事者が農村部に居住することは当然(集約で一定エリアの人口密度を維持)

誘導による集約

インセンティブを講じながら、時間をかけながら居住の集約化を推進

地価水準の格差を生む

居住等を集約する区域の内外で地価水準が大きく分かれ、格差が生じる

急激な地価変動は生じない

・誘導策による中長期的な取組であり、急激な地価変動は見込まれない

・まちなかの地価の維持・上昇に加え、都市全体の地価水準の底上げ等の波及効果を期待

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コンパクトシティ化と生活支援サービスの確保・介護予防との関係

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コンパクトシティ化の効果の例①…生活サービスの維持

■医療、商業等の生活サービス施設や公共交通の維持には、一定の人口集積が不可欠。

■薄く広がった市街地を抱えたまま、今後、全市的に人口が減少すると、これらサービスの維持ができなくなり、日常生活を営むことが困難となり、地域経済が衰退するおそれ。

⇒コンパクトシティ化により、居住を公共交通沿線や日常

生活の拠点に緩やかに誘導し、人口集積を維持・増加

させ居住と生活サービス施設との距離を短縮することに

より、生活サービス施設の立地と経営を支え、市民の生

活利便性を維持。

人口密度40人/ha以上の地区⇒生活サービス施設が多く立地。

施設の立地を支える商圏人口等が大きく減少し、全市的に生活サービス施設の存続が困難に

人口密度40人/ha以上の地区が消失

2010年

2040年

例えば都市型コンビニエンスストアの場合、商圏距離:500m 商圏人口:3,000人

が標準といわれている。⇒これを人口密度に換算すると、約40人/ha(出所) 「すぐ応用できる商圏と売上高予測」市原実著、同友館

500m

圏域人口3,000人

都市型コンビニの商圏イメージ図

人口密度約40人/haに相当

仮にコンパクトシティ化に取り組まず、全市均等に人口が減少すると

居住誘導により、拠点地区の人口密度を維持することにより、将来においても生活サービス施設の維持が可能に

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商品の性質や業態の組み合わせ等で、商圏や立地戦略は様々*コンビニエンスストア大都市住宅地⇒商圏:半径500メートル、周辺人口:3,000人、流動客その他の地域⇒商圏:半径2~3キロメートル(幹線道路沿いに立地)、周辺人口:3000人~4000人、流動客

*食品スーパー(2,000~3,000㎡規模) ⇒周辺人口1~3万人*ドラッグストア(1,000~1,500㎡規模) ⇒周辺人口1~3万人

出典:都市再構築戦略検討委員会専門家プレゼンテーションより国土交通省作成

3千人 5千人 1万人 3万人 5万人 15万人…

<医療>地区診療所 診療所 地区病院 中央病院

<福祉>高齢者向け住宅 デイサービスセンター訪問系サービス 地域包括支援センター 有料老人ホーム

老健・特養

<買い物>コンビニエンスストア 食品スーパー 商店街・百貨店等

周辺人口規模

※人口規模と機能の対応は概ねの規模のイメージであり、具体的には条件等により差異が生じると考えられる。

○ 商業・医療・福祉等の機能が立地し、持続的に維持されるためには、機能の種類に応じて、以下のような圏域人口が求められる。

(参考) 利用人口と維持可能な都市機能の関係

商業施設の商圏と施設規模

国土交通省 都市局 第2回都市再構築戦略検討委員会有限会社 リティルウォーク 代表 服部年明 氏 プレゼン資料より抜粋 8

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○訪問介護は、移動に時間とコストを要するため、生産性が低く、収益率も低いとされている。

○コンパクトシティ化により、まちなかへの人口の集積と介護事業所の立地が進むことで、時間あたりのサービス提供量が増加するとともに、移動に伴うコストが減少。

⇒訪問介護におけるサービス提供の効率性が上昇し、事業者の生産性が向上

<訪問介護の生産性向上イメージ>

出典:国土交通省作成

高齢者人口密度とホームペルパーの年間移動費用 (円/派遣世帯あたり(年間))

出典:富山市資料を基に国土交通省作成

コンパクトシティ化の効果の例②…生産性向上(訪問介護)

□富山市では、市の社会福祉協議会が運営する訪問介護施設について、平成15年5月から7月の実績をもとにヘルパー派遣にかかる年間移動費用を推計。

□派遣先の人口密度が高いほど移動費用が軽減する傾向にあり、都心部の施設と郊外部の施設との差は1.5~1.8倍。

市街地が拡散している場合

市街地がコンパクト化した場合

約2.6倍15,800

23,900

28,800

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

都心部 郊外部① 郊外部②

(円/世帯・年)

高齢者人口密度 8.8人/ha 4.0人/ha 3.0人/ha

1.5~1.8倍

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◎都市が集約化され、居住地と拠点地区が近接するほど徒歩や公共交通を利用して日常生活を営む市民が増加。⇒コンパクトシティ化により、高齢者の外出機会、市民の歩行量が増加し、健康な市民の増加や医療費の抑制が見込まれる。

拡散型都市構造では自動車への依存度が増大

移動行動における一日一人あたりの歩行量(歩/人・日)

出典:H22全国都市交通特性調査データ、「健康増進のための歩行量実態調査とその行動群別特性分析への応用(筑波大学谷口教授ほか)」をもとに国土交通省作成

※H22全国都市交通特性調査対象都市のうちDIDを有する69都市の20歳以上の移動データをもとに分析

見附市運動継続者:(株)つくばウエルネスリサーチがサポートする見附市運動教室への継続参加者

出典:つくばウェルネスリサーチ、e-wellnessシステムによる医療費抑制効果

見附市運動経験者一人あたりの医療費の推移

□見附市で行われている大規模健康づくり事業では、継

続的に運動を実施する高齢者群は、実施しない群と比

較して年間約10万円医療費が少ないという結果。

差額

104,234円

コンパクトシティ化の効果の例③…健康の増進

集約型都市構造だと徒歩、公共交通による外出、移動機会が増大

高齢者の外出率(%)

※H26国土交通白書より抜粋

10

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関係省庁の施策連携によるコンパクトシティ形成の促進

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コンパクトシティ形成支援チームによる省庁横断的な支援○コンパクトシティの推進に当たっては、医療・福祉、地域公共交通、公共施設再編、 中心市街地活性化などのまちづくりと密接に関係する様々な施策と連携し、整合性や相乗効果等を考慮しつつ、総合的な取組として進めていくことが重要。

○このため、まちづくりの主体である市町村において施策間連携による効果的な計画が作成されるよう、関係府省庁で構成する「コンパクトシティ形成支援チーム」を通じ、市町村の取組を省庁横断的に支援。

府省庁横断的な支援

○関係府省庁において関係施策が連携した支援施策を具体的に検討し、制度改正・予算要求等に反映

コンパクトシティ化に取り組む市町村

モデル都市の形成・横展開

具体的な効果・事例を目に見える形で提示

取組成果の「見える化」

○他の市町村のモデルとなる都市の計画作成を関係府省庁が連携して重点的にコンサルティング

○コンパクトシティ化に係る評価指標(経済財政面・健康面など)を開発・提供し、市町村における目標設定等を支援

○人口規模やまちづくりの重点テーマ別に類型化し、横展開

○市町村との意見交換会等を通じ、施策連携に係る課題・ニーズを把握

現場ニーズに即した支援施策の充実

“横串”の視点での施策間連携を促進

コンパクトシティの取組の実効性を確保

国土交通省 〔事務局〕

コンパクトシティ形成支援チーム (H27.3設置)コンパクトシティ形成支援チーム (H27.3設置)

内閣官房/内閣府 復興庁

経済産業省

総務省 財務省 金融庁

農林水産省厚生労働省文部科学省

(施策連携イメージ)

医療・福祉

防災都市農業

住宅公共施設再編地域公共交通

学校・教育

子育て広域連携

コンパクトシティの形成

都市再生・中心市街地活性化

○市町村の取組の進捗や課題を関係府省庁が継続的にモニタリング・検証

(支援チームの主な取組)

『まち・ひと・しごと創生総合戦略』(H26.12.27閣議決定)に基づき設置

環境省

11

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チームリーダー (1)国土交通省

大臣官房審議官(都市局担当)

副チームリーダー (1) 総合政策局公共交通政策部長

構成員 (21)

内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局参事官

内閣府 地方創生推進事務局参事官

復興庁 統括官付参事官

総務省自治行政局市町村課長

自治財政局財務調査課長

財務省 理財局国有財産企画課長

金融庁 監督局総務課長

文部科学省 大臣官房政策課長

厚生労働省

医政局地域医療計画課長

子ども家庭局保育課長

老健局高齢者支援課長

老健局振興課長

農林水産省 農村振興局農村政策部都市農村交流課都市農業室長

経済産業省経済産業政策局地域経済産業グループ中心市街地活性化室長

中小企業庁経営支援部商業課長

環境省 大臣官房環境計画課長

国土交通省

総合政策局社会資本整備政策課長

総合政策局公共交通政策部交通計画課長

水管理・国土保全局河川計画課長

水管理・国土保全局下水道部流域管理官

住宅局住宅政策課長

都市局都市計画課長

コンパクトシティ形成に向けた市町村の取組が一層円滑に進められるよう、関係施策が連携した支援策について検討するなど、関係省庁をあげて市町村の取組を強力に支援

チームメンバー

事務局:国土交通省

コンパクトシティ形成支援チームの構成員

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市街地の拡散・人口減少

マイカーが主要な移動手段

中心駅

拠点エリア

公共交通空白地域

低密度に拡散した市街地

いずれのバス路線も低頻度の運行回数

公共交通沿線への居住の誘導

拠点エリアへの医療、福祉等の都市機能の誘導

拠点エリアにおける循環型の公共交通ネットワークの形成

歩行空間や自転車利用環境の整備

コミュニティバス等によるフィーダー(支線)輸送

立地適正化計画

地域公共交通網形成計画連携

乗換拠点の整備

拠点間を結ぶ交通サービスを充実

好循環を実現

デマンド型

乗合タクシー等の導入

コンパクトシティ + ネットワーク

持続安定的な公共交通事業の確立

都市の持続可能性が確保

低密度な市街地の拡散

医療・福祉・商業等の都市機能が維持されなくなるおそれ 公共交通サービス水準の低下

公共交通事業者の経営悪化

公共交通の利用者の減少 生活サービス機能と居住を集約・誘導し、人口を集積

まちづくりと連携した公共交通ネットワークの再構築

■薄く広がった市街地を抱えたまま、今後人口が減少すると、医療、商業等の生活サービス施設や公共交通を維持することが困難となり、歩いて又は公共交通で日常生活を営むことが困難となるおそれ。

⇒ コンパクトシティ化により、居住を公共交通沿線や日常生活の拠点に緩やかに誘導⇒ 居住と生活サービス施設との距離を短縮することにより、市民の生活利便性を向上

13

施策連携の例①・・・地域公共交通施策との連携

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○立地適正化計画による居住や都市機能の誘導に合わせて福祉・医療政策を展開することによって、より多くのまとまった地域において効果的・効率的な福祉・医療サービスを住民に提供することが重要。

○医療や介護など様々な生活支援サービスが日常生活圏域で適切に提供されるコンパクトなまちを目指すことが重要。

施策連携の例②・・・医療・福祉施策との連携

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(参考)コンパクト・プラス・ネットワークに関する計画・支援制度

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◆区域外の居住の緩やかなコントロール○一定規模以上の区域外での住宅開発について、届出、市町村による働きかけ

コンパクト・プラス・ネットワークのための計画制度○平成26年に改正した都市再生特別措置法及び地域公共交通活性化再生法に基づき、都市全体の構造を見渡しながら、居住機能や医療・福祉・商業等の都市機能の誘導と、それと連携した持続可能な地域公共交通ネットワークの形成を推進。

○必要な機能の誘導・集約に向けた市町村の取組を推進するため、計画の作成・実施を予算措置等で支援。

立地適正化計画 (市町村が作成)【改正都市再生特別措置法】(平成26年8月1日施行)

◆区域外の都市機能立地の緩やかなコントロール○誘導したい機能の区域外での立地について届出、市町村による働きかけ

〇誘導したい機能の区域内での休廃止について届出、市町村による働きかけ

◆区域内における居住環境の向上○住宅事業者による都市計画等の提案制度

居住誘導区域居住を誘導し人口密度を維持するエリアを設定

公共交通沿線への居住の誘導

都市機能誘導区域生活サービスを誘導するエリアと当該エリアに誘導する施設を設定

◆都市機能(福祉・医療・商業等)の立地促進○誘導施設への税財政・金融上の支援○福祉・医療施設等の建替等のための容積率の緩和○公的不動産・低未利用地の有効活用

◆歩いて暮らせるまちづくり○歩行空間の整備支援

国土交通大臣の認定

関係法令の特例・予算支援の充実

拠点エリアへの医療、福祉等の都市機能の誘導

歩行空間や自転車利用環境の整備

立地適正化計画

連携

好循環を実現

多極ネットワーク型コンパクトシティ

地域公共交通網形成計画

→加えて、地域公共交通ネットワークの再構築を図る事業への出資等の制度を創設するため、平成27年8月に地域公共交通活性化再生法等を改正

○事業の具体的内容・運行主体 ・運行ダイヤ・ルート ・運賃 等

◆まちづくりとの連携

◆地域全体を見渡した面的な公共交通ネット

ワークの再構築

Z拠点エリアにおける循環型の公共交通ネットワークの形成

デマンド型乗合タクシー等の導入

コミュニティバス等によるフィーダー(支線)輸送

拠点間を結ぶ交通サービスを充実

乗換拠点の整備

地域公共交通再編実施計画(地方公共団体が事業者等の同意の下作成)

地域公共交通網形成計画(地方公共団体が中心となって作成)

【改正地域公共交通活性化再生法】(平成26年11月20日施行)

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○コンパクトシティ推進のための公的不動産(PRE)活用計画の作成支援【都市局】○地方公共団体による公共施設再編の促進【総務省】○国公有財産の最適利用の推進【財務省】○PREの活用促進【土地局】

○コンパクトシティの本格的推進を図るため、立地適正化計画に基づく地方単独事業に対し、地方財政措置を拡充(立地適正化事業債の導入)【総務省】

地方財政措置計画作成・合意形成

各分野の施策

○交通結節点、自由通路、駐車場、バス施設等への支援【都市局】○計画的な地域公共交通ネットワークの再構築に向けた取組への支援【総合政策局】

公共交通整備

居住誘導

拠点整備

○地方創生交付金による先導的なコンパクトシティの取組への支援 【内閣府】○都市機能の集約に資するCO2削減対策に取り組む地域への支援【環境省】○全国の公共交通機関を網羅した経路検索の可能化等に関する調査【総合政策局】 等

市街地整備 ○地域の実情に応じた柔軟な市街地整備事業の推進【都市局】○都市機能誘導区域内等における商店街機能の活性化・維持に向けた取組に対する重点支援【経産省】

都市機能誘導

介 護 ○介護施設の立地誘導(助成事業の選定に際しコンパクトシティ形成に資するものを優先的に配慮)【厚労省】○サービス付き高齢者向け住宅の補助事業において市町村のコンパクトシティの方針等との整合を要件化【住宅局】

子育て ○子育て支援施設(乳幼児の一時預かり施設、子ども送迎センター)への公的支援の充実【都市局】○都市公園における社会福祉施設等の設置弾力化【都市局】○都市部等の保育所等の整備促進(地域連携コーディネーター)【厚労省】○事業所内保育等の企業主導型保育事業に係る課税標準の特例措置を創設(固定資産税等)

公共施設等再編

立地適正化計画の作成、合意形成等のための支援 【都市局】

都市機能誘導区域等の拠点整備のための市街地整備、公共交通整備等に対する支援

誘導施設の整備に対する支援(誘導施設の整備等に対する補助、金融支援、税制特例、容積率の特例)

○コンパクトシティ形成に資する取組等を行う地方公共団体の居住誘導区域内における、地方公共団体の住宅の建設・取得に対する財政的支援とあわせた住宅ローンの金利引き下げ【住宅金融支援機構】

○既成市街地における快適な居住環境の創出等のための住宅や公共施設の整備等に対する支援【住宅局】○空き家の活用・除却に対する補助【住宅局】、全国版空き家・空き地バンクの構築等【土地局】

居住誘導に対する支援(住宅の立地誘導、居住環境の向上、空き家等の活用促進等に係る支援等)

コンパクト・プラス・ネットワークに関連する主な支援措置

○地域における案件形成の促進【総合政策局】

PPP/PFI

都市構造の集約

○誘導施設の整備に対する補助【都市局】○民都機構による金融支援【民都機構】、事業用資産の移転・誘導施設用地の提供等に係る税制特例

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○420都市が立地適正化計画について具体的な取組を行っている。 (平成30年8月31日時点)○このうち、177都市が平成30年8月31日までに計画を作成・公表。

立地適正化計画の作成状況

※平成30年8月31日までに作成・公表の都市(オレンジマーカー)都市機能誘導区域、居住誘導区域ともに設定した市町村(赤字:142都市)、都市機能誘導区域のみ設定した市町村(青字35都市) (平成30年8月31日時点)

合計420都市

大崎市 笠間市 小田原市 穴水町 瑞浪市 東海市 高槻市 海南市

札幌市 利府町 取手市 さいたま市 秦野市 美濃加茂市 知多市 守口市 有田市 徳島市 鹿島市

函館市 牛久市 川越市 厚木市 福井市 大野町 知立市 枚方市 新宮市 阿南市 小城市

旭川市 秋田市 つくば市 秩父市 大和市 敦賀市 静岡県 尾張旭市 茨木市 湯浅町 嬉野市

室蘭市 横手市 守谷市 本庄市 伊勢原市 小浜市 静岡市 豊明市 八尾市 高松市 基山町

釧路市 大館市 常陸大宮市 東松山市 海老名市 大野市 浜松市 田原市 寝屋川市 鳥取市 丸亀市

美唄市 湯沢市 坂東市 春日部市 松田町 勝山市 沼津市 弥富市 河内長野市 坂出市 長崎市

士別市 大仙市 かすみがうら市 深谷市 鯖江市 熱海市 東郷町 大東市 松江市 善通寺市 大村市

名寄市 山形県 つくばみらい市 戸田市 新潟市 あわら市 三島市 和泉市 大田市 観音寺市

北広島市 山形市 小美玉市 朝霞市 長岡市 越前市 伊東市 津市 箕面市 江津市 多度津町 熊本市

石狩市 米沢市 大洗町 志木市 三条市 越前町 島田市 四日市市 門真市 荒尾市

当別町 鶴岡市 城里町 坂戸市 新発田市 美浜町 富士市 伊勢市 高石市 岡山市 松山市 玉名市

福島町 酒田市 東海村 鶴ヶ島市 小千谷市 高浜町 磐田市 松阪市 東大阪市 倉敷市 宇和島市 菊池市

八雲町 寒河江市 境町 日高市 見附市 焼津市 桑名市 阪南市 津山市 八幡浜市 合志市

長万部町 村山市 毛呂山町 燕市 甲府市 掛川市 名張市 笠岡市 新居浜市

江差町 長井市 宇都宮市 越生町 糸魚川市 山梨市 藤枝市 亀山市 神戸市 総社市 西条市 大分市

古平町 中山町 栃木市 小川町 妙高市 大月市 袋井市 伊賀市 姫路市 高梁市 大洲市 竹田市

鷹栖町 佐野市 鳩山町 五泉市 笛吹市 裾野市 朝日町 尼崎市 赤磐市 伊予市 杵築市

東神楽町 福島市 鹿沼市 上里町 上越市 上野原市 湖西市 西宮市 真庭市 四国中央市

芽室町 郡山市 日光市 寄居町 魚沼市 菊川市 大津市 西脇市 西予市 宮崎市

いわき市 小山市 南魚沼市 長野市 伊豆の国市 彦根市 宝塚市 広島市 都城市

青森市 白河市 真岡市 千葉市 胎内市 松本市 牧之原市 草津市 高砂市 呉市 高知市

弘前市 須賀川市 大田原市 船橋市 田上町 上田市 函南町 守山市 朝来市 竹原市 南国市 鹿児島市

八戸市 喜多方市 那須塩原市 松戸市 湯沢町 岡谷市 清水町 栗東市 たつの市 三原市 土佐市 薩摩川内市

黒石市 二本松市 那須烏山市 成田市 飯田市 長泉町 甲賀市 福崎町 尾道市 須崎市 いちき串木野市

五所川原市 国見町 下野市 佐倉市 富山市 諏訪市 森町 野洲市 太子町 福山市 四万十市 奄美市

十和田市 猪苗代町 芳賀町 柏市 高岡市 小諸市 湖南市 府中市 姶良市

むつ市 矢吹町 市原市 魚津市 駒ヶ根市 名古屋市 東近江市 奈良市 東広島市 北九州市

新地町 前橋市 流山市 氷見市 飯山市 豊橋市 大和高田市 廿日市市 大牟田市 那覇市

盛岡市 高崎市 酒々井町 黒部市 茅野市 岡崎市 京都市 大和郡山市 久留米市

大船渡市 水戸市 桐生市 小矢部市 塩尻市 一宮市 舞鶴市 天理市 下関市 直方市

花巻市 日立市 伊勢崎市 八王子市 入善町 佐久市 瀬戸市 亀岡市 桜井市 宇部市 飯塚市

北上市 土浦市 太田市 府中市 千曲市 春日井市 長岡京市 五條市 山口市 田川市

陸前高田市 古河市 館林市 日野市 金沢市 安曇野市 豊川市 八幡市 葛城市 萩市 行橋市

二戸市 石岡市 渋川市 福生市 小松市 富士見町 刈谷市 京田辺市 宇陀市 防府市 小郡市

八幡平市 龍ケ崎市 藤岡市 輪島市 豊田市 南丹市 川西町 岩国市 宗像市

野田村 下妻市 吉岡町 相模原市 加賀市 岐阜市 安城市 田原本町 光市 太宰府市

常総市 明和町 横須賀市 羽咋市 大垣市 蒲郡市 豊中市 王寺町 柳井市 朝倉市

仙台市 常陸太田市 邑楽町 鎌倉市 白山市 多治見市 江南市 池田市 周南市 那珂川町

栗原市 高萩市 藤沢市 野々市市 関市 小牧市 吹田市 和歌山市 遠賀町

沖縄県

宮城県

埼玉県 徳島県

和歌山県

香川県

佐賀県

高知県

福岡県

愛媛県

長崎県

鹿児島県

宮崎県

大分県

熊本県

東京都

奈良県

石川県

神奈川県 岐阜県

大阪府

山口県

愛知県

群馬県

京都府岩手県

茨城県

島根県

青森県

富山県

広島県

福島県

滋賀県

千葉県

長野県

山梨県

栃木県 兵庫県

岡山県

新潟県

三重県

鳥取県

北海道

福井県

秋田県

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(参考)コンパクト・プラス・ネットワークのモデル都市(うち医療・福祉関連の取組みを有する都市)

ブロック 市区町村名 人口 立地適正化計画公表日 重点テーマ

都道府県 (H27国調) 誘導区域の設定状況

都市 居住

機能 市街化区域等の面積に占める割合

北陸 見附市 新潟県 40,608 H29.3.31 ○×

(H30年度)未確定

・地域公共交通・医療・福祉

中部 岐阜市 岐阜県 406,735 H29.3.31 ○ ○ 57%・地域公共交通・医療・福祉

九州 飯塚市 福岡県 129,146 H29.4.1 ○ ○ 51%・都市再生・中心市街地活性化・医療・福祉

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○地域コミュニティ組織(11地区)において使途を地域に委ねた自由度の高い交付金により地域づくりを支援。

○コミュニティワゴンを貸与し、都市部と村部を結ぶ。

「スマートウエルネスみつけ」の実現 ~都市部と村部が持続する歩いて暮らせる健幸都市~

<見附市立地適正化計画図>

期待される効果

<集約区域外>

交通 バスで拠点を連結

○市役所等の都市機能が集積する見附地区と他の地区を

コミュニティバスで結び、回遊性を向上。運行間隔を25分短縮(45分(H26)→20分(H32))

拠点 まちなかへ都市機能を集積

○空き商業施設を改修し、市民の交流拠点として、健康運動教室,物産コーナー,子育て支援等の機能を集積。

年間利用者数50万人。

健康 歩きたくなるまちなか

○全国初の「歩こう条例」「健幸基本条例」の施行

○健幸ウォーキングロードなど歩ける環境の整備

○健幸ポイント制度*の導入*歩数や運動教室への参加等によりポイントが貯まり、地域商品券等と交換可能

○健幸クラウドを活用した施策の実証的検証

<集約区域内>

高齢者の介護費用を5.1億円/年(※)削減

H22~H24は

県内1位

介護認定率の推移(見附市調べ)

1.7%減

地域コミュニティ(ふるさとセンター設置箇所)

コミュニティワゴン

デマンドタクシー

市街化区域

立地適正化計画区域

高齢者の外出機会を増加

地域 自治権を住民に

コミュニティバス

見附地区

市街化区域

都市機能誘導区域

コミュニティバス路線

ネーブルみつけ

コミュニティ銭湯

<集約区域図>

(株)つくばウエルネスリサーチと連携

都市機能誘導区域

※居住誘導区域は平成30年度に設定予定

集約区域と集約区域外の各集落をコミュニティワゴン等で結ぶ

目標

トレンド

歩く高齢者数を増加

19.2%

20.9%

囲碁・将棋コーナー

コミュニティバスの年間利用者数を約63%増加(12万人(H27)→20万人(H32))

○まちなかにコミュニティ銭湯を整備。

年間利用者数24万人。

14.0

16.0

18.0

20.0

22.0

H20 H22 H24 H26

見附市新潟県全国

※ 見附市の介護認定率の目標値及び「平成27年度 介護認定給付費等実態調査(厚生労働省)」に基づく一人あたり介護費用190.9千円/月より国土交通省が試算

H32

子育て支援センター 市民交流コーナー健康運動教室 物産コーナー

ネーブルみつけ

コミュニティワゴンによる通院コミュニティワゴン

見附市役所

道の駅

見附駅

見附市立病院

見附駅周辺地区

見附地区

今町地区

新潟県見附市:人口約4.1万人(H27)↘3.1万人(H52) (地域公共交通網形成計画)平成28年3月策定(立地適正化計画)平成29年3月31日公表

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幹線区間におけるサービス水準維持・向上

地域生活拠点(トランジットセンター)

まちなか(JR・名鉄岐阜駅)

-2

幹線バス路線沿線への居住誘導

居住誘導区域へ3.3万人誘導(区域外人口の約20%)

居住誘導区域の人口密度を維持51.2人/ha(H27)→ 51.2人/ha(H47)

バス利用者増・運行の効率化により乗車効率約2割向上

ビッグデータや地域住民の意見を反映させた、

生産性の高い持続可能な地域公共交通の再構築

まちなかへ出かける仕掛けづくり

医療費抑制

約27億円/年

※1 岐阜市の設定する各計画の目標が達成された場合を仮定して国土交通省試算

〇市街地再開発と合わせて、まちなかに健康・運動施設(トレーニング施設等)を整備〇中心市街地空き店舗を活用した健康ステーション〇歩車分離、ウォーキングコースの案内、トイレ整備○健康づくり活動へのポイント制度を導入〇住民参加型の健康づくり運動(各地域で実施)

成人に占める8000歩/日歩く人の割合が増加

※1

まちなかへの居住誘導

〇まちなか2地域の5プロジェクトで約1100戸供給(予定含む)。更に4プロジェクトも検討中。

〇まちなか居住を支援(取得:上限50万円/戸 賃貸:上限24万円/年)

① ② ③

歩いて暮らせるまちなか居住者の増加

沿線人口の増加によりバス利用者増加

まちなかへのバス+

徒歩の

アクセシビリティ向上

バス年間利用者数

※1

※3 国民健康・栄養調査(2008~13年、2012除く)から国土交通省算出

自治会の協力でウォーキングインベント実施

都市機能誘導区域(地域生活拠点)

生活に必要な機能を維持(医療、福祉、子育て、教育、商業)

バスの利便性向上により沿線人口増加

幹線バス

市街化区域

都市機能誘導区域

居住誘導区域

鉄道駅

鉄道路線

全国平均:2%減

(H17→H25)

居住 交通

健康

公共交通の便利な地域を居住誘導区域に設定

(市街化区域の57%)(郊外団地は生活環境を維持しつつ誘導区域に含めない)

万人 5年増減H12 2,390 H17 1,780 ▲610 -26%H22 1,800 +20 +1%H27 1,730 ▲70 -4%H32 1,900 +170 +10%<目標>

※1

健康・運動施設(健康増進、健康相談)

福祉・医療等施設(3Fフロア)

岐阜市柳ケ瀬健康ステーション(健康チェック、健康づくり教室、健康相談等)

柳ケ瀬通周辺地域

JR岐阜駅

イメージ図

玉宮通り

都市部の回遊性向上歩行者空間の確保

都市再生緊急整備地域

市街地再開発事業完了 組合設立準備組合設立 準備組合設立前

福祉施設(特養等)

岐阜駅北地域

完成後統合

※1運転手不足に対応

ビッグデータと都市構造を重ね合せ、幹線バス区間を設定幹線バス区間はBRT化(岐阜駅直通路線を統合)

※2 第三次ぎふ市民健康基本計画より引用20歳以上の岐阜市民7.9万人(歩行数4000歩以上~8000歩未満)が8000歩、歩くよう(歩行数平均1300歩増加)になれば達成

26.7%(H28)→50%(H33)※2

全国平均=32.4% ※3

〇ビックデータで乗車率の高いダイヤを設定〇乗継拠点の整備と併せて路線分割を行い、幹線と支線を役割分担(岐阜駅のハブ化も実施)

〇地域住民が、ルート、ダイヤ、運賃を決定するコミュニティバスを運行

バス会社の協力によりICカード導入、ビックデータ取得

岐阜県岐阜市:人口約40.6万人(H27)↘約35.8万人(H47) (地域公共交通網形成計画)平成27年4月3日公表(立地適正化計画)平成29年3月31日公表

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約13% 向上

地域包括ケアの拠点

再開発(バスターミナル等)や区画整理(子育てプラザ等)などにより、151戸の住宅を誘致

○まちなかの住宅供給

10年間、居住誘導区域内の人口を維持し、

推計値から、約10% の人口増を実現 まちなかの空き店舗の解消

■訪問系福祉事業者及び居住者をまちなか

誘導し、福祉サービスの生産性を、

■まちなか居住の促進や、多様な集客施設の集積により、空き店舗を解消

まちなかの福祉サービス向上による居住の推進 ○医療施設・学校のまちなか移転

・急患センター・看護学校、訪問看護ステーション

〇市庁舎建替

歩行量増加による医療費の削減

(中心拠点)

(その他)

福祉サービスの生産性向上

医療・福祉の拠点づくりまちなか居住の推進

45000

50000

55000

H17 H22 H27 H32 H38

トレンド

目標 約53,000人

約48,000人

10%

居住誘導区域内人口のトレンドと目標値

医師会の協力により実現

H18 H26H24H22H20約23,600人

約25,000人

中心市街地内の歩行者量の推移

約36,400人

空き店舗の減少トレンドをさらに継続

飯塚緑道

まちなかの賑わい創出

健康寿命の延伸

:現在地(中心拠点)で建替を実施

○ウォーキングコース整備〇ジム整備、健康教室の開催による歩行量増

福岡大学スポーツ科学部との連携

まちなかでの先行的な取組の効果を全市的に波及

ウォーキングイベントの参加人口の拡大1,000人(H25) → 3,000人(H30) ※いいづか健幸都市基本計画

拠点病院、大規模な集客施設等を誘導

都市機能誘導区域(中心拠点)

飯塚バスターミナル+分譲マンション+急患センター+訪問介護ステーション+看護学校

飯塚市役所

シルバー人材による空き店舗活用

健幸プラザ

JR飯塚駅

飯塚本町東地区(土地区画整理)子育てプラザ等

現行の用途地域の 51% に居住誘導区域を限定し、人口減少トレンドの中、密度を確保都市機能誘導区域を複数設定。

地域の実態にあわせ、誘導施設を設定し、必要な生活サービス施設等を確保。

○撤退したデパートをコミュニティ機能の拠点として建替。運動施設や障害児福祉機能導入(健幸プラザ)

㈱まちづくり飯塚が事業実施(100%民間出資のまちづくり会社)※事業費約7億円

民間開発の誘発(3件計画中)

郊外から移転

■まちなかから、全市的に歩行量の増加を波及させ、

約8.4億円 の医療費を削減

○飯塚本町東地区商業機能、子育て拠点等導入

○商店街の空き店舗を活用

シルバー人材センターによる飲食店経営等

居住誘導区域内の高齢者人口密度が、区域外の約10倍となることから、訪問時の移動時間の短縮分を試算 ※①

40歳~74歳の3割が一日当たり2,000歩増を想定医療費削減効果から試算※②

H23 H27

24

本町商店街空き店舗の推移

地域のつながりと豊かなコミュニティをはぐくむIIZUKA

解消24

12

※①②国土交通省試算

福岡県飯塚市:人口約12.9万人(H27)↘約11.9万人(H38) (地域公共交通網形成計画)平成28年9月公表(立地適正化計画)平成29年4月1日公表

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(参考)健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン

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地域包括ケアシステムと健康・医療・福祉のまちづくり

厚生労働省資料に国土交通省追記

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健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン

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健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン

1.更なる超高齢化を迎える都市政策の課題

① 高齢者等が安心して暮らすことが困難となる社会・ 2055年には人口が約3割減少、総人口の約4割は65歳以上の高齢者・ 徒歩圏内に生鮮食料品店がない高齢者単独世帯数が約2.5倍に増加

② 更に低下する地域の活力・ 社会参加の場の減少による地域交流、地域活動の停滞・ 特に大都市においては地縁によるコミュニティ関係が薄く、高い孤立化リスク

2.健康・医療・福祉政策における取組

① 地域における医療・介護体制の見直し・ 2025年を目途に医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の実現(概ね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域)

② 医療費適正化の推進・ 若い時からの生活習慣病の予防対策、入院期間の短縮対策

③ 「健康日本21(第二次)」を中心とした健康づくりの推進・日常生活における歩数の増加(約1,200~1,500歩の増加)、運動習慣者の割合の増加(約10%増加)、住民が運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体数の増加(47都道府県とする)

平成26年 8月 1日 まちづくり推進課長・都市計画課長・街路交通施設課長通知

③ 厳しさを増す都市経営・ 2025年には社会保障に係る公費負担分は1.5倍増の約60兆円・ 社会資本(国土交通省所管)の維持管理費は20年間で約1.3~1.5倍増加

④ 健康・医療・福祉施策との施策連携の不足・ 8割以上の地方公共団体において政策連携の必要性を認識しているものの、共同して提案した計画は、全体の1割程度

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3.「健康・医療・福祉のまちづくり」の推進

・ 多くの市民が自立的に、また必要に応じて地域の支援を得て、より活動的に暮らせるまちづくり

・ 日常生活圏域等における必要な機能(①健康機能、②医療機能、③福祉機能、④交流機能、⑤商業機能、⑥公共公益機能)の確保や、歩行空間、公共交通ネットワークの充実等を一体的に取り組む都市構造のコンパクト化の推進

・ 都市政策の取組に当たって、健康・医療・福祉の視点から必要な事業や施策へと大きく舵を切っていくことが必要

・必要な対策検討の前に「現状」・「将来」の把握を実施高齢者等の暮らし、必要な都市機能の配置状況、地域の交通環境等

・分析結果の「見える化」による、関係者間の意識共有

(2) 「現状」・「将来」の把握及び「見える化」

図:A市における都市公園分布・バスルートと要介護・要支援認定者の割合

※町丁字界、都市公園、バスルート、要介護要支援のデータの重ね図を作成

健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン

・ 首長を中心に、都市部局、住宅部局、健康部局、医療部局、福祉部局等の横断的な組織体制づくり(データ共有、計画連携、住民との合意形成等)・ 道路管理者、交通管理者、交通事業者、NPO、新たなコミュニティ等との連携

(1) 推進体制

① 住民の健康意識を高め、運動習慣を身につける社会環境の改善を通じた市民意識等の向上

② コミュニティ活動への参加を高め、地域を支えるコミュニティ活動の活性化を図る高齢者のコミュニティ活動への参加等生きがいの創出、多様な主体の連携、コミュニティ活動の拠点づくり、コミュニティビジネスの活用

③ 日常生活圏域・徒歩圏域に都市機能を計画的に確保する計画的に確保することが望ましい都市機能と機能確保の考え方、都市機能を計画的に確保する際の方策

④ 街歩きを促す歩行空間を形成する歩行ネットワークの構築、世代を超えて利用される歩行空間づくり、歩行をサポートするモビリティ等の活用、歩行を促す仕掛けづくり

⑤ 公共交通の利用環境を高める公共交通のサービス水準の向上、地域のコミュニティ等が主体となった交通サービスの提供、公共交通の待合空間等の整備

(3) 必要な5つの取組

平成26年 8月 1日 まちづくり推進課長・都市計画課長・街路交通施設課長通知

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3.「健康・医療・福祉のまちづくり」の推進

健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン

・ 優先施策の立案や関係者間の取組意識を高めるため、自都市の分析・評価(「診断」)が有効

・ 「診断」を踏まえて5つの取組については、優先順位を定め、必要な施策の組み合わせを工夫・ 地域や関係者とのコミュニケーションを重ねながら、多世代の交流等が高まるよう施策間の連携を高め、一体的なパッケージとして取り組むことが大切

(5) パッケージによる取組

図:都市・地域診断による評価イメージ

図:取組施策パッケージ化のイメージ

①健康意識・運動習慣②コミュニティ活動の活性化③都市機能の計画的確保④歩行空間⑤公共交通利用環境

指標例 診断の視点 指標 データ全国平均

都市の基礎的状況を診断する指標

市街地の現況・形状

市街地のコンパクト度 DID面積率DID人口比率

3.4%67.3%

高齢者の生活と健康状況

高齢化進展度 65歳以上の人口の割合 22.8%

健康寿命 健康寿命 男70.4歳女73.6歳

都市経営の状況 財政力 財政力指数 0.49

施策の取り組み状況を診断する指標

住民の健康意識、運動習慣

健康意識 健康習慣実践者の割合 39.4%

コミュニティ活動の活性化

コミュニティ活動 人口1万人あたりのコミュニティ活動団体数

8.3

都市機能の計画的な確保

健康機能 徒歩圏内に公園がない住宅の割合

38.8%

医療機能 徒歩圏内に医療機関がない住宅の割合

39.3%

街歩きを促す歩行空間

歩行空間整備率 歩道整備率道路植栽率

14.3%9.7%

公共交通の利用環境

公共交通のサービス水準

公共交通利便性の高いエリアの住宅の割合

67.0%

平成26年 8月 1日 まちづくり推進課長・都市計画課長・街路交通施設課長通知

(4) 「診断」の実施

(年間の医療費抑制効果)=1日当たりの歩行増加量 ×歩行数の増加した住民数× 0.061円/日× 365日

【取組効果の事例】

4.取組効果のチェックと取組内容の改善

・ 定期的な実態把握を継続的に行い、市民や地域と連携した必要な取組の改善

出典:筑波大学 久野研究室

手引きで解説

25

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0

20

40

60

80

100通勤移動手段のグリーンモード率

基幹的公共交通徒歩圏

カバー率

商業施設徒歩圏

カバー率

医療施設徒歩圏

カバー率

福祉施設徒歩圏

カバー率

交流施設徒歩圏

カバー率

都市公園徒歩圏

カバー率買物で週2、3回以上外出する人の割

散歩で週2、3回以上外出する人の割

週に1回以上は外出する人の割合

なんらかの地域活動に参加している

人の割合

国保加入者の一人当たり医療費の低

国保加入者の糖尿病患者割合の低さ

BMI25未満の人の割合の低さ

健康医療データ

都市データ

行動データ

移動性

施設配置

交流空間外出行動

健康状態

医療費

交流活動

健康・医療・福祉のまちづくりの手引き(案)-地区レベルの診断と処方箋-

本手引き書は、健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン(平成26年8月 国土交通省都市局 まちづくり推進課 都市計画課 街路交通施設課) (以下「ガイドライン」)で示されている都市全域を対象とした診断等を踏まえ、地区レベルの評価指標等(「診断-地区レベルの課題の発見と分析(課題の見える化)」や「処方箋-地区レベルの課題への対応」等)について、手順や方法、留意点等を解説するもの。

1.はじめに

2.更なる超高齢化を迎える都市政策の課題

(1) 高齢者等が安心して暮らすことが困難となる社会(2) 更に低下する地域の活力(3) 厳しさを増す都市経営(4) 健康・医療・福祉施策との施策連携不足

3.健康・医療・福祉政策における取組

(1) 地域における医療・介護体制の見直し(2) 医療費適正化の推進(3) 「健康日本21(第二次)」を中心とした健康づくりの推進

4.「健康・医療・福祉のまちづくり」の推進

(1) 推進体制について(2) 「現状」・「将来」の把握及び地域課題の「見える化」(3) 「健康・医療・福祉のまちづくり」に必要な5つの取組(4) 5つの取組の留意事項(5) 「診断」の実施(6) 多世代交流等を促すためのパッケージによる取組

5.取組効果のチェックと取組内容の改善

〈ガイドライン(H26年8月)の構成〉記載内容 手引き書のポイント(要点)

1.健康まちづくりの検討手順(1) 健康まちづくりの位置づけ(2) 都市全体の状況把握

(3) 診断(地区レベルの分析と課題の発見)

(4) 処方箋(地区レベルの課題への対応)

■地方自治体が健康まちづくりに取り組む際の位置づけの留意点や上位・関連計画との関係性等を解説

■都市全体の状況を把握するために参考となる資料の紹介や、対象都市のポジショニングを確認する方法等を解説

2.診断 -地区レベルの課題の発見と分析(課題の見える化)

(1) 地区の区分(2) 地区別指標データの収集(3) 地区の課題の発見

■地区レベルでの課題の発見と分析(課題の見える化)を行うための方法や、診断のための各種指標の収集・算出方法等を解説

3.処方箋 -地区レベルの課題への対応

(1) 地区レベルの課題への対応方策(パッケージ施策の立案)

(2) 地区の空間への落とし込み

■診断に基づく地区レベルの課題の対応方策(パッケージ施策)の検討方法等を解説

■地域包括ケアシステム等の政策と連携した都市機能や歩行ネットワーク等を地区の空間へ落とし込む際の留意点等を解説

〈本手引きの構成と要点〉

〈手引きに基づく地区レベルの診断と処方箋イメージ〉

①地区別のデータ整理 ②課題や特性の見える化

:課題となる項目

③課題への対応方策(パッケージ施策)と地区の空間への落とし込み

地区別意識・行動データ

地区別健康・医療データ

地区別都市データ

地区別データの整理イメージ 地区別レーダーチャートのイメージ

新潟県見附市のポピュレーションアプローチによるパッケージ施策の例

見附市見附地区における空間計画例(歩行ネットワーク形成)

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(平成30年7月)

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健康・医療・福祉のまちづくり関係の情報提供

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トップページから3回クリックで関係情報ページへ(http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_machi_tk_000055.html)

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福祉まちづくり・高齢者の居住に関係する通知の例

◆住宅系通知

○サービス付き高齢者向け住宅における医療・介護サービスとの連携の推進について【平成29年8月28日】

○(都道府県宛)高齢者向け住まい施策と連携したコンパクトなまちづくりの推進について【平成28年3月29日】

○(市町村宛)高齢者向け住まい施策と連携したコンパクトなまちづくりの推進について【平成28年3月29日】

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◆まちづくり系通知

○コンパクトシティと関係施策の連携の推進について 【平成27年9月30日】

○地域包括ケア及び子育て施策との連携によるコンパクトなまちづくりの推進について【平成28年10月4日】

○(都道府県宛)地域医療施策と都市計画施策の連携によるコンパクトなまちづくりの推進について【平成28年2月5日】

○(市町村宛)地域医療施策と都市計画施策の連携によるコンパクトなまちづくりの推進について【平成28年2月5日】