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0 ダイヘンの会社概要 非接触電力伝送の分類と原理 非接触給電システム製品の紹介 AGV向けでのEDLC活用事例 走行中給電への取り組み 国際蓄電池ビジネスフォーラム 2018年1月23日(火) 非接触給電システムから見た電池への期待

非接触給電システムから見た電池への期待AGV 向けでのEDLC活用事例 走行中給電への取り組み 国際蓄電池ビジネスフォーラム 2018年1月23日(火)

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    ■ ダイヘンの会社概要 ■ 非接触電力伝送の分類と原理 ■ 非接触給電システム製品の紹介 ■ AGV向けでのEDLC活用事例 ■ 走行中給電への取り組み

    国際蓄電池ビジネスフォーラム 2018年1月23日(火)

    非接触給電システムから見た電池への期待

  • 1

    ■ ダイヘンの会社概要 ■ 非接触電力伝送の分類と原理 ■ 非接触給電システム製品の紹介 ■ AGV向けでのEDLC活用事例 ■ 走行中給電への取り組み

  • 2

    ダイヘンの会社概要 ■設立 1919年12月1日

    ■本社所在地 大阪市淀川区 (阪急十三駅から徒歩10分)

    ■代表取締役 田尻 哲也

    ■資本金 10,596百万円

    ■売上高 131,197百万円(平成28年3月期、連結)

    ■従業員数 4,036人(平成28年3月31日現在、連結)

    大形変圧器事業部

    産業電機事業部

    エネルギーソリューション部

    FAロボット事業部

    ワイヤレス給電システム部

    クリーンロボット事業部

    プラズマシステム事業部

    技術開発本部

    溶接機事業部

    配電システム事業部

  • 3

    ダイヘンの沿革

    1919年 –大阪変圧器(株)を設立。変圧器専門メーカとして 柱上変圧器の生産を開始

    1934年 – 電気溶接機の生産開始

    1961年 -東京証券取引所第一部に株式上場

    1968年 -大規模なスポットネットワーク変電設備を納入

    1973年 -超高圧・大容量変圧器の生産開始

    1980年 -アーク溶接用ロボット生産開始

    1985年 -大阪変圧器(株)から(株)ダイヘンに社名変更

    1986年 -高周波電源装置の生産開始

    2003年 -太陽光発電用パワーコンディショナの生産開始

    2015年 -ワイヤレス給電システムを開発

    2014年度 国内SOM

    No.1

    出典:JEMA統計データ 及び弊社独自調査

    【電力会社向け柱上変圧器】

    電力インフラ向けの変圧器メーカーとして創業して以来、ダイヘンは多くのトップシェア製品をご提供しています。

    間もなく創業百周年を迎えるダイヘンは“信頼と創造”を経営理念に掲げ、幅広い産業分野に おいて確かな技術・製品を多くのお客さまにお使いいただいております。

    【アーク溶接機】

    出典:ウェルディングマート2015

    2014年暦年 国内SOM

    No.1

    Graph1

    ダイヘン

    A社

    B社

    C社

    D社

    その他

    列1

    40

    5

    23

    16

    9

    7

    Sheet1

    列1

    ダイヘン40

    A社 シャ5

    B社 シャ23

    C社 シャ16

    D社 シャ9

    その他 タ7

    Graph1

    ダイヘン

    その他

    列1

    53

    47

    Sheet1

    列1

    ダイヘン53

    その他 タ47

  • 4

    ダイヘンの製品

    溶接機

    高周波電源 自動整合器

    産業用ロボット クリーン搬送ロボット

    ワイヤレス給電システム

    AVANCER

  • 5

    主力事業で培った基盤技術

    1919年 変圧器

    1934年 アーク溶接機

    アーク溶接 ロボット

    クリーン 搬送ロボット

    1986年 プラズマ制御用 高周波電源システム 太陽光発電

    パワコン

    受配電設備

    2015年 ワイヤレス給電システム

    電磁界設計・解析技術 コイル設計技術

    大電流インバータ技術 高周波電源技術

    高周波伝送回路技術

    ワンストップカンパニーとして、お客様の要望に最適なシステム設計開発が可能

  • 6

    ■ ダイヘンの会社概要 ■ 非接触電力伝送の分類と原理 ■ 非接触給電システム製品の紹介 ■ AGV向けでのEDLC活用事例 ■ 走行中給電への取り組み

  • 7

    磁界共鳴方式 共振条件を活用して遠方電力伝送

    電磁誘導方式 電磁誘導で近接電力伝送

    電界結合方式 容量結合で近接電力伝送

    ●産業用機器向けではダイヘンが“世界初”の採用

    主なワイヤレス電力伝送の方式

  • 8

    ワイヤレス電力伝送の分類

    磁界共鳴

    磁界結合

    結合方式

    電界共鳴

    電界結合 電磁波

    放射方式

    ワイヤレス給電

    磁界を媒体 電界を媒体 電波を媒体 光を媒体

    電磁誘導

    マイクロ波 レーザ

  • 9

    磁界共鳴方式の機器構成

    高周波源

    送電コイル ユニット

    受電回路

    受電コイル ユニット

    負荷

    非接触で電力伝送

  • 10

    ■ ダイヘンの会社概要 ■ 非接触電力伝送の分類と原理 ■ 非接触給電システム製品の紹介 ■ AGV向けでのEDLC活用事例 ■ 走行中給電への取り組み

  • 11

    直接充電(有線、接触式) ワイヤレス給電

    ■蓄電池置き場が不要

    ■充電時の感電等のトラブルからの解放 ■ケーブル、端子等の劣化軽減

    ■充電作業や蓄電池の交換が不要 →生産性の向上と、労務費の削減

    →安全性の向上

    工場内無人搬送台車(AGV等)への導入メリット

    工場の自動化を促進!!

    ※AGV:Automated Guided Vehicle 無人搬送台車

    AGV向けシステムの紹介

  • 12

    AGV向けシステムの紹介

    24時間無人運転可能な 高効率無人搬送台車用ワイヤレス給電システム

    モデル D-Broad CORE D-Broad Slim コイル間ギャップ 30mm±10mm 30mm±10mm 定格入力 4kW 2kW 最大出力電流 60A 30A コイルサイズ 290x31x396(mm) 380x38x150(mm)

  • 13

    ダイヘンのワイヤレス給電システムのAGVへの取り付け例と、システム取り付け後のAGVご利用イメージ

    “受電コイル&受電ユニット”をAGVに取り付け、“送電コイル&送電ユニット”を生産ライン上の AGV停止位置(作業エリア)に設置するだけで利用可能

    取り付け例 ご利用イメージ

    受電コイル&受電ユニット

    送電コイル&送電ユニット

    AGV向けシステムの紹介

  • 14

    電気自動車向けシステムの紹介

    出先で充電 できないの?

    航続距離は 大丈夫?

    効率やコスパはどうなの?

    充電に何時間かかるの?

    屋外のプラグで 手が汚れる…

    クリーン エネルギー!

    EV 非接触での充電がEV普及のカギとなる!

    クルマは電気自動車(EV)の時代へ

  • 15

    電気自動車向けシステムの紹介

    項目 仕様 備考

    最大入力電力 11kW 3.7kW【WPT1】、7.7kW【WPT2】、11kW【WPT3】の車両側ユニットすべてに充電可能。 地上高 100~250mm 100~150mm【Z1】、140~210mm【Z2】、170~250mm【Z3】の車両側ユニットすべてに充電可能。

    効率(最適時) 約92% 効率=DC出力/AC入力電力 SAE規格:85%以上(推奨) 充電可能範囲

    X±75mm Y±100mm (コイルの中心位置を基準)

    X:車の進行方向 Y:車の横方向

    高効率

    現行では最もハイパワーである【WPT3】クラスの11kW! 地上高は、最も車高の高いSUVも OKの【Z3】クラス! 世界で初めて 磁界共鳴方式 での 非接触11kW充電を商品化!

    送電コイル

    送電

    ユニット

    AC入力電力 受電 ユニット

    DC出力電力

    バッテリ 車側

    受電コイル

    送電コイルユニット

    送電ユニット

  • 16

    電気自動車向けシステムの紹介

    地上側 送電ユニット

    地上側 送電コイル

    配線

    スタンド (または壁掛け)

    指定の位置に停車すれば、自動で充電開始!

    多少の位置ズレでも高効率を維持!

    【オプション】 車両側受電コイル 420×420×20mm

    短時間充電でも実用性を追求しています。

    10分の充電で約17km走行可能! 30分の充電で約50km走行可能!

    ・EV充電のワイヤレス化検討を行っているお客様へ評価用

    として販売致しています ※法整備が完了するまでは、公道での設置は不可

  • 17

    電動工具向けシステムの紹介 電動工具にワイヤレス給電システムを適用することで、作業者負担(電池交換作業、工具の軽量化)の軽減と電池交換コストの削減を目指した。

    ・1日に4回の充電作業 ⇒ 作業不要 ・3か月に1回のバッテリー交換に伴うコスト負担 ⇒ 交換不要 ・バッテリーが600gと重い ⇒ 360gへ軽量化

    バッテリー給電における問題点

    送電ユニット 送電コイルユニット

    受電ユニット

  • 18

    電動工具向けシステムの紹介

    <給電システムのブロック図>

  • 19

    その他の用途 ■自律飛行のドローン向け 設備の監視や保守作業を、人が操縦するドローンではなく自律飛行するドローンへ行わせる用途が広がっている。 無人での自律飛行運用であるため、充電作業も自動化するニーズが高まっている。 ■電動カート ゴルフ場やリゾート施設の敷地内での移動に使用する電動カートについて、無人での自動運転運用が広く検討されている。

  • 20

    普及、進化のための技術課題 ①漏洩磁界に対する対策 ・シールド材 ・シールド構造 ②コイル用線材での損失低減 ・線材の構造最適化(素線径、撚り数など) ・コイル構造(ソレノイド、サーキュラー) ③磁性体材料 ・磁界分布最適化のための磁性体配置、材料 ・磁気シールド用磁性体 ④耐候性 ・防塵防滴構造 ・耐荷重構造、材料

  • 21

    給電対象としての蓄電デバイスへの要求

    ・+-接続間違い時に故障しない、させない ・電池を駆動させるスイッチがある(電気配線時に安全) ・過充電に強い、過放電で劣化しない、または回復容易 ・蓄電デバイスの電圧を0Vにして保管及び取扱いが可能 ・周囲温度で特性が変化しない(=最適な充電電流が環境によって変わらない) ・故障時静かに壊れる(爆発等しない) ・充電電流等のパラメータを記録し外部から見ることのできる機能 ・劣化の自己診断機能、寿命通知機能 ・電池側からの『充電電流』『満充電』『異常時の回路遮断』などについて信号出力 ・多セル構造の場合のバランス回路および修正回路搭載 ・容易に交換可能なモジュールでのユニット構成 ・鉛蓄電池からの置き換えの場合、同一外形寸法であれば置き換えが容易

    ※『小型』『軽量』『安価』といった一般的な要求事項を除く

  • 22

    ■ ダイヘンの会社概要 ■ 非接触電力伝送の分類と原理 ■ 非接触給電システム製品の紹介 ■ AGV向けでのEDLC活用事例 ■ 走行中給電への取り組み

  • 23

    AGVで使用されている蓄電デバイスと EDLCの仕様比較

    EDLC Liイオン電池 鉛蓄電池

    エネルギー密度(Wh/kg) 5~10 100~200 30~40

    パワー密度(W/kg) 10,000> 4,000 200

    等価直列抵抗(mΩ) 1 2.5 5

    使用温度(℃) -30~70 -30~60 -30~80

    充放電回数(@25℃) 1,000,000> 3,000> 300>

  • 24

    蓄電デバイスと給電方式の違いによる比較 キャパシタをAGVの蓄電デバイスとして採用するとメリットが多数あります。

    初期コスト関連 ランニングコスト関連

    仕事量 (AGV台数)

    蓄電デバイス 充電設備 労務費 蓄電デバイス 買替費用

    蓄電デバイス 処理費用

    独自の技術

    ○ × × ×

    ○ △ △ △ △

    △ △ ◎ ◎

    △ ○

    ◎ ◎

    有線充電 (鉛蓄電池採用)

    無線給電 (鉛蓄電池採用時)

    無線給電 (キャパシタ採用時)

    給電に時間を要し、追加AGVが必要

    キャパシタが鉛蓄電池より割高

    蓄電池の充電・交換作業が頻繁

    年1回程度の買替が必要

    年1回程度の廃棄処理が必要

    無線給電システムは有線より割高

    生産ライン上で自動的に充電可能

    キャパシタは長寿命で交換が不要

    キャパシタは廃棄処理が不要

    蓄電池の充電・交換頻度は減る

    畜電池の買替は必要だが頻度は減る

    蓄電池の廃棄が必要だが頻度は減る

    従来の鉛蓄電池が利用可能

    蓄電池の交換時は、作業を中断

    従来の鉛蓄電池が利用可能

    無線よりも費用を抑えられる

    24時間の連続走行が可能

    無線給電システムは有線より割高

  • 25

    EDLCの特性を活かすには

    EDLCの特性を活かすには、“大電流給電”であることが必要

    4kW/60Aの大電力・ワイヤレス給電

    短時間で一気に急速給電

    キャパシタの利用が可能に

    蓄電デバイスは交換不要

    ① 数百万サイクルの充放電が可能(長寿命) ② 大電流による急速充放電が可能(高い出力密度) ③ 充放電時の損失が少ない(低い内部抵抗) ④ 完全放電が可能(放電深度に制限がない) ⑤ 構成材料に重金属を含まない ⑥ 異常時の安全性が高く、外部短絡しても故障しない

    電気二重層キャパシタ(EDLC)の特長

    出典:日本ケミコン

  • 26

    ダイヘンのキャパシタユニット仕様 日本ケミコン製電気二重層キャパシタ(DL CAP)モジュールを使用しています。

    3600F×3直列モジュール

    容量:1200F

    電圧:7.5V

    7直列

    ※キャパシタユニットの充放電効率について

    キャパシタユニットは、キャパシタとDCDCコンバータで構成されています。それぞれの効率は右のとおりとなっています。

    キャパシタ97%

    DCDC コンバータ

    89%

    AGVシステムへ 充電(Ec) 放電

    171F52.5V (36~50Vの範囲で使用)

    使用可能なエネルギー:

    1/2×171×(502ー362)×充放電効率×DC-DCコンバータ効率

    ≒88870(ジュール) → 24V電池換算で 約1Ah

  • 27

    実際のお客様での例(自動車メーカ) 仕事量:大型AGV9台 稼働時間:8時間×3交替 給電ポイント:4箇所

    給電ポイント① 給電ポイント②

    給電ポイント③ 給電ポイント④

  • 28

    【初期投資(万円)】

    有線充電 (鉛蓄電池採用)

    無線給電 (キャパシタ採用時)

    無線給電 (鉛蓄電池採用時)

    実際のお客様での例(自動車メーカ)

    Graph1

    初期投資初期投資初期投資初期投資

    初期投資2初期投資2初期投資2初期投資2

    初期投資3初期投資3初期投資3初期投資3

    追加AGV

    蓄電デバイス

    蓄電デバイス交換設備

    充電設備

    0

    246.5

    125

    174

    1240

    110.5

    0

    1199.4742

    0

    1216.5003

    0

    819.5898

    Sheet1

    列1初期投資 ショキトウシ初期投資2 ショキトウシ2初期投資3 ショキトウシ6

    追加AGV ツイカ0.001240.000.00

    蓄電デバイス チクデン246.50110.501216.50

    蓄電デバイス交換設備 チクデンコウカンセツビ125.000.000.00

    充電設備 ジュウデンセツビ174.001199.47819.59

    走行プログラム ソウコウ0.751.080.75

  • 29

    【ランニングコスト(万円)】

    有線充電 (鉛蓄電池採用)

    無線給電 (キャパシタ採用時)

    無線給電 (鉛蓄電池採用時)

    電力 料金

    蓄電デバイス 買替費用 労務費

    蓄電デバイス 処分費用

    実際のお客様での例(自動車メーカ)

    Graph1

    コストコストコストコスト

    コスト2コスト2コスト2コスト2

    コスト3コスト3コスト3コスト3

    電力料金

    蓄電デバイス買替費用

    蓄電デバイス処分費用

    労務費

    72.95167152

    229.5

    43.2

    440.4375

    66.7209603039

    82.875

    15.6

    0

    33.7426787789

    0

    0

    0

    Sheet1

    列1コストコスト2コスト3

    電力料金72.9566.7233.74

    蓄電デバイス買替費用229.5082.880.00

    蓄電デバイス処分費用43.2015.600.00

    労務費440.440.000.00

    グラフのデータ範囲の大きさを変更するには、範囲の右下隅をドラッグしてください。

  • 30

    1.98年 3.23年

    2,271万円

    累積コスト(万円)

    無線給電 (キャパシタ採用時)

    無線給電 (鉛蓄電池採用時)

    有線充電 (鉛蓄電池採用)

    【投資回収年数】

    ←有線充電に対する 投資回収年数

    実際のお客様での例(自動車メーカ)

    Graph1

    初期投資初期投資初期投資

    1年目1年目1年目

    2年目2年目2年目

    3年目3年目3年目

    4年目4年目4年目

    5年目5年目5年目

    6年目6年目6年目

    系列 1

    系列 2

    系列 3

    546.25

    2551.0575333333

    2036.8401

    1332.33917152

    2716.2534936373

    2070.5827787789

    2118.42834304

    2881.4494539412

    2104.3254575578

    2904.51751456

    3046.6454142451

    2138.0681363367

    3690.60668608

    3211.841374549

    2171.8108151156

    4476.6958576

    3377.037334853

    2205.5534938945

    5262.78502912

    3542.2332951569

    2239.2961726735

    Sheet1

    系列 1系列 2系列 3

    初期投資 ショキトウシ546.252551.05753333332036.8401

    1年目 ネンメ1332.339171522716.25349363732070.5827787789

    2年目 ネンメ2118.428343042881.44945394122104.3254575578

    3年目 ネンメ2904.517514563046.64541424512138.0681363367

    4年目 ネンメ3690.606686083211.8413745492171.8108151156

    5年目 ネンメ4476.69585763377.0373348532205.5534938945

    6年目 ネンメ5262.785029123542.23329515692239.2961726735

  • 31

    ■ ダイヘンの会社概要 ■ 非接触電力伝送の分類と原理 ■ 非接触給電システム製品の紹介 ■ AGV向けでのEDLC活用事例 ■ 走行中給電への取り組み

  • 32

    走行中給電技術の研究・開発

    Dynamic wireless power transfer

    • 2012年 奈良先端科学技術大学院大学と 共同研究を開始

    ・二本の電力線の延長だけで簡単拡張 ・構造がシンプルで、インフラ整備費用が安い ・走行中の連続給電がスムーズ

    • 2013年 平行2線方式を開発

  • 33

    走行中給電技術の研究・開発

    Dynamic wireless power transfer

    • 2015年 ゴルフカートによる走行実験成功 • ・30mの走行実験

  • 34

    電動車両向け給電実験の開始

    Dynamic wireless power transfer

    ・場所:ダイヘンテック敷地内(大分県杵築市) ・環境:周回140m:路面や環境条件の変更も可能 ・方式:平行二線磁界給電方式

    2017年1月 本格的にSTART

    平行二線方式で連続給電が可能か検証する 漏洩電界を計測し、放射電磁界の安全性を確認する 電送距離と電送効率の関係を検証する 複数同時給電が可能か検証する

  • 35

    平行2線路の構造

    結合器

    スチロール コンクリート

    タイヤ

    断面図 車幅1.1m, 輪距0.925m

  • 36

    送電側の回路構成

    85kHz 高周波電源

    インピーダンス変換トランス

    ・走路と送電側配置

    小屋 (高周波電源)

    電源とトランス設置部

    終端部

    平行2線路 終端部

    ・短絡 ・開放 ・無損失のリアクタンス素子

    トラック全長[m] #半周ごとに給電 150 材質 銅

    直線部 長辺, 短辺 長さ[m] 30, 7 形状, 厚, 幅[mm] 板, 3, 50

    曲線部 ¼周 長さ [m] 16 形状, 肉厚, 直径[mm] 管, 1, 10

    二線間間隔[mm] 中央間 150 無負荷時のインピーダンス[Ω] #半周 29+j9

  • 37

    受電側の回路構成

    72V 出力

    EDLC 57F

    結合器 蓄電器 DC-DC

    2重スパイラル構造, 200mm x 1600mm, Φ4mm銅棒, 5.4ターン(44.5μH)

    全波整流 ・平滑回路

  • 38

    アスファルトの影響確認実験 アスファルトプレート

    結合器

    スチロール コンクリート

    タイヤ

    断面図 車幅1.1m, 輪距0.925m

    アスファルトプレート

  • 39

    走行中給電の未来

  • 40

    最後に

    ワイヤレス給電システム普及のために必要なこと ■技術の認知度向上 ・安全で便利な技術であることを周知させるには? ■実証実験のみで終わらず実運用を ・『使える技術』であることの証明だけにとどめない ■さらに多くの応用、適用事例 ・充電の非接触化で利便性が大きく向上するものは? ・非接触によってのみ実現可能なことはないか?

  • 41

    ご清聴ありがとうございました

    スライド番号 1スライド番号 2ダイヘンの会社概要ダイヘンの沿革ダイヘンの製品主力事業で培った基盤技術スライド番号 7スライド番号 8スライド番号 9スライド番号 10スライド番号 11スライド番号 12スライド番号 13スライド番号 14スライド番号 15スライド番号 16スライド番号 17スライド番号 18スライド番号 19スライド番号 20スライド番号 21スライド番号 22スライド番号 23スライド番号 24スライド番号 25スライド番号 26スライド番号 27スライド番号 28スライド番号 29スライド番号 30スライド番号 31スライド番号 32スライド番号 33スライド番号 34スライド番号 35スライド番号 36スライド番号 37スライド番号 38スライド番号 39スライド番号 40スライド番号 41スライド番号 42