排水設備要覧の改定について①設置する「潜熱回収型ガス給湯器」、「家庭用燃焼電池システム」が、一般財団法人日本ガス機器検査協会

排水設備要覧の改定

について

名古屋市上下水道局

給排水設備課給排水係

2014.6.3 指定工事店技術講習会

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排水設備要覧の改定について

①ドレン排水の取扱い

②図面作成要領

③ディスポーザ排水処理システム

④グリース阻集器


ドレン排水の取扱い

名古屋市でも原則汚水として取り扱う

「生活・事業に起因する廃水」であるため、下水道法第２条における汚水にあたる

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ドレン排水とは

ドレン排水の取り扱い

給湯器などの機器の使用によって発生する結露水等の廃液

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晴天時に側溝や側溝ますに滞留

害虫発生等のおそれ

近隣周辺の生活環境に悪影響4

ドレン排水を雨水として側溝に流すと

（参考）エコジョーズの場合

・酸性の排水(pH3程度)を中和器でpH7程度の中性にして排出

・排水量は0.5～1.5L/日以下で、下水道法や水質汚濁防止法上の水質基準を満たす

ドレン排水の水質


潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)等のドレン排水については「雨水と同様の取扱い」も可能とする。

国土交通省通知(H24.3.29)


当局排水設備要覧前回（H25.4.1)改定

家庭用燃料電池システム(エネファーム)等のドレン排水については「雨水と同様の取扱い」も可能とする。

国土交通省通知(H26.1.21)

当局排水設備要覧今回（H26.4.1)改定5

要覧改定の背景


①設置する「潜熱回収型ガス給湯器」、

「家庭用燃焼電池システム」が、

一般財団法人日本ガス機器検査協会

（JIA）の認証機器であること

②汚水系統の排水設備への排出が建物等の構造上極めて困難な場合

③近隣周辺の生活環境に悪影響を及ぼすことがないような施工

名古屋市では原則汚水ただし、以下の要件をすべて満たしたものについては、例外的に雨水として取扱う

認証マーク


6雨水系統に接続する場合は事前に相談を！








図面作成要領

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×取付管の施工ができない×半地下家屋および

敷地内低地での逆流×勾配不良

工期の遅れ逆流・噴き上げの被害再掘削・移設の負担


排水設備要覧（H26.4.1）改定

★平面図上の基準高の表示の追加

★ます基準高の表示の追加


図面作成要領

K.B.M=10.00

（U型側溝上部）9

今回（H26.4.1)改定Copyright (c) NagoyaCity Waterworks & Sewerage Bureau. All Rights Reserved.

図面作成要領

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※基準高とは、設定したK.B.Mからのますの上部の高さをいう。No. 内のり

寸法深さ

蓋の種類

1 2 750 P2 1.5 650 P3 1.5 400 P：：：：

7 3 400 PK

No. 内のり寸法

基準高深さ蓋の種類

1 2 10.10 750 P2 1.5 10.20 650 P3 1.5 10.40 400 P：：：：：

7 3 11.10 400(150) PK

今回

（H26.4.1)

改定

※雨水系統のます深さは、泥だめを含まない表示とし、泥だめの深さは別途表示する。

( )内、泥だめ深Copyright (c) NagoyaCity Waterworks & Sewerage Bureau. All Rights Reserved.

図面作成要領

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併せてお願い

★地下埋設物の調査

★申請通りの深さでの施工

★半地下家屋等の逆流防止対策の検討

今回の（H26.4.1）改定によって

★配管の勾配の確認が可能

★敷地内の地形の確認が可能

懸案事項は早めに設計相談を！








ディスポーザ排水処理システム

（単体）ディスポーザ

（処理機能を併設）ディスポーザ排水処理システム

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ディスポーザ＋処理槽ディスポーザ＋固液分離装置

ディスポーザ排水処理システムの種類

生物処理タイプ機械処理タイプ



★第三者機関（茨城県薬剤師会公衆衛生検査センター等）の認定を受けたもののうち、当局が承認したもの

名古屋市での設置機種要件

下水道協会「下水道のためのディスポーザ排水処理システム性能基準(案)」の改定（平成２５年３月）

当局ディスポーザ排水処理システム取扱要綱および排水設備要覧（H26.4.1）改定

下水道協会の製品認証を受けたもの

★についての猶予期間：平成２７年３月３１日の申請まで

下水道協会認証

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従前は・・



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茨城県薬剤師会公衆衛生検査センター調べ1996～2005年度累計

名古屋市の場合（Ｈ25年度末累計）

設置件数約24０件

設置個所数約12000個所

設置状況

設置全国分布


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生ごみの悪臭

害虫の発生

ゴミ出しの手間

高齢化

住宅の高層化

協会規格品の流通

機種申請の簡素化

局取扱要綱改定ニーズ

増加

設置台数の増加設置からの経年

トラブル

増加

宅内配管つまり

下水道施設への影響etc..

正しい設置維持管理使用方法について

局施工者管理者使用者の知見を深める必要あり

今後の展開








◆バスケット⇒残さ除去

◆密度差による油脂自然浮上

◆隔板⇒流入排水の減速

グリース分離の原理

グリース阻集器について

① 適正な容量・構造を持つ阻集器を定めること。

② 阻集器を適切な場所に設置すること。

③ 適切な維持管理をすること。

阻集器の機能を十分に発揮させる条件

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バスケット

グリース流入側

流出側

隔板

隔板流れを乱さず油脂分離を補助


◆選定、設置、維持管理が適切に行われないと、油脂が下水本管に流出し、本管閉塞の原因となる

正常閉塞19




◆選定、設置、維持管理が適切に行われないと、油脂が下水本管に流出し、本管閉塞の原因となる

正常閉塞20




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閉塞箇所

◆本管口径の小さい分流地区

◆飲食店等の集中する地域

① 適正な容量・構造を持つ阻集器を定めること。

② 阻集器を適切な場所に設置すること。

③ 適切な維持管理をすること。

阻集器の機能を十分に発揮させる条件

今回要覧改定

阻集器の能力不足




今回（H26.4.1)改定内容

当局排水設備要覧

申請調書には、阻集器の構造がわかる図面（承認図等）及び阻集器選定に係る書類（容量算出書等）を添付すること。

「SHASE-S217-2008 グリース阻集器」の選定法

流入流量阻集グリースたい積残さ

質量

各値以上に対応する性能を持つ

阻集器を選定・店舗面積に基づいて算出・利用人数に基づいて算出



例）店舗面積に基づく選定方法

Q＝100・Wm×（n/n0）×（1/t）k ・・(1)Wm:１㎡・１日あたりの使用水量 [L/m2・日)]n：回転数 [人/(席・日)]n0：補正回転数[人/(席・日)]t：１日あたりの厨房使用時間 [min/日] k：危険率

参考値を代入 Q＝101.9 L/min

流入流量

阻集グリースたい積残さ

質量Ｇ

Gu＝100・gu×（n/n0）×iu・C2 ・・(3)

gu：１㎡・１日あたりの阻集グリースの質量 [g/(m2・日)]gb：１㎡・１日あたりのたい積残さの質量 [g/(m2・日)]iu：阻集グリースの掃除周期 [日] C2：定数ib：たい積残さの掃除周期 [日]

G＝46.8kg参考値を代入

中華料理

店舗全面積100㎡

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Q

Gb＝100・gb×（n/n0）×ib・C2 ・・(4)

G＝Gu+Gb ・・(2)



例）店舗面積に基づく選定方法

流入流量

阻集グリースたい積残さ

質量G＝46.8 kg

【選定例】型式Ｃ許容流入流量150L

ｸﾞﾘｰｽ質量48.0kg

中華料理

店舗全面積100㎡

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型式許容流入流量

[L/min]グリース質量

[kg]

A 50.0 17.0

B 100.0 32.0

C 150.0 48.0

：：：

の場合、

表阻集器選定の例

Q＝101.9 L/min


維持管理

清掃が容易にできる位置に設置する

ふたは常に容易に開けることができる状態に

周囲は十分な作業スペース

厨房の出入口に近い場所に設置

基本性能の確保

適正容量の確保

ばっ気装置追加設置の禁止

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設置のポイント

今回要覧改定


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ばっ気装置についてばっ気装置

注入管

油脂分を分解する菌又はオゾンなどを利用するばっ気装置

器内がかくはん、分離浮上している阻集グリース、たい積残さが流出

油脂の分解に要する長時間の接触時間を確保することは困難

油脂と排水が乳濁化油脂分がそのまま排出

×追加設置Copyright (c) NagoyaCity Waterworks & Sewerage Bureau. All Rights Reserved.

◆バスケットの清掃

◆油脂のすき取り

毎日

週１回

◆阻集器内の清掃

月１回

設置者にはチラシ等を配布適切な維持管理を啓発

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維持管理


排水設備要覧の局公式ｳｪﾌﾞｻｲﾄへの掲載

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後に・・

上下水道局からのお知らせ


トップページ＞事業者の方へ＞工事および委託関係図書

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排水設備要覧の局公式ｳｪﾌﾞｻｲﾄへの掲載

◆ 排水設備要覧・一式・H26.4月改定分

（差替用）◆ 排水設備関係様式集

（Word版）


ご清聴ありがとうございました


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排水設備要覧の改定 について①設置する「潜熱回収型ガス給湯器」、 「家庭用燃焼電池システム」が、 一般財団法人日本ガス機器検査協会

排水設備要覧の改定について①設置する「潜熱回収型ガス給湯器」、「家庭用燃焼電池システム」が、一般財団法人日本ガス機器検査協会