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高齢者の社会参加意識及び 生活支援ニーズに関する調査 報 告 書 平成27年3月 札 幌 市

高齢者の社会参加意識及び 生活支援ニーズに関する調査 · 1 第1章 調査の概要 Ⅰ 調査の目的 本調査は、高齢者が生涯現役でいきいきと暮らせるよう、元気な高齢者の社会参加を積極

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高齢者の社会参加意識及び

生活支援ニーズに関する調査

報 告 書

平成27年3月

札 幌 市

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目 次

第1章 調査の概要 ............................................................................................................ 1

Ⅰ 調査の目的 ....................................................................................................................... 1

Ⅱ 調査の概要 ....................................................................................................................... 1

第2章 調査結果 ................................................................................................................. 2

Ⅰ 回答者の状況について .................................................................................................. 2

Ⅱ 生活上の困りごとについて ....................................................................................... 19

Ⅲ 興味・関心のあることについて ............................................................................... 32

Ⅳ 余暇時間について ........................................................................................................ 47

Ⅴ 社会への参加について ................................................................................................ 52

Ⅵ 高齢者による高齢者の生活支援について .............................................................. 73

Ⅶ 高齢者の交流・活動拠点について ........................................................................... 85

Ⅷ 高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取組みについて .......................................... 96

第3章 調査結果のまとめ .......................................................................................... 101

Ⅰ 回答者の状況について .............................................................................................. 101

Ⅱ 生活上の困りごとについて ..................................................................................... 102

Ⅲ 興味・関心のあることについて ............................................................................. 103

Ⅳ 余暇時間について ...................................................................................................... 104

Ⅴ 社会への参加について .............................................................................................. 105

Ⅵ 高齢者による高齢者の生活支援について ............................................................ 106

Ⅶ 高齢者の交流・活動拠点について ......................................................................... 107

Ⅷ 高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取組みについて ........................................ 108

資料編

高齢者の社会参加意識及び生活支援ニーズに関する調査 調査票 ....................... 109

基本クロス集計表 .............................................................................................................. 129

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第1章 調査の概要

Ⅰ 調査の目的

本調査は、高齢者が生涯現役でいきいきと暮らせるよう、元気な高齢者の社会参加を積極的に

支援する施策や、心身に不安を抱える高齢者のための生活支援サービスのあり方を検討するにあ

たっての基礎資料を得ることを目的として実施した。

Ⅱ 調査の概要

1 対象者と対象数

札幌市に在住の 65歳以上の高齢者の中から、以下の条件にあてはまる 1,500名を無作為抽出

した。

①抽出時点で要介護(要支援)認定を受けていない高齢者 1,000名

②抽出時点で要支援 1または要支援 2の認定を受けている高齢者 500名

以下、①の高齢者を「元気高齢者」、②の高齢者を「要支援高齢者」と記載する。

2 調査方法

郵送により調査票を発送・回収した。

3 調査基準日

平成 27年 1月 1日現在の状況で回答していただいた。

4 調査期間(発送~回収期限)

平成 27年 1月 22日(木)~平成 27年 2月 10日(火)

5 回収状況

発送数 1,500件に対し、回収数 932件(回収率 62.1%)であった。

回収数 932件のうち、無効票(白票)が 1件あり、有効回答数は 931件(有効回答率 62.1)

であった。

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第2章 調査結果

Ⅰ 回答者の状況について

元気高齢者・要支援高齢者

回答者のうち、対象者抽出段階で要介護(要支援)認定を受けていない「元気高齢者」と、

要支援 1・要支援 2 の認定を受けていた「要支援高齢者」の割合をみると、「元気高齢者」が

67.2%、「要支援高齢者」が 32.8%となっている。

図表Ⅰ-1 元気高齢者・要支援高齢者(N=931)

元気高齢者

67.2%

要支援高齢

者32.8%

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問1 年 齢

現在の年齢について、あてはまるものに○をつけてください。

年齢については、「75~79歳」が 28.5%と最も高く、次いで「65~69歳」が 26.5%、「70~

74歳」が 24.1%となっている。

図表Ⅰ-2 年齢(N=931)

問2 性 別

性別について、あてはまるものに○をつけてください。

性別については、「女性」が 50.6%、「男性」が 47.8%となっている。

図表Ⅰ-3 性別(N=931)

65~69歳

26.5%

70~74歳

24.1%

75~79歳

28.5%

80~84歳

12.0%

85~89歳

6.7%

90歳以上

1.1%

無回答

1.2%

男性

47.8%

女性

50.6%

無回答

1.6%

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問3 居住区

現在お住まいの区について、あてはまるものに○をつけてください。

居住区については、「北区」が 14.3%と最も高く、次いで「東区」「豊平区」が 12.1%、「中

央区」が 11.6%となっている。

図表Ⅰ-4 居住区(N=931)

中央区

北区

東区

白石区

厚別区

豊平区

清田区

南区

西区

手稲区

無回答

11.6%

14.3%

12.1%

9.1%

7.6%

12.1%

5.8%

8.9%

9.9%

7.2%

1.3%

0% 5% 10% 15%

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問4 同居者

同居されている方はいますか。あてはまるものに○をつけてください。

同居者については、「夫婦 2人暮らし」が 35.7%と最も高く、次いで「家族・親族と同居(夫

婦 2人暮らし以外)」が 31.6%、「ひとり暮らし」が 28.9%となっている。

図表Ⅰ-5 同居者(N=931)

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「要支援高齢者」では、「ひとり暮らし」が 46.2%と、

「元気高齢者」の 20.4%と比べて高くなっている。

図表Ⅰ-6 同居者(元気高齢者・要支援高齢者別)

ひとり暮らし

28.9%

夫婦2人暮らし

35.7%

家族・親族と同

居(夫婦2人暮

らし以外)

31.6%

その他

2.7%

無回答

1.2%

20.4%

46.2%

38.5%

29.8%

38.2%

18.0%

1.9%

4.3%

1.0%

1.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

元気高齢者

(N=626)

要支援高齢者

(N=305)

ひとり暮らし 夫婦2人暮らし

家族・親族と同居(夫婦2人暮らし以外) その他

無回答

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年齢別にみると、「80~84歳」「85~89歳」では、「家族・親族と同居(夫婦 2人暮らし以外)」

がそれぞれ 39.3%、41.9%と、他の年齢と比べてやや高くなっている。

図表Ⅰ-7 同居者(年齢別)

日常生活に対する支援の状況別(問 13)にみると、「何らかの生活支援サービスを受けてい

る」と回答した層では、「ひとり暮らし」の割合が「生活支援サービスを受けていない」層と

比べて 10.2ポイント高かった。

図表Ⅰ-8 同居者(問 13 日常生活に対する支援の状況別)

21.5%

33.5%

33.6%

24.1%

30.6%

60.0%

40.1%

39.3%

34.3%

33.0%

25.8%

10.0%

35.6%

24.1%

29.4%

39.3%

41.9%

30.0%

2.8%

2.7%

2.6%

3.6%

1.6%

0.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

65~69歳

(N=247)

70~74歳

(N=224)

75~79歳

(N=265)

80~84歳

(N=112)

85~89歳

(N=62)

90歳以上

(N=10)

ひとり暮らし 夫婦2人暮らし

家族・親族と同居(夫婦2人暮らし以外) その他

無回答

21.5%

31.7%

43.4%

32.7%

31.7%

31.5%

2.6%

2.7%

0.8%

1.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

生活支援サービ

スを受けていない

(N=264)

何らかの生活支

援サービスを受け

ている(N=663)

ひとり暮らし 夫婦2人暮らし

家族・親族と同居(夫婦2人暮らし以外) その他

無回答

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問5 同居家族

問4で「3.家族・親族と同居」または「4.その他」と回答した方に伺います。

同居している方(2世帯住宅にお住まいの方を含む)はどなたですか。あてはまるものすべて

に○をつけてください。

問 4 で「家族・親族と同居」「その他」と回答した 319 人に対し、同居している家族をたず

ねたところ、「娘」が 43.6%と最も高く、次いで「息子」が 42.3%、「配偶者(夫または妻)」

が 25.7%となっている。

図表Ⅰ-9 同居家族(複数回答、N=319)

配偶者(夫または妻)

息子

子の配偶者

親または配偶者の親

兄弟・姉妹

その他

25.7%

42.3%

43.6%

13.5%

9.4%

14.4%

3.8%

3.4%

0% 20% 40% 60%

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問6 札幌市での居住期間

札幌市内(現在は札幌市に合併された地域を含む)に何年間お住まいですか。あてはまるも

の 1つに○をつけてください。

札幌市での居住期間については、「30 年以上 50 年未満」が 41.5%と最も高く、次いで「50

年以上」が 31.9%、「10年以上 30年未満」が 17.6%となっている。

図表Ⅰ-10 札幌市での居住期間(N=931)

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「要支援高齢者」では、「10 年未満」※が 11.1%と、

「元気高齢者」の 5.6%と比べて高くなっている。

図表Ⅰ-11 札幌市での居住期間(元気高齢者・要支援高齢者別)

※「1年未満」「1年以上 3年未満」「3年以上 5年未満」「5年以上 10年未満」の合計

1年未満0.2%

1年以上3年未

満1.6%

3年以上5年未

満1.6%

5年以上10年

未満4.0%

10年以上30年

未満17.6%

30年以上50年

未満41.5%

50年以上31.9%

分からない0.2%

無回答1.4%

5.6%

11.1%

16.3%

20.3%

43.5%

37.4%

33.2%

29.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

元気高齢者

(N=626)

要支援高齢者

(N=305)

10年未満 10年以上30年未満 30年以上50年未満

50年以上 分からない 無回答

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問7 現在の生活場所

現在どこで生活をしていますか。あてはまるもの 1つに○をつけてください。

現在の生活場所については、「自分または家族の持ち家(一戸建て)」が 69.9%と最も高く、

次いで「民間の借家(マンション、アパート)」が 11.5%、「自分または家族の持ち家(マンシ

ョン)」が 7.3%となっている。

図表Ⅰ-12 現在の生活場所(N=931)

自分または家

族の持ち家(一戸建て)

69.9%

自分または家

族の持ち家(マンション)

7.3%

民間の借家

(一軒家)

2.7%

民間の借家

(マンション、ア

パート)11.5%

道営住宅・市

営受託、公団住宅3.9%

サービス付高

齢者向け住宅2.6%

有料老人ホー

0.5%

その他0.4%

無回答1.2%

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元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「自分または家族の持ち家(一戸

建て)」が 83.9%と、「要支援高齢者」の 41.3%と比べて割合が高くなっている。

「要支援高齢者」では、「自分または家族の持ち家(マンション)」(18.7%)、「民間の借家(マ

ンション、アパート)」(16.4%)、「道営・市営住宅、公団住宅」(11.5%)、「サービス付き高齢

者向け住宅」(7.2%)などで、「元気高齢者」と比べて割合が高くなっている。

図表Ⅰ-13 現在の生活場所(元気高齢者・要支援高齢者別)

83.9%

41.3%

1.8%

18.7%

3.2%

1.6%

9.1%

16.4% 11.5% 7.2%

0.2%

1.3%

1.3%

1.0%

0.2%

1.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

元気高齢者

(N=626)

要支援高齢者

(N=305)

自分または家族の持家(一戸建て) 自分または家族の持家(マンション)

民間の借家(一戸建て) 民間の借家(マンション、アパート)

道営・市営住宅、公団住宅 サービス付高齢者向け住宅

有料老人ホーム その他

無回答

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問8 外出の頻度

外出の頻度はどのくらいですか。あてはまるもの 1つに○をつけてください。

外出の頻度については、「週に 3~4日」が 31.9%と最も高く、次いで「週に 1~2日」が 31.7%、

「ほぼ毎日」が 26.2%となっている。

図表Ⅰ-14 外出の頻度(N=931)

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「ほぼ毎日」が 33.7%と、「要支

援高齢者」の 10.8%と比べて割合が高くなっている。

「要支援高齢者」では、「週に 1~2 日」が 44.6%と、「元気高齢者」の 25.4%と比べて割合

が高くなっている。

図表Ⅰ-15 外出の頻度(元気高齢者・要支援高齢者別)

ほぼ毎日26.2%

週に3~4日

31.9%

週に1~2日

31.7%

2週に1日

1.9%

月に1~2日3.8%

ほとんど外出

しない

2.6%

無回答1.9%

無回答

33.7%

10.8%

31.8%

32.1%

25.4%

44.6%

2.4%

1.0%

2.9%

5.6%

1.9%

3.9%

1.9%

2.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

元気高齢者

(N=626)

要支援高齢者

(N=305)

ほぼ毎日 週に3~4日 週に1~2日

2週に1日 月に1~2日 ほとんど外出しない

無回答

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年齢別にみると、年齢が高くなるにつれて「ほぼ毎日」の割合が低くなっており、「65~69

歳」で 39.3%だったものが、「90歳以上」では 0.0%となっている。

図表Ⅰ-16 外出の頻度(年齢別)

性別にみると、「男性」で「ほぼ毎日」が 36.2%と、「女性」の 17.4%と比べて割合が高くな

っている。

図表Ⅰ-17 外出の頻度(性別)

39.3%

30.4%

21.9%

13.4%

9.7%

29.6%

33.5%

33.2%

32.1%

35.5%

20.0%

23.9%

26.8%

35.8%

45.5%

43.5%

20.0%

2.0%

1.8%

1.1%

2.7%

1.6%

20.0%

1.6%

4.0%

4.9%

4.5%

4.8%

10.0%

2.0%

2.2%

2.6%

1.8%

4.8%

20.0%

1.6%

1.3%

0.4%

10.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

65~69歳

(N=247)

70~74歳

(N=224)

75~79歳

(N=265)

80~84歳

(N=112)

85~89歳

(N=62)

90歳以上

(N=10)

ほぼ毎日 週に3~4日 週に1~2日

2週に1日 月に1~2日 ほとんど外出しない

無回答

36.2%

17.4%

29.4%

35.0%

26.7%

36.7%

1.3%

2.3%

3.4%

4.2%

2.2%

3.0%

0.7%

1.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

男性

(N=445)

女性

(N=471)

ほぼ毎日 週に3~4日 週に1~2日

2週に1日 月に1~2日 ほとんど外出しない

無回答

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問9 自身の積極性について

ご自身について、あてはまると思うもの 1つに○をつけてください。

自身の積極性については、「積極的・自発的な方だと思う」が 42.5%と最も高く、次いで「積

極的・自発的、消極的・受け身のどちらともいえない」が 36.2%、「消極的・受け身な方だと

思う」が 18.3%となっている。

図表Ⅰ-18 自身の積極性について(N=931)

積極的・自発

的なほうだと思

う42.5%

消極的・受け

身なほうだと思う

18.3%

積極的・自発

的、消極的・受

け身のどちらと

もいえない

36.2%

無回答

3.0%

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問 10 現在治療中の病気

現在治療中、または生活を送るのに支障となっている病気はありますか。あてはまるものす

べてに○をつけてください。

現在治療中、または生活を送るのに支障となっている病気については、「高血圧」が 39.4%

と最も高く、次いで「骨格筋の病気(骨粗しょう症、膝痛・腰痛等)」が 22.3%、「目の病気」

が 17.8%、「心臓病」が 16.9%となっている。

図表Ⅰ-19 現在治療中の病気(複数回答、N=931)

高血圧

脳卒中(脳出血・脳梗塞等)

心臓病

糖尿病

高脂血症(脂質異常)

呼吸器の病気(肺炎や気管支炎等)

胃腸・肝臓・胆のうの病気

腎臓・前立腺の病気

骨格筋の病気(骨粗しょう症、膝痛・腰痛等)

外傷(転倒・骨折等)

がん(悪性新生物)

血液、免疫の病気

うつ病

認知症(アルツハイマー型認知症等)

パーキンソン病

目の病気

耳の病気

特にない

その他

39.4%

7.6%

16.9%

14.2%

11.0%

8.7%

9.1%

8.5%

22.3%

4.7%

4.6%

1.7%

2.7%

0.9%

1.0%

17.8%

7.6%

14.6%

7.8%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

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性別にみると、「男性」では「心臓病」(20.4%)、「糖尿病」(20.0%)、「腎臓・前立腺の病気」

(15.7%)などの割合が「女性」と比べて高くなっている。

「女性」では、「高脂血症(脂質異常)」(13.8%)、「骨格筋の病気(骨粗しょう症、膝痛・腰

痛等)」(31.2%)などの割合が「男性」と比べて高くなっている。

図表Ⅰ-20 現在治療中の病気(複数回答、性別)

【男性(N=445)】 【女性(N=471)】

高血圧

脳卒中(脳出血・脳梗塞等)

心臓病

糖尿病

高脂血症(脂質異常)

呼吸器の病気(肺炎や気管支炎等)

胃腸・肝臓・胆のうの病気

腎臓・前立腺の病気

骨格筋の病気(骨粗しょう症、膝痛・腰痛等)

外傷(転倒・骨折等)

がん(悪性新生物)

血液、免疫の病気

うつ病

認知症(アルツハイマー型認知症等)

パーキンソン病

目の病気

耳の病気

特にない

その他

36.6%

11.5%

20.4%

20.0%

8.3%

10.3%

7.4%

15.7%

12.4%

3.1%

4.3%

0.7%

1.8%

1.3%

0.7%

17.1%

8.3%

15.5%

7.4%

0.0%20.0%40.0%60.0%

42.5%

3.8%

13.6%

9.1%

13.8%

7.4%

10.4%

1.9%

31.2%

6.2%

5.1%

2.5%

3.4%

0.4%

1.3%

18.7%

7.2%

13.8%

8.5%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0%

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16

元気高齢者・要支援高齢者の別にみると、「元気高齢者」では「特にない」が 20.4%と、「要

支援高齢者」の 2.6%と比べて割合が高くなっている。

図表Ⅰ-21 現在治療中の病気(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=626)】 【要支援高齢者(N=305)】

高血圧

脳卒中(脳出血・脳梗塞等)

心臓病

糖尿病

高脂血症(脂質異常)

呼吸器の病気(肺炎や気管支炎等)

胃腸・肝臓・胆のうの病気

腎臓・前立腺の病気

骨格筋の病気(骨粗しょう症、膝痛・腰痛等)

外傷(転倒・骨折等)

がん(悪性新生物)

血液、免疫の病気

うつ病

認知症(アルツハイマー型認知症等)

パーキンソン病

目の病気

耳の病気

特にない

その他

36.1%

2.4%

12.8%

10.9%

11.0%

5.3%

7.8%

5.6%

15.3%

2.4%

4.0%

1.1%

1.6%

0.2%

0.3%

14.2%

6.5%

20.4%

5.3%

0.0%20.0%40.0%60.0%

46.2%

18.4%

25.2%

21.0%

10.8%

15.7%

11.8%

14.4%

36.7%

9.5%

5.9%

3.0%

4.9%

2.3%

2.3%

25.2%

9.8%

2.6%

13.1%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0%

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17

問 11 要介護認定の状況

介護保険の要介護認定状況について、あてはまるもの 1つに○をつけてください。

要介護認定の状況については、「認定を受けていない(認定申請をしていない)」が 60.0%と

最も高く、次いで「「要支援 1」と認定」が 17.7%、「「要支援 2」と認定」が 11.8%となって

いる。

図表Ⅰ-22 要介護認定の状況(N=931)

認定を受けていない(認定申請をしていない)

認定を申請中

「要支援1」と認定

「要支援2」と認定

「要介護1」と認定

「要介護2」と認定

「要介護3」と認定

「要介護4」と認定

「要介護5」と認定

認定を申請したが「非該当(自立)」であった

分からない

無回答

60.0%

0.4%

17.7%

11.8%

0.8%

1.0%

0.2%

0.1%

0.0%

0.0%

1.0%

7.0%

0% 20% 40% 60% 80%

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18

問 12 介護保険の申請について

問 11で「2.認定を申請中」~「10.非該当(自立)」と回答された方に伺います。

要介護認定の申請は誰から勧められましたか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

問 11で「認定を受けていない(認定申請をしていない)」「分からない」と回答した方及び「無

回答」を除く 298 人に、介護保険の申請を誰から勧められたかをたずねたところ、「病院」が

17.1%と最も高く、次いで「自分で必要性を感じて申請した」が 12.1%、「地域包括支援セン

ター職員」が 11.7%となっている。

図表Ⅰ-23 介護保険の申請について(複数回答、N=298)

家族・親族

知人、近所の人

民生委員

地域包括支援センター職員

介護予防センター職員

介護サービス事業所

病院

自分で必要性を感じて申請した

区役所など行政機関の窓口

その他

8.4%

4.7%

1.7%

11.7%

2.7%

5.0%

17.1%

12.1%

3.7%

1.3%

0% 5% 10% 15% 20%

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19

Ⅱ 生活上の困りごとについて

問 13 日常生活に対する支援の状況

日常生活について、支援を受けていますか。また、どなたから支援を受けていますか。以下

の各項目についてあてはまるものすべてに○をつけてください。

日常生活に関する 23項目について、支援の必要性や、誰から支援を受けているかをたずねた。

23項目それぞれについて、「特に支援を受けていない」と、支援を受けている場合は「家族・

親族」「友人、近隣の知人」「介護保険等の公的サービス」「民間サービス(有償)」の項目から

選択してもらった。

図表Ⅱ-1 日常生活に対する支援の状況について 設問項目(23項目)

(1)食事を食べる

(2)排泄(トイレ)

(3)入浴

(4)着替え

(5)洗顔

(6)歯磨き、入れ歯の管理

(7)爪切り

(8)洗髪

(9)体の向きをかえる・寝起き動作

(10)家の中の移動

(11)食事の準備・調理・後始末

(12)薬を飲む、貼る、塗る

(13)通院

(14)散歩・外出

(15)掃除

(16)洗濯

(17)買い物

(18)ゴミだし

(19)家の中の修理、電球の交換、模様替え

(20)預貯金の出し入れ

(21)公共料金の支払い

(22)自治会活動(当番など)

(23)除雪

日常生活に対する支援の状況について、無回答を除き、「特に支援を受けていない」方と、「何

らかの支援を受けている」方(「家族・親族」「友人、近隣の知人」「介護保険等の公的サービ

ス」「民間サービス(有償)」のいずれかを回答した方)の2群に分類し集計した。

さらに、日常生活に対して何らかの支援を受けているものについては、誰から支援を受けて

いるかを複数回答でたずね、内訳を整理した。

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20

【全 体】(図表Ⅱ-2)

23 項目それぞれの状況をみると、「特に支援を受けていない」の割合が 9 割を超えているも

のは、「(1)食事」「(2)排泄(トイレ)」「(3)入浴」「(4)着替え」「(5)洗顔」「(6)

歯磨き、入れ歯の管理」「(7)爪切り」「(8)洗髪」「(9)体の向きをかえる・寝起き動作」

「(10)家の中の移動)」「(12)薬を飲む、貼る、塗る」の 11項目である。

また、何らかの支援を受けている割合が 3割を超えているものは、「(15)掃除」「(19)家の

中の修理、電球の交換、模様替え」「(23)除雪」の 3項目である。

【元気高齢者】(図表Ⅱ-3、図表Ⅱ-5)

元気高齢者では、「除雪」以外の項目で、「特に支援を受けていない」が 8割を超えている。

「除雪」では「何らかの支援を受けている」が 25.1%と高く、支援者は「家族・親族」の件

数が多かった。

【要支援高齢者】(図表Ⅱ-4、図表Ⅱ-6、図表Ⅱ-7、図表Ⅱ-8)

要支援高齢者では、「特に支援を受けていない」が 8 割を超えているのは、23 項目中 9 項目

である。それらは「食事」(86.5%)、「排泄(トイレ)」(97.3%)、「着替え」(94.4%)、「洗顔」

(97.9%)、「歯磨き、入れ歯の管理」(96.6%)、「洗髪」(83.3%)、「体の向きをかえる・寝起

き動作」(97.2%)、「家の中の移動」(95.1%)、「薬を飲む、貼る、塗る」(88.6%)で、基本的

な日常生活動作(ADL)に関わる項目であった。

「何らかの支援を受けている」割合が高かったのは、「掃除」(73.5%)、「除雪」(70.6%)、「家

の中の修理、電球の交換、模様替え」(67.1%)などである。支援者は、「掃除」で「介護保険

等の公的サービス」の件数が多く、「除雪」「家の中の修理、電球の交換、模様替え」では「家

族・親族」の件数が多かった。

同居者の有無別に、誰からの支援を受けているかをみると、同居者のいる要支援高齢者では

「家族・親族」から支援を受けている項目が多く、同居者のいない要支援高齢者では「介護保

険等の公的サービス」「民間サービス(有償)」を利用している項目が多い。

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21

図表Ⅱ-2 日常生活に対する支援の状況(全体)

95.4%

99.2%

90.6%

98.3%

99.4%

99.1%

92.2%

94.3%

99.2%

98.7%

79.7%

95.9%

83.5%

88.6%

69.1%

80.6%

72.7%

75.7%

68.4%

82.8%

83.9%

79.4%

63.6%

4.6%

0.8%

9.4%

1.7%

0.6%

0.9%

7.8%

5.7%

0.8%

1.3%

20.3%

4.1%

16.5%

11.4%

30.9%

19.4%

27.3%

24.3%

31.6%

17.2%

16.1%

20.6%

36.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(1)食事(N=541)

(2)排泄(トイレ)(N=530)

(3)入浴(N=552)

(4)着替え(N=529)

(5)洗顔(N=528)

(6)歯磨き、入れ歯の管理

(N=529)

(7)爪切り(N=548)

(8)洗髪(N=542)

(9)体の向きをかえる・

寝起き動作(N=526)

(10)家の中の移動(N=525)

(11)食事の準備・調理・

後始末(N=566)

(12)薬を飲む、貼る、塗る

(N=535)

(13)通院(N=568)

(14)散歩・外出(N=542)

(15)掃除(N=599)

(16)洗濯(N=561)

(17)買い物(N=579)

(18)ゴミだし(N=581)

(19)家の中の修理(N=551)

電球の交換、模様替え

(20)預貯金の出し入れ

(N=558)

(21)公共料金の支払い

(N=546)

(22)自治会活動(N=472)

(当番など)

(23)除雪(N=546)

特に支援を受けていない 何らかの支援を受けている

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22

図表Ⅱ-3 日常生活に対する支援の状況(元気高齢者)

99.0%

100.0%

99.0%

99.7%

100.0%

100.0%

99.0%

98.7%

100.0%

100.0%

90.2%

98.7%

92.9%

97.2%

92.3%

89.5%

87.3%

86.0%

82.7%

90.8%

90.7%

86.5%

74.9%

1.0%

1.0%

0.3%

1.0%

1.3%

9.8%

1.3%

7.1%

2.8%

7.7%

10.5%

12.7%

14.0%

17.3%

9.2%

9.3%

13.5%

25.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(1)食事(N=386)

(2)排泄(トイレ)(N=384)

(3)入浴(N=388)

(4)着替え(N=385)

(5)洗顔(N=384)

(6)歯磨き、入れ歯の管理

(N=384)

(7)爪切り(N=386)

(8)洗髪(N=386)

(9)体の向きをかえる・

寝起き動作(N=383)

(10)家の中の移動(N=383)

(11)食事の準備・調理・

後始末(N=397)

(12)薬を飲む、貼る、塗る

(N=386)

(13)通院(N=395)

(14)散歩・外出(N=387)

(15)掃除(N=388)

(16)洗濯(N=391)

(17)買い物(N=395)

(18)ゴミだし(N=400)

(19)家の中の修理電球の

交換、模様替え(N=393)

(20)預貯金の出し入れ

(N=392)

(21)公共料金の支払い

(N=389)

(22)自治会活動(N=371)

(当番など)

(23)除雪(N=410)

特に支援を受けていない 何らかの支援を受けている

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23

図表Ⅱ-4 日常生活に対する支援の状況(要支援高齢者)

86.5%

97.3%

70.7%

94.4%

97.9%

96.6%

75.9%

83.3%

97.2%

95.1%

55.0%

88.6%

61.8%

67.1%

26.5%

60.0%

41.3%

53.0%

32.9%

63.9%

66.9%

53.5%

29.4%

13.5%

2.7%

29.3%

5.6%

2.1%

3.4%

24.1%

16.7%

2.8%

4.9%

45.0%

11.4%

38.2%

32.9%

73.5%

40.0%

58.7%

47.0%

67.1%

36.1%

33.1%

46.5%

70.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(1)食事(N=155)

(2)排泄(トイレ)(N=146)

(3)入浴(N=164)

(4)着替え(N=144)

(5)洗顔(N=144)

(6)歯磨き、入れ歯の管理

(N=145)

(7)爪切り(N=162)

(8)洗髪(N=156)

(9)体の向きをかえる・

寝起き動作(N=143)

(10)家の中の移動(N=142)

(11)食事の準備・調理・

後始末(N=169)

(12)薬を飲む、貼る、塗る

(N=149)

(13)通院(N=173)

(14)散歩・外出(N=155)

(15)掃除(N=211)

(16)洗濯(N=170)

(17)買い物(N=184)

(18)ゴミだし(N=181)

(19)家の中の修理(N=158)

電球の交換、模様替え

(20)預貯金の出し入れ

(N=166)

(21)公共料金の支払い

(N=157)

(22)自治会活動(N=101)

(当番など)

(23)除雪(N=136)

特に支援を受けていない 何らかの支援を受けている

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24

図表Ⅱ-5 誰からの支援を受けているか(複数回答、元気高齢者)

(件)

(1)食事 (2)排泄(トイレ) (3)入浴 (4)着替え (5)洗顔(6)歯磨き

入れ歯の管理(7)爪切り (8)洗髪

(N=4) (N=0) (N=4) (N=1) (N=0) (N=0) (N=4) (N=5)

(9)体の向きを

かえる・寝起き動作

(10)家の中の移動

(11)食事の準備調理・後片付け

(12)薬を飲む貼る、塗る

(13)通院 (14)散歩・外出 (15)掃除 (16)洗濯

(N=0) (N=0) (N=39) (N=5) (N=28) (N=11) (N=30) (N=41)

(17)買い物 (18)ゴミだし(20)預貯金の出し入れ

(21)公共料金の支払い

(22)自治会活動(当番など)

(23)除雪

(N=50) (N=56) (N=36) (N=36) (N=50) (N=103)

(N=68)

(19)家の中の

修理、電球の

交換、模様替え

2 04 1 0 0

4 31 0 0 0 0 0 0 01 0 1 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

0 0

38

4

27

11

29

41

0 0 1 1 0 0 0 00 0 0 0 1 0 0 00 0 0 0 0 0 1 00

10

20

30

40

50

60

70

80

90

48

5662

35 34

48

79

1 0 1 1 0 2

13

0 0 0 0 0 0 31 07

0 2 0

20

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

家族・親族 友人・近隣の知人 介護保険等の公的サービス 民間サービス(有償)

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25

図表Ⅱ-6 誰からの支援を受けているか(複数回答、要支援高齢者)

(件)

(1)食事 (2)排泄(トイレ) (3)入浴 (4)着替え (5)洗顔(6)歯磨き

入れ歯の管理(7)爪切り (8)洗髪

(N=21) (N=4) (N=48) (N=8) (N=3) (N=5) (N=39) (N=26)

(9)体の向きを

かえる・寝起き動作

(10)家の中の移動

(11)食事の準備調理・後片付け

(12)薬を飲む貼る、塗る

(13)通院 (14)散歩・外出 (15)掃除 (16)洗濯

(N=4) (N=7) (N=76) (N=17) (N=66) (N=51) (N=155) (N=68)

(17)買い物 (18)ゴミだし(20)預貯金の

出し入れ

(21)公共料金の

支払い

(22)自治会活動

(当番など)(23)除雪

(N=108) (N=85) (N=60) (N=52) (N=47) (N=96)

(N=106)

(19)家の中の

修理、電球の

交換、模様替え

6 27 6

1 2

15

30 1 1 1 0 0 3 111

2

36

1 2 3

16 20

4 06

0 0 05 3

0

20

40

60

80

100

120

0 4

41

11

50

3341 45

0 0 1 0 2 2 0 04 3

24

510 10

109

21

0 0

14

29 7 10

3

0

20

40

60

80

100

120

7060

66

5548

36

47

5 512

1 17

252818

124 3 2

1083

19

0 0 2

23

0

20

40

60

80

100

120

家族・親族 友人・近隣の知人 介護保険等の公的サービス 民間サービス(有償)

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26

図表Ⅱ-7 誰からの支援を受けているか(複数回答、要支援高齢者 同居者あり)

(件)

(1)食事 (2)排泄(トイレ) (3)入浴 (4)着替え (5)洗顔(6)歯磨き

入れ歯の管理(7)爪切り (8)洗髪

(N=8) (N=2) (N=19) (N=5) (N=2) (N=3) (N=17) (N=10)

(9)体の向きを

かえる・寝起き動作

(10)家の中の

移動

(11)食事の準備

調理・後片付け

(12)薬を飲む

貼る、塗る(13)通院 (14)散歩・外出 (15)掃除 (16)洗濯

(N=1) (N=4) (N=46) (N=12) (N=40) (N=33) (N=69) (N=40)

(17)買い物 (18)ゴミだし(20)預貯金の

出し入れ

(21)公共料金の

支払い

(22)自治会活動

(当番など)(23)除雪

(N=61) (N=59) (N=39) (N=38) (N=34) (N=54)

(N=51)

(19)家の中の

修理、電球の

交換、模様替え

4 25 5

1 2

11

30 0 0 0 0 0 0 0

40

12

0 1 14

70 0

30 0 0 2 1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

03

36

11

35

27

37 37

0 0 0 0 1 1 0 01 1

10

14 4

34

30 0 2 0 2 2 1 1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

5255

4438 37

3137

1 2 2 0 0 28

5 3 1 1 1 0 240

50 0 1

10

0

10

20

30

40

50

60

70

80

家族・親族 友人・近隣の知人 介護保険等の公的サービス 民間サービス(有償)

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27

図表Ⅱ-8 誰からの支援を受けているか(複数回答、要支援高齢者 同居者なし)

(件)

(1)食事 (2)排泄(トイレ) (3)入浴 (4)着替え (5)洗顔(6)歯磨き

入れ歯の管理(7)爪切り (8)洗髪

(N=7) (N=2) (N=25) (N=2) (N=1) (N=2) (N=20) (N=14)

(9)体の向きを

かえる・寝起き動作

(10)家の中の移動

(11)食事の準備調理・後片付け

(12)薬を飲む貼る、塗る

(13)通院 (14)散歩・外出 (15)掃除 (16)洗濯

(N=3) (N=3) (N=24) (N=4) (N=21) (N=17) (N=79) (N=24)

(17)買い物 (18)ゴミだし(20)預貯金の

出し入れ

(21)公共料金の

支払い

(22)自治会活動

(当番など)(23)除雪

(N=44) (N=24) (N=17) (N=12) (N=12) (N=39)

(N=49)

(19)家の中の

修理、電球の

交換、模様替え

1 0 2 0 0 04

00 1 1 1 0 0 2 04 2

20

1 1 2

11 12

2 03

0 0 03 2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

0 1 30

126 4

7

0 0 1 0 1 1 0 03 2

11

3 5 6

68

15

0 0

11

26 4

9

2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

17

5

21

139

48

3 38

1 15

1722

139

3 2 28

4 3

13

0 0 1

12

0

10

20

30

40

50

60

70

80

家族・親族 友人・近隣の知人 介護保険等の公的サービス 民間サービス(有償)

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28

問 14 民間企業等による支援でもよいと考える訪問介護サービス

介護保険制度による訪問介護(ホームヘルプ)で提供されるサービスのうち、介護事業所以

外の民間企業や NPO、ボランティア等による支援でもよいと考えるサービスは何ですか。あ

てはまるものすべてに○をつけてください。

介護保険制度による訪問介護(ホームヘルプ)で提供されるサービスのうち、介護事業所以

外の民間企業等による支援でもよいと考えるサービスをたずねたところ、「買物の代行」が

23.2%と最も高く、次いで「ゴミだしの代行」が 21.8%、「掃除の代行」が 21.1%、「あてはま

るものはない」が 20.4%となっている。

図表Ⅱ-9 民間企業等による支援でもよいと考える訪問介護サービス(複数回答、N=931)

健康チェック(安否確認、顔色等のチェック)

環境整備(換気、室温・日当たりの調整)

掃除の代行

ゴミだしの代行

洗濯の代行

ベッドメイクの代行(シーツ交換など)

衣類の整理、被服の補修の代行(衣替えなど)

食事の調理、片付けの代行

買物の代行

薬の受け取りの代行

あてはまるものはない

18.5%

10.7%

21.1%

21.8%

12.2%

10.5%

8.7%

14.6%

23.2%

13.1%

20.4%

0% 10% 20% 30%

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29

要支援高齢者に限ってみると、「掃除の代行」が 25.9%と最も高く、次いで「買い物の代行」

が 23.9%、「健康チェック(安否確認、顔色等のチェック)」が 20.0%、「ゴミだしの代行」「あ

てはまるものはない」がそれぞれ 18.7%となっている。

図表Ⅱ-10 民間企業等による支援でもよいと考える訪問介護サービス(要支援高齢者)

(複数回答、N=305)

健康チェック(安否確認、顔色等のチェック)

環境整備(換気、室温・日当たりの調整)

掃除の代行

ゴミだしの代行

洗濯の代行

ベッドメイクの代行(シーツ交換など)

衣類の整理、被服の補修の代行(衣替えなど)

食事の調理、片付けの代行

買物の代行

薬の受け取りの代行

あてはまるものはない

20.0%

7.2%

25.9%

18.7%

10.2%

12.1%

6.2%

14.4%

23.9%

10.5%

18.7%

0% 10% 20% 30%

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問 15 民間企業等による支援でもよいと考える通所介護サービス

介護保険制度による通所介護(デイサービス)で提供されるサービスのうち、介護事業所以

外の通いの場(サロン、茶話会、サークル等)での支援でもよいと考えるサービスは何です

か。あてはまるものすべてに○をつけてください。

介護保険制度による通所介護(デイサービス)で提供されるサービスのうち、介護事業所以

外の通いの場での支援でもよいと考えるサービスをたずねたところ、「人との交流」が 27.3%

と最も高く、次いで「筋力トレーニング、運動機能向上の支援」が 24.4%、「レクリエーショ

ンや体操」が 23.7%となっている。

図表Ⅱ-11 民間企業等による支援でもよいと考える通所介護サービス(複数回答、N=931)

健康チェック

入浴の支援

食事の提供

送迎の支援

栄養改善の支援

口腔機能向上の支援

筋力トレーニング、運動機能向上の支援

音楽教室(カラオケ等)

レクリエーションや体操

趣味創作活動やゲーム

人との交流

あてはまるものはない

16.5%

9.8%

14.2%

20.5%

7.7%

5.8%

24.4%

21.8%

23.7%

21.3%

27.3%

14.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

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31

要支援高齢者に限ってみると、「筋力トレーニング、運動機能向上の支援」が 34.1%と最も

高く、次いで「送迎の支援」が 29.8%、「人との交流」が 27.2%、「レクリエーションや体操」

が 24.6%となっている。

図表Ⅱ-12 民間企業等による支援でもよいと考える通所介護サービス(要支援高齢者)

(複数回答、N=305)

健康チェック

入浴の支援

食事の提供

送迎の支援

栄養改善の支援

口腔機能向上の支援

筋力トレーニング、運動機能向上の支援

音楽教室(カラオケ等)

レクリエーションや体操

趣味創作活動やゲーム

人との交流

あてはまるものはない

18.0%

14.8%

17.7%

29.8%

6.6%

5.9%

34.1%

19.0%

24.6%

17.4%

27.2%

13.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

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Ⅲ 興味・関心のあることについて

問 16 積極的に取組んでいる趣味

積極的に取り組んでいる趣味はありますか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

(1)スポーツ・運動系

積極的に取組んでいる趣味(スポーツ・運動系)については、「ウォーキング」が 34.6%と

最も高く、次いで「パークゴルフ」が 13.6%、「体操・ヨガ」が 12.5%となっている。

図表Ⅲ-1 積極的に取組んでいる趣味(スポーツ・運動系)(複数回答、N=931)

ウォーキング

マラソン

サイクリング

ドライブ・ツーリング

登山

水泳

ソフトボール・野球

サッカー・フットサル

テニス・バドミントン

卓球

バレーボール

ゲートボール

パークゴルフ

ゴルフ

ボーリング

スキー・スケート

剣道

空手・柔道

弓道

ダンス・舞踏

体操・ヨガ

34.6%

0.5%

4.2%

5.3%

3.7%

3.7%

1.1%

0.8%

1.1%

3.2%

0.4%

0.6%

13.6%

7.7%

2.0%

3.2%

0.3%

0.4%

0.0%

4.0%

12.5%

0% 10% 20% 30% 40%

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33

年齢別にみると、いずれの年齢でも、「ウォーキング」の割合が最も高くなっている。

「65~69 歳」では、「ドライブ・ツーリング」が 10.5%と、他の年代と比べて高くなってい

る。

「65~69 歳」「70~74 歳」では、「ゴルフ」がそれぞれ 12.6%、10.3%と、他の年代と比べ

て高くなっている。

図表Ⅲ-2 積極的に取組んでいる趣味(スポーツ・運動系)(複数回答、年齢別)

複数回答、上段:件数 下段:%

全体ウォーキング

マラソンサイクリング

ドライブ・ツーリング

登山 水泳ソフトボール・野球

サッカー・フットサル

テニス・バドミントン

卓球

931 322 5 39 49 34 34 10 7 10 30

34.6 0.5 4.2 5.3 3.7 3.7 1.1 0.8 1.1 3.2

247 101 1 15 26 14 8 1 2 4 8

40.9 0.4 6.1 10.5 5.7 3.2 0.4 0.8 1.6 3.2

224 84 1 13 12 8 14 3 0 0 8

37.5 0.4 5.8 5.4 3.6 6.3 1.3 0.0 0.0 3.6

265 93 2 6 5 8 7 3 2 3 9

35.1 0.8 2.3 1.9 3.0 2.6 1.1 0.8 1.1 3.4

112 31 1 5 4 4 2 2 3 2 2

27.7 0.9 4.5 3.6 3.6 1.8 1.8 2.7 1.8 1.8

62 11 0 0 1 0 1 1 0 0 3

17.7 0.0 0.0 1.6 0.0 1.6 1.6 0.0 0.0 4.8

10 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0

10.0 0.0 0.0 0.0 0.0 10.0 0.0 0.0 0.0 0.0

11 1 0 0 1 0 1 0 0 1 0

9.1 0.0 0.0 9.1 0.0 9.1 0.0 0.0 9.1 0.0

バレーボール

ゲートボール

パークゴルフ

ゴルフボーリング

スキー・スケート

剣道空手・柔道

弓道ダンス・舞踊

体操・ヨガ

4 6 127 72 19 30 3 4 0 37 116

0.4 0.6 13.6 7.7 2.0 3.2 0.3 0.4 0.0 4.0 12.5

0 0 30 31 4 10 0 0 0 6 24

0.0 0.0 12.1 12.6 1.6 4.0 0.0 0.0 0.0 2.4 9.7

0 1 35 23 5 11 0 3 0 11 34

0.0 0.4 15.6 10.3 2.2 4.9 0.0 1.3 0.0 4.9 15.2

1 3 37 12 6 3 0 0 0 12 37

0.4 1.1 14.0 4.5 2.3 1.1 0.0 0.0 0.0 4.5 14.0

1 1 18 4 3 3 3 1 0 5 13

0.9 0.9 16.1 3.6 2.7 2.7 2.7 0.9 0.0 4.5 11.6

1 0 7 1 1 1 0 0 0 2 6

1.6 0.0 11.3 1.6 1.6 1.6 0.0 0.0 0.0 3.2 9.7

1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

10.0 0.0 0.0 0.0 0.0 10.0 0.0 0.0 0.0 0.0 10.0

0 1 0 1 0 1 0 0 0 1 1

0.0 9.1 0.0 9.1 0.0 9.1 0.0 0.0 0.0 9.1 9.1

合計

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

85~89歳

90歳以上

80~84歳

85~89歳

90歳以上

無回答

無回答

合計

65~69歳

70~74歳

75~79歳

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34

性別にみると、男女いずれも「ウォーキング」の割合が最も高くなっている。

「男性」では、「パークゴルフ」(20.0%)、「ゴルフ」(14.4%)の割合が「女性」と比べて高

くなっている。

「女性」では、「体操・ヨガ」が 16.6%と、「男性」の 8.3%と比べて割合が高くなっている。

図表Ⅲ-3 積極的に取組んでいる趣味(スポーツ・運動系)(複数回答、性別)

【男性(N=445)】 【女性(N=471)】

ウォーキング

マラソン

サイクリング

ドライブ・ツーリング

登山

水泳

ソフトボール・野球

サッカー・フットサル

テニス・バドミントン

卓球

バレーボール

ゲートボール

パークゴルフ

ゴルフ

ボーリング

スキー・スケート

剣道

空手・柔道

弓道

ダンス・舞踊

体操・ヨガ

39.6%

1.1%

6.5%

7.4%

4.5%

2.7%

1.8%

0.9%

1.3%

2.2%

0.4%

0.9%

20.0%

14.4%

2.9%

5.6%

0.4%

0.9%

0.0%

1.6%

8.3%

0.0%20.0%40.0%

30.6%

0.0%

2.1%

3.2%

3.0%

4.5%

0.4%

0.6%

0.6%

4.2%

0.4%

0.2%

8.1%

1.5%

1.3%

0.8%

0.2%

0.0%

0.0%

5.9%

16.6%

0.0% 20.0% 40.0%

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35

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、元気高齢者・要支援高齢者のいずれも「ウォーキン

グ」の割合が最も高くなっているが、「元気高齢者」では 41.4%と、「要支援高齢者」の 20.7%

と比べて割合が高くなっている。

図表Ⅲ-4 積極的に取組んでいる趣味(スポーツ・運動系)

(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=626)】 【要支援高齢者(N=305)】

ウォーキング

マラソン

サイクリング

ドライブ・ツーリング

登山

水泳

ソフトボール・野球

サッカー・フットサル

テニス・バドミントン

卓球

バレーボール

ゲートボール

パークゴルフ

ゴルフ

ボーリング

スキー・スケート

剣道

空手・柔道

弓道

ダンス・舞踊

体操・ヨガ

41.4%

0.5%

5.4%

7.2%

5.1%

4.6%

1.3%

0.8%

1.4%

3.7%

0.3%

0.2%

11.0%

7.3%

1.6%

3.0%

0.3%

0.3%

0.0%

3.2%

9.1%

0.0%20.0%40.0%60.0%

20.7%

0.7%

1.6%

1.3%

0.7%

1.6%

0.7%

0.7%

0.3%

2.3%

0.2%

0.6%

4.0%

0.6%

0.6%

0.3%

0.0%

0.2%

0.0%

1.1%

5.0%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0%

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36

(2)文化・教養系

積極的に取組んでいる趣味(文化・教養系)については、「菜園・園芸」が 27.9%と最も高

く、次いで「読書」が 21.9%、「編み物・裁縫・刺繍」が 11.0%、「パソコン・IT機器」が 10.3%

となっている。

図表Ⅲ-5 積極的に取組んでいる趣味(文化・教養系)(複数回答、N=931)

菜園・園芸

生け花・フラワーアレンジメント

陶芸

木彫・彫刻

編み物・裁縫・刺繍

絵画・絵手紙

料理・お菓子づくり

茶道

詩作・俳句・川柳

読書

歴史・郷土史の研究

書道・ペン習字

英会話

外国語(英会話以外)

演劇・お芝居

楽器演奏

詩吟

民謡・合唱

囲碁・将棋・オセロ

健康マージャン

パソコン・IT機器

資格取得

写真撮影

27.9%

4.8%

1.7%

0.9%

11.0%

4.9%

8.6%

1.7%

3.7%

21.9%

3.3%

5.6%

3.1%

1.0%

1.4%

3.2%

1.2%

4.8%

7.8%

7.5%

10.3%

1.0%

5.3%

0% 10% 20% 30% 40%

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37

年齢別にみると、いずれの年齢でも「菜園・園芸」の割合が最も高くなっている。

年齢が高くなるにつれて、「編み物・裁縫・刺繍」の割合が高くなっている。

図表Ⅲ-6 積極的に取組んでいる趣味(文化・教養系)(複数回答、年齢別)

複数回答、上段:件数 下段:%

全体菜園・園芸

生け花・フラワーアレンジメント

陶芸木彫・彫刻

編み物・裁縫・刺繍

絵画・絵手紙

料理・お菓子づくり

茶道詩作・俳句・川柳

読書歴史・郷土史の研究

931 260 45 16 8 102 46 80 16 34 204 31

27.9 4.8 1.7 0.9 11.0 4.9 8.6 1.7 3.7 21.9 3.3

247 80 14 3 0 17 12 27 4 3 56 7

32.4 5.7 1.2 0.0 6.9 4.9 10.9 1.6 1.2 22.7 2.8

224 61 8 5 2 21 13 16 1 9 44 13

27.2 3.6 2.2 0.9 9.4 5.8 7.1 0.4 4.0 19.6 5.8

265 68 16 6 4 31 13 21 7 13 60 5

25.7 6.0 2.3 1.5 11.7 4.9 7.9 2.6 4.9 22.6 1.9

112 33 4 1 2 16 3 13 3 3 27 4

29.5 3.6 0.9 1.8 14.3 2.7 11.6 2.7 2.7 24.1 3.6

62 15 3 1 0 12 4 2 0 5 15 2

24.2 4.8 1.6 0.0 19.4 6.5 3.2 0.0 8.1 24.2 3.2

10 0 0 0 0 3 0 0 1 1 0 0

0.0 0.0 0.0 0.0 30.0 0.0 0.0 10.0 10.0 0.0 0.0

11 3 0 0 0 2 1 1 0 0 2 0

27.3 0.0 0.0 0.0 18.2 9.1 9.1 0.0 0.0 18.2 0.0

書道・ペン習字

英会話外国語(英会話以外)

演劇・お芝居

楽器演奏

詩吟民謡・合唱

囲碁・将棋・オセロ

健康マージャン

パソコン・IT機器

資格取得

写真撮影

52 29 9 13 30 11 45 73 70 96 9 49

5.6 3.1 1.0 1.4 3.2 1.2 4.8 7.8 7.5 10.3 1.0 5.3

15 12 4 3 2 1 3 15 12 31 4 16

6.1 4.9 1.6 1.2 0.8 0.4 1.2 6.1 4.9 12.6 1.6 6.5

8 8 2 3 13 1 11 16 23 27 1 11

3.6 3.6 0.9 1.3 5.8 0.4 4.9 7.1 10.3 12.1 0.4 4.9

15 6 3 4 7 2 21 25 22 23 3 12

5.7 2.3 1.1 1.5 2.6 0.8 7.9 9.4 8.3 8.7 1.1 4.5

8 1 0 0 5 2 5 12 7 10 0 8

7.1 0.9 0.0 0.0 4.5 1.8 4.5 10.7 6.3 8.9 0.0 7.1

6 0 0 2 3 3 3 3 4 5 0 2

9.7 0.0 0.0 3.2 4.8 4.8 4.8 4.8 6.5 8.1 0.0 3.2

0 1 0 1 0 1 2 2 0 0 1 0

0.0 10.0 0.0 10.0 0.0 10.0 20.0 20.0 0.0 0.0 10.0 0.0

0 1 0 0 0 1 0 0 2 0 0 0

0.0 9.1 0.0 0.0 0.0 9.1 0.0 0.0 18.2 0.0 0.0 0.0 無回答

無回答

85~89歳

90歳以上

70~74歳

75~79歳

90歳以上

合計

65~69歳

80~84歳

85~89歳

合計

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

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38

性別にみると、男女いずれも「菜園・園芸」の割合が最も高くなっている。また、「読書」の

割合も男女ともに高い。

「男性」では、「囲碁・将棋・オセロ」(14.4%)、「パソコン・IT 機器」(15.7%)、「写真撮

影」(7.9%)などの割合が「女性」と比べて高くなっている。

「女性」では、「編み物・裁縫・刺繍」(21.0%)、「料理・お菓子づくり」(13.2%)などの割

合が、「男性」と比べて高くなっている。

図表Ⅲ-7 積極的に取組んでいる趣味(文化・教養系)(複数回答、性別)

【男性(N=445)】 【女性(N=471)】

菜園・園芸

生け花・フラワーアレンジメント

陶芸

木彫・彫刻

編み物・裁縫・刺繍

絵画・絵手紙

料理・お菓子づくり

茶道

詩作・俳句・川柳

読書

歴史・郷土史の研究

書道・ペン習字

英会話

外国語(英会話以外)

演劇・お芝居

楽器演奏

詩吟

民謡・合唱

囲碁・将棋・オセロ

健康マージャン

パソコン・IT機器

資格取得

写真撮影

25.4%

0.7%

1.3%

1.1%

0.2%

3.6%

3.6%

0.0%

2.5%

20.0%

4.3%

2.7%

2.5%

0.9%

0.2%

2.7%

1.3%

3.1%

14.4%

9.2%

15.7%

0.7%

7.9%

0.0%20.0%40.0%

30.4%

8.9%

2.1%

0.6%

21.0%

6.2%

13.2%

3.4%

4.7%

23.8%

2.5%

8.5%

3.6%

1.1%

2.5%

3.8%

0.8%

6.6%

1.9%

5.5%

5.5%

1.3%

2.8%

0.0% 20.0% 40.0%

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39

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「菜園・園芸」(34.7%)の割合

が最も高く、「要支援高齢者」では「読書」(17.7%)の割合が最も高くなっている。

「元気高齢者」では「菜園・園芸」が 34.7%と、「要支援高齢者」の 14.1%と比べて割合が

高くなっている。

図表Ⅲ-8 積極的に取組んでいる趣味(文化・教養系)(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=626)】 【要支援高齢者(N=305)】

菜園・園芸

生け花・フラワーアレンジメント

陶芸

木彫・彫刻

編み物・裁縫・刺繍

絵画・絵手紙

料理・お菓子づくり

茶道

詩作・俳句・川柳

読書

歴史・郷土史の研究

書道・ペン習字

英会話

外国語(英会話以外)

演劇・お芝居

楽器演奏

詩吟

民謡・合唱

囲碁・将棋・オセロ

健康マージャン

パソコン・IT機器

資格取得

写真撮影

34.7%

5.1%

1.9%

0.8%

11.8%

5.0%

9.9%

2.1%

2.2%

24.0%

3.8%

5.3%

3.5%

0.8%

1.3%

3.7%

1.0%

3.8%

8.1%

6.4%

11.8%

1.1%

6.1%

0.0%20.0%40.0%

14.1%

4.3%

1.3%

1.0%

9.2%

4.9%

5.9%

1.0%

6.6%

17.7%

2.3%

6.2%

2.3%

1.3%

1.6%

2.3%

1.6%

6.9%

7.2%

9.8%

7.2%

0.7%

3.6%

0.0% 20.0% 40.0%

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40

(3)レジャー・娯楽系、その他

積極的に取組んでいる趣味(レジャー・娯楽系、その他)については、「旅行」が 26.2%と

最も高く、次いで「スポーツ観戦」が 21.9%、「映画鑑賞」が 18.8%となっている。

図表Ⅲ-9 積極的に取組んでいる趣味(レジャー・娯楽系、その他)(複数回答、N=931)

映画鑑賞

スポーツ観戦

カラオケ

釣り

旅行

競馬・競輪・競艇

パチンコ・パチスロ

ゲーム

その他

18.8%

21.9%

15.5%

6.9%

26.2%

3.4%

3.7%

1.7%

6.1%

0% 10% 20% 30% 40%

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41

年齢別にみると、65 歳~84 歳まででは「旅行」の割合が最も高く、「85~89 歳」では「ス

ポーツ観戦」の割合が最も高くなっている。

「65~69 歳」「70~74 歳」では、「釣り」がそれぞれ 10.9%、10.7%と、他の年齢と比べて

割合が高くなっている。

図表Ⅲ-10 積極的に取組んでいる趣味(レジャー・娯楽系、その他)(複数回答、年齢別)

複数回答、上段:件数 下段:%

全体映画鑑賞

スポーツ観戦

カラオケ 釣り 旅行競馬・競輪・競艇

パチンコ・パチスロ

ゲーム その他

931 175 204 144 64 244 32 34 16 57

18.8 21.9 15.5 6.9 26.2 3.4 3.7 1.7 6.1

247 58 72 35 27 82 11 15 6 15

23.5 29.1 14.2 10.9 33.2 4.5 6.1 2.4 6.1

224 41 46 42 24 63 5 8 5 16

18.3 20.5 18.8 10.7 28.1 2.2 3.6 2.2 7.1

265 55 52 45 6 61 13 8 4 14

20.8 19.6 17.0 2.3 23.0 4.9 3.0 1.5 5.3

112 14 17 14 4 26 2 1 0 8

12.5 15.2 12.5 3.6 23.2 1.8 0.9 0.0 7.1

62 5 14 6 2 10 1 1 0 3

8.1 22.6 9.7 3.2 16.1 1.6 1.6 0.0 4.8

10 0 1 2 1 0 0 1 1 1

0.0 10.0 20.0 10.0 0.0 0.0 10.0 10.0 10.0

11 2 2 0 0 2 0 0 0 0

18.2 18.2 0.0 0.0 18.2 0.0 0.0 0.0 0.0

合計

65~69歳

80~84歳

85~89歳

90歳以上

70~74歳

75~79歳

無回答

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42

性別にみると、「男性」では「スポーツ観戦」(29.0%)、「女性」では「旅行」(29.5%)の割

合が最も高くなっている。

「男性」では、「スポーツ観戦」(29.0%)、「釣り」(13.7%)などの割合が「女性」と比べて

高くなっている。

図表Ⅲ-11 積極的に取組んでいる趣味(レジャー・娯楽系、その他)(複数回答、年齢別)

【男性(N=445)】 【女性(N=471)】

映画鑑賞

スポーツ観戦

カラオケ

釣り

旅行

競馬・競輪・競艇

パチンコ・パチスロ

ゲーム

その他

17.5%

29.0%

15.3%

13.7%

22.9%

6.7%

4.9%

2.2%

6.3%

0.0%20.0%40.0%

20.2%

15.5%

15.7%

0.6%

29.5%

0.4%

2.3%

1.3%

6.2%

0.0% 20.0% 40.0%

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43

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「旅行」(32.7%)、「要支援高齢

者」では「映画鑑賞」(18.4%)が最も高くなっている。

「元気高齢者」では「旅行」が 32.7%と、「要支援高齢者」の 12.8%と比べて割合が高くな

っている。

図表Ⅲ-12 積極的に取組んでいる趣味(レジャー・娯楽系、その他)

(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=626)】 【要支援高齢者(N=305)】

映画鑑賞

スポーツ観戦

カラオケ

釣り

旅行

競馬・競輪・競艇

パチンコ・パチスロ

ゲーム

その他

19.0%

24.6%

14.9%

9.3%

32.7%

3.4%

4.6%

2.1%

5.6%

0.0%20.0%40.0%

18.4%

16.4%

16.7%

2.0%

12.8%

3.6%

1.6%

1.0%

7.2%

0.0% 20.0% 40.0%

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44

問 17 特に興味・関心があること

現在、特に興味・関心があることは何ですか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

特に興味・関心があることについては、「自分の健康・介護」が 65.5%と最も高く、次いで

「家族の健康・介護」が 38.5%、「子の生活状況や孫の成長」が 29.9%となっている。

図表Ⅲ-13 特に興味関心があること(複数回答、N=931)

自分の健康・介護

家族の健康・介護

子の生活状況や孫の成長

食生活に関すること

趣味に関すること

仕事に関すること

ボランティアや地域の自治活動に関すること

地域サロンなど社会での居場所に関すること

相続、遺言、成年後見制度などに関すること

貯蓄、年金など生活資金や財産運用に関すること

自宅や老人ホームなど住まいに関すること

その他

65.5%

38.5%

29.9%

25.9%

16.8%

6.0%

6.7%

4.1%

9.9%

14.5%

20.6%

0.8%

0% 20% 40% 60% 80%

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45

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「家族の健康・介護」(42.0%)、

「仕事に関すること」(7.7%)、「ボランティアや地域の自治活動に関すること」(8.1%)など

の割合が「要支援高齢者」と比べて高くなっている。

「要支援高齢者」では、「自分の健康・介護」(70.5%)、「自宅や老人ホームなど住まいに関

すること」(25.6%)などの割合が「元気高齢者」と比べて高くなっている。

図表Ⅲ-14 特に興味関心があること(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=626)】 【要支援高齢者(N=305)】

自分の健康・介護

家族の健康・介護

子の生活状況や孫の成長

食生活に関すること

趣味に関すること

仕事に関すること

ボランティアや地域の自治活動に関すること

地域サロンなど社会での居場所に関すること

相続、遺言、成年後見制度などに関すること

貯蓄、年金など生活資金や財産運用に関すること

自宅や老人ホームなど住まいに関すること

その他

63.1%

42.0%

33.7%

26.0%

18.8%

7.7%

8.1%

4.0%

9.3%

16.1%

18.2%

0.6%

0.0%50.0%100.0%

70.5%

31.1%

22.0%

25.6%

12.5%

2.6%

3.6%

4.3%

11.1%

11.1%

25.6%

1.0%

0.0% 50.0% 100.0%

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46

問 18 日常的に利用している情報源

以下の日常的な利用状況について、あてはまるものに○をつけてください。

日常的に利用している情報源について、「よく利用している」の割合が高かったのは、「テレ

ビ」(81.1%)、「新聞」(76.3%)であった。

インターネットを利用した「電子掲示板」「メールマガジン」「ツイッター」「フェイスブック」

については、「利用していない」の割合が 3 割を超え、また 6 割以上が「無回答」となってい

る。

図表Ⅲ-15 日常的に利用している情報源(N=931)

よく利用している

81.1%

32.2%

76.3%

25.7%

16.5%

5.4%

1.2%

1.4%

0.6%

1.1%

ときどき

利用している

13.5%

19.3%

6.9%

23.2%

20.4%

7.3%

1.8%

2.0%

0.4%

0.4%

利用していない

0.6%

11.6%

3.9%

8.5%

12.4%

25.5%

31.5%

31.3%

33.2%

32.5%

無回答

4.7%

36.8%

13.0%

42.6%

50.7%

61.9%

65.5%

65.3%

65.7%

66.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

テレビ

ラジオ

新聞

雑誌・無料の地域情報誌

公的施設の掲示物・

配布物

ホームページ閲覧

電子掲示板

メールマガジン

ツイッター

フェイスブック

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47

Ⅳ 余暇時間について

問 19 1日の余暇時間

生活に必要な外出(生活必需品の購入や通院、デイサービスなど)や仕事をしている時間を

除き、自由に使うことのできる時間(余暇時間)は 1 日平均何時間くらいありますか。あて

はまるもの 1つに○をつけてください。

生活に必要な外出(生活必需品の購入や通院、デイサービスなど)や仕事をしている時間を

除いた自由に使うことのできる時間(余暇時間)について、1日の平均時間をたずねたところ、

「6 時間以上」が 31.6%と最も高く、次いで「4 時間以上 6 時間未満」が 27.4%、「2 時間以

上 4時間未満」が 24.2%、「2時間未満」が 7.9%となっている。

図表Ⅳ-1 1日の余暇時間(N=931)

2時間未満

7.9%

2時間以上4

時間未満24.2%

4時間以上6

時間未満27.4%

6時間以上

31.6%

無回答

8.9%

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48

問 20 余暇時間の過ごし方

余暇時間をどのように過ごしていますか。あてはまるもの 2つまでに〇をつけてください。

余暇時間の過ごし方については、「テレビ・ラジオ視聴」が 81.6%と最も高く、次いで「趣

味・娯楽」が 35.2%、「家族や友人との団らん」が 23.2%となっている。

図表Ⅳ-2 余暇時間の過ごし方(複数回答、N=931)

テレビ・ラジオ視聴

趣味・娯楽

家族や友人との団らん

スポーツ・健康づくり

生涯学習(教養講座の受講など)

ボランティアや地域の自治活動

その他

81.6%

35.2%

23.2%

20.2%

4.1%

5.9%

4.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

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49

問 21 余暇時間にでかける場所

余暇時間によくでかける場所はどこですか。頻度の多い順から 3 つまでに○をつけてくださ

い。

余暇時間によく出かける場所については、「公園・家の周りの散歩」が 40.4%と最も高く、

次いで「百貨店・大型ショッピングモール」が 32.2%、「飲食店(レストラン・喫茶店等)」が

19.7%、「家族や親族、友人の家」が 17.5%となっている。

図表Ⅳ-3 余暇時間に出かける場所(複数回答、N=931)

公園・家の周りの散歩

家族や親戚、友人の家

飲食店(レストラン・喫茶店等)

百貨店・大型ショッピングモール

スポーツ施設(体育館・スポーツクラブなど)

図書館

地域のサロン

老人福祉センター

区民センター・地区センター

町内会館

その他

ほとんど外出しない

娯楽・遊戯施設(映画館、カラオケ店、パチンコ店など)

40.4%

17.5%

19.7%

13.7%

32.2%

11.4%

5.7%

1.8%

3.4%

6.7%

5.2%

6.2%

10.7%

0% 20% 40% 60%

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50

年齢別にみると、いずれの年代でも「公園・家の周りの散歩」の割合が最も高くなっている。

年齢が若いほど、「娯楽・遊戯施設(映画館、カラオケ店、パチンコ店など)」の割合が高く

なっている。

図表Ⅳ-4 余暇時間に出かける場所(複数回答、年齢別)

複数回答、上段:件数 下段:%

全体公園・家の周りの散歩

家族や親戚、友人の家

飲食店(レストラン・喫茶店等)

娯楽・遊戯施設(映画館、カラオケ店、パチンコ店など)

百貨店・大型ショッピングモール

スポーツ施設(体育館・スポーツクラブなど)

図書館地域のサロン

931 376 163 183 128 300 106 53 17

40.4 17.5 19.7 13.7 32.2 11.4 5.7 1.8

247 97 42 63 51 96 25 12 2

39.3 17.0 25.5 20.6 38.9 10.1 4.9 0.8

224 94 48 43 31 75 28 18 5

42.0 21.4 19.2 13.8 33.5 12.5 8.0 2.2

265 105 38 45 35 77 30 18 5

39.6 14.3 17.0 13.2 29.1 11.3 6.8 1.9

112 48 18 17 5 29 14 4 3

42.9 16.1 15.2 4.5 25.9 12.5 3.6 2.7

62 25 13 12 4 18 7 1 2

40.3 21.0 19.4 6.5 29.0 11.3 1.6 3.2

10 5 1 0 2 1 1 0 0

50.0 10.0 0.0 20.0 10.0 10.0 0.0 0.0

11 2 3 3 0 4 1 0 0

18.2 27.3 27.3 0.0 36.4 9.1 0.0 0.0

老人福祉センター

区民センター・地区センター

町内会館 その他ほとんど外出しない

32 62 48 58 100

3.4 6.7 5.2 6.2 10.7

3 17 9 10 23

1.2 6.9 3.6 4.0 9.3

6 15 9 16 25

2.7 6.7 4.0 7.1 11.2

17 17 18 21 28

6.4 6.4 6.8 7.9 10.6

3 7 4 6 14

2.7 6.3 3.6 5.4 12.5

2 5 8 4 6

3.2 8.1 12.9 6.5 9.7

1 0 0 0 3

10.0 0.0 0.0 0.0 30.0

0 1 0 1 1

0.0 9.1 0.0 9.1 9.1

90歳以上

無回答

合計

65~69歳

70~74歳

75~79歳

合計

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

85~89歳

80~84歳

85~89歳

90歳以上

無回答

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51

問 22 ボランティアや地域の自治活動に充ててもよい時間

余暇時間のうち、ボランティアや地域の自治活動に充てても良いと思える時間はどのくらい

ですか。あてはまるもの 1つに○をつけてください。

余暇時間のうち、ボランティアや地域の自治活動に充てても良いと思える時間については、

「充てても良いと思える時間がない」が 21.6%と最も高く、次いで「週 1日」が 14.6%、「月

2~3回」が 13.1%となっている。

図表Ⅳ-5 ボランティアや地域の自治活動に充ててもよい時間(N=931)

1日の余暇時間(問 19)別にみると、余暇時間が短いほど、「充てても良いと思える時間がな

い」の割合が高くなっている。

図表Ⅳ-6 ボランティアや地域の自治活動に充ててもよい時間(問 19 1日の余暇時間別)

ほぼ毎日

週2~3日

週1日

週のうち半日ぐらい

月2~3回

月1回以下

充てても良いと思える時間がない

無回答

1.7%

8.1%

14.6%

3.3%

13.1%

10.5%

21.6%

27.1%

0% 10% 20% 30%

上段:件数 下段:%

合計 ほぼ毎日 週2~3日 週1日週のうち半日ぐらい

月2~3回 月1回以下充てても良いと思える時間がない

無回答

合計 931 16 75 136 31 122 98 201 252

100.0 1.7 8.1 14.6 3.3 13.1 10.5 21.6 27.1

74 3 3 5 0 10 10 27 16

100.0 4.1 4.1 6.8 0.0 13.5 13.5 36.5 21.6

225 3 19 48 7 29 24 51 44

100.0 1.3 8.4 21.3 3.1 12.9 10.7 22.7 19.6

255 3 20 39 7 47 29 54 56

100.0 1.2 7.8 15.3 2.7 18.4 11.4 21.2 22.0

294 7 30 42 14 33 27 61 80

100.0 2.4 10.2 14.3 4.8 11.2 9.2 20.7 27.2

83 0 3 2 3 3 8 8 56

100.0 0.0 3.6 2.4 3.6 3.6 9.6 9.6 67.5

2時間未満

無回答

2時間以上4時間未満

4時間以上6時間未満

6時間以上

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52

Ⅴ 社会への参加について

問 23 社会に参加する活動

趣味・サークル、町内会やボランティアなどの地域活動、仕事など、社会に参加する活動を

していますか。あてはまるものに○をつけてください。

趣味・サークル、町内会やボランティアなどの地域活動、仕事など、社会に参加する活動を

しているかをたずねたところ、「していない」が 65.4%、「している」が 31.3%となっている。

図表Ⅴ-1 社会に参加する活動(N=931)

している

31.3%

していない

65.4%

無回答

3.3%

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53

年齢別にみると、年齢が若いほど「している」の割合が高くなっている。

図表Ⅴ-2 社会に参加する活動(年齢別)

「元気高齢者」では「している」が 35.9%と、「要支援高齢者」の 21.6%と比べて割合が高

くなっている。

図表Ⅴ-3 社会に参加する活動(元気高齢者・要支援高齢者別)

33.2%

33.0%

31.3%

30.4%

24.2%

10.0%

64.4%

65.2%

64.9%

65.2%

71.0%

80.0%

2.4%

1.8%

3.8%

4.5%

4.8%

10.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

65~69歳

(N=247)

70~74歳

(N=224)

75~79歳

(N=265)

80~84歳

(N=112)

85~89歳

(N=62)

90歳以上

(N=10)

している していない 無回答

35.9%

21.6%

61.3%

73.8%

2.7%

4.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

元気高齢者

(N=626)

要支援高齢者

(N=305)

している していない 無回答

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54

問 24 参加している活動の状況

問 23で「している」と回答した 291人に、参加している活動の状況についてたずねた。

(1)参加している活動の内容

参加している活動の内容及びその頻度はどれですか。あてはまるものすべてに○をつけてく

ださい。

参加している活動の内容については、「趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループ

の活動」が 43.0%と最も高く、次いで「町内会・自治会の活動」が 33.3%、「老人クラブの

活動」が 19.9%、「環境保全に関する活動(地域のゴミ拾い、緑化活動など)」が 19.2%とな

っている。

図表Ⅴ-4 参加している活動の内容(複数回答、N=291)

各種講習会への参加などの学習活動

町内会・自治会の活動

老人クラブの活動

お祭りなど地域のイベントの運営

文化・伝承活動(郷土芸能の伝承など)

NPOなどの社会貢献団体での活動

仕事・アルバイト

その他

趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動

地域の安全に関する活動(防災、防犯パトロール、交通安全など)

環境保全に関する活動(地域のゴミ拾い、緑化活動など)

子育てを支援する活動(保育園等への送り迎え代行、一時預かりなど)

高齢者や障がい者を支援する活動(話し相手、見守り訪問、ゴミ出しなど)

43.0%

17.2%

33.3%

19.9%

14.1%

4.1%

14.8%

19.2%

3.8%

6.5%

2.7%

18.6%

5.5%

0% 20% 40% 60%

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55

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「仕事・アルバイト」が 22.7%

と、「要支援高齢者」の 4.5%と比べて割合が高くなっている。

「要支高齢者」では、「各種講習会への参加などの学習活動」(28.8%)、「老人クラブの活

動」(33.3%)などの割合が「元気高齢者」と比べて高くなっている。

図表Ⅴ-5 参加している活動の内容(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=225)】 【要支援高齢者(N=66)】

趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動

各種講習会への参加などの学習活動

町内会・自治会の活動

老人クラブの活動

お祭りなど地域のイベントの運営

文化・伝承活動(郷土芸能の伝承など)

地域の安全に関する活動(防災、防犯パトロール、交通安全など)

環境保全に関する活動(地域のゴミ拾い、緑化運動など)

子育てを支援する活動(保育園等への送り迎え代行、一時預かりなど)

高齢者や障がい者を支援する活動(話し相手、見守り訪問、ゴミだしなど)

NPOなどの社会貢献団体での活動

仕事・アルバイト

その他

43.1%

13.8%

34.7%

16.0%

13.8%

4.0%

15.6%

19.1%

4.0%

6.7%

2.7%

22.7%

5.3%

0.0%20.0%40.0%60.0%

42.4%

28.8%

28.8%

33.3%

15.2%

4.5%

12.1%

19.7%

3.0%

6.1%

3.0%

4.5%

6.1%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0%

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56

性別にみると、「男性」で「老人クラブの活動」(24.5%)、「地域の安全に関する活動(防

災、防犯パトロール、交通安全など)」(19.0%)の割合が、「女性」と比べて高くなっている。

「女性」では、「各種講習会への参加などの学習活動」が 20.7%と、「男性」と比べてやや

割合が高くなっている。

図表Ⅴ-6 参加している活動の内容(複数回答、性別)

【男性(N=147)】 【女性(N=140)】

趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動

各種講習会への参加などの学習活動

町内会・自治会の活動

老人クラブの活動

お祭りなど地域のイベントの運営

文化・伝承活動(郷土芸能の伝承など)

地域の安全に関する活動(防災、防犯パトロール、交通安全など)

環境保全に関する活動(地域のゴミ拾い、緑化運動など)

子育てを支援する活動(保育園等への送り迎え代行、一時預かりなど)

高齢者や障がい者を支援する活動(話し相手、見守り訪問、ゴミだしなど)

NPOなどの社会貢献団体での活動

仕事・アルバイト

その他

46.3%

14.3%

37.4%

24.5%

16.3%

2.7%

19.0%

21.1%

2.0%

6.1%

3.4%

20.4%

6.8%

0.0%20.0%40.0%60.0%

39.3%

20.7%

30.0%

15.7%

12.1%

5.7%

10.7%

17.1%

5.7%

6.4%

2.1%

16.4%

4.3%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0%

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57

自身の積極性(問 9)別にみると、「積極的・自発的な方だと思う」では「趣味やスポーツ

のサークルなどの自主活動グループの活動」が 47.2%と、「消極的・受け身な方だと思う」

の 25.0%と比べて割合が高くなっている。

「消極的・受け身な方だと思う」では、「町内会・自治会の活動」(45.5%)、「お祭りなど

地域のイベントの運営」(25.0%)などの割合が「積極的・自発的な方だと思う」と比べて高

くなっている。

図表Ⅴ-7 参加している活動の内容(複数回答、問 9 自身の積極性別)

趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動

各種講習会への参加などの学習活動

町内会・自治会の活動

老人クラブの活動

お祭りなど地域のイベントの運営

文化・伝承活動(郷土芸能の伝承など)

地域の安全に関する活動(防災、防犯パトロール、交通安全など)

環境保全に関する活動(地域のゴミ拾い、緑化運動など)

子育てを支援する活動(保育園等への送り迎え代行、一時預かりなど)

高齢者や障がい者を支援する活動(話し相手、見守り訪問、ゴミだしなど)

NPOなどの社会貢献団体での活動

仕事・アルバイト

その他

47.2%

18.0%

34.2%

19.9%

13.7%

5.6%

16.1%

21.1%

5.0%

8.1%

3.1%

18.0%

6.2%

25.0%

20.5%

45.5%

25.0%

25.0%

6.8%

18.2%

20.5%

2.3%

9.1%

4.5%

22.7%

2.3%

45.0%

15.0%

25.0%

17.5%

8.8%

0.0%

11.3%

15.0%

1.3%

2.5%

1.3%

17.5%

6.3%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

積極的・自発的な方だと思う(N=161)

消極的・受け身な方だと思う(N=44)

積極的・自発的、消極的・受け身のどちらともいえない(N=80)

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58

(1)-① 活動内容を活かしたボランティア活動の実施状況

(1)で「1.趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動」と回答された方に

うかがいます。

参加しているグループは、活動内容を活かしたボランティア活動などを定期的に行っていま

すか。あてはまるもの 1つに○を付けてください。(例:合唱サークルが福祉施設に訪問して

公演するなど)

(1)で「趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動」と回答した 125人

について、活動内容を活かしたボランティア活動の実施状況をたずねたところ、「行っている」

「行っていない」がともに 38.4%、「ボランティア活動は行っているが、グループの活動内

容とは関係がない」が 7.2%となっている。

図表Ⅴ-8 活動内容を活かしたボランティア活動の実施状況(N=125)

行っている

38.4%

ボランティア

活動は行って

いるが、グ

ループの活

動内容とは

関係がない

7.2%

行っていない

38.4%

無回答

16.0%

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59

(2)活動の頻度

(1)で選択した活動の頻度はどれくらいですか。すべての活動を合わせた頻度に○をつけ

てください。

(1)で選択した活動の頻度については、「週に 2~3回」が 21.0%と最も高く、次いで「月

に 2~3回」が 15.8%、「月に 1回」が 13.4%となっている。

図表Ⅴ-9 活動の頻度(N=291)

年齢別にみると、「65~69歳」で「ほぼ毎日」が 19.5%と、他の年齢と比べて割合が高く

なっている。

図表Ⅴ-10 活動の頻度(N=291)

ほぼ毎日9.3%

週に2~3回21.0%

週に1回11.3%

月に2~3回

15.8%

月に1回13.4%

月に1回未満7.9%

無回答21.3%

19.5%

6.8%

6.0%

2.9%

20.7%

16.2%

24.1%

17.6%

33.3%

100.0%

9.8%

9.5%

15.7%

8.8%

13.3%

12.2%

20.3%

12.0%

29.4%

6.7%

9.8%

10.8%

15.7%

20.6%

13.3%

7.3%

12.2%

4.8%

5.9%

13.3%

20.7%

24.3%

21.7%

14.7%

20.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

65~69歳

(N=82)

70~74歳

(N=74)

75~79歳

(N=83)

80~84歳

(N=34)

85~89歳

(N=15)

90歳以上

(N=1)

ほぼ毎日 週に2~3回 週に1回 月に2~3回

月に1回 月に1回未満 無回答

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60

(3)活動に参加している理由・目的

活動に参加している理由・目的は何ですか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

活動に参加している理由・目的については、「楽しいから」が 41.9%と最も高く、次いで

「仲間との交流・団らん」が 41.2%、「人との出会い」が 35.7%、「健康の維持・介護予防」

が 34.0%となっている。

図表Ⅴ-11 活動に参加している理由・目的(複数回答、N=291)

楽しいから

知識や経験、技術を深めたい

仲間との交流・団らん

人との出会い

健康の維持・介護予防

社会での自分の居場所が欲しい

人や社会・地域の役に立ちたい

自分の知識や経験、技術が活かせる

周囲からの信頼・評価

小遣い程度の収入が欲しい

生活を支える収入が必要

ほかにやることがない

付き合いで仕方なく

その他

41.9%

16.2%

41.2%

35.7%

34.0%

7.9%

23.0%

21.3%

12.4%

3.8%

5.8%

2.7%

5.2%

2.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

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(4)活動への参加のきっかけ

活動への参加のきっかけは何でしたか。あてはるものすべてに○をつけてください。

活動への参加のきっかけについては、「友人の勧め・紹介」が 34.4%と最も高く、次いで

「町内(自治)会、民生委員の誘い・紹介」が 24.7%となっている。

一方、「インターネット」は 1.0%と最も低くなっている。

図表Ⅴ-12 活動への参加のきっかけ(複数回答、N=291)

新聞やテレビ、雑誌の記事

地域情報誌の記事

インターネット

家族の勧め・紹介

友人の勧め・紹介

町内(自治)会、民生委員の誘い・紹介

活動の現場を見て

ハローワークや就職情報誌

その他

札幌市や社会福祉協議会などの発行したチラシ・リーフレット(広報さっぽろ含む)

8.9%

11.0%

1.0%

11.3%

7.2%

34.4%

24.7%

10.7%

2.1%

6.5%

0% 10% 20% 30% 40%

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62

問 25 活動に参加していない方の状況

問 23 で「していない」と回答した 609 人に、活動に参加していない理由等についてたずね

た。

(1)活動に参加していない理由

活動に参加していない理由は何ですか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

活動に参加していない理由については、「体力・健康面に不安がある」が 54.4%と最も高

く、次いで「人間関係が不安・わずらわしい」が 16.6%、「意欲がわかない・関心、興味が

ない」が 14.1%となっている。

図表Ⅴ-13 活動に参加していない理由(複数回答、N=609)

体力・健康面に不安がある

経済的に余裕がない

仕事で時間がない

趣味で時間がない

きっかけや情報がなかった

一緒に買うどうする仲間がいない

人間関係が不安・わずらわしい

自分にあった活動が見つからない

意欲がわかない・関心、興味がない

その他

活動の場や内容についてどこに相談すればいいのかわからない

54.4%

12.8%

8.7%

7.6%

13.1%

7.6%

12.6%

16.6%

12.5%

14.1%

8.4%

0% 20% 40% 60%

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63

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「要支援高齢者」では「体力・健康面に不安がある」

が 82.2%と、「元気高齢者」の 38.0%と比べて割合が高くなっている。一方、「元気高齢者」

では「人間関係が不安・わずらわしい」が 20.6%と、「要支援高齢者」の 9.8%と比べて割合

が高くなっている。

図表Ⅴ-14 活動に参加していない理由(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=384)】 【要支援高齢者(N=225)】

体力・健康面に不安がある

経済的に余裕がない

仕事で時間がない

趣味で時間がない

きっかけや情報がなかった

活動の場や内容についてどこに相談すればいいのかわからない

一緒に活動する仲間がいない

人間関係が不安・わずらわしい

自分にあった活動が見つからない

意欲がわかない・関心、興味がない

その他

38.0%

12.0%

13.0%

10.9%

16.7%

8.1%

13.5%

20.6%

14.1%

16.1%

9.1%

0.0%50.0%100.0%

82.2%

14.2%

1.3%

1.8%

7.1%

6.7%

11.1%

9.8%

9.8%

10.7%

7.1%

0.0% 50.0% 100.0%

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64

年齢別にみると、いずれの年齢でも「体力・健康面に不安がある」の割合が最も高く、ま

た、年齢が高くなるにつれて割合が高くなっている。

「70~74歳」では「経済的に余裕がない」が 21.2%と、他の年齢と比べて割合が高くなっ

ている。

「65~69 歳」「70~74 歳」の若い年齢では、他の年齢と比べて「仕事で時間がない」「き

っかけや情報がなかった」「活動の場や内容についてどこに相談すればいいのかわからない」

の割合がやや高くなっている。

図表Ⅴ-15 活動に参加していない理由(複数回答、年齢別)

複数回答、上段:件数 下段:%

全体

体力・健康面に不安がある

経済的に余裕がない

仕事で時間がない

趣味で時間がない

きっかけや情報がなかった

活動の場や内容についてどこに相談すればいいのかわからない

一緒に活動する仲間がいない

人間関係が不安・わずらわしい

自分にあった活動が見つからない

意欲がわかない・関心、興味がない

その他

609 331 78 53 46 80 46 77 101 76 86 51

54.4 12.8 8.7 7.6 13.1 7.6 12.6 16.6 12.5 14.1 8.4

159 64 20 25 15 26 17 24 32 26 29 13

40.3 12.6 15.7 9.4 16.4 10.7 15.1 20.1 16.4 18.2 8.2

146 71 31 15 8 24 18 23 22 17 21 16

48.6 21.2 10.3 5.5 16.4 12.3 15.8 15.1 11.6 14.4 11.0

172 113 16 5 12 20 8 14 24 19 17 7

65.7 9.3 2.9 7.0 11.6 4.7 8.1 14.0 11.0 9.9 4.1

73 44 7 4 8 7 2 10 11 8 12 7

60.3 9.6 5.5 11.0 9.6 2.7 13.7 15.1 11.0 16.4 9.6

44 29 4 2 2 2 1 6 9 4 6 5

65.9 9.1 4.5 4.5 4.5 2.3 13.6 20.5 9.1 13.6 11.4

8 7 0 0 1 1 0 0 1 0 0 0

87.5 0.0 0.0 12.5 12.5 0.0 0.0 12.5 0.0 0.0 0.0

7 3 0 2 0 0 0 0 2 2 1 3

42.9 0.0 28.6 0.0 0.0 0.0 0.0 28.6 28.6 14.3 42.9

90歳以上

無回答

合計

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

85~89歳

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65

(2)今後してみたい活動

現在はやっていないが、今後してみたい活動はありますか。あてはまるものすべてに○をつ

けてください。

今後してみたい活動については、「特にない」が 31.0%と最も高く、次いで「趣味のスポ

ーツのサークルなどの自主活動グループの活動」が 19.9%、「各種講習会への参加などの学

習活動」が 9.0%となっている。

図表Ⅴ-16 今後してみたい活動(複数回答、N=609)

各種講習会への参加などの学習活動

町内会・自治会の活動

老人クラブの活動

お祭りなど地域のイベントの運営

文化・伝承活動(郷土芸能の伝承など)

NPOなど社会貢献団体での活動

仕事・アルバイト

その他

特にない

趣味やスポーツのサークルなど自主活動グループの活動

地域の安全に関する活動(防災、防犯パトロール、交通安全など)

環境保全に関する活動(地域のゴミ拾い、緑化運動など)

子育てを支援する活動(保育園等への送り迎え代行、一時預かりなど)

高齢者や障がい者を支援する活動(話し相手、見守り訪問、ゴミ出しなど)

19.9%

9.0%

2.0%

3.6%

1.0%

1.0%

3.0%

7.2%

2.3%

4.1%

1.8%

4.9%

1.8%

31.0%

0% 10% 20% 30% 40%

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66

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「趣味やスポーツのサークルな

どの自主活動グループの活動」(23.2%)、「各種講習会への参加などの学習活動」(11.5%)、

「地域の安全に関する活動(防災、防犯パトロール、交通安全など)」(3.6%)、「環境保全に

関する活動(地域のゴミ拾い、緑化活動など)」(10.2%)、「仕事・アルバイト」(7.6%)な

どの割合が「要支援高齢者」と比べて高くなっている。

図表Ⅴ-17 今後してみたい活動(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=384)】 【要支援高齢者(N=225)】

趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動

各種講習会への参加などの学習活動

町内会・自治会の活動

老人クラブの活動

お祭りなど地域のイベントの運営

文化・伝承活動(郷土芸能の伝承など)

地域の安全に関する活動(防災、防犯パトロール、交通安全など)

環境保全に関する活動(地域のゴミ拾い、緑化活動など)

子育てを支援する活動(保育園等への送り迎え代行、一時預かりなど)

高齢者や障がい者を支援する活動(話し相手、見守り訪問、ゴミだしなど)

NPOなどの社会貢献団体での活動

仕事・アルバイト

その他

特にない

23.2%

11.5%

2.3%

3.9%

1.6%

0.8%

3.6%

10.2%

2.9%

3.6%

2.3%

7.6%

1.6%

29.9%

0.0%20.0%40.0%

14.2%

4.9%

1.3%

3.1%

0.0%

1.3%

1.8%

2.2%

1.3%

4.9%

0.9%

0.4%

2.2%

32.9%

0.0% 20.0% 40.0%

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67

(3)活動に参加してみたいと考える理由

(2)で回答した活動に参加してみたい理由・目的は何ですか。あてはまるものすべてに○

をつけてください。

(2)で「特にない」と回答した方を除いた 420 人に、活動に参加してみたいと考える理

由をたずねたところ、「健康の維持・介護予防に役立つ」が 19.8%と最も高く、次いで「仲

間との交流・団らん」が 18.6%、「人との出会い」が 17.6%となっている。

図表Ⅴ-18 活動に参加してみたいと考える理由(複数回答、N=420)

楽しそう

知識や経験、技術が深まる・広がる

仲間との交流・団らん

人との出会い

健康の維持・介護予防に役立つ

社会での自分の居場所が欲しい

人や社会・地域の役に立ちたい

自分の知識や経験、技術が活かせる

周囲からの信頼・評価

小遣い程度の収入が欲しい

生活を支える収入が必要

やることがないから

その他

11.7%

13.8%

18.6%

17.6%

19.8%

3.3%

9.0%

6.9%

0.7%

6.0%

3.3%

2.4%

1.0%

0% 5% 10% 15% 20% 25%

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68

(4)活動に参加するために必要だと思う条件

(2)で回答した活動に参加するために必要だと思う条件は何ですか。あてはまるものすべ

てに○をつけてください。

(2)で「特にない」と回答した方を除いた 420 人に、活動に参加するために必要だと思

う条件をたずねたところ、「健康状態に合った内容であること」が 36.7%と最も高く、次い

で「自宅から近いこと」が 28.6%、「義務や拘束が少なく、自分の都合の良い時間に気軽に

参加できること」が 24.5%、「興味がある活動内容であること」が 21.9%となっている。

図表Ⅴ-19 活動に参加するために必要だと思う条件(複数回答、N=420)

健康状態に合った内容であること

興味がある活動内容であること

自分の経験や技術が活かせること

友人や仲間がいること

自宅から近いこと

小遣い程度の収入が得られること

生計を支える収入が得られること

その他

義務や拘束が少なく、自分の都合の良い時間に気軽に参加できること

36.7%

21.9%

9.5%

9.3%

24.5%

28.6%

6.0%

2.1%

0.5%

0% 10% 20% 30% 40%

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問 26 高齢者が社会に参加するために必要だと思う考え方や視点(自由意見)

より多くの高齢者が地域の活動などを通じて社会に参加するために必要だと思う考え方・視

点などについて、ご意見があればご自由に記入してください。

より多くの高齢者が地域の活動などを通じて社会に参加するために必要だと思う考え方や視

点について、自由に意見を記載してもらったところ、113件の記載があった。

意見をカテゴリ分けして整理し、複数回答として集計したところ、「健康づくり・外出の機会」

に関する意見が 26.5%、「交流の機会や場」に関する意見が 23.0%などとなっている。

図表Ⅴ-20 高齢者が社会に参加するために必要だと思う考え方や視点(自由意見)

(複数回答として集計、N=113)

交流の機会や場

情報の周知

知識・経験を活かせる場

隣近所との関係づくり

健康づくり・外出の機会

ボランティア活動への参加の機会

人間関係

時間の余裕

参加しやすさ

活動の立ち上げや継続支援

収入・仕事

交通の利便性

参加意識の醸成

その他

23.0%

7.1%

3.5%

7.1%

26.5%

5.3%

4.4%

3.5%

7.1%

5.3%

3.5%

1.8%

4.4%

16.8%

0% 10% 20% 30%

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カテゴリごとに、意見の例を記載すると、次のようであった。

(1)交流の機会や場

・町内会などの交流、月に 1 回ほどお茶飲会やおしゃべり会があったら良いと思う。(女性、

70~74 歳)

・高齢者は福祉会館があるが、40 代~60 代の人が小遣い程度のお金で気軽に出入りできる

ところがほしい。(女性、70~74 歳)

・健康な高齢者は社会活動を行うことが必要と思うが、70歳を超えると何か一つ力仕事をす

ると負担がかかってくる。高齢者でも若者でも 1 人住まいで誰とも話す機会がない生活は

寂しい。近くに団らんの場があって悩みを聞いてくれる人の集まりがあれば、そして若い

人も入ってくれればと思う。(男性、85~89 歳)

(2)情報の周知

・ボランティアをもっとやりたいが、求めている側の情報が少ない。一括して情報をもって

積極的に支援するところがほしい。高齢者活用を市が積極的に行ってほしい。(男性、75~79

歳)

・いつどこでどんな活動が行われているかわからないので、スーパーなどにチラシを貼って

もらう。コンビニや郵便局にチラシを置いてもらう。初心者限定、男性限定、女性限定など

参加しやすくする。(女性、75~79 歳)

(3)知識・経験を活かせる場

・人口減少に伴って高齢者が仕事、地域活動に参加することが社会的に求められている。高

齢者であってもまだまだ社会貢献が出来るし健康で有る限りそうすべきであると考えてい

る。(男性、65~69 歳)

・義務や拘束がなく集まった人たちが声を出しながら経験や興味を生かした活動ができると

よい。若い人の苦手な手仕事などで活動できるとよい。(女性、65~69 歳)

(4)隣近所との関係づくり

・町内会の集まりに参加してもらう活動をしたが、マンションではほとんどできなかった。

マンションは簡単に訪ねて行けないつくりになっているので、誘いたくても不便な時代だ。

(女性、85~89 歳)

・高齢社会の中でご近所との交流は安心と安全につながると思う。(女性、80~84 歳)

(5)健康づくり、外出の機会

・健康でないと何もできなくなり、進んで手足を動かすように心がけるのが大切に思う。(女

性、75~79 歳)

・まず体力、健康でなければ。私も術後 8 ヶ月だが体力が落ちなさけない毎日。健康第一だ

と思う。(女性、70~74 歳)

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・健康であれば少しでも社会に参加して役に立てれば楽しい生活ができると思う。(男性、65

~69 歳)

(6)ボランティア活動への参加の機会

・各町内で参加できるボランティア活動の仕組みをつくってほしい。(女性、70~74 歳)

・米国のナーサリーホームでは身体の動く人が介助している姿を見る。我が国ではボランテ

ィア精神が欠如している。小学校の教育の中でボランティア精神を家庭や地域で教えるべ

きだ。(女性、80~84 歳)

(7)人間関係

・人間関係が最も難しい。(女性、80~84 歳)

・町内会の役員をやった時にいやなことがあった。(男性、65~69 歳)

(8)時間の余裕

・今は介護のため、時間がない。(女性、65~69 歳)

・家に病人がいるため、長時間の外出はできない。年をとると大変になると感じている。(女

性、65~69 歳)

(9)参加しやすさ

・遊び感覚で参加できるようにする。地域のイベントへの参加の声かけ、話しかけによる誘

い。近所づきあいを大切にする。(女性、70~74 歳)

・拘束がなく自由に楽しんで参加できること。今のところ健康で支障がないので進んでいろ

いろな事にチャレンジしてみたいと思っている。(女性、70~74 歳)

(10)活動の立ち上げや継続支援

・高齢者はものの考え方が固定化しガンコになっていくため高齢者だけの活動はうまくいか

ない。ここに若い人が潤滑油代わりになってリードしていってほしい。高齢者は褒めて動

かすのが一番。(女性、65~69 歳)

・はじめは小グループからの立ち上げで徐々に大きくしていくことがよいのではないかと思

う。(女性、75~79 歳)

(11)収入・仕事

・最低賃金の半額以下でも多少の収入のある仕事を地域につくるべきだ。観光ボランティア

や医療支援など時間の自由度のある働き方ができる。健康こそ自治への貢献だから働くシ

ニアへの支払は出費にならない。(女性、80~84 歳)

・高齢者に働く場を用意してほしい。孤独死が増えないうちに早めの対策が必要。社会参加

しているとボケないし収入が入る。夫は 68歳だが働く意欲はある。(女性、70~74 歳)

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(12)交通の利便性

・社会活動に参加するには交通機関の利便性が必要。高齢者の交通事故が目立つので、安全・

安心の意識の浸透をはかる必要がある。(男性、70~74 歳)

・活動の場所が遠かったり、種類が少ないと参加しづらい。例えば 300m 以内の近場に小さ

な集まりができるとうれしい。(男性、70~74 歳)

(13)参加意識の醸成

・高齢者自身が社会参加しようとする意欲に欠けていることが問題。行政が町内会や老人ク

ラブとの連携を強化し、高齢者の社会参加に向けて対策を取る必要がある。社会参画対策

委を設けて検討してはどうか。(男性、75~79 歳)

・高齢者が社会の中でかなりの割合となってくるので、これまでの考え方(社会での役割)

を抜本的に変える必要がある。(男性、70~74 歳)

(14)その他

・足腰が痛むので思ったように動けない。(女性、75~79 歳)

・参加したいが障がい者のため。(男性、70~74 歳)

・社会貢献がまともに受け止められる社会になってほしい。政治家などが汚職や非道徳行為

をはばからないのが現状で、国民の中に無力感やしらけた空気がある。これを突破してい

く視点が必要。(男性、70~74 歳)

・自分が逆の立場になったらどうかそのような視点で考えることが必要と思う。(男性、65~69

歳)

・今までの価値観に固執しないこと。(女性、65~69 歳)

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73

Ⅵ 高齢者による高齢者の生活支援について

問 27 10年後の札幌市の高齢者の状況についての認識

10年後の札幌市では、15~64歳の方 2人で 65歳以上の方 1人を支える社会になると予想さ

れていますが、この予想について聞いたことはありますか。あてはまるものに○をつけてく

ださい。

「10年後の札幌市では、15~64歳の方 2人で 65歳以上の方 1人を支える社会になる」と予

想されていることについて、聞いたことがあるかをたずねたところ、「聞いたことがある」が

77.9%、「聞いたことはない」が 12.7%となっている。

図表Ⅵ-1 10年後の札幌市の高齢者の状況についての認識(N=931)

聞いたことがあ

77.9%

聞いたことはな

12.7%

無回答

9.5%

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74

問 28 高齢者による高齢者支援の取組

高齢化が進むにつれて、心身に不安のある高齢者に対する支援の担い手として、若年層だけ

ではなく元気で健康な高齢者が活躍することが期待されています。他の(親族・知人以外の)

高齢者の身の回りの世話や生活のお手伝いをする仕事やボランティア活動に取り組んでみた

いと思いますか。あてはまるものに○をつけてください。

高齢者による高齢者支援の取組については、「取り組みたいと思わない」が 50.3%、「条件に

よっては取り組んでみたいと思う」が 33.4%、「現在取り組んでいる」が 5.6%となっている。

図表Ⅵ-2 高齢者による高齢者支援の取組(N=931)

現在取り組んで

いる

5.6%

条件によっては

取り組んでみた

いと思う33.4%

取り組みたいと

思わない50.3%

無回答

10.7%

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75

問 29 高齢者による高齢者支援の取組の内容等

問 28で「現在取組んでいる」「条件によっては取組んでみたいと思う」と回答した 363人に、

取組の内容等についてたずねた。

(1)取組んでいる(取組みたいと思う)活動内容

どのような活動内容に取り組んでいる、または、取り組みたいですか。あてはまるものすべ

てに○をつけてください。

取組んでいる(取組みたいと思う)活動内容については、「話し相手」が 42.7%と最も高

く、「見守り(安否確認の声掛けなど)」が 36.6%、「ゴミ出し」が 20.9%、「除雪」が 20.1%

となっている。

図表Ⅵ-3 取組んでいる(取り組みたいと思う)活動内容(複数回答、N=363)

食事づくり

洗濯・掃除

ゴミ出し

買物の代行

話し相手

見守り(安否確認の声掛けなど)

外出の付き添い

庭木の剪定、草刈り

家具の移動などの力仕事

軽易な修繕、電球の交換、日曜大工

除雪

急な体調不良など緊急時の手助け

その他

身体介護(着替え、トイレ、入浴等の人の体に直接触れる介助・支援)

17.1%

9.4%

20.9%

17.1%

42.7%

36.6%

14.3%

14.3%

6.9%

15.7%

20.1%

12.4%

1.9%

5.2%

0% 20% 40% 60%

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76

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では、「庭木の剪定、草刈」(17.3%)、

「簡易な修繕、電球の交換、日曜大工」(18.8%)、「除雪」(25.5%)などの割合が「要支援

高齢者」と比べて高くなっている。

「要支援高齢者」では、「話し相手」が 58.7%と、「元気高齢者」の 37.3%と比べて割合が

高くなっている。

図表Ⅵ-4 取組んでいる(取り組みたいと思う)活動内容

(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=271)】 【要支援高齢者(N=92)】

食事づくり

洗濯・掃除

ゴミだし

買物の代行

話し相手

見守り(安否確認の声掛けなど)

外出の付き添い

庭木の剪定、草刈り

家具の移動などの力仕事

軽易な修繕、電球の交換、日曜大工

除雪

急な体調不良など緊急時の手助け

身体介護(着替え、トイレ、入浴等の人の身体に直接触れる介助・支援)

その他

15.9%

8.9%

21.0%

18.5%

37.3%

37.3%

15.9%

17.3%

8.9%

18.8%

25.5%

13.3%

1.5%

4.4%

0.0%50.0%100.0%

20.7%

10.9%

20.7%

13.0%

58.7%

34.8%

9.8%

5.4%

1.1%

6.5%

4.3%

9.8%

3.3%

7.6%

0.0% 50.0% 100.0%

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77

性別にみると、「男性」では、「庭木の剪定、草刈」(22.9%)、「家具の移動などの力仕事」

(11.5%)、「軽易な修繕、電球の交換、日曜大工」(28.6%)、「除雪」(33.9%)などの割合

が「女性」と比べて高くなっている。

「女性」では、「食事づくり」(29.3%)、「洗濯・掃除」(15.0%)、「話し相手」(63.5%)

などの割合が「男性」と比べて高くなっている。

図表Ⅵ-5 取組んでいる(取り組みたいと思う)活動内容(複数回答、性別)

【男性(N=192)】 【女性(N=167)】

食事づくり

洗濯・掃除

ゴミだし

買物の代行

話し相手

見守り(安否確認の声掛けなど)

外出の付き添い

庭木の剪定、草刈り

家具の移動などの力仕事

軽易な修繕、電球の交換、日曜大工

除雪

急な体調不良など緊急時の手助け

身体介護(着替え、トイレ、入浴等の人の身体に直接触れる介助・支援)

その他

6.3%

4.2%

19.3%

17.2%

25.0%

32.8%

10.9%

22.9%

11.5%

28.6%

33.9%

13.0%

1.0%

4.2%

0.0%50.0%100.0%

29.3%

15.0%

23.4%

17.4%

63.5%

41.3%

17.4%

4.8%

1.8%

1.2%

4.2%

11.4%

2.4%

6.6%

0.0% 50.0% 100.0%

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(2)期待する報酬や待遇

報酬や待遇はどの程度を期待されますか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

活動に対して期待する報酬や待遇については、「交通費などの実費支給のみ」が 32.2%と

最も高く、次いで「何も受け取る必要はない」が 26.2%、「有償ボランティア(ボランティ

ア報酬・謝礼+交通費などの実費支給)」が 17.9%となっている。

図表Ⅵ-6 期待する報酬や待遇(複数回答、N=363)

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、「元気高齢者」では「交通費などの実費の支給のみ」

(34.3%)が最も高く、「要支援高齢者」では「何も受け取る必要はない」が 29.3%と最も高

くなっている。

図表Ⅵ-7 期待する報酬や待遇(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=271)】 【要支援高齢者(N=92)】

正社員

アルバイト・パート

交通費などの実費支給のみ

何も受け取る必要はない

わからない

有償ボランティア(ボランティア報酬・謝礼+交通費などの実費支給)

0.6%

6.1%

17.9%

32.2%

26.2%

6.6%

0% 10% 20% 30% 40%

正社員

アルバイト・パート

有償ボランティア(ボランティア報酬・謝礼+交通費などの実費支給)

交通費などの実費支給のみ

何も受け取る必要はない

わからない

0.7%

7.7%

18.5%

34.3%

25.1%

6.3%

0.0%20.0%40.0%

0.0%

1.1%

16.3%

26.1%

29.3%

7.6%

0.0% 20.0% 40.0%

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79

問 30 高齢者による高齢者支援に取組みたいと思わない理由

問 28で「3.取り組みたいと思わない」と回答された方にうかがいます。

取り組みたいと思わない理由は何ですか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

問 28で「3.取組みたいと思わない」と回答した 468人に、高齢者による高齢者支援に取り

組みたいと思わない理由をたずねたところ、「健康状態や体力が不十分なため」が 73.3%と最

も高く、次いで「他人を支援できるだけの技術や能力、自信がない」が 36.6%、「人の生活に

入り込むことに抵抗感がある」が 25.9%となっている。

図表Ⅵ-8 高齢者による高齢者支援に取組みたいと思わない理由(複数回答、N=468)

健康状態や体力が不十分なため

人の生活に入り込むことに抵抗感がある

トラブルが心配

経済的に余裕がない

時間的に余裕がない

意欲がわかない・関心、興味がない

その他

他人を支援できるだけの技術や能力、自信がない

73.3%

36.3%

25.9%

13.9%

13.9%

12.2%

12.4%

5.6%

0% 20% 40% 60% 80%

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80

元気高齢者・要支援高齢者別にみると、いずれも「健康状態や体力が不十分たため」の割合

が最も高いが、「要支援高齢者」では 95.8%と、「元気高齢者」の 60.9%と比べて割合が高く

なっている。

図表Ⅵ-9 高齢者による高齢者支援に取組みたいと思わない理由

(複数回答、元気高齢者・要支援高齢者別)

【元気高齢者(N=302)】 【要支援高齢者(N=166)】

健康状態や体力が不十分なため

他人を支援できるだけの技術や能力、自信がない

人の生活に入り込むことに抵抗感がある

トラブルが心配

経済的に余裕がない

時間的に余裕がない

意欲がわかない・関心、興味がない

その他

60.9%

40.4%

33.4%

17.5%

13.6%

14.6%

15.6%

7.3%

0.0%50.0%100.0%

95.8%

28.9%

12.0%

7.2%

14.5%

7.8%

6.6%

2.4%

0.0% 50.0% 100.0%

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81

問 31 高齢者による高齢者支援の取組に必要なこと

心身に不安のある高齢者の身の回りの世話や生活のお手伝いをする仕事やボランティア活動

に取り組むために必要と考えることはどのようなことですか。あてはまるものすべてに○を

つけてください。

心身に不安のある高齢者の身の回りの世話や生活のお手伝いをする仕事やボランティア活動

に取り組むために必要なことについては、「活動に必要な知識や技術を身につける講座や講習

会」が 30.3%、「活動の見学や体験機会の提供」が 22.1%、「活動の場の情報提供やあっせん」

が 21.8%となっている。

図表Ⅵ-10 高齢者による高齢者支援の取組に必要なこと(複数回答、N=931)

活動の場の情報提供やあっせん

活動の見学や体験機会の提供

その他

活動に必要な知識や技術を身につける講座や講習会

30.3%

21.8%

22.1%

2.7%

0% 10% 20% 30% 40%

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82

問 32 高齢者による高齢者支援の取組に必要だと思う考え方や視点(自由意見)

そのほか、元気な高齢者が心身に不安のある高齢者を支えていくために必要だと思う考え

方・視点などについて、ご意見があればご自由に記入してください。

元気な高齢者が心身に不安のある高齢者を支えていくために必要だと思う考え方や視点につ

いて、自由に意見を記載してもらったところ、98件の記載があった。

意見をカテゴリ分けして整理し、複数回答として集計したところ、「町内会・自治会等を通じ

ての支援や見守り」に関する意見が 17.3%、「相手の立場で考える姿勢」に関する意見が 16.3%

などとなっている。

図表Ⅵ-11 高齢者による高齢者支援の取組に必要だと思う考え方や視点(自由意見)

(複数回答として集計、N=98)

カテゴリごとに、意見の例を記載すると、次のようであった。

(1)声掛けや話し相手になる

・心身に不安のある高齢者の声や状況を誰かに伝えられる環境づくりが課題。話を聞いてあ

げるボランティアを盛んにする。足腰に不安のある人の買い物の手伝い。町内会の助け合

い運動も大切だ。(女性、70~74 歳)

(2)町内会・自治会等を通じての支援や見守り

・近所の人たちと常に連絡を取り合い、一人暮らしには得に元気かどうか確認し、安心して

いただくことが必要と思います。(女性、65~69 歳)

・現在の仕事の一つとして一人暮らしの高齢者の見守りをしています。やはり町内会の元気

声掛けや話し相手になる

町内会・自治会等を通じての支援や見守り

相手の立場で考える姿勢

交流の場や機会

仕組みづくり

自助努力の意識

身のまわり、生活環境のサポート

行政等の支援やサポート

高齢者同士の支え合いは無理がある

その他

11.2%

17.3%

16.3%

6.1%

14.3%

15.3%

8.2%

8.2%

8.2%

11.2%

0% 5% 10% 15% 20%

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83

な人たちが中心となって支えていくのが良いかと思います。(女性、65~69 歳)

・町連組織での各種ボランティアや町内会の見守り援助などがあるが、参加できる人は自己

主張のできる高齢者だと思う。地域でひっそり暮らす高齢者に対しては、行政と連携しな

がら隣近所で支え合っていくことが大切だ。(男性、65~69 歳)

(3)相手の立場で考える姿勢

・心身に不安がある人は経済的なことや自分のことをわかってもらえないと不安になる。相

手の立場に立ってゆっくり時間をとり、話を聞いてあげることが大切。町内会や民生委員

が地域のことを知っていく事が必要。(女性、65~69 歳)

・自分の考えを押しつけないこと。(女性、70~74 歳)

・心身に不安があり、手助けを頼みたくても気軽に心を開けないので、他人に心を開かせる

方法が重要になる。(女性、70~74 歳)

・やさしく寄り添う。おしゃべりは過ぎず聞き手でいること。(男性、65~69 歳)

(4)交流の場や機会

・家に引きこもりの人を楽しく誘い出す方法があれば教えてほしい。(男性、75~79 歳)

・高齢者の話を聞く場所をつくる。もっと積極的に活動していることをアピールする。お役

所仕事みたいなのはだめ。(女性、85~89 歳)

(5)仕組みづくり

・高齢者だから心が通じ合うこともある。行うことによって学習になり予防を考えることが

できる。詳細なシステムづくりを札幌市で計画・実行してほしい。高齢者対高齢者だけで

なく、高齢者対子ども・幼児・成人でもよい。年の功+若いアイデア=日本の未来が広が

る。(女性、65~69 歳)

(6)自助努力の意識

・65 歳以上を高齢者として区分するのではなく、できるだけ自分のことは自分で行うなど、

年寄り扱いしない方向で取り組むことが高齢者にとっても社会にとっても良いことだと思

う。(男性、75~79 歳)

・これからは高齢者が多くなるため、助け合って出来る人から声を掛け合い協力して暮らし

ていくことが大切になる。そのためには当人が健康であることが大切なので、筋力トレー

ニングなどが大切になる。(女性、65~69 歳)

・高齢者が高齢者を支えることは知的・体力的に無理と思う。ひとりひとりが一日一日を元

気に過ごせるよう努力すべき。(女性、75~79 歳)

(7)身の回り、生活環境のサポート

・元気な人は、何事にも手伝えると思う。そして高齢者はみな友人になることが大事。(男性、

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84

75~79 歳)

・町内や地域のバス亭や周辺の除雪を元気な高齢者に行ってもらいたい。(女性、75~79 歳)

(8)行政等の支援やサポート

・メンタルについては各人各様なので素人が行うべきではない。よかれと思っても認識の差

が出てくるのではないか。(男性、70~74 歳)

・自分の意見では反感をもたれるため、市役所、区役所がリーダーシップをとるべき。(男性、

70~74 歳)

(9)高齢者同士の支え合いは無理がある

・手助けしたい気持ちはあるが、80歳超えると体力がついていかない。(男性、75~79 歳)

・高齢者同士の支援及び介護については賛成しかねる。(男性、65~69 歳)

・認知症になると物盗られ妄想が出る人もいる。疑われるのもいやだからボランティアでは

難しい。(女性、65~69 歳)

(10)その他

・無理せず自分の出来ることからはじめていく。(女性、65~69 歳)

・自分が元気なうちに少しでも役立てばいい。(女性、65~69 歳)

・経済的に余裕がないので活動できる範囲が限られる。(男性、65~69 歳)

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85

Ⅶ 高齢者の交流・活動拠点について

問 33 保養センター駒岡と老人福祉センターについて

札幌市では、高齢者が日常的な社会参加の拠点として利用できる、保養センター駒岡(札幌

市南区)や老人福祉センター(各区1箇所、合計 10箇所)を運営しています。

(1)保養センター駒岡について

保養センター駒岡をご存知ですか。あてはまるものに○をつけてください。

また、ご存知の方は利用されたことがあるか併せてお答えください。

保養センター駒岡の認知状況については、「知っている」が 52.4%、「知らない」が 40.4%

となっている。

また、「知っている」と回答した 488名の利用状況については、「利用したことはない」が

55.9%、「利用したことがある」が 37.5%となっている。

図表Ⅶ-1 保養センター駒岡の認知状況及び利用状況

【認知状況(N=931)】 【利用状況(N=488)】

知っている

52.4%知らない

40.4%

無回答

7.2%

利用したこと

がある37.5%

利用したこと

はない55.9%

無回答

6.6%

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86

保養センター駒岡の認知状況について居住区別にみると、施設所在地の「南区」で 86.7%

と、他の区と比べて割合が高くなっている。その一方、「東区」は 39.8%と、認知度に大き

な差がある。

図表Ⅶ-2 保養センター駒岡の認知状況(居住区別)

44.4%

48.1%

39.8%

43.5%

54.9%

65.5%

57.4%

86.7%

48.9%

43.3%

49.1%

45.1%

50.4%

48.2%

43.7%

28.3%

33.3%

9.6%

40.2%

49.3%

6.5%

6.8%

9.7%

8.2%

1.4%

6.2%

9.3%

3.6%

10.9%

7.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

中央区

(N=108)

北区

(N=133)

東区

(N=113)

白石区

(N=85)

厚別区

(N=71)

豊平区

(N=113)

清田区

(N=54)

南区

(N=83)

西区

(N=92)

手稲区

(N=67)

知っている 知らない 無回答

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87

保養センター駒岡の利用状況について居住区別にみると、施設所在地の「南区」で 65.3%

と、他の区と比べて割合が高くなっている。その一方、認知度が一番低かった「東区」は 17.8%

と、利用状況においても割合が低くなっている。

図表Ⅶ-3 保養センター駒岡の利用状況(居住区別)

33.3%

40.6%

17.8%

32.4%

23.1%

36.5%

25.8%

65.3%

33.3%

48.3%

60.4%

51.6%

77.8%

56.8%

66.7%

58.1%

51.6%

33.3%

64.4%

48.3%

6.3%

7.8%

4.4%

10.8%

10.3%

5.4%

22.6%

1.4%

2.2%

3.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

中央区

(N=48)

北区

(N=64)

東区

(N=45)

白石区

(N=37)

厚別区

(N=39)

豊平区

(N=74)

清田区

(N=31)

南区

(N=72)

西区

(N=45)

手稲区

(N=29)

利用したことがある 利用したことはない 無回答

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(2)老人福祉センターについて

老人福祉センターをご存知ですか。あてはまるものに○をつけてください。

また、ご存知の方は利用されたことがあるか併せてお答えください。

老人福祉センターの認知状況については、「知っている」が 47.2%、「知らない」が 41.9%

となっている。

また、「知っている」と回答した 439名の利用状況については、「利用したことはない」が

73.1%、「利用したことがある」が 20.7%となっている。

図表Ⅶ-4 老人福祉センターの認知状況及び利用状況

【認知状況(N=931)】 【利用状況(N=439)】

知っている

47.2%知らない

41.9%

無回答

11.0%

利用したこと

がある20.7%

利用したこと

はない73.1%

無回答

6.2%

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89

老人福祉センターの認知状況を性別にみると、男女別に大きな差はなかった。

利用状況を性別にみると、「女性」で「利用したことがある」が 25.5%と、「男性」の 16.3%

と比べて割合が高くなっている。

図表Ⅶ-5 老人福祉センターの認知状況及び利用状況

【認知状況(性別)】

【利用状況(性別)】

48.3%

46.7%

43.6%

39.7%

8.1%

13.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

男性

(N=445)

女性

(N=471)

知っている 知らない 無回答

16.3%

25.5%

77.7%

68.6%

6.0%

5.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

男性

(N=215)

女性

(N=220)

利用したことがある 利用したことはない 無回答

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90

老人福祉センターの認知状況を区別にみると、「厚別区」で「知っている」が 59.2%と、

他の区と比べて割合が高くなっている。

「北区」では「知っている」が 36.8%と、他の区と比べて割合が低くなっている。

図表Ⅶ-6 老人福祉センターの認知状況(区別)

49.1%

36.8%

42.5%

43.5%

59.2%

48.7%

48.1%

51.8%

53.3%

50.7%

41.7%

52.6%

46.0%

43.5%

36.6%

38.9%

35.2%

39.8%

33.7%

38.8%

9.3%

10.5%

11.5%

12.9%

4.2%

12.4%

16.7%

8.4%

13.0%

10.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

中央区

(N=108)

北区

(N=133)

東区

(N=113)

白石区

(N=85)

厚別区

(N=71)

豊平区

(N=113)

清田区

(N=54)

南区

(N=83)

西区

(N=92)

手稲区

(N=67)

知っている 知らない 無回答

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91

老人福祉センターの利用状況を区別にみると、「白石区」、「南区」で「利用したことがある」

がそれぞれ 29.7%、32.6%と、他の区と比べて割合が高くなっている。

「中央区」では、「利用したことがある」が 9.4%と、他の区と比べて割合が低くなってい

る。

図表Ⅶ-7 老人福祉センターの利用状況(区別)

9.4%

12.2%

16.7%

29.7%

19.0%

25.5%

26.9%

32.6%

20.4%

23.5%

86.8%

79.6%

77.1%

67.6%

76.2%

70.9%

53.8%

65.1%

71.4%

67.6%

3.8%

8.2%

6.3%

2.7%

4.8%

3.6%

19.2%

2.3%

8.2%

8.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

中央区

(N=53)

北区

(N=49)

東区

(N=48)

白石区

(N=37)

厚別区

(N=42)

豊平区

(N=55)

清田区

(N=26)

南区

(N=43)

西区

(N=49)

手稲区

(N=34)

利用したことがある 利用したことはない 無回答

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92

問 34 保養センター駒岡や老人福祉センターに期待する役割

保養センター駒岡や老人福祉センターのような拠点施設にどのような役割を期待されます

か。あてはまるものすべてに○をつけてください。

保養センター駒岡や老人福祉センターなどの拠点施設に、どのような役割を期待するかをた

ずねたところ、「軽い体操や健康教室など高齢期に適した健康づくりの場」が 37.1%と最も高

く、次いで「入浴や団らんなど、仲間や家族と過ごせるくつろぎの場」が 33.6%となっている。

図表Ⅶ-8 保養センター駒岡や老人福祉センターに期待する役割(複数回答、N=931)

高齢者向けサービスに関する情報提供の場

活躍の場を求める高齢者のための相談の場

その他

軽い体操や健康教室など高齢期に適した健康づくりの場

入浴や団らんなど、仲間や家族と過ごせる

くつろぎの場

囲碁やマージャン、出し物などを楽しむ娯楽の場

カフェやサロン、サークルなど新たな

出会いと交流の場

教養講座をはじめとした各種の講座が開催される生涯学習の場

地域産品の販売やお祭りなどが開催される地域活性化の場

高齢者のグループ活動に利用できる貸室がある

自主活動の場

33.6%

37.1%

21.6%

16.0%

13.9%

10.2%

17.3%

20.9%

13.0%

1.9%

0% 10% 20% 30% 40%

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93

性別にみると、「男性」で「囲碁やマージャン、出し物などを楽しむ娯楽の場」が 21.8%と、

「女性」の 11.0%と比べて割合が高くなっている。

図表Ⅶ-9 保養センター駒岡や老人福祉センターに期待する役割(複数回答、性別)

【男性(N=445)】 【女性(N=471)】

入浴や団らんなど、仲間や家族で過ごせるくつろぎの場

軽い体操や健康教室など高齢期に適した健康づくりの場

カフェやサロン、サークルなど新たな出会いと交流の場

囲碁やマージャン、出し物などを楽しむ娯楽の場

高齢者のグループ活動に利用できる貸室がある自主活動の場

地域産品の販売やお祭りなどが開催される地域活性化の場

教養講座をはじめとした各種の講座が開催される生涯学習の場

高齢者向けサービスに関する情報提供の場

活躍の場を求める高齢者のための相談の場

その他

34.6%

33.9%

19.3%

21.8%

13.5%

10.6%

16.4%

19.8%

12.6%

1.8%

0.0%20.0%40.0%60.0%

33.3%

40.6%

24.4%

11.0%

14.4%

10.0%

18.5%

22.5%

13.6%

2.1%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0%

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94

問 35 保養センター駒岡や老人福祉センターで参加してみたい講座等

保養センター駒岡及び老人福祉センターでは高齢者にご参加いただける各種の講座などを実

施しています。参加してみたいと思う講座や活動について、あてはまるものすべてに○をつ

けてください。

保養センター駒岡や老人福祉センターで行われている講座や活動のうち、参加してみたいと

思うものをたずねたところ、「趣味や教養を深める講座・活動」が 27.5%と最も高く、次いで

「体操やウォーキングなどの健康づくり活動」が 26.0%、「健康や介護に関する知識を学ぶ講

座」が 22.4%となっている。

図表Ⅶ-10 保養センター駒岡や老人福祉センターで参加してみたい講座等(複数回答、N=931)

趣味や教養を深める講座・活動

ボランティアや社会貢献に関する講座や活動

健康や介護に関する知識を学ぶ講座

体操やウォーキングなどの健康づくり活動

講座などに参加したいと思わない

その他

自分史など、人生を振り返り、今後を考える講座

年金や介護保険、相続など、生活やお金に関する

講座や相談会

27.5%

8.3%

14.6%

7.4%

22.4%

26.0%

6.6%

2.3%

0% 10% 20% 30%

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95

年齢別にみると、年齢が若いほど、「趣味や教養を深める講座」「健康や介護に関する知識を

学ぶ講座」「体操やウォーキングなどの健康づくり活動」の割合が高くなっている。

図表Ⅶ-11 保養センター駒岡や老人福祉センターで参加してみたい講座等(複数回答)

問 36 保養センター駒岡や老人福祉センターに必要な取組み

保養センター駒岡や老人福祉センターをより多くの方にご利用いただくには、どのような取

り組みが必要だと思いますか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

保養センター駒岡や老人福祉センターをより多くの方に利用してもらうために必要な取組み

については、「交通手段の充実・改善」が 43.3%と最も高く、次いで「広報の強化」が 38.9%、

「ニーズにあった機能の充実」が 17.4%となっている。

図表Ⅶ-12 保養センター駒岡や老人福祉センターに必要な取組み(複数回答、N=931)

広報の強化

ニーズにあった機能の充実

買物、食事など「ついでの用足し」の機能

交通手段の充実・改善

お祭りなどの集客イベントの開催

その他

38.9%

17.4%

6.1%

43.3%

6.6%

1.4%

0% 20% 40% 60% 80%

複数回答、上段:件数 下段:%

全体趣味や教養を深める講座・活動

自分史など、人生を振り返り、今後を考える講座

年金や介護保険、相続など、生活やお金に関する講座や相談会

ボランティアや社会貢献に関する講座や活動

健康や介護に関する知識を学ぶ講座

体操やウォーキングなどの健康づくり活動

講座などに参加したいと思わない

その他

931 256 77 136 69 209 242 61 21

27.5% 8.3% 14.6% 7.4% 22.4% 26.0% 6.6% 2.3%

247 86 18 44 27 61 78 26 3

34.8% 7.3% 17.8% 10.9% 24.7% 31.6% 10.5% 1.2%

224 63 18 25 23 52 63 11 5

28.1% 8.0% 11.2% 10.3% 23.2% 28.1% 4.9% 2.2%

265 72 22 39 15 66 64 15 9

27.2% 8.3% 14.7% 5.7% 24.9% 24.2% 5.7% 3.4%

112 22 10 19 3 20 23 7 3

19.6% 8.9% 17.0% 2.7% 17.9% 20.5% 6.3% 2.7%

62 11 8 7 1 8 9 2 0

17.7% 12.9% 11.3% 1.6% 12.9% 14.5% 3.2% 0.0%

10 2 0 1 0 1 3 0 0

20.0% 0.0% 10.0% 0.0% 10.0% 30.0% 0.0% 0.0%

11 0 1 1 0 1 2 0 1

0.0% 9.1% 9.1% 0.0% 9.1% 18.2% 0.0% 9.1%

合計

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

85~89歳

90歳以上

無回答

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96

Ⅷ 高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取組みについて

問 37 高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取組み

高齢者がより一層社会で活躍するためには札幌市はどのような取り組みを進めていくべきだ

と思いますか。重要だと思うものすべてに○をつけてください。

高齢者がより一層社会で活躍するために札幌市が進める必要がある取組みについては、「活動

に関する情報をもっと積極的に提供する」が 36.4%と最も高く、次いで「参加してみたい活動

を気軽に体験できる機会を増やす」が 36.2%、「高齢者が集って活動するための場所を提供す

る」が 20.7%となっている。

図表Ⅷ-1 高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取組み(複数回答、N=931)

活動に関する情報をもっと積極的に提供する

活動する際に役立つ講座やセミナーを開催する

活動資金の援助

特になし

その他

共に活動する仲間を募るための出会いを支援する

高齢者が集って活動するための場所を提供する

参加してみたい活動を気軽に体験できる

機会を増やす

実際に活動している人達と交流できる機会を提供する

活動する場や内容の相談に応じてくれる

窓口や人材を充実させる

36.4%

14.6%

36.2%

16.1%

16.8%

13.5%

20.7%

13.0%

6.9%

1.1%

0% 10% 20% 30% 40%

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97

問 38 社会における高齢者の活躍促進に向けた意見や要望(自由意見)

社会における高齢者の活躍促進にむけた札幌市の今後の取り組みについて御意見・ご要望な

どがありましたら、ご自由に記入してください。

社会における高齢者の活躍促進にむけた札幌市の今後の取組みについて、意見や要望を自由

に記載してもらったところ、120件の記載があった。

意見をカテゴリ分けして整理し、複数回答として集計したところ、「情報周知」に関する意見

が 15.8%、「活動の支援や資金の援助」に関する意見が 13.3%などとなっている。

図表Ⅷ-2 高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取組み(複数回答、N=120)

情報周知

活動の支援や資金の援助

高齢者の社会参加・生きがいづくり

交流の機会や場

健康づくり

働く場や機会

除排雪の充実

交通手段の充実・改善

年金、経済的支援

市の施策や行政の対応

道路や、施設等まちの整備

その他

15.8%

13.3%

11.7%

10.8%

9.2%

5.0%

7.5%

8.3%

5.0%

11.7%

7.5%

16.7%

0% 5% 10% 15% 20%

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カテゴリごとに、意見の例を記載すると、次のようであった。

(1)情報周知

・このアンケートで札幌市の取り組みがあることを知った。町内会活動すら同じ人たちだけ

が頑張る風潮がある。新聞等の情報だけではなかなか理解できない。(女性、65~69 歳)

・色々な広報で必ず詳しくはホームページをとありますが、皆が PCを操れるわけでもなく、

持っているとも思えない。世の中はインターネットの時代とは思うが、もっと知らせる方

法を考えるべきだ。(女性、65~69 歳)

・行政の取り組みを広報誌以外でも広く PRしてほしい。テレビを通じた PR だと効果的だ。

ポスターやチラシをつくって郵便局やスーパー、コンビニ、美容室、病院などに貼っても

らう。町内会活動のスキルアップを先導してほしい。(女性、70~74 歳)

(2)活動の支援や資金の援助

・行政や自治体、町内会が主体でなく高齢者主体の組織を作る。(男性、65~69 歳)

・高齢者だけでなく若者も一緒に活動できれば今後の取り組みも参加するものが増えるので

はないか。(女性、75~79 歳)

・引きこもり老人対策と団体に対する資金援助をお願いしたい。(男性、75~79 歳)

(3)高齢者の社会参加・生きがいづくり

・認知症予防のためにパソコンを触るようにしている。パソコンのグループ講習の場があれ

ばよい。個人的に知りたいことをグループ内で互いに意見を出し合える場がほしい(男性、65

~69 歳)

・高齢でも健康であれば自分の技術を社会に還元したいと思っている方がいると思うので、

そのような場をつくり広報などで募集してはと思う。(女性、80~84 歳)

・会社を退職した元気いっぱいの 60代が周りに居るが、皆さん誰からの何かの役に立ちたい

と日々過ごしている。生き甲斐がほしい。(男性、65~69 歳)

(4)交流の機会や場

・まちづくりセンターの機能が大切と思う。65歳以上が高齢者と定義されているが、個人差

が大きい。活動内容によって年齢枠を設けることが必要だ。(男性、65~69 歳)

・町内会が動くには高齢者をもっと気楽に訪ねて行けるチャンスがほしい。マンションのつ

くりはしっかりしすぎて訪ねて行けない。(女性、85~89 歳)

(5)健康づくり

・とにかく健康第一の意識を持たせること。健康寿命を長くするために必要なことを実行す

る。(男性、75~79 歳)

・高齢者の活動に積極的に参加することが一番大事と思うが、自分は体調が悪く障がい者に

なるのではないかと心配している。(男性、75~79 歳)

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・気持ちの上ではいろいろと体験したいが、持病があると足腰の状況が悪く思うような行動

ができない。(男性、75~79 歳)

(6)働く場や機会

・有償で働きたいが年収により年金が減額される。国の権限だが働く意欲のある人が得にな

るようにしてもらいたい。(男性、70~74 歳)

・高齢者にも仕事を提供し、お金を払う。タクシー乗務員は年金と 2 本立てで理想的な高齢

生活を送っている方々が多い。働くと若々しい。(女性、65~69 歳)

・年金額が減らない仕組み。パート、常勤など希望に合ったやりかたで、高齢者が働き続け

る社会。高齢者を雇用している事業所への何らかの報奨をあたえる。(女性、65~69 歳)

・高齢者がもっと働ける場所をつくってもらえるよう企業に働きかけてほしい。(女性、65~69

歳)

(7)除排雪の充実

・冬期間歩道を安心して歩くことができるような対策を考えて欲しい、危険過ぎる。(男性、65

~69 歳)

(8)交通手段の充実・改善

・社会に出るには交通手段やアクセスが第一なので、高齢者の運賃を割り引きしてほしい。(女

性、65~69 歳)

・高齢化に伴い車を持たない高齢者が増える。各施設の交通手段を考えてほしい。(男性、75

~79 歳)

(9)年金、経済的支援

・私の付き合っている周辺のお年寄りは交通費や外食の費用がない場合が多い。経済的な支

援が少なければ外に出られない人もいる。経済的な支援が必要だ。(男性、70~74 歳)

・食べるだけで精一杯。一生懸命節約しているが何もできない。生活保護の暮らしでは年金

も差し引かれそれが重くのしかかってくる。(性別・年齢不明)

(10)市の施策や行政の対応

・高齢者の考え方や行動が個人により違うため、どこに中心を置いた取り組みをすべきか考

慮していくべきだと思う。(男性、70~74 歳)

・高齢者自らが、身につけてきた技術・技能、知識を通して社会に関わっていくことが大事。

そして販売、講習会などを通して、材料費、交通費、会場費などの負担が少なくて済むよ

うに市は支援してほしい。(男性、80~84 歳)

・種々の手続きをもっと簡単にできるようにしてほしい。(女性、75~79 歳)

・老人クラブの対象者は多数存在するが、外出ぎらい・交流ぎらいが多い。行政として問題

を洗い出して対策を考える必要がある。(男性、80~84 歳)

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(11)道路や、施設等まちの整備

・駒岡保養センターのように豪華な施設は近隣者は利用できるが市民全体では利用できない。

同じ予算で老人福祉センターを区に2~3個建てる方が公平。(男性、70~74 歳)

・私のように身体が不自由だと道を歩いていて休みたくなるので、所々に椅子を設置してほ

しい。(女性、75~79 歳)

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第3章 調査結果のまとめ

Ⅰ 回答者の状況について

1 世帯の状況

・世帯の状況について、「ひとり暮らし」「夫婦 2 人暮らし」「家族・親族と同居」が概ね 3

分の 1ずつの割合であり、回答者の年齢が 80歳以上の層では「家族・親族と同居」の割合

が高くなっている(図表Ⅰ-5、図表Ⅰ-7)。

・「家族・親族と同居」している世帯では、同居者として「娘」「息子」をあげたものがそれ

ぞれ 4割程度と高かった(図表Ⅰ-9)。

・「要支援高齢者」では、「ひとり暮らし」の割合が 46.2%と、「元気高齢者」の 20.4%と比

べて高くなっている(図表Ⅰ-6)。また、「ひとり暮らし」の世帯では、何らかの生活支援サ

ービスを受けている割合が高い(図表Ⅰ-8)。

・「元気高齢者」では「自分または家族の持ち家(一戸建て)」で生活している割合が 8 割以

上と高い。「要支援高齢者」では、借家を含めても「一戸建て」との回答は 42.9%と 5割に

満たず、「自分または家族の持ち家(マンション)」(18.7%)、「民間の借家(マンション、

アパート)」(16.4%)、「道営・市営住宅、公団住宅」(11.5%)などの集合住宅で生活して

いる割合が高い(図表Ⅰ-13)。

・「要支援高齢者」では、札幌市での居住期間が「10年未満」と短い層が、「元気高齢者」よ

り多かった(図表Ⅰ-11)。

2 外出の状況

・外出頻度については「ほぼ毎日」「週に 3~4日」「週に 1~2日」がおおむね 3分の 1ずつ

の割合となっている(図表Ⅰ-14)。

・年齢が高くなるにつれて外出頻度は低くなり、80 歳代では外出頻度が「月に 1~2 回」で

あるものが 4割を超えている(図表Ⅰ-16)。

・「男性」では「ほぼ毎日」外出する層が 36.2%と、「女性」の 17.4%の約 2倍の割合である

(図表Ⅰ-17)。

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3 健康状態について

・現在治療中、または生活を送るのに支障となっている病気では「高血圧」(39.4%)、「骨格

筋の病気(骨粗しょう症、膝痛・腰痛)」(22.3%)、「目の病気」(17.8%)などの割合が高

かった。(図表Ⅰ-19)

・男女ともに最も割合が高いのは「高血圧」であるが、「男性」では次いで「心臓病」「糖尿

病」の割合が高く、「女性」では「骨格筋の病気(骨粗しょう症、膝痛・腰痛)」「目の病気」

が続いている。(図表Ⅰ-20)

・ほとんどの病気について、元気高齢者よりも要支援高齢者の割合が高くなっている。(図表

Ⅰ-21)

Ⅱ 生活上の困りごとについて

1 生活上の困りごとについて

・生活上の困りごとについて、何らかの支援を受けている割合が高かったのは「除雪」(36.7%)

であり、「家の中の修理、電球の交換、模様替え」(31.6%)、「掃除」(30.9%)が続いてい

る(図表Ⅱ-2)。これらについては、何らかの支援を受けているとの回答割合が 3 割を超え

ている。

・何らかの支援を受けているとの回答が 20%台だったものは「食事の準備・調理・後始末」

(20.3%)、「買い物」(27.3%)、「ゴミだし」(24.3%)、「自治会活動(当番など)」(20.6%)

である(図表Ⅱ-2)。

・これを要支援高齢者に限って集計すると、「掃除」(73.5%)、「除雪」(70.6%)では、何ら

かの支援を受けているとの回答が 7 割を超える(図表Ⅱ-4)。このうち「掃除」については

「介護保険等の公的サービス」、「除雪」については「家族・親族」から支援を受けている

件数が多い(図表Ⅱ-6)。

・また、何らかの支援を受けている割合が 1割に満たないものは、「排泄(トイレ)」(2.7%)、

「着替え」(5.6%)、「洗顔」(2.1%)、「歯磨き、入れ歯の管理」(3.4%)、「体の向きをかえ

る・寝起き動作」(2.8%)、「家の中の移動」(4.9%)といった、基本的な日常生活動作(ADL)

の項目がほとんどである(図表Ⅱ-4)。

・基本的な日常生活動作の中でも、「入浴」「食事を食べる」では、支援を受けている割合が

1 割を超えている(図表Ⅱ-4)。また、支援者は「介護保険等の公的サービス」が多くなっ

ている(図表Ⅱ-6)。

・特に同居者のいない要支援高齢者では、「介護保険等の公的サービス」や「民間サービス(有

償)」により支援を受けている項目が多くなっている(図表Ⅱ-8)。

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2 民間企業等による支援でもよいと考える訪問介護・通所介護サービス

【訪問介護】

・民間企業等による支援でもよいと考える訪問介護サービスでは、「買物の代行」(23.2%)、

「ゴミだしの代行」(21.8%)、「掃除の代行」(21.1%)などの割合が高かった(図表Ⅱ-9)。

・問 13 の結果から、「掃除」は日常生活において何らかの支援を受けている割合が高く、支

援者として「介護保険サービス」の件数が多い項目である(図表Ⅱ-4、図表Ⅱ-6)。

・訪問介護による「掃除」については、民間企業等による支援でもよいと考えられている割

合が高く(図表Ⅱ-9)、「要支援高齢者」ではさらにその割合が高い(図表Ⅱ-10)。

・そのほか、「買い物」や「ゴミだし」でも何らかの支援を受けている割合が高いが、これら

については、主に「家族・親族」から支援を受けている(図表Ⅱ-4、図表Ⅱ-6)。

・訪問介護による「買い物の代行」「ゴミだしの代行」は、民間企業による支援でもよいと考

えられている割合が高く、「要支援高齢者」ではその割合が高い(図表Ⅱ-10)。

【通所介護】

・「入浴の支援」(9.8%)、「栄養改善の支援」(7.7%)、「口腔機能向上の支援」(5.8%)の割

合は低く、「人との交流」(27.3%)、「筋力トレーニング、運動機能向上の支援」(24.4%)、

「レクリエーションや体操」(23.7%)の割合が高い。(図表Ⅱ-11)。

・「要支援高齢者」では、「送迎の支援」について民間企業等によるサービスでもよいとする

割合が高い(図表Ⅱ-12)。

Ⅲ 興味・関心のあることについて

1 積極的に取り組んでいる趣味

・スポーツ・運動系の趣味については、「ウォーキング」、「パークゴルフ」、「体操・ヨガ」な

どで、年齢に関わらず割合が高い。「ウォーキング」では男女の差も小さく、また「要支援

高齢者」でも約 2割が取り組んでいると回答している。(図表Ⅲ-2、図表Ⅲ-3、図表Ⅲ-4)。

・「男性」では「ゴルフ」「パークゴルフ」に取り組む割合が高く、「女性」では「体操・ヨガ」

に取り組んでいる割合が高い(図表Ⅲ-3)。

・文化・教養系の趣味については、「菜園・園芸」、「読書」などで、年齢に関わらず割合が高

く、男女の差が少ない。(図表Ⅲ-6、図表Ⅲ-7)。また、「読書」については、「要支援高齢者」

で最も割合が高くなっている(図表Ⅲ-8)。

・「男性」では「囲碁・将棋・オセロ」「パソコン・IT 機器」「写真撮影」に取り組む割合が

高く、「女性」では「編み物・裁縫・刺繍」「料理・お菓子づくり」に取り組んでいる割合

が高い(図表Ⅲ-7)。

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・レジャー・娯楽系の趣味については、「旅行」「スポーツ観戦」「映画鑑賞」などの割合が高

く、年齢の若い層でより割合が高い傾向がみられる(図表Ⅲ-10)。

・「男性」では「スポーツ観戦」「釣り」に取り組む割合が高く、「女性」では「旅行」の割合

がやや高い(図表Ⅲ-11)。

・「元気高齢者」では「旅行」の割合が最も高く、「要支援高齢者」では「映画鑑賞」の割合

が最も高い(図表Ⅲ-12)。

2 特に興味関心のあること

・「自分の健康・介護」の割合が最も高く、「家族の健康・介護」「子の生活状況や孫の成長」

が続いている(図表Ⅲ-13)。

・「要支援高齢者」では、「自分の健康・介護」「家族の健康・介護」に続いて、「自宅や老人

ホームなど住まいに関すること」が 25.6%と高い割合となっており、日常生活に支援が必

要になってからの住まいについての関心が高い(図表Ⅲ-14)。

3 日常的に利用している情報源

・日常的に利用している情報源としては、「テレビ」「新聞」の割合が高い(図表Ⅲ-15)。

・「ホームページ閲覧」「電子掲示板」「メールマガジン」「ツイッター」「フェイスブック」な

ど、インターネットを利用する情報源については、「利用していない」と「無回答」を合わ

せた割合が 9割近くを占めている。

Ⅳ 余暇時間について

・1日の余暇時間について、6時間以上との回答が約 3割を占める(図表Ⅳ-1)。

・余暇時間の過ごし方は「テレビ・ラジオ視聴」との回答が約 8割となっている(図表Ⅳ-2)。

また、よく出かける場所としては「公園・家の周りの散歩」「百貨店・大型ショッピングモ

ール」などがあげられている(図表Ⅳ-3)。

・余暇時間のうち、ボランティアや地域の自治活動に充ててもよい時間については、「充てて

も良いと思える時間がない」(21.6%)が最も高い。また、無回答者の割合が 27.1%と高か

った(図表Ⅳ-5)。

・1日の余暇時間が少ないほど、「充てても良いと思える時間がない」の割合が高い。余暇時

間が何時間であっても、「充てても良いと思える時間がない」の割合は最も高くなっている。

余暇時間が「2時間以上 4時間未満」と「6時間以上」では「週 1回」、「4時間以上 6時間

未満」では「月 2~3回」が次いで高くなっている(図表Ⅳ-6)。

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Ⅴ 社会への参加について

1 社会へ参加する活動の状況

・社会に参加する活動を「している」としたのは約 3 割で、「していない」(65.4%)との回

答が「している」のおよそ 2倍程度あった(図表Ⅴ-1)。年齢が高くなるほど「していない」

の割合が高くなり、また、元気高齢者と比べて要支援高齢者で「していない」の割合が高

い(図表Ⅴ-2、図表Ⅴ-3)。

2 活動に参加している方の状況

・参加している活動は「趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動」「町内会・

自治会の活動」などの割合が高い(図表Ⅴ-4)。

・「趣味やスポーツのサークルなどの自主活動グループの活動」がもっとも高く、「元気高齢

者」(43.1%)、「要支援高齢者」(42.4%)であり、大きな差はなかった。

・「老人クラブ」の割合は、「元気高齢者」(16.0%)、「要支援高齢者」(33.3%)と元気高齢

者より要支援高齢者の方が高い。

・「元気高齢者」では、「仕事・アルバイト」の割合が 22.7%と、「趣味やスポーツのサーク

ルなどの自主活動のグループの活動」(43.1%)、「町内会・自治会の活動」(34.7%)に次い

で高くなっている(図表Ⅴ-5)。

・自身の積極性別(問 9)にみると、「積極的・自発的な方だと思う」では、「趣味やスポー

ツのサークルなど自主活動グループの活動」の割合が、「消極的・受け身な方だと思う」と

比べて高い割合となっている(図表Ⅴ-7)。

・一方で「消極的・受け身な方だと思う」では、「町内会・自治会の活動」「お祭りなど地域

のイベントの運営」の割合が、「積極的・自発的な方だと思う」と比べて高い割合となって

いる(図表Ⅴ-7)。

・活動には「楽しいから」「仲間との交流・団らん」を理由・目的として参加している方が多

く、活動参加のきっかけは「友人の勧め・紹介」「町内(自治)会、民生委員の誘い・紹介」

など、いわゆる「口コミ」の割合が高い(図表Ⅴ-11、図表Ⅴ-12)。

3 活動に参加していない方の状況

・活動に参加してない理由では「体力・健康面に不安がある」との回答が 5 割を超えている

(図表Ⅴ-13)。特に要支援高齢者では、8割以上が「体力・健康面に不安がある」と回答し

ている(図表Ⅴ-14)。

・また、次いで多いのは「人間関係が不安・わずらわしい」であり、元気高齢者は 20.9%と、

要支援高齢者の 9.8%に比べて割合が高い。

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・今後参加してみたい活動は「特にない」の割合が最も高く、「趣味やスポーツのサークルな

ど自主活動グループの活動」が続いている(図表Ⅴ-16)。

・活動に参加していない方が、活動に参加してみたいと考える理由として「健康の維持・介

護予防に役立つ」の割合が最も高く、「仲間との交流・団らん」「人との出会い」が続いて

いる(図表Ⅴ-18)。

・活動に参加するために必要な条件として「健康状態にあった内容であること」の割合が最

も高く、「自宅から近いこと」「義務や拘束が少なく、自分の都合の良い時間に気軽に参加

できること」が続いている(図表Ⅴ-19)。

Ⅵ 高齢者による高齢者の生活支援について

・高齢者による高齢者支援の取り組みについて「取り組みたいと思わない」が約半数を占め

ている(図表Ⅵ-2)。

・高齢者による高齢者支援に取り組んでいる(取り組みたいと思う)方では、「話し相手」「見

守り(安否確認の声掛け)」「ゴミだし」「除雪」といった活動の割合が高く、「身体介護(着

替え、トイレ、入浴等の人の体に直接触れる介助・支援)」は 1.9%とごくわずかであった

(図表Ⅵ-3)。

・元気高齢者・要支援高齢者では取り組んでいる(取り組みたいと思う)活動内容に違いが

あり、「元気高齢者」では「庭木の剪定」「軽易な修繕、電球の交換、日曜大工」「除雪」な

どの割合が高い。また、「要支援高齢者」では、「話し相手」の割合が高い(図表Ⅵ-4)。

・また、取り組んでいる(取り組みたいと思う)活動内容には男女差があり、「男性」では「庭

木の剪定、草刈」「家具の移動などの力仕事」「簡易な修繕、電球の交換、日曜大工」「除雪」

といった力仕事や技術を要するもの、「女性」では「食事づくり」「洗濯・掃除」といった

家事や「話し相手」などであった(図表Ⅵ-5)。

・活動に対して期待する報酬では、「交通費などの実費支給のみ」(32.2%)、「有償ボランテ

ィア」(17.9%)など、無料ではなく実費など最低限の費用の支給があることが望ましいと

する回答割合が高かった。また、「何も受け取る必要はない」との回答も 26.2%あった(図

表Ⅵ-6)。

・「元気高齢者」では「交通費などの実費支給のみ」、「要支援高齢者」では「何も受け取る必

要はない」が、それぞれ最も高い割合となっている(図表Ⅵ-7)。

・高齢者による高齢者支援に「取り組みたいと思わない理由」をたずねたところ、「健康状態

や体力が不十分なため」が 73.3%と高く、特に要支援高齢者では 9割以上となっている(図

表Ⅵ-8、図表Ⅵ-9)。

・元気高齢者では「他人を支援できるだけの技術や能力、自信がない」の割合が 4 割と高い

(図表Ⅵ-9)。高齢者による高齢者支援の取り組みに必要なこととして「活動に必要な知識

や技術を身に付ける講座や講習会」との回答が最も高いことからも(図表Ⅵ-10)、知識や技

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術がないまま、高齢者支援を行うことに不安を感じている方が多い。

Ⅶ 高齢者の交流・活動拠点について

1 保養センター駒岡

・保養センター駒岡について「知っている」と回答したものは約半数であった。また、「知っ

ている」と回答したもののうち、利用したことがあるものは 37.5%である(図表Ⅶ-1)。

・保養センター駒岡の認知状況は「南区」では 8割を超えているが、残りの 9区では 4割弱

~6割強となっている(図表Ⅶ-2)。

2 老人福祉センター

・老人福祉センターについて「知っている」と回答したものは約半数であった。また、「知っ

ている」と回答したもののうち、利用したことがあるものは 20.7%である(図表Ⅶ-4)。

・老人福祉センターの認知度に男女差はほとんど見られなかったが、利用経験では「女性」

の割合が高くなっている(図表Ⅶ-5)。

・区ごとの認知状況について、「知っている」の割合はそれぞれ 4割~6割程度であるのに対

し、「利用したことがある」は「中央区」で 1割を下回り、南区では 3割を超えるなど、区

ごとのばらつきが大きい(図表Ⅶ-6、図表Ⅶ-7)。

3 保養センター駒岡や老人福祉センターに期待する役割など

・保養センター駒岡や老人福祉センターに期待する役割として、「軽い体操や健康教室など高

齢期に適した健康づくりの場」の割合が最も高く、次いで「入浴や団らんなど、仲間や家

族と過ごせるくつろぎの場」が続いている。また、「男性」では「囲碁やマージャン、出し

物などを楽しむ娯楽の場」を望む割合が高かった。(図表Ⅶ-8、図表Ⅶ-9)。

・保養センター駒岡や老人福祉センターに必要な取り組みとしては、「交通手段の充実・改善」

「広報の強化」の割合が高い(図表Ⅶ-12)。

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Ⅷ 高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取り組みについて

・高齢者の活躍促進にむけた札幌市の取組みとして、重要だと思うことについては、「活動に

関する情報をもっと積極的に提供する」(36.4%)、「参加してみたい活動を気軽に体験でき

る機会を増やす」(36.2%)が 3割を超えている(図表Ⅷ-1)。