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公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2017 年度(前期)指定公募 「地元医師会、行政を交えた見える多職種連携研修会への助成」 完了報告書 顔の見える多職種連携研修会 「大田区発!認知症への備えを考えるシンポジウム」 申請者: 髙瀬 義昌 所属機関: 特定非営利活動法人オレンジアクト 提出年月日: 2018 2 16

顔の見える多職種連携研修会 「大田区発!認知症への備えを考える …€¦ · 設⽴⽇ ︓2014/9/26設⽴登記(npo化) 理事⻑ ︓髙瀬 義昌 (医療法⼈社団⾄髙会

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公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団

2017 年度(前期)指定公募

「地元医師会、行政を交えた見える多職種連携研修会への助成」

完了報告書

顔の見える多職種連携研修会

「大田区発!認知症への備えを考えるシンポジウム」

申請者: 髙瀬 義昌

所属機関: 特定非営利活動法人オレンジアクト

提出年月日: 2018 年 2 月 16 日

財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2017 年度(前期)指定公募「地元医師会、行政を交えた見える多職種連携研修会への助成」 完了報告書

 

1.開催概要

日 時 2018 年 1 月 21 日(日) 13 時 00 分~15 時 30 分

場 所 池上会館「集会室」

東京都大田区池上一丁目 32 番 8 号

対 象 認知症への備えの取り組みに意欲ある医療・介護専門職、活動

団体、個人

定 員 150 名(先着順)

参加費 無料

主 催 特定非営利活動法人オレンジアクト

後 援 大田区、一般社団法人 蒲田医師会

プログラム

第 1 部 基調講演 『地域で認知症に備える意義とは』

<演題 1>

「大田区における認知症への取り組み」

大田区福祉部 部長 中原賢一

<演題 2>

「認知症とともによりよく生きるまちづくり:

英国の Dementia Action Alliance を手がかりに」

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授

/NPO 法人オレンジアクト理事 堀田聰子

休 憩

第 2 部 ワークショップ 『みんなで認知症への備え方を考えよう』

「認知症予備軍の人やその家族に知っておいてほしいことは?」

「認知症を他人事ではなく、自分のこととして考えてもらうには?」

地域で必要な備えについて、一緒に考えてみましょう!

財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2017 年度(前期)指定公募「地元医師会、行政を交えた見える多職種連携研修会への助成」 完了報告書

 

2.参加人数(職種別)

職種 人数

医療職 21 名

介護職 30 名

その他専門職 5 名

患者・家族・市民 27 名

NPO・市民団体 8 名

大学(教員・学生) 6 名

企業 ※医療介護事業者含む 44 名

メディア 4 名

行政 4 名

議員 2 名

合 計 151 名

3.研修会終了後の効果

参加者からは下記の感想やフィードバックがあり、医療・介護だけでなく、介護家族や

地域住民、企業、行政など多様な参加者同士の対話を通じて、新たな気づきやつな

がりが生まれたものと推測できる。

以下、参加者からの感想・フィードバック:

「充実した内容で、皆様の活動を知ることが出来ました。ありがとうございます。(訪問

看護リハビリステーション)」

「グループディスカッションは、テーマが取り組みやすく、内容の濃い有意義なディスカ

ッションができました。(企業)」

「大田区の取り組みを知ることができてよかった。(患者・家族・市民)」

「これからは地域全体で認知症の人を見ていかないといけないと思った。(医療職)」

4.今後の継続性

大田区を中心とする医療・介護・福祉関係者が約 50 名が集まったこと、また、その他

多様なステークホルダーが約 100 名も集まったことは、「認知症に備える」ことへの関

心の高さを表していると考える。認知症だけでなく病気や障がいがあっても、なくても、

自分らしく生活できるまちをつくるために、一人ひとりの関心を少しずつ高めていくこと

が重要だと改めて気づくことができた。そのためにも、知識を学ぶことと同時に、自分

で考え「自分ごと化」する力と、他者との対話を通じて「協働できる」力を地域にねざし

ていくための研修会は継続して実施していきたいと考える。

財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2017 年度(前期)指定公募「地元医師会、行政を交えた見える多職種連携研修会への助成」 完了報告書

 

当日の様子

財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2017 年度(前期)指定公募「地元医師会、行政を交えた見える多職種連携研修会への助成」 完了報告書

 

5.感想

シンポジウムを実施して、認知症に備えるというオレンジアクトが取り組んでいるテーマ

は、まちづくりと深く関わっており、医療・介護関係者だけでなく、地域の企業や一般

市民など様々なステークホルダーを含めた多職種の連携が欠かせないことを、改めて

感じました。共通のゴールに向かって専門職が連携・協働するだけでなく、多様なステ

ークホルダーがそれぞれの立場でできるところから「行動する」「関わり合う」ためのきっ

かけづくりも重要です。今後は、大田区や医師会と共に、地域の事業者や個人が認知

症対策に取り組むためのプラットフォームの役割を担っていきたいと考えています。

(参考)

■特定非営利活動法人オレンジアクトの活動理念

オレンジアクトは『「認知症に備える」ことを啓発し、認知症の進行抑制・予防を促進し、

不安を軽減する』という使命のもと活動を行っています。

多くの方が適切な認知症の情報を得、自分のまわりの大切な人に伝えることで認知症

に早期に備え、皆様の済む街が活気ある優しい街のままでいられることを現実にすべ

くオレンジアクトを設立し、活動を行っています。

■団体の特徴

認知症になられた方のケアなどに着目した認知症サポートを行う団体は多数存在して

おり、心強い状況がうまれつつありますが、認知症発症前段階に着目し、認知症に備

えるための活動に主軸を置く NPO はオレンジアクトの他にはとても少ない(実際には

ほとんどない)現状があります。オレンジアクトは認知症になられた方のケアではなく、

予防情報提供や地域における認知症対応の0次連携、疫学データ収集と EBM【根拠

に基づく医療】を推進する団体として活動を行い、多職種・地域連携による発症前から

の認知症への取り組みの啓発を前向きに行っています。

(別紙)

チラシ

登壇者配布資料

この研修会は公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成を受けています。

顔の見える多職種連携研修会

大田区発!

認知症への備えを考えるシンポジウム 2018.1.21.(日)

13:00-15:30 参加費無料

会場 池上会館 集会室(池上1-32-8)東急池上線『池上』駅 徒歩7分

申込締切 1月10日(水)必着

主催:特定非営利活動法人オレンジアクト 後援:大田区、一般社団法人 蒲田医師会このシンポジウムは、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団より助成を受けています

大田区発!

認知症への備えを考えるシンポジウム2018.1.21.(日)13:00-15:30 参加費無料

第1部:基調講演『地域で認知症に備える意義とは』演題1「大田区における認知症への取り組み」

中原 賢一(大田区福祉部部長)

演題2「認知症とともによりよく生きる地域に向けて」堀田 聰子(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授/NPO法人オレンジアクト理事)

第2部:ワークショップ『みんなで認知症への備え方を考えよう』「認知症予備軍の人やその家族に、知っておいてほしいことは?」「認知症を他人事ではなく、自分のこととして考えてもらうには?」地域で必要な備えについて、一緒に考えてみましょう!

NPO法人オレンジアクトとは

認知症への3つの備え「倫理的備え」「社会的備え」「医療予防的備え」を啓発する活動を行っています。大田区3医師会方式という認知症チェックの方式を取り入れ開発した「認知症に備えるアプリ」は、大田区の区民向け相談ツールとしても、導入されています。

【対 象】 認知症への備えの取り組みに意欲のある医療・介護専門職、活動団体、個人

【定 員】 150名(先着順)

【申込方法】 下記オンライン上の「申込フォーム」アドレスから必要事項を入力してお申し込みください。

【会 場】 池上会館 集会室(池上1-32-8)

東急池上線『池上』駅 徒歩7分

※ 申込フォームからの入力ができない場合は、1.氏名(ふりがな)2.ご連絡先(電話番号またはメールアドレス) 3.ご所属 を明記の上、[email protected] まで、メールでお申し込みください。

特定非営利活動法人オレンジアクト 〒146-0092 東京都大田区下丸子1-16-6

厚生労働省研究班の発表によると、65歳以上の高齢者の4人に1人が

認知症あるいは予備群と推計されています。今後も増え続けると言われている認知症。ここ大田区でも、認知症の人やその家族が住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らすことができるよう、様々な支援やサービスの取り組みが始まっています。

大田区内で活動する多職種の参加者と共に、地域のサポート体制を学び、さらにスムーズな連携体制の構築に向けて、どのような地域としての備えができるか、一緒に考えてみませんか?

https ://goo.gl/forms/DfW6IP4FLSobj5uw1

ようこそ♫ 顔の⾒える多職種連携研修会

⼤⽥区発︕認知症への備えを考えるシンポジウム

主催:特定非営利活動法人オレンジアクト 後援:大田区、一般社団法人 蒲田医師会このシンポジウムは、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団より助成を受けています

2018.1.21.(日)

13:00-15:30

13︓00 はじめに

13︓10 基調講演1

13︓30 基調講演2

14︓10 休憩

14︓20 ワークショップ

15︓30 終了

Copyright© ORANGE ACT

1

特定⾮営利活動法⼈ オレンジアクト 概要

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。

設⽴⽇ ︓2014/9/26設⽴登記(NPO化)

理事⻑ ︓髙瀬 義昌 (医療法⼈社団 ⾄髙会 たかせクリニック理事⻑)理事 ︓堀⽥ 聰⼦ (慶應義塾⼤学⼤学院健康マネジメント研究科 教授)

五⼗嵐 中 (東京⼤学⼤学院薬学系研究科医薬政策学 特任准教授)

沿⾰ ︓2013/9/15 東京都表参道にて市⺠5名が街頭で認知症予防啓発のビラを配り始める2013/11/20 東京都秋葉原駅前にて街頭啓発プロモーションを企業の寄付協⼒のもと実施2014/6/13 東京都秋葉原にて啓発プロモーションを開催。合わせて活動のNPO化を発表2014/9/26 NPO法⼈として設⽴登記2015/8/6 ⼤⽥区3医師会委託事業として「認知症に備えるアプリ」を公益提供開始

Copyright© ORANGE ACT

2

オレンジアクト 3つの「備え」

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。

Copyright© ORANGE ACT

3

認知症の進⾏

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。 Copyright© ORANGE ACT

4

⼤⽥区3医師会⽅式

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。

東京都大田区3つの日本医師会支部(田園調布医師会、大森医師会、蒲田医師会)の36医療機関において15項目の家族に対する質問のスクリーニング調査とHDS-Rを同時に実施した結果、年齢・性別・4項目の質問結果を組み合わせることにより感度・特異度の高いスクリーニングが可能であることが判明。本発表は、日本プライマリ・ケア連合学会のGeneral Medicineに2014年12月13日に論文寄稿されています。

大田区3医師会方式 認知症チェック

Copyright© ORANGE ACT

5

認知症に備えるアプリ

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。

■完全無料

■簡単操作。誰でも簡単に利⽤

■ iPhone、iPad対応

■ Andoroid対応

■地域の後援

誰もが認知症を⾒守れるサポートになれるアプリ

Copyright© ORANGE ACT

6

認知症に備えるアプリ「⼤⽥区版」

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。

⼤⽥区内の地域包括⽀援センターに導⼊されています

Copyright© ORANGE ACT

7

2017年の活動 ⼤⽥区地域福祉計画推進事業×⺠⽣委員100周年記念事業

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。

区主催の⼤規模福祉イベントに、オレンジアクトの展⽰ブースを出展しました。家族連れから⾼齢の⽅、障がいをもつ⽅、福祉・介護職の来場者に認知症への備えに関する情報提供を⾏いました。

テーマ ︓「認知症に備えるまち〜⼤⽥区のチカラ再発⾒︕」実施企画 ︓①ニンニンPepper…認知症患者さんのサポートに特化したロボットアプリを展⽰

②認知症に備えるアプリ…⼤⽥区3医師会⽅式の認知症チェックアプリを体験③⼤⽥区“そなえる”マップづくりワークショップ…参加者と⼀緒に地域資源を可視化④各種パンフレットや資料等の設置・配布…認知症の備えに役⽴つ情報を紹介⑤(当⽇⾶び⼊りで)リハビリを実践できるVRゲーム体験

開催⽇時 ︓2017/12/03(⽇)10:00〜16:00会場 ︓⼤⽥区産業プラザPiO(京急蒲⽥駅より徒歩3分)来場者 ︓2,000⼈程度を想定(区の⺠⽣委員や市⺠が参加)テーマ ︓みんなでつくるやさしいまちプロジェクト

主催 ︓⼤⽥区

Copyright© ORANGE ACT

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2017年の活動 糀⾕シニアステーションでの市⺠向けワークショップ

Strictly Confidential承諾なしに、本レポートの全部もしくは一部の引用または複製することを禁じます。

開催 ︓2017/10/31、11/7会場 ︓糀⾕シニアステーション(京急糀⾕駅より徒歩1分)参加者︓20⼈/回程度を想定対象者︓30代後半〜50代の⼤⽥区で⽣活する・働く⼈々

(⼦育て世代〜プレシニア)※東京都福祉保健局「東京ホームタウンプロジェクト」の⽀援を受け実施

【実施⽬的】30代後半〜50代の⼤⽥区で⽣活する・働く⼈々(⼦育て世代〜プレシニア)が、⾃分のキャリアや⽣き⽅を考えながら、認知症(やその他の病気なども想定)の“備え”に関⼼をもってもらい、⾏動を起こすきっかけづくり

【実施内容】2017/10/31(⽕)19時~ 認知症に備えるワークショップ2017/11/07(⽕)19時~ 「VR認知症」体験会

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Dementia Action Alliance

[email protected]

QOL

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1.

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7.

3

2009~2014

70 30 140

170 30 5002009

2007

50 4,000

4

3 17+1

5

1.

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3.

9 I statement

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National Dementia Declaration

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DFC5

Prime Minister’s Challenge 2012 2020

Dementia Friendly Community

8

2020 DFC 2015 2

Dementia Friends300

BSIDFC

DAA9

DFC

10

Prime Minister’s Champion Group2010 Dementia Action Alliance1.

2.

3. DAA

4.

Dementia Friends Programme

DAA DAADementia Friends

Dementia Action Alliance

11

The Dementia Action Alliance brings together organisations across England committed to transforming the lives of people with dementia and their carers.

Picture Local Dementia Action Alliances as a vehicle, with as many passengers on board. The passengers are organisations who have committed to improve the lives of people with dementia and their carers. The destination is becoming a dementia friendly community, gaining national recognition for work achieved.

Think of a Local Dementia Action Alliance as a leading university in the field of dementia, with many organisations enrolling to be educated about dementia to improve the lives of people living with this condition and their carers. Being awarded the 'Working to become Dementia Friendly' symbol is like the degree in becoming a dementia friendly community.

2015 11 3,600 20013,000 12

Plymouth 2012 3,000 2021 4,200

Plymouth

Plymouth QOL 30

Plymouth 2010 2011

DAA

PDAA

PDAA

Plymouth

PDAA 13 14

3

DAA

26http://www.glocom.ac.jp/project/dementia/

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17

DFC

British StandardsInstitution

Building blocks

People, place, process

DFC18

Dementia Awareness &Intergenerational Exchange in Schools

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The Gloucestershire schools

21

Stoke Damerel Community College, Plymouth

/

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SW

(JA)

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Alzheimer Nederland1

Odensehuis

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Alzheimer Cafe1997 ~ Alzheimer Nederland

Wmo Alzheimer Nederland

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1 230

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Alzheimer Nederland

Alzheimer Nederland

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Odensehuis

self organization

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1Ontmoetingscentra voor mensen met dementie & hun mantelzorgers

http://www.ontmoetingscentradementie.nl/1993 ~

~

QOL

AWBZ 137

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Social Club 3

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2?

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