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1 高次脳機能障害者リハビリ支援システム 情報物理研究室 田邉幸祐

高次脳機能障害者リハビリ支援システムbuturi.heteml.jp/student/2011/tanabe/pdf/reha_prezen.pdf損傷を受けた箇所によって 障害が異なる 障害の程度によっては

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高次脳機能障害者リハビリ支援システム

情報物理研究室 田邉幸祐

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リハビリテーションの現状

患者からの要望 自宅でのリハビリテーション

医療スタッフの要望

診療時間の確保

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高次脳機能障害者リハビリ支援システム

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高次脳機能障害とは

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脳血管障害・頭部外傷などの 後天的な要因

日常生活に必要な 「脳の高次な機能」に障害が発生

高次脳機能障害

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部分的に能力が低下・欠落 損傷を受けた箇所によって 障害が異なる

障害の程度によっては 本人も気づかない

高次脳機能障害とは

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高次脳機能障害の症状の例

記憶障害 注意障害 遂行機能障害 見当識障害 感情障害 失語症 半側空間無視・半側身体失認 失行症

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コンピュータを用いたリハビリテーション

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通常のリハビリテーションの方法

本研究でのリハビリテーションの方法

専門家のニーズに応える

患者のニーズに応える

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高次脳機能障害者リハビリ支援システム 一般的な設計のUIが使い易いとは限らない. 利便性や,操作性について配慮したUI設計が必要.

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UXに基づくシステム設計

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参照URL atmarkIT http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/chushin/uxresearch_01/uxresearch_01_01.html

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アカウント情報によるUIの制御

コンテンツ毎に個別のUIを設計したのでは, UXの達成は困難.

支援システム全体で統一感のあるUIを設計する必要がある

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カウント情報の管理によってUIの情報を制御

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アカウント情報によるUIの制御

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参照URL atmarkIT http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/chushin/uxresearch_01/uxresearch_01_01.html

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アカウント権限を用いたシステムの利用

支援システムを利用する全ての利用者のアカウントに対して権限を設定し,支援システムの利用を制限する.

利用者ごとの機能の選択 画面全体の可読性の向上 アカウント情報の機密性の向上 アカウントの役割の明確化

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アカウント権限の設定

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支援システムの設計

インターネット上から利用できる Webアプリケーションとして構築

hetemlサーバー

PHP HTML JavaScript FLASH +

ActionScript

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セッション管理

ユーザー

セッションID

サーバー

セッションIDに 対応するデータ

サーバーにアクセス

セッションIDを発行

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スタッフAさんがログイン

Aさんが管理者用ページを利用した後 ログアウト

一般ユーザーBさんが同じPCからログイン

ブラウザの戻るボタンで Aさんが開いていたスタッフ用ページを Bさんも開くことが出来る

一般ユーザー Bさん

スタッフ Aさん

同じPC

セッション管理の問題

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セッション管理の問題 「正しいログインIDとパスワードかどうか」のみが判定され、

「ログインしているのが医療スタッフなのか一般ユーザーなのか」 という判定が行われていなかった

一度ログインに成功してしまえば、

ブラウザの戻るボタンやURLを直接指定する等の方法で、 スタッフ用の管理ページに移動することが可能

修正

アカウント権限によってそのページへのアクセス権を判定. セッションの開始や終了のタイミング,セッション変数の処理方法の修正.

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Smartyを用いたUIのテンプレート化

PHP

Smartyの導入

PHP HTML テンプレート +

PHPから直接HTMLデータを出力 PHPはHTMLテンプレートに必要なデータを書き込んで出力

HTML HTML

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今後の課題

支援システムの有効性の調査 調査結果に基づいたトレーニングコンテンツの改良 画面設計の強化によるアクセシビリティの向上

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