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遠隔保育支援ロボット「 」
電気通信大学大学院情報理工学研究科機械知能システム学専攻長井研究室特別研究員 阿部香澄
育児負担の解消には何が必要か?
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こども手当ではなく!
参考:「練馬区乳幼児の子育てに関する実態・意向調査」報告書(平成9年3月)
時間がない
孤独
子育てのストレスがたまる要因
孤独の解消 時間の提供
ふたりきり育児の環境で、
・離れた家族をテクノロジーで繋ぐ・育児を支援できる形のデバイスが必要
育児を支援離れた家族
でも、ちびまる子ちゃんのような大家族
になるのは難しい・・・
が協力して する
乳幼児との遠隔コミュニケーションの問題点
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乳幼児との遠隔コミュニケーションの問題点
→ 興味を引きつけられない!
3歳までの子どもは言語コミュニケーションが主体ではない
「今」「ちょっと看てて」を実現する遠隔保育支援ロボット ChiCaRo
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「10分集中できる時間ができて楽になった」 ※家庭における実証実験での母親の感想
乳幼児のコミュニケーション
= 身体を使った遊び
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ハンドデバイス
実際の玩具を手渡しできる
移動機構
はいはいする子も追いかけられる
安定ボディ
子どもの触れ合いで倒れない
→ コミュニケーション継続
子どもに通じるやりとりの幅が大
コア技術・強み
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• 一緒に遊べる
• 子どもの興味をひきつける
• 子どもの発達を考慮
• その場にいる感覚
3歳までの子どもとの初のコミュニケーションツール
リアルニーズコンセプト
人工知能
・・・!
研究知見:インタラクションデザイン身体性、ふれあい方
VRを利用した手渡し遊び(特許※)
発明の名称 ビデオチャットロボットシステム、手渡し遊び制御方法および手渡し遊び制御プログラム
発明者 長井隆行、阿部香澄、裴雅超、張亭芸、日永田智絵
出願人 電気通信大学
出願番号 特願2016-053021
※
2014年からプロトタイプ開発、実証実験
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・操作性とストレスの調査
・親や祖父母の受容性調査
・実家庭での実証実験
保育施設では保育スタッフの実務的支援に短時間保育ニーズ
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保育施設※特に東京都内の小規模認可外保育施設※シッターサービスによる保育スタッフへの保育サポート
リモートシッター
想定用途
核家族育児世帯の育児支援
保育施設で保育者の実務支援
祖父母の逆見守り
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実用化に向けた課題・企業への期待
現状– 基本の機能を搭載したプロトタイプ
課題– 量産、安定化– 遊びの機能を拡充
将来的計画– 子どもとの遊び方を支援する遊び支援機能(AI)
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– 製造– 育児世帯、保育施設への販路– 実証実験、試験導入
・ベンチャーとの連携・共同研究
離れて暮らす大家族で共同的・開放的育児
産学連携の経歴
2015年 NEDO TCP特別審査員賞受賞2015年-2016年 JST STARTロボティクスに採択2017年4月~ 大学発ベンチャー
株式会社ChiCaRo設立
お問い合わせ先
電気通信大学
産学連携コーディネーター 今田智勝
TEL 042-442-5724FAX 042-443-5726e-mail imada@sangaku.uec.ac.jp