1

車での通信・ネットワーク活用と課題

2007年6月29日

株式会社トヨタＩＴ開発センター

　岡本芳郎

2

目　次

１．車と外を繋ぐ・・・研究開発事例

２．安全・環境への対応

３．安全向け通信・ネットワーク技術の研究開発

４．将来の研究課題

3

（株）トヨタIT開発センター

ｸﾙﾏの付加価値向上のために最先端ＩＴ技術の研究開発

・・・・・進化が速い

ＩＴ世界半導体

e-政府

携帯

情報家電

通信事業者

連携

クルマのＩＴ

技術提案 人材交流

協業

ﾍﾞﾝﾁｬｰ技術探索･調査･評価

トヨタＩＴ開発センター

大学・研究機関

ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ・ｵｰﾌﾟﾝ

安全 渋滞緩和 安心 快適クルマの

基本性能向上

・命をあずかる高信頼性　　　　（厳しい使用条件）

・運転の邪魔にならない使い方

・ライフサイクルが長い

ｸﾙﾏの付加価値向上のために最先端ＩＴ技術の研究開発

・・・・・進化が速い・・・・・進化が速い

ＩＴ世界半導体

e-政府

携帯

情報家電

通信事業者

ＩＴ世界半導体

e-政府

携帯

情報家電

通信事業者

連携

クルマのＩＴ

技術提案

技術提案 人材交流人材交流

協業協業

ﾍﾞﾝﾁｬｰ技術探索･調査･評価ﾍﾞﾝﾁｬｰ技術探索･調査･評価

トヨタＩＴ開発センター

大学・研究機関

ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ・ｵｰﾌﾟﾝ

安全 渋滞緩和 安心 快適クルマの

基本性能向上 安全 渋滞緩和 安心 快適安全 渋滞緩和 安心 快適クルマの

基本性能向上

・命をあずかる高信頼性　　　　（厳しい使用条件）

・運転の邪魔にならない使い方

・ライフサイクルが長い

所在地 ：　東京都港区赤坂 ６-６-２０設 立 ：　 ２００１年１月出 資 ：　トヨタ自動車､ デンソー、KDDI､ 豊田通商､　　　　　　　アイシン精機､ 京セラ、豊田合成､ 豊田自動織機

所在地 ： カリフォルニア州 パロアルト市　

設 立 ： ２００１年４月

出 資 ： 日本法人の100%子会社

拠 点 ：　TMAオフィス内

所在地 ：　ニューヨーク市

拠 点 ：　テルコｰディア（旧ベル研）

所在地 ：　ニュージャージー

米国本社

日本

米国

所在地 ：　東京都港区赤坂 ６-６-２０設 立 ：　 ２００１年１月出 資 ：　トヨタ自動車､ デンソー、KDDI､ 豊田通商､　　　　　　　アイシン精機､ 京セラ、豊田合成､ 豊田自動織機

所在地 ： カリフォルニア州 パロアルト市　

設 立 ： ２００１年４月

出 資 ： 日本法人の100%子会社

拠 点 ：　TMAオフィス内

所在地 ：　ニューヨーク市

拠 点 ：　テルコｰディア（旧ベル研）

所在地 ：　ニュージャージー

米国本社

日本

米国

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１．車と外を繋ぐ・・・研究開発事例

5

インターネットインターネット網

アプリケーションサーバ

イントラネット

KINGSBURY

車載ＧＷ

車載ＧＷ

無線アクセスポイント

DSRC 携帯電話

車両ＬＡＮ(高信頼系)

ｼﾘｱﾙｲﾝﾀﾌｪｰｽ

汎用ＬＡＮ

パソコン/PDA

車内へ持ち込み

無線ＬＡＮ

高度接続管理技術

無線アクセスポイント

無線アクセスポイント

最適通信メディアの選択

動的アドレス管理

最適経路の選択

最適経路制御技術

東芝

松下通工

KDDI研トヨタITC

携帯電話ＤＳＲＣ 無線ＬＡＮ

シームレスネットワーク研究　（H13、総務省・TAO受託）

1-1. 研究開発事例 (1)

6

IPv4

IPv6

ポータルｾﾝﾀｰ型音声認識ｺﾝﾃﾝﾂ配信

【首都圏実証実験 】

【名古屋実証実験】

ααタクシー事業者タクシー事業者

標準ﾀｸｼｰｼｽﾃﾑ

ββタクシー事業者タクシー事業者

γγタクシー事業者タクシー事業者

AAタクシー事業者タクシー事業者

車載サーバ 車載サーバ

Hub

車載ルータ

GPSアンテナ

DSRC

高機能実験車

無線LAN

決済

ﾌｧｲﾅﾝｽ会社

Edyｾﾝﾀｰ店舗サーバ

３４２

５６

DSRC〔駐車場〕

DSRC

〔ｶﾞｿﾘﾝｽﾀﾝﾄﾞ〕タクシー　　業務支援

安全運転支援健康管理

＜大手タクシー＞

＜中小タクシー＞

インターネットITS　（H13、経産省・慶應大・NEC・デンソー・トヨタ）

1-2. 研究開発事例 (2)

7

スマートコミュニケーション実験　（H14、国交省・HIDO）【狙い】 DSRC利用コンテンツに対する有効性確認のため一般利用者にアンケート調査を実施

・市販PC・市販LCD：800×600・操作　：タッチパネル

市販PC

DSRC　・ASK

市販LCD：640×480タッチパネル

トヨタ/デンソー 日産

ASK/QPSK方式 ASK方式

・市販PC・市販LCD　：800×600・操作　：タッチパネル

三菱

DSRC　　・QPSK

DSRC基地局

期間：’ 03.1.29～2.2

松下

インターネット

経路案内付　　　観光案内　

センター型音声認識

ライブ映像

メールIP電話

遠隔地TV ビデオ映像松下 東芝

1-3. 研究開発事例 (3)

8

“ゼロナイズ”

ネガティブインパクトの最小化，そしてゼロへ

環境負荷 事故 渋滞

※ ｢ゼロナイズ｣とは、環境への負荷、交通渋滞、交通事故などのクルマがもたらすネガティブな側面を最小化していくべく、絶えず努力を続けていくビジョン・姿勢を象徴する言葉です。

※

2．安全・環境への対応

9

ボディ構造の最適化ボディ構造の最適化

より多くの衝突環境への対応より多くの衝突環境への対応

保護装置の追加保護装置の追加 --歩行者傷害軽減歩行者傷害軽減

--サイドエアバッグサイドエアバッグ--カーテンエアバッグカーテンエアバッグ

--GOAGOA--頭部衝撃緩和構造インテリア頭部衝撃緩和構造インテリア

安全走行安全走行

事故回避事故回避

衝突予知衝突予知

乗員保護乗員保護

歩行者保護歩行者保護

衝突安全

--ABSABS--TRCTRC

レーンキーピングアシストレーンキーピングアシスト

--VSCVSC

視界補助視界補助--ブラインドコーナーモニタブラインドコーナーモニタ

--AFSAFS

統合制御統合制御

--VDIMVDIM

ナビ協調シフト制御ナビ協調シフト制御

自律安全サービス　　自律安全サービス　　先進の衝突回避先進の衝突回避アシストシステムアシストシステム

予知による衝突安全性能予知による衝突安全性能の向上の向上

--プリクラッシュセーフティプリクラッシュセーフティ

運動限界制御運動限界制御

事故発生

インフラインフラ協調協調安全安全

ＡＦＳ：Adaptive　Front‐Lighting　System

ＶＤＩＭ：Vehicle　Dynamics　Integrated　Management

ＴＲＣ：Traction　Control

ＧＯＡ：Global　Outstanding　Assessment

ＡＢＳ：Anti‐Lock　Brake　System

ＶＳＣ：Vehicle　Stability　Control

2000 20XX

2-1. クルマの安全技術の進展

10

2-2. インフラ協調システムとは

横断歩行者・自転車検知情報提供

停止・低速車両情報提供

死角画像・接近車両検知情報提供

高速道路の本線合流支援

路面情報提供

盗難、不審者通報

信号・規制情報による車両制御

横断歩行者・自転車検知情報提供

停止・低速車両情報提供

死角画像・接近車両検知情報提供

高速道路の本線合流支援

路面情報提供

盗難、不審者通報盗難、不審者通報

信号・規制情報による車両制御

衝突安全

インフラ協調システム

予防安全

2000 20XX

　　　　　　｢｢ゼロナイズ｣へ・・・・・・

衝突安全

インフラ協調システムインフラ協調システム

予防安全

2000 20XX

　　　　　　｢｢ゼロナイズ｣へ・・・・・・

11

（参考）環境対応：COSEプローブシステム（経産省）

プローブ情報プラットフォームソフトウェアプローブ情報プラットフォームソフトウェア

ディジタル無線等

一般車両 タクシー

各種通信媒体等

テレマティクスサービス情報センター等

物流事業者等

情報センター

タクシー事業者

情報センターバス事業者

情報センター

ディジタル無線等 GPS携帯等

物流・営業車両

タクシー事業者

テレマティクスサービス事業者等 物流事業者等

公共交通事業者

各種情報の生成

情報提示

各種車両バス

カーナビ＋携帯電話等

各種車両走行情報等の収集

各種車両走行情報の融合・分析

各種情報センター

外部情報ﾌﾟﾛﾊﾞｲﾀﾞ

多彩な利用者を想定

その他関係事業者・団体等

過去統計情報

12

（１）導入・普及に向けた課題（１）導入・普及に向けた課題

　　　・社会的受容性

　　　・インフラ設備コスト

　　　・車載機コスト

（２）技術的課題（２）技術的課題

　　　・車載システム

　　　・インフラシステム・通信・センサ

・位置標定

重要課題

3．安全向け通信・ネットワーク技術の研究開発

13

33--1. 1. 海外の動向海外の動向

（１ ）米 国 運 輸 省 （U S - D O T )

　 　 　 イ ン フ ラ 協 調 シ ス テ ム の 開 発 を 国 家 プ ロ ジ ェ ク ト と し て 推 進 中

V I I　 　 ： 　 V e h ic le In f r a s t r u c t u r e In t e g r a t io n

V S C C 　 ： 　 V e h ic le 　 S a fe t y 　 C o m m u n ic a t io n 　 C o n s o r t iu m

C IC A S 　 ： 　 C o o p e r a t iv e 　 In t e r s e c t io n 　 C o l l is io n 　 A v o id a n c e 　 S y s t e m s

（ ２ )米 国 連 邦 通 信 委 員 会 （ F C C )

　 　 　 IT S 用 周 波 数 と し て 、 5 .9 G H ｚ （ 5 .8 5 0～ 5 .9 2 5 G H ｚ ）を 割 り 当 て

　 　 　 W A V E （ W ir e le s s A c c e s s in V e h ic u la r E n v ir o n m e n t s ）

　 　 　 　 　 IE E E ８ ０ ２ ． １ １ p （米 国 版 D S R C ）

（ １ ）米 国 運 輸 省 （U S - D O T )

　 　 　 イ ン フ ラ 協 調 シ ス テ ム の 開 発 を 国 家 プ ロ ジ ェ ク ト と し て 推 進 中

V I I　 　 ： 　 V e h ic le In f r a s t r u c t u r e In t e g r a t io n

V S C C 　 ： 　 V e h ic le 　 S a fe t y 　 C o m m u n ic a t io n 　 C o n s o r t iu m

C IC A S 　 ： 　 C o o p e r a t iv e 　 In t e r s e c t io n 　 C o l l is io n 　 A v o id a n c e 　 S y s t e m s

（ １ ）米 国 運 輸 省 （U S - D O T )

　 　 　 イ ン フ ラ 協 調 シ ス テ ム の 開 発 を 国 家 プ ロ ジ ェ ク ト と し て 推 進 中

V I I　 　 ： 　 V e h ic le In f r a s t r u c t u r e In t e g r a t io n

V S C C 　 ： 　 V e h ic le 　 S a fe t y 　 C o m m u n ic a t io n 　 C o n s o r t iu m

C IC A S 　 ： 　 C o o p e r a t iv e 　 In t e r s e c t io n 　 C o l l is io n 　 A v o id a n c e 　 S y s t e m s

（ ２ )米 国 連 邦 通 信 委 員 会 （ F C C )

　 　 　 IT S 用 周 波 数 と し て 、 5 .9 G H ｚ （ 5 .8 5 0～ 5 .9 2 5 G H ｚ ）を 割 り 当 て

　 　 　 W A V E （ W ir e le s s A c c e s s in V e h ic u la r E n v ir o n m e n t s ）

　 　 　 　 　 IE E E ８ ０ ２ ． １ １ p （米 国 版 D S R C ）

（ １ ） E U （官 民 共 同 検 討 ）

　 　 　 e - S a f e t y ﾌ ｫ ｰ ﾗ ﾑ で ｲ ﾝ ﾌ ﾗ 協 調 ｼ ｽ ﾃ ﾑ の 検 討 を 官 民 共 同 で 推 進 中

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 In t e g r a t e d P r o je c t o n P r e v e n t iv e a n d A c t iv e S a f e t y A p p l ic a t io n s

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 W ir e le s s L o c a l D a n g e r W a r n in g

P P e V E N T ：

W IL L W A R N ：

（ ２ )欧 州 の 車 車 間 通 信 規 格 化

　 　 C 2 C C C (C a r t o C a r C o m m u n ic a t io n C o r s o r t iu m )民 間 ｺ ﾝ ｿ ｰ ｼ ｱ ﾑ

ｶ ｰ ﾒ ｰ ｶ （ ﾀ ﾞｲ ﾑ ﾗ ｰ 、 B M W 、 V W 、 ｱ ｳ ﾃ ﾞｨ 、 ﾙ ﾉ ｰ 、 ﾌ ｨ ｱ ｯ ﾄ 、 、 、 ）等

　 　 　 が 参 加

（ １ ） E U （官 民 共 同 検 討 ）

　 　 　 e - S a f e t y ﾌ ｫ ｰ ﾗ ﾑ で ｲ ﾝ ﾌ ﾗ 協 調 ｼ ｽ ﾃ ﾑ の 検 討 を 官 民 共 同 で 推 進 中

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 In t e g r a t e d P r o je c t o n P r e v e n t iv e a n d A c t iv e S a f e t y A p p l ic a t io n s

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 W ir e le s s L o c a l D a n g e r W a r n in g

P P e V E N T ：

W IL L W A R N ：

（ １ ） E U （官 民 共 同 検 討 ）

　 　 　 e - S a f e t y ﾌ ｫ ｰ ﾗ ﾑ で ｲ ﾝ ﾌ ﾗ 協 調 ｼ ｽ ﾃ ﾑ の 検 討 を 官 民 共 同 で 推 進 中

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 In t e g r a t e d P r o je c t o n P r e v e n t iv e a n d A c t iv e S a f e t y A p p l ic a t io n s

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 W ir e le s s L o c a l D a n g e r W a r n in g

P P e V E N T ：

W IL L W A R N ：

（ ２ )欧 州 の 車 車 間 通 信 規 格 化

　 　 C 2 C C C (C a r t o C a r C o m m u n ic a t io n C o r s o r t iu m )民 間 ｺ ﾝ ｿ ｰ ｼ ｱ ﾑ

ｶ ｰ ﾒ ｰ ｶ （ ﾀ ﾞｲ ﾑ ﾗ ｰ 、 B M W 、 V W 、 ｱ ｳ ﾃ ﾞｨ 、 ﾙ ﾉ ｰ 、 ﾌ ｨ ｱ ｯ ﾄ 、 、 、 ）等

　 　 　 が 参 加

（ ２ )欧 州 の 車 車 間 通 信 規 格 化

　 　 C 2 C C C (C a r t o C a r C o m m u n ic a t io n C o r s o r t iu m )民 間 ｺ ﾝ ｿ ｰ ｼ ｱ ﾑ

ｶ ｰ ﾒ ｰ ｶ （ ﾀ ﾞｲ ﾑ ﾗ ｰ 、 B M W 、 V W 、 ｱ ｳ ﾃ ﾞｨ 、 ﾙ ﾉ ｰ 、 ﾌ ｨ ｱ ｯ ﾄ 、 、 、 ）等

　 　 　 が 参 加

【米国】

【欧州】

14

(1) 通信エリア

　路車: 200m

　車車:

　- 前:410m, 後:410m

　- 回折: 25m

(200m 前方にて)

(2) 同時接続台数

　- 1780 台 max.

(車車)　＊見直し中

(3) 通信速度

　- 20Mbps

-- ＡＨＳ、ＡＳＶ等の成果から --

3-2. 日本での技術要件（暫定）

200m

路車間

410m

410m

25m

200m

車車間

15

(4) 高信頼

- 高可用率

(場所率ｘ時間率)

- 高速移動対応

(5) 低遅延

- 100ﾐﾘ秒以下（含む認証）

(6) 限定出力

- 10-100mW

(7) セキュリティ

- 高速かつ堅牢(8)路車-車車

共用/連携

Speed

Latency

Security

Cost

MobilityRange

msec

1sec

100kmph

~10kmph

L

H

４M

10M

20-100Mbps

H

L

100m

200m-1km

30m

Desired

WLAN(.11x)

DSRC(JP-T75)

16

電波伝搬基礎実験(1)

路車間 ブロッキング（車車間）車車間

UHF 5.8GHz大型車 大型車

路側機送信車 受信車受信車

3-3. 実際の開発状況

17

米国WAVE方式　電波伝搬基礎実験　（米国パロアルト）

☆実機によるフィールド検証　測定結果例 （5890MHz、送信電力100mW)

RSS

I(ｄ

Bm

)

12 Mbps（16QAM, r=1/2)

3 Mbps（BPSK, r=1/2)

車車間、見通し伝送距離(m)

☆アプリケーション検証例．信号無視警告

18

４．将来の研究課題

19

インフラ未設置箇所での通信確保

マルチホップ・アドホック通信への期待

×○

○

×

大型車両等によるブロッキング（シャドウィング）対策

トラック

路側機アンテナ

車載機の普及がアドホック通信成立の条件

周波数利用効率、可用性、信頼性の劣化などしかし普及すると

無線リンクでのアクセス増

フラッディング・重複通信

通信ノードの負荷増

　　 ・・・

4-1. 車車間通信技術

20

車群通信通常のアドホック通信

多くの無線通信による干渉

管理された車群ﾈｯﾄﾜｰｸ内で最適なメッセージ伝送

AからBへの通信パスA

B

A

B

ｸﾞﾙｰﾌﾟﾍｯﾀﾞｰ 車群間通信

“車群通信”により以下を実現

・確実な通信路の確立　（『いつもつながっている』）

・すばやい情報の伝達

・無駄な通信の抑制

“車群”；　車の群を一つの単位として自律・階層型で通信管理

21

4-2. 無線オーバーレイネットワーク

異事業者・異業種（含む自営）・異種無線のオーバーレイ

パーソナルエリア・ボディエリア

ローカルエリア(picocell)マイクロセル

マクロセルグローバル

メディア間 シームレス

メディア内シームレス

アドホック島

アドホック島

アドホック島

アドホック島

＊誰が管理、仕組みは？　　　免許、機器認証　　　ユーザ認証、相互接続性　　　セキュリティ、ＱｏＳ、　　　モビリティ管理　　　・・・・・・・・・

22

4-3. セキュリティ

携帯電話

車載ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ

車両情報

車載端末

通信ﾓｼﾞｭｰﾙ

認証 検疫

ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ

成りすまし成りすまし

悪意あるﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ悪意あるﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ

情報漏洩情報漏洩

暗号化

車両

車両

パソコン

センター（機器認証）（ユーザ認証）

秘匿技術

検疫技術鍵管理技術

＊まずは自分で身を守る＊どこまでネットワーク側に期待出来るか？＊遮断型セキュリティでは不便＊軽くて、しかも堅牢（10年破られない）

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4-4. ネットワークＱｏＳ

外部と繋ぐ

より高い品質でつなぐ技術

劣悪環境下でとにかくつなぐ技術

複数経路の同時使用で接続をトライ

複数経路の同時・選択使用で品質向上

小データ量低遅延の安全系

大データ量高ｽﾙｰﾌﾟｯﾄの情報系

２つの異なる要件の同時解決が必要

外部と繋ぐ

より高い品質でつなぐ技術

劣悪環境下でとにかくつなぐ技術

複数経路の同時使用で接続をトライ

複数経路の同時・選択使用で品質向上

小データ量低遅延の安全系

大データ量高ｽﾙｰﾌﾟｯﾄの情報系

２つの異なる要件の同時解決が必要

情報センタ

ｾﾙﾗｰ網DSRC

通信ｷｬﾘｱ

路側インフラ

通信車両（車載機）

無線LAN

GateWayPolicy（Rule）

Policy（Rule）

Policyに基づいて　・優先制御　・好条件経路選択　・バイキャスト

ｺﾝﾃﾝﾂｱｳｪｱﾈｽ

API

Policyに基づいて　・優先制御　・好条件経路選択　・バイキャスト

GateWay

API

ｺﾝﾃﾝﾂｱｳｪｱﾈｽ

Policyﾍﾞｰｽの経路選択

→自律・協調選択（End to End)

ｺﾝﾃﾝﾂ・ｻｰﾋﾞｽに応じて自動かつﾀﾞｲﾅﾐｯｸに通信・ﾈｯﾄﾜｰｸを構成

情報センタ

ｾﾙﾗｰ網DSRC

通信ｷｬﾘｱ

路側インフラ

通信車両（車載機）

無線LAN

GateWayPolicy（Rule）

Policy（Rule）

Policyに基づいて　・優先制御　・好条件経路選択　・バイキャスト

ｺﾝﾃﾝﾂｱｳｪｱﾈｽ

API

Policyに基づいて　・優先制御　・好条件経路選択　・バイキャスト

GateWayGateWay

API

ｺﾝﾃﾝﾂｱｳｪｱﾈｽ

Policyﾍﾞｰｽの経路選択

→自律・協調選択（End to End)

ｺﾝﾃﾝﾂ・ｻｰﾋﾞｽに応じて自動かつﾀﾞｲﾅﾐｯｸに通信・ﾈｯﾄﾜｰｸを構成

24

通信、放送、制御の各種のアプリケーションシステムがあり、利用周波数帯も様々

DSRC 携帯電話

TV(ｱﾅﾛｸﾞ･ﾃﾞｼﾞﾀﾙ)

衛星ﾃﾞｼﾞﾀﾙﾗｼﾞｵ

G‐ＢＯＯＫ用通信ﾓｼﾞｭｰﾙ

ＶＩＣＳ（電波） GPS

ＶＩＣＳ（光）

タイヤ空気圧センサ

AM･SW･FM

Bluetooth

ETC

スマートエントリ

ミリ波レーダイモビライザ

＜放送系＞

＜制御系＞

＜通信系＞

レーザーレーダ

4-5. 車への搭載

25

従来

ＡＴＶ

ＤＴＶ

ＧＰＳ

ＶＩＣＳ

・・・ＬＡＮ 携帯

ＥＴＣ／ＤＳＲＣ

ＡＭ／ＦＭ

機能変更可能なIC

メモリ

各種アンテナ

AM/FMモジュール

携帯電話モジュール

デジタルＴＶモジュール

アナログＴＶモジュール

ETC/DSRCモジュール

ＶＩＣＳモジュール

ＧＰＳモジュール

無線ＬＡＮモジュール

随時書き換え

放送モジュール

通信・放送モジュール

低周波数化

複数の専用ICで構成

周波数変換器

通信モジュール

統合

数百MHｚ　～数GHｚ

　　数MHｚ

方式ごとに別個のモジュールで行っていた信号処理を、１つのモジュールでのソフトウェア変更・切替えにより実現

ソフトウェア無線

　複数メディアが同時/切替動作する ソフトウェア無線⇒ コグニティブ無線

26

検証中-802.11a/g (WiFi)-802.16e (モバイルWiMax)将来

-802.11p (WAVE) -新路車間・車車間-衛星放送

検証済み-AM-FM x 2ch-アナログTV-地上デジタルTV-ETC (ARIB-T55)-DSRC(ARIB-T75)

＊ソフト更新後の動作検証は？＊機器認証、免許は？　　　　・・・・・・・・・・・

27

４-6. 評価技術（シミュレーション）

NWシミュレータ

交通流ｼﾐｭﾚｰﾀ

車両位置

地図・地形DB

電波伝搬シミュレータ

伝搬解析依頼伝搬ﾃﾞｰﾀ

車両位置

ｱﾌﾟﾘ結果

通信発生

通信成否

車両位置

ﾄﾞﾗｲﾊﾞﾓﾃﾞﾙ導入

事故の発生

“統合シミュレータ”　 『交通流』 ＋ 『伝搬』 ＋ 『ネットワーク』

ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ

遅延ﾌﾟﾛﾌｧｲﾙ 角度ﾌﾟﾛﾌｧｲﾙ

クルマ向け通信・ネットワークの評価基盤となるシミュレータ開発

＊大規模社会実験の前に十分事前検証

28

（参考） 無線テストベッドの例

400-node radio grid system at Tech Center II (under construction 5/05)

ORBIT radio nodehardware

64-node radio grid prototype at Busch Campus (8/04)

ラトガース大　ＷＩＮラボ　(ORBIT)

＊よりリアリティのある大規模評価