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責任者( これはあなたの学校生活のサポートに役立てるものです。成績や評価には一切関係ありません。書けるところだけ記入してください。 【石隈・田村式アンケートシート 生徒版】 1 × 3 5 6 7 8 9 10 0 0 0 1 「学 校 心 理 学 」誠 信 書 房 、「茨 城 県 教 育 研 修 セ ン ター 教 育 相 談 課 研 究 報 告 書 」2002名 簿 形 式 中高生版 太郎 学習面 SOSチェックリスト 花子 平成17年度長期研修報告概要 鳥取県教育センター 教育相談課 長期研修生 主題設定の理由 チーム支援の考え方と実際 出典 石隈利紀著『学校心理学』(誠信書房)、 石隈利紀・田村節子共著『チーム援助入門』(図書文化)より 課題や困難を抱えている子どもたちに応える支援のあり方 ~不登校の子どもたちへのチーム支援~ 予防的援助 開発的援助 予防的援助 早期の危機対応 特別な援助 ~仮説~ 課題や困難を抱えている 多様な子どもたちに、 適切な対応ができるのは チーム支援ではないか。 チーム支援によって、 不登校の子どもたちに 社会参加、社会的自立 (学校復帰・教室復帰) をうながしていくことが できると考える。 不登校 保健室登校 相談室登校 子どもの 課題や困難が 複雑化、多様化 担任、不登校 担当、養護教諭、 SC等それぞれが 関わっている現状 ちょっと気になる 子どもたち 対応の困難さ 教職員みんなの 力を合わせて 子どもに対応したい 3段階の援助サービス コア援助チームの取り組みから 成果 ・子どもの多面的な情報から、 子どものよさが見えてくる。 ・保護者との信頼関係が深まる。 ・保護者も支援者なので、学校と 家庭の支援がつながる。 課題 ・コア援助チームを組むタイミング 担任によるSOSチェックリストスト コア援助チーム 援助資源 チェックシート 子どもに 関わっている人が 一目瞭然 すべての子どもに アンケートシート 新たな支援者を 見つけやすい 最初の チーム

課題 や困難 を抱えている 子どもたちに 応える 支援 のあり 方 · できる 技術 ) 問題 を解決 する 技術 (困った 状況時 に問題 を的確

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Page 1: 課題 や困難 を抱えている 子どもたちに 応える 支援 のあり 方 · できる 技術 ) 問題 を解決 する 技術 (困った 状況時 に問題 を的確

年 月 日

年 組 番 責任者( )

友達 先生 家族(

↓ )

( )

これはあなたの学校生活のサポートに役立てるものです。成績や評価には一切関係ありません。書けるところだけ記入してください。

クラスや部活などで親しい

人を、さしつかえなければ

教えてください

あなたのいいところを

教えてください

あなたが気になっていることを

教えてください

あなたについて

友達について

相談について

その他

あなたは困った時に、だれに相談しますか?

今、だれかに相談したいことはありますか?

かわいがっているものは

ありますか?

いいえ

名前

おじいちゃん おばあちゃん) その他(

職業は何ですか?

お父さん お母さん 兄弟姉妹

があるものは何ですか?

学習面について

得意(すき)な教科や自信

やりやすい学習の方法は

何ですか?

学習面でやってみたい

ことは何ですか?

苦手な教科は何ですか?

きらいな教科は何ですか?

勉強面で苦戦している

ことは何ですか?

心理・社会面について

自分の性格ですきな

ところは何ですか?

何をしている時が一番

楽しいですか?

友達とのすごし方に

ついて教えてください

自分の性格で、気になる

ところは何ですか?

学校・家庭・友達などで

どんな悩みがありますか?

進路面について

健康面について

ことは何ですか?

趣味や今はまっている

目標(憧れ)の人は

だれですか?

将来の夢やなりたい

卒業後の進路希望を

教えてください

どう思いますか?

自分の体力について

実施日:【石隈・田村式アンケートシート 生徒版】

体のことで気になることは将来の職業について

ことは何ですか?

体を動かすことですきな

していることは何ですか?

健康にいいことで

どんな情報が必要ですか?何ですか?

卒業後の進学について

どんな情報が必要ですか?

(どちらかに○をつけてください)

友達で名前を書ける人は教えてください

・はい

(動物や花など何でも、いくつでも。ペットの名前も教えてください)

Ishikuma & Tamura 2003 図書文化「石隈・田村式援助シートチーム援助入門」より ありがとうございました

年 月 日

年 組

1 × 1

2 0

3 0

4 0

5 0

6 0

7 0

8 0

9 0

1 0 0

0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1参 照 : 石 隈 利 紀 1 9 9 9 「 学 校 心 理 学 」 誠 信 書 房 、 「 茨 城 県 教 育 研 修 セ ン タ ー 教 育 相 談 課 研 究 報 告 書 」 2 0 0 2 名 簿 形 式 V e r .1

中 高 生 版

東 太 郎

眠そうな顔

遅刻・

早退

理由の不明確な欠席

事件の発生

全 般健 康 面進 路 面心 理 ・ 社 会 面学校での暗い表情

学 習 面頭痛や腹痛

服装や言葉遣いの変化

関心がもてる対象の減少

得意なことの減少

決心がつきにくい

教師に対する態度の変化

S O S チ ェ ッ ク リ ス ト

東 花 子

合計

チェック項目

勉強への取り組みの変化

テスト成績の急激な降下

授業中投げやりな態度

授業中ぼんやり

授業中眠ることの増加

自分への否定的イメ|ジ

平 成

氏 名

イライラすることの増加

進学についての態度変化

食事の様子の変化

けがや病気

学級内での孤立

家族との関係の変化

調 査 日入 力 は ×

平成17年度長期研修報告概要

鳥取県教育センター 教育相談課 長期研修生 豊 岡 克 芳

1 主題設定の理由

2 チーム支援の考え方と実際

出典 石隈利紀著『学校心理学』(誠信書房)、

石隈利紀・田村節子共著『チーム援助入門』(図書文化)より

課題や困難を抱えている子どもたちに応える支援のあり方

~不登校の子どもたちへのチーム支援~

予防的援助

開発的援助

予防的援助

早期の危機対応 特別な援助

~仮説~

課題や困難を抱えている多様な子どもたちに、適切な対応ができるのはチーム支援ではないか。

チーム支援によって、不登校の子どもたちに社会参加、社会的自立(学校復帰・教室復帰)をうながしていくことができると考える。

不登校

保健室登校

相談室登校

子どもの

課題や困難が

複雑化、多様化

担任、不登校

担当、養護教諭、

SC等それぞれが

関わっている現状

ちょっと気になる

子どもたち対応の困難さ

教職員みんなの

力を合わせて

子どもに対応したい

3段階の援助サービス

コア援助チームの取り組みから成果・子どもの多面的な情報から、子どものよさが見えてくる。

・保護者との信頼関係が深まる。・保護者も支援者なので、学校と家庭の支援がつながる。

課題・コア援助チームを組むタイミング

支援

担任によるSOSチェックリストスト

コア援助チーム

援助資源

チェックシート

子どもに

関わっている人が

一目瞭然

すべての子どもに

アンケートシート

新たな支援者を

見つけやすい

最初のチーム

Page 2: 課題 や困難 を抱えている 子どもたちに 応える 支援 のあり 方 · できる 技術 ) 問題 を解決 する 技術 (困った 状況時 に問題 を的確

実施日 : 年 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 第 回

次回予定: 年 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 第 回

出席者名:

年 組 番

気になる行動:

【石隈・田村式援助チームシート 標準版】

気になる体の症状:

心配なところ:

こだわりや癖:

健康面

(身体面の様子)

成績の状況や学習の様子:

心理・社会面

(ストレス対処スタイル)

(人間関係)

性格のいいところ:

人とのつきあい方:

楽しめることやリラックスすること:

学習意欲:

いは、今行っている

援助とその結果

(情緒面)

担任名

児童生徒名前

(学習スタイル)

など

(得意なことや趣味)

(将来の夢や計画)

(進路希望)

など

(健康状況)

進路面

など

気になるところ援助が必要なところ

(苦戦していること

いいところ子どもの自助資源

学習面(学習状況)

情報のまとめ

参考:石隈利紀・田村節子共著『石隈・田村式援助シートによるチーム援助入門-学校心理学・実践編-』図書文化

石隈利紀著『学校心理学-教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス-』誠信書房

Ishikuma & Tamura 1997-2003

(A)

(学力)

など

得意(好き)な科目や自信があるもの

何を行うか

(E)

これからの

(C)

援助で

(B)

(F)

誰が行うか

(G)

いつから

いつまで行うか

やりやすい学習方法:

「この子どもにとって必要なこと、大事にしてほしいところ、配慮してほしいこと」等

援助案

苦手・遅れが目立つ科目など

学習意欲:

してみたこと

今まで行った、ある

援助方針

(D)

この時点での

目標と援助方針

体力や健康状況:

健康維持に役立つこと:

性格の気になるところ:

人とのつきあい方:

得意なことや趣味:

将来の夢や憧れの人:

役割・ボランティア:

進路希望:

進路情報:

目標や希望の有無など

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

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6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

(低い) Ⅰ

自分をコントロールする技術(待つ・耐えるコツコツやるなどの技術)

名前

Ⅲ(低い) Ⅰ Ⅱ Ⅳ

菅野純グループ編著「KJQ先生用マニュアル-生徒の〈こころのエネルギー〉〈社会生活の技術〉を測定し、こころの教育実践に活かす-」実務教育出版(2004/2)

KJQ調査プロフィール学年 年 組

実施日

月年

Ⅴ (高い)

安心感(身の回りに不安がない、 くつろげる気持ち)

Ⅳ Ⅴ (高い)

心のエネルギ|

社会生活の技術

楽しい体験(何かを達成した、心が震える感動をしたという体験)

認められる体験(家族・先生・友人から認められる体験)

自分の気持ちを伝える技術(思ったこと・感じたことを適切な言葉と態度で表現できる技術)

問題を解決する技術 (困った状況時に問題を的確に判断する技術)

人とうまくやっていく技術(他人と親しく交われる技術)

人を思いやる技術(他者の気持ちを理解し、思いやる技術)

F 状況を正しく判断する技術 (今は

どうふるまうか、状況を的確に判断する技術)

ネットワーク型援助チームの取り組みから

成果・専門家や専門機関に相談でき、アドバイスを生かして支援ができる。・支援者の立場を生かした対応ができる。・校外のネットワークにより、卒業後の地域支援につなぐことができる。

課題・チームが全体としてまとまりにくい。・支援者の役割が重複すると動きにくい。・チーム会議などの時間や情報の共有のコーディネートがむずかしい。

援助チーム

シート

・保護者、校内の先生、外部の専門家や専門機関が参加して行うチーム支援は、より「適切な対応」ができると言える。課題や困難を抱えている子どもたちに、チーム支援は有効である。・必要に応じて、コア援助チーム→拡大援助チーム→ネットワーク型援助チームとなるが、コア援助チームがチーム支援の基本である。・情報の共有をしていく手立てとして、援助チームシートなどを活用して話し合うと効果的で時間短縮できる。

出典 菅野純グループ編「KJQ調査」 (実務教育出版)

3 研究のまとめ

拡大援助チーム

必要に応じて

校内の先生が

参加

「いいところ」から子どものよさが見えてくる

今までの支援について確認しやすい

これからの支援を考えやすく、役割分担が明確になる

よさを確認し合うとチームの雰囲気がよくなる

援助案を考える

取り組み

さらに

校外の専門家や

専門機関が参加

KJQ調査

57の質問に答え、自分で採点し、結果シートを作成

結果シートから、こころのエネルギーと社会生活の技術のようすが分かる

子どもの状態を知る取り組み

自分を発見し高めていく力を引きだすことができる

チーム支援のポイント!

人をつなぐ

コーディネーター