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日本計算工学会 セミナー
『製造業および土木分野における不確かさのモデリング・シミュレーション』
http://www.jsces.org/activity/research/futashikasa/ 主催:一般社団法人 日本計算工学会 企画:不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する研究会 協賛:みずほ情報総研株式会社、清水建設株式会社、株式会社 JSOL、株式会社ユーイーエス・
ソフトウェア・アジア、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、NPO 法人 CAE 懇話会 日時:2019 年 11 月 21 日(木) 13:20~16:45(受付開始 13:00) 場所:みずほ情報総研株式会社 安田シーケンスタワー 2F 会議室 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町 3-1 https://www.mizuho-ir.co.jp/company/info/data/map/honsha.html
開催趣旨 一般社団法人 日本計算工学会は、工学シミュレーションの品質保証、Verification & Validation (V&V)の課題解決と産業界への啓蒙に取り組み、学会標準を編纂してきました。数理モデルの妥
当性評価(Validation)における課題の一つに不確かさの定量的評価(Uncertainty Quantification, UQ)があります。 そこで、第 16 回計算工学講演会(2011 年 5 月)以来、OS「不確かさのモデリング・シミュレ
ーション」を企画し、また、2015 年より「不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する
研究会」を発足して産官学による議論を重ねてきました。研究会が 1 期 2 年を経た時には、学会
誌「計算工学」Vol. 22, No.4(2017)に特集記事を掲載しました。現在、5 年目で活動は 3 期に
入っています。これまでの 2 期 4 年の活動内容をまとめてセミナーという形式で広く情報をお届
けしようと考え、2019 年 4 月 22 日に無料セミナーを開催したところ、ありがたいことに定員を
はるかに上回るお問い合わせをいただきました。そこで、内容を少しだけ変更して第 2 回の無料
セミナーを企画いたしました。多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。 参 加 費:無料 定 員:60 名 申込締切日:2019 年 11 月 13 日(水) ご注意:申込先着順で定員がうまり次第、受付を締切りさせていただきますので あらかじめご了承ください。申込方法の詳細は末尾をご覧ください。
プログラム
【13:00 – 13:20】受付 【13:20 – 14:00】V&V と UQ:製造業における諸問題の確率的シミュレーション
慶應義塾大学 高野 直樹
概要 V&V と UQ に関する国内外の動向と「不確かさのモデリング・シミュレーション法
に関する研究会」の 4 年間の活動を概観した後、ASME V&V10-2006 にも紹介され
た PIRT (Phenomena Identification and Ranking Table)を応用した鋼材焼入れシミ
ュレーションの感度解析事例(市販ソフト JMatPro と FINAS を使用)、ならびに、
繊維強化プラスチック複合材料 (FRP) や金属 3D 積層造形を対象とした確率的シミ
ュレーション事例を紹介し、不確かさのモデリングと確率的シミュレーションの手順、
難しさ、勘所、および今後の展望について論じる。 【14:00 – 14:40】土木分野におけるシミュレーションの不確かさに対する取組み
清水建設株式会社 山本 真哉
概要 土木分野のシミュレーションが取り扱う不確かさは一般的に大きく、また、モデル化
も容易でないことが多いが、構造物の設計、施工、維持管理等においてシミュレーシ
ョンを積極的に活用していくうえで不確かさの定量化は重要な課題となっている。本
講演では、不確かさの大きい地下水流動シミュレーションを例に観測データを利用し
てモデルの精度向上と不確かさの低減を図る方法を紹介する。 【14:40 – 15:00】休憩 【15:00 – 15:40】合理的な構造健全性評価のための確率論的破壊力学と不確かさ
みずほ情報総研株式会社 小坂部 和也
概要 欠陥評価を主とした破壊力学は、重要な機器、構造物に対する健全性評価のため産業
利用されている。機器の損傷の有無を判断する決定論的な破壊力学を用いた評価では
保守性が含まれる場合が多いが、より現実的、合理的な評価を行うために種々の不確
かさを考慮する確率論的破壊力学が発展した。本発表ではその考え方と取り扱われる
不確かさについて紹介する。
【15:40 – 16:20】自動車構造シミュレーションにおけるばらつき発生・伝播の可視化技術
株式会社 JSOL 岡村 昌浩、平島 禎
概要 自動車開発において実用的ロバスト設計の要望が高まっている。衝突安全解析・板成
形解析を対象として、条件ばらつきに起因する挙動ばらつきの発生と伝播をアニメー
ション上に可視化することで要因分析を強力に支援する技術を紹介する。 【16:20 – 16:45】総合質疑討論
司会進行 筑波大学 松田哲也
申込先・申込方法: 日本計算工学会 不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する研究会主査 高野直
樹(慶應義塾大学機械工学科)宛に E メール([email protected])にて、 (1)氏名とふりがな、(2)ご所属・部署、(3)住所、(4)電話番号と E メールアドレスを明記の
上、件名を「不確かさセミナー参加希望」として、2019 年 11 月 13 日(水)までにお申し
込みください。メール連絡は、必ず参加者ご本人がお送りください。 返信を差し上げますので、返信メールに記載された受付 No.を当日会場受付にお伝えく
ださい。また、会場地図の詳細図もあわせてお送りいたします。返信が届かない場合には、
恐れ入りますが上記メールアドレス宛にお問合せください。 いただいた情報は、学会のプライバシーポリシーにのっとり本セミナー開催の目的以外
には使用しませんが(http://www.jsces.org/about/privacypolicy.html)、会場をご提供いた
だく、みずほ情報総研株式会社様と情報共有をさせていただきますので、あらかじめご了
承ください。 問合せ先: ご質問やご不明の点など遠慮なく下記までご連絡ください。 慶應義塾大学理工学部機械工学科 高野直樹 (不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する研究会主査) Email: [email protected]