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ACTIVITIES REPORT 2018 福岡地域戦略推進協議会の取り組み
部会の取り組み
MICE・インバウンドの推進を図り、新たな観光ビジネスモデルを創造する
● 観光ビジネスモデル検討分科会 ● e スポーツ×ビジネス創出分科会
観光部会
観光部会では、国際会議やスポーツ大会などのMICE を活用したビジネス機会やイノベーション創出を中心に活動を行っています。観光ビジネスモデル検討分科会では、ナイトタイムエコノミーに資するインバウンド・MICE のビジネスモデルを検討し、GPS 機能付き電子マップを活用したプロトタイピング(実証事業)として、「ホテルを起点にした情報発信基盤の仕組みづくり」を行いました。eスポーツ×ビジネス創出分科会では、eスポーツの国際大会「EVO Japan 2019」(2/15 ~ 17、福岡市)開催において、参加選手を対象とした練習会場提供など、誘致した国際大会の受入体制づくりの実証を行いました。
<2018年度の主な取り組み>部会長 石原 進 合野 弘一一般社団法人九州経済連合会 副会長 公益財団法人 福岡観光コンベンションビューロー専務理事副部会長
質の高い街づくりや人、起業、投資を呼込む枠組みづくりを推進する
● 福岡市都心分科会 ● 福岡市都心分科会~薬院・今泉ワーキンググループ● 沿線分科会 ● MDC10周年記念フォーラム
<2018年度の主な取り組み>
都市再生部会
都市再生部会では、質の高い街づくりや人、起業、投資を呼込む枠組みづくり、街づくりの移出産業化を目指しています。福岡都心分科会では、「福岡都心再生戦略 2050」をはじめとした今までの検討内容を踏まえ、プロトタイプのイメージを共有したほか、まちづくりコンセプトの検討を行いました。沿線分科会では、沿線6自治体と民間 19 社が6回にわたる分科会を開催し、住みたい街に必要な要素や課題を議論、イメージの共有を図りました。また、天神明治通り街づくり協議会(MDC)とMDC10周年記念フォーラム「アジアの拠点都市を目指す福岡・MDCエリアの機能更新」共同開催しました。
部会長 橋田 紘一 鹿島 康宏副部会長 松本 義人 前田 勇人株式会社九電工 取締役常務執行役員 西日本鉄道株式会社 執行役員 九州旅客鉄道株式会社 取締役専務執行役員公益財団法人福岡アジア都市研究所 会長
国連ハビタットとの包括連携協定更新
「福岡版スマートシティ構想」で未来の都市を実現する
● まちづくりにおけるカメラ等の利活用分科会 ● 新たな価値交換及びセキュリティシステム分科会 ● ヘルスケア・ウェルネス分科会 ● 働き方改革分科会
<2018年度の主な取り組み>
スマートシティ部会
部会長 荒牧 敬次 東 博暢公益財団法人九州先端科学技術研究所 専務理事・副所長 副部会長 株式会社日本総合研究所 プリンシパル
スマートシティ部会では、それぞれの分科会で福岡版スマートシティ構想の実現を目指しています。まちづくりにおけるカメラなどの利活用分科会では、カメラ画像を利活用したサービスの社会実装に向け情報収集を行いました。新たな価値交換システム分科会では、今後のブロックチェーンビジネスの可能性を見据えた勉強会を随時開催し、事業性の展望について研究しています。ヘルスケア・ウェルネス分科会では、UR 香椎若葉団地(福岡市東区)で、住民の健康測定会を実施。健康度を測定器で「見える化」し、健康寿命の延伸に向けた取組みを行なっています。働き方分科会では、子供を持つ女性や外国人、高齢者などが働きやすい街づくりを、ICT を活用しつつ組成すること目指し、活動を行なっていきます。
世界的にも高付加価値である九州の食の発信や販路拡大に取り組む
● フードエキスポ九州 (Food EXPO Kyushu) 2018 ● オンラインで通年の商談機会を創出● ポップアップストアプロジェクト
<2018年度の主な取り組み>
食部会
部会長 境 正義 徳島 建征福岡商工会議所 専務理事 副部会長 福岡商工会議所 食料・水産部会 副部会長
食部会は九州の食産業の振興を目指し、九州の食の発信や販路拡大に挑戦しています。2018年度で5回目となったBtoB、BtoC事業「フードエキスポ九州」では、総商談件数や総成約数などが過去最多となり、会場は大いに賑わいました。スピンオフ事業では、オンラインでの商談機能を新設し、バイヤーとセラー両者が一年を通してマッチングできる仕組みを構築。ポップアップストアプロジェクトでは、エキスポ以外で販路を拡大する手段として、六本松蔦屋書店などで展示販売をする実証実験を実施しました。
FDC は福岡都市圏の地域戦略に資する新規事業の創出を加速化させるための事業化支援体制である「FDC Launch Program(FLaP)エフディーシー ローンチ プログラム(フラップ)」を創設しました。FLaPの創設により、福岡都市圏をイノベーションのプラットフォームとして、FDC 会員を起点としたオープンイノベーションの実施や新規事業開発、企業の海外展開、海外企業の誘致など、福岡を起点とした事業の展開を加速させます。
FDC Launch Program[FLaP]
FDC Launch ProgramFLaP フ ラ ッ プ
福岡地域戦略推進協議会(FDC)は、福岡都市圏の地域戦略に資する新規事業の創出を加速化させるための事業化支援体制である「FDC Launch Program(FLaP)(エフディーシー ローンチ プログラム(フラップ))」を創設します。 FDC は設立以来、福岡都市圏を国際競争力の強化により、ビジネス交流・開発・営業拠点として「東アジアのビジネスハブ」とし、地域の成長と持続可能性を向上させるために、交流人口の増加、ビジネス創出のための社会実験の実施など、段階的に取り組みを進めてきました。 今回の FLaP の創設により、福岡都市圏をイノベーションのプラットフォームとして、150 を超える FDC 会員を起点としたオープンイノベーションの実施や新規事業開発、企業の海外展開、海外企業の誘致など、福岡を起点とした事業の展開を加速化させていきます。
2019.07
部会では、部会長のもとで、地域戦略に基づき、産学官民が連携して福岡都市圏の大枠の方向性や、公共政策を伴う施策立案と実行を行っています。
福岡県都市圏のオープンイノベーション、新規事業開発を加速化
2019 年 2 月、国連ハビタット福岡本部と 16 年度に国連ハビタット福岡本部と締結した包括連携協定を更新。SDGs や NUA( ニューアーバンアジェンダ ) を踏まえた福岡都市圏の地域戦略を共同で策定するほか、FDC会員が持つソリューションを SDGs の観点からカタログ化し、アジア太平洋地域の諸都市への展開を進めていきます。
国連ハビタット福岡本部本部長 是澤氏と FDC会長麻生氏が包括連携協定を更新
SDGsの 17 のアイコン
プロジェクト・コンソーシアムプロジェクトは、純粋な民間企業によって地域戦略に資する事業を検討する有志チームの組成を行う場であり、コンソーシアムは、部会やプロジェクトから発生する、有志チームによる事業検討(詳細 F/S)の場となります。
地方創生:リビングラボによる生涯活躍のまち(CCRC)事業2017 年から継続して支援している「壱岐市生涯活躍のまち(壱岐市版CCRC)推進プロジェクト」では、本年度は移住から空き家活用、健康増進、終活まで全体で 13 事業に取り組み、2019 年度からCCRCが地域で自走できる段階になりました。
地方創生:地域インフラ活用
2018 年 12 月に締結された NEXCO 西日本、小城市との連携協定のもと、小城市や高速道路の強みを活かした地方創生等の実現に取り組んでいきます。
地方創生:長崎県平戸市ICO
平戸市と民間事業体が共同して行うSDGsに即した地域づくりの実現に向けた研究の一環として、市が抱える課題解決のための新たな財源としての地方創生ICO(Initial Coin Offering)の可能性の検証を支援します。
九州ドローンコンソーシアム
ドローンを活用した社会課題解決のための事業開発や防災体制の構築を目的として設立されました。2018 年度は大規模な災害時のドローン活用について福岡市と協定を締結し、福岡市消防局との合同救助訓練では災害時におけるドローン活用の有用性が確認されました。
ドローンの訓練の様子
FUKUOKA Smart EAST 推進コンソーシアムまちづくりの様々な課題を解決するために、最先端の技術革新の導入による未来に誇れるモデル都市「FUKUOKA Smart EAST」の実現を目指し、民間事業者のナレッジ・技術を集約しながら、先進技術等の導入に向けた実証実験を、FDCの会員ネットワークや産学官の連携により実施します。
九州廃校サミット
全国で毎年生まれる 500 校もの廃校の利活用を推進している事業者同士が集まり、廃校のありかたを発信するためのコミュニティ。福岡県田川市の「いいかね Palette(旧猪位金小学校)」で開かれた第 2回目のサミットでは、全国初となる「九州廃校学会」が発足しました。
地方創生:商店街活性化プロジェクト
地方創生の一環として 2015 年より地方創生の一環として商店街活性化に向けた取り組みを福岡市と共に支援しています。本事業は、多様な市民の参画によるフィールドワークやワークショップを通じて、活性化アイデアを想像するとともに、商店街とともにその実現に取り組むパートナーを発掘します。
2019 年 3 月にはフレイル予防に取り組んでいる飯塚市とフレイル予防実証事業に関する連携協定を締結しました。国内で初めてとなるSIB活用によるフレイル予防事業拡大に取り組み、全国での更なる普及に貢献することを目指します。
ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を活用したフレイル予防実証事業
福岡ヘルス・ラボの一環として、会員企業との共催で「福岡認知症・介護予防リビングラボ」を開催。住民が持つ真の課題やニーズの解決のために、2018 年度は事業のコンセプトやアイデアを考えるワークショップを実施。来年度の事業化を目指します。
福岡認知症・介護予防リビングラボ
2018 年度の箱崎商店連合会の取り組みは、「玉手筥プロジェクト」へと発展し、プロジェクトの事業主体として「まちカンパニー(株)」が設立され、ゲストハウスの運営や箱崎の体験ツアーを始めとして、地域の民泊のネットワーク化や空き物件の活用促進にも取り組んでいます。
地方創生:箱崎商店連合会「玉手筥プロジェクト」
飯塚市とフレイル予防実証事業に関する連携協定の締結式
フィールドワークで商店街の方から説明を受ける様子
風情ある平戸市の街並み
市民団体「たちまち」が手がけた移住交流拠点がオープン
ワークショップの様子
「九州廃校学会」が発足した第 2回九州廃校サミット
筥崎宮の宮司より説明を受ける様子
まちづくりの様々な課題を解決しながら、持続的に発展していくため、最先端の技術革新の導入などによる、快適で質の高いライフスタイルと都市空間を創出し、未来に誇れるモデル都市「Fukuoka Smart East」を創造していきます。その先駆けとして箱崎のまちづくりにおいて、様々な実証実験を行い、スマートシティの実現可能性を明らかにすることを目的としています。
FUKUOKA Smart EAST PoC プログラム
福岡ヘルス・ラボ
「楽しみながら健康になれる」ような製品やサービスに対し、市民の参画を得ながらその効果を検証し、評価・認定する実証実験の仕組みです。市民や企業、大学などが一体となって取り組み、健康づくりや介護予防などに役立つ製品やサービスの普及を後押しします。
PHR(Personal Health Record) を活用した生活習慣病予防プログラムを行う様子
福岡市実証実験フルサポート事業
福岡市と共に、IT や IoT のテクノロジー(LoRa Network など)を活用した社会的課題の解決や、市民生活の質の向上に繋がる実証実験プロジェクトの公募・選定・支援を行い、実現を目指します。2017 年度までに第3回の募集を行い、選定が完了。順次実証実験を開始します。
グローバル創業雇用創出国家戦略特区指定を受け 4 年となります。FDCは福岡市と共に、産学官民が連携した国家戦略特区を引き続き実現していきます。
国家戦略特区
福岡市、Pop-up Commons 準備委員会とともに、市民、企業、NPO、行政など様々な主体の共創による取り組みを進める防災プラットフォーム事業を行なっています。
防災共創プラットフォーム
NHK福岡放送局主催「防災ステーション2018」に参加
2018年度第 1期実証実験フルサポート事業採択の様子
小城市とNEXCO西日本との連携協定の締結式
自動配送ロボット