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大形タイル 金具併用部分弾性接着剤張り工法 FA-S工法(点状施工) 部分弾性接着剤張り工法 FA-L工法(点状施工) 施工マニュアル 2019.3

部分弾性接着剤張り工法 - LIXIL...2 1.概要 1.1各工法の適用範囲 大形壁タイル点状塗布用弾性接着剤EGR-Dを大形タイル(p4 ①適用タイル)に点状に塗布

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大形タイル

金具併用部分弾性接着剤張り工法

FA-S工法(点状施工)

部分弾性接着剤張り工法

FA-L工法(点状施工)

施工マニュアル

2019.3

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INDEX

1. 概要

1.1 各工法の適用範囲 ・・・ 2

1.2 各工法の構成 ・・・ 3

2. 設計

2.1 割付 ・・・ 4

2.2 納まり ・・・ 4

3. 材料・部品

3.1 一覧表 ・・・ 5

3.2 形状図 ・・・ 7

4. 施工

4.1 工程 ・・・ 8

4.2 施工図の作成 ・・・ 9

4.3 使用工具 ・・・10

4.4 施工を始める前に ・・・11

4.5 施工手順

①FA-S工法(点状施工) ・・・12

②FA-L工法(点状施工) ・・・18

5. 標準納まり例

FA-S工法(点状施工) ・・・25

FA-L工法(点状施工) ・・・31

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1.概要

1.1各工法の適用範囲

大形壁タイル点状塗布用弾性接着剤EGR-Dを大形タイル(p4 ①適用タイル)に点状に塗布

した後、下地に圧着して張付ける「金具併用部分弾性接着剤張り FA-S工法(点状施工)」お

よび「部分弾性接着剤張り FA-L工法(点状施工)」の適用範囲を下表に示します。点状塗布

により接着剤の厚さ(3~20mm)で調整します。

なお、精度良くこしらえた下地にビード状に塗布して施工するFA-S工法(ビード状施工)、

FA-L工法(ビード状施工)は、「大形タイル 設計施工マニュアル」をご参照ください。ビー

ド塗布による調整は 3~7mmです。

表 1 FA-S(点状施工)・FA-L工法(点状施工)<外壁・ファサード>の適用範囲

構造 下地

施工法 FA-S 工法 FA-L 工法

施工高さ - 3m 未満

適用接着剤 EGR-D EGR-D

塗布方法 点状 点状

接着剤の厚さ 3~20 ㎜ 3~20 ㎜

鉄筋コンクリート造 コンクリート下地 ○ ○

コンクリート上、スーパーベース ○ ○

モルタル下地 ○ ○

鉄骨造 押出成形セメント板 ※1 ○ ○

ALC 上、下地調整モルタル下地 ※2 × ×

胴縁下地 × ×

ラスモル × ×

○:適合 ×不適合

※1:スーパーベースによる補修の場合を含む。

※2:ALCパネルは適用できません。

表 2 FA-S(点状施工)・FA-L工法(点状施工)<内壁>の適用範囲

構造 下地

施工法 FA-S 工法 FA-L 工法

施工高さ - 3m 未満

適用接着剤 EGR-D EGR-D

塗布方法 点状 点状

接着剤の厚さ 3~20 ㎜ 3~20 ㎜

鉄筋コンクリート造 コンクリート下地 ○ ○

モルタル下地 ○ ○

鉄骨造 押出成形セメント板 ※1 ○ ○

ALC 上、下地調整モルタル下地※2 ○ ○

- けい酸カルシウム板 ※3 ○ ○

合板 ○ ○

石膏ボード ※3 ○ ○

デラクリートセメントボード ※3 ○ ○

アクアパネル ※3 ○ ○

○:適合 ×不適合

※1:スーパーベースによる補修の場合を含む。

※2:内装の間仕切り用ALCパネルの場合に限る。

※3:ビス取付を考慮して胴縁を設置する場合に限る。

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1.2各工法の構成

「FA-S工法(点状施工)」および「FA-L工法(点状施工)」の構成※を示します。接着剤の厚さが 3

~20mmの範囲で調整できることが特徴です。厚さは最大 20mm までとし、20mm を超える場合は下地

を調整してください。外装壁の場合、タイル間の目地はシーリング目地としてください。寒冷地以外では

オープンジョントも可能です。ALC パネル(内壁限定)、および押出成形セメント板の下地では、必ずパネ

ル内割付とします。 ※気候条件によっては一時的にタイル表面に点状の結露が生じることがあります。

図1 FA-S工法(点状塗布)施工概略図 図2 縦断面図

図3 FA-L工法(点状塗布)施工概略図 図4 縦断面図

(別途)

弾性接着剤

22mm以上

水洗い、ブラシ洗浄面

3~20mm[標準10mm、-7mm+10mm調整代]

大形タイル

シーリング目地

巻きバネ

コンクリートビス

9mm以上

(EGR-D)

(別途)

弾性接着剤

22mm以上

水洗い、ブラシ洗浄面

3~20mm[標準10mm、-7mm+10mm調整代]

大形タイル

荷重受け金具

シーリング目地

コンクリートビス

9mm以上

(EGR-D)

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2.設計

2.1 割付

大形タイルの割付けに際しては、以下の点にご注意ください。

① 適用タイル

タイル・建材 総合カタログで、下記のタイルが適用できます。

・外装壁タイル(大形タイル)

・屋内壁使用可マークが表示されたタイル

・屋外壁使用可マークが表示されたタイル

・ファサード使用可マークが表示されたタイル

※大形・薄型セラミックス/グラディオスは除きます。

②目地幅

タイル間の目地幅は、縦・横とも 5~10mmを標準とします。

③巻きバネの設定

・タイルサイズ 目地共寸法 600×300mm角以下:巻きバネ 1本/枚

・タイルサイズ 目地共寸法 600×300mm角超え:巻きバネ 2本/枚

④伸縮目地周辺の割付け

・タイルは、伸縮目地やパネルジョイントをまたがないように割付けます。

・入隅や他の仕上げ材と取合う箇所では、シーリング目地(目地幅 10mm以上)を設置します。

2.2納まり

納まりは、5.標準納まり例をご参照ください。

図5 巻きバネの本数

L/2 L/2L

巻きバネ

600×300mm角以下

大形タイル

600×300mm角超え

巻きバネ

大形タイル

L/4 L/2 L/4L

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3.材料・部品

3.1一覧表

当社が取扱うタイル以外の副資材①を以下に示します。

表 3 副資材①

材料・部品名 品番 材質 備考 数量(※1)

大形壁タイル点状塗布施工

用弾性接着剤

EGR-D エポキシ変成

シリコーン樹脂

形状 2kg フィルムパック 1.2本※2

コンクリートビス

(モルタル下地用)

BIS4-32 SUS304 形状 φ4.0×32mm 5.6本

ボード用ビス

ボードテクスビス

TEKS-4×32 SUS410 形状 φ4.0×32mm

鉄骨下地用ビス

5.6本

FA-L工法用専用金具

(コンクリートビス105本同梱)

K-AGU1 SUS304 L型金具(0.8×10×40mm)

接着剤厚さ用 3~7mm用

1.4個

K-AGU3 SUS304 L型金具(0.8×14×40 mm)

接着剤厚さ用 7~11mm用

2.8個

K-AGU4 SUS304 L型金具(0.8×18×40 mm)

接着剤厚さ用 11~15mm用

2.8個

K-AGU5 SUS304 L型金具(0.8×23×40 mm)

接着剤厚さ用 16~20mm用

5.6個

専用バックアップ材

(シ-ル仕様の場合)

FA-S/BUP 連続気泡ポリエ

チレンフォ-ム

10×10×2000mm

1.7本

※1)600角サイズでの、㎡あたりの使用数量です。

※2)接着剤厚さが 10mmの場合

接着剤は翌日にタイルがズレない程度には硬化しますが、深部まで完全硬化するものではありません。

目地は、外壁に使用する場合、シーリング目地(別途工事)とします。内壁に使用する場合は、以下の目

地をお薦めします。ただし、セメント系材料のため、施工環境や仕上がり方等により、濃淡が発生したり、

見本などと仕上がりが異なることがあります。予め、ご確認ください。

・スーパークリーン バス・トイレ (適用目地幅 2~5㎜)

・スーパークリーン バス・トイレ太目地 (適用目地幅 2~10㎜)

・イナメジ (適用目地幅 3~15㎜)

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タイル工事業者で準備していただくタイル以外の副資材②を以下に示します。

合板用ビスは、市販のスクリューねじを準備してください。

また、タイル施工中のズレを防止するセメント系急結材、荷重受け金物の調整を行うスペーサー等の施工

補助部材等は、必要に応じて準備してください。

表4 副資材②

材料・部品名 品番 材質 備考 数量(※1)

押出成形セメント板用ビス

アメラスクリュー

(サンコーテクノ) AMC-433SD SUS304 形状φ4.0×33mm 5.6本

ALC板用ビス

ALC ドライブ

(サンコーテクノ) CALD-435P SUSXM7 形状φ4.0×35mm 5.6本

ALINC

(丸ヱム製作所)

メーカーカタログ

参照 SUSXM7 形状φ4.0×35mm 5.6本

※1)600角サイズでの、㎡あたりの使用数量です。

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3.2形状図 表5 副資材の形状

品 名

(品番) コンクリートビス(BIS4-32) ボード用ビスボードテクノビス(TEKS-4-32)

形状

押出成形セメント板用ビス(AMC-433SD) ALC板用ビス ALCドライブ

FA-L工法用専用金具(K-AGU1、3~5)

品番 ※寸法(mm)

K-AGU1 9.2

K-AGU3 13.2

K-AGU4 17.2

K-AGU5 22.2

[参考]引き金物(巻きバネ)

あらかじめタイルに取付いた状態で納品されます。

32

33 35

23

1.2

20

7.3

7.5

6.5

90

32

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4.施工

4.1 工程

FA-S工法およびFA-L工法の工事の流れと役割分担を、以下に示します。

建設会社(元請) タイル工事業者 LIXIL

予算の編成・発注

見積り提出

受注

工事打合せ

工程表作成

工事準備

工程作成

施工図作成 ・タイル割付図

・納まり詳細図

チェック

タイル加工図作成・発注

金具数量算定・発注 受注

搬入計画

墨出し

基本墨出し

タイル・接着剤等搬入

タイル取付け

工事管理

安全管理

目地シーリング工事 補修

工事完了 検査

引渡し

製造・加工

梱包搬入

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4.2施工図の作成

施工図とは、次の図面を指します。なお、図面の作成は、タイル工事業者の業務となります。図

面作成後、建設会社(元請)に必ず承認を受けます。

① タイル割付図

② 納まり詳細図

③ 荷重受け金物の配置図(必要に応じて作成)

④ 巻きばね取付図

施工図作成のため、建設会社に設計図書(平面図・立面図・断面図・躯体図・仕上り図 等)、及

び、サッシ等、取り合う他部材の図面の提供をお願いします。

施工図作成は、以下に示す項目と施工範囲が決定した後に行います。また、必要に応じ工事範囲

もこの中に明記します。

・タイル形状,色,割付け方法,目地の仕様

・張り代の基準

・出隅,入隅の納まり詳細

・開口部の位置,サッシ等の寸法や形状,納まり詳細

・穴あけ加工,切り欠き加工の寸法

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4.3 使用工具

FA-S・L工法には、以下の工具が必要になります。

表 6 使用工具

振動ドリル ダストポンプ 下げ振り レーザー

墨つぼ 水糸 スケール 差し金

ハンマー フィルムソーセージガ

ン(点状塗布用)

コードレスドライバー

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4.4 施工を始める前に

事前に下記の事項について確認を行い、不具合箇所は建設会社に修正をお願いします。

また、5℃以上の施工環境で行ってください。

・足場,施工用受け台の設置

大形タイルの施工に際して、取付作業が円滑にできる状況であることを確認します。

・下地精度のチェック

下地精度が接着剤の調整厚さに納まっていることをチェックします。

点状塗布施工の調整代: 3~20mm

・他部材の取付け位置の確認

サッシ,ドア,電気設備等の取付け位置が図面通りになっていることを確認します。

・下地表面の確認

モルタル下地の場合は、金ごてによる平坦な表面仕上げにしてください。

・下地の清掃

下地表面の汚れを取り除きます。

チェックは、手で下地表面をこすり付着物が付くか否か確認します。

吸水調整材やシーラーを塗布しないでください。

コンクリート下地は白くなるまで乾燥させてください。

・下地強度の確認

下地強度の確認(ドライアウトの有無)は、ドライバーなどの先端を当て容易に削れれば

再施工が必要になります。

写真1 下地の付着物のチェック 写真2 下地の硬化状態のチェック

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4.5 施工手順

①FA-S工法 (点状施工) 1.タイル墨出し

タイル割付図に従って、タイル張りの位置を墨

出しします。

2.水糸の引き通し

仕上げ位置にあわせて水糸を引き通します。横

糸はタイルの上端に、縦糸はタイルの右端また

は左端に、各段ごとに引き通します。

3.巻きバネのセット

巻きバネはあらかじめタイルに取り付いた状態

で納材されます。納材時は巻きバネの向きを変

える場合は時計回りに回転させてください。

4.弾性接着剤の塗布

タイルを張付ける前に必要な接着剤厚さ※1を確

認します。

<点状塗布する接着剤の配置>

接着剤の配列や数量は表7および表11を参照

して決めます。

点状に塗布する接着剤は右図のように間隔を

とって配置します。タイル端部から 30 ㎜程度の

間隔を保ちながら、点と点は 180㎜程度の間隔

で塗布します。張付け後、接着剤同士が密着し

て雨水等の滞溜を防止するため間隔をとりま

す。

<点状塗布の大きさ>

接着剤厚さ※1が標準の 10mm の場合、接着剤

(EGR-D)をガンに装着した後、3 回吐出させ接

大形タイル

巻きバネ

不陸調整モルタル下地

(別途工事)

タイル横目地下端墨

タイル縦目地芯墨

タイル上端用横糸

タイル右端・左端用縦糸

図6 墨出し・水糸の引き通し

図7 巻きバネのセット

図8 EGR-Dの点状塗布

(600角、接着剤厚さが 10mmの場合)

30mm

180mm程

30mm

180mm程度

50

20以上

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着剤を直径約 50mm、高さ約 20mmの点状に塗

布します。

接着剤厚さ※1が厚い場合は表 8を参照してくだ

さい。

接着剤の点の高さ※2は、梱包されているカート

ン蓋部(点の高さ 確認ガイド)を切り取り、点状

の接着剤と並べて目視にて高さが十分かを確

認してください。

※1 接着剤厚さ ※2 点の高さ

<オープンタイムの管理>

気温、湿度などの環境に関わらず、接着剤を塗

付けてから 10分以内に張付けてください。

<接着確認/プロセス検査>

タイル張付け後、一度剥がして点が全て躯体に

十分付着しているか確認してください。

不十分の場合は、接着剤を付け直して再度施

工してください。

表 7 タイルサイズと点状塗布配置例

タイルサイズ 点状塗布数量 配列

600×300角 8 4×2

600角 16 4×4

800×400角 15 5×3

800角 25 5×5

1200×600角 32 8×4

1500×750角 45 9×5

図9 点の高さ 確認ガイド

図10 点状塗布の高さ 確認

タイル厚み分

点の

高さ

確認

ガイ

・合格基準: 下地に付着した接着剤の全てが

直径φ60mm以上であること

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タイルサイズ:600×300角 タイルサイズ:600角

点の配列 点の配列

4×2 4×4

タイルサイズ:800×400角 タイルサイズ:800角

点の配列 点の配列

5×3 5×5

タイルサイズ:1200×600角 タイルサイズ:1500×750角

点の配列 点の配列

8×4 9×5

図11 タイルサイズと点の配列例

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表 8 接着剤厚さとガンの吐出回数の目安

接着剤厚さ※1 点の高さ※2 ガンの吐出回数の目安※3 1m2当たりの接着剤量

(本数)

10mm 20mm以上 3回(60g)以上 2.7kg (1.4本)

15mm 25mm以上 4回(80g)以上 3.6kg (1.8本)

20mm 30mm以上 5回(100g)以上 4.4kg (2.2本)

※1:接着剤厚さとは、タイル圧着後の厚さを示します。

接着剤厚さは最大 20mmまでとし、20mmを超える場合は下地を調整してください。

※2:点の高さとは、タイル圧着前の接着剤の厚さを示します。

※3:表 8の吐出回数で所定の点状塗布の高さが得られない場合は、吐出回数を増やしてください

※1 接着剤厚さ ※2 点の高さ

5.最下段タイルの張付け

最下段に定木や目地スペーサーをあらかじめ

セットしておきます。

タイルをスペーサー等に乗せながら壁面に張

付けます。その際、接着剤が十分になじむよう

にもみ込みます。

6.ビス下穴あけ

巻きバネの穴中央部に合わせて、下地にコンク

リートビスの下穴をあけます。穴あけは、電動ド

リルを用いてコンクリート用キリ(3.4φ)で行い、

深さは 42mm(L=32mmの場合)とします。

押出成形セメント板の場合、同梱ドリルを使用

して中空部に施工してください。

☆注意☆

穴あけの際には、タイルの損傷を防止するため、

あらかじめキリにクッションゴム(厚さ 10mm程度)

を差込んでおきます。

巻きバネ

振動ドリル

クッションゴム

φ3.4コンクリート用ドリル

図12 最下段タイルの張付け

図13 ビス下穴あけ

目地スペーサー

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表9 ビスと下穴

下地 材料 品番 下穴ドリル径×深さ 備考

コンクリート

モルタル

コンクリートビス BIS4-32 3.4×42 -

押出成形

セメント板

アメラスクリュー AMC-433SD - ビスに同梱された

ドリルを使用

中空部に施工

胴縁鉄骨下地

ボード系下地

ボードテクスビス TEKS-4×32 - 下穴不要

ALC ALC ドライブ

ALINC

CALD-435P

- 下穴不要

7.コンクリートビス留め

大形タイルが仕上がり糸に合うことを確認した

後、巻きバネをコンクリート下地にビス留めしま

す。

内壁のALC下地の場合は専用ビスを用います。

留付けは、ねじ回しまたはコードレスドライバー

を用い、回転数は 350r.p.m、締め込みトルクは

10kgf・cmを目安とし低速でビス留めします。

また必要に応じてセメント系急結材等を用いて

固定し、硬化途中のズレ対策をしてください。

8.二段目以降のタイル取付け

2 段目以降の大形タイルも、最下段と同じ要領

で取り付けます。

9.目地スペーサー除去

接着剤が硬化した後、目地スペーサーを除去しま

す。

コードレスドライバー

コンクリートビス

巻きバネクッションゴム

図14 コンクリートビス留め

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10.最上段の施工

最上段や開口部下端などのタイルを納める

場合は、巻きバネになましステンレス線を付

けて納めます。

① 下地にコンクリートビスを取付けます。

② タイルは、巻きバネの先端になましステン

レス線Φ0.8mm、300mm以上の長さを取付け

ます。

③ タイル裏面に、接着剤を塗布します。

④ タイルを下段タイルにのせ、斜めに傾けた

状態で、ビス頭部になましステンレス線を

巻き付けます。

⑤ タイルを圧着します。

11.目地バックアップ材の取付け(別途工事)

縦目地及び横目地に専用のバックアップ材を

取り付けます。

12.目地シーリング工事(別途工事)

目地にシーリング材を充填します。

目地は、変成シリコーン系またはポリサルファイ

ド系シーリング材を推奨します。

13.清掃・養生(別途工事)

清掃後、必要に応じて養生を行います。

専用目地バッカー

目地バックアップ材の取付け

図17 バックアップ材の取付け

図15 最上段の納まり

図16 最上段の断面図

石材天端

~芯穴

なましステンレス線

巻きバネ

コンクリートビス

不陸調整モルタル(別途)

大形タイル

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②FA-L工法 (点状施工)

■施工手順 1.タイル墨出し

タイル割付図に従って、タイル張りの位置を墨

出しします。

2.水糸の引き通し

仕上げ位置にあわせて水糸を引き通します。横

糸はタイルの上端に、縦糸はタイルの右端また

は左端に、各段ごとに引き通します。

また、タイル仕上り代を確認し、接着剤の厚さ

や荷重受け金具のサイズを決めます。

☆注意☆

荷重受け金具は、タイルの大きさ、仕上がり代、

取付ピッチによってたわみが生じます。予め表

10を確認してサイズを選択してください。

3.ビス下穴あけ

荷重受け金具を墨の位置に合わせて、下地に

コンクリートビスの下穴をあけます。穴あけは電

動ドリルを用いてコンクリート用キリ(3.4φ)で行

い、深さは 42mm(ビス長さ+10mm)とします。

ALCの場合は下穴不要です。

☆注意☆

荷重受け金具は、図 20,21のように設置します。

・ALCの場合は、タイル端部から 100mm程度内

側に取付けます。

・押出成形セメント板の場合は、必ず中空部に

ビス固定します。

押出成形セメント板の場合、専用ビスに同梱さ

れたドリルを使用して中空部に施工してくださ

い。

不陸調整モルタル下地

(別途工事)

タイル横目地下端墨

タイル縦目地芯墨

タイル上端用横糸

タイル右端・左端用縦糸

図18 墨出し・水糸の引き通し

図19 ビス下穴あけ

振動ドリル

φ3.4コンクリート用ドリル

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4.荷重受け金具取付け

荷重受け金具の上端がタイル横目地下端墨に

合うように取付け、浮き・傾きが無いようにビス

留めします。準備した金具の出が不足する場合

は下地と金具の間にスペーサー等を挟んで調

整しだくさい。 内壁のALC下地の場合は専用

ビスを用います。留付けは、ねじ回しまたはコー

ドレスドライバーを用い、回転数は 350r.p.m、締

め込みトルクは 10kgf・cmを目安とします。

☆注意☆

荷重受け金具は、オープンジョイントとする場合は全段、シール目地とする場合は 1.5m以下毎に設置

します。

荷重受け金具は、タイルサイズと想定される接着剤の厚さ※1から、表10より金具を設定します。

表10 タイルサイズと金具の適合表(タイルを横長に使用する場合)

タイルサイズ 仕上がり代(mm) 金具 タイル 1枚あたりの金具数 備考

600×300角

3~7 K-AGU1 0.5※1または 1 図21 ①、②

7~11 K-AGU3 1 図21 ②

11~15 K-AGU4 1 図21 ②

16~20 K-AGU5 2 図21 ③

600角

3~7 K-AGU1 1 図21 ②

7~11 K-AGU3 1 〃

11~15 K-AGU4 2 図21 ③

16~20 K-AGU5 2 〃

800×400角

3~7 K-AGU1 1 図21 ②

7~11 K-AGU3 2 図21 ③

11~15 K-AGU4 2 〃

16~20 K-AGU5 2 〃

800角

3~7 K-AGU1 1 図21 ②

7~11 K-AGU3 2 図21 ③

11~15 K-AGU4 2 〃

16~20 K-AGU5 2 〃

1200×600角

3~7 K-AGU1 1 図21 ②

7~11 K-AGU3 2 図21 ③

11~15 K-AGU4 2 〃

16~20 K-AGU5 4 ※2

1500×750角

3~7 K-AGU1 1 図21 ②

7~11 K-AGU3 2 図21 ③

11~15 K-AGU4 3 ※2

16~20 K-AGU5 7 ※2

※1:縦目地にまたいで金具固定し、タイル上端に仮目地棒等を介して積上げる場合(図21①参照)

※2:金具数3個以上の場合は、市販のL型金具(1.5mm厚以上)を加工し使用することをお薦めします。

図20 荷重受け金具取付け

コンクリートビス

荷重受け金具

タイル縦目地芯墨

タイル横目地下端墨

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図21 金具配置例

5.弾性接着剤の塗布

タイルを張付ける前に必要な接着剤厚さ※1を確

認します。

<点状塗布する接着剤の配置>

接着剤の配列や数量は表11および図25を参

照して決めます。

点状に塗布する接着剤は右図のように間隔を

とって配置します。タイル端部から 30 ㎜程度の

間隔を保ちながら、点と点は 180㎜程度の間隔

で塗布します。張付け後、接着剤同士が密着し

て雨水等の滞溜を防止するため間隔をとりま

す。

<点状塗布の大きさ>

接着剤厚さ※1が標準の 10mm の場合、接着剤

(EGR-D)をガンに装着した後、3 回吐出させ接

着剤を直径約 50mm、高さ約 20mmの点状に塗

布します。

接着剤厚さ※1が厚い場合は表12を参照してく

ださい。

接着剤の点の高さ※2は梱包されているカートン

蓋部を切り取り、点状の接着剤と並べて目視に

て高さが十分かを確認してください。

金具 金具 金具 金具 金具 金具

600タイル タイル タイル タイル タイル タイル

600タイル タイル タイル タイル タイル タイル

600 600 600 600 600 600

図22 EGR-Dの点状塗布

(600角、接着剤厚さが 10mmの場合)

図23 点の高さ 確認ガイド

30mm

180mm程

30mm

180mm程度

50

20以上

タイル厚み分

点の

高さ

確認

ガイ

①縦目地をまたぎタイル 2段

おきに金具を設置する場合

②縦目地をまたぎ各段に

金具を設置する場合

③タイル 1枚に 2個の

金具を設置する場合

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※1 接着剤厚さ ※2 点の高さ

<オープンタイムの管理>

気温、湿度などの環境に関わらず、接着剤を塗

付けてから 10分以内に張付けてください。

<接着確認/プロセス検査>

タイル張付け後、一度剥がして点が全て躯体に

十分付着しているか確認してください。

不十分の場合は、接着剤を付け直して再度施

工してください

表11 タイルサイズと点状塗布配置例

タイルサイズ 点状塗布数量 配列

600×300角 8 4×2

600角 16 4×4

800×400角 15 5×3

800角 25 5×5

1200×600角 32 8×4

1500×750角 45 9×5

図24 点状塗布の高さ 確認

・合格基準: 下地に付着した接着剤の全てが

直径φ60mm以上であること

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タイルサイズ:600×300角 タイルサイズ:600角

点の配列 点の配列

4×2 4×4

タイルサイズ:800×400角 タイルサイズ:800角

点の配列 点の配列

5×3 5×5

タイルサイズ:1200×600角 タイルサイズ:1500×750角

点の配列 点の配列

8×4 9×5

図25 タイルサイズと点の配列例

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表12 接着剤厚さと吐出回数の目安

接着剤厚さ※1 点の高さ※2 ガンの吐出回数の目安※3 1m2当たりの接着剤量

(本数)

10mm 20mm以上 3回(60g)以上 2.7kg (1.4本)

15mm 25mm以上 4回(80g)以上 3.6kg (1.8本)

20mm 30mm以上 5回(100g)以上 4.4kg (2.2本)

※1:接着剤厚さとは、タイル圧着後の厚さを示します。

接着剤厚さは最大 20mmまでとし、20mmを超える場合は下地を調整してください。

※2:点状塗布の高さとは、タイル圧着前の接着剤の厚さを示します。

※3:表12の吐出回数で所定の点状塗布の高さが得られない場合は、吐出回数を増やしてください

※1接着剤厚さ ※2点状塗布の高さ

6.最下段タイルの張付け

最下段に定木や目地スペーサーをあらかじめ

セットしておきます。スペーサー等がセットでき

ない場合は荷重受け金具を取付けておきます。

タイルをスペーサー等に乗せながら壁面に張

付けます。その際、接着剤が十分になじむよう

にもみ込みます。またセメント系急結材等を用

いて固定し、硬化途中のズレ対策をしてくださ

い。

7.二段目以降のタイル取付け

荷重受け金具にタイルを乗せながら壁面に張

付けます。その際、接着剤が十分になじむよう

にもみ込みます。

☆注意☆

接着剤の圧締が十分でないと接着面積が確保

できません。

図26 最下段タイルの張付け

(スペーサー使用時)

図27 二段目以降のタイル張付け

目地スペーサー

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最下段のタイルに目地棒等を介して二段目以

降のタイルを積み上げる場合は、セメント系急

結材等を用いて、固定してください。

8.目地スペーサー除去

接着剤が硬化した後、目地スペーサーを除去

します。

9.目地バックアップ材の取付け(別途工事)

縦目地及び横目地に専用のバックアップ材を

取り付けます。

10.目地シーリング工事(別途工事)

目地にシーリング材を充填します。

目地は、変成シリコーン系またはポリサルファイ

ド系シーリング材を推奨します。

11.清掃・養生(別途工事)

清掃後、必要に応じて養生を行います。

専用目地バッカー

図28 目地バックアップ材の取付け

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5. 標準納まり例 建物の部位ごとの標準納まり例を以下に示します。

※FA-L工法 10.ALCパネル一般部 平断面詳細図以外は、外壁の納まりを示しています。

FA-S工法<点状施工>

1.一般部 縦断面詳細図

2.一般部 平断面詳細図

3.最上段 縦断面詳細図(笠木先付けの場合)

4.最上段 縦断面詳細図(笠木後付けの場合)

5.最下段 断面詳細図

6.開口部 縦断面詳細図

7.開口部 平断面詳細図

8.入隅部 平断面詳細図

9.出隅部 平断面詳細図

FA-L工法<点状施工>

1.一般部 縦断面詳細図

2.一般部 平断面詳細図

3.最上段 縦断面詳細図(笠木先付けの場合)

4.最上段 縦断面詳細図(笠木後付けの場合)

5.最下段 断面詳細図

6.開口部 縦断面詳細図

7.開口部 平断面詳細図

8.入隅部 平断面詳細図

9.出隅部 平断面詳細図

10.ALCパネル 一般部 平断面詳細図 【内壁の場合】

11.押出成形セメント 一般部 平断面詳細図

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1.一般部縦断面詳細図 (点状施工)

2.一般部平断面詳細図 (点状施工)

(別途)

弾性接着剤

22mm以上

水洗い、ブラシ洗浄面

3~20mm[標準10mm、-7mm+10mm調整代]

大形タイル

シーリング目地

巻きバネ

コンクリートビス

9mm以上

(EGR-D)

水洗い、ブラシ洗浄面

弾性接着剤(EGR-D)

22mm以上

大形タイル

3~

20mm

巻きバネ

(別途)

9mm以上

コンクリートビス

タイル横寸法L/2またはL/4

シーリング目地

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3.最上段縦断面詳細図(笠木先付けの場合)(点状施工)

4.最上段縦断面詳細図(笠木後付けの場合)(点状施工)

(別途)

9mm以上

大形タイル

なましステンレス線 φ0.8

(別途)

金属笠木(先付け)

水洗い、ブラシ洗浄面

3~20mm

(別途)

巻きバネ

弾性接着剤(EGR-D)

コンクリートビス

100程

シーリング目地

3~20mm

(別途)

巻きバネ

弾性接着剤(EGR-D)

(別途)

9mm以上

大形タイル

なましステンレス線 φ0.8

(別途)

100程度

シーリング目地

金属笠木(後付け)

水洗い、ブラシ洗浄面

コンクリートビス

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5.最下段断面詳細図 (点状施工)

(EGR-D)

水洗い、ブラシ洗浄面

9mm以上

(別途)

水抜きパイプ

22~

37mm

(別途)

弾性接着剤

巻きバネ

発泡プラスチック材

シーリング目地

コンクリートビス大形タイル

シーリング目地

3~20mm

(別途)

(別途)

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6.開口部 縦断面詳細図 (点状施工)

100程

シーリング目地(別途)

サッシュ水切り(別途)

なましステンレス線 φ0.8

巻きバネ

弾性接着剤(EGR-D)

大形タイル

水抜きパイプ(別途)

(別途)

9mm以上 3~20mm

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7.開口部 平断面詳細図 (点状施工)

8.入隅部 平断面詳細図 (点状施工)

9mm以

上3~

20mm

弾性接着剤(EGR-D)

巻きバネ

コンクリートビス

シーリング目地

大形タイル

(別途)タイル横寸法L/2またはL/4

水洗い、ブラシ洗浄面

巻きバネ

シーリング目地

大形タイル

水洗い、ブラシ洗浄面

コンクリートビス

弾性接着剤(EGR-D)

(別途)

9mm以上

タイル横寸法L

/2またはL

/4

3~

20mm

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9.出隅部 平断面詳細図 (点状施工)

弾性接着剤(EGR-D)(別途) 9m

m以上

コンクリートビス

3~20mm

巻きバネシーリング目地

水洗い、ブラシ洗浄面

大形タイル

タイル横寸法L/2またはL/4

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1.一般部縦断面詳細図 (点状施工)

2.一般部平断面詳細図 (点状施工)

(別途)

弾性接着剤

22mm以上

水洗い、ブラシ洗浄面

3~20mm[標準10mm、-7mm+10mm調整代]

大形タイル

荷重受け金具

シーリング目地

コンクリートビス

9mm以上

(EGR-D)

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3.最上段縦断面詳細図(笠木先付けの場合)(点状施工)

4.最上段縦断面詳細図(笠木後付けの場合)(点状施工)

(別途)

9mm以上

大形タイル

金属笠木(先付け)

水洗い、ブラシ洗浄面

3~20mm

(別途)

弾性接着剤(EGR-D)

荷重受け金具コンクリートビス

シーリング目地

3~20mm

(別途)

弾性接着剤(EGR-D)

(別途)

9mm以上

大形タイル

シーリング目地

金属笠木(後付け)

水洗い、ブラシ洗浄面

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5.最下段断面詳細図 (点状施工)

(EGR-D)

水洗い、ブラシ洗浄面

9mm以上

(別途)

水抜きパイプ

(別途)

弾性接着剤

発泡プラスチック材

シーリング目地

コンクリートビス大形タイル

荷重受け金具

シーリング目地

3~20mm

(別途)

(別途)

Page 36: 部分弾性接着剤張り工法 - LIXIL...2 1.概要 1.1各工法の適用範囲 大形壁タイル点状塗布用弾性接着剤EGR-Dを大形タイル(p4 ①適用タイル)に点状に塗布

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6.開口部 縦断面詳細図 (点状施工)

シーリング目地(別途)

サッシュ水切り(別途)

弾性接着剤(EGR-D)

大形タイル

水抜きパイプ(別途)

9mm以上 3~20mm

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7.開口部 平断面詳細図 (点状施工)

8.入隅部 平断面詳細図 (点状施工)

Page 38: 部分弾性接着剤張り工法 - LIXIL...2 1.概要 1.1各工法の適用範囲 大形壁タイル点状塗布用弾性接着剤EGR-Dを大形タイル(p4 ①適用タイル)に点状に塗布

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9.出隅部 平断面詳細図 (点状施工)

10.ALCパネル 一般部平断面詳細図 (点状施工) 【内壁の場合】

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11.押出成形セメント 一般部平断面詳細図 (点状施工)

※押出成形セメント板の中空部に

ビス(アメラスクリュー)を固定する。

外壁の場合は、雨水浸入を防止するため

ビス頭部に弾性接着剤を塗布する。

内装の場合を省略できる。