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成長ホルモン治療医療費のしくみガイドブック
成長ホルモン治療を受ける患者さんと
そのご家族へ
HMT-P296(R4)2018年8月作成
制度を活用し、安心して治療の継続を
編集顧問:福島県立医科大学 ふくしま国際医療科学センター特命教授 甲状腺・内分泌センター長 横谷 進
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小児・成人共通
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はじめに 目次
成長ホルモン治療は、短期間で終わるものではありません。長
い治療期間にじっくり取り組んでこそ、治療効果が期待できま
す。
◆
長い期間、安心して治療を継続するには、治療に対する理解は
もちろんですが、医療制度の仕組みや治療費を補ってくれる制
度についても、きちんと理解しておくことが大切です。
◆
たとえば、皆さんは「小児慢性特定疾病」「指定難病」などの言
葉を耳にしたことはありますか。成長ホルモン治療は一定の基
準を満たした場合に医療費の助成を受けることができます。
これらの制度以外にも、高額療養費制度など自己負担額をおさ
えることができる制度があります。
◆
この小冊子では、成長ホルモン治療の医療費に関わる情報をま
とめて紹介しています。患者さん自身に適した制度を有効に活
用して、長期にわたる治療を安心して続けていきましょう。
*�この小冊子は、growing�3号(1998年10月発行)~8号(2000年1月発行)に連載していたシリーズ「なるほど成長ホルモン講座」をもとに加筆・改訂しています。
小児の患者さん・ご家族向け第1話 ご存知ですか? 「医療保険制度の役割と仕組み」 ................................... 04
第2話 「小児慢性特定疾病」のための医療費助成制度について..................... 06
第3話 「小児慢性特定疾病」の申請手続きについて ................................................ 09
第4話 その他の医療費助成制度について ..................................................................... 12
成人の患者さん・ご家族向け第5話 指定難病の医療費助成制度について ................................................................ 16
第6話 指定難病の申請手続きについて ........................................................................... 18
小児の患者さん・成人の患者さん共通第7話 「高額療養費」をご存知ですか? ........................................................................... 20
第8話 「医療費控除」による税金の還付について ..................................................... 26
資料小児慢性特定疾病・指定難病の自己負担上限額管理表 ......................................... 28
小児慢性特定疾病における成長ホルモン治療の認定基準 ................................... 29
治療開始時の身長基準 .................................................................................................................... 30
指定難病における小児の成長ホルモン分泌不全性低身長症認定基準 ........ 34
指定難病における成人成長ホルモン分泌不全症認定基準 ................................... 35
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第1話 ご存知ですか? 「医療保険制度の役割と仕組み」
病気やケガは、いつ自分や家族の身に起こるか分かりません。日本の「医療保険制度」では、「国民皆保険」といって、すべての国民が医療保険(国民健康保険・健康保険・各種共済など)のどれかに必ず加入することが義務づけられています。
日本の医療保険制度では、加入している医療保険の組合(団体)等に、決められた額の保険料を支払います。そしていざ病気になったときは、治療費の何割かを自己負担し
(現在は3割が基本)、残りは、医療保険の組合(団体)が負担してくれる仕組みになっています。
成長ホルモン治療が認められている場合には、医療保険が適用されます。安心して治療に臨みましょう。しかし、医療保険を使っていても、治療にかかる期間が長くなればなるほど、それだけ負担がかさみます。このような場合に、自己負担を軽減するためのさまざまな助成制度があります。次のページから、この助成制度についてご紹介していきます。
参考:医療保険が使えない治療とは?以下のような費用は医療保険の対象とはなりませんので、全額自己負担となります。注意しましょう。
●�歯科で特別な材料を使った場合●�美容整形●�おむつ代などの実費●�室料差額(いわゆる差額ベッド)●�証明書●�交通事故やケンカなど、他人からケガを受けたケース
参考:厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/)我が国の医療保険について
Q:病院でよく使う「保険」って、どんな役割を担っているんですか?
A:加入している医療保険の組合(団体)に毎月決められた額の保険料を支払うことで、病気になったときの治療費を組合が補ってくれます。
ポ イ ン ト 医療保険は種類によって違いがあります!医療保険にはいろいろな種類があり、加入している医療保険によって保険料や負担を軽減する仕組みなどに違いがあります。加入している医療保険の種類を確認し、どのような仕組みになっているかを事前にチェックしましょう。分からないことがあったら、加入している医療保険の窓口に相談しましょう。
■ 主な医療保険の種類と主な加入対象者
組合管掌健康保険健康保険組合が設立されている企業等の従業員
全国健康保険協会管掌健康保険健康保険組合が設立されていない企業等の従業員
各種共済国家公務員、地方公務員、教職員など
国民健康保険他の保険に加入していない人
船員保険船員
後期高齢者医療制度
Q:成長ホルモン治療で「保険」は使えますか?
A:はい、使えます。成長ホルモン治療は医療保険が適用される治療です。
以下の項目を調べてみましょう。□ 加入している医療保険の種類□ 医療保険で受けられるサービス□ 医療保険の窓口(医療保険の内容や情報を教えてくれる窓口)
要チェック!
■MEMO
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第2話 「小児慢性特定疾病」のための 医療費助成制度について
「小児慢性特定疾病※」の制度とは、長期治療が必要な病気のお子さんの医療費(自己負担分)を助成してくれる制度です。適用されると、自己負担限度額を超えた分の医療費は公費負担されます。
※��平成27年1月から、「小児慢性特定疾患」は、「小児慢性特定疾病」という新たな制度に変わり、対象疾病の拡大や医療費自己負担の見直しが行われています。
成長ホルモン治療で小児慢性特定疾病の医療費助成を受けるためには、治療開始または継続の認定基準を満たすことが必要です。疾患ごとに「低身長の程度」や「1年間の成長速度の程度」などが、男女・年齢・月数別に細かく決められています(P.30〜33参照)。
■ 成長ホルモン治療で 小児慢性特定疾病制度が適用となる疾患
・成長ホルモン分泌不全性低身長症・ターナー症候群・軟骨無形成症、軟骨低形成症・プラダー・ウィリ症候群・ヌーナン症候群・下垂体機能低下症(先天性、後天性)・慢性腎不全による低身長
ポ イ ン ト 小児慢性特定疾病の対象は18歳未満。引き続き治療が必要な場合には20歳到達まで制度の延長が可能!
基本的には18歳未満の患者さんが対象ですが、引き続き治療が必要だと認められた場合には、20歳到達まで延長して制度を利用することができます。また、成長ホルモン治療ではこの制度の「終了基準」の身長も定められていますので、主治医と相談しながらこの制度を利用していきましょう。
■表 小児慢性特定疾病医療費助成制度の自己負担上限額(原則) (単位:円)
階層区分
年収の目安(夫婦2人子1人世帯)
自己負担上限額(患者負担割合:2割、外来+入院)原則
一般 重症‡ 人工呼吸器等装着者
Ⅰ 生活保護等 0Ⅱ 市町村民税
非課税低所得Ⅰ (〜約80万円) 1,250
500
Ⅲ 低所得Ⅱ (〜約200万円) 2,500
Ⅳ 一般所得Ⅰ(〜市町村民税7.1万円未満、〜約430万円) 5,000 2,500
Ⅴ 一般所得Ⅱ(〜市町村民税25.1万円未満、〜約850万円) 10,000 5,000
Ⅵ 上位所得(市町村民税25.1万円〜、約850万円〜) 15,000 10,000
入院時の食費 1/2自己負担‡重症:��①高額な医療費が長期的に継続する者(医療費総額が5万円/月(例えば医療保険の2割負担の場合、医療費の自己負担が1万円
/月)を超える月が年間6回以上ある場合)、②小児慢性特定疾病�重症患者基準に適合する者、のいずれかに該当。
小児慢性特定疾病情報センター(https://www.shouman.jp/assist/expenses)小児慢性特定疾病の医療費助成に係る自己負担上限額より改変
Q:どのような場合に「小児慢性特定疾病」制度の医療費助成を受けられますか?
A:一定の認定基準を満たした場合です。成長ホルモン治療では、対象となる疾患、治療開始または継続の基準が細かく決められています。
Q:この制度を利用した場合、医療費はどのくらいかかりますか?
A:所得*や状態に応じた自己負担上限額が定められています。
この制度では、患者さんの状態・世帯†の所得*に応じた自己負担上限額(月額)が設定されていますので、上限金額を超える負担はありません。
【例】 市町村民税額が約12万円(年収約500万円)のAさん世帯の場合 市町村民税額から、階層区分は一般所得Ⅱとなります
(下表参照)。お子さんの状態や医療費の自己負担額から「重症」に認定された場合、1ヵ月の自己負担上限額は5,000円になります(下表Ⅴ・原則・重症の欄参照)。
*所得:所得とは、収入から給与所得控除等の「控除」の金額(自営業の場合は必要経費)を差し引いたものを指します。†��医療保険上の世帯:ここでいう世帯とは、医療保険上の世帯を指しています。たとえば、Aさん一家ではお父さんとおじいちゃんが同じ医療保険に入っていて、お母さんとお子さん(患者さん)は別の医療保険に入っているとすると、ここでは「お母さんとお子さん」が同じ世帯となり、お母さん単独の所得から自己負担上限額が決まることになります。
医療保険上の世帯 医療保険上の世帯
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第3話 「小児慢性特定疾病」の申請手続きについて
「小児慢性特定疾病」の制度を利用するのには手続きが必要です。ここでは、制度を利用するために「誰が申請するのか」「何が必要なのか」「どこに行く必要があるのか」を中心に説明します。
通常は小児の父母が住んでいる自治体に申請しますが、加入している医療保険によって、申請者が異なります。● 被用者保険(健康保険、各種共済など)の場合:原則として、小児(患児)を扶養し
ている被保険者(通常は小児の父母)● 国民健康保険の場合:患児の保護権を有する者
申請には何種類かの書類が必要になります。必要な書類は住んでいる地域によって異なる場合もありますので、主治医や自治体の窓口、保健所などで確認しましょう。
*P.28資料参照†P.7「医療保険上の世帯」参照
参考:厚生労働省�健康局疾病対策課雇用均等・児童家庭局母子保健課「難病及び小児慢性特定疾病の新たな医療費助成制度に係る説明資料」平成26年8月19日
参考:小児慢性特定疾病医療費助成制度の特徴のまとめ●���通常3割の患者負担割合が2割になる●���外来と入院の区別なく適用される●����複数の医療機関等を受診した場合、その自己負担をすべて合算したうえで、自己負担上限額が適用される*
●���「同一世帯内†」に複数の対象患者(小児慢性特定疾病の患者、指定難病の患者)がいる場合、自己負担上限額は世帯内の対象患者の人数で比率に応じて配分される
Q:誰が申請すればいいですか?
A:通常は小児の父母が申請します。
Q:申請時には何が必要ですか?
A:何種類かの書類が必要です。
申請時に必要な書類【全員に必要な書類】□ 申請書兼同意書 □ 医療意見書(小児慢性特定疾病医療意見書)□ 受診医療機関申請書 □ 世帯調書□ 医療保険証の写し(被保険者と患児の写し、国民健康保険の場合は住民票における全世帯
員の写し)□ 住民票(申請者と患児の記載されたもの、国民健康保険の場合は住民票における世帯全員
が記載されたもの)【追加で必要な書類】□ 重症患者認定申請書兼診断書(重症認定申請をする場合)□ 人工呼吸器等装着者申請時添付書類(人工呼吸器等装着者として申請する場合)
要チェック!
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世帯の所得状況や疾病の状態は変化しますので、小児慢性特定疾病医療受給者証(以下「医療受給者証」)の有効期限は原則1年となっています。医療券の有効期限が切れる前に、毎年、申請・更新の手続きが必要です。
ポ イ ン ト ・医療意見書のほか、P.9に掲載されている書類を揃えましょう。・��申請手続きの書類や方法は地域によって多少異なることがあります。�事前に主治医や自治体に確認してみましょう。・�指定医等は、都道府県のホームページなどで公表されています。
小児慢性特定疾病制度 利用までのステップ
① 小児慢性特定疾病の「指定医」を受診して 「医療意見書」を交付してもらう
② 書類を揃えたら、住んでいる地域の保健所または市区町村の窓口に提出する
③ 審査で小児慢性特定疾病に認定されたら、 医療機関等へ受診する
Q:どこに行けばこの制度を利用できますか?
A:下記の図を参照ください。
参考:政府広報オンラインホームページ(http://www.gov-online.go.jp/)小児慢性特定疾病情報センターホームページ(http://www.shouman.jp/)
小児慢性特定疾病情報センターホームページ(http://www.shouman.jp/)ここまでご紹介した小児慢性特定疾病に関する情報は、小児慢性特定疾病情報センターホームページに詳しく記載されています。参考にしましょう。その他、お住まいの都道府県・市区町村のホームページにも詳しく記載されている場合がありますので、調べてみましょう。
要チェック!
Q:有効期限はありますか?
A:原則1年です。毎年、申請・更新の手続きが必要です。
■MEMO
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第4話 その他の医療費助成制度について
小児慢性特定疾病の対象とならなかった場合でも、小児の医療費負担を助成する制度として、乳幼児医療費助成制度や子ども医療費助成制度、「指定難病」の制度があります。
6歳まで(義務教育就学前まで)の乳幼児の医療費を助成する制度は、多くは「乳幼児医療費助成制度」と呼ばれています。実際の助成の内容は、都道府県や市区町村など自治体によって異なりますので、住んでいる自治体(市区町村)に確認しましょう。
義務教育就学中(6〜15歳)の小児に対する医療費助成は、多くは「子ども医療費助成制度」といわれています。自治体によっては、0歳から15歳(中学校卒業)までを対象に「小児医療費助成」「こども医療費助成」といった名称で制度を設けていることもあります。住んでいる自治体
(市区町村)に、実際の助成の内容について確認しましょう。
乳幼児医療費助成制度の例(東京都の場合)*
助成内容:乳幼児の各種医療保険の自己負担分対 象 者:都内各市区町村内に住所を有する義務教育就学前までの乳幼児対 象 外:医療保険の対象とならないもの(例:差額ベッド代、健康診断など)
子ども医療費助成制度の例(東京都、平成26年度の場合)*
助成内容: 医療保険の対象となるもので以下のとおり・入院・調剤薬局:医療費が無料(入院時の食事代は助成対象外)・通院(外来):1回の自己負担額の上限が200円となる
対 象 者:都内各市区町村内に住所を有する義務教育就学期にある児童*自治体(市区町村)によって助成内容が異なるため、詳細については直接、お住まいの自治体にお問い合わせください。
ポ イ ン ト 乳幼児・児童が保険医療機関を受診する際、健康保険証等と一緒に「マル乳医療証」もしくは「マル子医療証」を提示します。
乳幼児医療費助成制度・子ども医療費助成制度利用までのステップ
① 必要な書類を市区町村の窓口に提出する
マル乳医療証もしくはマル子医療証交付
② 保険医療機関を受診する際に医療保険証と一緒に マル乳医療証もしくはマル子医療証を提示する
Q:乳幼児医療費助成制度(通称「マル乳」)とは何ですか?
A:6歳まで(義務教育就学前まで)の乳幼児の医療費を助成する制度です。
Q:子ども医療費助成制度(通称「マル子」)とは何ですか?
A:義務教育就学中(6~15歳)の小児の医療費を助成する制度です。
†自治体(市区町村)によって必要な書類は異なることがあります。詳細については直接、お住まいの自治体にお問い合わせください。
申請時に必要な書類 (東京都の場合)†
□ 申請書□ 申請者と乳幼児・児童の健康保険証の写し
要チェック!
Q:どうすれば乳幼児医療費助成制度、子ども医療費助成制度を利用できますか?
A:住んでいる市区町村の窓口に申請し、「マル乳医療証」「マル子医療証」の交付を受ける必要があります。
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【例】 東京都在住のAさんが小児慢性特定疾病医療受給者証とマル乳医療証を持っている場合小児慢性特定疾病制度適用後の自己負担金額をマル乳が助成し、実質的な負担は0円となります。
「指定難病」とは、国が法律にもとづいて指定した難病のことで、この難病の患者さんは医療費助成を受けることができます。詳しい内容はP.16から記載していますので、そちらをご覧ください。
小児の成長ホルモン分泌不全性低身長症は、小児慢性特定疾病だけでなく指定難病の制度においても対象疾患のひとつになっています。小児慢性特定疾病と指定難病の制度では認定基準や自己負担上限額などが異なりますので、どちらの医療費助成を受けた方がよいのかなど、主治医や住んでいる自治体(市区町村)に相談してみましょう。
参考:東京都福祉保健局ホームページ(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/josei/)小児慢性特定疾病医療受給者証とマル乳またはマル子医療証を併用する際は、医療機関の窓口に両方の医療証を一緒に提示しましょう!(東京都の場合)医療機関等の窓口で、マル乳またはマル子医療証のみを提示して精算した場合、後で小児慢性特定疾病医療費助成について還付請求を行うことはできません。
要チェック!
Q:小児慢性特定疾病の制度と乳幼児医療費助成制度もしくは子ども医療費助成制度は併用できますか?
A:併用可能です。小児慢性特定疾病の制度が優先されて適用されます。
Q:「指定難病」の制度とは何ですか?
A:国が指定した難病に対する医療費助成制度のことです。
Q:小児の成長ホルモン治療で「指定難病」の制度は利用できますか?
A:成長ホルモン分泌不全性低身長症で一定の基準を満たした場合に利用することができます。
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第5話 指定難病の医療費助成制度について
指定難病の医療費助成制度※とは、国が指定した難病の患者さんの医療費(自己負担分)を助成してくれる制度です。適用されると、自己負担上限額を超えた分の医療費は公費負担されます。ここでは、この制度の中で成長ホルモン治療に関わる内容について勉強していきましょう。
※平成27年1月から、対象疾病の拡大や医療費自己負担の見直しが行われています。
成長ホルモン治療で指定難病の医療費助成を受けるためには、一定の認定基準を満たすことが必要です(P.34参照)。
この制度では、患者さんの状態・世帯*の所得に応じた自己負担上限額(月額)が設定されていますので、上限金額を超える負担はありません。
【例】 市町村民税額が約12万円(年収約500万円)のAさんの場合Aさんの階層区分は、一般所得Ⅱとなります。患者さんの状態が「一般」だと認定された場合、月の自己負担上限額は20,000円になります(右表・一般所得Ⅱ・原則・一般の欄参照)。
■表 指定難病医療費助成制度の自己負担上限額 (単位:円)
階層区分
階層区分の基準( )内の数字は、
夫婦2人世帯の場合における年収の目安
患者負担割合:2割自己負担上限額(外来+入院)
原則
一般 高額かつ長期※
人工呼吸器等装着者
生活保護 — 0 0 0
低所得Ⅰ市町村民税
非課税(世帯)
本人年収〜80万円 2,500 2,500
1,000
低所得Ⅱ 本人年収80万円超〜 5,000 5,000
一般所得Ⅰ 市町村民税7.1万円未満(約160万円〜約370万円) 10,000 5,000
一般所得Ⅱ 市町村民税7.1万円以上25.1万円未満(約370万円〜約810万円) 20,000 10,000
上位所得 市町村民税25.1万円以上(約810万円〜) 30,000 20,000
入院時の食費 全額自己負担※��「高額かつ長期」とは、月ごとの医療費総額が5万円を超える月が年間6回以上ある者(例えば医療保険の2割負担の場合、医療費の自己負担が1万円を超える月が年間6回以上)。
政府広報オンライン(http://www.gov-online.go.jp/)難病と小児慢性特定疾病にかかる医療費助成が変わりました!(平成27年1月から)
*P.7「医療保険上の世帯」参照†P.28資料参照
参考:厚生労働省�健康局疾病対策課雇用均等・児童家庭局母子保健課「難病及び小児慢性特定疾病の新たな医療費助成制度に係る説明資料」平成26年8月19日
参考:指定難病医療費助成制度の特徴のまとめ●�通常3割の患者負担割合が2割になる●�外来と入院の区別なく適用される●���複数の医療機関等を受診した場合、その自己負担をすべて合算したうえで、自己負担上限額が適用される†
●���「同一世帯内*」に複数の対象患者(指定難病の患者、小児慢性特定疾病の患者)がいる場合、負担上限額は世帯内の対象患者の人数により比率に応じて配分される
Q:どんな場合に指定難病の医療費助成制度を利用できますか?
A:一定の認定基準を満たした場合です。
Q:この制度を利用した場合、医療費はどのくらいかかりますか?
A: 所得や状態に応じた自己負担上限額が定められています。
( )�
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第6話 指定難病の申請手続きについて
指定難病の医療費助成制度を利用するのには手続きが必要です。ここでは、制度を利用するために「何が必要なのか」「どこに行く必要があるのか」を中心に説明します。
申請には何種類かの書類が必要になります。必要な書類は住んでいる地域によって異なる場合もありますので、主治医や自治体の窓口、保健所などで確認しましょう。
ポ イ ン ト ・�診断書のほか、P.18に記載されている書類を揃えましょう。・��申請手続きの書類や方法は地域によって多少異なることがありますので、� �指定医等は、都道府県のホームページなどで公表されています。
参考:厚生労働省�健康局疾病対策課雇用均等・児童家庭局母子保健課「難病及び小児慢性特定疾病の新たな医療費助成制度に係る説明資料」平成26年8月19日
指定難病医療費助成制度 利用までのステップ
① 指定難病の「指定医」を受診して 「診断書(臨床調査個人票)」を交付してもらう
② 書類を揃えたら、住んでいる地域の保健所 または市区町村の窓口に提出する
③ 審査で指定難病に認定されたら、 医療機関等へ受診する
Q:申請時には何が必要ですか?
A:下記にあげた何種類かの書類が必要です。
Q:どこに行けば指定難病の制度を利用できますか?
A:下記の図をご確認ください。
申請時に必要な書類(新規認定者の場合)【全員に必要な書類】□ 申請書 □ 診断書(臨床調査個人票) □ 住民票 □ 世帯の所得を確認できる書類 □ 保険証の写し(健康保険など被用者保険の場合は患者本人分、国民健康保険の場合は世帯
全員分) □ 医療保険の所得区分確認書類
【追加で必要な書類】□ 人工呼吸器等装着者であることを証明する書類(人工呼吸器等装着者の場合) □ 医療費について確認できる領収書等(「高額かつ長期」あるいは「軽症者特例」に該当する場
合) □ 世帯内にほかに特定医療費または小児慢性特定疾病医療費の受給者がいることを証明する
書類(世帯内にほかに特定医療費、小児慢性特定疾病医療費の受給者がいる場合)
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第7話 「高額療養費」をご存知ですか?
小児慢性特定疾病・指定難病の対象とならない患者さんは、「高額療養費(制度)」を活用すれば医療費の自己負担をおさえられる可能性があります。
「高額療養費制度」とは、1ヵ月(1日〜月末)における医療費(医療保険の適用となる医療費)が一定の金額を超えた場合、超えた分の医療費が約3ヵ月後に戻ってくる制度です。それでは、右の表を参考にしながらどのくらい金額が戻ってくるか計算してみましょう。
【例】月給(手取り)約35万円のAさん世帯の場合Aさんの標準報酬月額は「28万円~50万円」に位置し、高額療養費制度での世帯としての所得区分は「ウ」になります。Aさんは今月の医療費が50万円かかりました。ここで指す医療費とは、自己負担額ではなく、医療保険制度が負担してくれる金額も含んでいます。通常の医療保険制度では自己負担割合は3割ですので、Aさんは自己負担額として15万円支払うことになります。しかし、高額療養費制度を利用することで、自己負担限度額を超える金額が後ほど戻ってきます。
つまり、高額療養費の適用を受けられれば、月の自己負担限度額は82,430円となります。Aさんは事前に医療機関等の窓口で15万円を支払っていますので、そこから支払うべき金額(82,430円)を差し引いた67,570円が戻ってきます。
■表 高額療養費の自己負担限度額(月額)①70歳以上
適用区分 ひと月の上限額(世帯ごと、円) 多数回該当*(円)外来(個人ごと、円)
現役並み
年収約1,160万円~標準報酬月額83万円以上
課税所得690万円以上252,600+(医療費-842,000)×1% 140,100
年収約770万~約1,160万円標準報酬月額53万円以上
課税所得380万円以上167,400+(医療費-558,000)×1% 93,000
年収約370万~約770万円標準報酬月額28万円以上
課税所得145万円以上80,100+(医療費-267,000)×1% 44,400
一般
年収156万~約370万円標準報酬月額26万円以下課税所得145万円未満等
18,000(年144,000) 57,600 44,400
住民税
非課税等
Ⅱ 住民税非課税世帯8,000
24,600
Ⅰ 住民税非課税世帯(年金収入80万円以下など)
15,000
②69歳以下適用区分 ひと月の上限額(世帯ごと、円) 多数回該当(円)
ア年収約1,160万円~
健保:標準報酬月額83万円以上国保:旧ただし書き所得901万円超
252,600+(医療費-842,000)×1% 140,100
イ年収約770万~約1,160万円健保:標準報酬月額53万〜79万円
国保:旧ただし書き所得600万〜901万円
167,400+(医療費-558,000)×1% 93,000
ウ年収約370万~約770万円
健保:標準報酬月額28万〜50万円国保:旧ただし書き所得210万〜600万円
80,100+(医療費-267,000)×1% 44,400
エ~年収約370万円
健保:標準報酬月額26万円以下国保:旧ただし書き所得210万円以下
57,600 44,400
オ 住民税非課税者 35,400 24,600
*:70歳以上で「住民税非課税」の区分の方については、多数回該当の適用はありません。注:1つの医療機関等での自己負担(院外処方代を含む)では上限額を超えないときでも、同じ月の別の医療機関等での自己負担(69歳以下の場合は2万1千円以上であることが必要)を合算することができます。この合算額が上限額を超えれば、高額療養費の支給対象となります。
厚生労働省保険局�高額療養費制度を利用される皆様へ(平成30年8月から)一部改変70歳以上の方の高額療養費は平成30年8月から上限額が変わりました。
たとえば先ほどのAさん世帯の場合、「多数回該当」であれば1ヵ月の自己負担限度額は44,400円になります(下表を参照ください)。
Q:もっと自己負担限度額を減らすことはできませんか?
A:過去12ヵ月の間で3回以上高額療養費の支給を受けている場合、4回目からの自己負担限度額は引き下げられます。
これを「多数回該当」といいます。
Q:高額療養費制度とは何ですか?
A:1ヵ月の医療費が一定の金額を超えた場合、超えた分の金額が戻ってくる制度です。
Aさん世帯��月給手取り約35万円。�所得区分「ウ」
医療費自己負担分 自己負担限度額 戻ってくる金額
自己負担限度額かかった医療費
80,100円 + [(500,000円 - 267,000円) × 0.01 ] = 82,430円
150,000円 - 82,430円 = 67,570円
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小児・成人共通
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資 料
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高額療養費制度の申請は、医療保険の種類によって少し異なります。
● 国民健康保険の場合 高額療養費が適用になると、通常は、市区町村の国民健康保険担当部門から申請書が送られてきます。その申請書に記載し、医療費の領収書を市区町村の窓口に提出・申請しましょう。
● 健康保険組合あるいは共済組合の場合 限度額を超えた金額が自動的に戻ってくることが多いのですが、実際に払い戻しがされているか確認しましょう。
● 全国健康保険協会(協会けんぽ)の場合 各都道府県支部に高額療養費支給申請書を提出しましょう。そうしなければ払い戻しは受けられません。
ただし、高額療養費の適用になる可能性が高いことがあらかじめ推測される場合は「限度額適用認定証」を利用することで、窓口での支払いが自己負担限度額までにおさえられます。詳しくはP.24〜25に記載しています。
年齢により合算の仕方が異なります。
● 世帯に70歳以上の方がいる場合は… 同一月に世帯内でかかった自己負担額をすべて合算できます。
● 世帯員が69歳以下の場合は… 同一月に世帯内でかかった自己負担額のうち、21,000円以上のものしか合算できません。
参考:高額療養費制度での注意点調剤薬局での自己負担については、その処方せんを書いた医療機関での自己負担額に算入するなど、いくつかのルールがあります。不明なことがあれば、自治体の保険課や健康保険の窓口で相談しましょう。
Q:複数の家族が病院を受診したり、複数の病院を受診したり、同じ病院で入院治療と外来治療を行ったりして高額だった場合はどうなりますか?
A:「世帯合算」という制度で、自己負担額の合計が限度額を超えた場合に高額療養費が適用されます。
21,000円
75歳〜
すべて合算できる
70〜74歳
すべて合算できる
〜69歳
21,000円以上のもののみ合算できる
Q:どうやって申請すればいいですか?
A:加入している医療保険によって申請方法が異なりますので、確認しましょう。
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資 料
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高額療養費制度の基本的な仕組みは、まず医療機関の窓口で医療費の自己負担分をすべて支払い、その後で加入している健保組合等から自己負担限度額を超えて支払った分との差額の払い戻しを受けるものです。しかし、それでは一時的に高額な医療費を支払う必要が出てきます。そこで医療機関の窓口で保険証とともに「限度額適用認定証」を提示し、 「高額療養費の現物給付化」という仕組みを利用すれば、自己負担限度額を超える支払いが不要になります。
ポ イ ン ト 外来治療でもこの仕組みは適用されます!この仕組みは入院でも外来でも適用されますので、外来で行われることの多い成長ホルモン治療も対象となります。
ポ イ ン ト 認定証を提示することで、病院や薬局側が自己負担限度額を計算し、1ヵ月の自己負担限度額を超えた場合にはそれ以上の自己負担分については窓口で請求されなくなります。外来も入院時も同様です。
資料:厚生労働省作成の資料(平成23年12月)を一部改変
■表 外来の高額療養費の現物給付化の仕組み
高額な外来診療受診者 事前の手続き 病院・薬局などで
70歳未満の方加入する健康保険組合などに「認定証」(限度額適用認定証)の交付を申請する
「認定証」を窓口に提示する70歳以上の非課税世帯等の方
70歳以上75歳未満で、非課税世帯等ではない方 必要なし 「高齢受給者証」を窓口に提示する
75歳以上で、非課税世帯等ではない方 必要なし 「後期高齢者医療被保険者証」を
窓口に提示する
高額療養費の現物給付化 利用までのステップ
① 必要な書類を加入している健康保険組合などに 提出する
�限度額適用認定証交付
② 病院を受診したり、薬局を利用したりする際に 医療保険証と一緒に限度額適用認定証を提示する
Q:毎月毎月高額な医療費を立て替えるのは大変なので、払わなくて済むようにする方法はありませんか?
A:「高額療養費の現物給付化」という仕組みがあります。
Q:「限度額適用認定証」の申請はどうやって手続きすればいいですか?
A:下の図をご確認ください。
参考:厚生労働省保健局�「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
「限度額適用認定証」を使用するときの注意□ 「限度額適用認定証」には有効期限があります。原則1年です。長期に利用する場合は更新が
必要です。□ 「限度額適用認定証」を医療機関側に提示しない場合は、「高額療養費の現物給付化」は利用
できません。通常の高額療養費制度で払い戻しを受けるようにしましょう。
要チェック!
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第8話 「医療費控除」による税金の還付について
高額な医療費を支払った場合、税金が還付されることがあります。
ポ イ ン ト 家族で支払った医療費の合計が10万円を超えれば医療費控除の対象に!
・�1年間(1月~12月)にかかった医療費の合計を、下図の計算方法で算出します。・��生計を共にしている家族の分も合算し、それが10万円を超えた場合は、確定申告によって医療費控除を受けることができます。・��計算対象となる金額は、高額療養費や生命保険、損害賠償保険などで補てんされた金額を差し引いた額です。また、医療費控除には限度額があり、200万円が最高限度です。・��この計算方法で求めた額は、あくまで課税される総所得から控除される金額です。そのまま還付される金額ではないことを知っておいてください。
ポ イ ン ト 医療費の領収書は大切に保管!領収書は再発行できませんので、医療費の領収書を普段から大切に保管しておきましょう。
参考:確定申告の豆知識●���確定申告を行うのは毎年2月16日から3月15日までの1ヵ月間ですが、還付を受ける場合は、2月15日以前でも受け付けてもらえます
●���申告には、還付金の振り込み先の口座番号もひかえておくと便利です●���確定申告の義務のない方で過去の医療費控除についてはまだ還付申告をしていない方は、前年度より5年以内にさかのぼって申告できます
参考:国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm)
Q:「医療費控除」とは何ですか?
A:1年間に支払った医療費の合計額が10万円を超えたときに確定申告をすると、所得税が軽減されたり、納めすぎた税金が戻ったりするものです。
Q:医療費控除の手続きはどうしたらいいですか?
A:確定申告の申告書類以外に、医療費の領収書、源泉徴収票、印鑑が必要です。
控除対象となる主な費用 下記の費用が対象です。詳細については税務署や税理士に相談しましょう。□ 医師または歯科医師による診療もしくは治療にかかった費用□ 治療または療養に必要な医薬品の購入の費用□ 通院費用(お子さんの通院やその付き添いも含む)、入院の部屋代や食事代の費用で通常必
要なもの□ 治療のためのあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師などによる施術費用□ 保健師や看護師に療養上の世話を受けた費用、付き添いの方の費用□ 助産師による分娩の介助の費用□ 治療を受けるために直接必要な、義手、義足、松葉杖、義歯などの購入費用
要チェック!
■医療費控除の計算方法
1月〜12月に支払った本人および生計を共にする配偶者等の自己負担額の合計高額療養費や保険金などで補てんされた金額を差し引いたもの
10万円
その年の総所得金額が200万円未満の人は総所得金額の5%
医療費控除額(最高200万円まで)
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小児・成人共通
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資 料
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平成 年 月分自己負担上限額管理表
受診者名 受給者番号
月間自己負担上限額 円
日付 指定医療機関名医療費総額
(10割分)自己負担額
自己負担の累積額
(月額)徴収印
月 日
月 日
月 日
月 日
上記のとおり月額自己負担上限額に達しました。
日付 指定医療機関名 確認印
月 日
自己負担額には、指定医療機関の医師の処方せんにもとづいて調剤薬局(保険薬局)で支払った薬代も含まれます。
【見本】
参考:厚生労働省�健康局疾病対策課雇用均等・児童家庭局母子保健課「難病及び小児慢性特定疾病の新たな医療費助成制度に係る説明資料」平成26年8月19日
平成 年 月分自己負担上限額管理表
受診者名 受給者番号
月間自己負担上限額 円
日付 指定医療機関名医療費総額
(10割分)自己負担額
自己負担の累積額
(月額)徴収印
月 日
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上記のとおり月額自己負担上限額に達しました。
日付 指定医療機関名 確認印
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成長 モン太
●●病院
△△薬局
●●病院
●●病院
10,000円
10,000
20,000円
40,000円
2,000円
4,000円
4,000円
2,000円
6,000円
10,000円
●
●
●
●
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3
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【記載例】
資料 小児慢性特定疾病・指定難病の自己負担上限額管理表
資料 小児慢性特定疾病における成長ホルモン治療の認定基準(健康保険適用基準/小児慢性特定疾病)
開始基準骨年齢 男子:17歳未満、女子:15歳未満 健康保険 小児慢性特定疾病
● 成長ホルモン分泌不全性低身長症(脳の器質的な原因によるものを除く)
・身長・年間成長速度
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたって-1.5SD以下
-2.5SD以下(乳幼児で成長ホルモン分泌不全が原因と考えられる症候性低血糖がある場合は問わない)
・ 成長ホルモン 分泌刺激試験
2種以 上の分泌刺激 試 験における成長ホルモンの最高値がすべて6ng/mL以下
(GHRP-2負荷試験では16ng/mL以下)
2種以上のすべての結果で成長ホルモンの最高値が6ng/mL以下(GHRP-2負荷試験では16ng/mL以下)
(乳幼児で成長ホルモン分泌不全が原因と考えられる症候性低血糖がある場合は1種以上)
・IGF-1(ソマトメジンC) 問わない
200ng/mL未満(5歳未満は150ng/mL未満)
(乳幼児で成長ホルモン分泌不全が原因と考えられる症候性低血糖がある場合は問わない)
● 成長ホルモン分泌不全性低身長症(脳の器質的な原因によるもの)
● 後天性下垂体機能低下症および先天性下垂体機能低下症による低身長
・身長・年間成長速度
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたるか否かを問わず-1.5SD以下
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたるか否かを問わず-1.5SD以下で経過
・ 成長ホルモン 分泌刺激試験
1つの結果で成長ホルモンの最高値が6ng/mL以下
1種以上のすべての結果で成長ホルモンの最高値が6ng/mL以下
(GHRP-2負荷試験では16ng/mL以下)
●ターナー症候群 ● プラダー・ウィリ症候群
・身長・年間成長速度
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたって-1.5SD以下
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたって-1.5SD以下
●ヌーナン症候群 ・身長 -2.0SD以下 -2.0SD以下
●軟骨無形成症●軟骨低形成症 ・身長 -3.0SD以下 -3.0SD以下
● 慢性腎不全による 低身長症
・身長・年間成長速度
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたって-1.5SD以下
-2.5SD以下
●SGA性低身長症・年齢・身長・年間成長速度
(以下のすべての基準を満たすこと)・ 出生時の身長・体重が基準を満たすこと・3歳以上・-2.5SD未満・ 治療開始前1年間の成長速度が0SD未満・ 成長障害が子宮内発育遅延以外の疾患等
に起因する患者でないこと
適応なし
継続基準 健康保険 小児慢性特定疾病
● 成長ホルモン分泌不全性低身長症
● 先天性下垂体機能低下症および後天性下垂体機能低下症
・年間成長速度
初年度 ≧ 6.0cm/年または治療前後の年間成長速度の差が
2.0cm以上 2・3年目 ≧ 2.0cm/年 4年目 ≧ 1.8cm/年 5年目 ≧ 1.4cm/年 6年目 ≧ 1.2cm/年 7年目 ≧ 1.0cm/年
初年度 ≧ 6.0cm/年または治療前後の年間成長速度の差が
2.0cm以上 2年目以降 ≧ 3.0cm/年
●ターナー症候群● プラダー・ウィリ症候群●ヌーナン症候群●軟骨無形成症●軟骨低形成症● 慢性腎不全による
低身長症●SGA性低身長症
・年間成長速度
初年度 ≧ 4.0cm/年または治療前後の年間成長速度の差が
1.0cm以上 2年目 ≧ 2.0cm/年 3年目以降 ≧ 1.0cm/年
初年度 ≧ 4.0cm/年または治療前後の年間成長速度の差が
1.0cm以上 2年目 ≧ 2.0cm/年 3年目以降 ≧ 1.0cm/年
※SGA性低身長症は適応なし
終了基準 健康保険 小児慢性特定疾病
骨年齢 男子 : 17歳以上女子 : 15歳以上 身長 男子 : 156.4cm
女子 : 145.4cm
各薬剤添付文書・成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断の手引き(平成24年度改訂)・平成26年�厚生労働省�告示第475号・平成29年�厚生労働省�告示第125号・平成30年�厚生労働省�告示第60号 より作成
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小 児
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小児・成人共通
小児・成人共通
資 料
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資料 治療開始時の身長基準
開始時の身長基準● 成長ホルモン分泌不全性低身長症(脳の器質的原因によるものを除く)● 慢性腎不全による低身長症
開始時の身長基準● 成長ホルモン分泌不全性低身長症(脳の器質的原因による) ● ターナー症候群またはプラダー・ウィリ症候群による低身長症
身長基準(標準身長の−2.5SD値) 単位�:�cm
0月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
0歳男 43.6� 48.0� 52.3� 55.7� 58.5� 60.4� 61.9� 63.2� 64.4� 65.5� 66.5� 67.6�
女 43.2� 47.3� 51.3� 54.5� 57.1� 59.0� 60.5� 61.7� 62.9� 64.0� 65.1� 66.1�
1歳男 68.5� 69.5� 70.3� 71.1� 71.9� 72.7� 73.5� 74.3� 75.1� 75.8� 76.6� 77.2�
女 67.1� 68.1� 69.0� 70.0� 70.8� 71.7� 72.5� 73.4� 74.2� 74.9� 75.6� 76.3�
2歳男 77.9� 78.5� 79.2� 79.8� 80.4� 80.9� 81.5� 82.0� 82.6� 83.1� 83.6� 84.2�
女 77.0� 77.6� 78.2� 78.8� 79.4� 79.9� 80.5� 81.0� 81.6� 82.1� 82.7� 83.3�
3歳男 84.7� 85.2� 85.7� 86.2� 86.7� 87.2� 87.7� 88.2� 88.7� 89.1� 89.6� 90.1�
女 83.8� 84.3� 84.9� 85.4� 85.9� 86.5� 87.0� 87.5� 88.0� 88.5� 89.0� 89.5�
4歳男 90.5� 91.0� 91.4� 91.9� 92.3� 92.8� 93.2� 93.7� 94.1� 94.6� 95.0� 95.5�
女 90.0� 90.5� 90.9� 91.4� 91.9� 92.4� 92.8� 93.3� 93.7� 94.2� 94.7� 95.2�
5歳男 95.9� 96.3� 96.8� 97.3� 97.7� 98.2� 98.6� 99.1� 99.5� 100.0� 100.4� 100.9�
女 95.6� 96.1� 96.6� 97.0� 97.5� 97.9� 98.4� 98.9� 99.3� 99.8� 100.2� 100.7�
6歳男 101.4� 101.9� 102.4� 102.8� 103.3� 103.8� 104.3� 104.7� 105.2� 105.6� 106.1� 106.5�
女 101.1� 101.6� 102.0� 102.5� 102.8� 103.2� 103.6� 104.1� 104.5� 104.9� 105.4� 105.8�
7歳男 107.0� 107.4� 107.9� 108.3� 108.8� 109.2� 109.7� 110.1� 110.5� 110.9� 111.3� 111.7�
女 106.3� 106.7� 107.1� 107.6� 108.0� 108.4� 108.9� 109.3� 109.7� 110.1� 110.4� 110.8�
8歳男 112.1� 112.5� 112.9� 113.3� 113.7� 114.1� 114.5� 114.9� 115.3� 115.7� 116.1� 116.5�
女 111.2� 111.6� 112.0� 112.4� 112.8� 113.2� 113.6� 114.0� 114.3� 114.7� 115.1� 115.5�
9歳男 116.9� 117.3� 117.7� 118.1� 118.5� 118.9� 119.3� 119.6� 120.0� 120.4� 120.8� 121.1�
女 115.8� 116.2� 116.6� 117.0� 117.3� 117.7� 118.1� 118.5� 119.0� 119.4� 119.8� 120.3�
10歳男 121.5� 121.9� 122.3� 122.6� 123.0� 123.4� 123.8� 124.1� 124.4� 124.7� 125.0� 125.3�
女 120.7� 121.1� 121.6� 122.0� 122.5� 122.9� 123.3� 123.9� 124.5� 125.1� 125.7� 126.3�
11歳男 125.6� 125.9� 126.2� 126.5� 126.8� 127.1� 127.5� 127.9� 128.3� 128.8� 129.2� 129.7�
女 126.9� 127.5� 128.1� 128.7� 129.2� 129.8� 130.4� 131.0� 131.6� 132.1� 132.7� 133.3�
12歳男 130.1� 130.5� 131.0� 131.4� 131.9� 132.3� 132.8� 133.4� 134.1� 134.8� 135.4� 136.1�
女 133.9� 134.4� 135.0� 135.6� 136.1� 136.7� 137.3� 137.6� 138.0� 138.4� 138.7� 139.1�
13歳男 136.8� 137.4� 138.1� 138.8� 139.4� 140.1� 140.8� 141.5� 142.2� 142.9� 143.6� 144.3�
女 139.4� 139.8� 140.2� 140.5� 140.9� 141.2� 141.6� 141.8� 141.9� 142.1� 142.3� 142.4�
14歳男 145.0� 145.7� 146.4� 147.2� 147.9� 148.6� 149.3� 149.7� 150.0� 150.4� 150.8� 151.2�
女 142.6� 142.7� 142.9� 143.1� 143.2� 143.4� 143.6� 143.6� 143.7� 143.7� 143.8� 143.8�
15歳男 151.6� 152.0� 152.3� 152.7� 153.1� 153.5� 153.9� 154.0� 154.2� 154.3� 154.5� 154.6�
女 143.9� 144.0� 144.0� 144.1� 144.1� 144.2� 144.3� 144.3� 144.3� 144.3� 144.4� 144.4�
16歳男 154.8� 154.9� 155.0� 155.2� 155.3� 155.5� 155.6� 155.7� 155.7� 155.8� 155.8� 155.9�
女 144.4� 144.5� 144.5� 144.5� 144.6� 144.6� 144.6� 144.7� 144.7� 144.7� 144.7� 144.8�
17歳男 155.9� 156.0� 156.0� 156.1� 156.1� 156.2� 156.2� 156.2� 156.2� 156.2� 156.2� 156.2�
女 144.8� 144.8� 144.9� 144.9� 144.9� 144.9� 145.0� 145.0� 145.0� 145.0� 145.0� 145.0�
身長基準(標準身長の−2.0SD値) 単位�:�cm
0月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
0歳男 44.7 49.1 53.4 56.9 59.6 61.6 63.1 64.4 65.6 66.7 67.8 68.8
女 44.2 48.4 52.4 55.6 58.2 60.1 61.6 62.9 64.1 65.2 66.3 67.4
1歳男 69.8 70.8 71.6 72.5 73.3 74.1 74.9 75.7 76.5 77.3 78.0 78.7
女 68.4 69.4 70.3 71.3 72.2 73.0 73.9 74.7 75.6 76.3 77.1 77.7
2歳男 79.4 80.1 80.7 81.3 81.9 82.5 83.1 83.7 84.2 84.8 85.3 85.9
女 78.4 79.1 79.7 80.3 80.9 81.5 82.1 82.6 83.2 83.8 84.3 84.9
3歳男 86.4 87.0 87.5 88.0 88.5 89.0 89.5 90.0 90.5 91.0 91.5 92.0
女 85.5 86.0 86.6 87.1 87.7 88.2 88.8 89.3 89.8 90.3 90.9 91.4
4歳男 92.5 92.9 93.4 93.9 94.3 94.8 95.3 95.8 96.2 96.7 97.1 97.6
女 91.9 92.4 92.9 93.4 93.9 94.3 94.8 95.3 95.8 96.3 96.8 97.2
5歳男 98.1 98.5 99.0 99.5 99.9 100.4 100.9 101.4 101.8 102.3 102.8 103.3
女 97.7 98.2 98.7 99.2 99.7 100.1 100.6 101.1 101.6 102.0 102.5 103.0
6歳男 103.8 104.3 104.8 105.3 105.8 106.3 106.8 107.2 107.7 108.1 108.6 109.0
女 103.4 103.9 104.4 104.8 105.2 105.6 106.1 106.5 107.0 107.4 107.9 108.3
7歳男 109.5 110.0 110.4 110.9 111.3 111.8 112.2 112.6 113.1 113.5 113.9 114.3
女 108.8 109.2 109.6 110.1 110.5 111.0 111.4 111.9 112.3 112.7 113.1 113.5
8歳男 114.7 115.1 115.5 116.0 116.4 116.8 117.2 117.6 118.0 118.4 118.8 119.3
女 113.9 114.3 114.7 115.1 115.5 116.0 116.4 116.8 117.2 117.6 118.0 118.4
9歳男 119.7 120.1 120.5 120.9 121.3 121.7 122.1 122.5 122.9 123.3 123.7 124.1
女 118.8 119.2 119.6 120.0 120.4 120.8 121.2 121.6 122.1 122.6 123.0 123.5
10歳男 124.5 124.9 125.3 125.7 126.1 126.4 126.8 127.2 127.5 127.9 128.2 128.6
女 123.9 124.4 124.9 125.3 125.8 126.3 126.7 127.3 127.9 128.5 129.1 129.7
11歳男 128.9 129.3 129.6 130.0 130.3 130.7 131.0 131.5 132.0 132.5 132.9 133.4
女 130.2 130.8 131.4 132.0 132.6 133.2 133.8 134.3 134.8 135.4 135.9 136.5
12歳男 133.9 134.4 134.9 135.3 135.8 136.3 136.8 137.4 138.1 138.7 139.4 140.0
女 137.0 137.5 138.1 138.6 139.2 139.7 140.2 140.6 140.9 141.3 141.6 141.9
13歳男 140.7 141.4 142.0 142.7 143.3 144.0 144.6 145.3 145.9 146.6 147.3 147.9
女 142.3 142.6 142.9 143.3 143.6 144.0 144.3 144.5 144.6 144.8 144.9 145.1
14歳男 148.6 149.2 149.9 150.5 151.2 151.9 152.5 152.9 153.2 153.6 154.0 154.3
女 145.3 145.4 145.6 145.7 145.9 146.0 146.2 146.3 146.3 146.4 146.4 146.5
15歳男 154.7 155.0 155.4 155.7 156.1 156.5 156.8 157.0 157.1 157.2 157.4 157.5
女 146.5 146.6 146.6 146.7 146.8 146.8 146.9 146.9 146.9 147.0 147.0 147.0
16歳男 157.7 157.8 158.0 158.1 158.2 158.4 158.5 158.6 158.6 158.7 158.7 158.8
女 147.1 147.1 147.1 147.1 147.2 147.2 147.2 147.3 147.3 147.3 147.4 147.4
17歳男 158.8 158.9 158.9 159.0 159.0 159.1 159.1 159.1 159.1 159.1 159.1 159.1
女 147.4 147.5 147.5 147.5 147.5 147.6 147.6 147.6 147.6 147.6 147.6 147.6
別表1 別表2
32 33
小 児
小 児
成 人
成 人
小児・成人共通
小児・成人共通
資 料
資 料
成長速度基準(標準値の−1.5SD値) 身長基準 (標準身長の−3.0SD値)単位�:�cm 単位�:�cm
0月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
1歳男 11.6 11.1 10.5 9.9 9.6 9.3 8.9 8.7 8.5 8.3 8.1 7.8
女 11.3 10.8 10.4 9.9 9.6 9.2 8.8 8.6 8.3 8.1 7.9 7.7
2歳男 7.6 7.5 7.4 7.3 7.2 7.1 7.0 6.9 6.7 6.6 6.5 6.5
女 7.5 7.5 7.3 7.2 7.1 6.9 6.8 6.7 6.7 6.6 6.5 6.4
3歳男 6.4 6.3 6.3 6.2 6.1 6.1 6.0 6.0 5.9 5.9 5.9 5.8
女 6.3 6.2 6.2 6.1 6.1 6.0 6.0 6.0 5.9 5.9 5.9 5.8
4歳男 5.8 5.7 5.7 5.5 5.5 5.4 5.4 5.4 5.3 5.3 5.2 5.2
女 5.8 5.8 5.7 5.7 5.7 5.6 5.6 5.6 5.5 5.5 5.5 5.4
5歳男 5.1 5.1 5.0 5.0 5.0 4.9 4.9 4.9 4.7 4.7 4.7 4.6
女 5.4 5.4 5.3 5.3 5.3 5.2 5.2 5.2 5.2 5.2 5.1 5.2
6歳男 4.6 4.6 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.6 4.6 4.6 4.6
女 5.1 5.1 5.1 5.1 5.0 5.0 4.9 4.9 4.7 4.7 4.7 4.6
7歳男 4.6 4.6 4.6 4.6 4.6 4.5 4.5 4.5 4.4 4.4 4.4 4.4
女 4.6 4.6 4.5 4.5 4.5 4.4 4.4 4.4 4.3 4.3 4.3 4.3
8歳男 4.4 4.4 4.3 4.4 4.4 4.3 4.3 4.3 4.2 4.2 4.2 4.1
女 4.3 4.3 4.2 4.2 4.2 4.2 4.1 4.1 4.1 4.1 4.1 4.2
9歳男 4.1 4.1 4.1 4.1 4.1 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 3.9
女 4.2 4.2 4.2 4.2 4.3 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 5.0
10歳男 3.9 3.9 3.9 3.9 3.9 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.1
女 5.2 5.2 5.4 5.5 5.7 5.8 6.0 6.1 6.2 6.4 6.4 6.6
11歳男 4.1 4.1 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.3
女 6.7 6.7 6.6 6.5 6.4 6.2 6.1 5.9 5.6 5.5 5.2 4.8
12歳男 5.5 5.7 5.9 6.1 6.3 6.6 6.9 7.1 7.2 7.4 7.5 7.7
女 4.5 4.2 4.0 3.6 3.3 3.1 2.9 2.7 2.4 2.2 2.0 1.9
13歳男 7.7 7.5 7.4 7.2 7.1 7.0 6.9 6.6 6.4 6.1 5.7 5.3
女 1.7 1.6 1.5 1.3 1.2 1.2 1.1 1.0 0.9 0.8 0.7 0.6
14歳男 5.0 4.7 4.4 4.1 3.8 3.6 3.3 3.2 3.0 2.8 2.6 2.5
女 0.6 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.3 0.3 0.2 0.3 0.2
15歳男 2.3 2.1 2.0 1.8 1.6 1.5 1.4 1.3 1.1 1.0 1.0 0.9
女 0.2 0.2 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
16歳男 0.8 0.7 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.3 0.3 0.2 0.1 0.1
女 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
17歳男 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
女 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
0月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
0歳男 42.5 47.0 51.2 54.6 57.3 59.2 60.8 62.0 63.2 64.3 65.3 66.3
女 42.2 46.3 50.2 53.4 56.0 57.8 59.4 60.6 61.8 62.8 63.9 64.9
1歳男 67.2 68.1 69.0 69.8 70.6 71.4 72.1 72.9 73.7 74.4 75.1 75.7
女 65.9 66.8 67.7 68.7 69.5 70.3 71.2 72.0 72.8 73.5 74.2 74.8
2歳男 76.4 77.0 77.6 78.2 78.8 79.3 79.9 80.4 80.9 81.4 82.0 82.5
女 75.5 76.1 76.7 77.3 77.8 78.4 78.9 79.4 80.0 80.5 81.1 81.6
3歳男 83.0 83.5 84.0 84.5 84.9 85.4 85.9 86.3 86.8 87.3 87.7 88.1
女 82.1 82.6 83.2 83.7 84.2 84.7 85.2 85.7 86.2 86.7 87.1 87.6
4歳男 88.6 89.0 89.4 89.9 90.3 90.7 91.2 91.6 92.0 92.5 92.9 93.3
女 88.1 88.5 89.0 89.5 89.9 90.4 90.8 91.3 91.7 92.1 92.6 93.1
5歳男 93.7 94.2 94.6 95.0 95.5 95.9 96.3 96.8 97.2 97.7 98.1 98.6
女 93.5 94.0 94.4 94.9 95.3 95.7 96.2 96.6 97.1 97.5 97.9 98.4
6歳男 99.0 99.5 99.9 100.4 100.9 101.3 101.8 102.3 102.7 103.1 103.6 104.0
女 98.8 99.2 99.6 100.1 100.5 100.8 101.2 101.6 102.0 102.5 102.9 103.3
7歳男 104.5 104.9 105.3 105.8 106.2 106.6 107.1 107.5 107.9 108.2 108.6 109.0
女 103.8 104.2 104.6 105.0 105.5 105.9 106.3 106.7 107.1 107.4 107.8 108.2
8歳男 109.4 109.8 110.2 110.6 111.0 111.4 111.8 112.1 112.5 112.9 113.3 113.7
女 108.6 108.9 109.3 109.7 110.0 110.4 110.8 111.1 111.5 111.8 112.2 112.5
9歳男 114.1 114.5 114.8 115.2 115.6 116.0 116.4 116.7 117.1 117.5 117.8 118.2
女 112.9 113.2 113.6 113.9 114.3 114.6 115.0 115.4 115.8 116.2 116.6 117.0
10歳男 118.5 118.9 119.3 119.6 120.0 120.3 120.7 121.0 121.2 121.5 121.8 122.0
女 117.5 117.9 118.3 118.7 119.1 119.5 119.9 120.5 121.1 121.7 122.3 122.9
11歳男 122.3 122.6 122.8 123.1 123.4 123.6 123.9 124.3 124.7 125.1 125.5 125.9
女 123.5 124.1 124.7 125.3 125.9 126.5 127.1 127.7 128.3 128.9 129.5 130.1
12歳男 126.3 126.7 127.1 127.5 127.9 128.3 128.7 129.4 130.1 130.8 131.5 132.1
女 130.7 131.3 131.9 132.5 133.1 133.7 134.3 134.7 135.1 135.5 135.8 136.2
13歳男 132.8 133.5 134.2 134.9 135.6 136.2 136.9 137.7 138.4 139.2 140.0 140.7
女 136.6 137.0 137.4 137.8 138.1 138.5 138.9 139.1 139.2 139.4 139.6 139.7
14歳男 141.5 142.2 143.0 143.8 144.5 145.3 146.0 146.4 146.8 147.3 147.7 148.1
女 139.9 140.1 140.2 140.4 140.6 140.7 140.9 141.0 141.0 141.1 141.1 141.2
15歳男 148.5 148.9 149.3 149.7 150.1 150.5 150.9 151.1 151.2 151.4 151.5 151.7
女 141.3 141.3 141.4 141.5 141.5 141.6 141.6 141.7 141.7 141.7 141.8 141.8
16歳男 151.8 152.0 152.1 152.3 152.4 152.6 152.7 152.8 152.8 152.9 152.9 153.0
女 141.8 141.9 141.9 141.9 141.9 142.0 142.0 142.0 142.1 142.1 142.1 142.2
17歳男 153.0 153.1 153.1 153.2 153.2 153.3 153.3 153.3 153.3 153.3 153.3 153.3
女 142.2 142.2 142.2 142.3 142.3 142.3 142.4 142.4 142.4 142.4 142.4 142.4
厚生労働省 第16回小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会「資料3 見直し後の対象疾病」平成26年7月30日
開始時の成長速度基準● 成長ホルモン分泌不全性低身長症(脳の器質的原因による)● ターナー症候群またはプラダー・ウィリ症候群による低身長症
開始時の身長基準● 軟骨無形成症 ● 軟骨低形成症別表3 別表4
34 35
小 児
小 児
成 人
成 人
小児・成人共通
小児・成人共通
資 料
資 料
資料 指定難病における小児の成長ホルモン分泌不全性 低身長症認定基準(健康保険適用基準/指定難病)
健康保険指定難病
(重症成長ホルモン分泌不全性低身長症)
● 成長ホルモン分泌不 全 性 低 身 長 症
(下記の場合を除く)
・身長・年間成長速度
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたって-1.5SD以下
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたって-1.5SD以下
(乳幼児で成長ホルモン分泌不全が原因と考えられる症候性低血糖がある場合は問わない)
・ 成長ホルモン分泌刺激試験
2種以上の分泌刺激試験における成長ホルモンの最高値がすべて6ng/mL以下
(GHRP-2負 荷 試 験 で は16ng/mL以下)
2種以上の成長ホルモン分泌刺激試験における成長ホルモンの最高値がすべて3ng/mL以下
(GHRP-2負 荷 試 験 で は10ng/mL以下)
(乳幼児で成長ホルモン分泌不全が原因と考えられる症候性低血糖がある場合は1種以上)
● 成長ホルモン分泌不 全 性 低 身 長 症
(頭蓋内器質性疾患や他の下垂体ホルモン分泌不全があるとき)
・身長・年間成長速度
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたるか否かを問わず-1.5SD以下
-2.0SD以下または年間成長速度が2年以上にわたって-1.5SD以下
・ 成長ホルモン 分泌刺激試験
1つの結果で成長ホルモンの最高値が6ng/mL以下
1種類の成長ホルモン分泌刺激試験における成長ホルモンの最高値が3ng/mL以下
(GHRP-2負 荷 試 験 で は10ng/mL以下)
各薬剤添付文書成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断の手引き(平成24年度改訂)
平成26年�厚生労働省�告示第475号平成29年�厚生労働省�告示第125号平成30年�厚生労働省�告示第60号
厚生労働省�厚生科学審議会(疾病対策部会指定難病検討委員会)「(別添3)指定難病とすべき疾病の支給認定にかかる基準(個票全体)」平成26年10月8日
より作成
資料 指定難病における成人成長ホルモン 分泌不全症認定基準
重症成人成長ホルモン分泌不全症の診断確定
難病情報センター(http//www.nanbyou.or.jp/)指定難病一覧(概要、診断基準等)より作成
小児期に発症し成長障害を伴う。
頭蓋内の器質性疾患(注)を合併している、既往歴・治療歴がある。もしくは周産期異常の既往がある。
2種以上の成長ホルモン分泌刺激試験における血清(血漿)GHの頂値がすべて1.8ng/mL以下※(GHRP-2負荷試験では9ng/mL以下)
1種の成長ホルモン分泌刺激試験における血清(血漿)GHの頂値がすべて 1 . 8 ng/mL 以 下※(GHRP-2負荷試験では9ng/mL以下)
成長ホルモンを含めて複数の下垂体ホルモンの分泌低下がある
※インスリン負荷試験、アルギニン負荷試験、グルカゴン負荷試験(注)頭蓋内の器質的障害、頭蓋部の外傷歴、手術および照射治療歴、あるいは画像検査において
視床下部-下垂体の異常所見が認められ、それらにより視床下部下垂体機能障害の合併が強く示唆された場合。
2種以上の成長ホルモ ン 分 泌 刺 激 試 験における血清(血漿)GHの 頂 値 が す べて1.8ng/mL以下※
(GHRP-2負荷試験では9ng/mL以下)