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0 食生活の創造カンパニー Copyrightc2008 tokan, All rights reserved XML10周年記念イベント『XML Today & Tomorrow講演資料 流通ビジネスメッセージ標準( 流通ビジネスメッセージ標準( BMS BMS 実践活動について 実践活動について 200835株式会社 トーカン 業務統括部 牧内孝文 XML10周年記念イベント『XML Today & Tomorrow講演資料

流通ビジネスメッセージ標準(BMS 実践活動についてxmlconsortium.org/seminar07/080305/data/080305-05.pdf · 流通ビジネスメッセージ標準(BMS) 実践活動について

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食生活の創造カンパニー

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流通ビジネスメッセージ標準(BMS)

実践活動について

流通ビジネスメッセージ標準(流通ビジネスメッセージ標準(BMSBMS))

実践活動について実践活動について

2008年3月5日

株式会社 トーカン

業務統括部 牧内孝文

XML10周年記念イベント『XML Today & Tomorrow』 講演資料

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食生活の創造カンパニー

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1.企業概要 の資料はありません。

2.目的 ポイント

2.1 既存EDIの問題と次世代への思い

2.2 流通ビジネスメッセージ標準導入の狙い

3.当社の導入実例と進め方

3.1 全体方針

3.2 マスタプラン

3.3 開発方針

3.4 小売業様との調整

3.5 導入のポイント

4.流通ビジネスメッセージ標準導入結果と期待される効果

5.流通ビジネスメッセージ標準の普及/展開(卸研での取り組み)

目次

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食生活の創造カンパ食生活の創造カンパニーニー

URL : http://www.tokan-g.co.jp

URL :http://www.tokan‐g.co.jp

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食生活の創造カンパニー

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企業概要

会社概要会社概要

社名 株式会社トーカン

創業 1947年3月

設立 1949年10月

代表者 代表取締役執行役員社長 菊子 健二

資本金 12億4,330万円

売上高 1,545億円(2007年9月期)

従業員数 448名(2007年9月末現在)

事業内容

所在地所在地

本社(トーカンビル)

〒456‐0072 名古屋市熱田区川並町4番8号

営業部営業部

●卸営業部

●量販営業部

●フードサービス営業部

●物流営業部

●CVS営業部

●王将営業部

物流拠点物流拠点

別紙

コンビニエンスストア・スーパー・小売

店・外食・加工ベンダー・卸問屋・C&C

等に対する市販用・業務用のドライ・チ

ルド・冷凍商品の仕入・販売を主とする

食品卸売業及び農産加工品・惣菜の

製造業

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企業概要

グループ企業グループ企業

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企業ビジョン

「「 食生活の創造カンパニー食生活の創造カンパニー 」をめざして」をめざして

「食生活の創造カンパニー」として、あらゆる“食シーン”のサポートを目指しています。

地元企業の皆様の良きパートナーとして、また、人と社会に健康と豊かさをお届けする食流通のイノベーターとして、力強く歩き続けます。

得意先とトーカン双方が知恵と力を共有し、付加価値の高いビジネスを創出しながら、お互いの成長の礎となる長期的なパートナーシップを形成したいと考えます。常に時代の半歩先を見据え食生活の向上と得意先様の発展のために、新たな流通の革新に挑んでまいります。

代表取締役執行役員社長

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Vision1:スーパー・リージョナル・ホールセラー

中京地区を中心とした生活者の食文化や顧客ニーズにどこよりも精通し応えていきたいと思います。

全国卸に負けない、常に新しい中間流通業としての機能を開発、発揮できる会社を目指します。

ただいたずらに会社の規模を全国に求めるのではなく、地域ごとのエリアマーケティングを行い、必要な品揃えができるよう商品調達力を強化し、生産から消費までの品質面でもコスト面でも最適な流通を実現できる機能を構築し続ける会社でありたいと考えています。

ファイン・ファイネット 2006 Vol.8

「単なる地域の卸を超えた卸」をめざして「単なる地域の卸を超えた卸」をめざして

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Vision2:ソリューションカンパニー

「中間流通の真の価値を提供する卸」をめざして「中間流通の真の価値を提供する卸」をめざして

問題解決を図るという意味では昔からしてきましたが、今後は特に「ソリューション」すべき対象や範囲を広げていきます。

今までは直接見える範囲の課題のみ解決する視点でしたが、生産から消費までの間には、弊社だからこそできる問題解決が結構あるのではないかという視点で取り組みます。

前線の営業部隊だけで対応できない場合は各分野のスタッフやスペシャリストによるプロジェクトチームで協働して対応していきます。

得意先様やメーカー様にもっと深く関わり合いながら、ソリューションの事例を増やすべく会社として意識的・組織的に取り組んでいきたいと考えています。

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流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)

2.目的2.目的

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(出所:流通システム開発センターHPより)

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2-1.既存EDIの問題と次世代への思い

既存EDIシステムの問題点 次世代への様々な思い

月末の支払情報をJCA手順で受信すると、1時間以上受信に時間が掛かる。

発注情報をもっと早く受信出来れば、更なる業務効率化ができるのに。

お得意様ごとにフォーマットが異なるため、EDIプログラムをそれぞれ管理しないといけない。将来JCAモデムの

保守や入手が困難にならないか心配。

通信速度の高速化による業務オペレーションの効率化。タイムリーな商材に関する、納品までの時間を有効活用し、物流管理の効率化にあてたい。

通信速度の高速化による業務オペレーションの効率化。タイムリーな商材に関する、納品までの時間を有効活用し、物流管理の効率化にあてたい。

データフォーマット統一する事により、個別開発を少なくしデータ交換(EDI)システムを効率化したい。

データフォーマット統一する事により、個別開発を少なくしデータ交換(EDI)システムを効率化したい。

JCA手順では送受信出来ない[全角かな][漢字][画像]情報等のデータ交換により、将来更なる業務の効率改善を目指したい。

JCA手順では送受信出来ない[全角かな][漢字][画像]情報等のデータ交換により、将来更なる業務の効率改善を目指したい。

JCAフォーマットでは、データ交換に利用できる情報に制限がある。

物流管理の効率化

物流管理の効率化

レガシー脱却レガシー脱却

通信速度の高速化

通信速度の高速化

フォーマット統一フォーマット統一

モデム通信からインターネット通信に切替、保守切れ等の保守面での問題を改善したい。

モデム通信からインターネット通信に切替、保守切れ等の保守面での問題を改善したい。

20年来利用した「JCA手順」の刷新についてそろそろ真剣に考える時期が来ている

20年来利用した「JCA手順」の刷新について20年来利用した「JCA手順」の刷新についてそろそろ真剣に考える時期が来ているそろそろ真剣に考える時期が来ている

次世代EDIを導入しても、本当に卸にメリットはあるの?

次世代EDIを導入しても、本当に卸にメリットはあるの?

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2-2.流通ビジネスメッセージ標準導入の狙い(1)

従来型のEDIの課題解決

従来型EDIでは、通信速度や通信機器に限界が近づいている

WebEDI(各社個別画面からのダウンロード)が問題化している

コスト削減

インターネット利用による通信高速化、回線集約等による通信コスト削減

標準EDI運用ルールに基く、伝票レス、請求レスの拡大

標準フォーマット採用によるシステム開発コストの削減(新規取引時の)個別説明会参加、個別システム開発対応など

リアルタイム性の追求

リアルタイム通信による、受注~出荷リードタイムの時間的余裕の確保など

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流通BMS稼動(普及)後のイメージ流通BMS稼動(普及)後のイメージ

従来のEDI従来のEDI

個別対応

A社A社 W社W社

Ⅹ社Ⅹ社

Y社Y社

Z社Z社

小売小売卸・メーカー卸・メーカー

Wフォ-マットWフォ-マット

XフォーマットXフォーマット

YフォーマットYフォーマット

ZフォーマットZフォーマット

各小売独自のデータフォーマット対応が必要

流通BMS流通BMS

標準化対応

A社A社 W社W社

Ⅹ社Ⅹ社

Y社Y社

Z社Z社

小売小売卸・メーカー卸・メーカー

標準フォーマット標準フォーマット

標準フォーマット標準フォーマット

標準フォーマット標準フォーマット

標準フォーマット標準フォーマット

標準フォーマットに集約され、対応工数は削減

標準化を図り、インターネット活用する新たなEDI(高速、低コスト)

インターネット活用

・業務プロセス・通信手順・データ項目・データフォーマット

これまでの課題解決

これまでの課題解決

◇漢字・画像データの送受信不可◇大量データの送受信が遅い◇安価な通信回線が使用できない◇JCA手順の機器、開発保守の高コスト◇小売各社バラバラのフォーマット

◇漢字・画像データの送受信不可◇大量データの送受信が遅い◇安価な通信回線が使用できない◇JCA手順の機器、開発保守の高コスト◇小売各社バラバラのフォーマット

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リアルタイムEDIの追求

ファイル単位のデータ交換から、実取引単位のデータ交換へ

商流情報と物流情報のリアルタイム連携(企業間のシームレスな連携)

蓄積・バッチ型→都度・リアルタイム型、RFIDタグの活用、など

2-2.流通ビジネスメッセージ標準導入の狙い(2)

店舗/センター

卸売業小売業本部

物流センター

配送中

インターネット(常時接続)次世代標準EDI

受領

発注

発注XML

受領XML

出荷

出荷XML

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3.当社の導入実例と進め方3.当社の導入実例と進め方 (07年実装実験~4月稼動)(07年実装実験~4月稼動)

3.1 全体方針

3.2 マスタプラン

3.3 開発方針

3.4 小売業様との調整

3.5 導入のポイント

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「流通ビジネスメッセージ標準流通ビジネスメッセージ標準」に基づくEDIシステムの導入実例と進め方について、

下記各ステップ(「標準EDIシステム導入ガイドライン」)に沿って、ご説明します。

導入に向け検討が必要となるステップ1~ステップ4ステップ1~ステップ4までの内容について、実際に試行錯誤した内容と導入のポイントについて、ご説明します。

STEP1:自社で導入するEDIシステム形態の選定

STEP2:マスタープラン作成

STEP3:標準EDI仕様の理解とシステム開発内容の検討

下記3つの検討ポイントがあります。

①構築方法(自社構築とするかASPとするか)

②改修方法(リプレースとするかアドオンとするか)

③通信方法(サーバ型とするかクライアント型とするか)

各作業項目のおおよその対応期間について、ご説明します。

流通ビジネスメッセージ標準の適用のための主たる検討ポイントについて、ご説明します。

3-1.当社の導入実例と進め方(全体方針)

「標準EDIシステム導入ガイドライン標準EDIシステム導入ガイドライン」より抜粋

STEP4:JCA通信からの移行に関する小売との調整

STEP5:小売標準EDIシステムとの接続(テストから本番へ)

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通信やスキーマの部分は、新しい技術が多様にあり初めて構築する場合は戸惑いも多く、自社構築する場合は、EDI構築部分はSIベンダーにある程度お願いする方が近道と考えます。

3-1.当社の導入実例と進め方(全体方針)

(2)改修方法の検討

① 既存システムに対しアドオン を採用。

理由 → 既存JCAはどうしても残るため、次世代を追加構築するアドオン方式を選択。

① 既存システムに対しアドオン

② 既存含めてリプレース

選択筋(一般論) トーカン採用(導入事例)

① サーバモデル/ebXML

③ サーバモデル/AS2

② クライアントモデル/JX手順(SOAP/RPC)

① サーバモデル/ebXML を採用。

理由 →データ量や自動化のメリットを考慮し、サーバモデルを採用。サーバ型の中から、国内採用動向(ebXMLの採用が多い)を考慮してebXMLを採用。

(3)通信方法の検討

トーカン採用(導入事例)選択筋(一般論)

通信方式の種類と特徴については、次ページに詳細説明します。

(1)構築方法の検討

① EDIパッケージを導入/自社運用

② EDIパッケージを導入/アウトソーシング運用

③ ASPサービスを利用

① EDIパッケージを導入/自社運用 を採用

理由 →既存JCA等通信は全て自社で運用しており、次世代も自社で運用する形態とした。

選択筋(一般論) トーカン採用(導入事例)

STEP1:自社で導入するEDIシステム形態の選定【導入ガイドライン】

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(参考資料)企業間の「EDIモデル」の種類とその特徴

(1)S-S型EDI モデル と その特徴

S-S

型サーバ

S-S

型サーバ

社内システム

社内システム

小売 卸・メーカ

インターネット

(2)C-S型EDI モデル と クライアント型の特徴

社内システム

C-S

型サーバ

C-S

型クライアント

社内システム

大手企業・ASP 中小企業、等

・リアルタイム処理・プッシュ型高信頼性通信・多拠点同時接続・バックエンドと密連携

・イニシャルコストは高め・特長を活かすには、バックエンドを含めた全体検討と技術者要

特徴

インターネット

・少ないイニシャルコスト・インターネット接続でき

れば導入可能・導入が容易で短時間

・1拠点別に接続処理・大容量データ交換不向き・バックエンドとはバッチ

特徴

サーバ型EDIシステム

クライアント型EDIシステム

サーバ型EDIシステム

サーバ型EDIシステム

(1) S-S型EDIモデル:サーバー - サーバー型EDI(採用する国際標準:ebXML MS, EDIINT AS2)取引企業同士が、サーバ型EDIシステムを導入し、Push型通信を行うモデル。

(2) C-S型EDIモデル: クライアント - サーバー型EDI(採用する国際標準:SOAP)大手企業やASP(VAN)業者が、C-S型のサーバ型EDIシステムを導入し、中小企業等が、クライアント型EDIシステムを導入しPull型通信を行うモデル。

「標準EDIシステム導入ガイドライン標準EDIシステム導入ガイドライン」より抜粋

3-1.当社の導入実例と進め方(全体方針)

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効果測定

本番移行(支払)

10

移行フェーズ

導入フェーズ

本番移行(発注)

本番

流通ビジネスメッセージ標準の適用

EDIシステム構築

ドメイン(DNS設定)

Internet回線(ルータ設定)

証明書の入手

基幹システム改修

総合テスト

相手先とのテスト

小売様との調整

2

3

4

5

6

7

8

9

1

2006年 2007年9月 10月 11月 12月 1月 3月 4月2月

本番移行(出荷)11

12

13

移行/切替フェーズ(1~2ヶ月)

システム開発フェーズ(2ヶ月)

検討フェーズ(2ヶ月)

目安となる期間(4+1ヶ月)

3-2.当社の導入実例と進め方(マスタプラン)

STEP2:マスタープラン作成【導入ガイドライン】

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3-3.当社の導入実例と進め方(開発方針)

ほとんどのパッケージはフォーマット変換機能があり、現時点ではその機能を利用する方が効率的。但し将来更なるリアルタイムEDIを追求し、基幹側へシームレスな連携を行う場合は②の選択もあります。

(2)項目取り込み方法の検討

② 流通ビジネスメッセージ標準で定義された内容を全て取り込む を採用。

理由 →EDI⇔基幹のデータ項目は、流通ビジネスメッセージ標準の全ての項目を盛り込んだ。また利用しない項目は、未使用とした。

① 得意先様の使用項目に合わせ基幹システムに取り込む。

② 流通ビジネスメッセージ標準で定義された内容全てを取り込む。

選択筋(一般論) トーカン採用(導入事例)

① 基幹システム側のデータ項目を拡張し、新と既存を統合管理

② 新と既存を別々の領域に管理。

① 基幹システム側のデータ項目を拡張し、新と既存を統合管理 を採用。

理由 →新・旧を2重でデータを持つと、管理上複雑になる為、基幹側のデータ項目を拡張した。

(3)データ管理方法の検討トーカン採用(導入事例)選択筋(一般論)

どちらがベストチョイスかの判断は難しいですが、移行時の誤った2重処理等の恐れはなくなります。

(1)流通ビジネスメッセージ取り込み方法の検討

① EDI側のフォーマット変換を利用

② 基幹側にXMLを取り込む

① EDI側のフォーマット変換を利用 を採用。

理由 →基幹側の改修を少なくし、固定長変換を行った。

選択筋(一般論) トーカン採用(導入事例)

将来の拡張や汎用性を考えると全てのデータ項目を取り込み、流通ビジネスメッセージ標準項目に合わせておいた方が良いと考えます。また将来拡張する際に、EDIとの接続の変更はシンプルな対応で済みます。

STEP3:標準EDI仕様の理解とシステム開発内容の検討【導入ガイドライン】

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・SIベンダーとの役割分担

証明書発行局への申請書提出。(入手後、ベンダー様設定)

証明書の入手トーカン

DNSサーバにURL設定。(既存のドメイン利用)ドメイン準備トーカン

ファイアーウォールの設定変更。(既設のISP経由を利用)

インターネット回線トーカン

基幹処理改修

流通ビジネスメッセージ標準に準拠した固定長フォーマットのインターフェース開発

FTP通信

流通ビジネスメッセージ標準⇔固定長

※流通ビジネスメッセージ標準の項目を全て網羅

ebXML通信の導入

対応内容

新データI/Fトーカン基幹システム

対応範囲

XML変換ベンダー様

基幹処理改修トーカン

基幹との通信ベンダー様

EDI機器構築ベンダー様EDIシステム

対応範囲

項目対応者分類

3-3.当社の導入実例と進め方(開発方針)

STEP3:標準EDI仕様の理解とシステム開発内容の検討【導入ガイドライン】

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・システム的な機能分担

発注

出荷処理

計上処理

受注処理

売掛処理

発注XML

発注固定長

出荷XML

出荷固定長

受領XML

受領固定長

支払XML

支払固定長

フォーマット変換

EBXML通信

受領

入荷

買掛

(基幹システム)当社(EDIシステム)

得意先様

インターネット回線

3-3.当社の導入実例と進め方(開発方針)

STEP3:標準EDI仕様の理解とシステム開発内容の検討【導入ガイドライン】

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社内ネットワーク

サーバ

(予備機)

DMZ(一部略)

DNSサーバ

取引先

インターネット

基幹ホスト

HTTPHTTPS

ebXMLebXML

FTPFTP

ファイアーウォール

固定長

XML

3-3.当社の導入実例と進め方(全体構成/事例)

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既存EDIから、標準EDI(流通ビジネスメッセージ標準)への切替にあたり、小売様と調整が必要になりますが、以下のワークシートが定義されたため、従来と比べ、非常に簡易に調整が可能になりました。

小売 卸・メーカ共通確認シート

①新しく始めるEDIに関する内容の確認を行うため、共通確認シートで同意をとる。

マッピングシート

②従来のJCA通信型形式と新標準メッセージとの関係を小売企業から提示いただく。

通信パラメータ協定シート

③EDIサーバの設定に関する通信パラメータの合意をとる(基本は推奨値を使う)。

④EDIサーバを設定し、取引先と接続確認を行う。

調整内容に基づき、標準EDIシステムや業務システムを設定する。

調整内容に基づき、標準EDIシステムや業務システムを設定する。

3-4.当社の導入実例と進め方(小売様との調整)

「標準EDIシステム導入ガイドライン標準EDIシステム導入ガイドライン」より抜粋

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<ご参考> 共通確認シート (設定サンプル)

3-4.当社の導入実例と進め方(小売様との調整)

「標準EDIシステム導入ガイドライン標準EDIシステム導入ガイドライン」より抜粋

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<ご参考> マッピングシート(記入サンプル)

利用有無

現行の項目名

サンプル値

使用桁数

新規の項目利用方法 現行の項目利用方法

3-4.当社の導入実例と進め方(小売様との調整)

今回、とりわけ、この部分を明確にご記入いただいたため、スムーズに構築できています。

「標準EDIシステム導入ガイドライン標準EDIシステム導入ガイドライン」より抜粋

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「EDIシステムの構築」についてのポイント

通信仕様としては、ほぼ標準化されており、各社大きな差はない。

EDIシステムの構築はSIerにある程度お願いする方が近道。

将来拡張できるようスケールアウトできるEDIシステムを採用。

信頼性が高く、安心できるパッケージ/SIerの採用がお勧め。

(データ量から見た時の処理量含めシステム設計を日立様にお任せしたが、本番業務開始

よりトラブル なく順調な立ち上げを実現。)

「基幹システムの改修」についてのポイント

メッセージ取り込み方法としては、EDI側で持つXML変換を活用する方が効率的。

標準メッセージ項目は、将来の拡張を考慮し全て取り込んでおいたほうが無難。

データ管理方法については、可能であれば新旧統合管理を検討。

3-5.当社の導入実例と進め方(導入ポイント)

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4.流通ビジネスメッセージ標準導入結果と期待される効果4.流通ビジネスメッセージ標準導入結果と期待される効果

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次世代EDI実装による効果

・受信開始時間の前倒し、及び通信時間短縮によって受信終了時間が早くなった。

(例)EOSデータ受信

今後、期待される効果

・発注業務(非在庫品)

⇒全取引先で実装されれば、メーカー発注時間を早める事ができ、メーカー理由の欠品が減少する可能性がある。

・出荷業務

⇒全取引先で実装されれば、各企業別の出荷作業順が臨機応変に変更できる可能性があり、その作業順の検討時間に、余裕ができると推測される。

⇒受信時間前倒しにより、物量増加に伴う出荷作業人員の追加手配・確保が行える可能性がある。

※ただし、前提として

EOS100%(電話、FAXによる追加・緊急発注がなくならないと、メリットが出にくい。)全取引先とは、1物流センターから出荷する取引先全てを意味します

受信時間短縮に合わせ、納品時間の前倒し要求がない。

2019181716151413

次世代EDI

従来のJCA

12

3030分分 66分分

11分未満分未満 11分未満分未満

4.流通ビジネスメッセージ標準導入結果と期待される効果

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5.流通ビジネスメッセージ標準の普及5.流通ビジネスメッセージ標準の普及//展開(卸研での取り組み)展開(卸研での取り組み)

【目的】“卸研”は異業種の卸売業が互いに共通する情報化に関する課題を研究し、情報化を推進し、

卸売業の合理化及び近代化を目的とした研究会

【経緯】1985年に発表された「情報武装化卸売業ビジョン」を契機として、同年8月、通産省(現 経産

省)の指導により設立されて以来、各卸売業に共通する情報化の課題について、業種横断的に調査・研究を行っている

【目的】“卸研”は異業種の卸売業が互いに共通する情報化に関する課題を研究し、情報化を推進し、

卸売業の合理化及び近代化を目的とした研究会

【経緯】1985年に発表された「情報武装化卸売業ビジョン」を契機として、同年8月、通産省(現 経産

省)の指導により設立されて以来、各卸売業に共通する情報化の課題について、業種横断的に調査・研究を行っている

(卸研パンフレットより転載)情報志向型卸売業研究会(卸研)概要

● 経済産業省 流通システム標準化事業取り組み状況についてはこちら・・・

http://www.dsri.jp/scmpjt/about_project/business_message.html

● 情報志向型卸売業研究会のHPはこちら・・・

http://www.dsri.jp/society/oroshi_ken.htm

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5.流通ビジネスメッセージ標準の普及/展開(卸研での取り組み)

情報志向型卸売業研究会 平成18年度 システム研究委員会にて「次世代EDI」を題材とした研究会を開催し、以下の成果物を作成した。

(18年度、24社(卸売業15社)32名参加)

次世代標準EDI運用ガイドラインに対する要望・質問一覧表卸向け「次世代標準EDI運用ガイドライン」補足説明書

SCMラベル・個別納品書の標準仕様(案)

小売業・卸売業様に対する「次世代標準EDI普及パンフレット」

平成19年度システム研究委員会では、引き続き「流通ビジネスメッセージ

標準」をテーマに以下内容に取り組んでいます。

物流標準化チーム ⇒主に物流関連のメッセージ(在庫、返品など)の検討

ガイドライン検討チーム ⇒07年04月の「流通BMSガイドライン」に対する質問・提言の整理

卸向け 流通BMSファーストステップ チーム⇒流通BMS対応のパッケージ、ASPの製品一覧、卸BMS導入状況一覧、事例情報

(システム構成図、パッケージ・ASP)とメリット/デメリットの整理

中小企業の次世代EDI チーム ⇒「10分でわかる流通BMS」冊子作成(19年度、29社(卸売業19社)41名参加)

⇒システム研究委員会への参画、または、卸研HPを参照し、貴社流通ビジネスメッセージ標準導入に役立てください。 <18年度、19年度 委員会座長 牧内>

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平成18年度 卸研システム研究委員会成果物

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平成18年度 卸研システム研究委員会成果物

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平成18年度 卸研システム研究委員会成果物

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流通BMS対応パッケージ製品一覧

流通BMSに対応したパッケージ製品一覧を別紙にまとめております。

各ベンダーの提供する付録情報と併せて参照ください。

【注意】これら資料の情報は、2008年02月現在の卸研システム研究委員会の調査結果であり、また、全ての製品を網羅するものではありません。活用の際には、改めて各社・ご自身でご確認いただくようお願いいたします。

流通BMS対応 EDIパッケージ 2008/2/22 現在 卸研調べ

* 50音順

# 開発元製品名(Ver)

対応プロトコル対応

メッセージ基本機能 特徴/セールスポイント 参考価格

税別

保守情報(千円)税別

注意事項 開発元問合せ先販売代理店/SI

(企業名順)付録NO 備考

1 (株)アルゴ21

CollaboLinkforRetail/Standard

ebXML-MSAS2JX手順

流通BMS 他

・データ交換・フォーマット変換・運用管理・ジョブ管理・スケジューラ

ebXML-MS、AS2、JX手順に対応したサーバーアプリケーション。JCA等のプロトコル拡張が可能。

2,250千円~

別途見積汎用トランスレーター等は別オプション(別売り)

部署名 : EDIソリューション事業部TEL : 03-5548-4853担当者名 : 流通BMS担当メールアドレス : [email protected]自社HPの問合せページのURL :http://www.argo21.co.jp/contact/cf edi.html

代理店契約なしに取扱可能(直販あり)

付録-P01

【注意】2008/4/1に「キヤノンITソリューションズ(株)」に社名変更

CollaboLinkforRetail/Lite

★クライアント型

JX手順

流通BMS 他

・データ交換・フォーマット変換・運用管理・スケジューラ

プロトコルをJX手順クライアントに絞ったクライアントパッケージ。JCAとの共存が可能

298千円~ 別途見積

汎用トランスレーター、業務パッケージ等は別オプション(別売り)

【注意】2008/4/1の社名変更に伴い変更の可能性あり

代理店契約なしに取扱可能(直販あり)

2 eBASE(株) eB-forBMS★クライアント型

JX手順

流通BMS 他

UMLaut/J-XML(クライアントモデル)+※ EDI通信機能に以下の業務機能を追加・受注・出荷・追加発注・手書き伝票・分荷・代替対応・代替・一部変更・追加等の臨機応変な出荷に対応・受領・請求・支払

・EDI機能と商品マスター機能(eBASE(eB-foods/eB-goods))連携で業務プロセス改善・イオン、CGC等の取引先に展開

492.5千円

(UMLautを含む)

※2008/3末まで特別価格(150千

円)

82.5千円/年

(UMLautを含まない)

推奨稼働環境・CPU:IntelCeleron 2.5GHz以上・メモリ:1Gbyte以上・HDD空き容量:40G以上・OS:WindowsXP,VISTA

製品内容:http://www.ebase.co.jp/company/nw_07_08_001.htmlTEL : 06-6486-3915email:[email protected] :https://www2.ebase-jp.com/support/seminar/info_001/index.html

eB-forBMSは㈱インテックウルシステムズ株)

(補足)その他のeBASE製品の代理店は多数

付録-P02

ウルシステムズ、インテックと共同開発

3 (株)インテック eB-forBMS★クライアント型

JX手順

流通BMS 他

210千円(2008年3月末までの特別価格)

■初年度保守込■導入支援は別途

多数とのEDI、または大量件数取り扱いには、サーバ型を推奨

B2B-ix事業推進部[email protected]

未公開付録-P03①・A02①

※ eBASE(株)の項目を参照(eBASE(株)、(株)インテック、ウルシステムズ(株)との共同開発。開発元はeBASEのため)

別紙サンプル

平成19年度 卸研システム研究委員会成果物

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流通BMS対応 VAN/ASPサービス 2008/2/22 現在 卸研調べ

* 50音順

# 提供元サービス名

(Ver)対応プロトコル

対応メッセージ

基本機能 特徴/セールスポイント参考価格(円)税別

保守情報(千円)税別

注意事項 開発元問合せ先販売代理店(企業名順)

付録NO 備考

1(株)サイバーリンクス

EDI-ASPサービス

ebXML-MSEDIINT-AS2JX手順 他

流通BMS他

・プロトコル変換・データ変換・インテリジェンスルーティング・メッセージバージョン3世代対応

・安価で簡単な流通BMS導入・マルチプロトコル対応・短期間での構築が可能・独自フォーマットに対応(オプション)

【初期費】1,200千円~

【従量費】・基本料金 50千円/月~・接続先基本料 10千円/月~・データ処理料 0.6円/件~

※卸向けに別途ボリュー

左記費用に含む

明細件数により月次料金変動あり

部署名:事業推進本部TEL:03-5285-3711担当:武内Email(お問い合わせフォーム):https://www.cyberlinks.ad.jp/cyberlinks/inquiry.html

サービス案内url:http://www.cyber-l.co.jp/service/edi/index.html

自社のみ 付録-A01

WEB-EDIebXML-MSEDIINT-AS2JX手順 他

流通BMS他

・受発注管理・流通BMS対応のWEB-EDI・webブラウザを使っての受発注管理

【初期費】1,200千円~

【従量費】・基本料金 50千円/月~・接続先基本料 10千円/月~・データ処理料 0.6円/件~

※卸向けに別途ボリュー

左記費用に含む

明細件数により月次料金変動あり

自社のみ

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流通BMS対応ASPサービス一覧

流通BMSに対応したVAN/ASPサービス一覧を別紙にまとめております。

各ベンダーの提供する付録情報と併せて参照ください。

別紙サンプル

【注意】これら資料の情報は、2008年02月現在の卸研システム研究委員会の調査結果であり、また、全ての製品を網羅するものではありません。活用の際には、改めて各社・ご自身でご確認いただくようお願いいたします。

平成19年度 卸研システム研究委員会成果物

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平成19年度 卸研システム研究委員会成果物

10分でわかる流通BMS

2008年 3月 6日

情報志向型卸売業研究会システム研究委員会

※流通BMS とはGMS/食品スーパーと卸売企業が中心となり検討してきたJCA手順に代わる新しいデータ交換規約です。受発注だけでなく納品/受領、請求/支払といった様々な種類のデータをより高速、低コストでやり取りできるようになり、経営の効率化を高められる事が期待されます。

※流通BMS とはGMS/食品スーパーと卸売企業が中心となり検討してきたJCA手順に代わる新しいデータ交換規約です。受発注だけでなく納品/受領、請求/支払といった様々な種類のデータをより高速、低コストでやり取りできるようになり、経営の効率化を高められる事が期待されます。

●はじめにEDIは業務効率の改善に大きく貢献し、経営効率を高める企業インフラです。流通コスト低減効果が見込める流通BMSは、小売業と卸売業/メーカーの協働思想(SCM)そのものなのです。※BMS(business messege standerd)・・・日本の流通業界唯一のEDI標準となっております※EDI(イーディーアイ:Electronic Data Interchange)・・・企業間での受発注や見積もり、決済、出入荷などに関わるデータを予め定められた

形式にしたがって電子化し、電子的に交換する仕組みのこと。※SCM(エスシーエム:Supply Chain Management)・・・・ 取引先との間の受発注、資材の調達から在庫管理、製品の配送まで、いわば事業

活動の川上から川下までをコンピュータを使って総合的に管理する手法のこと。

1:なぜ、標準化が必要なのか?通信手段やフォーマット(あらかじめ定められた形式)が企業によって異なる現状では、個別にシステム開発コストが発生しています。業種、業態を越えて統一のフォーマットで情報交換(EDI)ができれば、開発コストは利用者のすべてで 削減されていきます。現在、加工食品、日用雑貨で稼動し、今年度からは生鮮・アパレル、チェーンドラッグストア業界でも普及に向けて取り組んでいます。

小売業C

小売業B

小売業A

JCA手順

全銀手順

Web-EDI 小売業C社用運用・操作

小売業A社のプログラム

小売業B社のプログラム

お得意先ごとにプログラムを開発しないと受注処理ができないなんて…

各社個別のWeb-EDIは、異なる操作で手作業が大変だなあ…。

小売店 卸売業

標準はリスクを軽減します様々な外部環境変化への対応リスクが軽減

2:流通BMSの概要① 通信手段は一般的に普及しているインターネットを活用② 業種・業態を問わず同じメッセージ(データ項目)で交換③ 伝票レスが可能

3:標準化によるシステムメリット

標準は選択肢を増やします

システムベンダーが標準に準拠した様々製品を提供

標準はコストを削減します

システム開発と維持・人件費等運用コスト削減

流通BMSを導入すると・・・

標準は開発・展開をスムーズにします

取引先との調整、テストの時間が大幅短縮取引先拡大にも最小限の対応で展開可能

取引先ごとに個別対応を行なってきたこれまでの対応は全体最適化に逆行するばかりでなく、企業競争上のマイナス要因にもなり得ます。標準化により様々なメリットが享受されます。

4:EDIの対象業務「受注」「出荷」「受領」「返品」「請求」「支払」などのEDI化が予定されています。下図は、これらの業

務のデータの流れを示したものです。必ずしもこれらの業務すべてを最初からデータ化するわけではなく、採用する企業により業務を選択してEDI化をスタートさせていくことになります。

小売へ

卸(メーカー)

商品マスター登録

センター在庫補充

値札作成

消込

返品受領

請求

出荷(分荷)

情報共有

売掛

受注

小 売

商品マスター登録

小売から

支払

買掛

返品

消込

発注

情報共有

予定数量データ

検品卸・メーカから

卸・メーカへ

仮伝・本伝運用あり

値札作成データ

在庫補充

トレーサビリティデータ

受領データ

支払案内データ

請求データ

返品データ

出荷伝票データ

出荷梱包(紐付けなし)データ

出荷梱包(紐付けあり)データ

納品提案

売上(POS)データ

店頭在庫報告データ

商品マスター

予約発注データ

集計表作成データ

発注データ

(オプション)

受領訂正データ

青地部がVer.1.0の8メッセージ。黄地

部がアパレル、生鮮の共同実証で追加検証されるもの

出典:経済産業省 平成19年度流通システム標準化事業

5:標準化による業務メリット

• 流通BMSでデータ交換(商品受領確認)ができることから

1.受領メッセージを電子保存化 受領書の保管が不要

伝票レス化

2.請求支払のデータ化 請求支払業務の簡素化による

コスト削減(消耗品・人件費等)

伝票レス化のためには、EDIデータと正確に現物が一致させることが求められ

高精度な管理基準が必要になります。

6:導入STEP概要

STEP1:導入するEDIシステム形態の選定

※導入方法についてはお取引先に確認ください。又、経済産業省 流通システ

ム標準化事業WEBサイトで詳細を掲載しておりますのでこちらを確認してください。関連資料のダウンロードも可能です。⇒http://www.dsri.jp/scmpjt/about_project/business_message.html

STEP2:マスタプラン作成とプロジェクト体制の確立

STEP3:流通BMS仕様の理解とシステム開発内容の検討

STEP4:現行システムからの移行に関する取引先(小売側)との調整

STEP5:取引先(小売側)システムとの接続、本番テスト

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終わりに・・・

●流通ビジネスメッセージ標準(流通業界標準のEDI)は、

業種・業態を超えて導入の動きがあります。

●メーカー、卸、小売 企業の標準化が実現出来れば、流通業界全体でメリット(コスト 削減・物流管理や販売管理・マーケッティングの高度化)が享受されるのです。

⇒ただし、数社だけの導入では、なんの意味もメリットもないのです。

⇒「まだ様子を見ていよう」「うちはまだ早い」「あそこが導入したら」

・・・ではなく、

各企業が自ら前向きな検討を始め導入をすることが重要です。

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URL : http://www.tokan-g.co.jp

SINCE 1947時を重ねて、新たな歴史へ。

「ソリューション・カンパニー」への飛躍

ご清聴ありがとうございました。