天津市理工大学 国際工商学院 葉軍

2010年7月

天津都市圈工業モデル

の改造基本戦略

第一部分 中国産業の分類

中国産業の分類

第一産業：農業

第二産業：工業、建築業

第三産業：サービス業

業界 大 中 小 業界 大 中 小

A.農、林、牧、漁業

5 18 18 K.不動産業 1 4 4

B.採鉱業 6 15 33 L.物品賃貸業 2 11 27

C.製造業 30 169 4832 M.科学研究、技術サービスと地質調査測量業

4 19 23

D.電力、ガスと水の生産と供給

3 7 10 N.水利、環境と公共施設管理業

3 8 18

E.建築業 4 7 11 O.住民サービス及び他のサービス

2 12 16

F.運輸、倉庫と郵政業

4 7 11 P.教育 1 5 13

G.情報技術、ITとソフトウェア業

3 10 14 Q.衛生、社会保障と社会福祉業

3 11 17

H.卸売と小売業 2 18 93 R.文化、スポーツと娯楽業

5 22 29

I.宿泊と飲食業 2 7 7 S.公共管理とソーシャルネットワーキングサービス

5 12 24

国民経済産業分類とコード対照表

第二部分 天津都市圈及び工業発展

天津都市圈の概况

◆中国の四大直轄市の1つ。

◆都市圏は行政区域（浜海新区を含む）などの13の市管轄区、

三つの県（静海、蓟県と寧河）も含まれる。

◆都市圈の土地総面積は11979.3平方キロメートル、常時居住

人口1176万人。

◆ 2009年に天津市のGDPは7500.80億元、一人当たりGDPは

62403元。

◆都市の位置付け：国際港湾都市、中国北方の経済中心と生

態都市。

天津都市圈工业の発展目標：

工業総合的実力を全国のトップ

クラスに入る

工業イノベーション能力を全国

をリードする

工業発展モデルを全国の模範と

なる

工業発展レベルを世界一流の仲

間入り

天津都市圈工業発展の位置づけ

現代的製造業基地

国家戦略産業基地

高水準研究開発基地

工業循環型経済模範基地

天津都市圈工業の発展目標

2010年

工業総生産は2万億元を突破し

増加額は5000億元に達する

2012年

工業総生産は2.6万億元に達し

増加額は6300億元に達する

2020年

工業総生産は6万億元に達し

増加額は1.6万億元に達する

天津都市圈工業の発展目標

“１つ体系”を整備：先端技術産業を先導に、先進的な製

造業を基軸に、設備制造業を核心に、国家戦略産業を中心

とする新たな産業体系の確立。

“四つ基地”：現代的・先進的な製造業基地、国家戦略産

業基地、高水準研究開発基地と工業循環型経済模範基地。

“八つ支柱産業”：航空・宇宙、石油化学、設備製造、電

子情報、バイオ医薬品、新エネルギーや新素材等八つの支

柱産業を強く発展させる。

第三部分 天津都市圈工業モデル

の改造基本戦略

戦略1 天津都市圈工業構造の調整と最適化

戦略2 産業分布の調整を加速，地域産業の集中を推進

戦略3 都市圏工業支柱産業の整備を強化

戦略1 天津都市圈工業構造の調整と最適化

1．プロジェクトをベースに工業構造を最適化する

第一，巨大プロジェクトをもたらす経済成長効果、規模経済性、

就業効果、波及効果により，工業構造の最適化を図る。

案例：天津の航空・宇宙産業

規模経済性：年間44機飛行機を生産する能力、世界第四・アジア第一の

商用飛行機生産ライン。

波及効果：天津にヘリコプター、無人飛行機、商用衛星、水面飛行機等

巨大プロジェクト及び関連産業のプロジェクトを実行する。

経済成長効果： 2009年1～7月に生産額は75億元を実現した。2008年の同時

期に33倍も増大し、天津市において最も成長の速い産業とな

り、すでに天津市の経済発展を牽引し始めた。

1．プロジェクトをベースに工業構造を最適化する

第二，ハイ・テクノロジープロジェクトにより工業の

自主的イノベーション能力を引き上げる

主要産業：電子情報

バイオ技術と現代医薬品

新エネルギー

環境保全

第三，巨大プロジェクトを推進主体として国際競争力の

ある大企業グループを作り上げる

推進：巨大プロジェクト

支援：資本

手段：企業の吸収・合併

1．プロジェクトをベースに工業構造を最適化する

第四，工業区の建設を完備する

重点：工業区の前期計画

工業区のインフラ建設（七通一平）

工業区のプロジェクト申告、審査許可、土地収用などに対し協力する

第五，各種プロジェクトの空間配置を科学的に計画する

大型や重型設備、石油化学、先進的な冶金等の重厚長大産業

航空・宇宙、新エネルギー、新素材、バイオ医薬品等の先端技術産業

主要産業

臨海産業発展ゾーン

京津回廊先端技術産業

ゾーン

工業分布

2.工業発展のため多方面から資金を調達する

第一，新たな投資体制を構築する

手段：多様な手段による外資をひきつける：資本参加、持ち株など。

優遇や特恵政策による国内大企業、大グループ企業をひきつける。

“飛地経済（発展地区と非発展地区における経済の飛躍的発展の同時

達成）”を強力に促進する。

第二，新たな融資方式を創る

多様な貸付け方式：銀团貸款（多数の銀行を一つの団体として貸付する、

联合贷款（多数の金融機構による聯合貸付）、手形融資、

信用貸付資産証券化など

多様な融資方式：納税証明書、持ち株、知的所有権、売掛金等抵当保証担保

小額貸付会社：無抵当無担保，主に“三農”と中小企業向け

上場による直接融資：国内外に上場して融資する

3.軽工業を大きく強くさせ，天津工業全体の実力

を強める

天津軽工業の位置付け：

製品構造の最適化を核心に，重点プロジェクトを支柱

にする。

天津軽工業の発展概況：

20世紀90年代前：軽工業は工業生

産総額の50%-60%を占めていた。

20世紀90年代以降：軽工業は工業

生産総額を占める割合が年々下がり，

2008年には18.7%しか占めていなかっ

た。

3.軽工業を大きく強くさせ，天津工業全体の実力を強める

第一，軽工業製品の構造調整をさらに増大し，製品のグレ

ードアップを加速する

重点：白物家電、腕時計、自転車。

目標：省エネ、健康志向・機能重視、環境保全、周波数変換器のコントロー

ル技術の突破。

生産総額 市の工業の比重

増加額 市の工業増加額の比重

軽工業 1493 11.4% 414.63 15.7%

2009年度天津軽工業の発展水準 単位：億元

第二，軽工業の発展と高付加価値製造業との結合を有機的に

実施する

目的：高付加価値化、先端化、集約化とグリーン化、

高付加価値ある軽工業の製造基地を作り上げる

主要プロジェクト：

塑料集团40.6億 拠点を全体的に見直し、丸ごと移転するプロジェクト

とプラスチックを原材料とする医療用研究所プロジェクト

一轻集团 8億 口腔洗浄用品と高級な児童スキンケア用品プロジェクト

海鷗集团 10億 世界レベルの高級な自動式ウォッチプロジェクト

隆慶集团 15億 室内装飾用品プロジェクト

隆慶集团 30億 高い精度のメッキによる製品塗装プロジェクト

3.軽工業を大きて強くさせ，天津工業全体の実力を強める

第三，軽工業の発展と情報化を互いに融合する

研究と開発設計

原料コントロール

生産製造 安全生産

ブランドの確立

品質管理 省エネ 原料コントロール

情報化

第四，軽工業の発展と文化の創意工夫を融合する

4．企業の自主的イノベーション能力を高める

第一，企業を主体とするイノベーション体系の構築

重点 ◆ 現代的な企業制度を構築することは前提である。

国家レベル、市レベルと企業レベルの3階層の技術センターの

整備を加速し、年平均の科学技術投入率はそれぞれ5%、3%、2%にする

高い水準の産業技術開発の土台を完成する（自動車、バイオ

技術、海洋化学工業、石油等10大産業）。

（注：科学技術投入率＝研究・開発の投入額が企業の年間財政の支出額に

占めるパーセンテージ）

◆

◆

4．企業の自主的イノベーション能力を高める

第二,イノベーションの方向性と重要点を明らかにする

産業 イノベーションの重要点と突破口

自動車産業 主要部品の開発や金型の開発とその製造技術

電子情報

産業

短波及び超短波の通信技術、高性能な速度計、高

付加価値自動車電子製品を製造する技術

バイオ医薬

産業

漢方薬や天然薬物を分離と濃縮する技術、新エネルギーとする単結晶・多結晶シリコン、非結晶シリコン等太陽エネルギー発電技術、燃料電池技術

化学工業 PVC新型な結合技術

冶金工業 高性能の継ぎ目無し鋼管製造技術、高強度な鉄鋼

機械産業 超精密と高速、超高速加工技術，同位体の分離技術

第三，ブランド戦略の実施伝統ブランドを大きくする：飞鸽自転車、海鸥腕時計、

応大毛皮コート、天立酢等新しいブランドを育成する：天薬、百利、達仁堂等

5．外資活用の質とレベルを高め，産業のレベルアップを促進する

第一，多様な中国企業と外国企業の合弁を促し，多国籍の買収合併などを検討と

活用する。

重点：買収、合併、再編

第二，外資企業との合資、協力の領域と規模を重視し、産業チェーンを拡大する。

第三，産業チェーンを改善し、新しいプロジェクトを導入する。

天津開発区生態工業チェーン図

戦略2 産業分布の調整を加速させ，地域産業の集中を推進する

天津都市圏の発展

“哑铃型＝バーベル型”空間配置

（2005-2020天津都市発展の全体的企画）

天津都市圈の工業配置

設備製造業 東へ進む

先端技術 西と聯合

重化学工業 南に集合

生態産業 北に開拓

都市工業 レベルアップ

“两带集聚、多极带动、周边辐射”（二つのゾーンに集約、多極を連動

、周辺へ浸透）という工業全体の空間構造を形成する

1．浜海新区を主体に，工業配置の重点を戦略的に東

に移転し加速する

工業配置の東に移転の契機と発展

20世紀80年代から工業配置の重点を東に移転する。

2001年に、工業配置の重点を東に移転すること更に加速する。

工業配置の東に移転の効果

◆優越産業の産業群を形成する。例えば、LG電子を中心に家電の

生産と組み立て加工群の集合（北辰区）。

◆いくつかの産業集約を形成する。例えば冶金業界において天鋼、

鋼管会社を中心に、鉄鋼の工業基地を形成する（東麗区）。

◆ 主要な市街地の都市工業発展のために空間を提供する。面積：12

平方キロメートル、都市工業団地には1100社、販売収入80億元、

1.56万人の雇用を生み出した。

工業配置の東への移転対策をいっそう加速する第一，投資環境の最適化

◆浜海新区は工業の東の移転と従来産業の改造プロジェクトのために

“特別優先通路”を開くこと。

◆浜海新区は工業の東の移転と従来産業の改造プロジェクトのために

管理と調和する。

第二，財政支援

◆浜海新区は特別資金を設け、工業の東の移転と産業の改造に支援する。

◆ 浜海新区は東に移す企業に対し、企業利潤の一定割合により奨励金を

与える。

◆浜海新区は東に移す企業に協力的な金融機関にインセンティブを与える。

第三，用地の特恵措置

◆ 工業の東に移す企業に対し土地の供給を優先的に確保する。

◆東に移す企業に土地使用コストを減らし、柔軟な資金援助体制を整う。

◆企業部門の容積率を高め、施設や設備の関連費用に一定の補償を与える。

2.各区県の産業位置づけを明確にし、とりわけ区県の特色ある工業を育成する

区県工業の発展レベル

工業生産総額 工業増加額 工業規模

総量 増加% 総量 増加% 総量 増加数

4000億元 27% 760億元 29% 3670個 534個

天津都市圈2007年度区県の工業発展

区県工業の発展趨勢

経済を工業区に、工業区を産業化に、産業を集約化に

中心的な都市及び町のポイント：加工工業、交通運輸、商品流通

と社会的サービス等

区県の工業発展対策を加速する

第一，都市と農村の連携を確立する

連携メカニズム：計画、プロジェクト、産業を相互的に連携、

中心市街地と浜海新区の間にプロジェクトの移転を連携する

第二，町の工業区域に依拠し，産業の集約化を推進する

基本原則:“プロジェクト集約、産業集約、土地使用集約”

主要目的：近郊地域の工業配置を完備する

第三，新しい資金の創立をベースに，科学技術型の中小企業

を育て上げる

主要道筋：有機的に研究・産学を連携する

主要目標：企業の研究と開発能力の引き上げに資金を支援する

区県の工業発対策を加速する

第四，経済成長方式の転換、産業構造の最適化を推進する

重点領域：電子、電気と電線ケーブル

ファイン・ケミカルとバイオ医薬品

交通設備と機械装置製造

環境保全のための新型建築材料

近代的冶金

農産物加工

第五，区県工業の省エと排出量減尐にしっかりと取り組む

基本原則：“減量化、資源化、無害化”の原則を堅持する

目標：省エネとクリーン生産の企業を育成する

3．都市機能の完備，都市型工業を強く発展させる

都市工業の発展意義

都市生態環境の改善、都市機能の完備、都市綜合競争力のアップ

天津都市圈工業の特徴

配置範囲：天津市の外環状線以内に配置する。

生態環境：低い汚染、省エネ、低い運送コスト、尐量な用地。

存在形態：コンパクトな都市工業区、工業用ビルなどに集約する。

産業特徴：労働集約型、技術集約型、研究開発型と軽工業加工型に

該当し、就労機会を増やし、即ち広義的な第三産業の

発展拡大のプラットフォームである。

製品構造：最終消費財の加工。

企業類型：株式合資、集団、個人、私営、民営など多種多様の所有制度

という中小企業を主体にする。

重点的に発展させる業界

◆ 電子情報製品の研究・開発と製造；

◆ 軽紡織工業、衣料品加工業；

◆ 包装と広告印刷業；

◆ ダイヤモンド宝石、金銀装飾など工芸美術と観光土産産業

◆ 文具・スポーツ用品と腕時計、時計、眼鏡業；

◆ 工業デザインと精密な機械制造業；

◆ 食品加工業；

◆ 室内装飾品の設計・開発・組み立てる業 ；

◆ その他都市型工業の特徴に似合う新興業界。

天津都市型工業の発展

◆ 経済規模：都市型工業はある程度規模持つ企業を主体にする

◆産業類型：香港・マカオ・台湾系企業と株式会社を主体にする

企業規模 資産規模 従業員数 工業生産総額

総数 % 総量 % 総数 % 総量 %ある程度規模を持つ企業

67 27 47.82億元 86.5 1.16万 75.5 43.12億元 96.1

2006年末天津都市型工業（ある程度规模を持つ企業）の発展

生産額 販売収入 税収総額

総量 % 総量 % 総量 %香港・マカオ・台湾系企業

21.9 48.4 20.7 48 2.13 48.7

2006年末天津都市型工業（香港・マカオ・台湾系企業と株式会社の発展) 単位：億元

株式会社 16.1 35.8 16.1 35.8 1.9 43.5

中心市街地---河西区産業類型：金融保険業、ビジネスサービス業、商業貿易サービス業、不動

産業、舞台演出・展覧会業、レジャー観光業、福祉サービス業

サービス育成訓練業と“双高型”（高度先端技術型と高度知識

サービス型）の都市工業産業類型：陳塘都市工業区

陳塘都市工業区計画効果図

◆中心市街地の発展特色

中心市街地--南開区

産業類型：ハイテク産業を主体に，例えば電子情報、バイオ技術と現代

医薬、新エネルギー、新素材、環境保全と海洋資源の総合利用

発展計画：生産総額は年平均30%増大

産業形態：白堤路、鞍山西道を軸に各種の創業団地

南開区新茂産業区

中心市街地--河北区

産業類型：◆科学技術型、環境保全型、節約型、利益志向型を主体に

◆労働集約型、就業支援型、社会福祉型を主体に

産業形態：張興庄工業区、イタリアスタイル風情区工業区など

イタリアスタイル風情区工業区にあ

る汚染のない企業

中心市街地---河東区

産業類型: 電子情報、バイオエンジニアリング、機械製造、包装用材料、

紡織と食品加工、現代的な物流などを重点的に建設する

産業形態：六緯路の沿線にある金地物流工業区、勧業香江商貿物流

センター、万隆順馳商務区など

香江商貿物流センター

中心市街地---红橋区

産業類型：商品設計、技術開発と製造加工を主体にする

産業形態：月季花科技工業区と都市工業区

未来の基本対策

第一，工業区の計画をしっかりと行う

重点：それぞれの工業区の特色を出し、業界、産業の特色を出す

第二，優越的な産業を発掘し、産業群の集約を促す

基本モデル： 現存の企業を主体にする

各区間の企業を連携し共同で出資する

第三，関連アフターサービスに関する政策を完備し、

企業の誘致に力を入れる

商業誘致活動：工業区の建設と企業誘致

すでに工業区に進出した企業も誘致する

戦略3 天津都市圏工業モデルの改造

土地資源一、天津都市圈土地資源の概況

面積 % 地域分布総面積 1191970

耕地 485609 40.74 中部、南部平原

園地 37324 3.13 北部山区

林地 34227 2.87 北部山区

牧草地 594 0.05 全市各区県

居住地区と

工業鉱業用地

218345 18.33 中心市街地と浜海新区

交通整備用地 32937 2.76

水域 315089 26.43 塘沽、漢沽、大港

未利用土地 67845 5.69

単位：ヘクタール

二、天津都市圈工業用地の管理対策

1.各年度の工業用地の供給計画

を練る

主要計画：投資建設の計画、

産業方向の誘導、戦略的に工業の

東に移す計画、工業産業分布の計

画、都市計画など。

主要内容：来年度の工業用地

の誘致、オークション、入札募集

など用地の総数、用地の分布概況

などを明確にする。

2009年度天津工業用地計画配分表

2.都市発展の空間配置に基づき、六大機能区において土地利用の調整と土地の再区分を行う

（《天津土地利用の全体企画》 2006-2020 ）

【都市の核心的機能区】土地利用特徴：

◆行政機能、文化的機能、現代的な商業サービス機能と観光サービス機

能の特徴を際立たせる。

◆建築用地を増加させ、特に必要とされる居住施設、公共サービス施設、

低価格公共賃貸住宅、低所得層向けの低価格住宅および公定価格の商品

住宅などの建築用地を確保する。

【浜海新区】

土地利用特徴：

◆産業の発展と都市の発展を機能的に体現する

◆都市の新たに増加した土地は優先的に当該地区を配慮する

【都市の機能拡張区】

土地利用特徴： ◆主に中心市街地の住民を受け入れ、産業の移転用地を供給する。

◆ 新たに増加した用地が、主に新市街地、町、産業の機能的に

発展させるための確保。

【西部京津協同発展区】

土地利用特徴： ◆北京・天津・河北地域の工業、農業と生態サービス機能の協同

的な発展を重視する。

【南北都市農村調和発展区】

土地利用特徴： ◆優先的に農業生産機能と生態サービス機能を保障し、都市と農

村の発展を計画する。

【北段生態発展涵養区 】

土地利用特徴： ◆生態価値の高い地区にいる農民を移住と統合させ、地域の生

態用地の割合を増大させ、観光用の生態地の供給を確保し、薊県

市街地に生態居住区を建設する。

3.土地利用制度を改善し，すべての工業用地において誘致、オ

ークション、入札の制度を実施する

目的:土地供給量について、政府のマクロコントロールに基づき、土地の市場

メカニズムを十分に活かし、企業部門の土地利用面積の効率性を高める。

具体措置：

第一，浜海新区、天津経済技術開発区などの重点地区には傾斜政策を実施する。

第二，工業用地はすべて“浄地”（何の建物もない状態）にして譲渡する。

第三，譲渡金額は国家規定の最低基準より低くなってはならない、

最高基準金額は1㎡当たり480元に、最低基準金額は1㎡当たり168元に。

第四，工業用地は市の土地取引センターに、一括して取引を行う。

第五，土地収用の補償制度を完備する。例えば同じ土地なら同じ金額、金額を

明示すること。

第六，空き地はスムーズに取引させること、開発期間において土地の空き期間

は3年を上回ることができない。

2007年天津市の誘致・オークション・入札による異なる用途の土地取引面積

水資源一、天津都市圈水資源の概況

◆1人当たり水資源量は180立方メートル（全国1人当たり2338立方メー

トル）、水資源不足の都市に該当する

◆主要な水源：降水、地表水と地下水

分類 主要用途

生産用水 第一次産業の灌漑用水、林業漁業と牧畜業用水

第二産業の工業用水と建築用水

第三次産業の商品貿易、飲食宿泊、交通輸送、倉庫、電

気通信、文化・教育・衛生、機関団体などの用水

生活用水 住民の日常生活用水

生態用水 都市と町の環境用水（河や湖に水源補給、緑化、清掃用

水を含む）と農村の生態に水源補給（湖、低い浅い河川

、沼沢に水源補給）

二、天津都市圈水資源利用

天津都市圈水資源利用及び分類

三、水資源管理の関連対策

第一，使用総量の制御と水取得許可証の統制をメインに，

水資源の配置最適化を図る。

手段：◆各行政区域の水使用量を指標化にし、水使用の総量を警戒ライン

内に制御する。

◆建設用水使用量の監督管理を強化する（企業の資質管理、水資源

の検証レベルを引き上げ、機能区域の用水管理を強化する）。

◆水道代徴収は規範に合わせて管理する、例えば使用した地下水の

総量による水道代の徴収、営利目的の農業用水など。

◆積極的に再生水農業活用と生態工事を推進する。

◆地下水資源は規範に合わせて管理し、地盤沈下の防止に有効な

コントロールをする。

三、水資源管理の関連対策

第二，水使用の効率を強化し，さらなる節水型社会の構築を進める

手段： ◆節水の管理をしっかりと行う。主に非日常生活利用者の審査と管理を

計画的に行う、水使用量の管理強化、水使用量のバランスを保ち、水使用

の統計を強化する。

◆各業界の節水をしっかりと行う。例えば強力に農業の節水を進め、工業

生産中で循環型社会経済を推進し、都市と町の生活用水管理を強化する、

水道事業者の水の産出と供水の過程に節水することを留意する。

第三，飲用水の水源地と景観の河道を重点に、水資源保護を強化する

手段： ◆機能区域内に汚染を厳格に制限する。

◆天津都市圏の上流地区水資源保護の計画と沿線の管理を推進する。

◆飲用水の水質保護を推進する。

◆積極的に市内の水資源を改善する。

都市交通体系

一、未来の天津都市圈発展の位置付け

都市の空間配置：“中心市街地”と“浜海新区”を中心とする二つの構造配置。

交通体系の位置付け：港、空港、鉄道、高速道路におけるネットワークの機能

を高めて一体化する。

二、都市交通のネットワークの構築と完備

第一，都市交通への投資を加速させる

2006-2007年度都市圈大交通体系投資 単位：億元

投資総額 都市インフラへの投資を占める比重%総量 成長%

2006年 169.32 34.1 32.7%

2007年 234.09 38.2 31.8%

合計 403.47

2006年～2007年の投資総額は“十五＝2001～2005”期間の73.73億

元を超え、主に浜海新区交通インフラ整備の建設を重点とする。

第二，港、鉄道、高速道路の“3台馬車”というネットワークを構成する

固定資産投資 ネットワークの投資に占める比重% 総量 年平均成

長%

港 174.45 42.9 43.2

鉄道 115.03 27.5 28.5

高速道路 91.49 32.0 32.0

空港 22.5 42.9 5.6

2006-2007年天津都市圈総合交通体系の建設 単位：億元

第三，都市圈公共交通体系を強く発展する

天津数年来の公共バス、

タクシー運営の指標

第四，各種交通運送方式の間に有効的に接続する

重点：天津駅は交通の中枢として建設する。

天津駅、天津空港を主要な旅客輸送の拠点として建設する。

“乗り換えなし”と各種運送方式の間に“スムーズな接続”を

実現する。

津濱回廊の交通ネット説明図

第五，中心市街地の“三環十四射”機能を更に改善するプロセス：1985年から“三環十四射”という道路のネットワークを建設

し始め、すでに10年を経過した。

主要対策：◆環状線の配置を最適化し、中環と外環の間で高速環状線を構築

する。

◆放射線状道路の標準を修正し、道路のネットワークを完成する。

◆交差点の平均間隔を1：1.53に抑える。

中心市街地の三環十四射のネッ

トワーク

第六，“中心放射式”鉄道交通網を配置することによって浜海新区の発展を促す

基本策略：核心区を中心に放射式鉄道交通網の整備

浜海新区の軌道ネット計画 浜海新区の軌道ネットと機能区の関係

第七，総合交通の効率性を全面的にバックアップする

建設のポイント

港

25万トン級深水航路、30万トン級原油埠頭、LNG積卸埠頭、コンテナバース、

コンテナ・商品物流センターなどの12重点プロジェクトの建設を加速する。

並びに港湾の以外の物流集積・分散と交換システムといった22ある重要プロ

ジェクトを完成する、と同時に東疆保税区の建設を加速する。

空港

天津浜海国際空港と関連施設を拡張する。

適時に首都第二国際空港の候補地を選定し建設する。

鉄道

北京と天津を結ぶ鉄道、天津と秦皇島を結ぶ旅客輸送専用線、北京と上海を

結ぶ高速鉄道の天津経路の建設。

黄万鉄道線の複線建設と蓟港鉄道線の拡張工事を加速する、また朔黄線と大

秦線との接続を実現させる。

北京と天津の四つ線路と保覇鉄道線を建設する。

道路

北京・天津・塘沽の二つ目線路、北京・天津・塘沽の三つ目線路、北京・上

海、天津・汕頭、国道112線、海浜大通り高速道路の天津経路を建設する。

津薊高速道路を北京平谷まで延長する。

承徳・塘沽区間の高速道路を建設する。

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ご清聴どうもありがとうございました。