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放課後等デイサービス向け 報酬計算ガイド Copyright (C) SMS Co.,Ltd. All Rights Reserved. 掲載の記事・写真・イラスト等、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信を禁じます。 本書の内容については、予告なく変更となる可能性がありますので、ご留意願います - Ver1.1 - (2017/4/21)

放課後等デイサービス向け 報酬計算ガイド5 児童指導員等配置加算 概要 児童指導員等の有資格者を配置した場合に、一日あたり一定の単位数が加算される

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Page 1: 放課後等デイサービス向け 報酬計算ガイド5 児童指導員等配置加算 概要 児童指導員等の有資格者を配置した場合に、一日あたり一定の単位数が加算される

放課後等デイサービス向け

報酬計算ガイド

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本書の内容については、予告なく変更となる可能性がありますので、ご留意願います

- Ver1.1 -(2017/4/21)

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もくじ

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■はじめに ……………………………………………… 3

■加算項目と取得要件 ~概要~ ……………………………………………… 4■加算項目と取得要件 ~詳細~ ……………………………………………… 5

児童指導員等配置加算、児童発達支援管理責任者専任加算、指導員加配加算家庭連携加算、事業所内相談支援加算、訪問支援特別加算、利用者負担上限管理加算、福祉専門職員配置等加算、欠席時対応加算、特別支援加算、医療連携体制加算、送迎加算、延長支援加算、関係機関連携加算、福祉・介護職員処遇改善加算、福祉・介護職員処遇改善特別加算

■減算項目と減算条件 ~概要~ ……………………………………………… 21■減算項目と減算条件 ~詳細~ ……………………………………………… 22

定員超過利用減算、人員欠如減算、個別支援計画未作成減算、開所時間減算

□出典・参照元 ……………………………………………… 26

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■はじめに

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本資料をダウンロード頂きありがとうございます。

放課後等デイサービスの給付費用は、基本報酬に「加算・減算」をして算出されます。各項目の適用状況は、利用者の負担金額や事業経営の安定化に大きく影響します。また、万が一、要件を満たさずに加算を乗じた金額で報酬を受け取ったり、減算の対象にも関わらず、満額請求してしまった場合、厳しく罰せられますので注意が必要です。

特に、事業所の運営に関わる取得にあたっては、自治体毎に指定書式の提出や細かい運用が定められており、実際にご自身で事前相談されることが、実質上必須となっております。ただし、「事前相談するにも知識が無くて不安だ」「何から聞いてよいか分からない」といったお声がよくカイポケに届きます。逆に、行政に事前相談・問い合わせさえできれば、(実際の要件を満たし、取得の意思がある限り)加算を取得できるケースが多いように思われます。

そこで、本資料は、適切な事業運営に向けて、放課後等デイサービスに関わる「加算・減算」項目の適用に関する要件について解説しています。

なお、本書の内容については、予告なく変更となる可能性がありますので、ご留意願います。最新の情報については、指定の自治体窓口までご相談願います。

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■加算項目と取得要件 ~概要~

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No 算定項目 単位 上限 加算要件

1 児童指導員等配置加算 1日 - 児童指導員等の有資格者を配置した場合(主として重症心身障害児を通わせる事業所を除く)

2 児童発達支援管理責任者選任加算 1日 - 児童発達支援管理責任者を専任で配置した場合

3 指導員加配加算 1日 -

常時見守りが必要な障害児への支援等のために、基準を上回る数の児童指導員等を2人以上又は指導員若しくは保育士を1名以上配置(常勤換算)している場合(主として重症心身障害児を通わせる事業所を除く)※児童指導員等(児童指導員、保育士、研修修了者)のうち、「研修修了者」とは、強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)、重度訪問介護従業者養成研修行動障害支援課程又は行動援護従業者養成研修を修了した者を指す。

4 家庭連携加算 1日 あり 障害児の居宅を訪問し、障害児及びその家族等に対する相談援助等の支援を行った場合

5 事業所内相談支援加算 1日 あり 障害児通所支援事業所等において、障害児と家族等に相談援助を行った場合

6 訪問支援特別加算 1日 あり 利用していた障害児が連続して5日間利用しなかったときに、障害児の居宅を訪問して相談援助等を行った場合

7 利用者負担上限額管理加算 1月 あり 事業所が利用者負担額合計額の管理を行った場合

8 福祉専門職員配置等加算 1日 - 福祉専門職員の配置を行った場合

9 欠席時対応加算 1日 あり 利用する障害児が急病等により利用を中止した際に、連絡調整や相談援助を行った場合

10 特別支援加算 1日 - 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士又は心理指導担当職員を配置して、計画的に機能訓練又は心理指導を行った場合

11 医療連携体制加算 1日 -医療機関等との連携により、看護職員が事業所を訪問して障害児に対して看護を行った場合や介護職員等にたんの吸引等に係る指導を行った場合

12 送迎加算 片道 - 障害児に対して、居宅又は学校等と事業所との間の送迎を行った場合

13 延長支援加算 1日 -運営規程に定められている営業時間(送迎に要する時間は含まない)が8時間以上であり、営業時間の前後の時間(延長時間帯)において支援を行った場合に、1日の延長支援に要した時間に応じて算定

14 関係機関連携加算 1日 あり 関係機関と連携して行う個別支援計画や連絡調整等を行った場合

15 福祉・介護職員処遇改善(特別)加算 1月 - 福祉・介護職員を中心として従業者の処遇改善が図られていること

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■児童指導員等配置加算

■概要児童指導員等の有資格者を配置した場合に、一日あたり一定の単位数が加算される(主として重症心身障害児を通わせる事業所を除く)

■取得要件

児童指導員等(児童指導員、保育士、研修修了者(※1))を支援時間帯を通じて1名以上配置していること

■取得単位

定員 授業終了後に行う場合 休業日に行う場合

10人以上 9単位/日 12単位/日

11人以上20人以下 6単位/日 8単位/日

21人以上 4単位/日 6単位/日

H27年4月改正

(※1)研修修了者とは以下のいづれかに該当する研修を修了した者・強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)修了者・重度訪問介護従業者養成研修行動障害支援課程修了者・行動援護従業者養成研修修了者

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■児童発達支援管理責任者専任加算

■概要児童発達支援管理責任者(※1)を専任(※2)で配置した場合に、一日あたり一定の単位数が加算される

■取得要件児童発達支援管理責任者を専任で配置していること児童発達支援管理責任者は、管理者と兼務した場合においても、加算の対象また、児童発達支援管理責任者として従事することができる経過措置(※3)を適用して配置した場合も、加算の対象

■取得単位対象児 利用定員 報酬単価

障害児(重症心身障害児を除く)

10人以上 205単位/日

11人以上20人以下 102単位/日

21人以上 68単位/日

重症心身障害児

5人 410単位/日

6人 342単位/日

7人 293単位/日

8人 256単位/日

9人 228単位/日

10人 205単位/日

11人以上 102単位/日

H27年4月改正

(※3)経過措置とは実務経験の要件を満たしていれば、児童発達支援管理者責任者研修及び相談支援従事者初任者研修を修了することを条件として、児童発達支援管理責任者の業務を行うことができる

(※1)児童発達支援管理責任者とは児童発達支援管理責任者になるためには資格要件と研修要件を満たす必要がある(※2) 専任とは勤務時間帯において、当該事業所で実施する他の職務に従事していない

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■指導員加配加算

■概要常時見守りが必要な障害児への支援や障害児の保護者に対する支援方法の指導を行う等のために、基準を上回る数の指導員を配置(常勤換算(※1))している場合に、定員等に応じて加算される(主として重症心身障害児を通わせる事業所を除く)

■取得要件

児童指導員等(児童指導員、保育士、研修修了者)を2人以上又は指導員若しくは保育士を1名以上配置(常勤換算)していること

■取得単位定員 児童指導員等 指導員・保育士

10人以上 195単位/日 183単位/日

11人以上20人以下 130単位/日 122単位/日

21人以上 78単位/日 73単位/日

H27年4月改正

どちらか一つの加算のみ取得可能

(※1)常勤換算とは事業所で定める所定労働時間に対して、従業員の総労働時間が常勤者の何人分相当となるか定めた指標のこと<計算式>「常勤職員の人数」+「(非常勤職員の勤務時間)÷(常勤職員が勤務すべき時間)」

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■家庭連携加算

■概要障害児を育てる家族等への支援を強化するため、居宅を訪問し、障害児と家族等への相談援助等を行った場合、加算される

■取得要件

個別支援計画に基づき、あらかじめ通所給付決定保護者の同意を得た上で、障害児の居宅を訪問し、障害児及びその家族等に対する相談援助等の支援(※1)を行った場合(月2回を限度)

■取得単位

所要時間 単位

1時間未満 187単位/日

1時間以上 280単位/日

H27年4月改正

(※1)相談援助等の支援相談援助を実施した際には、原則、「訪問に関する記録」「相談援助等の記録」を残す必要がある

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■事業所内相談支援加算

■概要障害児を育てる家族等への支援を強化するため、事業所等において、障害児と家族等への相談援助等を行った場合、加算される

■取得要件

あらかじめ通所給付決定保護者の同意を得た上で、障害児及びその家族等に対して、障害児への支援方法等に関する相談援助(※1)を行った場合(月1回を限度)ただし、次のいずれかに該当する場合を除く・ 相談援助が30分以内に満たない場合・ 相談援助が放課後等デイサービスを受けている時間と同一時間帯である場合・ 当該相談援助について家庭連携加算又は訪問支援特別加算を算定している場合必ずしも事業所で行う必要はないが、障害児及びその家族等が相談しやすいよう周囲の環境等に十分配慮することなお、加算取得する場合、事前の届出は不要。

■取得単位35単位/月

H27年4月改正

(※1)相談援助相談援助を実施した際には、原則、「相談援助等の記録」を残す必要がある

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■訪問支援特別加算

■概要障害児の安定的な日常生活を確保する観点から、継続的に利用していた障害児が5日間以上連続して利用がなかった際に、居宅等を訪問し支援を行った場合、加算される

■取得要件

継続的に当該事業所を利用していた障害児が、最後に利用した日から連続して5日間(※1)利用しなかったときに、障害児の居宅を訪問して相談援助等(※2)を行った場合(月2回を上限(※4))

■取得単位所要時間(※3) 単位

1時間未満 187単位/日

1時間以上 280単位/日

(※1)5日間の考え方この場合の「5日間」とは、当該障害児に係る通所予定日にかかわらず、開所日で5日間をいうものである(※2)相談援助相談援助を実施した際には、原則、「相談援助等の記録」を残す必要がある(※3)所要時間実際に要した時間に応じて算定されるのではなく、個別支援計画に基づいて行われるべき、支援等に要する時間に基づき算定されるものであること(※4)上限の考え方本加算を1月に2回算定する場合は、一回目の利用の後、再度5日間以上連即して利用がなかった場合のみ対象となる

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■利用者負担上限管理加算

■概要利用者の負担軽減のため、世帯の所得状況に応じた負担上限月額が定められている利用者が複数の事業所を利用する場合は、利用者負担額の管理が必要上限管理を行った場合、加算される

■取得要件

事業所が利用者負担額合計額の管理を行った場合上限管理事業所の決定方法は、特定のルールに基づいて支給決定障害児毎に決定されるなお、一の事業所に複数の障害児がサービスを利用している場合、上限管理加算の対象とならない

■取得単位150単位/月

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■福祉専門職員配置等加算

■概要良質な人材の確保とサービスの質の向上を図る観点から、専門職員の配置状況に応じて加算される

■取得要件① 常勤の指導員のうち、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の資格保有者が35%以上雇用されている事業所② 常勤の指導員等のうち、社会福祉士又は介護福祉士の資格保有者が25%以上雇用されている事業所③ 指導員又は保育士のうち、常勤職員が75%以上又は勤続3年以上の常勤職員が30%以上の事業所(※1)

■取得単位

区分 単位 要件

福祉専門職員配置等加算(Ⅰ) 15単位/日 取得要件①に適合

福祉専門職員配置等加算(Ⅱ) 10単位/日 取得要件②に適合

福祉専門職員配置等加算(Ⅲ) 6単位/日 取得要件③に適合

H27年4月改正

(※1)取得要件③の補足勤続3年以上とは、加算申請を行う前月末時点における勤続年数とする。なお、同一法人の経営する障害福祉事業等において、利用者に直接サービスを提供する職員として勤務した年数を含めることができるまた、非常勤で勤務していた期間も含めることとする

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■欠席時対応加算

■概要サービス利用がなかった場合の事業所の負担軽減を図る観点から、利用者の欠席に応じて加算される

■取得要件利用する障害児が急病等により利用を中止(※1)した際に、連絡調整や相談援助(※2)を行った場合原則、利用予定日がない場合は、欠席時対応加算をとれない(月4回を上限)

■取得単位94単位/回

(※1)欠席連絡原則、利用予定日から前々日まで(営業日単位)の間の連絡に対して、対応した場合、加算となる(※2)連絡調整や相談援助相談援助を実施した際には、原則、「相談援助等の記録」を残す必要がある

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■特別支援加算

■概要サービスの質の向上を図る観点から、専門職員の配置状況及び訓練指導実績に応じて加算される

■取得要件指定基準に定める機能訓練担当職員(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士又は心理指導担当職員)を配置して、個別支援計画を踏まえ、自立生活に必要な機能訓練又は心理指導を行った場合なお、訓練等を行った場合、個人ごとに訓練記録を作成し、定期的に効果を検証し、特別支援計画を見直すことが必要

■取得単位25単位/日

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■医療連携体制加算

■概要サービスの質の向上を図る観点から、医療機関等と連携し看護等の実施に応じて加算される

■取得要件医療機関等との連携により、医師の指示を受けた看護職員が事業所を訪問して障害児に対して看護を行った場合や介護職員等にたんの吸引等に係る指導を行った場合① 看護職員が事業所を訪問して障害児に対して看護を行った場合(障害児1人)② 看護職員が事業所を訪問して障害児に対して看護を行った場合(障害児2人~8人以下)③ 看護職員が介護職員等にたんの吸引等に関わる指導のみを行った場合(※1)④ 研修を受けた介護職員等がたんの吸引等を実施した場合

■取得単位区分 単位 要件

医療連携体制加算(Ⅰ) 500単位/日 取得要件①に適合

医療連携体制加算(Ⅱ) 250単位/日 取得要件②に適合

医療連携体制加算(Ⅲ)500単位/日(※1)

(看護職員1人当たり)取得要件③に適合

医療連携体制加算(Ⅳ) 100単位/日 取得要件④に適合

(※1)医療連携体制加算(Ⅲ)の単位数以下の数式に当てはめて日単位で按分し単位数を算出した上で、当該単位数を合算して月単位で請求する(500単位×看護職員数)÷(当該月の事業所の利用者のうち、たんの吸引等が必要な利用者数)=(1人あたり単位数/月) ※小数点以下の端数は、「切捨て」とする

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■送迎加算

■概要障害児に対して、居宅又は学校等(※1)と事業所との間の送迎を行った場合

■取得要件障害児に対して、居宅又は学校等と事業所との間の送迎を行った場合なお、徒歩による送迎に職員が付き添いした場合は、加算の対象とならない

■取得単位対象児 単位

障害児(重症心身障害児を除く)

54単位/回

重症心身障害児(手厚い人員体制が確保される事業所に限る(※1))

37単位/回

H27年4月改正

(※1)送迎場所保護者と協議の上、事業所の最寄り駅や集合場所でも差し支えない

(※2)体制送迎時、運転手以外の同席者の職種や喀痰吸引等の実施可否等が問われる

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■延長支援加算

■概要障害児を育てる家族等への支援を強化を図る観点から、営業時間外に支援を行った実績に応じて加算される

■取得要件運営規程に定められている営業時間(送迎に要する時間は含まない)が8時間以上であり、営業時間の前後の時間(延長時間帯)において支援を行った場合に、1日の延長支援に要した時間に応じて算定ただし、延長支援を実施する場合は、支援計画にその旨が記載されている場合に限る

■取得単位対象児 時間 報酬単価

障害児(重症心身障害児を除く)

1時間未満 61単位/日

1時間以上~2時間未満 92単位/日

2時間以上 123単位/日

重症心身障害児

1時間未満 128単位/日

1時間以上~2時間未満 192単位/日

2時間以上 256単位/日

H27年4月改正

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■関係機関連携加算

■概要障害児に対する支援の強化を図る観点から、障害児が日常的に関わる関係機関と連携し、個別支援計画や連絡調整等に応じて加算される

■取得要件① 保育所、学校等との連携を図るために、あらかじめ保護者の同意を得て、個別支援計画等(※1)の作成を行った場合(年1回を上限)障害児が複数の事業所で支援を受けている場合は、事業所間の連携についても留意すること(※2)② 就学先、就職先との連携を図るために、あらかじめ保護者の同意を得て、連絡調整及び相談援助等(※1)を行った場合(各1回を上限)

■取得単位区分 単位 要件

関係機関連携加算(Ⅰ) 200単位/回 取得要件①に適合

関係機関連携加算(Ⅱ) 200単位/回 取得要件②に適合

H27年4月改正

(※1)相談援助相談援助を実施した際には、原則、「相談援助等の記録」を残す必要がある(※2)事業所間の連携事業所間のみの連携については、加算の対象とならない

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■福祉・介護職員処遇改善加算

■概要良質な人材の確保とサービスの質の向上を図る観点から、福祉・介護職員を中心として従業者の処遇改善が図られていること

■取得要件① 加算額に相当する福祉・介護職員の賃金改善を行っていること等のほか、「キャリアパス要件」のⅠ・Ⅱ・Ⅲ及び「職場環境等要件」を満たす場合

② 加算額に相当する福祉・介護職員の賃金改善を行っていること等のほか、「キャリアパス要件」のⅠ・Ⅱ及び「職場環境等要件」を満たす場合

③ 加算額に相当する福祉・介護職員の賃金改善を行っていること等のほか、「キャリアパス要件」のⅠまたはⅡ及び「職場環境等要件」を満たす場合

④ 取得要件③の算定要件のうち「キャリアパス要件」または「職場環境等要件」のいずれかを満たす場合⑤ 取得要件③の算定要件のうち「キャリアパス要件」または「職場環境等要件」のいずれも満たさない場合

■取得単位

区分 単位 要件

福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅰ) 所定単位(※1)の8.1%を加算 取得要件①に適合

福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅱ) 所定単位(※1)の5.9%を加算 取得要件②に適合

福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅲ) 所定単位(※1)の3.3%を加算 取得要件③に適合

福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅳ)「福祉職員処遇改善加算(Ⅲ)」

の90%を加算取得要件④に適合

福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅴ)「福祉職員処遇改善加算(Ⅲ)」

の80%を加算取得要件⑤に適合

H29年4月改正

(※1)所定単位基本報酬及び各加算(福祉介護職員処遇改善(特別)加算を除く)を算定した単位数の月合計福祉介護職員処遇改善特別加算との併給不可

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■福祉・介護職員処遇改善特別加算

■概要良質な人材の確保とサービスの質の向上を図る観点から、福祉・介護職員を中心として従業者の処遇改善が図られていること

■取得要件従業員の処遇改善が図られていること(キャリアパス要件」または「職場環境等要件」は問わない)

■取得単位所定単位(※1)の1.1%を加算

(※1)所定単位基本報酬及び各加算(福祉介護職員処遇改善(特別)加算を除く)を算定した単位数の月合計福祉・介護職員処遇改善加算との併給不可

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■減算項目と減算条件 ~概要~

No 算定項目 単位 上限 減算要件

1 定員超過利用減算 1日 - 一定の条件に基づく利用定員を上回る障害児を利用させている場合

2 人員欠如減算 1日 - 指定基準に定める人員基準を満たしていない場合

3 個別支援計画未作成減算 1日 - 個別支援計画が作成されずにサービス提供が行われていた場合

4 開所時間減算 1日 - 運営規程に定められている営業時間(送迎に要する時間は含まない)が一定の条件を下回る場合

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■定員超過利用減算

■概要利用定員を上回る障害児を利用させている場合は、1日あたりや過去3ヶ月間の利用実績により、1日または1月間について、利用者・障害児全員につき減算される

■減算条件●1日あたり利用実績による減算(1日につき全員減算) ※小数点以下切上げ定員50人以下:1日障害児数 > 利用定員 × 150%定員51人以上:1日障害児数 > 利用定員 + (利用定員-50) × 25% + 25

●過去3ヶ月間利用実績による減算(1月につき全員減算) ※小数点以下切上げ定員11人以上:3ヶ月間障害児延数 > 利用定員 × 開所日数 × 125%定員11人以下:3ヶ月間障害児延数 >(利用定員 + 3)× 開所日数

※定員超過利用減算と人員欠如減算の両方に該当する場合は、いずれか一方のみが減算される

■減算単位所定単位(各種加算前の単位数(※1))の70%算定

(※1)所定単位児童指導員等配置加算(有資格者を配置した場合)は、加算後の単位数をもとに計算

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■人員欠如減算

■概要事業所における従業員数が、指定障害福祉サービス基準等の規定により配置すべき員数を下回っている場合(人員欠如) に減算される(事業所は人員欠如の未然防止に努める)

■減算条件① 配置すべき人員が10%超または10%以内で減少した場合における減算(月単位で全員減算)

10%超の減少:翌月から人員欠如が解消された月まで10%以内の減少:翌々月から人員欠如が解消された月まで※翌月末日に人員基準を満たす場合を除く

② ①以外の人員欠如の場合における減算(月単位で全員減算)翌々月から人員欠如が解消された月まで ※翌月末日に人員基準を満たす場合を除く(例) 管理者、サービス管理責任者等が欠如した場合

③ 常勤・専従等の従業者数以外の要件を満たしていない場合(1月単位で全員減算)翌々月から人員欠如が解消された月まで※翌月末日に人員基準を満たす場合を除く

※定員超過利用減算と人員欠如減算の両方に該当する場合は、いずれか一方のみが減算される

■減算単位所定単位(各種加算前の単位数(※1))の70%算定

(※1)所定単位児童指導員等配置加算(有資格者を配置した場合)は、加算後の単位数をもとに計算

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■個別支援計画未作成減算

■概要該当した月から解消された月の前月まで減算

■減算条件個別支援計画等の作成が適切に行われていない場合(個別支援計画等未作成)

■減算単位所定単位(各種加算前の単位数(※1))の95%算定

(※1)所定単位児童指導員等配置加算(有資格者を配置した場合)および訪問支援特別加算(専門職員が支援を行う場合)は、加算後の単位数をもとに計算

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■開所時間減算

■概要運営規程に定められている営業時間(送迎に要する時間は含まない)が一定の条件を下回る場合

■減算要件休業日において、運営規定に定められている営業時間(送迎に要する時間は含まない)(※1)が6時間未満の場合(放課後等デイサービスにおいては、授業終了後に行われる場合は、対象とならない)

■減算単位

H27年4月改正

開所時間 単位

4時間未満 所定単位(※2)の70%算定

4時間以上~6時間未満 所定単位(※2)の85%算定

(※1)営業時間事業所に職員を配置し、児童を受け入れる体制を整えている時間であって、送迎のみを行っている時間は含まれない(※2)所定単位児童指導員等配置加算(有資格者を配置した場合)は、加算後の単位数をもとに計算

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厚生労働省、平成27年度障害福祉サービス等報酬改定の概要http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/27gaiyou01.pdf

厚生労働省、障害福祉サービス費等の報酬算定構造http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/27gaiyou03.pdfhttp://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/H290330-4_2.pdf

厚生労働省、障害福祉サービスに係るQ&Ahttp://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/qa.html

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□出典・参照元