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エコアクション 21 2020 年 環境経営レポート (対象期間:2019 年 4 月~2020 年 3 月) 関西熱化学株式会社 (本社) 作成日:2020 年 6 月 29 日

エコアクション21 2020年 環境経営レポートエコアクション21 2020年 環境経営レポート (対象期間:2019年4月~2020年3月) 関西熱化学株式会社

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  • エコアクション 21 2020 年 環境経営レポート

    (対象期間:2019 年 4 月~2020 年 3 月)

    関西熱化学株式会社

    (本社)

    作成日:2020 年 6 月 29 日

  • 【目次】

    ごあいさつ

    1.組織の概要

    2.認証・登録の対象範囲

    3.環境方針

    4.環境目標と実績

    5.環境活動計画の取組結果とその総括、次年度の取組内容

    6.環境関連法規等の遵守状況の確認・評価の結果、ならびに違反・訴訟等の有無

    7.代表者による全体評価と見直しの結果

    8.主な環境活動への取組紹介

    補足資料:2019 年度の主な活動実績ならびに 2020 年度の活動目標

    【ごあいさつ】

    関西熱化学では、『環境・安全・品質』を重要課題として自主的に確保する RC(レスポンシブル・ケ

    ア)活動を展開しています。そのための仕組みとして加古川工場では 1998 年に ISO14001 を取得し、

    本社ならびに研究開発センターでもエコアクション 21(以下 EA21)を取得し、活動しています。

    毎年、安全・環境・品質への取り組みを RC レポートとして弊社ホームページに公表していますので、ご

    高覧ください。(http://www.tkcc.co.jp/csr/rc_download.php)

    今回、以下に本社地区の 2019 年度の EA21 活動の成果を 2020 年環境経営レポートとして、取り

    まとめました。

  • 1.組織の概要

    (1)名称及び代表者名

    ・関西熱化学株式会社 本社 取締役 北野 新治

    ・株式会社 MC エバテック 本社 社長 草野 晋平

    (2)所在地

    ・関西熱化学株式会社

    本社 兵庫県尼崎市潮江 1 丁目 2 番 6 号(尼崎フロントビル 8 階)

    尼崎事業所 兵庫県尼崎市大浜町 2 丁目 30 番地

    研究開発センター 兵庫県尼崎市大浜町 2 丁目 30 番地

    加古川工場 兵庫県加古川市金沢町 7 番地

    ・株式会社 MC エバテック

    本社 兵庫県尼崎市潮江 1 丁目 2 番 6 号(尼崎フロントビル 8 階)

    (3)環境管理責任者氏名及び担当者連絡先

    責任者 CSR 推進部 部長 金丸 慎一 TEL:06-4300-5351

    担当者 CSR 推進部 課長代理 山田 健太 TEL:06-4300-5355

    (4)事業内容

    ・関西熱化学株式会社 本社

    コークスの製造並びに副製品の製造販売する上での管理・運営業務

    ・株式会社 MC エバテック 本社

    MC エバテック社業務の管理・運営業務及びプログラムソフトの開発・販売

    (5)事業の規模

    年商 861 億円(令和元年 4 月 1 日~令和 2 年 3 月 31 日)

    (6)オフィスの規模

    オフィス延床面積 :1,708 平方メートル

    登録対象範囲の人数:92 名(関西熱化学 44 名、MC エバテック 48 名)

  • (7)事業年度

    4 月~3 月

    2.認証・登録の対象範囲

    登録組織名 :関西熱化学株式会社 本社

    対象事業所 :関西熱化学株式会社 本社

    株式会社MCエバテック 本社

    対象外 :尼崎事業所 従業員数若干名の為、認証取得予定はないが、EA21 に

    基づいた活動を展開中

    研究開発センター 2011 年 5 月 EA21 認証取得済

    加古川工場 1998 年 3 月 ISO14001 認証取得済

    活動 :コークスの製造並びに副製品の製造販売する上での管理・運営業務、

    グループ会社業務の管理・運営業務及びプログラムソフトの開発・販売

    環境活動組織:

  • 3.環境方針

    関西熱化学株式会社 本社地区

    環 境 方 針

    基本理念

    私たちは、事業活動のあらゆる分野において、はかり知れない恩恵を受けてきた自然や資源を大切にし、

    環境との調和を図るため、RC 活動を通じて社会に貢献します。

    行動指針

    私たちは尼崎市潮江に位置し、関西熱化学グループの本社機能として事業活動を行なっています。

    この事業活動が環境に影響を与えていることを認識し、経営の優先課題と位置づけて、環境マネジメント

    システムを運用し、継続的改善と汚染の予防に努めます。

    その行動指針を以下のように定め、実行します。

    1.環境関連法規制及び当社が同意するその他の要求事項を遵守します。

    2.環境目標を定め、定期的に見直し、改善に取り組みます。

    3.環境影響を軽減するため、次の活動を推進します。

    ① 二酸化炭素排出量低減のため省エネルギーの推進

    ② 循環型社会への対応のため省資源、節水及び廃棄物の削減、リサイクルの推進

    ③ 環境に配慮した商品や資材の購入

    ④ 関西熱化学グループの環境負荷削減推進

    ⑤ 関西熱化学グループでの環境重大トラブルゼロの推進

    ⑥ 地域の一員として本社地区内外の美化の推進

    4.この環境方針は教育や提案活動を通して全従業員に周知します。

    5.この環境方針は一般に公開します。

    改訂日:2015 年 4 月 1 日

    関西熱化学株式会社

    常務取締役

    吉田 康夫

  • 4.環境目標と実績(主な環境負荷の目標と実績)

    項 目 年 度

    2017 2018 2019 2020 2021

    実績 実績 目標 実績 目標 目標*10

    中長期目標

    CO2 排出量 (kg-CO2) 92,299 90,801 84,765 86,931 86,887 82,300

    CO2 排出係数

    (電力)*1

    (kg-CO2/kWh) 0.509 0.509 0.509 0.509 0.509 0.509

    CO2 排出係数

    (燃料)*2

    (kg-CO2/L) 2.322 2.322 2.322 2.322 2.322 2.322

    電力 総量(kg-CO2) 83,393 83,767 77,729 78,930 78,264 75,200

    自動車燃料 総量(kg-CO2) 8,906 7,034 7,035 8,001 8,623 7,100

    廃棄物排出量 総量(kg) 2,535 2,293 2,178 2,154 2,088 2,200

    一般廃棄物

    (紙類)

    総量(kg) 2,535 2,293 2,178 1,924 1,866 -

    *11

    産業廃棄物 総量(kg) 0 0 0 0 0 0

    水使用量*3 総量(㎥) 20 21 目標設定

    なし

    18 目標設定

    なし

    目標設定

    なし

    化学物質使用量

    *4

    総量(kg) 0 0 0 0 0 0

    電力使用量 総量(MWh) 164 165 153 155 154 148

    ガソリン使用量*5

    (関西熱化学)

    (MC エバテック)

    平均燃費(km/L)

    平均燃費(km/L)

    5.9

    12.0

    6.9

    15.3

    6.8

    14.4

    6.2

    12.2

    5.9

    12.4

    6.9

    項目除外

    OA 用紙使用枚数

    (関西熱化学)*6

    (MC エバテック)

    平均使用量

    (枚/人・日)

    17.1 15.7 14.8 13.7 13.5 14.6

    平均使用量

    (枚/人・日)

    15.0 15.5 15.1 13.0 13.0 14.9

    紙類廃棄物排出量

    *7

    総量(kg) 2,535 2,293 2,178 1,924 1,866 -

    *11

    一般廃棄物*8

    (その他)排出量

    総量(L) 6,186 5,247 4,930 4,503 4,370 5,000

    グリーン購入促進

    *9

    対象品購入率

    (%)

    98 100 99 以上 100 99 以上 99 以上

    RC:安全・環境・品質を確保する自主管理活動

  • 20 年度は、環境負荷の目標達成に向けて、各活動項目の手順書を見直し、これに沿った活動を

    実践する。

    *1 関西電力から報告されている「2016 年度基礎排出係数 0.509(kg-CO2/kWh)」を用いている。

    *2 環境省から報告されている「算定方法・排出係数一覧 2.32(kg-CO2/L)」を用いている。

    *3 水についてはビルの共用部分及び給湯室等、使用量が非常に僅かな箇所に限られ、毎月2㎥以

    下のため目標設定せず。そのため、水量の把握が正確に出来ない。水量把握の代わりに給湯室等に

    節水の掲示をする。

    *4 本社地区における、化学物質の取り扱いなし。

    *5 自動車(保有 2 台)の CO2 排出量については効率的な走行を推進するため、燃費向上を目標と

    し、燃費改善効果によるガソリン使用量削減を図る。

    *6 OA 用紙は業容の違いから関西熱化学、MC エバテック個別に目標を設定している。

    *7 紙類廃棄物はリサイクルボックスに回収の上、リサイクルを推進することで一般廃棄物量の削減を図

    る。

    *8 一般廃棄物(その他)は重量(kg)ではなく、容量(L)で量の把握をする(45L のごみ袋にどの程度入

    っているかを目視にて評価)。

    *9 グリーン購入の対象品購入率は、事務用品のうち購入したグリーン対象品中の適合グリーン対象品

    目を購入した数量比率を示す。

    ※10 21 年度目標値は、中長期目標の値を記載している。

    ※11 一般廃棄物(紙類)は、リサイクル回収を行っており、目標値は設定していない。

  • 5.環境活動計画の取組結果とその総括、次年度の取組内容

    取り組み計画 取組

    結果

    2019 年度

    取組み総括

    2020 年度

    取組内容

    ① 電力使用量削減

    目標

    未達成

    空調電力については、夏期、

    冬期の空調設定温度を明記

    して、設定温度に合わせた

    空調運転を実践した。また、

    室温が一定温度に達したら、

    空調スイッチを切る活動等を

    実践して成果を挙げた。

    照明他は、不在時・昼休みの

    消灯や会議室・応接室使用

    後の消灯などに取り組んだが、

    目標を達成するに至らなかっ

    た。

    空調電力については、更な

    る電力消費量の削減に向

    けて、空調温度の適正な管

    理強化を図る。執務室に温

    度計を揃え、管理者を決定

    して、空調使用時の管理に

    ついて手順書を見直し、目

    標達成を目指す。

    照明等電力については、会

    議室・応接室使用後の消

    灯について、引き続き啓発

    を行なう。また、不使用の

    PC 等についても、使用後の

    電源遮断を呼びかけ、確認

    方法を含めて手順書を見

    直し、目標達成に再挑戦す

    る。

    昼休み、不要場所の消灯・

    節電励行

    部署単位で帰宅時の消灯

    実施、会議室等使用後の消灯

    実施

    空調の温度管理実施

    (冷房 26℃ 暖房 23℃に

    設定努力)

    ②ガソリン使用量削減

    目標

    未達成

    関西熱化学・社長車、MC エ

    バテック営業車共に、手順書

    で決めているエコドライブ等を

    実践した。また、運転手(運

    転者)に実施状況をヒヤリン

    グし、実績をフィードバックする

    ことで、エコドライブへの意識を

    高めた。管理面を強化するた

    め手順書を見直し、走行距

    離や給油量の記録の確認も

    行ったが、目標は未達成となっ

    た。

    エコドライブを継続して、効

    率的な運転を維持する。

    また、運転手(運転者)と

    の対話や走行状況の管理

    を引き続き実践していく。

    MC エバテック営業車は、夏

    期の空調使用による燃費

    悪化を抑制するため、空調

    使用時の運転方法を手順

    書で見直して、目標達成を

    目指す。

    エコドライブによる燃費向上

    ・急加速、急ブレーキの抑制

    ・適正なタイヤの空気圧の維持

    ・無駄なアイドリングの抑制

    ・不要な荷物の積載防止

  • ③ OA 用紙の削減

    目標

    達成

    複合機使用のルール(私書

    箱機能を使う、裏紙を使う、

    両面印刷する等)を周知し

    て、浸透させたことで、両面コ

    ピー、縮小コピーの利用、複

    合機側でのミスプリント防止機

    能(私書箱機能)を活用し

    て無駄な OA 用紙の削減に

    努め目標を達成した。

    現状の施策を引き実施する

    と共に、再度、活動の周知

    を徹底することで、無駄な

    OA 用紙の使用を避け、目

    標達成を目指す。

    裏紙使用促進

    ミスプリント防止促進

    配布資料の両面コピーの促進

    複合機の私書箱機能の活用

    ④ 一般廃棄物排出量削減

    目標

    達成

    掲示板を使って廃棄物量削

    減と減容化について啓発を行

    なうと共に、リサイクル可能な

    紙類は、分別、回収した。ま

    た、手順書の見直しを行い、

    部署全体で取り組む体制とし

    たことで廃棄物への意識が高

    まり、目標を達成した。

    ゴミの減容化については引き

    続き注意喚起を行なった。

    引き続き、掲示板による廃

    棄物削減方法の周知、ゴミ

    の減容化について啓発を行

    なうと共に、マイ箸・マイカッ

    プの利用推進でゴミの減容

    化を図り、目標達成を維持

    する。

    紙類の分別収集促進

    廃棄時の減容化についての

    啓発実施

    ⑤ グリーン購入促進

    目標

    達成

    各部署事務用品購入担当

    者へのエコ品目購入方法の教

    育や PR 活動を実施したこと

    で、グリーン適合品の購入率

    100%を達成した。

    19 年度同様に事務用品

    購入前にグリーン購入対応

    品の確認実施に加え、掲示

    板を使っての注意喚起、事

    務用品購入担当者変更時

    のフォロー教育を継続するこ

    とで、引き続き目標達成を

    維持する。

    事務用品購入前にグリーン購

    入対応品の確認実施

    ⑥ エコキャップ回収 数値

    目標

    なし

    掲示板によるエコキャップ回収

    の啓発活動を行ない、高いレ

    ベルで回収量を維持できた。

    (7091,個/年)

    19 年度同様に啓発活動を

    継続し、発生したエコキャッ

    プを回収する。 エコキャップ回収箱を設置し、掲

    示板等で回収啓発の実施

  • ⑦ 環境重大トラブルゼロ

    数値

    目標

    なし

    2019年度は、関西熱化学グ

    ループにおける環境重大トラブ

    ルの発生はなかった。

    グループ内の環境トラブルゼ

    ロを達成するべく、19 年度

    発生したトラブルに対する再

    発防止対策の有効性を確

    認し、各場所への啓発、助

    言を行なう。

    関西熱化学グループにおける環

    境重大トラブルゼロの達成

    6.環境関連法規等の遵守状況の確認・評価結果、ならびに違反・訴訟等の有無

    本社地区オフィスでの主な環境関連法規制とその対応状況

    法規制 実績 遵守評価

    省エネ法 エネルギー使用状況届出書(7 月末)、定期報告書、中長期計

    画書提出済

    遵守

    フロン排出抑制法 業務用冷凍空調機器(本社フロアのサーバー室 1 台)について

    定期点検実施済

    遵守

    事務所衛生管理規則 法定の照度測定、作業環境測定、CO ならびに CO2 含有率測

    定を、尼崎フロントビルにて実施済

    遵守

    消防法 定期的な緊急事態訓練を計画したが、新型コロナウイルス流行に

    伴い延期(1 回/年)

    法定の防災設備・機器点検を尼崎フロントビルにて実施済

    遵守

    (訓練延期)

    ・行政等からの違反等の指摘は過去 3 年間ありませんでした。

    ・環境関連法規制等の遵守状況を定期評価した結果、環境法規制等の逸脱、訴訟等はありませ

    んでした。

    7.代表者による全体評価と見直しの結果

    廃棄物や OA 用紙の使用量は、5 年前と比べると削減された。これは、各推進担当者が、EA21 活動

    の取組みを長年継続して従業員に呼びかけ続けたことで、従業員の環境に対する意識向上に繋がった結

    果と考える。しかし、電力使用量削減等の活動では、まだ、決められた事を出来ていない人も居るのではな

    いかと感じている。全員一致で活動に取り組み、環境への負荷低減を目指していきたい。

    20 年度も EA21 活動の取組みを呼び掛けると共に、確実に実施できる手段を掲げ、手順書に沿った

    活動を全員で取り進めていきたい。

  • 8.主な環境活動への取組紹介

    (1)1 回/月の頻度で、各部署からの活動推進担当者で構成される EA21 推進会議を開催し、

    毎月の実績ならびに目標達成に向けた施策の実施状況の確認を行っています。その中で目

    標達成・未達成に関わらず原因を明確にし、目標未達となった場合には改善に向けた施策を

    検討しています。

    (2)夏期、冬期の於ける空調使用電力削減のため、空調の管理温度設定による空調使用時の

    電力削減や、室温が一定温度に達した際に、空調のスイッチを切る活動を試み、空調電力

    使用量の削減の成果を挙げました。

    (3)会議室・応接室使用後の消灯、空調スイッチ OFF に関して、掲示板を通して注意喚起を行

    ない、従業員の節電への関心を高める活動を行なっています。

    (4)複合機でのミスプリント防止機能(私書箱機能)の活用による OA 用紙の削減、紙類回収

    リサイクルボックスの活用、エコキャップ回収活動を行ない、資源の削減やリサイクルを促進する

    活動を展開しています。

    (5)グリーン購入に関する意識を高めてもらうために、各部署の物品購入担当者へ、毎月、物品

    購入時の注意事項、グリーン適合品の選び方、適合品/非適合品の確認方法を伝達してい

    ます。

    (6)廃棄物削減と減容化について、掲示板で啓発を行ない、従業員の意識向上を図っています。

    また、紙類廃棄物については、分類毎に整理、排出して、リサイクルに取り組んでいます。全員

    参加で実施することで、従業員のリサイクルに対する意識向上も図っています。

    (7)1 回/月の頻度でビル周辺のボランティア清掃を計画して、環境意識を高めています。

  • 【補足資料:2019 年度の主な活動実績ならびに 2020 年度の活動目標】

    (1)CO2 排出量削減

    (2)電力使用量削減

  • (3)-①ガソリン使用量削減(関西熱化学)

    (3)-②ガソリン使用量削減(MC エバテック)

  • (4)OA 用紙使用量削減

    (5)一般廃棄物排出量削減

  • (6)グリーン購入促進

    (7)エコキャップ回収

    2020 年度 数値目標なし。

    以上