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第6回 信号データの変数代入と変数参照 フィードバック制御系の定常特性 フィードバック制御系の感度特性

信号データの変数代入と変数参照 フィードバック制御系の定常 ...jamox.mklab.org/doc/sample/SystemControlExerciseOnJamox/... · 2014. 5. 28. · (b) •(b)の制御系において、定常位置偏差が0となる

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  • 第6回

    •信号データの変数代入と変数参照•フィードバック制御系の定常特性•フィードバック制御系の感度特性

  • 信号データの変数への代入

    1行目:時間

    2行目以降:データ

  • 変数内の信号データの参照

  • FF制御系とFB制御系

    K(s) P(s)yr ue

    −+

    K(s) P(s)yr u

    フィードフォワード制御系 フィードバック制御系

    FF系の出力:

    =f

    Y (s) P(s)K(s)R(s) =bY (s) T(s)R(s)

    FB系の出力:

    +

    P(s)K(s)T(s)1 P(s)K(s)

    閉ループ系の伝達関数:

  • 目標値に対する定常偏差

    K(s) P(s)yr ue

    制御入力 制御量目標値 偏差

    −+

    制御対象制御器

    目標値から偏差までの伝達関数:

    L(s) P(s)K(s)

    +

    er

    1G (s)1 L(s)

    一巡伝達関数(開ループ伝達関数):

    目標値に対する定常偏差:

    →∞ → →= =

    s ert s 0 s 0e lim e(t) lim sE(s) lim sG (s)R(s)

    ( )= erE(s) G (s)R(s)最終値の定理

  • 定常偏差

    定常位置偏差(ステップ目標):

    →= =

    +s ers 0p

    1e lim sG (s)1s K

    1→

    s 0plK imL(s)

    定常速度偏差(ランプ目標):

    →= =

    s e 2rs 0v

    1e lim sG (s 1s K

    )→

    s 0vK lim sL(s)

    定常加速度偏差(一定加速目標):

    →= =

    s e 3rs 0a

    1e lim sG (s 1s K

    )→

    2

    s 0alK ims L(s)

    位置偏差定数

    速度偏差定数

    加速度偏差定数

    「偏差定数が大きい」 → 「定常偏差が小さい」

  • 型の制御系の定常偏差lが 個の積分器をもつ = *( ) lL s s

    0型

    1型 0

    2型 0 0

    3型 0 0 0

    =r(t) 1 =r(t) 1 =r(t) 1

    ∞∞+ p1/(1 K )

    v1/K

    a1/K

    l( )L s

  • 0型制御系のステップ応答

    KL(s)s 1

    =+ s

    1e1 K

    =+ 定常偏差が残る

  • 0型制御系の定常位置偏差

    KL(s)s 1

    =+ s

    1e1 K

    =+ 定常偏差が残る

  • 1型制御系のステップ応答

    sKL(s)

    (s 1)=

    + se 0=

    定常偏差が無い

  • 1型制御系の定常位置偏差

    sKL(s)

    (s 1)=

    + se 0=

    定常偏差が無い

  • 1型制御系のランプ応答

    sKL(s)

    (s 1)=

    + s1eK

    = 定常偏差が残る

  • 1型制御系の定常速度偏差

    sKL(s)

    (s 1)=

    + s1eK

    = 定常偏差が残る

  • FF制御系とFB制御系

    K(s) P(s)yr ue

    −+

    K(s) P(s)yr u

    フィードフォワード制御系 フィードバック制御系

    FF系の出力:

    =f

    Y (s) P(s)K(s)R(s) =bY (s) T(s)R(s)

    FB系の出力:

    +

    P(s)K(s)T(s)1 P(s)K(s)

    閉ループ系の伝達関数:

  • パラメータ変動に対する感度(影響)

    =τ +

    aP(s) ,s 1

    =K(s) k

    FF系のステップ応答の定常値:

    →= =∞ =

    s 0f

    1lim sP(s)K(s) P(0)K(ys

    ) 0)( ak

    = = = ∞∞ ff

    ak 1.4ak 1.4) y( (y )

    → a a ( )=a 1.4a(40%変化)

    (40%変化)FB系のステップ応答の定常値(kが十分に大きい):

    →= =∞ =≈=

    +s 0b1 ak aklim sT(s) Ty (0) 1s ak

    (ak

    )1

    ∞ ∞= = = =+

    fb

    ak akT(0) 11

    yak ak

    ( ) (y ) (0%変化)

    制御器のゲインを大きくすると感度が小さくなる

  • パラメータ変動に対する感度(影響)

    感度が大きい 感度が小さい

  • 演習1:定常位置偏差

    • 制御対象

    制御器

    フィードバック制御系のステップ応答のグラフを求めよ。

    • 上の制御対象と制御器について、フィードバック制御系の定常位置偏差を数値で求めよ。

    =+ +2

    5P(s)s 2s 2

    =1

    K (s) 2,+=

    3

    2s 1.25K (s)s

    =2

    K (s) 5,

  • 演習2:定常位置(速度)偏差

    • 制御対象

    制御器

    フィードバック制御系のステップ応答とランプ応答のグラフを求めよ。

    • 上の制御対象と制御器について、フィードバック制御系の定常位置偏差と定常速度偏差を数値で求めよ。

    =+ +

    1P(s)(s 2)(s 1)

    = 2K(s)s

  • 演習3:過渡特性と定常特性

    (a) (b)•(b)の制御系において、定常位置偏差が0となるようシミュレーションにより定数ゲインFを求めよ。

    •上記のとき、(a)と(b)のどちらの系の過渡特性(速応性、減衰性)がよいか?その理由を述べよ。

    •制御対象P(s)が と変化したとき、それぞれの系の定常位置偏差はどうなるか?

    =+

    1.5P(s)5s 2

    第6回信号データの変数への代入変数内の信号データの参照FF制御系とFB制御系目標値に対する定常偏差定常偏差型の制御系の定常偏差0型制御系のステップ応答0型制御系の定常位置偏差1型制御系のステップ応答1型制御系の定常位置偏差1型制御系のランプ応答1型制御系の定常速度偏差FF制御系とFB制御系パラメータ変動に対する感度(影響)パラメータ変動に対する感度(影響)演習1:定常位置偏差演習2:定常位置(速度)偏差演習3:過渡特性と定常特性