初年度は年会費無料 ユニシス研究会は日本ユニシスグループのユーザー企業様であればご入会いただけます。

初年度は、お試し期間として年会費（24,000円／年）が無料となります。情報技術に携わ

るさまざまな企業同士の情報交換の場としてもご活用いただけます。一企業何名様でもご

参加いただけます。この機会にぜひご参加ください。

詳しくは、ユニシス研究会のWebサイトをご覧ください。 URL：http://www.yuni-ken.gr.jp/

会員募集

企業を取り巻く環境が大きく変化す

るなか、競争力の源泉である人材の確保・

育成の重要性が再認識されています。そ

こで、さまざまな側面から人材育成マネ

ジメントの動向や課題を考察し、事例研

究や有識者の講演などを通じて、人材

育成マネジメントのあるべき姿を探って

いきます。

企業におけるITの位置づけが、効率

の追求から価値創造へと変化している今、

情報システム部門には、経営や業務の課

題を解決できる「IT企画人材」が必

要だとされています。「IT企画人材」

の人材像、そして必要なスキルや育成法

について考察していきます。

このグループ研究では、主に情報システ

ム部門の若き技術者を対象に「ITをめ

ぐる新しい動き」「SEの仕事」「SEの

心得」「SEが持つべき基本スキル」の4

テーマで研究活動を展開します。テキス

トとして使用する『SE読本』（オーム社）

の著者による解説とメンバー全員での討

議を通して、スキルの向上を図ります。

ユニシス研究会では、企業が抱える幅広い課題の解決を目的に

「ビジネスコミュニティ（経営者層）」「マネジメントコミュニティ（中堅管理者層）」

「グループ研究（現場リーダー層）」という3つの階層に分かれて、

それぞれの役割に応じた研究活動を展開しています。

ここでは、6月からスタートしたグループ研究テーマのなかから、

ユニークな活動テーマを抜粋し、その概要をご紹介します。

ユニシス研究会からの報告

ビジネスコミュニティ

競争優位のための企業力向上

マネジメントコミュニティ

これからの情報システム部門の

役割と人材育成

グループ研究　

IT技術者の仕事

2007年度の研究活動テーマが決定

2007年度研究活動テーマ一覧

ビジネスコミュニティ

人材育成：競争優位のための企業力向上

マネジメントコミュニティ

人材育成： これからの情報システム部門の役割と人材育成

セキュリティ： IT部門のあるべき監査対応に向けて

グループ研究

運用管理： ITIL適用によるITサービス管理の構築方法

レガシー： ROIが見えるレガシーマイグレーション

Web： Web2.0は企業の情報活用にどう活きるのか

RFID： サプライチェーンにおけるICタグ活用

プロジェクトマネジメント： プロジェクトマネジメントの技術と信頼を得るために

サーバ・ストレージ： サーバの仮想化の恩恵

グループウェア： グループウェアの企業情報システムとしての実態

ネットワーク： 次世代ネットワーク技術を考える

OSS： アプリケーション開発におけるオープンソース活用の検討

セキュリティ： システム開発、運用におけるセキュリティ

開発ツール： プロトタイピング手法による企業情報システムの迅速な構築

適宜テーマ選定：IT技術者の仕事

※ 一部変更の可能性があります 各テーマの紹介はWebサイトに掲載しています。

24Club Unisys + PLUS VOL.11

井坂 吉宏氏 エスエス製薬株式会社 情報システム部次長 （兼）IT推進課長

読者の皆様にユニシス研究会へのご

理解を深めていただくため、前号から

スタートした「会員企業紹介」。今回

は、エスエス製薬様をご紹介します。

エスエス製薬様は、1765年（明和

2年）の創業以来、生活者の視点に立っ

た新技術の創造に取り組まれ、「ハイチ

オールC」「ドリエル」など、生活者の

健康をサポートする数多くの製品を世

に送り出しています。同社の情報シス

テム部次長（兼）IT推進課長であり、

5年にわたってユニシス研究会の幹事

を務めていただいている井坂吉宏氏に、

ユニシス研究会の活動に対する感想や

今後の期待について伺いました。

高齢社会の進行や医療制度の改革な

ど生活者の健康を取り巻く環境が大き

く変わりつつあるなか、”ヘルスマネジメ

ント“は生活者にとってますます重要な

テーマとなっています。

私たちエスエス製薬は、「いつまでも健

康で、美しくありたい」という生活者の

願いに一層積極的にお応えしていくため

に、2005年4月から一般用医薬品を

中心としたコンシューマーヘルスケア事業

に経営資源を集中させています。

現在では、従来から

の主力分野である「治

療薬・保健薬」と、そ

の機能を拡大した「生

活改善薬」に加えて、”

インナービューティー

＆ヘルス“というコンセプトを新たに掲げ、

女性の加齢に対応する「ビューティフルエ

イジング」、美容的医薬品（美薬品）「イン

ナービューティー」などの分野で、独自の

発想と技術を活かした製品開発とお客

様志向のブランド戦略を展開しています。

”インナービューティー＆ヘルス“のコン

セプトから生まれた「ハイチオールC」や

「キュティナ」は、女性の方々から高い評

価を得ています。

当社では私が入社する以前の

1970年から日本ユニシス（旧バロー

ス）のコンピュータを採用しており、現在

もユニシスのホストコンピュータを利用し

て、生産管理や販売・物流管理の基幹シ

ステムを稼働させています。また、この基

幹システムから一部の機能を切り出して、

当社の成田工場に特化した生産管理シ

ステムを構築し稼働させています。

錠剤と散剤を生産している成田工場

は、徹底した品質・衛生管理体制を整え

るとともに、200名の従業員によって

生産している工場です。今年5月には、

この成田工場にユニシス研究会のメンバー

の方々をお招きし、品質・衛生管理や生

産管理の取り組みをご紹介する企業見

学会を開催しました。

私は、5年前から務めている幹事の業

務が忙しいこともあって研究活動そのも

のには参加していませんが、こうした企

業見学会や各種のセミナーなどを通じ

て異業種の方々と充実した意見交換を

行えることは、やはりユニシス研究会の魅

力の1つです。また、

昨年まで4年間、論

文審査委員も務め

ていましたが、メン

バーの方々が1年間にわたって取り組ん

でこられた研究成果に接することができ、

自社の課題の解決策を検討するうえで

も大いに参考となりました。

ユニシス研究会に参加されているメン

バーの方々は、毎年、さまざまなテーマを

設定して、地道な研究活動に取り組ん

でいます。広くITに関する知見やスキ

ルを向上させる場、そしてほかのメンバー

の方々と議論を深める場として、今後ユ

ニシス研究会がさらに発展してくれるこ

とを期待しています。

コンシューマーヘルスケア分野に特化し、

新たなマーケティング戦略を展開

異業種の方々との情報交流・

意見交換がユニシス研究会の魅力

会員企業紹介　第2回

エスエス製薬株式会社

設立 1927年

資本金 10,162百万円 （2007年3月31日現在）

従業員数 1,056名 （2007年3月31日現在）

事業内容 医薬品、医薬部外品、 医療機器、化粧品、 食品等の製造・販売

25 Club Unisys + PLUS VOL.11