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プロセス重視開発による品質向上施策と オフショア開発積極活用 オフショア開発積極活用 最新CMMIモデルとクラウド型分散開発環境の活用 株式会社 日立ソリューションズ エンデッドソリュション本部 コンサルティング2011/03/10 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. エン デッドソリュ ション本部 コンサルティング

プロセス重視開発による品質向上施策と オフショア開発の積極活用€¦ · 10/03/2011  · (3)ソフトウェア開発に特化した開発モデル(1991年sw-cmm初版リリース)

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プロセス重視開発による品質向上施策とオフショア開発の積極活用オフショア開発の積極活用

最新CMMIモデルとクラウド型分散開発環境の活用

株式会社 日立ソリューションズエンベデッドソリューション本部 コンサルティング部

2011/03/10

© Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved.

エン デッドソリュ ション本部 コンサルティング部

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自己紹介

• 新海 良一(しんかい よしかず)– 所属:日立ソリューションズ所属

エンベデッドソリューション本部コンサルティング部

シニアコンサルタント

• SEI公認 SCAMPISMリードアプレイザ資格

• SEI公認 CMMI入門インストラクタ資格

– 略歴:• UNIXオペレーティングシステム開発UNIXオペレ ティングシステム開発

• OSF/DCE(UNIXミドルウェア)開発

• ミシガン大学ソフトウェア研究所出向

• StarBoard(インタラクティブボード)開発

• 日立ソリューションズアメリカ出向

CMMIコンサルティング業務/社内プロセス改善

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• CMMIコンサルティング業務/社内プロセス改善

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1. プロセス重視の開発とCMMIについて

Contents

2. 品質向上施策と改善効果3. オフショア分散開発推進上の課題と対応策4 日立ソリューションズのソリューションメニュー4. 日立ソリューションズのソリューションメニュー

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1. プロセス重視の開発とCMMIについて

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1-1 プロセスの重要性

プロセスは品質 コスト スケジュ ル

PROCESSPROCESS品質、コスト、スケジュールを支える3つの主要な要因の1つ

PEOPLE TECHNOLOGYPEOPLE TECHNOLOGY内規、基準作業の関連性 A

B

CD

求める結果を得るため手 方法 機器人・手順・方法・機器や

ツールを統合PROCESSPROCESS

機器、ツールスキル、訓練(教育)動機付け、マネージメント

SEI 「システムや成果物の品質は それを開発し保守するために

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SEI: 「システムや成果物の品質は、それを開発し保守するために用いられるプロセスの品質によって大きく影響される」

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1-2 CMMI: 組織の開発プロセス改善

CMMI プロセス改善を組織的に進める実践方法

(1)ソフトウェアの品質 ⇒ プロセスの品質

(2)プロセスの品質を上げるために改善力を強化

(→IDEALSM モデル)高高

(3)改善力を向上させるには・・・

①あるべき姿(=CMMIフレームワーク)と比較

改善力

プロ

セス

プロ

セス

①あるべき姿(=CMMIフレ ムワ ク)と比較、現状を把握

( →アプレイザル)

②開発プ セスの成熟度に沿 て 改善を推進現状の水準

ス品

質ス

品質

→→

②開発プロセスの成熟度に沿って、改善を推進

(→成熟度モデル)

③ 評価結果に基づき、継続的改善を実施

→ 低低

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③ 評価結果 基 き、継続的改善を実施

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1-3 CMMIとは

氏素性

(1) 1990年代はじめ米国カ ネギ メロン大学ソフトウ アエンジニア(1) 1990年代はじめ米国カーネギーメロン大学ソフトウェアエンジニアリング研究所(Software Engineering Institutes (SEISM))が開発

(2) 米国防総省(DoD)がスポンサー( ) ウ 特 デ ( 年 初版 )(3) ソフトウェア開発に特化した開発モデル(1991年SW-CMM初版リリース)(4) CMMIバージョン1.3を2010年11月にリリース

(開発、サービス、調達のためのCMMIを含む)( )

基礎となる考え方

(1) 組織の体質改善による品質・生産性の向上(2) 組織としての標準を重視

優秀な人間も共同作業のための構造化された規律ある環境が必要優秀な人間も共同作業のための構造化された規律ある環境が必要(3) 問題の発掘力を高めるための組織力・改善サイクルを重視

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1-4 CMMIの変遷と 新動向

『ソフトウェアCMM』V1.1(1993)

『INCOSE SECAM』(1996)

『システムエンジニアリングCMM』V1.1(1995)

『ソフトウェアCMM』草案 ( )

『EIA 731 SECM』 『統合成果物開発 CMM』V2草案C(1997) (1998) (1997)

『調達のためのCMMI』 『サービスのためのCMMI』

V1.02(2000)V1.1(2002)

『開発のためのCMMI』

2007年8月に日本語版公開2007年11月 正式公開日本語版の公開は未定

2009年2月 正式公開日本語版の公開は未定

調達のための 』V1.2(2007)

』V1.2(2009)

『開発 』V1.2(2006)

CMMI V1.3(2010)

調達のためのCMMI サービスのためのCMMI開発のためのCMMI

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2010年11月正式公開 / 日本語版の公開は未定

調達のためのCMMI サービスのためのCMMI開発のためのCMMI

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1-5 関連要素群

CMMI DEV

開発のためのCMMI

開発プロセスにおける管理、CMMIを構成するCMMI-DEV 開発プ における管理、

評価、および監視するためのガイドを与える

3つの関連要素群

1616個個のの

コアプロセス領域コアプロセス領域

CMMI ACQ CMMI SVC

コアプロセス領域コアプロセス領域

CMMI-ACQ CMMI-SVCサービスのための

CMMI調達のためのCMMI

CMMI

外部顧客や組織内にサービスを供給するためのガイドを提供する

IT調達プロセスにおいてIT調達を決定するために必要な情報を提供する

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のガイドを提供する

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1-6 CMMIと開発プロセス

要件開発

要求定義

決定分析と解決

事業計画 事業優先付け

指示・指図、制約

事業欠陥

供給者合意管理

契約

プロジェクト計画策定

活動計画

事業欠陥

プロジェクトの監視と制御

プロジェクト管理

要件管理

成果物制御

技術解

設計・製造

リスク管理

統合プロジェクト管理

構成管理

プロセスと成果物の品質保証

原因分析と解決

技術解

成果物統合

成果物 測定と妥当性確認

評価と保証

原因分析と解決

欠陥成果物・製品

プロセス プロセス 革新策とトレ ング

統合のための プロセス 定量的

組織プロセス管理

成果物検証

測定と分析

妥当性確認

製品納入結果&フィードバック

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プロセス重視

プロセス定義

革新策と展開

トレーニング統合のための

環境プロセス

実績定量的管理

プロセスの成熟度

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1-7 プロセス領域(開発のためのCMMI V1.3)

エンジニアリングプロセス プロジェクト管理プロセス プロセス管理プロセス サポートプロセス

レベル5 OPM 組織プロセス管理

Organizational ProcessManagement

CAR 原因分析と解決

Causal Analysis and Resolution

定量的プ ジ クト管理 組織プ セ 実績レベル4 QPM 定量的プロジェクト管理

Quantitative Project Management

OPP 組織プロセス実績

Organizational Process Performance

VAL 妥当性確認

Validation

VER 検証

Verification

レベル3 PI 成果物統合

Product IntegrationOT 組織トレーニング

Organizational Training

TS 技術解 RSKM リスク管理 OPD 組織プロセス定義+IPPDTS 技術解

Technical SolutionRSKM 管

Risk ManagementOPD 組織 定義

Organizational Process Definition

RD 要件開発

Requirements Development

IPM 統合プロジェクト管理+IPPD

Integrated Project Management

OPF 組織プロセス重視

Organizational Process Focus

DAR 決定分析と解決

Decision Analysis and Resolution

SAM 供給者合意管理

Supplier Agreement Management

レベル2 PMC プロジェクトの監視と制御

Project Monitoring and Control

CM 構成管理

Configuration ManagementControl

PP プロジェクト計画策定

Project PlanningPPQA プロセスと成果物の品質保証

Process and Product Quality Assurance

REQM 要件管理 MA 測定と分析

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Requirements Management Measurement and Analysis

10: コアプロセス領域ではないもの

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1-8 プロセス領域(調達のためのCMMI V1.3)

調達エンジニアリングプロセス プロジェクト管理プロセス プロセス管理プロセス 支援プロセス

レベル5 OID 組織改革と展開

Organizational Innovation and Deployment

CAR 原因分析と解決

Causal Analysis and Resolution

レベル4 QPM 定量的プロジェクト管理

Quantitative Project Management

OPP 組織プロセス実績

OrganizationalProcess Performance

レベル3 AVAL 調達妥当性確認

Acquisition ValidationOT 組織トレーニング

Organizational TrainingAcquisition Validation Organizational Training

AVER 調達検証

Acquisition VerificationRSKM リスク管理

Risk ManagementOPD 組織プロセス定義+IPPD

OrganizationalProcess Definition

ATM 調達技術管理 IPM 統合プロジェクト管理 OPF 組織プロセス重視 DAR 決定分析と解決

VALVAL

VERVERATM 調達技術管理

Acquisition Technical Management

IPM 統合 ジ クト管理Integrated Project Management

OPF 組織 重視

OrganizationalProcess Focus

DAR 決定分析と解決

Decision Analysis and Resolution

PMC プロジェクトの監視と制御

Project Monitoring and Control

TSTS

レベル2 PP プロジェクト計画策定

Project Planning

AM 合意管理

Agreement ManagementCM 構成管理

Configuration ManagementSAMSAM開発CMMI開発CMMIとの対応との対応

SSAD 提案依頼と供給者合意開発

Solicitation and SupplierAgreement Development

PPQA プロセスと成果物の品質保証

Process and Product Quality Assurance

ARD 調達要件開発

Acquisition RequirementsREQM 要件管理

Requirements ManagementMA 測定と分析

Measurement and Analysis

RDRD

SAMSAMとの対応との対応

© Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 11※日本語訳については日立ソリューションズにて実施したものであり、公式なものではありません

Acquisition Requirements Development

Requirements Management Measurement and Analysis

: コアプロセス領域ではないもの

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1-9 プロセス領域(サービスのためのCMMI V1.3)

サービス確立と提供プロセス プロジェクトと作業管理プロセス

プロセス管理プロセス サポートプロセス

レベル5 OPM 組織プロセス管理

Organizational Process

CAR 原因分析と解決

Causal Analysis and Resolution

Management

レベル4 QWM 定量的作業管理

Quantitative Work Management

OPP 組織プロセス実績

Organizational Process Performance

STSM 戦略的サ ビス管理 SCON サ ビス継続性STSM 戦略的サービス管理

Strategic Service Management

SCON サービス継続性

Service Continuity

レベル3 SSD【addition】

サービスシステム開発

Service System Development

CAM キャパシティと可用性管理

Capacity and Availability Management

OT 組織トレーニング

Organizational Training

SST サービスシステム移行

Service System Transition

RSKM リスク管理

Risk ManagementOPD 組織プロセス定義

Organizational Process Definition

IRP 障害解決と予防

Incident Resolution and IWM 統合作業管理Integrated

Work ManagementOPF 組織プロセス重視

Organizational DAR 決定分析と解決

Decision Analysis and Prevention Process Focus Resolution

SAM 供給者合意管理

Supplier Agreement Management

WMC 作業の監視と制御

P j t M it i dCM 構成管理

C fi ti M tProject Monitoring and Control

Configuration Management

レベル2 WP 作業計画策定

Project PlanningPPQA プロセスと成果物の品質保証

Process and Product Quality Assurance

SD サービス提供 REQM 要件管理 MA 測定と分析

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SD サ ビス提供

Service DeliveryREQM 要件管理

Requirements Management

MA 測定と分析

Measurement and Analysis

: コアプロセス領域ではないもの※日本語訳については日立ソリューションズにて実施したものであり、公式なものではありません

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1-10 開発のためのCMMI成熟度段階

CMMI 成熟度段階表現

CMMIは、ソフトウェア開発の現状を把握し、その結果に基づき組織としてのソフトウェア開発能力を段階的に改善(組織を成熟化)して、生産性や品質レベルのアップを図る組織的活動を推進することを目的としている

プロセスからの定量的なフィードバックにより、常にプロセス改善が継続的に実施され、最適化されている

レベル5最適化された段階<<CMMICMMI-成熟度段階-成熟度段階>>

製品とプロセスの計測基準が定められ、組織的に分析が進められている

レベル4定量的に管理された段階

ソフトウェア開発と保守の経験が組織として共有され、標準プロセスが定義されている

レベル3定義された段階

レベル1

プロジェクトの計画、コスト等の経験則ができているレベル2管理された段階

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開発プロセスが場当たり的で、一貫性がない初期段階

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1-11 プロセス改善のモデル

IDEALモデルLearning

分析し

学習

変化への刺激

解決策を実施する

分析し妥当性を確認する

将来の行動を提案する

主催者としての態度を固める

組織体制を設立する

A ti開始

行動

変化 の刺激

背景を定める

解決策

解決策を改良するプロセス改善の

フレームワークを固める

Initiating

Acting現在の状態および望ましい状態を記述する

解決策を先行評価/テストする

ワ ク

問題点の実証的分析

Diagnosing

診断

記述する

勧告を策定する

優先行動を

解決策を作成するサポートする技術

CMMIの勉強だけではわからない→ まず現状把握(アプレイザル)から

Diagnosing 優先順位を定める

取り組み方を策定する

行動を計画する

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Establishing確立出展:SEIhttp://www.sei.cmu.edu/library/abstracts/reports/96hb001.cfm

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1-12 現状の把握(アプレイザル)

モデルとの

アプレイザル手法(SCAMPI)現状の開発プロセス

CMMIモデル(フレームワーク)

モデルとの比較・評価

アプレイザル現状診断

モデルと比較することにより継続的な

現状プロセスの強み・改善点

モデルと比較することにより、開発プロセスに必要な活動・項目

を網羅的に洗い出しが可能

継続的な改善活動

強み 改善点規格・基準の改定

現状プロセスの改善点から、優先順位付け、改善計画策定優先順位付け、改善計画策定

に基づく、効果的・効率的な改善活動を推進

計画的な改善活動

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改善活動の推進

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1-13 アプレイザル手法(SCAMPI)について

目的

標準CMMIアプレイザル手法

SCAMPI: Standard CMMI Appraisal Method for Process Improvement

目的:

「改善を推進する組織としての実力(現状)」を評価して、今後の改善活動

の方向付けを行うの方向付けを行う

アプレイザル実施方法およびSCAMPIの特徴:

・ オンサイト(顧客先での作業)にて実施

- アプレイザル準備: オンサイトの1ヶ月前~約3ヶ月前

- アプレイザル実施期間: オンサイト(5日~12日間)

・ ISO15504準拠・ ISO15504準拠

・ アプレイザル対象プロセス領域の各プラクティス(GP, SP)に対して、

実施状況をドキュメント・インタビューにより確認実施状況をドキ メント インタ により確認

・ 開発プロセスの現状をフレームワーク(あるべき姿)に照らして評価し、

強み・改善点を明確化

手法にはクラスA Cがあり クラスAにて成熟度レベル判定が可能

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・ 手法にはクラスA~Cがあり、クラスAにて成熟度レベル判定が可能

・ 成熟度レベルの有効期間は3年間

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1-14 プロセス改善と成熟レベル

レベル パフォーマンス予測

5. 適化している

段階

頻度

時間/費用...

目標

値-z

成熟度が高まると

① 目標と実績の乖離4.定量的に管理

された段階 目標

値-y

頻度

時間/費用...

① 目標と実績の乖離が減少する

② 実績値のバラツキ3.定義された段階

目標

値-x

頻度

時間/費用...

② 実績値のバラツキが減少する

③ 値目

標値

+a

2.管理された段階 頻度

時間/費用...

③ 目標の値そのものが改善される

目標

1.初期段階 頻度

時間/費用...

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© Carnegie Mellon University

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2. 品質向上施策と改善効果

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2-1 主な品質向上施策

CMMIモデルに基づくプロセス重視の改善活動

適用上流工程での品質確保

プロセス診断と標準プロセスの整備

標準標準

標準プロセスの整備

実査改善

プロセスの安定化と プロセスQAによる

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プロセスの安定化とプロセス実績モデル プロセス重視開発の浸透

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2-2 現状把握と標準プロセスの整備

CMMIモデルを活用した改善アプローチ

1) 全事業部向け公式アプレイザルを実施

公式アプレイザルを実施し、現状の開発プロセスとCMMIモデルとの差異を、事業部別

に洗い出し。

2) 中・長期的な改善計画策定

全社レベルの共通改善点、事業部固有の改善点など、分野別で優先順位付け、改善

活動を開始するための中・長期的な改善計画を策定活動を開始するための中 長期的な改善計画を策定。

3) 全社・事業部別の改善活動推進(推進体制作り)

事業部ごとの改善チーム(SEPG)を立ち上げ 計画に基づいた改善活動を推進事業部ごとの改善チーム(SEPG)を立ち上げ、計画に基づいた改善活動を推進。

4) 標準プロセスに対するテーラリングガイドを整備

各プロジェクトの特性を考慮したテーラリングを整備することにより 開発現場の実態に各プロジェクトの特性を考慮したテーラリングを整備することにより、開発現場の実態に

即した適用方法を整備。

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アプレイザルにより現状を把握し、現状に基づく基準類の整備、およびプロセス改善活動の推進が、もっとも効率的な手段

実感

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2-3 標準プロセスの推進体制

アプレイザルによるアプレイザルによる改善提案改善提案 全社標準化委員会全社標準化委員会

SQASQAグループグループ

プロセスプロセスQAQA指摘票指摘票

全社各種分科会全社各種分科会連携連携

プロジェクトプロジェクト審議・承認審議・承認

部長会議部長会議

事業部プロセス事業部プロセス

事業部事業部SEPGSEPG

専任専任SEPGSEPG

全社合同全社合同

プ ジ クトプ ジ クト

プロセス改善提案書プロセス改善提案書

開発計画書開発計画書//完了報告書完了報告書

事業部プ セス事業部プ セス改善委員会改善委員会専任専任SEPGSEPG

各部各部SEPGSEPGQAQA

全社合同全社合同SEPGSEPG委員会委員会

開発計画書開発計画書//完了報告書完了報告書改善ノウハウ改善ノウハウ

の共有の共有

適用適用

プロセス資産の整備・内規(標準プロセス、ガイドライン)・基準書・手順書・ノウハウ・テンプレート開発計画書/完了報告書 改善提案書

WEBWEB

テーマ別テーマ別活動活動

ピアレビューピアレビューWGWG

ツールツール

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・開発計画書/完了報告書、改善提案書・プロセス改善活動状況

公開公開

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2-4 プロセス重視開発の浸透

製品のQA → プロダクトQA+プロセスプロセスQAQA

製造 ソース設計 テスト

プロダクトQA チェックリストの結果より、チェックリストの結果より、予定通りのテスト項目が消化予定通りのテスト項目が消化

プロセスプロセスQAQA予定通り テ 項目 消予定通り テ 項目 消

されているかを確認されているかを確認

⇒⇒テスト実施状況の把握テスト実施状況の把握

現場のプロセスを実査し、プロセス定義の実施状況を確認

正しいプロセスで開発がおこなわれているかを確認改善サイクル改善サイクル

プロセス不遵守事項の発見と原因分析プロセス不遵守事項の発見と原因分析・担当者が基準を知らない → 教育不足、基準の浸透不足・基準が古く使えない → ルール自体の問題

改善サイクル改善サイクル

・現場プロセス・標準プロセス

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基準が古く使えない ル ル自体の問題・基準を勝手に変更 → 管理の問題

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2-5 上流工程での品質確保

上流工程での不良発見は品質向上に直結弊社の品質方針– 弊社の品質方針

上流工程での品質確保

– 別の言葉で言い換えると

テストの前に勝負を決めろ!

解決策は、ドキュメント・ソースコードへの 「レビュー」

良減 ばテストでの不良減少! すばやい効果!

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2-6 ピアレビューへの取り組み

解決策は、ピアレビュー(Peer Review)ペアレビ (2人でやるレビ ?)ではないペアレビュー(2人でやるレビュー?)ではない

ピュアレビュー(純粋レビュー?)でもない

もちろんビアレビュ (枝豆で一杯?)でもないもちろんビアレビュー(枝豆で一杯?)でもない

ピアレビューとは? ピアレビュ とは?

△ 同僚(Peer)が実施するレビュー

○ 欠陥除去を目的に行う成果物に対する技術的なレビュー○ 欠陥除去を目的に行う成果物に対する技術的なレビュ

ピアレビューにとって大切なものア 大切なも・ レビューで不具合を取り除こうとする文化・ レビューの技法・ レビューのデータ収集と分析

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・ レビューのデータ収集と分析

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2-7 ピアレビューの導入効果

不良の前倒し摘出による手戻りの防止

ピアレビューの効果ピアレビューの効果

不良の前倒し摘出による手戻りの防止

削減可能

工数/

削減可能

/

ピアレビュー テスト

室睦 康 村 秀 「 実態 基づ ピ ビ 法改善

テストで不良を発見・修正するのに比べて2倍効率がよい

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小室睦、男澤康、木村好秀、「開発現場の実態に基づいたピアレビュー手法改善と改善効果の定量的分析」、SEC journal創刊号より

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2-8 ピアレビュープロセスの安定化

レビュー速度

レビューNo. 準備時間 時間 人数 サイズ 指摘件数 内改善要件数

レビューデータ1 3 13 10 120 19 82 2 3 9 40 2 03 2 35 6 60 2 24 2 15 8 30 9 45 2 2 9 20 1 16 3 7 8 80 13 86 3 7 8 80 13 87 3 2 8 30 2 28 3 5 8 200 11 109 2 2 7 30 3 310 3 3 7 50 5 511 2 3 6 40 5 5

指摘密度12 2 3 5 50 12 613 3 5 7 80 6 5

8件目のレビ 速度が管理上限8件目のレビュー速度が管理上限

を超えている原因を調査して、再レビューする

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2-9 プロセス実績モデル

レビュー指摘率(レビュー指摘数/合計)とバグ率(合計/対象サイズ)の相関関係– 単体テストより前に摘出したバグ率:全体バグ率単体テストより前に摘出したバグ率:全体バグ率

負の相関関係

解釈:上流工程で不良を除くと類似不良も除かれ品質向上する解釈:上流工程で不良を除くと類似不良も除かれ品質向上する対象サイズ(Ks) レビュー指摘数 テストバグ件数 合計

1 12 32 26 582 25 64 24 883 34 98 79 1774 46 130 169 2995 58 140 232 3726 76 210 262 4727 85 180 364 5448 105 193 500 6939 124 320 524 8449 124 320 524 844

10 145 360 394 75411 180 600 282 88212 210 650 358 100813 243 720 447 116714 354 1030 457 1487

バグ率 = 8.8843107 - 6.7126427 * レビュー指摘率

15 450 1240 605 1845

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バグ率 = 9.109853 - 6.8741829 * レビュー指摘率 - 7.0972925 (レビュー指摘率 - 0.5241)**2

バグ率 8.8843107 6.7126427 レビュ 指摘率

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2-10 品質向上施策による改善効果

A社における設計バグ摘出率、バグ率の改善A社における設計バグ摘出率、バグ率の改善(200(20077年3Q~2008年4Qまでの推移)年3Q~2008年4Qまでの推移)

設計バグ摘出率,バグ率の改善(2007年3Qを100%)

130% 100%

設計バグ摘出率(左目盛)

バグ率(右目盛)

120% 80%

100%

110%

40%

60%

80%

90%

0%

20%

80%

2007 3Q 2007 4Q 2008 1Q 2008 2Q 2008 3Q 2008 4Q

0%

図:図: 設計バグ摘出率,バグ率の改善設計バグ摘出率,バグ率の改善年 (第 期) 年 (第 期) 計バグ摘 率(バ

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2007年3Q(第3四半期)から2008年4Q(第4四半期)にかけて,設計バグ摘出率(バグ総数に対する設計部署内バグ摘出数の割合),およびバグ率(開発規模に対するバグ数の割合)において,大きな改善が見られる。 出典 日立評論2009年6月

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2-11 (ご参考)CMMIモデルの適用スケジュール例

1年目 2年目 3年目 4年目

成熟度レベル2向け改善活動

CMMIアプレイザル(現状診断)

CMMIアプレイザル(成熟度レベル2判定)

CMMIアプレイザル(成熟度レベル3判定)

(プロジェクト管理、サポート)

成熟度レベル3向け改善活動

(プロセス管理 エンジニアリング 組織プロセス資産)

CMMI入門教育

(プロセス管理、エンジニアリング、組織プロセス資産)

高成熟度レベル向け改善活動

(定量的管理、統計手法)

測定と分析教育

プロセスQA教育ピアレビュー技法教育

ピアレビュー技法教育

ピアレビュー技法教育 高成熟度レベル教育

プロジェクトレベルでの改善活動

組織レベルでの改善活動

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定量的管理に基づく改善活動

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3.オフショア分散開発推進上の課題と対応策3.オフショア分散開発推進上の課題と対応策

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3-1 オフショア分散開発における3つの課題

今回は、オフショア開発に関する3つの課題にフォーカスし、調達CMMIとクラウドサービスの活用による解決方法をご紹介します。

課題1)課題1) オフショア先のやり方が見えないオフショア先のやり方が見えない課題1)課題1) オフショア先のやり方が見えないオフショア先のやり方が見えない

課題2)課題2) セキュリティの確保が困難セキュリティの確保が困難

課題3)課題3) 開発環境の構築・削減が困難開発環境の構築・削減が困難

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3-2 課題1) オフショア先のやり方が見えない (1)

オフショア先のやり方が見えないよくあるお悩み

トラブル・品質問題トラブル・品質問題不具合発生不具合発生

オフショア先の開発のやり方が分からない国内での委託開発では、当然のように行われていたやり方や手順が、オフショア先ではどのような手順で開発が進んでいるのか分からない。どのような手順で開発が進んでいるのか分からない。

オフショア先の進捗状況が見えない中国やベトナムなど文化や言葉の違いで、コミュニケーションがスムーズに行かず、理解の相違が生じ オフシ ア先の進捗状況が正しく把握できない理解の相違が生じ、オフショア先の進捗状況が正しく把握できない。

納期も守られず、受け取った製品の品質も悪い開発途中で品質やスケジュールの確認をしても、大丈夫だと言われ安心していたが、

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開発途中で品質やスケジュ ルの確認をしても、大丈夫だと言われ安心していたが、いざ納期に近づくと、テストも十分に行われておらす、品質・納期の大問題が発覚。

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3-3 課題1) オフショア先のやり方が見えない (2)

開発・調達CMMIを活用して、プロセスを整備CMMIを活用!

発注元顧客ニーズ

調達計画(PP)

RFP準備(ARD)

提案依頼(SSAD)

調達先選定

(SSAD)

調達管理(AM/ATMVER/VAL)

システム受入れ

(AM/VAL)

移行(AM)

調達CMMI

発注元顧客

開発CMMI

計画(PP)

設計(TS)

開発(TS)

結合&結合&テスト

(PI/VER提供(PI)

調達先調達管理(AM/ATM)

① C プ プ く 注

出典 CMMI Workshop 2009

CMMI (PP) (TS) (TS)/VAL)

(PI/VER/VAL)

(PI)

要件管理(REQM)

監視・制御(PMC)

① 委託開調達・開発CMMIアプレイザルにより、オフショア先の開発プロセスだけではなく、発注元の調達プロセスの全調達・開発ライフサイクルの現状把握と問題点を抽出。

② 現状の調達・開発プロセスの問題点を整理し、各工程の開始・完了条件、作業手順、作業成果物、測定指標 報告手順 ど 達 プ 定義 文書化 整備測定指標、報告手順などの調達・開発プロセスを定義として文書化・整備。

③ プロセス定義に基づき、納品物だけでなく、進捗管理方法、中間成果物の評価方法、レビュー完了基準、納入条件などを双方で合意し、契約条項として明記。

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④ 合意した契約に従って、工程ごとのプロセス定義に基づく定期的かつ定量的な進捗管理の徹底による早期の不具合摘出による品質確保および納期厳守を実現。

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3-4 課題2) セキュリティの確保が困難 (1)

オフショア先からの情報漏洩に関するリスクが心配よくあるお悩み

開発拠点(国内)

オフショア先(海外)

ファイル共有サーバ

不正にネットワークを接続

ルータ等

ルータ等

専用線

社内ネットワーク

クラウドセンタ

ファイル共有サーバ VPN装置

VPN装置

不正にタ

ーネ

ット

不正にデータを持出し

ネ ト ク上のセキ リテ 確保は 技術的に実現可能 あるが

イン

ネットワーク上のセキュリティ確保は,技術的に実現可能であるが,オフショア先からの情報漏洩を防止するのは,多くの時間とコストが必要

企画・開発中の新機能情報が漏洩した場合,製品価値へのインパクト大

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3-5 課題2) セキュリティの確保が困難 (2)

オフショア先でデータを持ち出せない仕組みをつくるクラウドで解決!

開発拠点(国内)

オフショア先(海外)

ファイル共有サーバ

シンクライアント(HDDレスPC)でシンクライアント(HDDレスPC)で

ルータ等ルータ等

専用線

シンクライアント( レス )で共用サーバからのデータ持ち出しをシャットアウト!

シンクライアント( レス )で共用サーバからのデータ持ち出しをシャットアウト!

クラウドセンタ

ファイル共有サーバ VPN装置 VPN装置

ター

ネッ

トシンクライアント(HDDレスPC)ローカルPCには

一切データが残らないデータは全て共用サーバに保存

外部媒体への保存も不可能

イン

ファイル共用サーバの情報(ドキュメントやソースファイル)をオフショア先の記憶媒体には保存できない

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開発中はもちろん,開発終了後にモジュールやソースコードをオフショア先で他製品に流用されるリスクを軽減

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3-6 課題3) 開発環境の構築・削減が困難 (1)

オフショア先との共通基盤を構築・維持する負荷が過大よくあるお悩み

調達 環境セットアップ 環境維持 データ消去 返却・破棄・再利用

ンパイラや 情報漏洩防止でレンタル会社やツール購入で手配に時間と手間がかかる

ツール導入/チェックになど、構築に時間がかかる

コンパイラやツールのバージョン等を統一できずバグ混入

情報漏洩防止で時間と手間のかかるディスク完全消去が必要

レンタル会社への返却,各種償却手続き等が大変

機材手配・環境セットアップにかかる時間の分だけプロジェクトが 層遅延

本来不要なバグ修正で状況が悪化

増員してピンチを乗り切ったがリソース解放処理に時間がかかり進行中のプロジェクトに悪影響プロジェクトが一層遅延 状況が悪化 進行中のプロジェクトに悪影響

プロジェクトの間接的な部分にコストが多くかかってしまい、開発効率が悪い

プロジェクトの初期段階から予備環境として確保して置くほどコストに余裕はない

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3-7 課題3) 開発環境の構築・削減が困難 (2)

状況に応じて自在に環境を準備/拡充/破棄できるクラウドで解決!

プロジェクト状況に応じて 仮想化マシンのコンピュータリソースを自在に追加/削除

調達 環境セットアップ 環境維持 データ消去 返却・破棄・再利用

物 的な移動不要時は

プロジェクト状況に応じて,仮想化マシンのコンピュ タリソ スを自在に追加/削除

クラウドサービスベンダへの事前連絡で即時準備できる

リファレンス環境をコピーするだけでOK

プロジェクトの都度環境を作り直すことで古い環境の混入を防止

物理的な移動は伴わず、仮想PCのイメージファイルを削除すればOK

不要時は削除するだけ

環境の丸ごとバックアップ/再利用も可能

ピ 環境を増殖

クラウド上の仮想クライアントバックアップ各種ツール

デバッグ設計統合開発

アプリケーション

ミドルソフト

DB

コピーして環境を増殖デバッグツール

設計ツール

開発環境

リファレンス環境 再利用

etc

不要になったら削除

OS

DB 環境 再利用

環境の準備や廃棄における手続きを軽減

環境 ピ /削除 状況 応じ 環境を自在 変更 きる

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リファレンス環境のコピー/削除で、状況に応じて環境を自在に変更できる

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3-8 課題3) 開発環境の構築・削減が困難 (3)

必要なツールを、必要な本数だけ調達することが困難

開発期間中 随時変化する体制に応じて

よくあるお悩み

開発期間中、随時変化する体制に応じて必要な時に、必要なツールを、必要な本数だけ調達することが難しい

ピーク時のツール利用者数に合わせてライセンスを購入 利用終了後も 使わないツ ルのライセンスを保有

統 境者数

ス数

合わせてライセンスを購入 利用終了後も、使わないツールのライセンスを保有

無駄統合開発環境

ツー

ル利

用者

要ラ

イセ

ンス

実装・単体テスト詳細設計基本設計 結合~総合テスト 出荷・保守

ツ(必 設計支援ツール テスト支援ツール

必要数 使用期間 導入効果の予測 投資判断が難し 必要数、使用期間、導入効果の予測、投資判断が難しい

予算確保から調達まで期間がかかり、開発が遅延する

ライセンス管理や固定資産税のコストがかかる

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ライセンス管理や固定資産税のコストがかかる

開発ツールの買い控えから、開発効率が低下している

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3-9 課題3) 開発環境の構築・削減が困難 (4)

必要なツールを必要なだけ使用することができる

プロジェクトの工程に応じて 仮想クライアント上で使用するツ ルを変更

クラウドで解決!

プロジェクトの工程に応じて,仮想クライアント上で使用するツールを変更

統合開発環境

実装・単体テスト詳細設計基本設計 結合~総合テスト 出荷・保守

者数

ス数

統合開発環境

ツー

ル利

用者

必要

ライ

セン

設計支援ツールテスト支援ツール

設計支援ツール

( 設計支援ツ ル

設計支援ツール

統合開発環境

テスト支援

統合開発環境

統合開発環境ツ ル ツ ル 環境

ツール環境 環境

OS OSOS OS切替 切替 切替

仮想クライアント

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ライセンスを保持することなく、必要なツールを必要な時に必要なだけ使用できる

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4. 日立ソリューションズのソリューションメニュー

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4-1 プロセス診断(アプレイザル)サービス

1) 現場ヒアリングによる簡易プロセス診断

1) CMMIモデルに基づき、インタビュー形式でのヒアリングを中心に、現状の開発プロセスを

診断し、CMMIモデルとの差異を明確にします。診断し、CMMIモデルとの差異を明確にします。

2) 改善点の中で、特に効果の高い改善項目に焦点を絞り、改善活動を開始するための基

礎データとします。

2) SCAMPIアプレイザルによるプロセス診断

1) SEI公式アプレイザルSCAMPIクラスA/B/Cにより、現状の開発プロセスを診断し、

CMMIモデルとの差異を明確にしますCMMIモデルとの差異を明確にします。

2) アプレイザルによるギャップ分析により、現状開発プロセスとCMMIモデルとの差異をプ

ラクティスレベルで確認することができるため、プロジェクト毎の改善活動項目を詳細に、かつ

網羅的に把握し、改善活動を効率的に推進することができます。

抽出された課題抽出された課題

手続き、方法

AB

D開発のための

CMMI

抽出された課題抽出された課題

開発プロセス

A DC

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機器、ツール人材・教育

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4-2 SEI公認 CMMI入門教育

CMMIモデルの基本を理解し、効果的なプロセス改善を!

・プロジェクト管理、エンジニアリング、プロセス管理等、組織に必要な活動を網羅的に学習できます。C プ 改善 世 的 標準 デ あり プ 改善 習得 きます概要 ・CMMIはプロセス改善の世界的な標準モデルであり、プロセス改善のエッセンスを習得できます。

・本教育の受講修了者は、CMMI公式アプレイザルにアプレイザとして参加できる資格が与えられます。

・CMMIはプロセス改善の標準モデルであり、組織の継続的なプロセス改善に有効です。

概要

メリット・本講座によって、プロセス改善に役立つCMMIモデルの理解を深めることができます。

メリット

教育内容

◆講義・プロセス改善の概念とCMMI・成果物開発 改

高←

プロ

セス

品成果物開発・プロジェクトを管理すること・プロジェクトと組織への支援・改善のインフラストラクチャ

◆演習

善力

現状の水準

品質

→ 低

◆演習・CMMIの理解を深めるためのグループ演習・現場での事例とCMMIモデルとのマッピング演習

© Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 42受講対象者:ソフトウェア開発担当者および管理者、プロセス改善担当者

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4-3 プロセスQA入門教育

・プロセスQAの実施によって、不遵守によるトラブル発生を防止できます。・プロセス主体の品質保証の考え方やプロセスQAの基本知識が習得できます

プロセスQAの基本を理解し、プロセス品質を確保!

概要 ・プロセス主体の品質保証の考え方やプロセスQAの基本知識が習得できます。・実践的なプロセスQAの実施手順や、効果的な品質保証活動のノウハウ等を習得することができます。

・プロセスQAの実施により、開発プロセス遵守状況のチェックと不遵守の是正が可能となり、製品の品質向上に有効です。 本講座によって、プロセスQAの効果的な実施方法を学習できます。

概要

メリット 質 効 効 実施方

教育内容

◆講義・品質保証とは何か・CMMIにおける「品質保証」の考え方・プロジェクト vs 品質保証部門?プロジェクト vs 品質保証部門?・プロセスQA実施の流れ・プロセスQA実施上のリスクと対策・効果的な品質保証活動

A

B

D

◆演習・理解度確認テストと問題の解説

C

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受講対象者:ソフトウェア開発担当者および管理者、プロセス改善担当者、QA部門担当者および管理者

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4-4 ピアレビュー技法教育

ピアレビュー技法を習得し、テスト工数を削減!

概要・ピアレビューを導入することにより、上流工程での品質確保が可能となります。・欠陥の摘出に重点を置いたレビュー方法である「ピアレビュー」技法を習得できます。概要

メリット

欠陥の摘出に重点を置いたレビュ 方法である ピアレビュ 」技法を習得できます。・現場ですぐに使えるピアレビューのノウハウを習得することができます。

・ピアレビューは、欠陥除去を目的に行う、成果物に対する技術的なレビューです。・下流工程から上流工程に前倒しで欠陥摘出が可能となり、欠陥修正のコストを大幅に削減できます。

教育内容

下流 程から上流 程 前倒しで欠陥摘出が可能となり、欠陥修正の トを大幅 削減できます。・本講座によって、ピアレビューの効果的な実施方法を学習できます。

教育内容

◆講義・ピアレビューとは何か、レビューの重要性・代表的な手法とその使い分け・フェイガン・インスペクション・良いピアレビューを実施する秘訣

◆演習◆演習・実際のチームで参加し、実際の成果物(設計書や

ソースコードなど)を対象にピアレビューを実施する

© Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 44受講対象者:ソフトウェア開発担当者および管理者、プロセス改善担当者

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4-5 オフショア開発プロセス改善支援

オフショア開発に最も効果的、効率的なプロセス改善をご支援します!

概要 ・調達・開発CMMIに基づくアプレイザル・現状診断を実施し、現状の課題・問題点を摘出します。概要

メリット・オフショア対象スコープ(プロジェクト・工程・モジュールなど)が的確に選定できるようになります。

シ 先 進捗 品質が定量的に把握 き ようになります

調達 開発CMMIに基 くアプレイザル 現状診断を実施し、現状の課題 問題点を摘出します。・課題・問題点に優先順位を付け、中長期的な改善活動計画を策定します。・改善計画に基づく改善活動の履行を、現場の開発者・SEPGと共に推進してまいります。

メリット ・オフショア先の進捗・品質が定量的に把握できるようになります。・オフショア開発に効果的な標準プロセスが早期に構築できます。・ピアレビュー、プロセスQAなどの各種施策により、上流工程での品質確保、納期順守を実現いたします。

オフショア先との契約条項の整備により、作業項目、監視項目、目標品質、納期オフショア先との契約条項の整備により、作業項目、監視項目、目標品質、納期

オフショア先の進捗状況を定量的に把握するための、共通指標の策定、分析、評オフショア先の進捗状況を定量的に把握するための、共通指標の策定、分析、評

調達プロセス改善活動支援調達プロセス改善活動支援

作業項目、監視項目、目標品質、納期条件等を明文化作業項目、監視項目、目標品質、納期条件等を明文化

工程ごとの明確な完了基準策定等による、上流工程での品質確保工程ごとの明確な完了基準策定等による、上流工程での品質確保

共通テンプレートの活用により、必須作成ドキュメント、必要記載項目を明確化し、作業成果物の品質向上を推進

共通テンプレートの活用により、必須作成ドキュメント、必要記載項目を明確化し、作業成果物の品質向上を推進

、共 指標 策定、分析、評価、 蓄積、活用等を推進

、共 指標 策定、分析、評価、 蓄積、活用等を推進

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4-6 クラウド型 オフショア分散開発環境構築支援

組込み開発環境を「所有」から「利用」へ

概要・クラウド型オフショア分散開発環境構築の課題・要件を抽出します。オフシ ア分散開発環境の構築をご支援いたします概要

メリット・ セットアップ済みの環境を、必要な時、必要な数を月額で利用できます。

複数拠点 同じ環境を相 参 き 為 共同デ グが容 に行えます

・オフショア分散開発環境の構築をご支援いたします。・開発体制や開発規模の変動にも柔軟に対応し、分散環境保守から運営まで、全面的にご支援いたします。

メリット ・ 複数拠点で同じ環境を相互参照できる為、共同デバッグが容易に行えます。・ 開発資産は全てサーバで一括管理される為、情報漏えいのリスクが軽減されます。

クラウドデータセンタクラウドデ タセンタ(仮想環境)

仮想マシン

仮想環境上で開発資産を共有

開発環境を月額で利用

CPU

HDD

メモリ

支援ツール ビジネスソフト

コンパイラ デバッガ

統合開発環境

OS:Windows Server

InternetInternet

本社本社 協力会社/オフショア先協力会社/オフショア先

開発環境を月額で利用

・USBキーで端末をシンクライアント化

本社本社 協力会社/オフショア先協力会社/オフショア先

エミュレータによる実機デバッグに対応

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・USBキ で端末をシンクライアント化。端末側には資産を残しません。

・ハードウェアを本社に置いたまま、遠隔地からデバッグを実現。

エミュレ タによる実機デバッグに対応。仮想マシンにインストールされたデバッガソフトから、ローカルに設置されたエミュレータデバッガをネットワーク経由でコントロール。

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4-7 その他のサービスメニュー一覧

診断 現状のプロセスをCMMIと照らし合わせ、課題を抽出します

初期診断・経過診断

(ギャップ分析)

主にインタビューに基づく診断※により、CMMIモデルと現状プロセスとのギャップを分析し、組織の改善課題を洗い出すことができます

※SCAMPISM手法(クラスA、B、C)によるアプレイザル

成熟度レベル判定 SEI公認のリードアプレイザがCMMI公式アプレイザル※を実施し、成熟度レベルの判定を行います

成 物 精査 実施 に プ 状 に 握開発現場の成果物を精査し、またインタビューを実施することにより開発プロセスの現状を正確に把握できます

※SCAMPI手法(クラスA)によるアプレイザル

プロセス改善

コンサルティング

改善計画策定からプロセスの展開・現場への定着まで、プロセス改善全般についてのコンサルティングを実施します

SEPG支援 プロセス改善活動を推進するグループ(SEPGSM)への支援により、現場の作業負担を軽減します(例)SEPG組織の体制を立ち上げるための支援、SEPG組織へのコンサルティング、SEPG組織の業務代行 など

プロセスQA支援 プロセスQA活動を推進するグループへの支援により、現場の作業負担を軽減します

(例)プロセスQAグループの体制を立ち上げるための支援、プロセスQAグループへのコンサルティング、プロセスQAグループの

業務代行 など

PM(プロジェクト・マネジメント)支援

PMO組織の作業をご支援します(例)プロセス改善施策をプロジェクトに浸透させるための作業など支援

教育 プロセス改善に関する教育サービスを提供します

SEI公認

CMMI®入門コース

SEIの公式カリキュラムに則った研修コースです

CMMIモデルに従ったプロセス改善の概念およびモデル自体の概要を学ぶことができます

受講修了者は「CMMI入門コース」受講者としてSEIに正式登録され、CMMIによる公式アプレイザルにアプレイザとして参加できる資格が与えられますえられます

ピアレビュー技法 開発の上流工程での不具合摘出率を向上させるためのレビュー技法を理解できるとともに、実務への導入方法についての知識を得ることができます

品質教育 品質に対する取り組みの基本的な考え方を身につけることができます

また、品質確保や品質管理について、その方法や留意点などを学ぶことができます

プロセスQA教育 プロセス主体の品質保障の考え方やプロセスQA実施方法など、プロセスQAの基本的な知識を身につけることができます

さらに、CMMIにおけるPPQAのプロセス領域についても解説いたします

高成熟度組織向け教育 レベル4、5達成を目指す組織に必須となる統計的管理手法についてのスキルを得ることができます

ツール

活 支援

プロセス改善に有効なツールの提供・導入活用を支援します

© Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 47お客様のご要望に応じたサービスをご提供いたしますお客様のご要望に応じたサービスをご提供いたします お気軽にご相談くださいお気軽にご相談ください

活用支援 導入活用支援 開発支援ツール・プロジェクト管理ツールなど、各種ツールの導入および現場への定着を支援します

(ツール例)anyWarp®CodeDirector For C/C++(静的ソースコードチェッカー)

その他日立ソフトにて評価済みの他社ツールについてもご支援いたします

Page 49: プロセス重視開発による品質向上施策と オフショア開発の積極活用€¦ · 10/03/2011  · (3)ソフトウェア開発に特化した開発モデル(1991年sw-cmm初版リリース)

ENDプロセス重視開発による品質向上施策とオフショア開発の積極活用

株式会社 日立ソリューションズエンベデッドソリューション本部 コンサルティング部

2011/03/10

© Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved.

® -CMM、CMMI、およびCapability Maturity Model Integrationは、カーネギーメロン大学によってアメリカ合衆国特許商標庁に登録されています。SM -SEPG、SCAMPIおよびIDEALは、カーネギーメロン大学のサービスマークです。その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社のサービスマーク、商標もしくは登録商標です。

Page 50: プロセス重視開発による品質向上施策と オフショア開発の積極活用€¦ · 10/03/2011  · (3)ソフトウェア開発に特化した開発モデル(1991年sw-cmm初版リリース)

未知の扉をひらく。ゆるぎないチカラとともにゆるぎないチカラとともに。