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反射低減フィルム 選定時のご注意 ①
スーパーレイヤー(超飛散防止)フィルム
プラスチック基材用フィルム
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 反射低減フィルムは、可視光線の入射光と反射光を干渉させる表面コート層により、可視光線の反射率を低くして映り込みを低減させたフィルムです。ショールーム、博物館等でガラス越しに物を見ようとする際、周囲の物や人のガラスへの映り込みを減らすことにより、ガラス越しの物を見えやすくします。ガラスの両面にフィルムを貼付することで最大限の反射低減効果を発揮します。
透明フロートガラス + LR2CLAR【両面貼り】 透明フロートガラスのみ
反射光のイメージ
入射光
反射光
透過光
吸収
100%
2% 96%
2%
3mm厚透明フロートガラス
LR2CLAR
反射 1%
反射 1%
入射光
透過光
吸収
100%
90%
2%
反射光8%
反射 4%
反射 4%
3mm厚透明フロートガラス
●値は保証値ではありません。
本製品はいずれの環境においても一定の反射低減効果はありますが、以下のような場合はガラスへの反射自体が強く、効果が感じられない場合がありますので、ご注意ください。●反射しているもの(映り込んでいるもの) が極端に明るい場合●元々反射が強いガラスの場合 (例:複層ガラス、熱線反射ガラス等)
一般にポリカーボネート板やアクリル板などのプラスチック基材は、微量の未反応物質や水分などが残留していて、これらが時が経つにつれて気体(アウトガス)となって出てきます。通常のガラス用のフィルムにとっては、この気体がフィルムの膨れやはがれの原因になってしまいます。一方、3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム プラスチック基材用フィルムは、特殊な粘着剤を使用しており、ポリカーボネート板やアクリル板への施工が可能です。
以下の点に注意してお使いください。
●原則、まずSH2CL-Pをプラスチック基材に施工し、SH2CL-Pが十分に基材に接着したあとでその上から必要なフィルムを重ね貼りしてください。
●ただし、3M™ ファサラ™ ガラスフィルムのうち、SH2FGIM(イルミナ)、SH2EMOS(オスロ)の2種については、プラスチック基材専用のSH2FGIM-P、SH2EMOS-Pがあり、直接プラスチック基材に貼付できます。
●接着力が強く剥離しにくいので、ガラスなど、貼り替えが必要な箇所へのご使用はお勧めしません。
●本製品には保証がありません。被着体/基材及び使用環境をご検討のうえ、ご使用ください。
ポリエステルフィルムの機械的強度における欠点の一つは、引き裂き強度が弱いことです。いったん、傷や裂け目ができると、手でも容易に引き裂くことができます。
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム スーパーレイヤーフィルムは、このポリエステルフィルムの欠点を補うために、数μm厚の薄膜ポリエステルフィルムを積層する〈薄膜積層〉構造により、引き裂き強度と耐貫通性能を高めた透明フィルムです。
単層構造のSH4CLARと薄膜積層構造のSCLAR400は、ベースフィルムの厚みは同じ(100μm)ですが、SCLAR400はSH4CLARに比べ垂直方向で約40倍、面内方向で約9倍の引き裂き強度があり、より高いレベルのガラスの飛散防止性能や耐貫通性能を必要とする自然災害対策(台風、突風、竜巻など)や爆発等に対するガラスの安全対策に有用です。
窓ガラス
耐摩耗性ハードコート
粘着剤
薄膜積層ポリエステルフィルム
薄膜積層構造
プラスチック基材用フィルム SH2CL-P の光学特性値
名 称 製品番号日 射 可視光線 紫外線
反射(%)
透過(%)
反射(%)
透過(%)
吸収(%)
透過(%)
0.68 9187 5 7SH2CL-Pプラスチック基材用
2013年5月
フィルム単体で測定しています。
室内のガラスパーテーションや内部吹き抜け手すりなど外部からの日射を受けない箇所での使用
外壁ガラスやトップライトなどの室外側から施工する箇所
内装用途
外貼り
外壁ガラスの室内側から施工する箇所
内貼り
常時結露浴室、温泉、サウナ、温水プール等の常時結露が発生するガラス面(内側)には使用できません。
間欠的結露
耐水プライマー(当社製3M™ プライマーXB-5873)を使用した上で施工します。フィルムのエッジ部分から水が浸透する可能性がある場所については、エッジシーラー(当社製3M™ エッジシーラー #8600)を使用した施工を行ってください。※フィルム表面に結露が発生した場合、結露がム ラになって見えることがありますが、製品性能に は一切影響がありません。
温度
短期間であれば、80℃までの恒温環境ではフィルムの変質は認められません。80℃に近い恒温環境へのご採用を検討される際には、あらかじめ当社へお問い合わせください。短期間であれば、65℃までの恒温環境でお使いください。
◎
○
選定時のご注意 ② もご覧ください。
製品名称 内装用途
マルチレイヤーNano Nano70S / Nano80S / Nano80S-LT Nano90S / Nano40S Nanoイルミナ / Nanoルーチェ Nanoミルキーホワイト
内貼り 外貼り そ の 他温度
日射調整・断熱タイプ ピュアリフレ / シルバー アンバー / ニュートラル 他
スーパーレイヤー(超飛散防止)透明タイプ SCLAR150 SCLAR400 / ULTRA600
防犯(防犯性能の高い建物部品) ULTRA2200-A SH15CLAR-A
透明飛散防止 SH2CL / SH2CLAR / SH4CLAR SH2CLAR-LT
マルチレイヤーNano Nano70SX / Nano80SX
外貼可
日射調整 シルバー15X / シルバー35X ニュートラル35X
外貼可
透明飛散防止 SH2CLARX / SH4CLARX2
外貼可
透明飛散防止(反射低減) LR2CLAR
外貼可
ムシクリアー™防虫フィルム IS2CLAR
3MTM ファサラTM ガラスフィルム SH2MAML / SH2MAMM / SH2MACR-I / SH2FGIM SH2FGAP / SH2FGLT / SH2PTYA 他
3MTM ファサラTM ガラスフィルム(黒色・シルバー) SH2CSNK / SH2CSRD / SH2BKST / SH2BKAP / SH2CSPN / SH2CSPS / SH2CSAS / SH2SIIM / RE1SIAR
プラスチック基材用 SH2CL-P SH2EMOS-P / SH2FGIM-P
3MTM ファサラTM ガラスフィルム SH4FGIMX SH2MACRX2 / SH2MLCRX
外貼可
常時結露
間欠的結露
マルチレイヤーNano Nano80CP
●可視光線反射率を低減することで、映り込みを減らした製品です。ガラスの両面にフィルムを貼付することで最大限の効果を発揮します。片面のみにフィルムを貼付した場合、効果は半減します。外貼り可能なタイプなので、このフィルムを両面に施工することをお勧めします。
●表面が傷つきにくいハードコートがあります。
●本製品は、プラスチック基材(ポリカーボネート板、アクリル板など)への貼付を想定した製品です。ガラスには貼付できません。
●SH2CL-Pを貼付した上から通常の3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 及び 3M™ ファサラ™ ガラスフィルムを施工することが可能です。
●本製品は3次曲面のプラスチック基材への貼り付けはできません。●本製品を剥離することはできませんのであらかじめご注意ください。●本製品はフィルムの膨れが起こりにくく設計されておりますが、条件(高温環境など)によっては膨れが生じることがあります。
●本製品は、外壁ガラスへの使用を目的に開発しました。外壁ガラスへは外貼りも内貼りも可能です。間仕切り用途等にご使用の場合、光源(照明)の加減ではムラに見
えることがありますので、あらかじめご了承ください。
●シルバー 15Xをトップライトなどの垂直面以外で使用する場合には、耐水プライマー(当社製3MTM プライマー XB5873)を使って施工し、エッジ部分はエッジシーラー(当社製3MTM エッジシーラー#8600)を使用し施工してください。
●施工後の外観は、見る角度により緑色や紫色などに見えたり、帯状に異なる色合いに見えたりする場合があります。
これらはフィルムの異常ではなく、特殊な多層積層構造によって光が干渉して起きる現象です。施工後の外観は、必ずご使用前にサンプル施工をしてご確認ください。
●トップライトなどの垂直面以外での使用は保証対象外となります(垂直面使用の保証期間は1年です)。●施工後の外観は、見る角度により緑色や紫色などに見えたり、帯状に異なる色合いに見えたりする場合があります。
これらはフィルムの異常ではなく、特殊な多層積層構造によって光が干渉して起きる現象です。施工後の外観は、必ずご使用前にサンプル施工をしてご確認ください。
●施工にあたっては、10ページの「100μmを超える厚手フィルム施工の注意点」を参照してください。
●次の製品は、虹彩現象対策品ではありません。 SH2CL | SH2CLARの1829mm幅 SH4CLARの1829mm幅
●防虫効果は、走光性のない昆虫には効果がありません。また、環境によって防虫効果に違いがあります。フィルムの防虫効果は防虫対策の一助としてご活用ください。
●柄のある製品の突き合わせ貼りは、フィルムの特性により柄のリピートピッチにわずかな差が生じるため、柄が完全に揃わないことがありますので、あらかじめご了承ください。
●ガラスの熱割れが発生する可能性が高いため、直射日光の当たる外壁ガラスには使用できません。また65℃までの恒温環境でお使いください。
●金属膜タイプ(シルバー、アンバーなど)は他の製品よりも施工後の水が抜けにくいため、しっかりと圧着を行ってください。
●施工にあたっては、10ページの「100μmを超える厚手フィルム施工の注意点」を参照してください。
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 及び 3M™ ファサラ™ ガラスフィルム
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 及び 3M™ ファサラ™ ガラスフィルム
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム
3 4
日射が直接当たるガラス(外壁ガラス、網入りガラス、熱線吸収ガラス、傾斜しているガラスなど)に3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルム及び3MTM ファサラTM ガラスフィルムを貼ると、ガラスの日射熱吸収率が高まるためにガラスの「熱割れ」が発生する場合があります。施工前に、ガラスの「熱割れ」が発生する可能性がないことを必ずご確認ください。「熱割れ」が発生する可能性は、物件ごとに計算して推定します。
ガラスの「熱割れ」にご注意ください。発生の可能性は計算で推定できます。
Webで詳細な[熱割れ計算]ができますのでご利用ください。
当社が用いております計算式は、ガラスメーカー3社が採用している方法と同一のものです。 当計算に関しては、可能性の有無だけで絶対的な判断はできない場合もありますので、参考資料としてお考え下さい。 原則として、計算結果に対する保証はしておりません。
熱線反射ガラスへの施工について
●黒色の[ノクト][ラディウス][プリズム・ノワール][シャティー・ブラッ ク][アルパ・ブラック]●シルバー色の[プリズム・シルバー][アストラル・シルバー][イルミ ナ・シルバー][シルバー1]
ガラスの熱割れが発生する可能性が高いため、3MTM ファサラTM
ガラスフィルムの下記品番は、直射日光の当たる外壁ガラスには使用できません。
ガラスの熱割れ
ガラスが直射日光を受けると、日射熱によって暖められた部分が膨張します。一方、ガラス周辺のサッシに埋め込められた部分や影の部分はあまり温度が上昇しません。暖められた部分がしだいに膨張していくのに対し、周辺部や影の部分にはあまり変化がないので、周辺部付近に引張応力が発生します【熱応力】。 ガラスのエッジ部の許容強度を越える熱応力が発生すると「熱割れ」が起こります。
熱線反射ガラスの反射膜面へのフィルムの施工をご検討されている場合は、弊社へお問い合わせください(高性能熱線反射ガラスの反射膜面へのフィルムの施工は、フィルムの貼り剥がしの際に反射膜が剥離する可能性があります)。
熱割れ計算 スコッチティント 検索
www.mmm.co.jp/cmd/scotchtint/professional/calculation/heatcracks.html
原則として、3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルム及び3MTM ファサラTM ガラスフィルムはガラス以外には施工できません※。
プラスチック基材(ポリカーボネート板、アクリル板など)への施工が可能な「プラスチック基材専用製品」は下記の3製品です。
SH2FGIM-P / SH2EMOS-P / SH2CL-P
▲接着力が強く剥離できないので、フィルムの貼り替えが必要なガラスなどへは施工できません。
▲内貼り専用の製品です。日射があたる外壁部材への使用はお勧めしません。
プラスチック基材(ポリカーボネート板、アクリル板等)への施工について
プラスチック基材に施工可能なプラスチック基材専用製品
3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルム及び3MTM ファサラTM
ガラスフィルムをプラスチック基材に施工する方法
3MTM スコッチティントTM ウインドウ フィルム及び3MTM ファサラTM ガラスフィルムをSH2CL-Pに重ね貼りすれば、プラスチック基材(ポリカーボネート板・アクリル板など)に施工できます。
ポリカーボネート板、アクリル板
SH2CL-P
3M™ スコッチティント™ ウインドウ フィルム及び 3M™ ファサラ™ ガラスフィルム
3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルムには、内貼り専用(室内側施工)、外貼り用(屋外側施工)があります。
※内貼り専用製品は外貼りできません。
外貼り使用へのご注意
[ 外貼可]外壁ガラスの屋外側に施工可能な 製品NANO70SX / NANO80SX / RE15SIARX / RE35SIARX / RE35NEARX /SH2CLARX / SH4CLARX2 / SH4FGIMX / SH2MACRX2 / SH2MLCRX
●フィルムを屋外で使用する場合は、必ず外貼り用を使用してください。 屋外は屋内と異なり太陽光(紫外線)や風雨(湿気)、高温など苛酷な 環境に晒されるので屋内用のフィルムよりも製品寿命は短くなります。 外開きの排煙窓などで屋外環境に晒される窓では、室内側であっても 外貼り用のフィルムをおすすめします。
内貼りができない場合には外貼り用(屋外仕様)のフィルムをご検討ください。
3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルム及び3MTM ファサラTM ガラスフィルムは、貼ってから年月が経過してもフィルムをはがせます。
※製品によっては、使用環境により粘着剤がガラス面に残る場合がありますのでご了承ください。
※下記品番(プラスチック基材用)は剥離できません。
SH2FGIM-P/ SH2EMOS-P/ SH2CL-P
経年劣化後の剥離について
耐磨耗性ハードコート(ARコート)は、清掃などによるフィルム表面の経年的な傷つきを抑制するので、長年にわたって美しいフィルム外観が保てます。
耐磨耗性ハードコート(ARコート)
3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルムは、基材・粘着剤・耐磨耗性ハードコート層などの薄膜が積層されているために光の干渉が起こります。このため室内蛍光灯の反射光や太陽の反射光が映り込む加減によってはフィルム表面に虹模様が見えることがありますので、あらかじめご了承ください。
※内貼りした場合の室内側に虹彩現象を起こしにくくした製品を開発して、順次販売しています。
※虹彩現象を起こしにくくした製品を貼った場合でも、屋外から見た際に虹模様が見えることがありますのでご了承ください。
虹彩現象
【紫外線】 家具・調度の褪色、劣化、日焼けなどに関わる領域。【可視光線】 明るさ・暗さ・まぶしさなどに関わる領域。【赤外線】 熱・温度・暖かさなどに関わる領域。
Nano70S
Nano80S
RE18SIAR
RE80CLIS
95%
93%IR65CLAR 84%
93%
84%RE5SMAR 46%
3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルムの代表的な製品の赤外線カット率
※780~2500nmにおける当社 測定の平均値です。※左記以外の製品の値は、弊社 Webでご確認ください。
分光透過率の比較
紫外線領域300nm~380nm
可視光線領域380nm~780nm
赤外線領域780nm~
※日射:300nm~2500nm透過率
10
380 780 980 1180 1380 1580 17802500
20
30
40
50
60
70
%
90
80
1003mm厚透明板ガラス
RE18SIAR
SH2CLAR
RE80CLIS
波長(nm)
Nano40SNano70S
製品名 認定番号 名 称 下 地3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム
SH2CLAR / SH4CLAR / IS2CLAR / SCLAR150 /NANO90S / RE18SIAR / SH2MACRX2 / SH2MLCRX NM-2141 エステル樹脂系フィルム張り
塩化ビニル系フィルム張り
不燃材料(金属板を除く)
上記2製品および次の6製品以外 SH2MAOW、SH2MACRX2、SH2MLCRX、SH4FGIMX、SH2FGIM-P、SH2EMOS-P NM-2017
3M™ サイン&ディスプレイ用ガラスフィルム GR001 / GR002 NM-2398
SH2CLAR-LT / NANO80S-LT / IR65CLAR NM-3171SH2CL NM-2951NANO40S / NANO70S / NANO80S / RE75CLIS / RE80CLIS / RE87CLIS NM-2949
3M™ ファサラ™ ガラスフィルム
SH2SIIM、RE1SIAR NM-3678
防火認定 (国土交通大臣認定不燃材料)
3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルム及び3MTM ファサラTM ガラスフィルムは、「国土交通省ホルムアルデヒド発散建築材料」の規制対象に含まれていないので、国土交通大臣認定番号の対象ではありませんが、F☆☆☆☆に相当する製品ですので安心してご使用いただけます。
[F☆]はホルムアルデヒド発散量による等級区分を表す記号です。☆の数が多いほど発散量が少なく、F☆☆☆☆は、発散量がゼロか微量で使用制限がない建築材料であることを表します。
揮発性有機物質について
この見本帳に掲載している製品のうち、【防火認定(国土交通大臣認定不燃材料)】を取得している製品とその認定番号は下記の通りです。
上記の内容は認定取得状況によって変更または追記となる可能性があります。データは2014年1月時点のものです。最新の内容は当社Webサイトをご覧ください。
この3製品は、●ガラス破りの代表的な3つの手口を模した防犯性能試験をおこなって、破られにくさを検証しています。
●〔こじ破り〕 〔打ち破り〕 〔焼き破り〕に対し、貫通に要する時間を長引かせることが可能です。
施工後にCPマークを貼付できる付帯条件
防犯性能試験結果(防犯性能の高い建物部品目録掲載基準の防犯性能試験)
打ち破りについて8回以上、こじ破り及び焼き破りについて5分以上の抵抗性能を示した。
※詳細は、(財)全国防犯協会連合会「防犯性能の高い建物部品目録」 http://www.cp-bohan.jp/ をご覧ください。
フィルムが防犯性能を発揮するためには、十分な水抜き作業を含む当社指定の施工方法に則った専門技術者による施工が必要です。施工後の養生期間は1ヶ月程度必要です(冬季や空気が滞留しやすい場所などでは2ヶ月程度必要です)。養生期間中は本来の性能を発揮しません。フィルムの防犯性能とは侵入にかかる時間を長引かせる効果で、完全な侵入阻止を保証するものではありません。防犯性をより高めるために、必ず補助錠を1つ以上設置してください。また、セキュリティシステムの併用もお奨めします。
①ガラスの厚みが5㎜以上(含、網入りガラス)
②復層ガラスの場合、フィルムを貼付するガラスの厚みが5㎜以上(含、網入りガラス)
③ガラスの露出部全面、もしくは呑込みを含むガラス全面に貼付。
④クレセントがサブロック機構付き
⑤補助錠の設置
⑥建築フィルム1級・2級の資格者による施工
CPマーク
※FIX窓はCPマーク貼付の対象外です。
3MTM スコッチティントTM ウインドウフィルムのうち「防犯性能の高い建物部品」の対象製品は、下記3製品です。
ULTRA2200-A/ SH15CLAR-A/ NANO80CP
防犯性能
「防犯性能の高い建物部品」とは
警察庁、国土交通省、経済産業省および関係する民間団体で構成される「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」では、防犯性能試験において5分以上侵入を防ぐことのできるものを、「防犯性能の高い建物部品」と定め、その目録を公表しています。[防犯性能の高い建物部品目録]に掲載された部品には、「CPマーク」(Crime Prevention = 防犯)を表示することができます。
走光性を持つ昆虫(紫外線領域の光が誘因となるもの)の飛来を減少させる効果です。
防虫効果
昆虫の「走光性」とは昆虫は一般に光源に向かって進む「走光性」という運動特性を持ち、多くの昆虫は、360nm(ナノメーター)の波長の紫外線領域をピークとし、300前後~500nmの光に反応します。
防虫効果のある製品は、走光性のない昆虫には効果がありません。また、環境によって防虫効果に違いがあります。フィルムの防虫効果は防虫対策の一助としてご活用ください。総合的な防虫対策については専門会社へご相談されることをお薦めいたします。
昆虫走光性曲線
100
50
400300 500
780nm
(nm)←紫外域
光透過率または走光度(%)
▲
可視光領域 ~
選定時のご注意 ② 3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 及び 3M™ ファサラ™ ガラスフィルム
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