17
フリガナ ノサカ ミホ 野坂 美穂 20004慶応義塾大学商学部入学 20043慶応義塾大学商学部卒業 20044慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程経営学会計学専攻入学 20063慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程経営学会計学専攻修了 20064慶応義塾大学大学院商学研究科後期博士課程経営学会計学専攻入学 20093慶応義塾大学大学院商学研究科後期博士課程経営学会計学専攻単位取得退学 20124中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程総合政策専攻入学 20193中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程総合政策専攻修了 (博士:総合政策)(第642号) 20094株式会社アメーズユープランニング・営業部(200910月まで) 20104株式会社ドコモエンジニアリング(20108月まで) 20134淑徳大学 サービスラーニングセンター助手(20153月まで) 20144淑徳大学コミュニティ政策学部 兼任講師「コミュニティ研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」担当 20173月まで) 20154中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール) 助教(20173月まで) 20154淑徳大学コミュニティ政策学部 兼任講師「地域振興論」・「比較政策論」担当 20173月まで) 20164淑徳大学コミュニティ政策学部 兼任講師「経済構造と経済政策」担当 20173月まで) 20174多摩大学経営情報学部 専任講師(現在に至る)

フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

教 員 業 績

フリガナ ノサカ ミホ

氏 名 野坂 美穂

学 歴

年 月 事 項

2000年4月 慶応義塾大学商学部入学

2004年3月 慶応義塾大学商学部卒業

2004年4月 慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程経営学会計学専攻入学

2006年3月 慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程経営学会計学専攻修了

2006年4月 慶応義塾大学大学院商学研究科後期博士課程経営学会計学専攻入学

2009年3月 慶応義塾大学大学院商学研究科後期博士課程経営学会計学専攻単位取得退学

2012年4月 中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程総合政策専攻入学

2019年3月 中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程総合政策専攻修了 (博士:総合政策)(第642号)

職 歴

年 月 事 項

2009年4月 株式会社アメーズユープランニング・営業部(2009年10月まで)

2010年4月 株式会社ドコモエンジニアリング(2010年8月まで)

2013年4月 淑徳大学 サービスラーニングセンター助手(2015年3月まで)

2014年4月

淑徳大学コミュニティ政策学部 兼任講師「コミュニティ研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」担当 (2017年3月まで)

2015年4月 中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール) 助教(2017年3月まで)

2015年4月 淑徳大学コミュニティ政策学部 兼任講師「地域振興論」・「比較政策論」担当 (2017年3月まで)

2016年4月 淑徳大学コミュニティ政策学部 兼任講師「経済構造と経済政策」担当 (2017年3月まで)

2017年4月 多摩大学経営情報学部 専任講師(現在に至る)

Page 2: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

学 会 及 び 社 会 に お け る 活 動 等

現在所属している学

会 経営学史学会、国際戦略経営研究学会、地域活性学会

年 月 事 項

2006年9月

国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ (2009年3月まで)

2014年7月

千葉市中央区地域活性化事業助成金(2014年度・単年度)事業名「未来の商店街を創造するフューチャービジョンワークショップ」(代表者:野坂美穂) (2015年3月まで)

2014年8月 千葉県高齢者福祉課「元気な高齢者の地域活動等促進事業」(2014年度・単年度)を受託(代表者:矢尾板俊平)(2015年3月まで)

2015年4月 日本経済政策学会第14回国際会議プログラム委員会事務局スタッフ (2015年11月)

2015年6月 静岡県川根本町総合計画策定委員会オブザーバー(アドバイザー)※静岡県川根本町「まち・ひと・しごと」総合戦略有識者会議も兼ねる。(2017年6月まで)

2015年7月 千葉市中央区地域活性化事業助成金(2015年度・単年度)事業名「世代間交流と協働を通じた白旗未来創造事業」(代表者:野坂美穂)(2016年3月まで)

2016年5月

茨城県笠間市、事業名「「学び」と「就労」の仕組み構築事業」研究会委員

(2017 年 3月まで)

2016年 9月 内閣府規制改革推進会議委員(現在に至る)

2017年 8月 大学コンソーシアム八王子 産学公連携部会会員(現在に至る)

2018年 5月 多摩市総合計画審議委員会委員(現在に至る)

賞 罰

年 月 事 項

なし

Page 3: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

研 究 分 野 研究内容のキーワード

地域振興、経営学(戦略論、組織論)、

サービスラーニング

被災地域の水産業、地域振興、ネットワーク、

教 育 上 の 能 力 に 関 す る 事 項

事 項 年 月 日 概 要

・サービスラーニング活動

(教室外活動)

2013年4月より

2017年3月

サービスラーニング(地域社

会での体験学習)、PBL(問題

解決型学修)の実施。具体的に

は、自治体や生産者との産官学

連携による商品開発、民間企業

との連携プロジェクト、商店街

活性化、その他プロジェクトの

企画・運用に従事してきた。

・動画教材およびビデオ教材の使用 2015年4月より

2017年3月

視覚で分かりやすい理解を得

るために、官公庁制作の動画教

材や、海外のドキュメンタリー

等を教材として活用している。

動画教材の有効性は、①学生の

円滑な理解を促すこと、②動画

を自宅での事前学習で活用する

ことで、反転授業の実施が可能

となることである。結果、事前

に自宅で学習した動画内容に基

づくディスカッションが、授業

内で可能となる。 ・グループワーク、グループディスカ

ッションの導入

2015年4月より

2017年3月

アクティブラーニングの一環

として、グループワークおよび

グループディスカッションを導

入している。グループワーク

は、学生の協調性やリーダーシ

ップを育成すること、他者の異

なる意見を受容しつつも、自分

の意見を相手に明確に伝えなが

ら、最終的には、チーム内での

コンセンサスを得て一つの意見

にまとめる能力の育成を目的と

している。また、各グループワ

ークの成果発表の場として、最

終的には、パワーポイントを使

用したプレゼンテーションを実

施 ・ケーススタディの導入 2015年4月より

2017年3月

ケースを配布し、各自が読ん

だ後、グループでのケースの内

容の共有、さらにクラス全体で

の共有を図ったうえで、活発な

討議をしている。ケーススタデ

ィの目的は、自分であればどの

ような行動を選択するかという

意思決定力および判断力、どの

ように問題を解決するかという

問題解決力、またケースを批判

的に思考するクリティカルシン

キングのスキルの育成にある。

Page 4: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

・質問・感想用紙、振り返りシートお

よびルーブリックの活用

2015年4月より

2017年3月

学生の理解度を確認するため

に、質問・感想用紙を提出して

もらっている。質問があった場

合には、次回の授業の冒頭で質

問に対しての回答を解説し、ク

ラス全体で共有を図っている。

また、グループワーク実施後に

は、「振り返りシート」を記述

し、学生が自身のグループワー

クへの関わり方、貢献度につい

て振り返りを行う機会を設けて

いる。

・eポートフォリオを活用したライテ

ィング・スキルの向上

2016年4月より

2017年3月

レポートおよび課題を添削し

た後に返却し、アカデミックラ

イティングの指導をしている。

レポート等の成果物は、eポー

トフォリオへの蓄積すること

で、学生が振り返りを通じてラ

イティング・スキルの向上の取

り組みを実施している。

・入学前教育ALプログラムの企画・運

2018年6月より

現在に至る

入試合格者に対する入学前教

育ALの主担当として、プログラ

の企画・運営を行った。入学前

教育では、チームワークを必要

とする問題解決プログラムを中

心に実施した。

入学前教育プログラム参加後

には、参加者全員に対してアン

ケート調査を実施した。その結

果、非常に高い満足度が得られ

た。

・飛騨高山ALプログラムの企画・運営 2018年9月

~現在に至る

飛騨高山ALの主担当として、

プログラムの企画・運営を行っ

た。

飛騨高山ALプログラムは、

本学学生と地元の企業・行政・

住民等が協働して地域の問題解

決を図ることを目的とし、2泊3

日で年に2回実施している。

2018年・秋のプログラムで

は、学生が久々野町の特産品で

あるリンゴの商品開発、さるぼ

ぼのアイディア提案や、中大連

携(中学生とのディスカッショ

ン「久々野町の魅力を再発見す

る」)を行った。

Page 5: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

2.教材作成

・教科書の作成

2016年 4月

「経済構造と経済政策」の授業

を担当するに当たり、テキスト

『世の中の見え方がガラッと変

わる経済学入門』を共同執筆し

ている。選挙権の引き下げに伴

い主権者教育を背景として、高

校や大学教育において「経済

学」を明快に解説していくため

のテキストとして位置づけてい

る。自身の担当章は「第 8章

地方創生と規制改革」

(pp.246-275)である。

大学講義用 2015年 4月~2017年 3

月まで

「地域振興論」

大学講義用 2015年 4月~2017年 3

月まで

「地域振興論」

大学講義用 2015年 4月~2017年 3

月まで

「比較政策論」

大学講義用 2016年 4月~2017年 3

月まで

「経済構造と経済政策」

大学講義用 2017年 4月~ 「地域産業論」

大学講義用 2017年 4月~ 「多摩学」

大学講義用 2017年 4月~ 「問題解決学入門Ⅱ」

大学講義用 2017年 4月~ 「地域ビジネス入門」

大学講義用 2018年 4月~ 「地域産業論Ⅰ」

大学講義用 2018年 4月~ 「経営学概論」

職 務 上 の 実 績 に 関 す る 事 項 〆、

事 項 年 月 日 概 要

なし

Page 6: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

研 究 業 績 等 に 関 す る 事 項

著書,学術論文等の名

単 著

共 著

の 別

発行又は

発表の

年 月

発行所,発表雑誌等

は発表学会等の名称

概 要

(著書)

1.『日本企業の経営

革新-事業再構築のマ

ネジメント-』

共著 2008年7月

慶應義塾大学出版会 第5章第1節「日本企業の事

業再構築の動向」(単独執

筆)pp.109-116、この

他、事例1、事例2、資料

1は共同執筆。pp.167-

217.

本著は,インタビュー調

査を中心に,事業再構築を

通してコアとなる事業に経

営資源を集中し,創造的能

力に優れた企業へと転換す

るための考え方を,理論的

および実証的に取りまとめ

たものである。理論面から

は,事業再構築によってイ

ノベーションを生じさせ,

復活するための戦略につい

て,事業戦略と経営組織,

人的資源管理,国際的側面

からアプローチしている。

2.『世の中の見え方

がガラッと変わる経済

学入門』

共著 2016年3月

PHP研究所 担当部分:「第8章 地方

創生と規制改革」。

pp.246-275。

本著は,経済学の入門書

である。筆者の担当した第

8章では,「地方創生」に

ついて取り上げ,地方経済

の衰退原因の一つとして,

生産性の低い「ゾンビ企

業」の存在について指摘

し,地方創生には,ゾンビ

企業を市場から撤退させ,

新陳代謝を高めることの重

要性について述べている。

また,地方創生の具体的な

方策として,①地域資源を

活用した高付加価値化(六

次産業化等),②規制改革

(特区制度等)を挙げ,経

済学の視点から分析したう

えで,その有効性を論じて

いる。

Page 7: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

著書,学術論文等の名

単 著

共 箸

の 別

発行又は

発表の

年 月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名

概 要

(学術論文)

1.「事業再構築と組

織・人事・購買の再編

-ブラザ―工業株式会

社とオムロン株式会社

の事例を中心として-

(Ⅰ)」 (査読付)

共著 2005年8月

『三田商学研究』,

第48巻第3号,pp.71-

88,慶応義塾大学

本稿は、日本企業の事業再

構築に着目し、事業再構築

に伴い生じるグループ再

編、組織・人事の再編、購

買の再編について明らかに

することを研究目的として

いる。中国・韓国などの東

アジアに拠点を設けている

グロ―バル企業を対象にイ

ンタビュー調査を実施し、

事業再構築の現状ならびに

事業再構築が各職能に及ぼ

す影響について明らかにし

ている。

2.「事業再構築と組

織・人事・購買の再編

-ブラザ―工業株式会

社とオムロン株式会社

の事例を中心として-

(Ⅱ)」 (査読付)

共著 2005年10

『三田商学研究』,

第48巻第号,pp.47‐

69,慶応義塾大学

本稿は、「事業再構築と組

織・人事・購買の再編-ブ

ラザ―工業株式会社とオム

ロン株式会社の事例を中心

として-(Ⅰ)」の続編で

ある。

(学位論文)

3.「製品アーキテク

チャが経営戦略と企業

組織に及ぼす影響の分

析-日本のテレビ産業

の事例を基として

‐ 」

単著 2006年3月

慶應義塾大学大学院

商学研究科修士論文

pp.1-82.

本学位論文は、製品アー

キテクチャ(モジュール

型・インテグラル型)に着

目し、製品アーキテクチャ

が、各戦略レベル(全社戦

略、事業戦略)や組織(全

社レベル、事業レベルでの

分離・統合)に与える影響

を明らかにすることを目的

としている。テレビ産業に

おけるブラウン管テレビか

ら液晶テレビへの移行に伴

う製品アーキテクチャの変

化と、各社の戦略や組織構

造の変更について、各家電

メーカーの事例の比較分析

を行った。

Page 8: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

4.「代替的手段とし

てのM&Aとアライアン

スにおける理論的検

討 : 鉄鋼業界の事例

を通じて」 (査読

付)

単著 2007年10

『国際プロジェク

ト・プログラムマネ

ジメント学会誌』第2

巻第1号,pp63-73,

国際プロジェクト・

プログラムマネジメ

ント学会

本稿は、企業のケイパビ

リティや資源を補完する代

替手段として、M&Aとアラ

イアンスの比較検討を行っ

ている。M&Aとアライアン

スはしばしば代替手段とみ

なされ、様々な基準でどち

らかの組織形態が選択され

るが、その基準についての

先行研究を整理した。さら

に、各組織形態のメリッ

ト・デメリットを考察した

うえで、それら先行研究の

問題点を指摘し、鉄鋼業界

のM&Aとアライアンスの事

例分析を行った。

5.「被災地支援活動

における官民連携のあ

り方-救援物資供給の

事例-」(査読付)

単著 2013年12

『地域活性研究』,

第5巻第1号,pp.337-

346,地域活性学会

本稿は、東日本大震災後

の被災地支援活動における

官民連携の在り方について

着目し、支援のベストプラ

クティスとして高く評価さ

れた岩手県遠野市の物資供

給の事例について取り上

げ、インタビュー調査に基

づく事例分析を行ってい

る。本研究では、Rangan

et al.(2006)の官民連携の

枠組みの限界を指摘し、今

後の官民連携の在り方と課

題について提示している。

6.「サービスラーニ

ングにおける振り返り

の構造化に関する考察

-モノレール・プロジ

ェクトにおける振り返

りシートの試行導入

-」 (査読付)

単著 2014年3月

『淑徳大学高等教育

研究開発センター年

報』,第1巻,pp25-37,

淑徳大学

本稿は、サービスラーニ

ングにおける振り返りの構

造化に関する研究が不十分

であることに着目してい

る。これまでの既存研究を

整理したうえで、実際に実

施したプロジェクトに対し

て、振り返りの構造化を試

み、実践を通じた構造化の

意義および課題について考

察を提示した。

Page 9: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

7.「サービスラーニ

ングにおける大学と地

域連携の在り方 : 被

災地支援活動に対する

地域コミュニティの視

点を通じて」(査読

付)

単著 2014年3月

『淑徳大学サービス

ラーニングセンター

年報』,第4巻,pp3-

12,淑徳大学

本稿は、サービスラーニ

ングの鍵概念である大学と

地域の「互恵」関係に基づ

き、地域コミュニティから

の視点の重要性を主張した

ものである。既存研究で

は、サービスラーニングの

受け手側である地域コミュ

ニティ側の視点が少ないこ

とを指摘した。大学と地域

の「互恵性」の本質を捉え

るために、東日本大震災時

の支援活動に対して、地域

コミュニティがどのように

感じたか、ヒアリング調査

をすることで、サービスの

提供者と受け手の間に介在

する問題を明らかにしてい

る。

8.「多文化共生社会

の街づくりの提言に向

けて-異文化コンフリ

クトにおける第三者介

入-」 (査読付)

単著 2014年4月

『戦略経営ジャーナ

ル』,第3巻第1

号,pp.27-46,国際戦

略経営研究学会

本稿は、多文化共生の一

事例として、東京都新宿区

大久保における「街づく

り」を取り上げ、行政、商

店街の店主、韓国人事業者

などへのインタビュー調査

によりその現状と課題を明

らかにしたものである。

インタビュー調査の結果、

韓国人事業者と日本人事業

者の間には異文化間コンフ

リクトが生じており、その

解決には、第三者介入によ

る対話の場づくり、ソーシ

ャルキャピタルの醸成が必

要であることを理論的に分

析した。

Page 10: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

9.「学修成果のアセ

スメント活動と教育プ

ログラムのアセスメン

ト」 (査読付)

共著 2015年3月

『淑徳大学高等教育

研究開発センター年

報』淑徳大学,第2

巻,pp.31-51

本稿では、学修成果のア

セスメント活動について、

学生個々の学修成果を向上

させるためのアセスメント

活動と、教育プログラムの

改善につながるアセスメン

ト活動について検討を行っ

たものである。また、2014

年度に著者の一人である野

坂が開発した学生調査票と

その試行結果を踏まえて、

サービスラーニング等の教

室外プログラムの効果を測

定することで可能となる教

育プログラム評価のための

アセスメントツールについ

て、今後の間接評価手法の

可能性と開発のための課題

を明らかにしている。

10.「被災地沿岸地

域における協業化の成

立要件」

(査読なし)

共著 2015年3月

『岩手県立大学総合

政策学部総合政策学

会WORKING PAPERS』,

第103号,pp.1-25,

岩手県立大学

本稿は、被災地沿岸地域

の漁業者が共同して漁業を

営む「協業化」に着目し、

協業化の現状と課題につい

て明らかにすることを研究

目的としている。本研究で

は、水産庁、漁業協同組

合、漁業者を中心にインタ

ビュー調査を行い、協業化

の成功要因と阻害要因につ

いて明らかにした。今後、

被災地沿岸漁業者らにとっ

て、協業化が漁業の持続可

能性を高める方策について

考察を行っている。

11.「漁業の資源管

理における我が国の水

産業への展望と課題-

日本・ノルウェーの比

較から- 」

(査読付)

単著 2015年3月

『淑徳大学サービス

ラーニングセンター

年報』,第5巻,pp.3-

14,淑徳大学

本稿は、我が国の漁業に

おける資源管理が将来的に

資源の枯渇をもたらすこと

を指摘し、現在、ノルウェ

ーやニュージーランドなど

の漁業先進国で採用されて

いるIQ方式(個別割当方

式)、ITQ方式(譲渡性個

別割当方式)の導入の可能

性を検討した。我が国とノ

ルウェーの漁業構造の違い

を明らかにしながら、その

上で新しい資源管理の制度

の適用可能性について論じ

ている。

Page 11: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

12.「産業イノベー

ションと地域マーケ

ティングの担い手と

しての民間企業支援

の役割」(査読付)

単著 2016年8月

『淑徳大学サービス

ラーニングセンター

年報』、淑徳大学,

第6巻,pp.3-14.

本稿は,被災地の産業イ

ノベーションに着目し,イ

ノベーションの契機,民間

企業支援の役割および意義

について,事例を通じて明

らかにし,外部主体(民間

企業)の地域マーケティン

グの在り方について論じて

いる。

13.「アクティブラ

ーニングにおけるケー

ススタディの有効性の

検討」(査読付)

単著 2017年

『淑徳大学高等教育

研究開発センター年

報』淑徳大学,第3

巻,pp.69-75.

本稿では、アクティブラ

ーニングとしての ケー

ス・メソッドの有効性につ

いて検討するとともに、そ

の限界を提示した。先行研

究では、ケース・メソッド

の発展経緯や、その定義、

そのプロセスと評価につい

て整理を行った。

14.(学位論文)

「東北被災地域におけ

る水産業のイノベーシ

ョンに関する研究-制

度・組織デザインの分

析-」

単著 2019年3月 中央大学大学院

総合政策研究科

博士論文

本研究は、東日本大震災

によって被災した三陸沿岸

部における水産業のイノベ

ーションに焦点を当て、水

産業を成長産業へと転換さ

せるための方策としての

「水産業復興特区における

民間企業の参入」、「協業

化」、「漁業者による六次

産業化・水産加工業者によ

る高付加価値化を考察し、

それらの方策を通じて、新

たな付加価値を創出すこと

ができたか否かを検討し

た。

15.

「震災以降の協業化が

漁業者-水産加工業者

の取引構造に与える影

響」(査読なし)

共著 2019年3月 『生協総研賞・第15

回助成事業研究論文

集』公益財団法人生

活総合研究所,pp.65-

75.

本研究は、東日本大震災

以降の東北被災地域におけ

る漁業者と漁協との関係性

の変化や、漁業者や水産加

工業者をはじめとする川

上・川中・川下のバリュー

チェーンの取引の変化を明

らかにし、地域産業として

の生き残りのための方策を

検討することにある。結果

として、被災地域では協業

化を機に生産者自らが取引

を行うことで、価格交渉力

を高め、所得を高めている

事例の存在が明らかとなっ

た。

Page 12: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

(学会発表)

1.「代替的手段とし

てのM&Aとアライアン

スにおける理論的検

討 : 鉄鋼業界の事例

を通じて」

単独 2007年4月

国際プロジェクト&

プロダクトマネジメ

ント学会秋季研究発

表大会 日本工業大

学神保町キャンパス

pp.1-10.

本研究は、企業のケイパ

ビリティや資源を補完する

手段として、M&Aとアライ

アンスについて比較検討を

行っている。M&Aとアライ

アンスは代替手段とみなさ

れ、様々な基準でどちらか

の組織形態が選択される

が、その基準についての先

行研究を整理した。さら

に、それぞれの組織形態が

どのようなメリット・デメ

リットがあるかについて考

察し、それら先行研究の問

題点を指摘し、鉄鋼業界の

M&Aとアライアンスの事例

分析を行った。

2.「ネットワーク研

究における分析レベル

関する再検討 -

Simmel (1923)のダ

イアド VS トライア

ドの視点から-」

単独 2013年5月

経営学史学会第21回

全国大会,近畿大学東

大阪キャンパス,

pp.86‐92.

本研究は、ネットワーク

研究における分析レベルの

問題に関して、再検討を行

うものである。経営学の実

証研究では、三者間の関係

性、すなわち「トライア

ド」の分析単位がほとんど

無視されてきたことを問題

として指摘した。ネットワ

ークのトライアドへの問題

を初めに提起した社会学者

Simmel(1923)に遡及し、

また彼の議論を援用した既

存研究を整理したうえで、

トライアドの捉え方に対す

る経営学と社会学との接近

を試みた。

3.「農業の六次産業

化における仲介者の役

割と類型化」

単独 2014年7月

地域活性学会研究大

会,東京農業大学 オ

ホーツクキャンパス

pp.122-125.

本研究は、六次産業化に

おける農業生産者と消費者

を結ぶ「仲介者」の役割に

着目し、ケイパビリティ理

論と構造的空隙の理論、取

引費用理論から、仲介者の

役割に基づく類型化を試み

た。類型として、生産・加

工・販売までを一貫する垂

直統合型とケイパビリティ

の補完性する生産者、加工

業者、流通業者の連携型の

類型を提示した。

Page 13: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

4.「包括的な地域創

生モデルをいかに設計

すべきか?」

共同 2015年9月

日本計画行政学会,名

古屋工業大学、予稿

集なし

本研究は、「地方創生」

戦略を推進していく上で重

要である、地域における多

様なステークホルダーと、

それらが有する資源に関し

て、連携・コーディネーシ

ョンの在り方に関するモデ

ルを検討している。地域連

携を組織のネットワーク化

と捉え、ネットワーク・ケ

イパビリティの視点を地方

創生戦略の理論的な背景に

加えて検討を行った。

5.Recovery of

employment and

industries- Based on

field research in

disaster area

共同

2015年11

日本経済政策学会・

第14回国際会議,東洋

大学白山キャンパス,

予稿集なし

本研究は、被災地へのヒ

アリング調査に基づき、水

産加工業、漁業、養殖業な

ど水産業関連の雇用吸収力

や労働生産性について論じ

たものである。今後、高付

加価値化のための施策につ

いて検討している。

6.被災地水産加工業

者における震災後の戦

略転換と水平的連携の

効果

単独 2018年

9月

第10回地域活性学会

研究大会・拓殖大学

文教キャンパス

本研究は、被災地域の水

産加工業者に着目し、現状

と課題についてのヒアリン

グ調査を行ったものであ

る。震災後、多くの水産加

工業者が苦境に立たされて

いる中、一部では着実に売

り上げを回復させている水

産加工業者が見られる。そ

れら水産加工業者の戦略転

換をどのように行っている

のかを明らかにした。ま

た、震災前にはほとんど見

られなかった水産加工業者

の連携による効果も明らか

にした。

Page 14: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

著書,学術論文等の名 称

著著別 単共の

発行又は 発表の 年 月

発行所,発表雑誌等又 |ま発表学会等の名称

概 要

(その他)

(論考)

1.「日本漁業を成長

産業に転換するために

改革を進めよ-資源管

理制度の課題と方向性

-」

単著 2015年7月

『改革者』2015年7月

号,pp.42ー45, 政策研

究フォーラム

日本の漁業は衰退産業であ

るとされる一方で、世界的に

は成長産業として位置付けら

れている。筆者がフィールド

調査を行ってきた被災地で

は、震災後に画期的な取り組

みが見られ、水産業のイノベ

ーションが生じている。最も

転換すべきは資源管理の制度

であることを指摘したうえ

で、今後、日本の漁業が成長

産業へと転換するための方策

を提言している。

2.「地方の中小企業

は自助努力による生産

性の向上をー地方経済

活性化の方策-」

単著 2016年4月

『改革者』2016年4月

号,pp.42-45, 政策研

究フォーラム

地方創生において人口減少

の問題に集中しがちである

が、それ以前に優先して取り

組むべき課題として、中小企

業の生産性の向上、地方金融

機関の環境の整備が必要であ

ることを主張している。地方

経済の衰退要因は、ゾンビ企

業が蔓延していることであ

る。市場の新陳代謝を活発に

することにより、産業全体の

生産性が高められ、地方経済

活性化の道が開かれることを

論じている。

(書評)

3.ダロン・アセモグ

ル、ジェイムズ・A・

ロビンソン著『国家は

なぜ衰退するのか

(上・下)』

単著 2013年12月

『改革者』2013年12

月号,pp.63, 政策研

究フォーラム

国家はなぜ衰退するのか、

国家の繁栄と衰退を決定づけ

るものは何かという問いに対

して、著者は「制度」にその

解を求めている。本著では、

第一に、「収奪的制度」(=

衰退を招く制度)と「包括的

制度」(=繁栄をもたらす制

度)を区別したこと、第二

に、政治制度と経済制度の相

互作用の重要性を示している

こと、第三に、制度変化は、

多くの場合、漸進的に変化す

ることが論じられている。

Page 15: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

4.リチャード・フロ

リダ著『新クリエイテ

ィブ資本論-才能が経

済と都市の主役となる

‐』

単著 2015年3月

『改革者』2015年3月

号,pp.64, 政策研

究フォーラム

クリエイティビティは経済

成長の牽引力であり、世界の

一部の都市では、これらクリ

エイティビティ経済を支える

クリエイティビティ・クラス

という新たな階級が台頭し

た。しかし、このフロリダの

主張に対して反証する論者の

主張を取り上げながら、フロ

リダが看過している重要な問

題について指摘している。た

とえば、クリエイティビティ

な人々による経済成長がある

一方で、都市部における貧困

の問題は未解決である。

(講演)

5.「地域活性化の方

策」

単独 2015年1月 千葉県生涯大学校東総

学園、2015年1月14日

千葉県生涯大学校東総学園の

シニア学生を対象とした講演

である。前半では、研究方法

(フィールド調査とは何か、

その手順)について、後半部

分では、産官学の連携の在り

方について双方向的に議論し

た。

(研究会報告)

6.「漁業政策の国際

間比較 ~東日本大

震災後の我が国水産

業の在り方に向けて

~」

単独報

2015年1月

日本経済政策学会関東

部会研究会、早稲田大

学本部キャンパス,

2015年1月31日

本報告は、博士論文の内容

の一部であり、日本とノルウ

ェーの漁業政策を比較検討し

たうえで、今後の日本の漁業

の在り方について、提言を行

ったものである。

7.「地方創生の論点

整理」

共同報

2015年3月

日本経済政策学会関東

部会研究サロン,2015

年3月29日

本報告は、東北の被災地

(岩手県・宮城県)の産業の

課題(雇用問題)を分析し、

産業の今後の在り方(生産性

や付加価値の向上等)に向け

た提言を行ったものである。

8.「被災地の水産業

におけるイノベーショ

ンー組織デザインの分

析ー」

単独報

2016年5月 国際戦略経営研究学会

関東部会,2016年5月

25日

本報告は、博士論文の内容

の一部であり、漁業者がグル

ープ単位で行う「協業化」に

ついて、ヒアリング調査から

得られた事実発見を、取引費

用理論、所有権理論等の理論

的視点から分析を行ったもの

である。

9.「eポートフォリ

オを活用した「書く

力」の向上を目指した

学修成果のアセスメン

ト」

単独報

2016年8月

私学情報教育協会,

2016年8月9日

近年、大学生の学力の低

下、とりわけ「書く力」が不

十分であることが指摘されて

いる。本研究は、学生に対す

る事前調査とともに、eポー

トフォリオの活用による学生

の「書く力」の改善・向上を

目指した実践報告である。

Page 16: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

10.「震災以降の協

業化が漁業者-水産加

工業者の取引構造に与

える影響」

単独報

2019年3月8

『生協総研賞・第15回

助成事業研究論文集』

公益財団法人生活総合

研究所

本研究は、東日本大震災以

降の東北被災地域における漁

業者と漁協との関係性の変化

や、漁業者や水産加工業者を

はじめとする川上・川中・川

下のバリューチェーンの取引

の変化を明らかにし、地域産

業としての生き残りのための

方策を検討することにある。

結果として、被災地域では協

業化を機に生産者自らが取引

を行うことで、価格交渉力を

高め、所得を高めている事例

の存在が明らかとなった。

(自治体報告書)

11.茨城県笠間市地

方創生事業 笠間市・

淑徳大学 「学びと就

労が連動する仕組みの

構築」共同研究 調査

報告書

共著 2017年3月 淑徳大学地域連携セン

ター,pp.63-80.

(第4章「農業における「学

び」と「就労」」)

本報告書は、平成 28 年度

笠間市と淑徳大学による共同

研究「学びと就労が連動する

仕組みの構築」事業の研究成

果を取りまとめ、具体的な

「学びと就労が連動する仕組

み」のモデルを提案するもの

である。本章では、笠間市に

おける CCRCs および生涯活躍

のまちの魅力となり得る農業

の可能性について検討すると

ともに、農業分野においてど

のような「学びと就労が連動

する仕組み」を構築すべきか

を検討した。

12.多摩市

「若者まちづくり基礎

調査業務委託」調査報

告書

共著 2018年3月 多摩大学インターゼミ

多摩学班

(ⅠおよびⅡ1、Ⅱ2を執筆担

当。)

本報告書は、平成29年度にお

いて、多摩大学と多摩市による

協働の取り組みにより、交流人

口および定住人口の増加を目的

とした「若者に選ばれるまちづく

り」を行うための調査報告書であ

る。

若者にとって住む場所を決める

ポイントや、多摩市のイメージ魅

力および不足している点、さらに

は行政への要望等、多摩市内外

の若者の意識についてアンケー

ト調査を実施し、その結果を分析

し、まとめたものである。

Page 17: フリガナ ノサカ ミホ - Tama · 年 月 事 項. 2006年9. 月 国際プロダクト・プログラムマネジメント学会 運営委員会事務局スタッフ ( 2009

13.高山市

「高山市における担い

手育成の課題に関する

調査研究」調査報告書

共著 2019年3月 飛騨高山大学連携セン

ター

本調査は、高山商工会議所か

らの受託事業である。本報告書

は、平成30年度において、高山

市のアンケート調査および企業

へのヒアリング調査を行った結果

をまとめたものである。調査で

は、事業を継続していくために

必要な視点として、収益改

善、雇用環境整備、生産性向

上への取組について、その実

態と課題を業種ごとに分析を