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ライフスキル トレーニングプラン (セレクトシート・記録シート) 愛知県総合教育センター

ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

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Page 1: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

ライフスキル

トレーニングプラン (セレクトシート・記録シート)

愛知県総合教育センター

Page 2: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

1 はじめに

教室の中で気になる子どもたちは,個人内で得意なことと苦手なことの差が大

きかったり,他の子どもたちと比べて発達がゆっくりであったりすることから,

日常生活や学習場面においてさまざまなつまずきや困難が生じていることがあり

ます。このような場合,心身の発達の段階等を考慮して教育するだけでは十分と

は言えず,個々の障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するための指

導(自立活動)が必要となります。このライフスキルトレーニングプランは,自

立活動とライフスキルを関連付けながら,小・中学校において,自立活動の指導

に取り組んでいく参考となるよう作成しました。

2 ライフスキルトレーニングプランで取り上げた内容

ライフスキルトレーニングプランでは,自立活動6区分 27 項目のうち,特別支

援学級(知的障害学級,自閉症・情緒障害学級)で中心的な指導内容と考えられ

る主な区分として,「心理的な安定」「人間関係の形成」「コミュニケーション」に

関する内容を取り上げています。プランに明示してありますが,本プランで取り

上げている区分や項目だけを指導することを意図しているわけではありません。

具体的な指導内容は,個々の児童生徒の指導目標(ねらい)を達成するために,

自立活動の内容の中から必要な項目を選定し,それらを相互に関連付けて設定す

るものです。プランの内容については,個々の児童生徒に応じて再構成していく

とより効果的な指導につながっていきます。

1 健康の保持 (1) 生活のリズムや生活習慣の形成に関すること

(2) 病気の状態の理解と生活管理に関すること

(3) 身体各部の状態の理解と養護に関すること

(4) 障害の特性の理解と生活環境の調整に関する

こと

(5) 健康状態の維持・改善に関すること

2 心理的な安定 (1) 情緒の安定に関すること

(2) 状況の理解と変化への対応に関すること

(3) 障害による学習上又は生活上の困難を改善・克

服する意欲に関すること

3 人間関係の形成 (1) 他者とのかかわりの基礎に関すること

(2) 他者の意図や感情の理解に関すること

(3) 自己の理解と行動の調整に関すること

(4) 集団への参加の基礎に関すること

4 環境の把握 (1) 保有する感覚の活用に関すること

(2) 感覚や認知の特性についての理解と対応に関す

ること

(3) 感覚の補助及び代行手段の活用に関すること

(4) 感覚を総合的に活用した周囲の状況についての

把握と状況に応じた行動に関すること

(5) 認知や行動の手掛かりとなる概念の形成に関す

ること

5 身体の動き (1) 姿勢と運動・動作の基本的技能に関すること

(2) 姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用に

関すること

(3) 日常生活に必要な基本動作に関すること

(4) 身体の移動能力に関すること

(5) 作業に必要な動作と円滑な遂行に関すること

6 コミュニケーション (1) コミュニケーションの基礎的能力に関すること

(2) 言語の受容と表出に関すること

(3) 言語の形成と活用に関すること

(4) コミュニケーション手段の選択と活用に関する

こと

(5) 状況に応じたコミュニケーションに関すること

自立活動の内容 6区分 27 項目

-1-

Page 3: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

3 ライフスキルについて

ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

くために必要な力であり,日常生活で生じるさまざまな問題や要求に対して,よ

り建設的かつ効果的に対処するために必要な能力(*1)です。ライフスキルには,

10 の項目があります。

ライフスキル 10 項目(*2)

A 意思決定(Decision making) 生活に関する決定を建設的に行う力。様々な選択肢と各決定がもたらす影響を評価し,主体

的な意思決定を行うことにより望ましい結果を得る。

B 問題解決(Problem solving) 日常の問題を建設的に処理する力。

C 創造的思考(Creative thinking) どんな選択肢があるのか,行動の結果がもたらす様々な結果について考えることを可能にし,

意思決定と問題解決を助ける。直接経験しないことを考える,アイデアを生み出す力。

D 批判的思考(Critical thinking) 情報や経験を客観的に分析する能力。価値観,集団の圧力,メディアなど,人々の態度や行

動に影響する要因を認識し,評価する力。

E 効果的コミュニケーション(Effective communication) 文化や状況に応じた方法で,言語的または非言語的に自分を表現する能力。意見・要望・欲

求・恐れの表明やアドバイス・援助を求めることができる。

F 対人関係スキル(Interpersonal relationship skills) 好ましい方法で人と接触・関係の構築・関係の維持・関係の解消をすることができる。

G 自己認識(Self-awareness) 自分自身の性格,長所と短所,欲求などを知ること。

H 共感性(Empathy) 自分が知らない状況に置かれている人の生き方であっても,それを心に描くことができる能

力。共感性を持つことで,人々を支え勇気づけることができる。

I情動への対処(Coping with emotions) 自分や他者の情動を認識し,情動が行動にどのように影響するかを知り,情動に適切に対処

する能力。

Jストレス・コントロール(Coping with stress) 生活上のストレッサーを認識し,ストレスの影響を知り,ストレスレベルをコントロールす

る。ストレッサーに適切に対処し,リラックスすることができる。

ライフスキル 10 項目と自立活動6項目の関連

健康の

保持

心理的

な安定

人間関係

の形成

環境の

把握

身体の

動き

コミュニ

ケーション

A 意思決定 ☆ ☆ ☆

B 問題解決 ☆ ☆

C 創造的思考 ☆

D 批判的思考 ☆

E 効果的コミュニケーション ☆ ☆ ☆

F 対人関係スキル ☆ ☆ ☆

G 自己認識 ☆ ☆ ☆

H 共感性 ☆ ☆ ☆

I 情動への対処 ☆ ☆ ☆ ☆

J ストレス・コントロール ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

自立活動

ライフスキル

-2-

Page 4: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイトル ㉛ いいところ見つけ

友達のよいところに気付き,それを表現することができる。

区分 6 コミュニケーション

項目(1)コミュニケーションの基礎的能力に関すること(2)言語の受容と表出に関すること

C 創造的思考      E 効果的コミュニケーションF 対人関係スキル  H 共感性

・友達とのトラブルが目立つ。・他の人の気持ちや意図を理解することが難しい。・表情,身振りなどの非言語的なサインの理解や表出が難しい。

10~50分間

小グループ

①友達ががんばっていたことを想起する。 ※帰りの会で一日を振り返るなど,テーマを絞った方が想起しやすい。②順番に発表する。 ※発表することが苦手な場合は,メモに書いてもよい。③聞き手は,発表した子どもとがんばった子どもに拍手する。 ※子どもごとにシートを作成し,メモを貼っていってもよい。④聞いた中で,心に残った話を発表し,共有する。

・一日の活動を振り返る(帰りの会)など,子どもたちが友達のよいところに 気付いたり,感謝をしたりする機会を設け,それを共有できるようにする。

目的・ねらい

自立活動

内   容

般化するためのポイント

時   間

指導形態

ライフスキル項目

子どもの様子

4 ライフスキルトレーニングプランの使い方

児童生徒の実態把握を行い,ライフスキルトレーニングプランセレクトシート

の「日常の様子から」の欄から,児童生徒に該当する項目を照らし合わせます。

関連するトレーニングプラン番号を見て,児童生徒に実践するプラン内容を選択

します。選択したプランは児童生徒一人一人に応じて工夫して,再構成しながら

実施します。

※ライフスキル 10 項目の視点をもちながら,指導すべき課題となる日常

の子どもの様子を把握します。

※主に「注意集中,多動性・衝動性」「対人関係・社会性」「意欲・情緒」

「話す・聞く」に関する実態から実践するプラン内容を選択します。

※児童生徒一人一人の指導すべき課題を整理し,指導目標や指導内容を設

定していく中で,児童生徒に合わせてプラン内容を再構成していきます。

※プランごとの自立活動の区分と項目は中心的内容として明示しています。

目標達成に必要な他の区分や項目を追加していくことも必要になります。

※実施後は評価,改善を繰り

返しながら,プラン選択の

幅を広げたり,内容をより

工夫したりします。

※般化するためのポイントが

明示してあります。児童生

徒が学習した内容について

別の学校生活場面でも実践

できるよう努めます。

*1 WHO定義

*2 参考文献:文部科学省 CLARINET へようこそ 第3章スクールカウンセリング

プランの再構成

ライフスキルトレーニングプラン

セレクトシートの活用

児童生徒の実態把握

プランの選択

プランの実施

記録シートの活用

【ライフスキルトレーニングプラン一例】

自立活動の内容とライフスキル育成

との関連性を確認

-3-

Page 5: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

日常の様子から関連する

トレーニングプラン番号

他者の行動を遮ったり,邪魔したりする ⑤,㉔

順番を待つことが難しい ⑥,⑳,㉑

自分の思いどおりにしようとしたり,自分の思いと違うと腹を立てたりする ⑥,㉗

気が散ることが多い ㉚

質問が終わる前に出し抜けに答え始めてしまう ⑧,㉚

次の活動へ切り替えることが難しい ①

ルールを守ることが難しい ③,⑤,⑳,㉑,㉔

誰かと一緒に活動することが難しい ③,④,⑳,㉝

自分の意見を一方的に主張しすぎたり,意見があっても言わなかったりする ⑤

自分の気持ちを適切に表現することが難しい ⑦,⑧,⑨,⑮,㉙, ㉚,㉞

友達とのトラブルが目立つ ⑧,⑩,⑱,㉗,㉘, ㉛,㉜

挨拶をしたり,感謝や謝罪の気持ちを言葉で伝えたりすることが難しい ⑨,⑩,⑭,㉜

他者の目に自分がどう映っているかあまり気にしない ⑪,⑫

こだわりが強く,自分の決めた通りに行動しないと気が済まない ③,⑬

状況に合わせた適切な行動をとることが難しい ⑤,⑬,⑮,⑯,⑰, ㉞

他の人の気持ちや意図を理解することが難しい ⑯,⑰,㉗,㉙,㉛

みんなと同じペースで行動することが難しい ⑳,㉑,㉓,㉝

表情,身振りなどの非言語的なサインの理解や表出が難しい ⑥,⑭,㉙,㉛

特定の事物に強い関心をもつ ②,㉚

興味や関心があまりないことについて,人と話すことが難しい ㉚

すぐにできないとあきらめてしまう ②,④

緊張したり,不安になったりすることがある ④

自信がない様子がよく見られる ⑪,⑲

聞かれたことに対して言葉がなかなか出ないことがある ㉒

内容を分かりやすく伝えることが難しい ③,㉒,㉕

自分が思いついたままに話すため,筋道の通った話をすることが難しい ㉓,㉕,㉖

話をじっくり聞くことが難しい ③,⑨,㉒,㉖

ライフスキルトレーニングプラン セレクトシート

注意集中

多動性・衝動性

意欲・情緒

話す・聞く

対人関係・社会性

-4-

Page 6: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

児童生徒氏名

プラン開始日

7月 12月 最終評価

4月8日

① 4

② 4

③ 5

④ 5

日付/時間 関連

・帰りの会の前に,発表内容の確認を行った。・発表の場で「何もない」といらいらしないよう に,以前,褒められたことを想起できるよう 声をかけた。

H 共感性

帰りの会 ✔

5月10日

㉛ いいところ見つけ・他の児童が児童Aのよいところを発表したことを思 い出し,意欲的に取り組むことができた。・発表内容が事前に明確になっていたため,落ち着 いて発表することができた。

✔C 創造的思考 3 人間関係の形成

E 効果的コミュニケーション 6 コミュニケーション✔F 対人関係スキル

C 創造的思考 3 人間関係の形成

E 効果的コミュニケーション 6 コミュニケーション✔F 対人関係スキル

授業

㉛ いいところ見つけ

5月2日

C 創造的思考 3 人間関係の形成

E 効果的コミュニケーション 6 コミュニケーション

F 対人関係スキル ✔

・友達のよいところがなかなか思い浮かばず,いらい らする様子が見られた。具体的な場面を伝えたとこ ろ,よい言動を思い出すことができた。・短い言葉で,友達のよいところをいくつか書くことが できた。・友達の発表を見ていたため,見通しをもつことがで きた。・発表が近づくと,友達に対して乱暴な言動がみられ た。・発表後に拍手されると,とてもうれしそうな表情を浮 かべた。

子どもの気になる様子・課題(日常の様子から)実施した

ライフスキルトレーニングプラン

ライフスキルトレーニングプラン 記録シート記入例

児童A 記入者(              )

自分の思いどおりにしようとしたり,自分の思いと違うと腹を立てたりする ㉛

自分の気持ちを適切に表現することが難しい ㉛

友達とのトラブルが目立つ ㉛

5月8日

㉛ いいところ見つけ・筆箱の中身を拾うことに集中していたが,友達の様 子を見るように声をかけると,友達が一緒に拾って いることに気付くことができた。・自分から感謝の言葉を言うことができた。

他の人の気持ちや意図を理解することが難しい ㉛

教師の指導・支援プランの実施等

子どもの様子

・友達のよいところがイメージできるように,具 体的な場面を伝え,想起しやすくした。・思ったことを短く書き留めるよう助言した。・友達が発表した様子を見て,参考にできるよ う3番目での発表とした。

H 共感性

・児童Aが筆箱を落とし,中の物が床に散ら ばった際,友達が一緒に拾ったことを意識 付けし,感謝の気持ちを伝えるよう促した。

H 共感性

放課

<学校生活における困難さ>

非常に感じる・・・5 かなり感じる・・・4 やや感じる・・・3 あまり感じない・・・2 感じない・・・1

-5-

Page 7: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

番号 プランタイトル 番号 プランタイトル ページ

① これだけやって次をしよう ② たくさんあるよ! 私の長所 P1

③ はい!キャプテン!! ④ あんしんワッペンでリラックス P2

⑤ 好きな遊びを伝えよう・楽しもう ⑥ これはいいかな?いやかな? P3

⑦ 気持ちを相手に伝えよう(断る) ⑧ うれしい言葉・かなしい言葉 P4

⑨ 友達づくり ⑩ 気持ちを相手に伝えよう(謝る) P5

⑪ 自分や友達のよいところを見つけよう ⑫ 身だしなみチェック P6

⑬ 状況に合わせたよいことを知ろう ⑭ あいさつをしよう  P7

⑮ 答えてみよう ⑯ あたたかい言葉をかけよう P8

⑰ どうしてほしいのか考えてみよう ⑱ 好きなものを伝え合おう P9

⑲私のいいところ・得意なこと

(マイプロフィール) ⑳ 風船バレーをしよう P10

㉑ あなたは何番目? ㉒ 聞かれたことに答えよう P11

㉓ 質問名人 聞き名人 ㉔ カラフル会話をしよう P12

㉕ お話名人 ㉖ うなずいて話を聞こう P13

㉗ イライラ対処法 ㉘ 一人一色カラーリング (共同制作) P14

㉙ 気持ちを言葉で表現しよう ㉚ さいころトーキング P15

㉛ いいところ見つけ ㉜ 目指せ5つ星の話し方 P16

㉝ ボールを運ぼう ㉞ こんなときどうする? P17

 

ライフスキル

トレーニングプラン

Page 8: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

①こ

れだ

けや

って

次を

しよ

うタ

イト

ル②

たくさ

んあ

るよ

!私

の長

気持

ちや

行動

をコ

ント

ロー

ルす

るこ

とが

でき

る。

自己

肯定

感を

高め

る。

区分

2 

心理

的な

安定

区分

2 

心理

的な

安定

項目

(2

)状

況の

理解

と変

化へ

の対

応に

関す

るこ

と項

目(3

)障

害に

よる

学習

上又

は生

活上

の困

難を

改善

・克

服す

る意

欲に

関す

るこ

I 情

動へ

の対

処G

 自

己認

識 

 I 

情動

への

対処

  

J 

スト

レス

・コ

ント

ロー

・次

の活

動へ

切り

替え

るこ

とが

難し

い。

・特

定の

事物

に強

い関

心を

もつ

。・す

ぐに

でき

ない

とあ

きら

めて

しま

う。

10~

20分

間30~

50分

個別

小グ

ルー

①や

るべ

きこ

とに

取り

組ん

だ後

で,

楽し

い活

動が

でき

るこ

とを

知る

。  

※子

ども

の実

態に

応じ

て,

活動

を設

定す

る。

 ※

説明

は口

頭だ

けで

なく,

視覚

的に

も示

すと

よい

。  ②

やる

べき

こと

を知

り,

取り

組む

こと

を選

択す

る。

  ※

教師

は,

5分

から

10分

の短

時間

で取

り組

むこ

とが

でき

る内

容を

いくつ

か示

す。

 

・机

の上

の整

頓 

→ 

・筆

箱だ

けし

まう

  ・計

算問

題 

→ 

・3

問だ

け解

く 

・ご

み拾

い 

→ 

・10個

だけ

拾う

③や

るべ

きこ

とに

取り

組む

。  ④

楽し

い活

動を

行う

。 

※や

るべ

きこ

とが

でき

たら

褒め

,次

の活

動が

気持

ちよ

くで

きる

こと

を伝

える

①自

分の

長所

と短

所に

つい

て考

える

。  

・長

所・・・よ

いと

ころ

,す

ごい

とこ

ろ  

・短

所・・・あ

まり

よくな

いと

ころ

,直

した

方が

よい

とこ

②短

所を

長所

に言

い換

える

と,

どの

よう

に表

現で

きる

かを

知る

。 

※ま

ずは

,教

師が

例を

示す

。 ・あ

わて

んぼ

う →

ぐに

行動

でき

る 

動的

  

  

  

  

  

  

事を

進ん

でで

きる

極的

③短

所を

長所

に言

い換

えた

表現

を考

える

。 ・お

しゃ

べり

 →

しみ

やす

い 

明る

い ・怒

りっ

ぽい

 自

分の

気持

ちを

伝え

られ

る ・お

とな

しい

 →

 穏

やか

・す

ぐ泣

く 

  →

 気

持ち

を素

直に

表現

でき

 

・次

の時

間の

授業

準備

を行

って

から

,休

憩に

する

。・活

動の

切り

替わ

りを

明確

にす

る。

・ト

ラブ

ルを

起こ

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後,

落ち

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たと

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行動

を振

り返

り,

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と長

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化す

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ポイ

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ため

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イン

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

計算

問題

3問

読書

今終

わっ

たら

・読

・外

遊び

・パ

ズル

・お

絵か

きな

-1-

Page 9: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

③は

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キャ

プテ

ン!

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イト

ル④

あん

しん

ワッ

ペン

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ルす

るこ

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でき

る。

気持

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ける

区分

2 

心理

的な

安定

区分

2 

心理

的な

安定

項目

(2

)状

況の

理解

と変

化へ

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応に

関す

るこ

と項

目(1

)情

緒の

安定

に関

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こと

G 

自己

認識

  

J 

スト

レス

・コ

ント

ロー

ルJ

 ス

トレ

ス・コ

ント

ロー

・ル

ール

を守

るこ

とが

難し

い。

 ・誰

かと

一緒

に活

動す

るこ

とが

難し

い。

・こ

だわ

りが

強く,

自分

の決

めた

通り

に行

動し

ない

と気

が済

まな

い。

・内

容を

分か

りや

すく伝

える

こと

が難

しい

。 

・話

をじ

っくり

と聞

くこ

とが

難し

い。

・誰

かと

一緒

に活

動す

るこ

とが

難し

い。

・す

ぐに

でき

ない

とあ

きら

めて

しま

う。

・緊

張し

たり

,不

安に

なっ

たり

する

こと

があ

る。

10~

30分

間45~

50分

小グ

ルー

プ個

別,

 小

グル

ープ

①「は

い!

キャ

プテ

ン!

!」の

ルー

ルを

知る

。 ・キ

ャプ

テン

の指

示だ

けに

従う

。 ・キ

ャプ

テン

以外

の指

示に

従っ

ては

いけ

ない

。  ②

キャ

プテ

ンを

決め

る。

③キ

ャプ

テン

が指

示を

出す

。 ・頭

を触

って

くだ

さい

。 

  

  

  

・ジ

ャン

プし

てくだ

さい

。 ・立

って

くだ

さい

。 

  

  

  

   

・座

って

くだ

さい

。 ・右

手を

挙げ

てくだ

さい

。 

  

   

・両

手を

挙げ

てくだ

さい

。 ・先

生と

握手

をし

てくだ

さい

。 

  

・手

を叩

きま

しょ

う。

 ※

教師

は,

簡単

な指

示に

する

こと

を伝

える

①あ

んし

んワ

ッペ

ンを

作る

目的

を知

る。

・う

まくい

かな

いと

きに

リラ

ック

スす

るア

イテ

ムを

作る

②好

みの

素材

を選

ぶ。

・紙

  

・布

  

・シ

ール

など

③好

きな

言葉

,絵

,飾

りを

付け

てあ

んし

んワ

ッペ

ンを

作る

。  ④

あん

しん

ワッ

ペン

の使

い方

を知

る。

・あ

んし

んワ

ッペ

ンを

胸に

付け

,そ

こに

手を

あて

て心

を落

ち着

かせ

る。

 

・あ

んし

んワ

ッペ

ンを

握り

,深

呼吸

をし

て,

心を

落ち

着か

せる

⑤あ

んし

んワ

ッペ

ンを

使っ

てみ

る。

  ※

教師

は,

気持

ちが

高ぶ

って

いる

とき

にワ

ッペ

ンを

使う

よう

に声

をか

ける

。 

・言

われ

たこ

とを

よく聞

いて

行動

でき

たこ

とを

褒め

る。

・リ

ーダ

ーと

なり

,友

達の

前で

説明

した

り,

お願

いし

たり

する

機会

を設

ける

。・さ

まざ

まな

場面

であ

んし

んワ

ッペ

ンを

使っ

て落

ち着

こう

とす

る行

動を

褒め

る。

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-2-

Page 10: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑤好

きな

遊び

を伝

えよ

う・楽

しも

うタ

イト

ル⑥

これ

はい

いか

な?

いや

かな

遊び

を伝

える

中で

,教

える

こと

や伝

わる

こと

の喜

びや

楽し

さを

感じ

る。

遊び

を教

えて

もら

うこ

とで

,他

者の

意見

を受

け入

れ,

興味

の幅

を広

げる

。自

分の

許容

範囲

を知

り,

相手

に適

した

言葉

で気

持ち

を伝

える

こと

がで

きる

。許

容範

囲は

人に

より

異な

るこ

とを

知る

区分

2 

心理

的な

安定

区分

2 

心理

的な

安定

項目

(1

)情

緒の

安定

に関

する

こと

項目

(1

)情

緒の

安定

に関

する

こと

H 

共感

性 

 I 

情動

への

対処

I 情

動へ

の対

処 

 J

 ス

トレ

ス・コ

ント

ロー

・他

者の

行動

を遮

った

り,

邪魔

した

りす

る。

 ・ル

ール

を守

るこ

とが

難し

い。

・自

分の

意見

を一

方的

に主

張し

すぎ

たり

,意

見が

あっ

ても

言わ

なか

った

りす

る。

・状

況に

合わ

せた

適切

な行

動を

とる

こと

が難

しい

・順

番を

待つ

こと

が難

しい

。・自

分の

思い

通り

にし

よう

とし

たり

,自

分の

思い

と違

うと

腹を

立て

たり

する

。・表

情,

身振

りな

どの

非言

語的

なサ

イン

の理

解や

表出

が難

しい

45~

50分

間45~

50分

小グ

ルー

プ,

 学

級小

グル

ープ

①好

きな

遊び

を発

表す

る順

番を

決め

る。

  ②発

表者

は,

好き

な遊

びを

みん

なに

説明

する

③発

表者

が紹

介し

た遊

びを

みん

なで

行う

。 

※遊

びが

うま

くで

きな

い場

合,

発表

者が

上手

にで

きる

こつ

や工

夫を

説明

する

場を

  

 設

定す

る。

④発

表者

以外

は発

表者

へ感

想を

伝え

る。

  ※

教師

は発

達段

階に

応じ

て,

子ど

もた

ちが

感想

を伝

え合

える

よう

に支

援す

る。

  ・A

さん

の遊

びは

楽し

かっ

たね

。 ・

Aさ

ん,

みん

なに

教え

てくれ

てあ

りが

とう

⑤教

師の

話を

聞く。

  ※

教師

は,

楽し

く取

り組

めた

こと

,発

表者

への

感謝

の気

持ち

,見

られ

た望

まし

い姿

全体

の場

で伝

える

。 

・B

さん

は○

○し

てと

ても

楽し

んで

いた

よ。

・C

さん

は○

○で

きて

いた

ね。

  ・

Dさ

んは

分か

らな

かっ

たと

き,

上手

にA

さん

に教

えて

とお

願い

でき

たね

。  ⑥

次の

発表

者が

発表

する

①ち

ょっ

と,

少し

,一

口な

どは

人に

よっ

て量

が異

なる

こと

を知

る。

・「ち

ょっ

とち

ょう

だい

」と

言わ

れた

とき

  

A:小

さじ

1/

2 

レベ

ル1

  

B:小

さじ

1 

レベ

ル2

  

C:大

さじ

1 

レベ

ル3

 ※

教師

は,

許容

程度

を具

体的

に捉

えら

れる

よう

に大

さじ

や小

さじ

のス

プー

ンを

  

 提

示す

る。

  ②「あ

げる

側」「も

らう

側」の

役割

を決

める

③「ち

ょっ

とち

ょう

だい

」と

言わ

れた

とき

,ど

こま

で許

せる

のか

を考

える

。 ・給

食の

おか

ず,

アイ

スク

リー

ムな

ど(好

み)  

・先

生,

友達

,幼

児な

ど(立

場)

  

A:小

さじ

1/

2 

 B

:小

さじ

1 

 C

:大

さじ

1 ※

教師

は,

好み

や立

場に

よっ

ても

許す

こと

がで

きる

量が

変わ

るこ

とを

確認

する

④ど

のよ

うに

すれ

ば互

いに

嫌な

気持

ちに

なら

ない

のか

を考

える

⑤ロ

ール

プレ

イを

行う

。許

すこ

とが

でき

るレ

ベル

によ

り,

どの

よう

な行

動や

発言

をし

た 

らよ

いの

か考

える

。 ・あ

げる

側・・・許

せる

範囲

をあ

らか

じめ

考え

てお

く。

 

せる

レベ

ルを

レベ

ル1

~レ

ベル

3で

表現

する

。 ・も

 ・・・

 あ

りが

とう

と感

謝の

気持

ちを

伝え

る。

・授

業の

中で

子ど

もが

得意

なこ

とを

説明

する

場面

を設

定し

,教

えた

り,

教え

られ

たり

る機

会を

増や

す。

・給

食の

時間

等に

トラ

ブル

が起

きた

とき

,許

すこ

とが

でき

るレ

ベル

を使

って

相手

に 

気持

ちを

伝え

るよ

う支

援す

る。

・給

食の

おか

わり

の場

面で

実施

する

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-3-

Page 11: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑦気

持ち

を相

手に

伝え

よう

(断

る)

タイ

トル

⑧う

れし

い言

葉・か

なし

い言

不快

だと

感じ

た時

に「や

めて

」と

相手

に伝

える

こと

がで

きる

。う

れし

い言

葉か

傷つ

く言

葉か

を意

識し

て使

うこ

とが

でき

る。

言葉

によ

って

,相

手を

どん

な気

持ち

にさ

せる

かを

理解

でき

る。

区分

2 

心理

的な

安定

区分

3 

人間

関係

の形

項目

(2

)状

況の

理解

と変

化へ

の対

応に

関す

るこ

と項

目(2

)他

者の

意図

や感

情の

理解

に関

する

こと

F 

対人

関係

スキ

ル 

 J

 ス

トレ

ス・コ

ント

ロー

ルE

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン 

 F

 対

人関

係ス

キル

  

J ス

トレ

ス・コ

ント

ロー

・自

分の

気持

ちを

適切

に表

現す

るこ

とが

難し

い。

・質

問が

終わ

る前

に出

し抜

けに

答え

始め

てし

まう

。・自

分の

気持

ちを

適切

に表

現す

るこ

とが

難し

い。

・友

達と

のト

ラブ

ルが

目立

つ。

20分

間45分

個別

小グ

ルー

プ,

 個

①嫌

なこ

とを

され

た場

合は

,や

めて

ほし

いこ

とを

伝え

るこ

とが

大切

であ

るこ

とを

知る

②教

師が

行っ

たこ

とに

対し

て,

「や

めて

」と

言う

練習

をす

る。

事前

に対

象児

のも

のに

触る

こと

を告

げて

から

,教

師は

対象

児の

もの

を手

に取

る。

   

小声

で 「

やめ

て」と

言う

こと

を促

した

り,

「や

めて

」と

書い

たカ

ード

を見

せた

りし

て 

  「

やめ

て」と

意思

表示

でき

るよ

うに

支援

する

。 ※

支援

をし

たが

,意

思表

示で

きな

い場

合は

,教

師が

自分

で「や

めて

」と

言っ

て,

対 

  

象児

に返

す。

言葉

で言

うこ

とが

難し

い場

合は

,カ

ード

やジ

ェス

チャ

ーを

使っ

て気

持ち

を伝

える

  

法を

教え

る。

・「や

めて

」と

言う

。 

 ・「や

めて

」と

書い

てあ

るカ

ード

を示

す。

・「や

めて

」と

いう

気持

ちを

表す

ジェ

スチ

ャー

を行

う。

③「や

めて

」と

言え

たら

,す

ぐに

もの

が返

って

くる

こと

を知

る。

  ④子

ども

同士

でロ

ール

プレ

イを

行う

。 ・①

~③

を繰

り返

す。

①こ

れま

でに

「う

れし

くな

った

言葉

」や

「悲

しくな

った

言葉

」を

想起

し,

発表

する

②言

葉に

は「人

をう

れし

くさ

せる

言葉

」,

「悲

しく傷

つけ

る言

葉」が

ある

こと

を知

る。

③「う

れし

い言

葉」と

「か

なし

い言

葉」が

使わ

れて

いる

場面

がか

かれ

たワ

ーク

シー

トに

, そ

れぞ

れの

言葉

を使

うと

相手

がど

んな

気持

ちに

なる

かを

考え

て,

記入

する

④ペ

アに

なり

,ワ

ーク

シー

トに

書か

れて

いる

台詞

をも

とに

ロー

ルプ

レイ

を行

う。

⑤気

付い

たこ

とや

感想

を発

表し

,振

り返

りを

する

・短

時間

でで

きる

ため

,一

定期

間毎

日繰

り返

す。

・「や

めて

」が

言え

るよ

うに

なっ

たら

,「◯

◯し

よう

よ」と

誘わ

れた

後に

「い

や」と

言う

こ 

とが

でき

るよ

う内

容を

変え

て実

施す

る。

・「う

れし

い言

葉」「か

なし

い言

葉」を

教室

に掲

示す

る。

・「か

なし

い言

葉」を

子ど

もが

言っ

たら

,「○

○(そ

の言

葉)を

言わ

れる

と,

先生

は悲

しい

 気

持ち

にな

るよ

」と

伝え

る。

・「う

れし

い言

葉」を

子ど

もが

言っ

たら

,「い

い言

葉だ

ね」「う

れし

くな

るね

」な

ど周

りに

も聞

 こ

える

よう

に声

をか

ける

。・「か

なし

い言

葉」を

言っ

てし

まっ

たと

きに

,謝

るこ

とが

でき

たら

褒め

る。

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-4-

Page 12: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑨友

達づ

くり

タイ

トル

⑩気

持ち

を相

手に

伝え

よう

(謝

る)

相手

を意

識し

た関

わり

方(話

し方

)を

理解

する

。相

手の

気持

ちを

考え

て,

不適

切な

言動

をし

たと

きの

謝り

方を

身に

付け

る。

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分3

 人

間関

係の

形成

項目

(4

)集

団へ

の参

加の

基礎

に関

する

こと

項目

(1

)他

者と

の関

わり

の基

礎に

関す

るこ

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

  

F 

対人

関係

スキ

ルF

 対

人関

係ス

キル

  

I 情

動へ

の対

・自

分の

気持

ちを

適切

に表

現す

るこ

とが

難し

い。

・挨

拶を

した

り,

感謝

や謝

罪の

気持

ちを

言葉

で伝

えた

りす

るこ

とが

難し

い。

・話

をじ

っくり

と聞

くこ

とが

難し

い。

・友

達と

のト

ラブ

ルが

目立

つ。

・挨

拶を

した

り,

感謝

や謝

罪の

気持

ちを

言葉

で伝

えた

りす

るこ

とが

難し

い。

45分

間45分

個別

, 

小グ

ルー

プ個

別,

 小

グル

ープ

①初

めて

会っ

た子

ども

への

話し

かけ

方に

よっ

て,

相手

がど

う思

うか

を考

える

。  

・親

しす

ぎる

話し

方で

話し

かけ

る。

 ・突

然,

相手

に質

問を

する

。  

・自

分の

名前

を言

って

から

,相

手に

話し

かけ

る。

  ※

教師

が話

しか

ける

人の

役に

なり

,ロ

ール

プレ

イを

行う

②初

めて

会っ

た子

ども

への

話し

かけ

方に

よっ

て,

第一

印象

が変

わる

こと

を知

る。

  ③初

めて

会っ

た子

ども

と話

す内

容や

話し

方に

つい

て考

える

。  

・名

前 

・好

きな

遊び

④話

し合

った

結果

を基

にし

て,

ペア

にな

り,

ロー

ルプ

レイ

をす

る。

⑤④

の感

想を

発表

し,

振り

返り

をす

る。

  ※

教師

は,

自分

から

話し

かけ

る大

切さ

を伝

える

とと

もに

,話

しか

ける

こと

が苦

手な

   

子ど

もに

は,

どの

よう

に話

しか

けれ

ばよ

いか

イメ

ージ

でき

るよ

うに

工夫

をす

る。

①想

定場

面の

イラ

スト

を見

て,

適切

な言

動と

不適

切な

言動

につ

いて

考え

る。

・交

通当

番の

ボラ

ンテ

ィア

に「体

重何

キロ

」と

尋ね

る。

・ゲ

スト

ティ

ーチ

ャー

に「そ

の服

,似

合わ

ない

ね」と

言う

。 ・好

きな

キャ

ラク

ター

につ

いて

話し

てい

る子

に「そ

のキ

ャラ

クタ

ーき

もい

」と

言う

。 ・対

戦ゲ

ーム

で自

分が

負け

たと

きに

「う

ざい

」と

言う

。 ・表

彰さ

れた

子ど

もに

「す

ごい

ね」と

言う

。 ・教

科書

を見

せて

くれ

た友

達に

「助

かっ

た。

あり

がと

う」と

言う

②相

手の

気持

ちを

考え

た言

動が

大切

であ

るこ

とを

知る

③過

ちを

した

場合

,相

手の

気持

ちを

考え

た言

動は

どの

よう

なも

のが

ある

かを

考え

る。

・ご

めん

なさ

い。

 ・反

省し

てい

ます

④想

定場

面の

イラ

スト

を見

て,

謝罪

の言

葉を

考え

る。

・ガ

ラス

を割

って

しま

った

。 

・教

室の

中で

暴れ

てし

まっ

た。

・友

達の

もの

を勝

手に

使っ

てし

まっ

た。

⑤④

の想

定場

面の

イラ

スト

に合

わせ

て,

友達

や教

師と

ロー

ルプ

レイ

をす

る。

⑥⑤

の感

想を

発表

し,

振り

返り

をす

る。

・グ

ルー

プ活

動の

メン

バー

を変

更し

たり

,席

替え

をし

たり

する

場面

にお

いて

,話

しか

け る

機会

を設

定す

る。

・学

校や

社会

生活

で身

近な

場面

を取

り上

げ,

適切

な気

持ち

の伝

え方

を考

える

。・過

ちを

した

場合

,想

定場

面の

イラ

スト

を見

せ,

謝罪

の仕

方を

想起

でき

るよ

うに

する

。般

化す

るた

めの

ポイ

ント

般化

する

ため

のポ

イン

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-5-

Page 13: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑪自

分や

友達

のよ

いと

ころ

を見

つけ

よう

タイ

トル

⑫身

だし

なみ

チェ

ック

自分

と他

者に

つい

て理

解を

深め

るこ

とが

でき

る。

身だ

しな

みに

対す

る意

識を

高め

る。

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分3

 人

間関

係の

形成

項目

(3

)自

己の

理解

と行

動の

調整

に関

する

こと

項目

(3

)自

己の

理解

と行

動の

調整

に関

する

こと

G 

自己

認識

G 

自己

認識

・他

者の

目に

自分

がど

う映

って

いる

かあ

まり

気に

しな

い。

・自

信が

ない

様子

がよ

く見

られ

る。

・他

者の

目に

自分

がど

う映

って

いる

かあ

まり

気に

しな

い。

45分

間2

分間

個別

, 

小グ

ルー

プ個

①自

分の

よい

とこ

ろを

考え

る。

  ※

教師

は子

ども

の発

達に

応じ

て,

ワー

クシ

ート

など

に自

分の

よい

とこ

ろを

書くよ

う 

 

に促

す。

書け

ない

場合

は,

よい

とこ

ろが

書か

れた

カー

ドの

中か

ら選

ぶよ

うに

促す

。  ・や

さし

い 

・お

もし

ろい

 ・が

まん

強い

 ・ま

じめ

 ・物

知り

 な

②ペ

アに

なり

,相

手の

よい

とこ

ろを

考え

る。

  ※

よい

とこ

ろが

書か

れた

カー

ドを

使っ

ても

よい

こと

を伝

える

③ペ

アと

お互

いの

よい

とこ

ろを

発表

し合

う。

④自

分の

よい

とこ

ろを

聞い

て思

った

こと

を発

表す

る。

①身

だし

なみ

の「よ

い例

」と

「悪

い例

」の

写真

を見

て,

身だ

しな

みで

気を

付け

るチ

ェッ

ク 

ポイ

ント

を確

認す

る。

②更

衣室

で,

着替

えを

する

。 ※

教師

は,

更衣

室入

口付

近に

,全

身が

映る

鏡を

準備

して

おく。

③更

衣後

,身

だし

なみ

をチ

ェッ

クし

てか

ら退

室す

る。

教師

は,

必要

に応

じて

,更

衣室

内に

「よ

い例

」「悪

い例

」な

どの

写真

を貼

った

り,

  

 チ

ェッ

クポ

イン

トを

箇条

書き

した

もの

を掲

示し

たり

して

,自

分で

確認

でき

る工

夫 を

する

・よ

いと

ころ

の表

現を

まと

めた

表を

壁に

貼っ

て,

いつ

でも

見返

すこ

とが

でき

るよ

うに

 す

る。

・友

達の

よい

とこ

ろは

直接

伝え

ても

よい

が,

よくな

いと

ころ

を教

師に

伝え

るル

ール

を 

つくる

・「更

衣室

に入

室 →

着替

え →

鏡を

見る

→ 退

室」の

流れ

を標

示し

たり

,出

入口

に鏡

 を

置い

て確

認す

るよ

うに

促す

。・身

だし

なみ

がき

ちん

と整

って

いた

ら褒

め,

よい

印象

であ

るこ

とを

伝え

る。

・給

食を

配膳

する

際の

エプ

ロン

着用

等の

機会

を活

用す

る。

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-6-

Page 14: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑬状

況に

合わ

せた

よい

こと

を知

ろう

タイ

トル

⑭あ

いさ

つを

しよ

正し

いこ

とが

よい

こと

とは

限ら

ない

場合

があ

るこ

とを

知る

。状

況に

応じ

て柔

軟に

対応

しな

けれ

ばな

らな

いこ

とが

ある

こと

を知

る。

挨拶

をす

るこ

とで

,周

りの

人と

関わ

りが

もて

るこ

とを

知る

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分3

 人

間関

係の

形成

項目

(4

)集

団へ

の参

加の

基礎

に関

する

こと

項目

(1)他

者と

の関

わり

の基

礎に

関す

るこ

F 

対人

関係

スキ

ルF

 対

人関

係ス

キル

・こ

だわ

りが

強く,

自分

の決

めた

通り

に行

動し

ない

と気

が済

まな

い。

・状

況に

合わ

せた

適切

な行

動を

とる

こと

が難

しい

。・表

情,

身振

りな

どの

非言

語的

なサ

イン

の理

解や

表出

が難

しい

。・挨

拶を

した

り,

感謝

や謝

罪の

気持

ちを

言葉

で伝

えた

りす

るこ

とが

難し

い。

45分

間45分

個別

, 

小グ

ルー

プ個

別,

 小

グル

ープ

①給

食を

全部

食べ

ずに

残し

てい

るA

さん

にど

のよ

うな

言葉

かけ

をす

るの

か考

える

。 

※事

例は

具体

的な

もの

を用

いる

。 ・残

して

はい

けな

いん

だよ

。 ・全

部食

べな

いと

いけ

ない

よ。

・給

食を

残し

てい

るけ

れど

,ど

うし

たの

②給

食を

全部

食べ

るこ

とは

よい

こと

であ

るが

,体

調が

悪い

とき

に「残

して

はい

けな

い 

んだ

よ」「全

部食

べな

いと

いけ

ない

よ」の

言葉

をか

けら

れる

と,

どの

よう

な気

持ち

に 

なる

のか

を考

える

。 ・体

調が

悪い

から

食べ

れな

いの

に,

嫌な

人だ

な。

・体

調が

悪い

から

食べ

れな

いの

に,

注意

され

る理

由が

分か

らな

い。

・気

遣っ

てくれ

て,

うれ

しい

な。

③状

況に

合わ

せた

言動

が大

切で

ある

こと

を知

る。

  ※

教師

は,

状況

に応

じた

見方

や対

応を

示す

①挨

拶の

言葉

には

どの

よう

なも

のが

ある

かを

考え

る。

 

・お

はよ

う 

・こ

んに

ちは

 ・あ

りが

とう

 ・さ

よう

なら

 ・い

って

きま

す 

・た

だい

②言

葉を

使わ

ない

挨拶

の方

法を

考え

る。

  ・ハ

イタ

ッチ

 ・手

を振

る 

・会

釈を

する

③場

面を

想定

して

,ペ

アで

挨拶

をす

る。

  ・朝

 「お

はよ

う」と

言い

,ハ

イタ

ッチ

をす

る 

・昼

 「こ

んに

ちは

」と

言い

,会

釈を

する

  ・親

切に

され

たと

き 

「あ

りが

とう

」と

言い

,会

釈を

する

  ・帰

り 

「さ

よう

なら

」と

言い

,手

を振

る ・学

級か

ら出

かけ

ると

き 

「行

って

きま

す」 

学級

へ戻

ると

き「た

だい

ま」と

言う

④職

員室

に行

き,

朝,

昼,

親切

にさ

れた

とき

,帰

りな

どの

場面

設定

をし

て,

職員

室の

師に

挨拶

をす

る練

習を

する

。 ⑤

学級

へ戻

ると

き,

出か

ける

とき

に挨

拶を

する

。 

・た

だい

ま 

・い

って

きま

す ※

言葉

で表

現で

きな

い場

合は

,身

振り

で挨

拶の

練習

を行

って

もよ

いこ

とを

伝え

る。

  ※

職員

室の

教師

には

挨拶

の練

習を

する

こと

をあ

らか

じめ

伝え

てお

く。

・場

面や

その

人に

よっ

て,

いくつ

かの

対応

が考

えら

れる

こと

を伝

える

。・対

応に

迷っ

た場

合の

具体

的な

方法

につ

いて

話し

合う

機会

を設

定す

る。

・挨

拶カ

ード

を作

成し

,挨

拶が

出来

たら

○を

つけ

て自

分か

ら進

んで

挨拶

がで

きる

よう

 に

促す

。・学

校や

学級

とし

ての

挨拶

に関

する

ルー

ルを

作り

,ふ

だん

(日

頃)か

ら意

識で

きる

よう

促す

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-7-

Page 15: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑮答

えて

みよ

うタ

イト

ル⑯

あた

たか

い言

葉を

かけ

よう

質問

に対

する

答え

方を

知る

こと

がで

きる

。相

手の

表情

に合

わせ

てど

のよ

うな

言葉

をか

ける

とよ

いか

を考

える

こと

がで

きる

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分3

 人

間関

係の

形成

項目

(1)他

者と

の関

わり

の基

礎に

関す

るこ

と項

目(2

)他

者の

意図

や感

情の

理解

に関

する

こと

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

  

F 

対人

関係

スキ

ルF

 対

人関

係ス

キル

  

H 

共感

・自

分の

気持

ちを

適切

に表

現す

るこ

とが

難し

い。

・状

況に

合わ

せた

適切

な行

動を

とる

こと

が難

しい

。・状

況に

合わ

せた

適切

な行

動を

とる

こと

が難

しい

。・他

の人

の気

持ち

や意

図を

理解

する

こと

が難

しい

15分

間45分

個別

, 

小グ

ルー

プ個

別,

 小

グル

ープ

①想

定場

面の

イラ

スト

を見

て,

どの

よう

な状

況か

考え

る。

  ※

教師

が児

童に

質問

して

いる

様子

が描

かれ

た絵

を提

示す

る。

  ※

教師

の吹

き出

しに

は質

問を

記入

し,

子ど

もの

吹き

出し

は空

欄に

して

おく。

答え

られ

ない

場合

は教

師が

説明

する

②状

況に

応じ

た答

え方

を知

る。

・体

調が

悪い

とき

  (

教師

)「ど

うし

たの

」→

(子

ども

)「頭

が痛

いで

す」

  ・悩

んで

いる

とき

  (

教師

)「ど

うし

たの

」→

(子

ども

)「漢

字が

分か

りま

せん

③教

師と

子ど

もで

ロー

ルプ

レイ

を行

う。

 ※

日常

生活

の場

面を

反復

練習

をす

ると

よい

。  

※答

え方

の選

択肢

を用

意し

てお

いて

もよ

い。

④他

の教

師や

友達

同士

で,

質問

や受

け答

えの

練習

をす

る。

①「あ

たた

かい

言葉

をか

けよ

う」の

ルー

ルを

知る

。 

・文

字カ

ード

に合

った

絵カ

ード

を取

る。

 ・絵

カー

ドの

場面

に合

った

文字

カー

ドを

取る

。 

※ル

ール

は言

葉に

よる

説明

だけ

でな

く,

掲示

して

視覚

的に

示す

とよ

い。

日常

の場

面を

描い

た絵

カー

ドと

,適

切な

声か

けを

文字

で書

いた

文字

カー

ドを

用意

   

する

。 

(泣

いて

いる

絵と

「ど

うし

たの

」と

いう

文字

カー

ド,

なわ

とび

を練

習し

てい

る絵

と「が

ん 

 ば

れ」と

いう

文字

カー

ドな

ど)

②先

生の

言葉

を聞

いて

,そ

の言

葉を

かけ

たい

状況

を示

して

いる

絵カ

ード

を選

択す

る。

  ※

人数

に応

じた

同じ

絵カ

ード

を用

意す

る。

  ※

教師

は,

文字

カー

ドを

読み

上げ

る毎

に正

解の

絵カ

ード

を確

認し

て,

絵の

状況

を 

 

説明

する

③グ

ルー

プを

作り

,教

師が

文字

カー

ドを

読み

上げ

,そ

の言

葉を

かけ

たい

状況

を示

し 

てい

る絵

カー

ドを

取る

。 ※

4人

程度

のグ

ルー

プを

作っ

て行

う。

たくさ

んと

れた

人を

勝ち

とす

る。

④絵

カー

ドを

1枚

引き

,そ

の場

面の

演技

をし

,場

面の

状況

に合

った

言葉

をか

ける

練習

する

・生

活の

中で

,教

師が

質問

し,

子ど

もが

答え

られ

る場

面を

増や

す。

・絵

カー

ドと

文字

カー

ドを

机上

に並

べて

トラ

ンプ

の神

経衰

弱の

よう

にと

るな

ど,

ルー

ル 

を変

えて

行う

。・絵

カー

ドと

同じ

場面

を意

図的

に作

り,

言葉

かけ

が実

施で

きる

よう

促す

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-8-

Page 16: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑰ど

うし

てほ

しい

のか

考え

てみ

よう

タイ

トル

⑱好

きな

もの

を伝

え合

おう

言葉

に込

めら

れた

相手

の意

図や

感情

を理

解す

るこ

とが

でき

る。

自分

のこ

とを

知り

,友

達と

の共

通点

を知

る。

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分3

 人

間関

係の

形成

項目

(2

)他

者の

意図

や感

情の

理解

に関

する

こと

項目

(3

)自

己の

理解

と行

動の

調整

に関

する

こと

F 

対人

関係

スキ

ル 

 H

 共

感性

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

  

F 

対人

関係

スキ

ル 

 G

 自

己認

識 

 H

 共

感性

・状

況に

合わ

せた

適切

な行

動を

とる

こと

が難

しい

。・他

の人

の気

持ち

や意

図を

理解

する

こと

が難

しい

。・友

達と

のト

ラブ

ルが

目立

つ。

15分

間15分

個別

個別

, 

小グ

ルー

①「重

いよ

」と

言い

なが

ら,

物を

運ん

でい

る子

ども

と,

そば

で見

てい

る子

ども

(吹

き出

し が

書か

れて

いる

)が

描か

れた

絵を

見て

,ど

のよ

うな

場面

,ど

のよ

うな

状況

かを

考え

。 

※教

師T

1は

子ど

もに

絵を

見せ

る。

  ※

さま

ざま

な日

常生

活で

の場

面の

絵を

用意

して

行う

とよ

い。

  ・た

くさ

んの

物を

運ん

でい

て,

「重

い」と

言っ

てい

る。

②そ

ばで

見て

いる

子ど

もが

「手

助け

する

こと

がで

きる

か」に

つい

て考

える

③そ

ばで

見て

いる

子ど

もの

ふき

だし

に入

る言

葉を

考え

る。

④教

師T

1と

子ど

もで

役割

を交

代し

なが

らロ

ール

プレ

イを

行う

⑤教

師T

2が

物を

運ぶ

様子

を見

て,

どの

よう

な行

動を

とる

とよ

いか

を考

え,

実践

する

。 ※

教師

T2

は「重

いよ

」と

言い

なが

ら廊

下で

物を

運ぶ

様子

を子

ども

に見

せる

。 

※教

師T

2が

重い

物を

運ぶ

こと

は子

ども

にあ

らか

じめ

伝え

ない

。 

※教

師T

1は

子ど

もに

学習

した

内容

を実

践す

るよ

うに

促す

。 

※教

師T

2の

手伝

いを

した

ら,

褒め

て認

める

。 

※⑤

は①

と同

じ状

況を

意図

的に

作り

出し

,実

際の

場面

で学

習し

た内

容を

使う

こと

が で

きる

よう

にす

る。

①ペ

アを

つくる

。 ※

ペア

で行

うこ

とが

難し

い場

合,

教師

と行

って

もよ

い。

②絵

カー

ドを

用意

し,

一人

が子

ども

に絵

カー

ドを

2枚

提示

して

,「ど

ちら

が好

きで

すか

」 と

聞き

,も

う一

人が

選ぶ

。  

・食

べ物

 ス

イカ

とみ

かん

  ・遊

び 

野球

とサ

ッカ

ー 

・職

業 

店員

と研

究者

③聞

いた

方が

「○

○が

好き

なん

です

ね。

どう

して

○○

が好

きな

ので

すか

」と

質問

する

。 

聞か

れた

方が

自分

の考

えて

いる

こと

や好

きな

こと

につ

いて

改め

て考

え,

言葉

で相

  手

に伝

わる

よう

に説

明す

る。

④聞

いた

方は

「△

△さ

んは

○○

が好

きな

んで

すね

」と

伝え

て言

葉で

確認

して

伝え

る。

⑤役

割を

交代

して

行う

。相

手と

同じ

答え

にな

った

とき

は,

「△

△さ

んも

私と

同じ

で○

○ 

が好

きな

んで

すね

」と

言葉

で共

通点

を伝

え,

共感

を得

る。

・手

助け

を必

要と

する

様子

を子

ども

に見

せ,

学習

した

内容

を実

践す

るよ

う促

す。

・給

食の

時間

に学

習し

た内

容を

想起

させ

,給

食の

メニ

ュー

で同

じこ

とを

行う

。般

化す

るた

めの

ポイ

ント

般化

する

ため

のポ

イン

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-9-

Page 17: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

⑲私

のい

いと

ころ

・得

意な

こと

(マ

イプ

ロフ

ィー

ル)

タイ

トル

⑳風

船バ

レー

をし

よう

自分

のよ

いと

ころ

や得

意な

こと

を考

え,

知る

。ル

ール

を守

るこ

とや

順番

を待

つ気

持ち

を高

める

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分3

 人

間関

係の

形成

項目

(3

)自

己の

理解

と行

動の

調整

に関

する

こと

項目

(4

)集

団へ

の参

加の

基礎

に関

する

こと

G 

自己

認識

  

H 

共感

性 

 J

 ス

トレ

ス・コ

ント

ロー

ルF

 対

人関

係ス

キル

  

I 情

動へ

の対

・自

信が

ない

様子

がよ

く見

られ

る。

・順

番を

待つ

こと

が難

しい

。 

 ・ル

ール

を守

るこ

とが

難し

い。

・誰

かと

一緒

に活

動す

るこ

とが

難し

い。

・み

んな

と同

じペ

ース

で行

動す

るこ

とが

難し

い。

45分

間15分

個別

, 

小グ

ルー

プ個

別,

 小

グル

ープ

①マ

イプ

ロフ

ィー

ルシ

ート

を作

成す

るこ

とを

知る

。  

・名

前 

・誕

生日

 ・星

座 

・血

液型

 ・家

族 ・好

きな

こと

(趣

味)

 ・自

分の

よい

とこ

ろ 

・自

分の

得意

なこ

②マ

イプ

ロフ

ィー

ルシ

ート

を記

入す

る。

  ※

自分

のよ

いと

ころ

,自

分の

得意

なこ

とが

書き

にくい

場合

は,

友達

や家

族,

先生

に 

  よ

く言

われ

る言

葉を

思い

出す

よう

に促

す。

絵に

描い

たり

,キ

ャラ

クタ

ーを

貼っ

たり

して

もよ

い。

③自

分の

よい

とこ

ろ,

自分

の得

意な

こと

から

,気

に入

った

もの

を1

~3

つ選

ぶ。

④選

んだ

もの

を色

紙な

どに

大き

く書

いて

,よ

く見

える

とこ

ろに

掲示

する

。 

※常

に見

るこ

とが

でき

るよ

うに

,書

いた

紙を

縮小

して

,筆

箱の

裏な

ど子

ども

の目

に 

  

入る

とこ

ろに

貼っ

ても

よい

⑤授

業場

面や

,朝

の会

・帰

りの

会な

どで

,教

師と

一緒

に,

自分

のよ

いと

ころ

や得

意な

  こ

とを

確認

する

。 ※

子ど

もに

読み

上げ

ても

らっ

ても

よい

。 ※

子ど

もが

いら

いら

しそ

うな

とき

など

は,

事前

に一

緒に

確認

して

落ち

着くよ

う促

す。

①色

紙を

受け

取り

,風

船バ

レー

のル

ール

を確

認す

る。

視覚

的に

分か

るよ

うに

掲示

する

こと

もよ

い。

  ・自

分の

持っ

てい

る色

紙と

同じ

色の

風船

だけ

を打

ち返

す。

  ・色

を間

違え

たら

,1分

間休

みに

なる

。 

・休

んで

いる

間は

コー

トの

外で

待つ

②ス

ター

トの

合図

後,

ゲー

ムを

行う

。 ※

「○

色の

風船

です

よ」と

言葉

をか

け,

打ち

返し

たら

褒め

る。

  ※

違う

色の

風船

を打

ち返

そう

とし

てい

たら

,再

度ル

ール

の確

認を

した

り,

名前

を呼

  

 び

,子

ども

自身

が気

付け

るよ

う言

葉を

かけ

たり

する

。  ③

バド

ミン

トン

,卓

球な

どで

もル

ール

を意

識し

て行

う。

・自

信が

ない

とき

に掲

示を

した

自分

のよ

いと

ころ

を見

るよ

うに

促す

。・日

常生

活で

ルー

ルを

忘れ

たり

,守

らな

かっ

たり

した

場面

があ

った

ら,

その

場で

言葉

 を

かけ

て,

ルー

ルを

守る

こと

や順

番を

待つ

こと

の大

切さ

に気

付くこ

とが

でき

るよ

うに

 す

る。

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-10-

Page 18: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

㉑あ

なた

は何

番目

?タ

イト

ル㉒

聞か

れた

こと

に答

えよ

順番

を待

った

り守

った

りす

る気

持ち

を高

める

。質

問さ

れた

こと

に答

える

こと

がで

きる

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分6

 コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

項目

(4

)集

団へ

の参

加の

基礎

に関

する

こと

項目

(1

)コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

の基

礎的

能力

に関

する

こと

 (2

)言

語の

受容

と表

出に

関す

るこ

と(3

)言

語の

形成

と活

用に

関す

るこ

I 情

動へ

の対

処A

 意

思決

定 

 E

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン 

 F

 対

人関

係ス

キル

  

G 

自己

認識

・順

番を

待つ

こと

が難

しい

。・ル

ール

を守

るこ

とが

難し

い。

・み

んな

と同

じペ

ース

で行

動す

るこ

とが

難し

い。

・聞

かれ

たこ

とに

対し

て言

葉が

なか

なか

出な

いこ

とが

ある

。・内

容を

分か

りや

すく伝

える

こと

が難

しい

。・話

をじ

っくり

と聞

くこ

とが

難し

い。

15分

間5

分間

小グ

ルー

プ個

①児

童は

番号

を書

いた

券を

受け

取り

,書

かれ

た番

号は

順番

であ

るこ

とを

知る

②券

に書

かれ

た番

号順

に並

ぶ。

③教

師が

番号

を呼

んだ

ら,

教師

のと

ころ

に行

く。

  ※

教師

は順

番に

番号

を呼

び好

きな

キャ

ラク

ター

カー

ドと

券を

交換

する

。 

※カ

ード

以外

にも

,シ

ール

など

と交

換す

るの

もよ

い。

順番

を待

つこ

とが

苦手

な子

ども

は,

待つ

時間

を短

くす

る。

慣れ

てき

たら

少し

ずつ

  

 時

間を

延ば

す。

④全

員終

了後

,ル

ール

を再

確認

する

。 

※教

師は

,み

んな

が同

時に

でき

ない

とき

は,

来た

順に

並ん

で順

番を

待つ

こと

を確

認 

  

する

① 

質問

に答

える

こと

を知

る。

② 

教師

の質

問に

答え

る。

質問

は段

階1

から

行う

。 

※子

ども

が2

秒待

って

も答

えら

れな

かっ

たら

,質

問の

段階

を下

げて

いく。

  ・

 質

問の

段階

階1

:何

でも

答え

るこ

とが

でき

る。

家に

帰っ

てか

ら何

をし

まし

たか

? 

階2

:選

択肢

から

選ん

で答

える

こと

がで

きる

。 

  

   

→宿

題し

まし

たか

?そ

れと

も遊

びに

行き

まし

たか

?  段

階3

:「は

い」か

「い

いえ

」で

答え

るこ

とが

でき

る。

宿題

をし

まし

たか

・授

業の

中で

ノー

トな

どの

点検

をす

る際

に券

を使

用す

る。

・子

ども

の実

態に

応じ

て,

段階

を意

識し

た質

問を

朝の

時間

など

を活

用し

て行

う。

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-11-

Page 19: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

㉓質

問名

人 

聞き

名人

タイ

トル

㉔カ

ラフ

ル会

話を

しよ

質問

をし

たり

,そ

れに

応じ

たり

して

,コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

のと

り方

を知

るこ

とが

でき

る。

ルー

ルを

意識

して

,相

手と

会話

をす

るこ

とが

でき

る。

区分

6 

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン区

分6

 コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

項目

(1

) コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

の基

礎的

能力

に関

する

こと

(2

) 言

語の

受容

と表

出に

関す

るこ

と項

目(5

) 状

況に

応じ

たコ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

に関

する

こと

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

  

F 

対人

関係

スキ

ル 

 H

 共

感性

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

  

F 

対人

関係

スキ

・み

んな

と同

じペ

ース

で行

動す

るこ

とが

難し

い。

・自

分が

思い

つい

たま

まに

話す

ため

,筋

道の

通っ

た話

をす

るこ

とが

難し

い。

・他

者の

行動

を遮

った

り,

邪魔

した

りす

る。

・ル

ール

を守

るこ

とが

難し

い。

20分

間20分

小グ

ルー

プ小

グル

ープ

①ペ

アに

なっ

た子

ども

同士

でじ

ゃん

けん

をす

る。

  ※

名前

を伝

え合

い,

「よ

ろし

くお

願い

しま

す」を

必ず

言う

よう

に確

認す

る。

②勝

った

人が

,あ

らか

じめ

決め

られ

た質

問項

目か

ら一

つだ

け相

手に

質問

する

。 

・好

きな

給食

は何

です

か?

  ・

好き

な教

科は

何で

すか

? ・

今,

欲し

いも

のは

何で

すか

③負

けた

人は

質問

に答

える

。 ※

答え

にくい

もの

はパ

スを

して

もよ

い。

④質

問し

た人

は,

答え

をう

なず

いて

聞く。

  ※

教師

は相

手の

答え

を「ふ

うー

ん」「そ

うな

んだ

」「わ

たし

も」と

うな

ずい

て聞

くよ

うに

  

 促

す。

  ※

難し

いと

きは

対応

のヒ

ント

を与

える

。 

 ・へ

ぇー

。 

 ・そ

うな

んだ

。 

・な

るほ

ど。

 ・私

もそ

う。

 ・知

らな

かっ

た。

 

①会

話の

テー

マを

知る

。 

 ・好

きな

食べ

物 

  

  

  

  

  

  

・好

きな

テレ

ビ(ア

ニメ

等)

  

・行

って

みた

いと

ころ

  

  

  

  

  

・好

きな

こと

  

・夏

休み

にす

る楽

しい

こと

  

  

  

 ・苦

手な

こと

②自

分の

好き

な色

の積

み木

をい

くつ

か持

ち,

話を

した

ら,

自分

の色

の積

み木

を積

む。

  ※

子ど

もの

実態

に合

わせ

て,

個々

にブ

ロッ

クを

積み

上げ

る,

みん

なで

合わ

せて

  

 ○

○個

積む

,同

じ色

を積

まな

いよ

うに

する

,な

どの

ルー

ルを

決め

て行

うと

よい

。 

※教

師は

会話

の支

援を

しな

がら

進行

する

③会

話で

よか

った

ポイ

ント

を話

し合

う。

  

・分

かり

やす

さ 

 ・話

し方

  

・表

情 

 ・話

の聞

き方

  ※

友達

のよ

かっ

たと

ころ

を共

有し

なが

ら,

話を

する

とき

,聞

くと

きの

望ま

しい

態度

に 

  

つい

て確

認す

る。

・朝

の時

間,

学級

活動

の時

間な

どを

活用

して

,質

問項

目を

工夫

しな

がら

継続

的に

行う

。・他

の場

面で

うな

ずき

なが

ら聞

くこ

とが

でき

てい

たら

褒め

る。

・教

師と

の日

常会

話の

中で

も順

番で

話す

こと

,聞

く意

識を

もつ

こと

を合

わせ

て指

導し

 て

いく。

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-12-

Page 20: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

㉕お

話名

人タ

イト

ル㉖

うな

ずい

て話

を聞

こう

相手

に伝

わり

やす

いよ

うに

順序

よく話

すこ

とが

でき

る。

相手

の話

に関

心を

寄せ

てう

なず

きな

がら

聞くこ

とが

でき

る。

区分

6 

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン区

分6

 コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

項目

(3

)言

語の

形成

と活

用に

関す

るこ

と(5

) 状

況に

応じ

たコ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

に関

する

こと

項目

(1

) コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

の基

礎的

能力

に関

する

こと

(5

) 状

況に

応じ

たコ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

に関

する

こと

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

 F

 対

人関

係ス

キル

  

H 

共感

性A

 意

思決

定 

  

  

 E

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ンF

 対

人関

係ス

キル

  H

 共

感性

・内

容を

分か

りや

すく伝

える

こと

が難

しい

。・自

分が

思い

つい

たま

まに

話す

ため

,筋

道の

通っ

た話

をす

るこ

とが

難し

い。

・自

分が

思い

つい

たま

まに

話す

ため

,筋

道の

通っ

た話

をす

るこ

とが

難し

い。

・話

をじ

っくり

と聞

くこ

とが

難し

い。

15分

間15分

個別

小グ

ルー

①話

のテ

ーマ

を知

る。

  

・休

みの

日の

出来

事 

 ・遠

足 

 ・社

会見

学 

など

  ②5

W1

H(い

つ,

だれ

と,

どこ

で,

何を

した

,ど

うし

てし

た,

どう

思っ

た)の

6項

目が

書 

かれ

たワ

ーク

シー

トに

,話

した

いこ

と記

入す

る。

最初

は書

ける

とこ

ろだ

け書

く。

だん

だん

増や

して

いく。

下の

よう

な図

を使

用す

ると

書き

やす

い。

③ワ

ーク

シー

トに

沿っ

て順

序よ

く話

す。

①め

あて

「う

なず

きな

がら

話を

聞こ

う」を

知る

②個

人で

,ワ

ーク

シー

トに

書か

れた

2つ

の事

柄の

うち

,直

感で

好き

だと

感じ

た方

に〇

を付

ける

※ど

ちら

を選

んだ

のか

,な

ぜ好

きな

のか

を話

せる

よう

に,

子ど

もの

状況

に応

じて

,選

んだ

をワ

ーク

シー

トに

書くよ

うに

促し

ても

よい

③グ

ルー

プに

なり

,聞

き方

のル

ール

を知

る。

・う

なず

きな

がら

,話

して

いる

人の

方を

見て

聞く。

④A

→B

→C

→D

の順

で好

きだ

と感

じた

事柄

とそ

の 

理由

を発

表す

る。

○番

の~

と~

では

,○

○を

選び

まし

た。

   

なぜ

なら

,~

だか

らで

す。

⑤1

番が

終わ

った

ら,

2番

を同

様に

行う

。     

・日

記に

した

り,

パソ

コン

で入

力を

した

りし

て,

子ど

もが

継続

しや

すい

形で

行う

。・朝

の時

間,

学級

活動

の時

間な

ど,

計画

的に

繰り

返し

行う

。般

化す

るた

めの

ポイ

ント

般化

する

ため

のポ

イン

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

どっ

ちが

好き

直感

で好

きだ

と感

じた

方に

○を

付け

まし

ょう

選ん

だ理

由を

簡単

に考

えて

おき

ます

1テ

レビ

ゲー

2犬

ねこ

3カ

レー

ライ

スハ

ンバ

ーグ

4赤

5サ

ッカ

ー野

ワー

クシ

ート

AB

CD

座席

配置

1いつ

のこと

です

2だれ

(だれ

と)

です

3どこ

ですか

4何を

しまし

たか

5どう

してで

すか

6それ

でどう

思い

まし

たか

-13-

Page 21: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

㉗イ

ライ

ラ対

処法

タイ

トル

㉘一

人一

色カ

ラー

リン

グ 

(共

同制

作)

場面

の状

況を

振り

返り

,よ

りよ

い振

る舞

いが

でき

る。

みん

なで

協力

して

,一

つの

もの

をつ

くる

こと

がで

きる

。困

った

こと

や分

から

ない

こと

に対

して

援助

を求

める

こと

がで

きる

区分

6 

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン区

分6

 コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

項目

(5

) 状

況に

応じ

たコ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

に関

する

こと

項目

(5

) 状

況に

応じ

たコ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

に関

する

こと

B 

問題

解決

  

  

  

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

F 

対人

関係

スキ

ル 

 J

 ス

トレ

ス・コ

ント

ロー

ルB

 問

題解

決 

  

  

 E

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ンF

 対

人関

係ス

キル

  

J 

スト

レス

・コ

ント

ロー

・自

分の

思い

通り

にし

よう

とし

たり

,自

分の

思い

と違

うと

腹を

立て

たり

する

。・友

達と

のト

ラブ

ルが

目立

つ。

・他

の人

の気

持ち

や意

図を

理解

する

こと

が難

しい

。・友

達と

のト

ラブ

ルが

目立

つ。

30分

間30分

小グ

ルー

プ小

グル

ープ

①い

らい

らし

てい

る場

面の

絵カ

ード

を見

て,

状況

を把

握し

,対

処の

方法

を考

える

。 

・絵

カー

ド 

:遊

んで

いる

とき

に自

分の

やり

たくな

い遊

びを

する

こと

にな

った

。 

  対

処方

法:そ

の場

を離

れる

  ・絵

カー

ド 

:順

番を

抜か

して

,友

達に

注意

をさ

れた

。 

  対

処方

法:深

呼吸

をす

②事

例を

利用

して

,ト

ラブ

ルに

なっ

たと

きの

気持

ちを

考え

なが

ら,

どう

する

とよ

いか

を 考

える

。 ・ト

ラブ

ルに

なっ

た原

因を

教師

と一

緒に

分析

する

。 

※当

事者

の言

動と

その

とき

の思

いを

言語

化し

,時

系列

に書

いて

いく。

  ※

トラ

ブル

にな

った

とき

の気

持ち

がう

まく表

現で

きな

い場

合は

,「~

かも

しれ

ない

ね」

教師

が言

語化

して

伝え

るこ

とで

,そ

のと

きの

気持

ちに

気付

くよ

うに

支援

する

  ・

時系

列に

書い

たも

のを

見て

,ど

の段

階で

どう

行動

する

とよ

かっ

たか

を考

える

。 

  B

:並

んで

いた

列に

横入

りを

する

。 

  

 (問

題が

でき

たか

ら,

早く先

生に

見て

ほし

い。

) 

  A

:お

い,

順番

ぬか

しす

るな

。 

  

(ち

ゃん

とな

らん

でね

) B

が怒

って

Aを

たた

き,

けん

かに

なる

①塗

り絵

のル

ール

を知

る。

・一

人一

色使

う。

二色

以上

塗る

こと

はで

きな

い。

  ・配

られ

た色

はす

べて

使う

②塗

り絵

に必

要な

色の

数に

合わ

せて

,グ

ルー

プを

つくる

。 

※数

色で

仕上

げら

れる

もの

から

始め

ると

よい

③塗

り絵

をす

る。

④完

成し

た絵

を鑑

賞し

,制

作の

感想

を伝

え合

う。

・生

活場

面に

おい

て,

本人

がで

きそ

うな

いら

いら

の対

処法

を行

うよ

う促

す。

・話

し合

いの

場面

にお

いて

,行

動や

発し

た言

葉を

時系

列に

視覚

化し

て振

り返

る方

法を

り入

れる

・授

業で

もグ

ルー

プ学

習を

取り

入れ

,役

割を

分担

して

やり

遂げ

てい

く活

動に

取り

組む

。 

その

中で

,子

ども

が得

意な

こと

が生

かせ

る内

容を

見つ

ける

。般

化す

るた

めの

ポイ

ント

般化

する

ため

のポ

イン

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

-14-

Page 22: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

㉙気

持ち

を言

葉で

表現

しよ

うタ

イト

ル㉚

さい

ころ

トー

キン

行動

に適

した

気持

ちの

表し

方を

知る

。テ

ーマ

に沿

って

話を

する

こと

がで

きる

。他

者の

話を

聞くこ

とが

でき

る。

区分

6 

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン区

分6

 コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

項目

(1

)コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

の基

礎的

能力

に関

する

こと

 (2

)言

語の

受容

と表

出に

関す

るこ

と(3

)言

語の

形成

と活

用に

関す

るこ

と項

目(2

)言

語の

受容

と表

出に

関す

るこ

E 

効果

的コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

 F

 対

人関

係ス

キル

 G

 自

己認

識 

H 

共感

性C

 創

造的

思考

 E

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン 

F 

対人

関係

スキ

・自

分の

気持

ちを

適切

に表

現す

るこ

とが

難し

い。

・他

の人

の気

持ち

や意

図を

理解

する

こと

が難

しい

。・表

情,

身振

りな

どの

非言

語的

なサ

イン

の理

解や

表出

が難

しい

・気

が散

るこ

とが

多い

。 

・質

問が

終わ

る前

に出

し抜

けに

答え

始め

てし

まう

。・自

分の

気持

ちを

適切

に表

現す

るこ

とが

難し

い。

 ・特

定の

事物

に強

い関

心を

もつ

。・興

味や

関心

があ

まり

ない

こと

につ

いて

,人

と話

すこ

とが

難し

い。

20分

間20分

個別

, 

小グ

ルー

プ小

グル

ープ

①行

動カ

ード

と気

持ち

カー

ドの

マッ

チン

グを

する

。   

・行

動カ

ード

(文

字だ

けで

なく,

絵や

写真

を使

って

状況

を視

覚的

に確

認で

きる

とよ

い)

      ・気

持ち

カー

ド(文

字だ

けで

なく,

表情

カー

ドを

示し

たり

,教

師が

その

表情

をし

て見

せ 

  

  

  

  

  

たり

,視

覚的

に確

認で

きる

とよ

い)

  ②正

しい

かど

うか

を考

え,

間違

って

いた

場合

は正

しい

表現

方法

を知

る。

①数

人の

グル

ープ

をつ

くる

②グ

ルー

プの

中の

一人

がさ

いこ

ろを

振り

,出

た目

の番

号の

テー

マに

つい

て話

をす

る。

 

・行

って

みた

いと

ころ

 

・夏

休み

に楽

しみ

なこ

と  

・好

きな

テレ

ビ番

組  

・も

しも

一つ

だけ

願い

がか

なう

とし

たら

,何

を願

うか

 

・好

きな

遊び

 

・好

きな

食べ

③順

番に

一人

ずつ

さい

ころ

を振

る。

話を

聞くと

きは

,う

なず

きな

がら

聞く。

④話

が終

わっ

たら

,聞

き手

の子

ども

は拍

手す

る。

⑤全

員が

話し

終わ

った

ら,

感想

を発

表す

る。

⑥話

をす

ると

き,

聞くと

きの

態度

につ

いて

振り

返る

・子

ども

に気

持ち

を問

いか

ける

よう

にし

,言

葉を

引き

出し

てい

くよ

うに

する

。・学

校生

活の

中で

,「話

すこ

と」「聞

くこ

と」に

関す

る子

ども

のよ

かっ

た姿

を具

体的

に 

褒め

る。

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

内 

  

容内

  

 容

指導

形態

指導

形態

時 

  

間時

  

 間

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

自立

活動

自立

活動

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

電車

に乗

るの

たの

しみ

だい

やだ

かな

しい

-15-

Page 23: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

㉛い

いと

ころ

見つ

けタ

イト

ル㉜

目指

せ5

つ星

の話

し方

友達

のよ

いと

ころ

に気

付き

,そ

れを

表現

する

こと

がで

きる

。場

に応

じた

話し

方が

でき

る。

区分

6 

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン区

分6

 コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

項目

(1

)コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

の基

礎的

能力

に関

する

こと

(2

)言

語の

受容

と表

出に

関す

るこ

と項

目(4

)コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

手段

の選

択と

活用

(5

) 状

況に

応じ

たコ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

に関

する

こと

C 

創造

的思

考 

  

  E

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ンF

 対

人関

係ス

キル

 

H 

共感

性C

 創

造的

思考

  

  

  

  

   

D 

批判

的思

考E

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン 

  F

 対

人関

係ス

キル

・友

達と

のト

ラブ

ルが

目立

つ。

・他

の人

の気

持ち

や意

図を

理解

する

こと

が難

しい

。・表

情,

身振

りな

どの

非言

語的

なサ

イン

の理

解や

表出

が難

しい

・友

達と

のト

ラブ

ルが

目立

つ。

・挨

拶を

した

り,

感謝

や謝

罪の

気持

ちを

言葉

で伝

えた

りす

るこ

とが

難し

い。

10~

50分

間50分

小グ

ルー

プ小

グル

ープ

①友

達が

がん

ばっ

てい

たこ

とを

想起

する

。 ※

帰り

の会

で一

日を

振り

返る

など

,テ

ーマ

を絞

った

方が

想起

しや

すい

。  ②

順番

に発

表す

る。

発表

する

こと

が苦

手な

場合

は,

メモ

に書

いて

もよ

い。

③聞

き手

は,

発表

した

子ど

もと

がん

ばっ

た子

ども

に拍

手す

る。

子ど

もご

とに

シー

トを

作成

し,

メモ

を貼

って

いっ

ても

よい

④聞

いた

中で

,心

に残

った

話を

発表

し,

共有

する

①ペ

アを

つくる

②い

くつ

かの

袋の

中か

ら,

好き

な袋

をペ

アで

一つ

選ぶ

。 

※袋

の中

には

登場

人物

,場

面,

会話

する

内容

など

が書

かれ

た紙

が入

って

いる

。 ※

登場

人物

は2

名に

限定

せず

,人

数を

増や

す設

定に

して

もよ

い。

  ※

会話

相手

は友

達,

小学

生,

大人

など

,実

態に

応じ

て設

定す

ると

よい

。  

 ・登

場人

物:自

分と

来校

して

いる

お客

様  

 ・場

  

 面

:廊

下で

お客

様に

呼び

止め

られ

た  

 ・会

話内

容:「こ

んに

ちは

」→

「○

○○

」 

  

  

  

  

  「

職員

室は

どこ

です

か」→

「○

○○

」  ③

会話

の受

け答

えを

考え

る。

会話

の受

け答

えに

対し

て,

教師

が星

を提

示し

て評

価を

伝え

る。

  ※

学級

の実

態に

合わ

せて

,星

の基

準を

示す

・一

日の

活動

を振

り返

る(帰

りの

会)な

ど,

子ど

もた

ちが

友達

のよ

いと

ころ

に気

付い

 た

り,

感謝

をし

たり

する

機会

を設

け,

それ

を共

有で

きる

よう

にす

る。

・行

事等

,来

校者

が予

想さ

れる

際,

事前

にど

のよ

うな

話し

方を

する

のか

確認

をす

る。

・で

きた

こと

を具

体的

に褒

める

内 

  

容内

  

 容

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

時 

  

間時

  

 間

指導

形態

指導

形態

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

自立

活動

自立

活動

-16-

Page 24: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

タイ

トル

㉝ボ

ール

を運

ぼう

タイ

トル

㉞こ

んな

とき

どう

する

相手

を意

識し

なが

ら活

動す

るこ

とが

でき

る。

さま

ざま

な場

面に

応じ

て,

自分

の気

持ち

を伝

える

こと

がで

きる

区分

3 

人間

関係

の形

成区

分2

心理

的な

安定

項目

(2

)他

者の

意図

や感

情の

理解

に関

する

こと

(4

)集

団へ

の参

加の

基礎

に関

する

こと

項目

(2

)状

況の

理解

と変

化へ

の対

応に

関す

るこ

F 

対人

関係

スキ

ルE

 効

果的

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン 

F 

対人

関係

スキ

ル 

I 情

動へ

の対

・誰

かと

一緒

に活

動す

るこ

とが

難し

い。

・み

んな

と同

じペ

ース

で行

動す

るこ

とが

難し

い。

・自

分の

気持

ちを

適切

に表

現す

るこ

とが

難し

い。

・状

況に

合わ

せた

適切

な行

動を

とる

こと

が難

しい

5~

10分

間20分

小グ

ルー

プ個

①ペ

アを

つくる

②ト

レー

の上

にボ

ール

を乗

せて

ペア

で運

ぶ。

③運

んで

いる

二人

以外

は審

査員

とな

って

二人

の様

子を

見る

④審

査員

は二

人の

よか

った

点を

評価

をす

る。

  ・速

かっ

た。

  ・協

力し

てい

た。

・ボ

ール

を落

とし

ても

けん

かを

しな

かっ

た。

⑤順

番に

役を

入れ

替え

て行

う。

  ※

おも

しろ

くな

るよ

うに

,工

夫す

るこ

とも

でき

る。

トレ

ー,

布,

下敷

き,

2本

の棒

,な

ど 

  

を選

べる

よう

にし

ても

よい

。 

※ボ

ール

の素

材や

大き

さを

変え

たり

,ボ

ール

を風

船に

かえ

たり

して

もよ

い。

①自

宅で

はど

んな

言葉

を言

われ

るこ

とが

  多

いか

を想

起す

る。

  ※

教師

と一

緒に

確認

する

。 

※事

前に

保護

者に

聞き

取り

調査

をし

て 

  

おい

ても

よい

②場

面を

付箋

に書

き,

感情

マッ

プに

貼る

。 

 ・「○

○し

なさ

い」と

いう

付箋

を,

  

 「悲

しい

」の

場所

に貼

る。

  ※

必要

に応

じて

,「う

れし

い」「悲

しい

」等

  

 の

感情

に色

付け

した

り,

絵文

字を

書い

  

 た

りし

て理

解を

促す

③そ

れぞ

れの

場面

でど

う表

現す

ると

よい

かを

教師

と考

え,

付箋

に書

き,

②の

付箋

の 

すぐ

下に

貼る

。 

・「○

○し

なさ

い」と

いう

付箋

の下

に,

「○

○し

てくだ

さい

」と

いう

付箋

を貼

る。

  ※

②の

付箋

と区

別し

やす

くす

るた

め③

の付

箋の

文字

色は

②と

異な

る色

で記

入す

る。

④実

際の

場面

を想

定し

て練

習す

る。

教師

と一

緒に

練習

する

・ど

のよ

うに

する

と上

手に

運べ

るの

かを

まと

め,

机や

物を

協力

して

運ぶ

とき

など

に活

用 

する

・上

記の

順番

(ど

んな

言葉

を言

われ

たの

か,

どう

感じ

たの

か,

自分

の気

持ち

をど

う伝

たら

よい

のか

)で

,気

持ち

を整

理す

るよ

う促

す。

・最

初は

教師

が順

番に

聞い

てい

くが

,徐

々に

自分

で流

れを

意識

して

取り

組め

るよ

うに

り返

す。

・自

宅だ

けで

なく,

他の

場面

でも

実施

する

内 

  

容内

  

 容

般化

する

ため

のポ

イン

ト般

化す

るた

めの

ポイ

ント

時 

  

間時

  

 間

指導

形態

指導

形態

ライ

フス

キル

項目

ライ

フス

キル

項目

子ど

もの

様子

子ど

もの

様子

目的

・ね

らい

目的

・ね

らい

自立

活動

自立

活動

感情

マッ

プわ

くわ

くう

れし

悲し

いイ

ライ

○○

しな

さい

○○

して

くだ

さい

いっ

しょ

に○

○し

よう

○○

して

くれ

てあ

りが

とう

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Page 25: ライフスキル トレーニングプラン3 ライフスキルについて ライフスキルとは,どの時代,どの文化社会においても,人間として生きてい

参考文献

茨城県教育研修センター特別支援教育課「手軽にできるSSTエクササイズ集」

岩澤一美(監修)「クラスが変わる!子どものソーシャルスキル指導法」 ナツメ社 2016

國分康孝(監修)「エンカウンターで学級が変わるショートエクササイズ集Part2」 図書文化

社 2001

腰川一惠 山口麻由美(監修)「発達障害の子をサポートするソーシャルスキルトレーニング実

例集」 池田書店 2017

曽山和彦 「教室でできる特別支援教育 子どもに学んだ「王道」ステップワン・ツー・スリー」

文溪堂 2014

田中和代・岩佐亜紀「高機能自閉症・アスペルガー障害・ADHD・LDの子のSSTの進め

方」 黎明書房 2008

月森久江(編著)「通級指導教室と特別支援教室の指導のアイデア小学校編」 図書文化社 2017

平岩幹男「発達障害児へのライフスキルトレーニング:LST -学校・家庭・医療機関でで

きる練習法-」 合同出版 2015