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キュレーター募集要項 1/8
奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2017 こあ
キュレーター 募集要項
“奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2017” 開催にあたり、 はならぁと こあ 宇陀松山エリアにて
現代芸術の展覧会を企画・運営するキュレーターを募集します。
〈目次〉
1. 奈良・町家の芸術祭はならぁととは2. 開催概要3. 募集内容4. 応募方法5. 選考方法6. その他規定7. 下見会8. 問い合わせ先
〈応募締切〉
2017 年 5 月 21 日(日)必着
※予算の状況により、内容が変更となる可能性がります。
平成 29 年度 文化庁 文化芸術創造プラットフォーム形成事業
キュレーター募集要項 2/8
1. 〈 奈良・町家の芸術祭 はならぁと とは 〉
地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、
今ここから発信するアートプロジェクトです。
地元まちづくり団体により結成された実行委員会と、奈良県(担当:地域デザイン推進課)等が協力して開催。
美しい町並みの保存や貴重な町家の利活用など、地域価値の維持・向上を目標とし、2011 年からはじまりまし
た。これまでに 35 件の空き町家が「はならぁと」開催によって店舗や移住先として利活用されました。
「はならぁと」は、開催エリアの公募からはじまります。開催を希望する地域は毎年変化し、出揃った開催希望エ
リアを実行委員会が選考します。その年ごとに、開催エリアの特性を活かした課題や展示プランを設定し、企
画内容やキュレーターを決定します。「はならぁと」は開催エリアによってコンセプトや目標が変化する多様性を
尊重するため、アートディレクターやテーマを据えず、実行委員会(地域)主体による運営を行っています。
「はならぁと」を実行委員会(地域)主体で運営することで、地域に運営ノウハウが構築され、今後奈良県のまち
づくりの向上にむけて行われるさまざまなプロジェクトに繋がることを目指しています。
〈 はならぁとにおける「町家」の定義 〉
地域独自の文化や人々の暮らしが記憶された建築物を指します。はならぁとをきっかけとして、町家に現代の
芸術が組み合わさることで、地域独自の文化及び暮らしを現代に受け継ぎ、再発見する機会とします。
2. 〈 はならぁと 2017 開催概要〉[はならぁとこあ]※キュレーター募集エリア
キュレーターが企画する展覧会が置かれるメインエリア。
会期:2017 年 10 月 21 日(土)~10 月 29 日(日)
時間:10 時-16 時
開催エリア:宇陀松山エリア
[はならぁとぷらす]
まちづくり団体が企画主導し、さまざまな展覧会やイベントを開催。
会期:2017 年 10 月 27 日(金)〜11 月 5 日(日)
時間:10 時-16 時
開催エリア:橿原エリア(八木札の辻&今井町)
[はならぁとあらうんど]
地元の人への芸術普及・理解の促進。新しく生まれている地域文化活動の支援。
会期:エリアごとに異なる
開催エリア:吉野町国栖エリア、曽爾村エリア
主催:奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会
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3. 〈 募集内容〉3-1 . 募集エリア
宇陀松山エリア※重要伝統的建造物群保存地区
地域と担当まちづくり団体紹介
推古 19(611)年、宮廷の薬狩りの地として日本書紀に登場し、大阪や和歌山と伊勢をつ
なぐ交通の要衝だった「宇陀松山」は、古くから中央の影響を受けて発展。城下町から商家
町へと発展した町並みはとても個性的。「はならぁと」には、2011 年度、2013 年、2015 年
度参加。「はならぁと」をきっかけにカフェや移住者が町家を活用しています。
宇陀松山エリアを担当まちづくり団体は「はならぁと宇陀松山実行委員会」。「はならぁ
と」開催のために結成された団体で、地元住民と移住者が協力して活動を展開しています。
(宇陀松山観光ホームページ http://aknv.city.uda.nara.jp/matuyama/index.htm)
キュレーター募集要項 4/8
交通アクセス
車橿原方面から国道 165 号→国道 166 号→大宇陀道の駅周辺
名阪国道 369 号を宇陀市榛原方面→国道 370 号を吉野方面へ 30 分
(大阪・京都から約 1 時間半)
公共交通機関
奈良発:JR 奈良駅→ 桜井駅(乗り換え)→ 近鉄榛原駅(約 40 分)
大阪発:大阪駅 → 鶴橋駅(乗り換え)→ 近鉄榛原駅(約 60 分)
京都発:京都駅 → 大和八木駅(乗り換え)→ 近鉄榛原駅(約 1 時間 20 分)
近鉄榛原駅からバス乗車「榛原駅」から「大宇陀」下車(約 20 分)徒歩 5 分
※1時間に約1本の運行となります。
3-2. 募集定員 1組
3-3 . 企画内容[展示規模]
メイン会場「喜楽座き ら く ざ
」他、屋内外合わせて3会場程度での展示やパフォーマンスを想定。
[会場候補]
1.喜楽座き ら く ざ
明治後期~大正初期にかけて建てられた芝居小屋。映画館としても使われ、昭 和 40年以降は倉庫。舞台、天井桟敷、広い土間、高い天井など独特の空間が魅力。(約 150㎡/建物内荷物あり(移動可能な物と不可な物がある)/電気 開通済み/水道 なし/ガス なし)
2.旧井上家 大正期に創建されたとみられる町家。もとは医院だが、建物の半分が解体され
住居部分のみが残る。1列 3室の間取りで、2階の虫篭窓の額縁に特色がある。(約 100㎡/建物内荷物あり/電気 未開通/水道 井戸水/ガス 未開通)
3.千軒舎 明治時代前期に建てられたとみられる町家。もとは薬屋と歯科医院を営んでいた。平成 15年、まちづくりの拠点施設として改修し、イベントやまちづくりの会議等の場として活用されている。(延床面積 356.04㎡/建物内荷物あり/電気 開通済み/水道 未確認/ガス 未開通)
※ 喜楽座・旧井上家は個人所有の建物の為、建物内の写真・図面は web 上で公開できま
せん。企画書作成のため、喜楽座・旧井上家・千軒舎の写真・図面が必要な方は[資
料請求]を御覧ください。
※ 参考千軒舎紹介ホームページ http://aknv.city.uda.nara.jp/matuyama/center.html
キュレーター募集要項 5/8
[開催期間]
2017年 10月 21日(土)-10月 29日(日) 10:00-16:00
[制作費]
100万円(作品制作、運搬費、滞在費、諸経費等、全込み) ※ただし、全体広報費は実行委員会にて負担。民泊など滞在先は応相談。まちづくり団体と共に事務局が調整。
また、補助費の補充のために協賛の募集や助成金の申請など、各自でご対応いただくことは可能です。
[主な業務内容]
・ 使用会場選定 ・ 現地下見、地域の調査 ・ 展覧会の企画立案 ・ 出展作家の選定、出展交渉 ・ 出展作品の選定、作家との相談 ・ 予算分配 ・ 開催エリア担当団体との打ち合わせ、調整 ・ コンセプトテキスト執筆 ・ 広報協力(記者発表参加、サポーターや地元住民との交流会参加、印刷物用写真データ提供) ・ 展覧会独自チラシ作成(全体広報チラシは実行委員会にて作成/同時発送可能) ・ 会場お掃除活動参加 ・ 作品搬入、設営 ・ 特別内覧会にて招待者案内、パーティー参加 ・ キュレーターツアー開催 ・ 作品搬出 ・ ドキュメントブック用テキスト執筆
※ 適宜、事務局がコーディネーターとして対応・調整いたします。 ※ 見守りサポーターは実行委員会にて募集。ただし、人数に限りがあるのでサポーターに入っ
ていただく会場数など要相談。 [スケジュール]
5 月上旬 会場下見、まちづくり団体と協議の上会場決定
5 月〜10 月 作品制作、展示準備、記者発表会参加、町家お掃除活動等
7 月上旬 ガイドブック、web 用 画像・テキスト提供
10 月 21 日 特別内覧会
10 月 22 日〜10 月 29 日 宇陀松山エリア 開催
11 月 撤収
1 月 シンポジウム 開催
2 月中旬 ドキュメントブック、図録用 画像・テキスト提供
キュレーター募集要項 6/8
[応募資格]
芸術の分野で活動しているキュレーター、アートコーディネーター、ギャラリストなど。
(学芸員の資格を持っている必要はありません。年齢、国籍、プロ、アマチュア、個人、団体等不問。
アートの分野も美術系に限定しません。)企画の統括および、出展作家、地域担当者、事務局、
関係者とのコミュニケーションを円滑におこない、責任を持って担当会場の企画を遂行でき
る方。
[求めるキュレーター像]
今回メイン会場となる「喜楽座き ら く ざ
」は、伝建地区内に芝居小屋が残る事例としては全国的に珍
しく、まちづくり団体が活用を強く望む建築物です。活用次第で地域資源となりえますが、
現状では個人所有のため、将来の活用については流動的な状況です。まちづくり団体は、
「はならぁと」開催を契機に効果的な活用の道筋をつけたいと考えています。「喜楽座き ら く ざ
」が
芝居小屋として生き生きと活躍し、文化が育まれていた過去、そして、息を吹き返す未来を
見据えながら、地元住民と共に展覧会を創り上げることに、実験的な価値や楽しさを見出す
キュレーターを求めます。
[資料請求]
メイン会場となる「喜楽座き ら く ざ
」をはじめ、会場候補の内部写真・図面データを請求する方は、
タイトルを「資料請求」とし、
・お名前
・連絡先
・メールでの資料を希望(データ)あるいは、紙面での資料を希望(郵送)
・紙面での資料希望の場合は郵送先の住所を記載
上記内容を [email protected] までメールでお送りください。事務局勤務日の都合上、返信
及びデータ到着まで数日かかる場合があります。ご了承ください。
※下見会(詳細は項目 7)にご参加いただいた方は、当日資料として配布いたします。
4. 〈 応募方法〉①提出書類
下記書類を〈郵送先〉までお送りください。
・キュレーター応募用紙
([http://hanarart.jp/news/wp-content/uploads/2017/04/curator2017.pdf]あるいは、
[http://hanarart.jp/news/wp-content/uploads/2017/04/curator2017.xls]より、指定書式をダウンロードの
上、ご記入ください。)
・活動経歴書および活動に関する資料(書式自由。ポートフォリオ、広報印刷物など)
・「喜楽座」を中心とした展覧会の企画書(書式自由)
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②締切
2017 年 5 月 21 日(日)必着
③応募から選考までの流れ
5 月 7 日(日)8 日(月) 会場下見会
5 月 21 日(日) 締切日
5 月 26 日(金) 選考審査(場合によっては面談がある場合がございます。)
6 月 1 日(木) 審査発表(web にて発表し、全員に採用可否を通知いたします。)
5.〈選考方法〉奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会委員にて選考審査を行います。
6.〈その他規定〉 ・ 選考審査の結果について異議申し立てはできません。
・ 審査の上選出された後、参加辞退は原則として受け付けません。
・ 応募に関する個人情報は、主催者が適切に管理し、第三者には提供しません。
・ 過去はならぁとに出展したキュレーター・作家も応募可能です。
・ 展覧会・作品の所有権、著作権は出品者に帰属しますが、作品の撮影、記録・広報に関
する実行委員会で行う写真の使用・情報提供の許諾は、キュレーターより出品者に依頼
をお願いいたします。
・ 出展作品の販売も可能としますが、キュレーターの責任において行ってください。公的
施設・建物の場合は金銭の授受を伴う販売が不可となる場合がございます。なお、会場
によっては販売が不可の場合があります。作品販売・物販におきましては、単価1万円
以上の作品販売に関しては、30%の手数料を納めていただきます。1 万円未満の作品、
グッズの販売および有料イベントの入場料については、手数料は不要です。
・ 会場が有料(パスポート制)になる可能性があります。予めご了承ください。
・ 実行委員会にてイベント保険に加入をいたします。こちらの保険は、来場者やボランテ
ィアスタッフ、在廊中のキュレーター・出展作家、会場となる建物、作品の搬入搬出作
業時のキュレーター・出展作家と建物に適用される保険です。作品の輸送、作品展示に
関する保険加入を検討される場合は、キュレーター・出展作家各自でお願いいたします。
〈郵送先〉
〒633-2171 奈良県宇陀市大宇陀上茶 2109
マルカツ内奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会事務局
TEL:090-9215-6847
キュレーター募集要項 8/8
7.〈下見会〉事前の会場下見会を、宇陀松山エリアにて実施します。タイトルを「下見会参加希望」とし、
[email protected] までメールをお送りください。
※キュレーター募集にあたり、参加必須ではありません。
日程:5 月 7 日(日)13 時-15 時、5 月 8 日(月)13 時-15 時
集合場所:大宇陀道の駅
(近鉄榛原駅よりバスで約 20 分。近鉄榛原駅 2・3 番のりばより大宇陀行き 12:11 発)
[下見会スケジュール]
13 時 現地集合、まちづくり担当者から宇陀松山の歴史紹介
14 時 候補 3 会場下見
15 時 質疑応答
※ 上記日程以外に 5 月 8 日(月)-20 日(土)11 時-17 時に個別下見対応いたします。
希望日の 3 日前に必ず下見希望の旨を [email protected] までご連絡ください。
ただし、対応できない日程、会場オーナーの都合により会場内部を見学できない日程
もございます。まずはご連絡ください。
8.〈問い合わせ先〉
奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会事務局
〒633-2171 奈良県宇陀市大宇陀上茶 2109
E-Mail:[email protected] TEL:090-9215-6847 Web:http://hanarart.jp