グローバル市場における就業管理システム導入 › forum › tokyo › vol61 › ... · 2012-08-23 · 3.中国における勤務管理（お客様ヒアリング結果）

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Prowise Business Forum in Tokyo 第61回【日立ソリューションズセッション１】

株式会社日立ソリューションズＡＰソリューション本部リシテアソリューション部

2012/8/23

グループマネージャ橋爪徹雄

グローバル市場における就業管理システム導入～中国における就業管理業務ＩＴ化／その分析とリシテア導入事例～


はじめに１.就業管理システム『リシテアＪｏｂ』のご紹介２.中国における勤務管理（法関連）３.中国における勤務管理（お客様ヒアリング結果）４.中国で活用いただける事例５.今後の展開【ご参考】日立解決方案（中国）有限公司のご紹介

～中国における就業管理業務ＩＴ化／その分析とリシテア導入事例～

グローバル市場における就業管理システム導入

Contents


中国市場の現状に対する理解

はじめに

2

●法律の整備に伴い勤務システムへ求められる要件が増加

新しい労働契約法の実施による法制監督が更に厳しくなり、未払い訴訟のリスクが増加

●基幹システムのシステム化が一巡

企業のＩＴ化は更に進み、財務管理システムがメインとする現状から徐々にヒューマンリソースマネジメントシステムを重視する傾向となると想定

●勤務管理システムの導入目的

勤務管理システムの導入目的は、コンプライアンスの強化というよりは、従業員を管理するという側面が強い

リシテアの特徴

知名度実績

日本で述べ890社103万人の導入実績を誇り、特に製造業で豊富な実績を有する

適正な勤務管理

客観記録との連携、客観記録からの労働時間の自動計算リアルタイムでの勤務管理「リシテア」

の中国での適用可能性

大

法改正への迅速な対応

4,000を超すパラメータによる高い汎用性により法改正への迅速な対応


１.就業管理システム『リシテアＪｏｂ』のご紹介




１-１リシテアシリーズとは

4

■リシテアシリーズは、「従業員」の活動に伴う情報を効果的に収集/活用する従業員フロントソリューションです。

リシテアシリーズ

リシテアＢａｓｅ

Job（就業管理）

Cost（工数管理）

Flow（人事系ＷＦ）

Travel（旅費申請）

勤務申請

勤務承認

月次集計

休暇管理

工数実績申請

工数実績承認

進捗検索

工数集計

仮払申請

旅費申請

承認業務

締め業務

伝票定義

届出業務

承認業務

Career（ＨＣＭ）

スキル診断

スキル管理

目標管理

研修管理

スキル検索個人情報権限回付ルート承認状況

各種テンプレート

基幹システム群（人事・給与・購買・販売・品質管理 etc）

連携

HealthCare（健康管理）

問診実施

面談予約

フォローメール

結果通知

Report-i（帳票閲覧）

給与明細

源泉徴収票

各種帳票

過去帳票閲覧

組織診断

ご紹介範囲


１-２変遷／コンセプト

5

① パッケージ変遷

スタンドアロン版

クライアントサーバ版

導入ユーザー数約 740 社

導入ユーザー数約 150 社

イントラネット版 / web-lite版

Ｊ 2 ＥＥ版

LYSITHEA

リシテア

‘９４年８月

‘９５年１１月

‘９８年１２月

‘０３年７月

2012年4月現在（総計約890社 103万ユーザ）

LYSITHEA/就業

■リシテアＪｏｂシリーズは、就業管理に特化したシステムとして１８年間販売を続けており、

お客様のご要望に合わせた就業管理方法を提案し続けています。

② コンセプト

業務適合率最大化

保守サポートの打ち切りはございません。

１８年間８９０社を超える導入実績に裏づけされた

ノウハウ

４，０００を越すパラメタによる高い汎用性

就業管理業務専門ＳＥ集団のサポート

（※約２００名）

豊富な問題解決事例のご提案

パラメータの変更/組合せにより柔軟に変化に対応

業務を熟知したＳＥによりお客様ニーズを的確に把握


１-３導入実績

6

（敬称略）

製造業

ソニーグループ23社 60,000名キヤノングループ15社 37,000名コマツグループ14社 18,000名

自動車部品製造業A社 16,000名アサヒビールグループ40社 12,000名味の素グループ3社 10,000名

自動社製造業B社 8,000名日本精工（NSK）グループ4社 8,000名冷凍機・温湿調整装置製造業C社 7,000名

容器製品製造業D社 6,000名自動車製造業E社 5,000名 JSRグループ8社 2,600名

サービス業

ソフトバンクグループ40社 30,000名関西電力グループ14社 15,000名受託開発ソフトウェアA社 15,000名

情報処理サービス業B社グループ9社 12,000名日立ソリューションズグループ４社 12,000名オリックスグループ26社 10,000名

TIS 15,000名受託開発ソフトウェア業C社 8,000名リクルートグループ15社 6,000名

広告代理店D社 6,000名富士通ビー・エス・シー 1,800名 Etc…

卸売・小売業

CCCグループ8社 3,000名新聞小売業A社 3,000名書籍卸売業B社グループ 2,500名

アパレル・小売A社 2,200名電気機械器具卸売業Ｂ社 1,000名 Etc…

金融・保険業

日本生命保険相互会社 18,000名三菱UFJフィナンシャル・グループ4社 18,000名日本興亜損害保険グループ16社 13,000名

B銀行 3,200名 C銀行 3,000名 Etc…

建設業

一般土木建設工事業A社グループ3社 12,000名一般電気工事業B社 11,000名建設工事業C社グループ４社 3,500名

運送・不動産業・その他

ＪＲ東日本 40,000名倉庫・運輸関連業A社 5,300名一般不動産業 B社 2,500名

独立行政法人C社 7,100名一般旅行業D社 2,300名 Etc…

■リシテア導入実績：８９０社


２.中国における勤務管理（法関連）




２-１関連法規一覧

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分類法律法規実施時期公布機構

労働時間

《職業病の範囲と職業病患者の取扱方法の規定》 1988年1月1日衛生部、労働人事部、財政部、全国

総工会

《女性労働者の労働保護規定》 1988年9月1日国務院

《中華人民共和国労働法》 1995年1月1日全国人民代表大会常務委員会

《労働部の労働法の遂行と施行に関する諸問題への意見》 1995年8月4日労働部

休暇

《国家労働総局、財政部の国営企業の労働者の結婚休暇、忌引及び路程休暇の問題に関する通知》

1980年2月20日国家労働総局、財政部

《国務院の労働者の帰省待遇に関する規定》 1981年3月14日国務院

《女性労働者の労働保護規定》 1988年9月1日国務院

《企業労働者の患病或いは非労働の負傷医療期間の規定》 1995年5月1日労働部

《中華人民共和国人口及び生育計画法》 2002年9月1日全国人民代表大会常務委員会

《労働者の年次有給休暇条例》 2008年1月1日国務院

《労災保険条例》 2011年1月1日国務院

賃金

《労働部の労働法の遂行と施行に関する諸問題への意見》 1995年8月4日労働部

《賃金支払暫定規定》 1995年1月1日労働部

《労働合同法》（新版） 2008年1月1日労働部

《労働者の年次有給休暇条例》 2008年1月1日国務院

《労災保険条例》 2011年1月1日国務院


２-２関連法規の具体的内容（１）

名称分類具体的内容

《中華人民共和国労働法》

労働時間

①１日の労働時間（第三十六条）8時間、週あたりの労働時間：44時間

②法定休日（第三十八条）１日/週

③代休（休日、時間外）、振替休日（第三十九条）許可

④残業上限（第四十一条、第四十三条）原則1時間/日必須3時間/日、36時間/月

《職業病の範囲と職業病患者の取扱方法の規定》

労働時間有害な作業に従事する労働者は、職業健康診断を受ける為にかかる時間を、出勤時間とする。（第七条）

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２-２関連法規の具体的内容（２）


《女性労働者の労働保護規定》

労働時間

①産前（第七条）妊娠7ヶ月以上（7ヶ月を含む）は夜勤禁止。一定の休憩時間を設ける。産前診査は、労動時間とする。

②産後（第九条）1歳まで、労動時間内に2度の授乳時間を与える（毎回30分/乳児数、連続取得可）。授乳時間と自宅から職場までの往復時間は、労動時間と見なす。

《賃金支払暫定規定》

賃金

①時間外賃金（第十三条）（一）法定標準時間外：150%以上（二）法定休日出勤：200%以上（三）法定祝日出勤：300%以上。

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２-２関連法規の具体的内容（３）


《労働契約法》賃金

①試用期間中の賃金（第二十条）労働者の試用期間中の賃金は、当該部門の同じ役職の最低賃金或いは労働契約書に規定する賃金の80パーセントを下回ってはならず、職場所在地域の最低標準賃金を下回ってはならない。

《労働部「労働法」の遂行と施行に関する諸問題への意見》

賃金

①日給者の賃金（第61条）時給制を実行する労働者の日給は、本人の標準月給を月あたりの法定作業日数（週40時間の作業制の場合は21.46、週44時間の作業制の場合は23.33）で割って計算を行う。

②総合時間計算労働制度*1における賃金（第62条）労働日が休日の場合でも、通常稼働日とする。ただし法定祝日出勤は、300%以上の賃金を支払う。

*1）：日本の変形労働制と類似する制度で、週、月、四半期又は年等を周期として労働時間を総合的に計算する労働時間制

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２-２関連法規の具体的内容（４）


《中華人民共和国労働法》

休暇（休假期間）

①法定休日（第四十条）（一）元旦、（二）春節、（三）メーデー、（四）国慶節、（五）法律、法規に規定するその他の祝日祭日。

②年次有給休暇（第四十五条）連続して一年以上の勤務をした労働者に、年次有給休暇を与える。

《労働者の年次有給休暇条例》休暇

（年次有給休暇）

①年次有給休暇（第三条）１年～１０年：5日１０年～２０年：10日２０年以上：15日

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２-２関連法規の具体的内容（５）


《労働者の年次有給休暇条例》

休暇（年次有給休暇）

【前頁の続き】②年次有給休暇（第四条）

労働者が下記の一つに当てはまる場合は、当年の年次有給休暇を与えない。（一）法律に基づき取得した冬休み、

夏休み及びその他の休暇の日数が年次有給休暇より多い場合。

（二）私用休暇を累計20日以上取得し、且つ職場の規定で賃金の控除がない場合。

（三）長期の病気休暇取得勤続１年～１０年：2ヶ月以上勤続１０年～２０年：3ヶ月以上勤続２０年以上：4ヶ月以上

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２-２関連法規の具体的内容（６）


《国務院の労働者の帰省待遇に関する規定》

休暇（帰省休暇期間）

①帰省休暇期間（第三条）(一) 配偶者を訪ねる：30日/年(二) 両親を訪ねる

独身者：20日/年 or 45日/2年既婚者：20日/4年

上記以外に帰省の為にかかる移動時間分の休暇を与える。（休暇期間には法定の休日と祝日を含む。）

《国家労働総局、財政部国営企業の労働者の結婚休暇、忌引及び路程休暇の問題に関する通知》

休暇（結婚休暇、忌引休暇）

①忌引休暇１～３日

②結婚休暇、忌引休暇の移動以下の場合、移動距離に応じて、別途に移動の為の休暇期間を与えることができる。・結婚する際、結婚者双方が同一の場所でない

ところで働いている時・別の場所にいる直系親族が死亡した時

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２-２関連法規の具体的内容（７）


《女性労働者労働保護規定》

休暇（出産休暇）

①出産休暇（第八条）産休：90日（うち産前休暇：15日）

難産の場合は、＋15日多胎出産の場合は、1人の出産毎に＋15日

《労災保険条例》休暇

（労災休暇）①労災休暇（第三十三条）

12ヶ月以内（延長期間は＋12ヶ月）

《労働者の年次有給休暇条例》

賃金

①繰越／買い上げ（第五条）通常は年度を越えて取得できない。職場の特別な状況により、労働者が年度を跨って年次休暇を取る必要がある場合は、次年度に振り替えることができる。仕事の必要性により、年次休暇を取得できない場合は、労働者本人の同意を得て、労働者の年次休暇を予定しないこともできる。その場合は、年次休暇日数に応じて、賃金の300%を報酬として支払うものとする。

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２-３法律法規の改定傾向（１）

名称実施時期主な改定内容

《労働契約法》（新版）

2008年1月1日

１：適用範囲が拡大され、更に労働者の権益保護が法律の保障に盛り込まれている。第5章の第3節「非全日制の労働者」は、非全日制労働者の職場と労働者の権利義務の規定を専門に行う節であり、非全日制労働者の合法的権益を保護することを趣旨としている。

2：規則制度や重大な事項は、労資双方で取り決め、職場の一方的に決めることができない。（第四条）

3：書面で労働契約を締結しない場合は、労働者に賃金の2倍を払わなければならないか或いは期限なしの労働契約を締結したと見なされ、事実上の労使関係を効果的に抑制する。（第十条/第八十二条/第十四条第三款）

4：試用期間における多くの規定項目について大きな改定があり、職場の試用期間濫用の防止を趣旨としている。（第十九条/二十条/二十一条/八十三条）

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２-３法律法規の改定傾向（２）


《労働契約法》（新版）

2008年1月1日

5：労働者の違約金の内容を明確にし、職場が随意に違約金を決めることを禁止する。 (第二十二条/第二十三条/第二十五条)

6：労働者が辞職を迫られ、補償を受ける場合、職場が故意に違法に労働者の辞職を強制して経済的補償の支払いを回避することを防止する。(第三十二条/第三十八条/第四十六条）

7：雇用契約終了の条件を明確にして、契約終了に補償金の支払いが必要であることを定め、職場の随意の労働契約解除を防止する。（第四十四/第四十六条）

8：違法な契約解除或いは契約終了には2倍の補償金を払わなければならず、職場の随意の労働契約解除或いは終了を抑制する。(第四十七条/第四十八条/第八十七条)

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２-３法律法規の改定傾向（３）


《労災保険条例》 2011年1月1日

1：新条例の第35～38条の規定によって、一括払いの障害補助金は障害等級で決められ、旧条例と比べて労働者本人賃金の1～3ヶ月分を増加した。

2：旧条例第37条の規定では一括払い死亡補助金の基準は、その地区における前年度の労働者毎月平均賃金の48ヶ月～60ヶ月分であったが、新条例第39条では、一括払い死亡補助金の基準を前年度の全国都市部住民1人当たりの可処分所得の20倍とした。

国務院法制執務室の《女性労働者の特殊労働保護条例（請求意見稿）》に関する公開請求意見の通知

2011年12月23日1 ：国際労働機関の公約規定を参照し、産休を90日から14週間まで増加した。（第七条第一款）。

18


２-４罰則事例

Ａ氏は2010年9月6日に某貿易会社に就職し、会社と5年間の労働雇用契約を締結し

た。 2011年6月に、会社はＡ氏が連続5日間無断欠勤し、労働規則を深刻に違反したと

してＡ氏との労働雇用契約を解除した。Ａ氏は決して無断欠勤がなく、会社側が契約解

除の法律的根拠はないとして、労働紛争仲裁委員会に申し立てた。また会社に対して、

契約解除を取り消し、双方の契約関係を回復し、契約解除日から裁決の発効日までの

賃金を支払うことを求めた。

会社側は、《労働者規則》と《勤怠管理規定》に明確な規定があり、Ａ氏が連続5日間

の無断欠勤をした場合、即労働契約を解除できる規則を知っているはずだとした。

さらに会社側は無断欠勤の証拠として、Ａ氏の勤怠記録の電子媒体を仲裁委員会に

提出した。

≪事例１≫背景

19


２-４罰則事例

勤怠記録の電子媒体を労働時間の事実証明として、労働者の無断欠勤を判断できるか

問題

コンピュータの電子データは証拠形式の一つとして既に中国の法律法規で認められ

ている。しかし、この種の証拠には物質依存性及び可変性があり、コンピュータのデータ

を証拠とする時、必ず同時にその他の証拠を結び付けて、形成過程の客観的真実性と

内容の客観的真実性を証明しなければならない。でなければ通常では単独で事実を認

定する根拠とするのは困難である。

本件の中で、会社側は印刷された勤怠記録明細書を提示したが、この明細書がコン

ピュータで別途に印刷したものではなく、確かにタイムレコーダーによる記録であること

を証明できていない。Ａ氏も勤怠記録明細書の内容を認めないため、明細書の真実性

が確認できない。

判決の結果、仲裁委員会は会社側の訴えを退け、会社に対してＡ氏との労働契約関

係を回復させ、労働契約解除日から判決日までの賃金、合計7825元をＡ氏に支払うこと

を命じた。

審判方法

20


２-４罰則事例

Ｂ氏は2003年8月に深セン市の某会社に就職した。会社とＢ氏との雇用契約書には、

彼女の役職を行政マネージャーとし、毎月の給料を2800元と約束した。2003年9月、Ｂ

氏は自分が既に妊娠2ヶ月ということを知り、会社に通知した。2003年10月、会社側は

職務調整という名目で、Ｂ氏を一般事務員に降格させ、月給を1200元に下げた。Ｂ氏は

会社側がこのような行為で自分の自主的な離職を進めていると理解した。

2004年2月、会社側がＢ氏に対して、Ｂ氏の過去半年間の業績が会社の要求に達成

できなかったことで、労働雇用契約を解除することを書面にて通知した。そこでＢ氏は労

働紛争仲裁を申請した。

≪事例２≫背景

21


２-４罰則事例

会社は妊娠中の女性労働者の労働契約を解除できるか

問題

会社とＢ氏との労働雇用契約は合法的で有効であり、また契約書の中にＢ氏が妊娠

した場合に解雇できるという取り決めも記載していない。従って、関連規定によって、女

性労働者の特別労働者保護期間において、労働契約の期限が自動的に妊娠期間、出

産期間、哺乳期の満了日まで延長されなければならない。仲裁委員会は会社側がＢ氏

との労働契約を解除することを認めた上、法律に基づき、会社側に対してマネージャー

の給料ランクで、妊娠期間、哺乳期の期間中の給料、合計2.24万元の賃金をＢ氏に支

払うことを命じた。

審判結果

22


３.中国における勤務管理（お客様ヒアリング結果）




３-１調査概要

24

Ａ社：情報通信（グローバル（中国資本））

Ｂ社：精密機械（グローバル（欧米資本））

Ｃ社：不動産

Ｄ社：情報通信

Ｅ社：交通

Ｆ社：電機（グローバル（日本資本））

■ヒアリング企業：６社


３-２調査結果

25

・中国企業の人事管理においては、欧米産の大型ソフトが多く使用されている。これらのソフトには、給与、人材育成など、ほぼ人事管理(HR)全般の業務内容に対応しているものが多い。そして勤務管理もこれらのソフトに含まれているモジュールを利用している。

しかし、欧米企業では勤怠管理に比較的人的または融通的な要素が多いことに対し、中国企業ではより厳しく、複雑な勤怠管理が求められている。そのため、上記の欧米産ソフトを中国企業に導入する際は、比較的に多くのカスタマイズがされている。

・日本の現状と異なり、勤務管理システムを導入している中国企業では工場系の企業が多く、ITなどのハイテク企業は勤務管理がほとんど実施されていない。

・勤務管理システムの導入目的は、コンプライアンスの強化というよりは、従業員を管理するという側面が強い。

①勤怠管理の現状について


３-２調査結果

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・製造業、サービス業は勤怠管理、特にその中のシフト勤務のスケジューリング管理を重視、外資系企業は休暇管理を重視する傾向。一方で国営企業では、勤怠管理を重要視していない傾向。

・システム化されている企業では、操作性の面での不満の声が多く聞かれた。・時刻を入力するとき、 “：”（セミコロン）を必ず書式で入力しないと、エラーで

返される。・申請時の画面タッチ数が多い。（［保存］ボタン押下後に［送信］ボタンを押下しないと

申請完了とならない等）

・クラウドサービスはまだあまり利用されていない。・勤怠管理に関わらず、利用率は低い（5%を超えていないとの分析結果あり）。・勤怠管理を含むＨＲ関連は、企業間の共通化が難しく、クラウドサービスによる恩恵

を受けにくい。・大/中堅企業では、既にオンプレミスでシステム化しているケースが多く、このシス

テムに関する保守要員を抱えていることもクラウドサービスへ切り替える障壁となっている。

①勤怠管理の現状について


シフト管理の便利さ•1人の担当者が100人以上の社員の勤務シフトを管理することが一般的であり、勤務シフト管理機能においては、高い操作性と性能が要求される。

休暇・残業業務のワークフローによる承認•承認権限とフローに従った、休暇・残業のオンライン申請や承認ができることが求められる。

代休の発生条件•中国では合計の残業時間が一定の時間数を超える場合でも発生できる。

打刻と本人申請の丸め処理•実績申請と打刻に乖離がある場合、残業時間が少ない方を正とする。•予定が休暇で、打刻申請・実績を申請した場合、出勤として扱わない、休暇のままで正とする。

３-２調査結果

②就業管理に求められる機能

27


４.中国でご活用いただける事例




５.今後の展開




５-１今後の展開

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日立解決方案（中国）有限公司（弊社関連会社）が主体となったリシテアの拡販

STEP2

既存顧客の日系企業へのアプローチ

日立解決方案（中国）有限公司ならびに日立グループの中国関連企業の既存顧客には日本企業の中国法人が比較的多く、リシテアの日本国内での豊富な導入実績を生かして、現地展開を行っていく。

STEP3 ローカル企業への展開

中国国内での実績を元に、中国ローカル企業へも導入対象企業を増やしていく。

STEP1 日立解決方案（中国）有限公司でのリシテア利用

自社利用することにより、中国での稼働実績をもとに、現地適用における課題を摘出する。

日系企業への展開

２０１２／２本稼働


【ご参考】日立解決方案（中国）有限公司のご紹介




■日立解決方案(中国)有限公司Hitachi Solutions (China) Co., Ltd.

■（株）日立ソリューションズ本社と海外拠点

１日立解決方案(中国)有限公司のご紹介

連携

32

設立目的中国進出日系ユーザ及び中国現地企業に対するITサービスの提供

設立北京本社：’11年10月（上海分公司 ‘11年11月、広州分公司’11年12月、嘉興子会社’12年4月）

業務内容システムインテグレーション及び関連する各種サービスの提供

資本金 5,000万元[ 日立ソリューションズ:90%, 日立(中国)有限公司:10%]

人員全体：208名 [’12年7月現在]（嘉興子会社込み）

董事長石井清

董事、総経理張若皓

東京 Hitachi Solutions,Ltd.

アメリカ Hitachi Solutions America,Ltd.

ドイツ Hitachi Solutions Europe AG

フランス Hitachi Solutions Europe S.A.S.

イギリス Hitachi Solutions Europe Ltd. Cambridge HitachiSoft Educational Solutions PLC.

①弊社からの出向者：１３名（営業２名、ＳＥ８名、幹部３名）

②日本人スタッフ現地採用：６名


■目的

・在中国の日系企業、中国企業にITトータルソリューションサービスを展開

・日立の製品及びITサービスを中国市場に展開

■事業方針

・中国市場に日本と同様の高品質のITサービスをワンストップで提供

・各地方、各分野に強いパートナーと戦略合作により市場活動を推進

・日立グループのたしかな技術とサービスで顧客価値を創出

２日立解決方案(中国)有限公司のご紹介

33


３日立解決方案(中国)有限公司のご紹介

オフショア開発

中国日系企業の情報化、システムサポート

日立解決方案(中国)の事業は３本柱で構成されます

日立ソリューションズの開発・管理技法を取り入れ、低価格で高品質なプログラム開発を提供します

日本と同等のITサービスを中国の日系企業に提供し、お客様の中国事業拡大のため、安定したIT基盤の構築及び業務システムの開発を実施します

日立ソリューションズの産業・流通・公共・金融向けシステム構築の経験、及び製品をもとに、中国のローカル企業向けソリューションを提供します

中国ローカル企業の開拓、サービス提供

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日立解決方案 (中国)有限公司

(本社：北京)

日立解決方案(中国)有限公司

(上海分公司)

日立解決方案(中国)有限公司

(広州分公司)

浙江日立解決方案軟件服務有限公司

(本社：嘉興)

４日立解決方案(中国)有限公司のご紹介

日立解決方案(中国）グループ拠点

35


業務アプリケーション

お客様の中国オペレーションの拡大に伴い、会計、購買、生産管理、人事などさまざまな業務アプリケーションが必要となってきます。弊社では、多くの業務アプリケーションを持っており、多言語対応可能で日系企業の経験豊富なコンサルタントが、一貫してサポートします。

また、ビジネスコンサルティング専門部隊も有しており、上流業務コンサルティングからシステム構築まで実現可能です。開発チームによるスクラッチ開発も行っております。

会計システム（用友、金蝶）

ERPシステム（EOS、Microsoft Dynamics AX、日立グループ関連製品）

サプライチェーンシステム（用友他）

人事管理システム（人事管理、組織管理、給与管理、勤怠管理）

中日財務変換システム（HI-WAY）

企業ポータル（ＯＡシステム--SmartOffice、ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＳｈａｒｅＰｏｉｎｔＳｅｒｖｅｒ）

セールスマン行動管理システム（SAMS）

物流関係システム（トラック運行管理ASPサービス、輸配送管理、倉庫管理)

サービスメニュー

36

５日立解決方案(中国)がご提供するソリューション


お客様

中国現地法人様

ご相談ご連絡

ワンストップサポート

ご契約

支援

ご相談

日立グループ

日立ソリューションズ

日立解決方案(中国)

連携

ご本社様

日本

中国

６グローバルでのお客様支援体制

37


お問い合わせ先

38

※ LYSITHEA、リシテアは (株)日立ソリューションズの商標または登録商標です。※ その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

Tel： 03-6718-5819 Fax： 03-6718-5843

E-Mail： [email protected]

Homepage： http://lysithea.jp/

http://www.hitachi-solutions.co.jp/

0120-421-126受付時間：10:00～17:30月曜日～金曜日（祝日、弊社休業日を除く）

https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry

【電話による受付】

［通話料無料］

【WEBによる受付】

営業統括本部チャネルビジネス営業本部営業第３部

商品・サービスに関するお問い合わせ


株式会社日立ソリューションズＡＰソリューション本部リシテアソリューション部



2012/8/23

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