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フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 電気エネルギー環境工房 電気工学科 3年 佐藤 拓弥 Measurement of pulsation by using photo transistor

フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 - Nihon …フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 電気エネルギー環境工房 電気工学科 3年

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Page 1: フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 - Nihon …フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 電気エネルギー環境工房 電気工学科 3年

フォトトランジスタの使用による脈拍測定

電気エネルギー環境工房 電気工学科 3年

佐藤 拓弥

Measurement of pulsation by using photo transistor

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
ご紹介ありがとうございます。未来博士工房成果報告会・フォトトランジスタの使用による脈拍測定について、電気工学科3年 佐藤拓弥が発表します
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研究の目的

☆ウェアラブル端末により心拍数、歩数などを簡単に測れるようになった。

☆心拍数の測定に挑戦。

☆近赤外光を利用したウェアラブル端末を作成する。

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測定原理

☆血液内には赤外光を吸収する

酵素性ヘモグロビンが存在する。

☆ヘモグロビン内のポリフィリンの吸光特性を利用。

☆赤外光を血管に当てると、

脈拍に対応して血液が流れるので、

赤外光の反射量が変化する。

血管

赤外光

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
胸部に電極を付けて心電計を用いて心電図のqps波のピークから次のピークまでの時間間隔を測定して算出するのが正確。 手首の外側に存在する橈骨(とうこつ)動脈に指を当てて脈拍を感じ取って数える方法。
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測定装置設計1

脈拍測定のため

フォトリフレクタの使用。

・赤外線LEDとフォトトランジスタが

一つになった部品

・小型化が可能

・外乱の影響が少なくなる

→脈が打った際の電圧は0.001[V]程度

→電圧の増幅とフィルタをかける必要性がある。

フォトリフレクタ

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
胸部に電極を付けて心電計を用いて心電図のqps波のピークから次のピークまでの時間間隔を測定して算出するのが正確。 手首の外側に存在する橈骨(とうこつ)動脈に指を当てて脈拍を感じ取って数える方法。
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測定回路設計2 ☆ローパスフィルタ増幅回路を二段使用。

→それぞれの遮断周波数fcと電圧利得を設計した。

・1段目(C=0.1[μF],R1=10[kΩ],R2=510[kΩ])

遮断周波数fc=𝟏

𝟐𝟐𝟐2c =3.12[Hz]

電圧利得Av1=−𝑅2𝑅1

=-51

・2段目(C=0.1[μF], R1=5.1[kΩ],R2=510[kΩ])

遮断周波数fc=𝟏

𝟐𝟐𝟐2c =3.12[Hz]

電圧利得Av2=−𝑅2𝑅1

=-100

Page 6: フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 - Nihon …フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 電気エネルギー環境工房 電気工学科 3年

測定回路

R11=5.1[kΩ] R7=5.6[kΩ]

R6=510[kΩ]

R1=

220[Ω]

Vcc=5[V]

R2=2.7[kΩ]

R3=10[kΩ]

R5=5.1[kΩ] C1=10[μF]

C2=0.1[μF] C5=0.1[μF]

C4=10[μF]

R4=510[kΩ]

R9=2.4[kΩ]

R8=2.7[kΩ] R10=10[kΩ]

Vcc=5[V]

Vout +

+ +

- -

Vcc=5[V]

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測定回路

R11=5.1[kΩ] R7=5.6[kΩ]

R6=510[kΩ]

R1=

220[Ω]

Vcc=5[V]

R2=2.7[kΩ]

R3=10[kΩ]

R5=5.1[kΩ] C1=10[μF]

C2=0.1[μF] C5=0.1[μF]

C4=10[μF]

R4=510[kΩ]

R9=2.4[kΩ]

R8=2.7[kΩ] R10=10[kΩ]

Vcc=5[V]

Vout +

+ +

- -

Vcc=5[V]

指を置く場所

ローパスフィルタ増幅回路

コンパレータ

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測定回路(写真)

Page 9: フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 - Nihon …フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 電気エネルギー環境工房 電気工学科 3年

測定結果1

周期:0.9654[s]

時間 [s]

出力

電圧

[V]

0 2.5 0.5 1.0 1.5 2.0 0

5

4

3

2

1

Page 10: フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 - Nihon …フォトトランジスタの 使用による脈拍測定 電気エネルギー環境工房 電気工学科 3年

測定結果2

☆1周期が0.885[s]であるので1分間の脈拍回数を計算すると

60÷0.9654=62.1504… ≒62[回]

→1分間の脈拍回数は62[回]と求められた。

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測定結果への考察

☆周期から算出し、脈拍が毎分62回であると計算出来る。 ☆手動による右手での脈拍測定では、毎分65回となった。

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まとめ ☆ウェアラブルな脈拍測定装置開発を目的とし、フォトリフレクタを使用した装置の製作を行った。 その結果、 →脈拍が毎分62回であると計算出来た。 →手動による右手での脈拍測定では、毎分65回となり、ほぼ同じ測定値になった。 ☆比較的精度の良い脈拍測定装置の製作に成功した。

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今後の課題

☆この回路を利用した脈拍測定装置の開発

→指輪型などウェアラブル端末への応用

→指の圧力による誤差の解消

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
まとめとして、熱音響現象および確認ができ、理論値と計測値が一致しました。 今後といたしましては、今回の実験をとおして振動を簡単かつ小型の発電装置やセンサーとして研究を進めていきたいと思います。 これにて
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御清聴ありがとうございました

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
ご紹介ありがとうございます。未来博士工房成果報告会・フォトトランジスタの使用による脈拍測定について、電気工学科3年 佐藤拓弥が発表します