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まほろばエリクサープロジェクト 「エリクサーで 放射性物質がとれますか?」 ・・・エリクサーに関する問い合わせが殺到・・・ 今、まほろばの浄活水器『エリクサー』に関する問 い合わせが全国から殺到しています。まほろばは、メ ーカーとして、この問いに誠実に責任を持って答えね ばなりません。もともと、エリクサーは、有害物質の 除去目的に造られてはおりますが、非常時の放射能除 去のために製造された機器ではありません。ために、 放射性物質の除去テストを放射能被爆環境を設定して することは極めて危険であり、困難を伴うもので、世 界的にも前例のないことです。 何処も受け付けてもらえない放射性物 質検査 この度の大震災に際し、放射性物質被災地で、エリ クサーを所有されておられる方にお願いし、使用前使 用後の取水をして頂きました。しかし、 (財)日本食品 分析センターや、(財)日本分析センターなど、放射性 物質除去機能の実験分析を依頼してみましたが、何処 も放射性物質被災地が優先で、しかも官による分析も 十全に処理できない状態で、企業や一般の依頼は、今 の時点では受付中止ということでした。 更に、福島県の水道課や、農水省消費安全技術課、 千葉県農協、経産省原子力安全・保安院など、考えら れる限りのありとあらゆる所に電話依頼してみました が、何処も断られてしまいました。 活性炭とゼオライトの除去効果 以上のような事で、まほろば独自で、別の角度から 調べていると、チェルノブイリ事故における環境対策 の中に、大変参考になる報告資料を見つけました。 「原子力システム研究懇話会」の村主進氏は、旧ソビ エトが採った対策とその結果についてまとめた「チェ ルノブイリ事故における環境対応策とその修復」 (http://www.enup2.jp/newpage35.html)と題した論 文の中で、≪水供給系および浄水設備の対策≫として、 以下のように報告されています。 ドニエプル浄水場は活性炭素とゼオラ イトをフィルター系に取り付けた。 活性炭は131I(ヨウ素)および106Ru (ルテニウム) を、ゼオライトは137Cs(セシウ ム)、134Csおよび 90Sr(ストロンチウ ム)の除去に効果があった。 また、活性炭は、原発と関わりが深く、原子炉の中 の制御棒や、防護マスクの吸込み口などに使用されて おりますし、またチェルノブイリ原発事故においては、 上空から散布されました。 放射性ヨウ素について 一般的に、浄水器の活性炭試験においてヨウ素試験 があります。除去機能性の有無を問うもので、吸着能 力が高い物が採用されます。ヨウ素試薬がいかに吸着 できるかという能力が全体評価にもなるほど重要な試 験です。 今、問題になっている放射性ヨウ素131も、理論上除 去出来ると予測されます。ここで、何故理論上かとい うと、知見(経験則)はあるが、データがないという ことです。 それは、放射線照射の危険環境を作れないこと。 現在、完璧に防御出来る防護服がなく、各素材が扱え ないことによります。 ために、メーカーや厚生省さえ発表出来るのは、あ くまでも理論上の推論になります。 実際、厚生省も同様に、知見はあるがデータがない としています。 浄水場も活性炭を使用している為、活性炭使用の浄 水器と同原理で、同じ結果となります。 しかし、浄水場では100%ヨウ素が除去できない為に、 さらに家庭用浄水器が必要となるのです。 活性炭 エリクサーには、6種類の活性炭を搭載 しており、ピートモス、リグナイト、石 炭、椰子ガラ2種類、そして、ゼオライ トを素材とした鉛除去用活性炭を使用し ている。 No.3301 11-48 4/1 mahoroba-dayori mahoroba-dayori 1 2 資料画像:Wikipedia

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まほろばエリクサープロジェクト

「エリクサーで 放射性物質がとれますか?」

・・・エリクサーに関する問い合わせが殺到・・・

 今、まほろばの浄活水器『エリクサー』に関する問

い合わせが全国から殺到しています。まほろばは、メ

ーカーとして、この問いに誠実に責任を持って答えね

ばなりません。もともと、エリクサーは、有害物質の

除去目的に造られてはおりますが、非常時の放射能除

去のために製造された機器ではありません。ために、

放射性物質の除去テストを放射能被爆環境を設定して

することは極めて危険であり、困難を伴うもので、世

界的にも前例のないことです。

何処も受け付けてもらえない放射性物質検査 この度の大震災に際し、放射性物質被災地で、エリ

クサーを所有されておられる方にお願いし、使用前使

用後の取水をして頂きました。しかし、 (財)日本食品

分析センターや、(財)日本分析センターなど、放射性

物質除去機能の実験分析を依頼してみましたが、何処

も放射性物質被災地が優先で、しかも官による分析も

十全に処理できない状態で、企業や一般の依頼は、今

の時点では受付中止ということでした。

 更に、福島県の水道課や、農水省消費安全技術課、

千葉県農協、経産省原子力安全・保安院など、考えら

れる限りのありとあらゆる所に電話依頼してみました

が、何処も断られてしまいました。

活性炭とゼオライトの除去効果 以上のような事で、まほろば独自で、別の角度から

調べていると、チェルノブイリ事故における環境対策

の中に、大変参考になる報告資料を見つけました。

「原子力システム研究懇話会」の村主進氏は、旧ソビ

エトが採った対策とその結果についてまとめた「チェ

ルノブイリ事故における環境対応策とその修復」

(http://www.enup2.jp/newpage35.html)と題した論

文の中で、≪水供給系および浄水設備の対策≫として、

以下のように報告されています。  

       

ドニエプル浄水場は活性炭素とゼオライトをフィルター系に取り付けた。 活性炭は131I(ヨウ素)および106Ru(ルテニウム)を、ゼオライトは137Cs(セシウム)、134Csおよび90Sr(ストロンチウム)の除去に効果があった。

 また、活性炭は、原発と関わりが深く、原子炉の中

の制御棒や、防護マスクの吸込み口などに使用されて

おりますし、またチェルノブイリ原発事故においては、

上空から散布されました。

放射性ヨウ素について 一般的に、浄水器の活性炭試験においてヨウ素試験

があります。除去機能性の有無を問うもので、吸着能

力が高い物が採用されます。ヨウ素試薬がいかに吸着

できるかという能力が全体評価にもなるほど重要な試

験です。

 今、問題になっている放射性ヨウ素131も、理論上除

去出来ると予測されます。ここで、何故理論上かとい

うと、知見(経験則)はあるが、データがないという

ことです。

 それは、放射線照射の危険環境を作れないこと。

現在、完璧に防御出来る防護服がなく、各素材が扱え

ないことによります。

 ために、メーカーや厚生省さえ発表出来るのは、あ

くまでも理論上の推論になります。

 実際、厚生省も同様に、知見はあるがデータがない

としています。

 浄水場も活性炭を使用している為、活性炭使用の浄

水器と同原理で、同じ結果となります。

しかし、浄水場では100%ヨウ素が除去できない為に、

さらに家庭用浄水器が必要となるのです。

活性炭エリクサーには、6種類の活性炭を搭載しており、ピートモス、リグナイト、石炭、椰子ガラ2種類、そして、ゼオライトを素材とした鉛除去用活性炭を使用している。

No.3301 11-48 4/1

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資料画像:Wikipedia