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npower: デジタルワークフォースの導入により 年間15億円のコストを削減し、 法人向け事業を活性化
導入事例 | Blue Prismとnpowerblueprism.com/japan
導入事例 | Blue Prismとnpower
npowerはイギリスのガスおよび電力市場を独占している6大エネルギー供給会社の1つ です。同社の競合企業は、間接費を抑えて低価格でエネルギーを供給することのできる、 小規模で小回りの利く企業です。npowerはRPA(ロボティックプロセスオートメーション) をいち早く導入した企業の1つであり、2005年に住宅地市場での競争力を高めるため、 Blue Prismのデジタルワークフォースを導入しました。
ビジネス上の課題npowerの商業サービス部門であるビジネスソリューショングループは、親会社からコストを削減し、顧客満足度とリテンションを向上させ、ビジネスの俊敏性を高めるよう迫られていました。そのとき、即座に名前が挙がったのがBlue Prismでした。
同社では、以下を実現できるソリューションを求めていました。
• 急な変化に対応する(特に規制の遵守)
• 従来のITシステムと比べてプロジェクトのコストとリスクを抑える
• リードタイムを短縮する
• 設備投資なしで既存システムのライフタイムバリューを高める
• 既存プロセスのコストを削減するだけでなく、まったく新しい能力を構築する
これらの要件に基づいて検討した結果、Blue Prismのデジタルワークフォースを採用することになりました。その性能は折り紙つきであり、npowerのIT部門はセキュリティやガバナンス要件に妥協することなく、Blue Prismのソフトウェアロボットを導入する方法を既に熟知していたためです。
npowerの担当チームが プロセスの自動化で目指したのは、 人員の削減ではなく、 従業員の作業フローを 効率化することでした。
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ソリューションnpowerの担当チームがプロセスの自動化で目指したのは、人員の削減ではなく、従業員の作業フローを効率化することでした。
チームは次の特徵を持つプロセスを探しました。
• 多くの人手を要する反復的な業務で人為ミスが発生しやすいプロセス
• 複数のレガシーシステムにアクセスする必要があり、処理速度が遅いプロセス
• 一定のビジネスルールに従うプロセス
• 季節労働者や臨時スタッフに割り当てられることが多いプロセス
• リードタイムと投資回収期間が短く、短期間で成果が得られるプロセス
これらの基準に照らして、Blue Prismで自動化する最初のプロセスを3つ選定しました。
請求明細書の作成導入前:
このプロセスで必要なデータは、COBOLベースの請求システム、スプレッドシート、自社開発のカスタムの営業データベースや顧客データベースなど、50個以上のシステムに格納されていました。
導入後:
npowerの担当チームは、ハイブリッド型のソリューショ ンを開発しました。Blue Prismで複数の異なるシステムにア クセスするのではなく、まず関連する全データを一元的な レポジトリに集約しました。これにより、Blue Prismのソフト ウェアロボットはこのデータを使用して、ビジネスルールに従って50個以上のプロセスステップを完了できるようになりました。
開発はわずか3か月で完了し、請求書1件当たり20分以上掛かっていた処理時間はわずか数秒にまで短縮されました。また、21人のフルタイム相当の従業員(FTE)を追加で雇う必要なく、コンプライアンス期限を守ることもできました。
重要情報の通知徹底導入前:
npowerでは請求書を使用して顧客に重要な情報を通知しています。定期的に請求書を受け取っている顧客についてはこの運用で何の問題もありませんでしたが、npowerは不定期に請求書を受け取っている顧客をすべて特定して通知できるようなソリューションを必要としていました。
従来型のITソリューションでは、コーディング開発によりさまざまなシステムから必要な情報を抽出して1つの場所に集める必要があります。その場合、データを手作業で並べ替えるために4人のFTEが必要になるだけでなく、個々の状況に応じて判断する必要があるため、ミスが発生しがちです。さらに、この方法を選択した場合、人件費の増加に加えて 7千万円~1.5億円のコストがかかることが予想されました。
導入後:
npowerでは先のソリューションと同様に、ハイブリッド型のソリューションを開発しました。スクリプトでさまざまな場所から1つの場所にデータを集め、そのデータをもとに、Blue Prismの自動化ワークフォースを使用して、一定期間請求書を受け取っていないすべての顧客に対して、適切な情報を記載した手紙を作成しました。
自動化されたソリューションによって、トランザクション 1件あたりの処理時間は25分から最大3分にまで短縮され、FTEとITコストを削減したほか、コンプライアンス違反の心配もなくなりました。
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導入事例 | Blue Prismとnpower
契約の更新漏れ導入前:
法人顧客との間で結ぶ契約には、契約期間が設定されており、契約満了時に顧客は契約を更新するか、別の事業者に切り替える必要があります。しかし、その手続きをし忘れる一部の顧客が存在します。そのような顧客は、契約が失効した状態でシステムを利用し続けるため、npowerでは請求書を発行することができません。そのため、キャッシュフローと運転資金に悪影響とになります。
導入後:
自動化ソリューションによって、契約満了になった顧客を即座に特定し、その顧客に対して契約期間外に適用される通常よりも高い料金を請求できるようになりました。これにより、新しい契約を再交渉するよう顧客を促し、無契約で利用を続ける顧客の数を減らしました。
npowerはこの種類のトランザクションの95%を完全に自動化しました。残りの5%は、予想外の要因により手作業による介入が必要なトランザクションです。
ビジネスへの効果導入1年目で、npowerは40人分のFTEに相当する時間を解放し、プロセスの速度を60%向上させ、B2B部門全体の生産性を8%向上させました。
さらに、わずか3年で次の成果を達成しました。
• 年間15億円のコスト削減を実現
• Blue Prismのデジタルワークフォースは100個以上のプロセスで200万時間相当の作業を自動化
• 400個のロボットオペレーション管理に必要なnpower従業員はわずか2名
全体的に見ると、npower Business Solutionsは自動化によって新規投資を行ったり従来のITシステムを改修したりする必要がなく、レガシーシステムとリソースを最大限に活用することが可能になりました。バックオフィスのデータ処理を迅速化することで、フロントオフィスの顧客対応業務に注力する時間を確保し、競合他社に対して優位に立つことができました。
「npowerはBlue Prismのデジタルワークフォースを使用して、ビジネ スにフィットした自動化ソリューションを開発し、B2B部門のトランス フォーメーションを推進しました」
Blue Prismについて新規参入企業が市場を変革させることも珍しくないこのデジタル時代に生き残り、成功できるのは、状況に応じて的確かつ迅速に対応し、革新を進める企業だけです。ロボティックプロセスオートメーション(RPA)を世界に先駆けて開発してきたBlue Prismは、信頼できる安全なインテリジェントオートメーションとしてフォーチュン500に名を連ねる企業や公共機関に採用されてきました。
Blue PrismのConnected-RPA(コネクテッドRPA)はミッションクリティカルな業務の自動化を可能にし、従業員がよりクリエイティブで意義ある仕事に専念できるようにします。現在、1,300社を超える主要企業のお客様がBlue Prismのデジタルワークフォースを活用しており、その結果、数億もの時間をビジネスに還元しつつ、何十億もの処理の自動化が実現されています。
Blue Prism(AIM:PRSM)の詳細は、www.blueprism.com/japanをご覧ください。また、Twitter @blue_prismや LinkedInでBlue Prismをフォローしてください。お問合せ先:[email protected]
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