80
ディスクリート T 03.6221.1818 F 03.6221 .1800 オートデスク株式会社 〒104-6025 東京都 中央区晴海 1-8-10 トリトンスクエアオフィスタワー X25 3ds max ネットワーク ライセンス管理( FLEXlm4 1

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ディスクリート T 03.6221.1818 F 03.6221.1800 オートデスク株式会社 〒104-6025 東京都中央区晴海 1-8-10 トリトンスクエアオフィスタワー X25F

3ds max

ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

2004 年 1 月

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

2 ページ

目次 1. 概要 5

1-1.動作環境(サーバ) 5 1-2. FLEXlm の基礎 5

1) FLEXlm の動作 2) FLEXlm ライセンス サーバの構成要素 6 1-3. ホスト ID 7 1-4. ライセンス ファイル 7 1-5. シングル、分散型、 冗長型 ライセンス サーバ 7 2. インストール 8 2-1. インストールの概要 8 2-2. Network License Manager のインストール 8 2-3. ライセンス ファイルの取得 14 2-4. Network License Manager の起動 16 2-5. 3ds max の起動 20 2-6. 同一 LAN 環境に複数のライセンスサーバーが存在する場合 23 3. LMTOOLS.EXE および LMUTIL.EXE 24 3-1. LMTOOLS の起動 24 3-2. ホスト名、ホスト ID 等システムの設定の確認 25 3-3. プログラムのバージョンの確認 25 3-4. Network License Manager の起動、停止 および ライセンスファイルの再読み込み

26 3-5. サーバの状態の表示 27 3-6. サーバの状態の診断 27 3-7. ライセンス ファイル、デバッグ ログ ファイルの設定 28 3-8. 「Borrowing」タブ 28 4.ライセンス借用ユーティリティ 29 4-1. ライセンス借用の手順 29 4-2. 借用したライセンスを借用期限前に返す 32 4-3. ライセンスの最長借用期間の変更(ADLM_BORROWMAX) 34 4-4. その他の機能 5-5. character studio のネットワークライセンス借用 36 5. デバッグ ログ ファイル 37 5-1. デバッグ ログ ファイル内のメッセージ 39

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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6. オプション ファイル 40 6-1. オプション ファイルの作成 40 6-2. オプション ファイルの構文 40 6-3. オプション ファイルの詳細および使用例 42 1)EXCLUDE 42 2) EXCLUDEALL 42 3) GROUP 42 4) HOST_GROUP 43 5) INCLUDE 43 6) INCLUDEALL 44 7) LINGER 44 8) MAX 44 9) MAX_OVERDRAFT 45 10) NOLOG 45 11) REPORTLOG 45 12) RESERVE 46 13) TIMEOUT(3ds max 6 より一部機能追加) 46 14) TIMEOUTALL(3ds max 6 より一部機能追加) 47 15) BORROW_LOWWATER(3ds max 6 からの新機能) 47 16) EXCLUDE _BORROW(3ds max 6 からの新機能) 48 17) INCLUDE _BORROW(3ds max 6 からの新機能) 48 7. シングル ライセンス サーバの設定 50 8. 分散型ライセンス サーバの設定 51 8-1. ADSKFLEX_LICENSE_FILE 51 8-2. 環境変数 LM_LICENSE_FILE 52 8-3. クライアント マシンでの設定 52 8-4. 分散型ライセンス サーバの設定での注意事項 53 9. 冗長型ライセンス サーバの設定 54 9-1. 動作環境 54 9-2. ライセンス ファイル および Master サーバ 54 10. SAMreport-Lite 55 10-1. SAMreport-Lite 用のライセンス ファイルの取得 55 10-2. Java™ 2 Runtime Environment のインストール 61 10-3. SAMreport-Lite のインストール 64 10-4. SAMreport-Lite の使用 68 10-5. SAMreport-Lite 使用時の注意点 72 10-6. SAMreport(別売)について 72

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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11. 3ds max 5 と 3ds max 6 の Network License Maneger の主な違い 73 12. トラブル シューティング 74 13. その他(FAQ) 76 13-1. 3ds max 6 のネットワーク ライセンスは、character studio 4 や 3ds max 5 以前のネット

ワーク ライセンスと同一サーバ上で管理できますか? 76 13-2. クライアント アプリケーションが異常終了した場合、サーバはライセンスを解放します

か? 77 13-3. サーバが停止した場合、どうなりますか? 77 13-4. チェック アウトはどれくらいの速さで起こるのですか? 78 13-5. FLEXlm のライセンス管理はネットワークに高い負荷を与えますか? 78 13-6. FLEXlm は ATM、ISDN、Token-Ring にて動作しますか? 78 13-7. WAN 上で使用する場合、性能を向上させるには? 78 13-8. 複数のネットワークカードが存在する場合、ホスト ID はどのようになりますか? 79 13-9. 複数のベンダの製品に異なるバージョンの FLEXlm が組み込まれている場合、これら

のバージョンを一緒に使用する上で注意すべきことはありますか? 79 13-10. 2 つの企業から FLEXlm のライセンス ファイルを受け取った場合、結合しなければ

ならないのですか? 80 13-11. ライセンス ファイルを結合した方がよいのはどのような場合ですか? 80

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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1. 概要 discreet は、3ds max 6 のネットワーク ライセンス管理として、GLOBEtrotter Software の FLEXlm を

採用しています。(FLEXlmは 3ds max 4.3 より採用) 大規模ユーザが FLEXlm を利用すると、ネットワーク ライセンス管理に対する既存の投資を活用する

とともに、信頼性を向上させ、サポートをより充実させることができます。また、FLEXlm は小規模なユー

ザのネットワーク環境もサポートしています。本書は FLEXlm の技術とその動作について、詳しく説明す

るものです。

1-1. 動作環境(サーバ) OS : Windows XP Professional

Windows 2000 Professional、Windows 2000 Server Windows NT 4.0 Workstation(SP6a 以上)、Windows NT 4.0 Server(SP6a 以上) ※ Windows 2000 Server または Windows NT 4.0 Server(SP6a 以上)推奨

ネットワーク インタフェース カード(NIC)必須 プロトコル : TCP/IP (TCP パケットを使用)

※ Windows XP Professional、Windows 2000 Professional 、Windows NT 4.0 Workstation の場合、TCP/IP の接続数は 10 に制限されています。

1-2. FLEXlm の基礎

1) FLEXlm の動作

FLEXlm はクライアント/サーバ型のアプリケーション ツールキットです。FLEXlm のソフトウェア ( クライアント ) がライセンス サーバにライセンスを要求すると、ライセンスが認証または拒否されま

す。 FLEXlm の主な構成要素は以下のとおりです。

1. lmgrd 2. ライセンス ファイル 3. ベンダ デーモン 4. ライセンス管理ツール(lmtools、lmutil)

ユーザは、ライセンス サーバにするコンピュータ上に lmgrd とベンダ デーモンをインストールしま

す。ライセンス ファイルとデーモンを適切な場所に置き lmgrd を起動します。デーモンは通常、コン

ピュータ起動時に(Windows の場合はシステム サービスとして)起動されますが、ユーザが手動で

起動することもできます。 ネットワーク版の 3ds max 6 が起動すると、ライセンス トークン要求が FLEXlm ライセンス サーバ

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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に送信されます。ライセンスが有効であれば認証され、3ds max 6 がクライアント上で動作を開始し

ます。ライセンスが認証されると、3ds max セッションとライセンス サーバの間で「ハートビート」が確

立されます。ハートビートは 1 分間に 1 回実行されます。3ds max セッションが終了すると、ライセ

ンス トークンはライセンス サーバに返され、ハートビートが終了します。FLEXlmライセンス サーバ

は受動的で、自分からアクションを起こすことはありません。したがって、不必要なネットワーク トラフ

ィックを発生させません。

2) FLEXlm ライセンス サーバの構成要素

1. フィーチャー ライセンス管理を必要とする機能のことです。各製品のフィーチャー名は以下のとおりです。

discreet 3ds max 4.3 : 408003DSMAX_4_3F discreet 3ds max 5 : 421003DSMAX_5_0F

discreet 3ds max 6 : 455003DSMAX_6_0F discreet character studio 3 : 43700CSTUD_3_4F discreet character studio 4 : 44000CSTUD_4_0F

Autodesk VIZ 4 : 416003DSVIZ_4_0F 2. クライアント

ライセンスを要求したり受け取ったりするアプリケーション プログラムです。 3. デーモン

バックグラウンドで常に動作させておくプロセスで、通常はネットワーク内の他のプロセスからの

要求に応答するよう設計されています。Windows 上では、デーモンは「サービス」と呼ばれま

す。 4. ベンダ デーモン

要求されたフィーチャーに対するライセンスを配布するデーモン ( サービス ) です。ベンダ デーモンは、GLOBEtrotter Software が提供する FLEXlm ライブラリを使用して、ソフトウェ

ア プロバイダが作成したものです。オートデスクのベンダ デーモン名は adskflex です。 5. lmgrd

クライアント プロセスを適切なベンダ デーモンに導くデーモン プロセス(ライセンス サーバ)

です。lmgrd がライセンスをオーソライズまたは配布することはないため、同じ lmgrd をすべ

てのベンダのすべてのアプリケーションで共有することができます。lmgrd 自体はユーザの要

求をほとんど処理しませんが、これらの要求をベンダ デーモンに転送します。 6. ライセンス ファイル

ソフトウェアと一緒に配布されるファイルで、指定したフィーチャーの使用や動作を可能にしたり

制限したりします。

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1-3. ホスト ID ネットワーク インストール実行時、サーバ ホスト名とサーバ ホスト ID を入力する必要があります。サー

バ ホスト名は FLEXlm が動作しているコンピュータ名で、サーバ ホスト ID はサーバのネットワーク イ

ンタフェース カードの MAC アドレスです。サーバ ホスト ID は lmtools.exe を使用して取得できます。

1-4. ライセンス ファイル ライセンス ファイルの申請を行うと、discreet より E-mail にてライセンス ファイル(.lic)が送付されます。 以下に、FLEXlm のライセンス ファイルの例を示します。 SERVER SERVER1 0123456789ab USE_SERVER VENDOR adskflex port=2080 INCREMENT 455003DSMAX_6_0F adskflex 1.000 permanent 5 ¥ VENDOR_STRING=commercial: permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=H ¥ ISSUED=9-aug-2001 ck=174 SN=000-00000000 SIGN=F12A34B56C78

1-5. シングル、分散型、冗長型 ライセンス サーバ 1) シングル ライセンス サーバ

シングル ライセンス サーバでは、ライセンス管理は 1 台のサーバで行われます。1 台のサー

バですべてのライセンス管理が行われるため、この設定ではメンテナンスが最小限ですみま

す。

2) 分散型ライセンス サーバ 分散型ライセンス サーバを使用すると、あるサーバに障害が発生した場合、そのサーバのラ

イセンスを使用することはできなくなりますが、残りのサーバにあるライセンスに余りがあれば、

それを使用することができます。

3) 冗長型 ライセンス サーバ 冗長型 ライセンス サーバでは、3台のサーバを使用して1つのライセンス ファイルを認証する

ことができます。1 台のサーバが Master として機能し、それに障害が発生した場合に他の 2 台

がライセンスの発行を行います。この環境設定を使用すると、少なくとも 2 台のサーバが機能し

ている限り、システムはライセンスの管理および発行を継続します。

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※ 冗長型 ライセンス サーバを使用する場合、すべてのサーバが同じサブネットに存在し、一

貫したネットワーク通信を行う必要があります(低速、不規則、またはダイヤルアップ接続は

お勧めできません)。 ※ 冗長型 ライセンス サーバは、Windows 2000 Server または Windows NT 4.0 Server

( SP6a 以 上 ) が 必 要 で す 。 Windows XP Professional/Windows 2000 Professional/Windows NT 4.0 Workstation(SP6a 以上)はサポートされていません。

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2. インストール 2-1. インストールの概要

3ds max 6 NLA のインストールでは以下の作業が必要です。 【サーバ マシンでの作業】

Network License Manager のインストール ライセンス ファイルの取得 Network License Manager の起動 ネットワーク インストレーション ウィザードのインストール ネットワーク インストレーション ウィザードを使用しての管理イメージの作成

【クライアント マシンでの作業】

クライアント マシンへの 3ds max 6 のインストール

2-2. Network License Manager のインストール 以下は、サーバ マシンでのインストール作業の例です。 ※ このセットアッププログラムを実行する前に、すべてのWindowsプログラムを終了させておくこと

を強くお勧めします。 1) 管理者権限(Administrator)で Windows にログインします。 2) 3ds max 6 の CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。

このとき、CD ブラウザと呼ばれるウインドウが表示されます。 CD ブラウザが自動的に表示されない場合は、[マイコンピュータ]から 3ds max 6 インストール

CD のアイコンをダブルクリックしてください。

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3) CD ブラウザにて「追加インストール」をクリックします。

4) 「追加ドキュメント」をクリックすることでネットワークライセンスガイドを確認することが出来ます。 5) ステップ 3)から「Autodesk(R)License Manager」をクリックし、画面右下の「インストール」ボタ

ンをクリックします。

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6) [次へ]ボタンをクリックします。

7) ソフトウェア使用許諾契約を読み、同意できる場合は「同意する」にチェックを入れ、[次へ]ボタ

ンをクリックします。

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8) インストール先フォルダを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

9) [次へ]ボタンをクリックします。

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10) インストールが開始されます。

11) 正常にインストールされたことを示すダイアログが表示されたら[完了]ボタンをクリックします。

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2-3. ライセンス ファイルの取得 3ds max 6 のパッケージに同梱されている「はじめにお読みください」に記述されている「ユーザ登

録/オーソライゼーションコードの取得について」-「ネットワーク版の登録について」に従いライセン

ス ファイルを取得してください。 このとき、サーバホスト名とホスト ID 番号(12 桁)が必要となりますが、以下の方法により確認すること

ができます。 1) 「 ス タ ー ト 」 - 「 す べ て の プ ロ グ ラ ム 」 - 「 Autodesk 」 - 「 Network License Manager 」 -

「LMTOOLS」を選択し、LMTOOLS を実行します。

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2) 「System Settings」タブを選択します。

3) 「Computer/Hostname」がホスト名、「Ethernet Address」がホスト ID です。

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2-4. Network License Manager の起動 1) ライセンス ファイルを Network License Manager をインストールしたフォルダ(例:

C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager)にある License フォルダにコピ

ーします。 2) 「スタート」-「プログラム」-「Autodesk」-「Network License Manager」-「LMTOOLS」を選択し、

LMTOOLS を実行します。 3) 「Configuration using Services」にチェックがついていることを確認し、「Config Services」タ

ブをクリックします。

4) 「Service Name」として任意の名前を入力します。(例:3dsmax) 5) 「Path to the lmgrd.exe file」の[Browse]ボタンをクリックし、lmgrd.exe を選択します。(例:

C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥lmgrd.exe) 6) 「Path to license file」の[Browse]ボタンをクリックし、ライセンス ファイルを選択します。(例:

C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥License¥399-99999966.lic) 7) 「Path to the debug log file」の欄に、デバッグ ログ ファイルの位置を入力します。(例:

C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥Log¥3dsmax.log) ※ このとき、指定された.log ファイルが存在しない場合は新たに作成され、既に存在する場合

は既存のものに上書きされます。また、.log ファイルを置くフォルダ(例:C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥Log)は実際に存在するフォルダでなけ

ればなりません。) 8) 「Use Services」をチェックします。

「Use Services]をチェックすることにより、Network License Manager がサービスとして動作

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します。 9) 「Start Server at Power Up」をチェックします。

「Start Server at Power Up」をチェックすることにより、OS 起動時に Network License Manager が自動的に起動されます。

10) [Save Service]ボタンをクリックします。

11) [はい]ボタンをクリックします。

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12) 「Start/Stop/Reread」タブを選択します。 13) [Start Server]ボタンをクリックします。

14) 「Server Status」タブを選択します。 15) [Perform Status Enquiry]ボタンをクリックします。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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16) リストボックスの表示を確認し、Network License Manager が正常に起動したことを確認しま

す。 以下のような、メッセージが表示されていれば問題ありません。

-------- Status -------- Flexible License Manager status on Thu 1/1/2004 0:00 [Detecting lmgrd processes...] License server status: 27000@SERVER1 License file(s) on SERVER1: C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥License¥3dsmax.lic: SERVER1: license server UP (MASTER) v8.3 Vendor daemon status (on SERVER1): adskflex: UP v8.3 Feature usage info: Users of 455003DSMAX_6_0F: (Total of 10 licenses issued; Total of 0 licenses in use)

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・2-5. 3ds max 6 の起動 1) クライアント マシンにインストールした 3ds max 6 をネットワークライセンスで起動するには、「スター

ト」-「すべてのプログラム」-「discreet」-「3ds max 6」-「3ds max 6 License Configuration Switcher」を選択し、3ds max 6 License Configuration Switcher を最初に実行します。

起動すると、以下の「ライセンス管理設定」ダイアログが表示され、ライセンス管理タイプを選択します。ネ

ットワークライセンスで使用する場合は、「ネットワーク(N)」のラジオボタンにチェックを入れ、「OK」をクリ

ックします。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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2) デスクトップ上にある、3ds max 6 のショートカットアイコンもしくは、「スタート」-「すべてのプログラム」-「discreet」-「3ds max 6」-「3ds max 6」を選択し、3ds max 6 を起動します。 最初の起動時に、「FLEXlm License Finder」ウインドウが現れるので、「Specify the License Server」のラジオボタンにチェックを入れ、「Next」ボタンをクリックします。

「FLEXlm License Finder」ウインドウが表示され、入力欄にライセンスサーバーのホストネーム、もしく

はライセンスサーバーの IP アドレス(固定 IP アドレスの場合)を記入し、「Next」をクリックします。

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以下のウインドウが表示されると、ライセンスサーバーとのコネクトが成功した形になります。「Finish」をク

リックして、3ds max 6 を実行します。

3) 3ds max 6 を初めて導入し、ユーザ登録、ライセンス申請、ライセンス取得まで数日かかる場合があ

ります。申請期間中に 3ds max 6 を使用したい場合には、ステップ 1) で行った、ライセンス管理設定

の選択を「スタンドアロン(S)」にし、ネットワークライセンスユーザー登録上 親シリアルナンバーとした製

品シリアルナンバーを入力します(例:341-12345678)。 3ds max 6 の試用期間モードが働き、最初の起動から 30 日間は 3ds max 6 をフル機能でご使用頂けま

す。ユーザ登録センターからネットワークライセンスが届きましたら、再度 ステップ 1) 以降を行い、ネッ

トワークライセンス環境で製品をご使用下さい。

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・2-6. 同一 LAN 環境に複数のライセンスサーバーが存在する場合

会社組織上、部署ごとにライセンスサーバーを構築する場合があります。この場合 2-5 で設定したクライア

ント 3ds max 6 とライセンスサーバーとの関係を変更する場合が発生したときには以下の設定を行うこと

で、クライアントが参照するライセンスサーバーを変更することが出来ます。 ・licpath.lic ファイルを作成し、ライセンスサーバーを指定する。 クライアントの 3ds max をインストールしたルートディレクトリ上にテキストエディターを用いて「licpath.lic」という新規の書類を作成します。この書類にテキスト情報で以下の内容を記載し保存します。 SERVER [ライセンスサーバーのホストネーム] [ライセンスサーバーの Ethernet Address] USE SERVER ************************************************************************************** 例 : ライセンスサーバー名が「3dsmaxserver」で、ライセンスサーバーの Ethernet Address(MACアドレス)が「0123456789ab」の場合は、以下のように記述します。

SERVER 3dsmaxserver 0123456789ab USE_SERVER

************************************************************************************** 設定した「licpath.lic」を 3ds max 6 のインストールディレクトリのルートに存在する状態で 3ds max 6 を

起動すると、「licpath.lic」で指定したライセンスサーバーにライセンスを取りに行きます。 ライセンスを取得するサーバを変更したい場合は、licpath.lic ファイルのサーバ名 および サーバ ホス

ト ID を変更してください。 冗長サーバー、分散サーバーで設定したライセンスサーバーに変更する場合 本ドキュメント8章以降に詳細に記載してあります。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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3. LMTOOLS.EXE および LMUTIL.EXE FLEXlm が提供するライセンス サーバ管理ユーティリティは、lmtools.exe および lmutil.exe の 2 つで

す(英語版が提供されます)。これらのツールは、既定値では C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager フォルダに格納されています。 Lmtools.exe は Windows のグラフィカル インタフェースを使用してライセンス サーバを管理するツール

です。Lmutil.exe はライセンス サーバ管理をコマンド ライン インタフェースを使用して行います。 lmtools.exe および lmutil.exe を使用して、以下のサーバ管理作業を行うことができます。

ホスト名、ホスト ID 等システムの設定の確認 プログラムのバージョンの確認 サーバの起動、停止 および ライセンス ファイルの再読み込み サーバの状態の表示 サーバの状態の診断 ライセンス ファイル、デバッグ ログ ファイルの設定

3-1. LMTOOLS の起動 「スタート」-「プログラム」-「Autodesk」-「Network License Manager」-「LMTOOLS」を選択すると

LMTOOLS が起動されます。

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3-2. ホスト名、ホスト ID 等システムの設定の確認 「System Setting」タブを選択します。

3-3. プログラムのバージョンの確認 「Utilities」タブを選択します。 [Browse]ボタンをクリックし、プログラム(例:lmgrd.exe)を指定し、[File Version]ボタンをクリックします。

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3-4. Network License Manager の起動、停止 および ライセンス

ファイルの再読み込み 「Start/Stop/Reread」タブを選択します。 [Start Server]ボタン : Network License Manager を起動します。 [Stop Server]ボタン : Network License Manager を停止します。 [ReRead License File] : ライセンス ファイルを再読み込みします。

(ライセンス数を増やしたり、他 discreet 製品のライセンスを追加したと

きなど、更新されたライセンス ファイルを Network License Managerを停止せずに読み込むときに使用します。)

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27 ページ

3-5. サーバの状態の表示 [Server Status]タブを選択します。 [Perform Status Enquiry]ボタンをクリックします。

3-6. サーバの状態の診断 [Server Diagnostics]タブを選択します。 [Perform Diagnostics]ボタンをクリックします。

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3-7. ライセンス ファイル、デバッグ ログ ファイルの設定 [Configure Services]タブを選択します。

3-8. 「Borrowing」タブ 3ds max 6 では、「Borrowing」タブは使用せず、ライセンス借用ユーティリティを使用します。

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4.ライセンス借用ユーティリティ 3ds max 6 では、FLEXlm® バージョン 8.3 にアップグレードされています。このバージョンの FLEXlm では、ネットワーク ライセンスの「ライセンス借用」をサポートしています。ライセンス借用では、

クライアント マシンがサーバからネットワーク ライセンスを借用し(これにより使用可能なネットワーク ライ

センス数が 1 つ減ります)、そのライセンスを指定した期間(最長30日間)クライアント マシンで使用する

ことができます。借用期限になると、ライセンスは自動的にクライアント マシンから削除され、サーバのライ

センス数は1つ増えます(借用を行う前のライセンス数に戻ります)。

4-1. ライセンス借用の手順 ライセンスの借用を行うには、ライセンスを借用するクライアント マシンにて以下の手順を実行します。

1) 3ds max 6 を終了します。 2) 「スタート」-「プログラム」-「Autodesk」-「License Borrowing Utility」を選択します。

3) 「ライセンス借用期限(終了日)」の「▼」をクリックし、カレンダーを表示します。

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4) カレンダーにてライセンス借用期限を指定します。

※ このとき、最長借用期間である 30 日間を超えた設定をしようとした場合や、当日以前を指

定すると、以下のメッセージが表示され設定することができません。

5) [ライセンスの借用を開始]ボタンをクリックすると、以下のダイアログが表示されます。

6) 「ライセンス借用ユーティリティ」ダイアログを表示したまま 3ds max 6 を起動します。

※ 「ライセンス借用ユーティリティ」ダイアログは常に手前に表示されます。 7) 「ライセンス借用ユーティリティ」ダイアログの[OK]ボタンをクリックします。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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8) [ライセンス処理を完了]ボタンをクリックします。

9) [ リ ス ト を 表 示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 「 借 用 中 の ラ イ セ ン ス 」 の リ ス ト に フ ィ ー チ ャ ー

(455003DSMAX_6_0F)が追加されたことを確認します。

10) [閉じる]ボタンをクリックし、「オートデスク ライセンス借用ユーティリティ」ダイアログを閉じます。 11) 3ds max 6 を終了します。

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12) 3ds max 6 を起動します。(ライセンス サーバが存在するネットワークに接続していない状態で

も起動することができます。) ※ ライセンスを借用している状態で 3ds max 6 を起動すると、借用期限を示す以下のダイア

ログが表示されます。

借用期限になると、ライセンスは自動的にクライアント マシンから削除され、サーバのライセンス数は

1つ増えます(借用を行う前のライセンス数に戻ります)。

4-2. 借用したライセンスを借用期限前に返す クライアント マシンにて以下手順を行うことにより、借用したライセンスを借用期限になる前にサーバに返

すことができます。 1) ライセンスを借用したライセンス サーバが存在するネットワークに接続します。 2) 3ds max 6 が起動されている場合は終了します。 3) 「スタート」-「プログラム」-「Autodesk」-「License Borrowing Utility」を選択します。 4) 「ライセンスを期限前に返却」タブを選択します。

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5) ライセンスを返却するフィーチャー(455003DSMAX_6_0F)を選び、[借用したライセンスを返

却]ボタンをクリックします。

リストからフィーチャー(455003DSMAX_6_0F)が削除されたことを確認し、[閉じる]ボタンをクリック。

6) 3ds max 6 を起動し、「3ds max 6 借用期間の警告」ダイアログが表示されないことを確認しま

す。

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4-3. ライセンスの最長借用期間の変更(ADLM_BORROWMAX) クライアント マシンにて環境変数 ADLM_BORROWMAX を設定することにより、ライセンスの最長借用

期間を変更することはできます。ただし、30 日間を越える値に設定することはできません。 以下に Windows 2000 上での手順を示します。

1) 「スタート」-「設定」-「コントロール パネル」を選択します。 2) 「システム」をダブルクリックします。

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3) 「詳細」タブを選択し、[環境変数]ボタンをクリックします。

4) [新規]ボタンをクリックします。

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5) 「変数名」に ADLM_BORROWMAX、「変数値」に設定したいライセンスの最長借用期間(以

下の例では 7 日間)を設定し、[OK]ボタンをクリックします。 ※ ライセンスの最長借用期間は 30 日間を越える値に設定することはできません。

6) [OK]ボタンをクリックして「環境変数」ダイアログおよび「システムのプロパティ」ダイアログを閉じ

ます。 上記手順を行った後、ライセンス借用ユーティリティにて、新たに設定したライセンスの最長借用期間以

上を指定しようとすると、以下のメッセージが表示され設定することができなくなります。

4-4. その他の機能 オプション ファイルを使用することにより、以下の設定を行うことができます。詳細に関しては、「6. オプシ

ョン ファイル」をご覧ください。 ラ イ セ ン ス 借 用 の 対 象 と な ら な い 、 未 使 用 ラ イ セ ン ス 数 の 最 低 値 の 指 定 を 行 う 。

(BORROW_LOWWATER) 特定のユーザのみにライセンス借用を拒否する。 特定のユーザのみにライセンス借用を許可する。

4-5. character studio のネットワークライセンス借用 通常版 character studio のネットワークライセンスはライセンス借用ユーティリティを使用できません。 ただし、教育版(教育機関向け)に関しては 3ds max ライセンスに character studio ライセンスが含まれ

るため、ライセンス借用ユーティリティをご使用できます。

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5. デバッグ ログ ファイル デバッグ ログ ファイルとは、Network License Manager 起動時に、「Path to the debug log file」の

欄に入力したファイルです。

[View Log]ボタンをクリックすると、デバッグ ログ ファイルが表示され、[Close Log]ボタンをクリックして

閉じることができます。

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デバッグ ログ ファイルは次の目的に使用します。

設定の問題の診断 デーモン ソフトウェア エラーの診断

※ デバッグ ログ ファイルは、SAMreport-Lite を使用して使用状況等のレポートを作成するため

のものではありません。 デバッグ ログ ファイルは、Network License Manager を起動するごとに上書きされます。 以下に、デバッグ ログ ファイルの例を示します。 20:11:04 (lmgrd) ----------------------------------------------- 20:11:04 (lmgrd) Please Note: 20:11:04 (lmgrd) 20:11:04 (lmgrd) This log is intended for debug purposes only. 20:11:04 (lmgrd) There are many details in licensing policies 20:11:04 (lmgrd) that are not reported in the information logged 20:11:04 (lmgrd) here, so if you use this log file for any kind 20:11:04 (lmgrd) of usage reporting you will generally produce 20:11:04 (lmgrd) incorrect results. 20:11:04 (lmgrd) 20:11:04 (lmgrd) ----------------------------------------------- 20:11:04 (lmgrd) 20:11:04 (lmgrd) 20:11:04 (lmgrd) Detecting other lmgrd processes... 20:11:06 (lmgrd) Done rereading 20:11:06 (lmgrd) FLEXlm (v8.3a) started on server1 (IBM PC) (3/26/2003) 20:11:06 (lmgrd) FLEXlm Copyright 1988-2002, Macrovision Corporation 20:11:06 (lmgrd) US Patents 5,390,297 and 5,671,412. 20:11:06 (lmgrd) World Wide Web: http://www.globetrotter.com 20:11:06 (lmgrd) License file(s): C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥License¥123-12345678.lic 20:11:06 (lmgrd) lmgrd tcp-port 27000 20:11:06 (lmgrd) Starting vendor daemons ... 20:11:06 (lmgrd) Starting vendor daemon at port 2080 20:11:06 (lmgrd) Using vendor daemon port 2080 specified in license file 20:11:06 (lmgrd) Started adskflex (pid 1004) 20:11:06 (adskflex) Server started on SERVER1 for: 455003DSMAX_6_0F 20:11:17 (adskflex) OUT: "455003DSMAX_6_0F " Administrator@client1 20:11:24 (adskflex) IN: "455003DSMAX_6_0F " Administrator@client1

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5-1. デバッグ ログ ファイル内のメッセージ 以下にデバッグ ログ ファイル内のメッセージの例を示します。

DENIED: num_lic feature to user

user は、feature のライセンスへのアクセスを拒否されました。 EXPIRED: feature

Feature のライセンスが、期限切れです。

IN: "feature" user

user は、feature のライセンスにチェック インしました。

OUT: "feature" user

user は、feature のライセンスをチェック アウトしました。

RESERVE feature for USER user RESERVE feature for HOST host

feature のライセンスが user または host のいずれかに予約されています。

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6. オプション ファイル オプション ファイルを使用すると、ライセンス管理者は、FLEXlm のさまざまな操作パラメータをコントロ

ールできます。 ユーザは、ユーザ名、ホスト名、IP アドレス、または PROJECT(LM_PROJECT 環境

変数で設定)によって識別できます。 オプション ファイルを使用することにより次のことができます。

ライセンス使用の許可 ライセンス使用の拒否 ライセンスの予約 デバッグ ログ ファイルに記録される情報量のコントロール レポート ログ ファイルの有効化 ライセンス借用の拒否(3ds max 6 からの新機能) ライセンス借用の許可(3ds max 6 からの新機能) 一定時間 3ds max が使用されなかった場合のライセンスの返還(3ds max 6 にて一部機能追

加)

オプション ファイルを使用すると、ライセンス管理者は、ライセンスに対して厳重になることもオープンにな

ることもできます。 オプション ファイル内の行の長さは、2048 バイトです。 また、オプション ファイル内の記述を見やすくするために、継続文字として行の最後に円記号(¥)を使用

できます。

6-1. オプション ファイルの作成 任意のエディタ(例:メモ帳)を使用してオプション ファイルを作成することができます。 オプションファイルを作成する場合のファイル名および配置場所は以下のとおりです。

ファイル名 : adskflex.opt 配置場所 : ライセンス ファイルと同じフォルダ(例:C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥License)

※ オプション ファイルを有効にするには、Network License Manager を再起動する必要があります。

6-2. オプション ファイルの構文 オプション ファイルの構文の概要は次のとおりです。 EXCLUDE 指定したフィーチャーのライセンスを使用することを拒否します。 EXCLUDEALL すべてのフィーチャーのライセンスを使用することを拒否します。

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GROUP ユーザ グループを定義します。 HOST_GROUP ホスト グループを定義します。

INCLUDE 指定したフィーチャーのライセンスを使用することを許可します。 INCLUDE 文の中にないユーザは、そのフィーチャーのライセンスを使用

できません。

INCLUDEALL すべてのフィーチャーのライセンスを使用することを許可します。 INCLUDEALL 文の中にないユーザは、ライセンスを使用できません。

LINGER 3ds max がライセンスをチェックインするか終了した後、ライセンスをそのユ

ーザのために保持する時間を指定します。 MAX 最大に使用できるライセンス数(実際のライセンス数以下)を指定します。 MAX_OVERDRAFT オートデスク製品ではサポートされていません。 NOLOG デバッグ ログ ファイル内の特定項目の記述を行わないよう設定します。

REPORTLOG SAMreport-Lite(または SAMreport(別売))にて使用するレポート ログ ファイルを作成するよう設定します。

RESERVE ライセンスを予約します。 TIMEOUT 指定したフィーチャーのタイムアウトを指定します。 TIMEOUTALL すべてのフィーチャーのタイムアウトを指定します。

BORROW_LOWWATER 指定したフィーチャーのライセンス借用の対象とならない、未使用ライセン

ス数の最低値を指定します。 EXCLUDE _BORROW 指定したフィーチャーのライセンス借用を拒否します。 INCLUDE _BORROW 指定したフィーチャーのライセンス借用を許可します。 オプション ファイル内にコメントを入れるには、各コメント行をシャープ記号(#)で始めます。 オプション ファイル内ではすべて、大文字と小文字が区別されます。 次のオプション キーワードは、どのユーザがライセンスを使用できるか、またはどこでライセンスを使用で

き る か を 制 約 し ま す 。 EXCLUDE 、 EXCLUDEALL 、 INCLUDE 、 INCLUDEALL 、 MAX 、

RESERVE これらのオプションは引数 type をとり、この引数は制約が USER、HOST、DISPLAY、

INTERNET、または PROJECT に基づくかどうかを指定します。 USER : プログラムを実行しているユーザ名 (Windows のログイン名) HOST : アプリケーションを実行しているクライアントのホスト名 DISPLAY : アプリケーションが表示されているディスプレイ

※ 3ds max では DISPLAY はクライアントのホスト名となります INTERNET : アプリケーションを実行中のマシンの IP アドレス

(IP アドレス内でワイルドカードを使用可) PROJECT : プログラムを実行しているユーザによって設定される LM_PROJECT 環境変数

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6-3. オプション ファイルの詳細および使用例 1) EXCLUDE

EXCLUDE feature type {name | group_name} 指定したユーザまたはグループ等が、指定したフィーチャーのライセンスを使用すること拒否し

ます。EXCLUDE は INCLUDE に優先します。 feature フィーチャー名 type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、

PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ name ライセンスの使用を拒否する名前 group_name ライセンスの使用を拒否するグループ名 【使用例】 以下例では、ユーザ ichiro が 455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のライセンスを使用するこ

とを拒否します。 EXCLUDE 455003DSMAX_6_0F USER ichiro

2) EXCLUDEALL EXCLUDEALL type {name | group_name} 指定したユーザまたはグループ等が、すべてのフィーチャーのライセンスを使用すること拒否し

ます。EXCLUDEALL は INCLUDEALL に優先します。 type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、

PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ name ライセンスの使用を拒否する名前 group_name ライセンスの使用を拒否するグループ名 【使用例】 以下の例では、マシン pc1 のすべてのユーザがすべてのフィーチャーのライセンスを使用する

ことを拒否します。 EXCLUDEALL HOST pc1

3) GROUP GROUP group_name user_list

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INCLUDE、INCLUDEALL、EXCLUDE、EXCLUDEALL、RESERVE オプション行の

中で使用するユーザのグループを定義します。 group_name 定義されるグループの名前 user_list ユーザ名のリスト 【使用例】 以下の例では、ユーザ ichiro と sasaki を Mariners というグループに定義します。

GROUP Mariners ichiro sasaki

4) HOST_GROUP HOST_GROUP group_name host_list INCLUDE、INCLUDEALL、EXCLUDE、EXCLUDEALL、RESERVE オプション行の

中で使用するホストのグループを定義します。 group_name 定義されるグループの名前 host_list ホスト名のリスト 【使用例】 以下の例では、マシン tokyo と seattle と auckland を Pacific というグループに定義します。

HOST_GROUP Pacific tokyo seattle auckland

5) INCLUDE INCLUDE feature type {name | group_name} 指定したユーザまたはグループ等が、指定したフィーチャーのライセンスを使用することを許可

します。INCLUDE 文の中にないユーザまたはグループ等は、そのフィーチャーのライセンス

を使用できません。EXCLUDE は INCLUDE に優先します。 feature フィーチャー名 type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、

PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ name ライセンスの使用を許可する名前 group_name ライセンスの使用を許可するグループ名 【使用例】

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以下例では、ユーザ ichiro が 455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のライセンスを使用するこ

とを許可します。 INCLUDE 455003DSMAX_6_0F USER ichiro

6) INCLUDEALL INCLUDEALL type {name | group_name} 指定したユーザまたはグループ等が、すべてのフィーチャーのライセンスを使用することを許可

します。INCLUDEALL 文の中にないユーザまたはグループ等は、ライセンスを使用できませ

ん。EXCLUDEALL は INCLUDEALL に優先します。

type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、

PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ name ライセンスの使用を許可する名前 group_name ライセンスの使用を許可するグループ名 【使用例】 以下の例では、マシン pc1 のすべてのユーザがすべてのフィーチャーのライセンスを使用する

ことを許可します。 INCLUDEALL HOST pc1

7) LINGER LINGER feature seconds 3ds max がライセンスをチェックインした後、seconds で指定した時間(秒)ライセンスをそのユ

ーザのために保持します。 他のユーザがそのライセンスを使用する場合は、そのユーザが 3ds max を終了し、LINGER で指定された時間が経過するまで待たなければなりません。そのため、LINGER を用いると、

余分なライセンスを使用する結果となる場合があります。 【使用例】 以下の例では、455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)を終了した後、30 秒間ライセンスをその

ユーザのために保持します。 LINGER 455003DSMAX_6_0F 30

8) MAX MAX num_lic feature type {name | group_name} 指定したユーザまたはグループ等に対して最大に使用できるライセンス数(実際のライセンス数

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以下)を指定します。 num_lic ライセンス数の最大値 feature フィーチャー名

type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、 PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ

name 対象となる名前 group_name 対象となるグループ名 【使用例】 以下の例では、グループ Autodesk が使用できる 455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のライ

センス数の最大値を3に設定します。 MAX 3 455003DSMAX_6_0F GROUP Autodesk

9) MAX_OVERDRAFT オートデスク製品ではサポートされていません。

10) NOLOG NOLOG { IN | OUT | DENIED } デバッグ ログ ファイル内の、指定されたイベント タイプの記録を停止します。 ライセンス管理者はこのオプションを使用して、デバッグ ログ ファイルのサイズを減らすことが

できます。 【使用例】 以下の例では、チェックインの記録を停止します。

NOLOG IN

11) REPORTLOG REPORTLOG [+]report_log_path SAMreport-Lite(または SAMreport(別売))にて使用するレポート ログ ファイルを指定しま

す。 report_log_path の前に + 記号を付けて、ログ エントリを追加することをお勧めします。

この記号を付けないと、Network License Manager を起動するたびレポート ログ ファイルが

上書きされます。 【使用例】 以下の例では、レポート ログ ファイルが C:¥Program Files¥Autodesk Network License

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Manager¥Log フォルダに Report.rl というファイル名で作成されます。 REPORTLOG +”C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥Log¥Report.rl”

12) RESERVE RESERVE num_lic feature type {name | group_name}

指定したユーザにライセンスを予約します。 num_lic 指定したユーザまたはグループ等に予約するライセンスの数 feature フィーチャー名

type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、 PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ

name 対象となる名前 group_name 対象となるグループ名 【使用例】 以下の例では、グループ Mariners のために 455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のライセン

スを 2 つ予約します。 RESERVE 2 455003DSMAX_6_0F GROUP Mariners

13) TIMEOUT(3ds max 6 より一部機能追加)

TIMEOUT feature seconds 指定したフィーチャーのタイムアウト(使用されていないライセンスが返還を要求されるまでの

時間(秒))を指定します。 以前のバージョンでは、サーバとクライアント間にハート ビートが確立されていないときのみ対

象となっていましたが、3ds max 6 からは、サーバとクライアントの間にハート ビートが確立され

ているときも対象となります。そのため、3ds max 6 からは、指定された時間 3ds max 6 を起動

しているが使用していない場合(例:昼休みにや会議中など 3ds max を使用していないが 3ds max が起動している場合)、ライセンスをサーバに返還することができます。 最小値(900 秒(15 分))より短いタイムアウト値を指定した場合、最小値が使用されます。 オプション ファイル内でタイムアウト値を指定しない場合、タイムアウトはありません。 feature フィーチャー名 seconds 使用されていないライセンスが返還を要求されるまでの秒数

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【使用例】 以下の例では、455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のタイムアウトを 1 時間(3600 秒)に設定

します。 TIMEOUT 455003DSMAX_6_0F 3600

14) TIMEOUTALL(3ds max 6 より一部機能追加)

TIMEOUTALL seconds すべてのフィーチャーに適用される点を除き、TIMEOUT と同じです。 【使用例】 以下の例では、すべてのフィーチャーのタイムアウトを 1 時間(3600 秒)に設定します。

TIMEOUTALL 3600

15) BORROW_LOWWATER(3ds max 6 からの新機能)

BORROW_LOWWATER feature n 指定したフィーチャーの、ライセンス借用の対象とならない未使用ライセンス数の最低値を指定

します。 feature フィーチャー名 n 指定したフィーチャーのライセンス借用の対象とならない、未使用ライセンス

数の最低値 【使用例】 以下例では、455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のライセンス借用の対象とならない、未使用

ライセンス数の最低値を 3 に設定します。 BORROW_LOWWATER 455003DSMAX_6_0F 3

例えば、トータル 10 ライセンスあるサーバにおいて上記を実行したとします。この場合、最初は

最大 7 ライセンス(= 10 - 3)がライセンス借用の対象となります(最大 7 台のクライアント マシ

ンにおいてライセンス借用を行えます)。しかし、その後あるクライアント マシンにて 3ds max 6を起動し、ネットワークライセンスを 1 ライセンス使用したとします。そうすると、未使用ライセンス

は 9 ライセンス(= 10 - 1)となるため、ライセンス借用の対象となる最大ライセンス数は 6 ライ

センス(= 9 - 3)となります(最大 6 台のクライアント マシンにおいてライセンス借用を行えま

す)。

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7 台のクライアント マシンにてネットワークライセンスを使用し 3ds max 6 を起動している場合は、

未使用ライセンスは 3 ライセンス(= 10 - 7)となるため、ライセンス借用は行えなくなります(3 - 3 = 0)。 つまり、ライセンス借用を行う時点で、BORROW_LOWWATER で指定したライセンス数を超

えるライセンスが余っていない場合、ライセンス借用を行うことができなくなります。

16) EXCLUDE _BORROW(3ds max 6 からの新機能)

EXCLUDE_BORROW feature type {name | group_name} 指定したユーザまたはグループ等が、指定したフィーチャーのライセンス借用を行うことを拒否

します。EXCLUDE_BORROW は INCLUDE_BORROW に優先します。 feature フィーチャー名 type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、

PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ name ライセンスの使用を拒否する名前 group_name ライセンスの使用を拒否するグループ名 【使用例】 以下例では、ユーザ ichiro が 455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のライセンス借用を行うこと

を拒否します。 EXCLUDE_BORROW 455003DSMAX_6_0F USER ichiro

17) INCLUDE _BORROW(3ds max 6 からの新機能)

INCLUDE_BORROW feature type {name | group_name} 指定したユーザまたはグループ等が、指定したフィーチャーのライセンス借用を行うことを許可

します。INCLUDE_BORROW 文の中にないユーザまたはグループ等は、指定したフィーチ

ャ ー の ラ イ セ ン ス 借 用 す る こ と が で き ま せ ん 。 EXCLUDE_BORROW は INCLUDE_BORROW に優先します。 feature フィーチャー名 type USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、

PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ

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name ライセンスの使用を拒否する名前 group_name ライセンスの使用を拒否するグループ名 【使用例】 以下例では、ユーザ ichiro が 455003DSMAX_6_0F(3ds max 6)のライセンス借用を行うこと

を許可します。 INCLUDE_BORROW 455003DSMAX_6_0F USER ichiro

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7. シングル ライセンス サーバの設定 ネットワーク インストレーション ウィザードにて管理イメージを作成するとき、シングル ライセンス サーバ

を指定した場合、クライアント マシンにて 3ds max 6 のインストールを行うと、以下のシングル ライセン

ス サーバの設定が自動的に行われシングル ライセンス サーバとして使用することができます。 シングル ライセンス サーバ用の licpath.lic が 3ds max をインストールしたフォルダに作

成されます。 以下は、licpath.lic の例です。

SERVER SERVER1 0123456789ab USE_SERVER

ここで、SERVER1 はサーバのホスト名、0123456789ab はホスト ID を示します。 3ds max は、ここで指定されたサーバのライセンスのみを使用します。そのため、他のサーバのライセンス

を使用したい場合は、licpath.lic に記述されているサーバのホスト名およびホスト ID を変更する必要が

あります。 ※ サーバのホスト名およびホスト ID を複数記述することはできません。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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8. 分散型ライセンス サーバの設定 ネットワーク インストレーション ウィザードにて管理イメージを作成するとき、分散型ライセンス サーバを

指定した場合、クライアント マシンにて 3ds max 6 のインストールを行うと、以下の分散型ライセンス サ

ーバの設定が自動的に行われ分散型ライセンス サーバとして使用することができます。 環境変数 ADSKFLEX_LICENSE_FILE が作成され、値として分散型ライセンス サー

バとして指定したサーバが設定されます。(例:@SERVER1;@SERVER2;@SERVER3) ※ licpath.lic は作成されません。

シングル ライセンス サーバとしてインストールした環境を分散型ライセンス サーバに変更する場合は、

以降に示す内容(8-1、8-2、8-3、8-4)を把握し、手動で設定を行う必要があります。 3ds max がライセンス サーバを検索する順番は、以下のとおりとなります。

優先順位1. 環境変数 ADSKFLEX_LICENSE_FILE にて指定されているサーバ 優先順位2. レジストリの ADSKFLEX_LICENSE_FILE にて指定されているサーバ 優先順位3. 環境変数 LM_LICENSE_FILE にて指定されているサーバ 優先順位4. licpath.lic ファイルで指定されているサーバ

8-1. ADSKFLEX_LICENSE_FILE 環境変数にて ADSKFLEX_LICENSE_FILE を設定します。 ADSKFLEX_LICENSE_FILE の値としては、以下のものを指定できます。

@サーバ ホスト名 ライセンス ファイル

環 境 変 数 に て 指 定 し た 場 合 は 、 3ds max 起 動 後 に 指 定 さ れ た サ ー バ が 、 レ ジ ス ト リ の

ADSKFLEX_LICENSE_FILE の記述の最初に追加されます。

※ ADSKFLEX_LICENSE_FILE の値として複数指定する場合は、“;”(セミコロン)で区切って指定

します。 ※ ADSKFLEX_LICENSE_FILE に記述されている順番に 3ds max はライセンスを検索します。 【環境変数での値の設定例】 以下の例では、サーバ SERVER1 のライセンスを最初に検索し、もしライセンスを取得できなければライ

センス ファイル¥¥server2¥License¥max6.lic のライセンスを検索します。 @SERVER1;¥¥SERVER2¥License¥max6.lic

また、レジストリにおいても ADSKFLEX_LICENSE_FILE の設定が存在します。

¥¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥FLEXlm License Manager

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3ds max をインストールした直後は、レジストリに ADSKFLEX_LICENSE_FILE は存在しません。その

後、3ds max を起動するとそのとき使用した環境変数 ADSKFLEX_LICENSE_FILE の1番目の値、

環境変数LM_LICENSE_FILEの1番目の値、または licpath.licが存在するフォルダが設定されます。 通常であれば、以下の値となります。 【シングル ライセンス サーバ および 冗長型ライセンス サーバの場合】 C: ¥3ds max 6¥licpath.lic ファイルに記述されているサーバが使用されるため、以下の値となります。

C:¥ 3ds max 6 【分散型ライセンス サーバの場合】 環境変数 ADSKFLEX_LICENSE_FILE の1番目の値(例:@SERVER1)

8-2. 環境変数 LM_LICENSE_FILE LM_LICENSE_FILE の値としては、以下のものを指定できます。

@サーバ ホスト名 ライセンス ファイル

※ LM_LICENSE_FILE の値として複数指定する場合は、“;”(セミコロン)で区切って指定します。 ※ LM_LICENSE_FILE に記述されている順番に 3ds max はライセンスを検索します。

8-3. クライアント マシンでの設定 シングル ライセンス サーバにてインストールした環境を、以下の条件で分散型ライセンス サーバを使用

する環境に変更する場合は、クライアントマシンにおいて以下の設定例のような設定を行う必要がありま

す。 【条件】

ライセンスを検索する順番を SERVER1→SERVER2→SERVER3 の順に設定したい。 【設定例】

1) 環境変数 ADSKFLEX_LICENSE_FILE の値を @SERVER1;@SERVER2;@SERVER3に設定する。

2) licpath.lic を削除する。 3) 3ds max を起動する。

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8-4. 分散型ライセンス サーバの設定での注意事項 レ ジ ス ト リ の ADSKFLEX_LICENSE_FILE に 設 定 さ れ た 値 は 環 境 変 数

ADSKFLEX_LICENSE_FILE の値を変更しても、削除することはできません。 例えば、前述の設定例では@SERVER1 という値がレジストリの ADSKFLEX_LICENSE_FILE に設定

されます。その後、ライセンスを検索するサーバを SERVER4→SERVER5→SERVER6 の順に変更し

たい場合、環境変数 ADSKFLEX_LICENSE_FILE の値を@SERVER4;@SERVER5;@SERVER6に変更した場合、レジストリの ADSKFLEX_LICENSE_FILE の値は、@SERVER4;@SERVER1 とな

り@SERVER1 は削除されません。そのため、SERVER4、SERVER5、SERVER6 が起動していない場

合、SERVER1 のライセンスを使用することとなります。 そのため、もし、意図しない分散型ライセンス サーバの動作となっている場合は、レジストリの以下の内容

を確認し、修正を行う必要があります。 ¥¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥FLEXlm License Manager¥ADSKFLEX_LICENSE_FILE

【重要】

レジストリ エディタの操作を誤ると、Windows が起動できなくなる等、重大な問題を引き起こす可能

性があります。オートデスクはレジストリ エディタの使用によって発生した如何なる問題に関してもい

っさい保証およびサポートはいたしません。そのため、レジストリ エディタの操作に関しては、使用者

の責任のもとで行ってください。

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9. 冗長型ライセンス サーバの設定 ネットワーク インストレーション ウィザードにて管理イメージを作成するとき、冗長型ライセンス サーバを

指定した場合、クライアント マシンにて 3ds max 6 のインストールを行い、以下の冗長型ライセンス サ

ーバの設定をした後に、冗長型ライセンス サーバとして使用することができます。 冗長型ライセンス サーバ用の licpath.lic を 3ds max をインストールしたフォルダに作成し

ます。 以下は、licpath.lic の例です。

SERVER SERVER1 0123456789ab 27005 SERVER SERVER2 0123456789ac 27005 SERVER SERVER3 0123456789ad 27005 USE_SERVER

9-1. 動作環境 OS : Windows NT 4.0 Server(SP6a 以上) または Windows 2000 Server

9-2. ライセンス ファイル および Master サーバ 以下は、冗長型 ライセンス サーバのライセンス ファイルの例です。 SERVER SERVER1 009027ec65d6 27005 SERVER SERVER2 0008c7d36a15 27005 SERVER SERVER3 0090960ca380 27005 USE_SERVER VENDOR adskflex port=2080 INCREMENT 455003DSMAX_6_0F adskflex 1.000 permanent 1 ¥ VENDOR_STRING=commercial:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=H ¥ ISSUED=15-aug-2003 ck=220 SN=000-00000001 SIGN=E5F2D4B6D5CA 3 台のサーバで全く同じ内容のライセンス ファイルを使用してください。 このとき、ライセンス ファイルの最初に記述されているサーバ(上記例では SERVER1)が Master サー

バとなります。そのサーバがシャットダウンした場合は、その次に記述されているサーバ(上記例では

SERVER2)が Master サーバとなります。最後に記述されているサーバ(上記例では SERVER3)が

Master サーバとなることはありません。 Master サーバの変更を行う場合は、ライセンス ファイルのサーバの順序を変更してください。(クライア

ントの licpath.lic は変更する必要はありません。)

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10. SAMreport-Lite SAMreport-Lite は、SAMreport のバージョンのひとつで、ネットワーク ライセンスの使用状況を調べる

ことができます。SAMreport-Lite は、GLOBEtrotter Software のレポート作成用の製品である

SAMreport が持つ機能のいくつかを提供しています。SAMreport-Lite を利用すると、“Usage Summary”と呼ばれる、FLEXlm ライセンス技術を使用したオートデスク製品のネットワーク ライセンス

使用状況レポートを作成することができます。SAMreport-Lite は、HTML、テキスト、レポート交換形式

(Report Interchange Format)といった様々な出力形式で、使用状況レポートを生成します。

10-1. SAMreport-Lite 用のライセンス ファイルの取得 SAMreport-Lite をインストールするには、SAMreport-Lite 用のライセンス ファイルを取得する必要が

あります。 以下に、2003 年 4 月 1 日現在のライセンスの取得方法の例を示します。 1. LMTOOLS.EXE を使用してライセンス サーバのホストIDを確認します。(「2-3. ライセンス ファイ

ルの取得」の 3) 参照) 2. 以下の URL を表示します。

http://www.globetrotter.com/japan/autodesk.htm 3. 記載されている内容を確認し、http://www.globes.com/autodesk.html を選択します。

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4. ユーザ情報を登録するために「new customer」をクリックします。

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5. 必要事項を入力し、[Submit]ボタンをクリックします。

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6. 内容を確認し、[Generate A New License]ボタンをクリックします。

7. ライセンス サーバ モデルを選択します。

シングル ライセンス サーバ の場合は[Single License Server Model]ボタン 冗長型ライセンス サーバ の場合は[Redundant License Server Model]ボタン 分散型ライセンス サーバ の場合は[Distributed License Server Model]ボタン

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8. サーバのホスト ID を入力し、[Generate License]ボタンをクリックします。 シングル ライセンス サーバの例

冗長型ライセンス サーバの例

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分散型ライセンス サーバの例

9. 上記操作を行うと、GLOBEtrotter Software 社よりライセンス ファイルが E-mail にて送付されま

す。 以下にライセンス ファイルの例を示します。

シングル ライセンス サーバの例 INCREMENT SAMreport_lite gsi 3.0 1-jan-0 0 CC9E65BDAE10DA619E45 ¥ VENDOR_STRING="VENDOR:adskflex HOSTID:0123456789ab" HOSTID=ANY ¥ NOTICE="For use only by Autodesk SN=W2024" 冗長型ライセンス サーバの例

INCREMENT SAMreport_lite gsi 3.0 1-jan-0 0 2CBE55BD018B4A1081C9 ¥ VENDOR_STRING="VENDOR:adskflex ¥ HOSTID:0123456789ab, 0123456789a c, 0123456789ad" HOSTID=ANY ¥ NOTICE="For use only by Autodesk SN=W2025"

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分散型ライセンス サーバの例 シングル ライセンス サーバと同様の内容が、サーバの数だけ別々の E-mail にて送付されま

す。すべてのライセンス ファイルを結合して、ひとつのライセンス ファイルにする必要がありま

す。以下に 3 台のサーバに対するライセンス ファイルを結合した例を示します。 INCREMENT SAMreport_lite gsi 3.0 1-jan-0 0 CC9E65BDAE10D8639E45 ¥ VENDOR_STRING="VENDOR:adskflex HOSTID:0123456789ab" HOSTID=ANY ¥

NOTICE="For use only by Autodesk SN=W2026" INCREMENT SAMreport_lite gsi 3.0 1-jan-0 0 6CBE951D2CAC27307065 ¥ VENDOR_STRING="VENDOR:adskflex HOSTID: 0123456789a c" HOSTID=ANY ¥ NOTICE="For use only by Autodesk SN=W2027" INCREMENT SAMreport_lite gsi 3.0 1-jan-0 0 1CEEE55D30C98CB3D05D ¥ VENDOR_STRING="VENDOR:adskflex HOSTID: 0123456789a d" HOSTID=ANY ¥ NOTICE="For use only by Autodesk SN=W2028"

10. 送付されたライセンス ファイルを任意のエディタ(例:メモ帳)を使用し、任意のフォルダに任意のフ

ァ イ ル 名 で 保 存 し ま す 。 た だ し 、 拡 張 子 は dat 、 lic 、 txt の 何 れ か を 使 用 し ま す 。 ( 例 :

C:¥License¥SAMreport-Lite.lic)

10-2. Java™ 2 Runtime Environment のインストール SAMreport-Lite を使用するためには、Java Runtime Environment (JRE)がインストールされている

必要があります。以下に、3ds max の CD-ROM に含まれている Java Runtime Environment (JRE)のインストール方法を示します。

※ このセットアッププログラムを実行する前に、すべてのWindowsプログラムを終了させておくこと

を強くお勧めします。 1) 管理者権限(Administrator)で Windows にログインします。 2) 3ds max 6 のインストール CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。 3) CDROM:¥Installs¥nlm¥SAMreport-Light¥j2re-1_4_1_01-windows-i586-i.exe を起動

します。 4) インストールの準備が開始されます。

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5) 使用許諾契約を確認し、同意できる場合は[はい]ボタンをクリックします。

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6) [次へ]ボタンをクリックします。

7) インストールが開始されます。

8) インストールが完了すると、自動的にウインドウが閉じられます。

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10-3. SAMreport-Lite のインストール 1) 管理者権限(Administrator)で Windows にログインします。 2) 3ds max 6 のインストール CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。 3) CDROM:¥Installs¥nlm¥SAMreport-Light¥SAMreport.exe を起動します。 4) インストールの準備が開始されます。 5) [Next]ボタンをクリックします。

6) [Next]ボタンをクリックします。

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7) 「10-1. SAMreport-Lite 用のライセンス ファイルの取得」により取得したライセンス ファイ

ルを指定し、[開く]ボタンをクリックします。

8) インストールを行うフォルダを確認し、[Next]ボタンをクリックします。

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9) [はい]ボタンをクリックします。

10) [Next]ボタンをクリックします。

11) [Next]ボタンをクリックします。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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9) [Finish]ボタンをクリックし、インストールを完了します。

※ インストールを行うと、7) にて指定した SAMreport-Lite 用のライセンス ファイルは、自動的に

C:¥Gsi¥ SAMreport¥machind¥license¥license.dat として保存されます。そのため、4) にて指

定したライセンス ファイル(例:C:¥License¥SAMreport-Lite.lic)は削除してもかまいません。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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10-4. SAMreport-Lite の使用 SAMreport-Lite を使用するには、レポート ログ ファイル(注:デバッグ ログ ファイルではありません)

が必要です。レポート ログ ファイルの作成方法に関しては、「6-3. オプション ファイルの詳細および使

用例」の「11. REPORTLOG」を参照してください。 1. 「スタート」-「プログラム」-「SAMreport」-「SAMreport」を選択し、SAMreport-Lite を起動します。 2. [Browse]ボタンをクリックします。

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3. レポート ログ ファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。 ※ このとき指定するレポート ログ ファイルは、SAMreport-Lite のライセンス ファイル取得時に指

定したホスト ID のサーバで作成されたものでなくてはなりません。

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4. Output File を入力し(拡張子は入力しないでください)、ファイル形式を選択し、[Generate Report]ボタンをクリックします。 ※ Summarize(Feature, User, Host)を変更することにより、異なるタイプのレポートを作成するこ

とができます。

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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以下に、作成される HTML と Text ファイルの例を示します。 【HTML ファイルの例】

【Text ファイルの例】 FLEXlm License Usage Report 2003/03/30 04:28 午後 JST Produced by SAMreport Lite v3.2 Input Report Log: C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager¥Log¥Report.rl Output File Name: C:¥Report¥test.txt Report Log(s) Start: 日, 3 30, 2003 15:28:20 JST Report Log(s) End : 日, 3 30, 2003 15:30:11 JST Report Start Date : 日, 3 30, 2003 15:28:20 JST Report End Date : 日, 3 30, 2003 15:30:11 JST Uptime: 1 mins 51 secs (100.00%) Vendor: adskflex Sort by: None

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Breakdown by: None Event Filters: None Features With Usage: 455003DSMAX_6_0F Features Without Usage: none ======================================================================= Time Period --Available-- ----------License Requests-------- -----Used----- max hours total used que den unsup %den max hours %hrs -------------------------------------------------------------------------------- Summary For: 455003DSMAX_6_0F Total 5 0.2 2 2 0 0 0 0 1 0.0 1.8 --------------------------------------------------------------------------------

10-5. SAMreport-Lite 使用時の注意点 SAMreport-Lite を使用するとき、レポート ログ ファイルの 2~数倍のメモリが必要です。 ライセンス ファイル取得時に指定したホスト ID のサーバのレポート ログ ファイルにのみ

SAMreport-Lite を使用することができます。

10-6. SAMreport(別売)について SAMreport はマクロヴィジョン ジャパン アン アジア株式会社より購入することができます。 SAMreport は SAMreport-Lite よ り 高 度 な レ ポ ー ト 機 能 を 備 え て い ま す 。 ( 詳 細 は 、

http://www.globetrotter.com/japan/autodesk.htm を参照してください)

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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11. 3ds max 5 と 3ds max 6 の Network License

Maneger の主な違い 3ds max 6 の Network License Manager から新たに以下の機能が追加されています。

インストレーション インタフェースの向上 Network License Manager は、CD ブラウザを使用して簡単にインストールすることがで

きます。 ライセンス借用

ユーザはネットワーク ライセンス サーバから 3ds max のライセンスの借用を受けることが

できます。これにより、ユーザはライセンス サーバに接続しなくても 3ds max を使用するこ

とができます。 ユーザは、指定した期間(最大 30 日間)だけライセンスの借用を受けること

ができます。 ライセンス タイムアウト

ライセンス タイムアウト機能により、使用するライセンス サーバ上でタイムアウト時間を設

定できます。 タイムアウト時間を設定すると、クライアントとの接続が切断された場合(3ds max 5 も同様)や、サーバとクライアントの間でハート ビート確立されていても定義したタイ

ムアウト時間よりも長い時間クライアント上で 3ds max がアイドル状態になっている場合に、

ライセンス サーバにライセンスが返還されます。 3ds max 6 の Network License Manager では TCP ポートのみ使用できます。(UDP ポートは使用で

ません)

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12. トラブル シューティング ネットワーク ライセンスにおいて問題が発生した場合は、以下の情報を収集し、トラブルシューティングを

行ってください。

サーバ マシン上での確認事項 1) Network License Manager の起動の確認

Network License Manager を起動した後、LMTOOLS の「Server Status」タブにて

[Perform Status Enquiry]ボタンをクリックして Network License Manager が正常に起動し

ているかどうかを確認してください。正常に起動している場合は、以下のようにフィーチャー、ラ

イセンスの総数、使用されているライセンス数が表示されます。

2) ライセンス ファイルの確認 ライセンス ファイルのホスト ID がサーバのホスト ID と同じになっているか確認を行ってくださ

い。 3) 日付の設定の確認

サーバの日付の設定に間違いがないか確認してください。 4) LMTOOLS の「Config Services」タブの確認

「Path to the lmgrd.exe file」、「Path to the license file」、「Path to the debug log file」の

設定に間違いがないか確認してください。 また、「Use Service」にチェックがついているかどうかも確認してください。

5) デバッグ ログファイルの確認 LMTOOLSの「Config Services」タブにて[View Log]ボタンをクリックしてデバッグ ログファイ

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ルを確認してください。 Network License Manager が正常に起動していれば、以下のようにライセンスを発行してい

るフィーチャーが表示されます。 17:26:24 (adskflex) Server started on server1 for: 455003DSMAX_6_0F また、クライアント マシンにて 3ds max が起動された場合は、以下のような記述が表示されます。

この記述がない場合は、クライアント マシンからライセンスの取得要求がきていないことになりま

すので、クライアント マシンの設定 または ネットワークの問題が原因として考えられます。 ※ オプション ファイルで NOLOG の設定を行い、OUT の記録を停止している場合は表示さ

れません。 17:35:22 (adskflex) OUT: "455003DSMAX_6_0F " Administrator@client1

クライアント マシン上での確認事項

1) シングル ライセンス サーバ または 冗長型ライセンス サーバの場合、3ds max をインストー

ルしたフォルダにある licpath.lic の記述に間違いがないか確認してください。 2) 分散型ライセンス サーバの場合、環境変数 ADSKFLEX_LICENSE_FILE の設定に間違い

がないか確認してください。 3) 以下のレジストリの ADSKFLEX_LICENSE_FILE の値を確認してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥FLEXlm License Manager シングル ライセンス サーバ または 冗長型ライセンス サーバの場合は 3ds max をインストー

ルしたフォルダ名、分散型ライセンス サーバの場合は最初にライセンスを取得するサーバ名

(例:@server1)が設定されているはずです。

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13. その他(FAQ) 13-1. 3ds max 6 のネットワーク ライセンスは、character studio 4

や 3ds max 5 以前のネットワーク ライセンスと同一サーバ上で管理

できますか? はい、できます。 character studio 4 や 3ds max 5 のネットワーク ライセンスを同一サーバで管理する場合は、3ds max 5 の「オートデスク ライセンス管理」をアンインストールし、3ds max 6 の「Network License Manager」をインストールして一緒に管理してください。 そのとき、character studio 4 や 3ds max 5 と 3ds max 6 に対するライセンス ファイルをひとつに結合

する必要があります。 以下に 3ds max 5 と 3ds max 6 ライセンス ファイルをひとつに結合する例を示します。 <3ds max 5 のライセンス ファイル> SERVER SERVER1 0123456789ab USE_SERVER VENDOR adskflex port=2080 INCREMENT 421003DSMAX_5_0F adskflex 1.000 permanent 5 ¥ VENDOR_STRING=commercial:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=H ¥ ISSUED=22-aug-2001 ck=185 SN=220-00000004 SIGN=B2ED9E88339E <3ds max 6 のライセンス ファイル> SERVER SERVER1 0123456789ab USE_SERVER VENDOR adskflex port=2080 INCREMENT 455003DSMAX_6_0F adskflex 1.000 permanent 5 ¥ VENDOR_STRING=commercial:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=H ¥ ISSUED=22-aug-2001 ck=220 SN=220-00000005 SIGN=55684206F28A <character studio 4 のライセンスファイル> SERVER SERVER1 0123456789ab USE_SERVER VENDOR adskflex port=2080

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3ds max 6 ネットワーク ライセンス管理(FLEXlm)

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INCREMENT 44000CSTUD_4_0F adskflex 1.000 permanent 5 ¥ VENDOR_STRING=commercial:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=UH ¥ ISSUED=22-aug-2001 ck=220 SN=220-00000006 SIGN=C3B05CE8D3F2 これらのライセンスファイルをテキストエディタを用いて以下のように編集します。 <結合したライセンス ファイル> SERVER SERVER1 0123456789ab USE_SERVER VENDOR adskflex port=2080 INCREMENT 421003DSMAX_5_0F adskflex 1.000 permanent 5 ¥ VENDOR_STRING=commercial:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=H ¥ ISSUED=22-aug-2001 ck=185 SN=220-00000004 SIGN=B2ED9E88339E INCREMENT 455003DSMAX_6_0F adskflex 1.000 permanent 5 ¥ VENDOR_STRING=commercial:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=H ¥ ISSUED=22-aug-2001 ck=220 SN=220-00000005 SIGN=55684206F28A INCREMENT 44000CSTUD_4_0F adskflex 1.000 permanent 5 ¥ VENDOR_STRING=commercial:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=UH ¥ ISSUED=22-aug-2001 ck=220 SN=220-00000006 SIGN=C3B05CE8D3F2

13-2. クライアント アプリケーションが異常終了した場合、サーバは

ライセンスを解放しますか? はい、クライアント システム全体がクラッシュしないかぎり解放します。クライアントのコンピュータがライセ

ンス マネージャとの通信を継続可能な場合、ライセンスはただちに解放されます。クライアント システム

全体がクラッシュした場合や、ライセンスがチェック インされる前にネットワークが切断された場合はライセ

ンスが解放されないため、lmutil.exe の lmremove オプションを使用してライセンスを解放してくださ

い。オプション ファイルを作成して、クライアント アプリケーションとライセンス サーバとの間の通信が切

断されてからライセンスを解放するまでのタイムアウト値を設定することもできます。 サーバを停止し、再起動することによってもライセンスを解放できますが、この方法はお勧めしません。

13-3. サーバが停止した場合、どうなりますか? 3ds max が動作しつづけていれば、ライセンス サーバが復旧したかどうか約 15 分間確認を行います。

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ライセンス サーバが依然としてダウンしている場合、各クライアント ワークステーションはライセンスが失

われたという警告を受信し、終了する前に作業を保存するようユーザに促します。

13-4. チェック アウトはどれくらいの速さで起こるのですか? チェック アウトの速さは、当然のことながら OS およびシステムまたはネットワークの負荷によって異なり

ます。一般的なシステムでは、約 1/50 秒( 20ms ) でチェック アウトが行われます。

13-5. FLEXlm のライセンス管理はネットワークに高い負荷を与えま

すか? いいえ。 3ds max セッションとライセンス サーバ間で、1 分間に1回「ハート ビート」が確立されます。クライアント

のハート ビートは 147 バイトでサーバからの返信も 147 バイトです。(合計 294 バイト) また、チェックイン/チェックアウトに関しては、サーバおよびクライアントにおいて以下のとおりとなりま

す。 <チェックアウト> 150 バイト未満の 5 つのパケットのメッセージおよびレスポンス(150×5×2=1500 バイト)が送信さ

れます。 <チェックイン> 150 バイト未満の 2 つのパケット(150×2=300 バイト)が送信されます。

13-6. FLEXlm は ATM、ISDN、Token-Ring にて動作しますか? これらは公式にはサポートされていませんが、一般的には FLEXlm に影響を与えることはありません。な

ぜなら、FLEXlm に必要なのは TCP/IP であり、TCP/IP が動作していれば FLEXlm は動作するためで

す。

13-7. WAN 上で使用する場合、性能を向上させるには? ライセンスの設定を分散型ライセンス サーバとしてセット アップしてください。

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13-8. 複数のネットワークカードが存在する場合、ホスト ID はどのよ

うになりますか? 複数のネットワーク インタフェース カードが装着されていると、下図のように Ethernet Address が複数

表示されます。

オーソライゼーション コードの申請を行う際は、ホスト ID としたい Ethernet Address をひとつ選び、記

入してください。 ※ ホスト ID としたネットワーク インタフェース カード以外のネットワーク インタフェース カードを外して

も、オーソライゼーションコードが変わることはありません。

13-9. 複数のベンダの製品に異なるバージョンの FLEXlm が組

み込まれている場合、これらのバージョンを一緒に使用する上で注

意すべきことはありますか? 異なるベンダのライセンス ファイルを結合していない場合、最も簡単な方法はライセンス ファイルを別々

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に動作させることです。そのとき、各ベンダから送られてきたツール(特に lmgrd とベンダ デーモン)を必ず使用するようにしてください。 新しいバージョンの lmgrd は、古いバージョンのベンダ デーモンおよびアプリケーションをサポートし

ています。2 つのベンダのライセンス ファイルを結合した場合、新しい方のバージョンの lmgrd を使用

しなければなりません。 同じベンダの製品の 2 つのバージョンを持っている場合、最新のバージョンのベンダ デーモンを使用

しなければなりません。古いバージョンのベンダ デーモンを使用すると、通信エラーが発生することがあ

ります。

13-10. 2 つの企業から FLEXlm のライセンス ファイルを受け取

った場合、結合しなければならないのですか? ライセンス ファイルを結合する必要はありません。複数のライセンス ファイルがあっても、それぞれ別の lmgrd サーバ プロセスがサポートします。lmgrd は負荷の軽いプロセスなので、システム管理者のい

ないサイトでは通常、この方法が最も簡単です。

13-11. ライセンス ファイルを結合した方がよいのはどのような場合

ですか? 多くのシステム管理者(特に大規模サイトの管理者)は、ライセンス ファイルを結合して FLEXlm のライ

センス管理を容易にすることを好みます。これはまったく好みの問題です。当社はライセンス ファイルを

別々に動作させることを推奨しています。 【注意】

本資料に記載されている仕様、機能等に関して、予告なく変更または削除される場合がありますのであらかじめご了承ください。

製品情報及び仕様に関しては、予告無く変更する場合がありますので、予めご了承ください。

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