カスタマイズ可能なゲートウェイハードウェア／ソフトウェア、クラウドサービス、 エッジデバイスを備えた包括的なエンドツーエンドのソリューションを提供

カスタマイズ可能なエンドツーエンド IoTソリューション

今日の IoT（Internet of Things: モノのインターネット）ゲートウェイは、単にデータを集約して通信を確立させるだけ

のものではなくなってきました。エッジデバイスによって生成されるデータ量は驚異的な速度で増えており、ゲートウェ

イは膨大な量のデータを処理するだけでなく、コネクティビティの統合、デバイス管理、ファームウェアのアップデート、

ストレージ、解析、セキュリティといった高度な機能に対応しなければならなくなっています。

今日の強力なシステムオンチップ（SoC）プロセッサは進化しており、ホモジニアス／ヘテロジニアスマルチコアのサポー

ト、コネクティビティのための広範な I/Oサポート、ハードウェアベースのセキュリティといった機能を備えるなどクリティ

カルな要件を満たしています。しかしそれだけで充分とは言えません。エッジデバイスからゲートウェイそしてクラウドへ

と至る包括的なシステムを、カスタマイズによって展開できるような IoTソリューションはあるのでしょうか。

組込み業界初となる、メンター・グラフィックスのカスタマイズ可能なエッジツークラウド IoTソリューションを活用すると、リスクやコストを抑え、開発サイクルを短縮しながら、強力なソリューションをいち早く市場に展開できます。

メンター・グラフィックスの答えは、デバイスからゲートウェイ、 クラウドまでを網羅する、カスタマイズ可能なソリューションですメンター・グラフィックスが提供する、組込み業界初となるカスタマイズ可能な包括的な IoTソリューションを活用すると、 リスクやコストを抑え、開発サイクルを短縮しながら、強力なソリューションをいち早く市場に展開できます。この IoTソリューションは、ユニークなカスタマイズが可能な IoT Gateway System Design Kit (SysDK™)、クラウドバックエンド、多種多様な IoTエッジデバイスの基盤となる各種ランタイムソリューションから構成されています。8ビットのマイクロコントローラから64ビットの最新マイクロプロセッサに至るまでのサポート、多数のエッジデバイスに対応可能なゲートウェイの 10万台を超える配備など、きわめて厳しい IoT要件にも応えることが可能です。

クラウドパフォーマンスとスケーラビリティを重視して設計されたメンター・グラフィックスのカスタマイズ可能なクラウドソリューションは、グローバル展開したデバイスをリモートでプロビジョニング、管理、監視する機能を備えています。

� 小規模組織からグローバル企業までスケーラブルに対応

� イベントログの記録、ファームウェアアップデート、ドライバのリモートインストール／アップデート、機能のリモートロック／ロック解除、アナリティクス用データ収集

� モバイルアプリケーションを使用したサービスアクセスと リモート管理

エッジデバイスからクラウドまでを網羅した セキュアなゲートウェイソリューションコネクテッドデバイスの数が急速に増え続けるにつれ、ネットワークプロバイダ、通信キャリア、エンタープライズ型企業はセキュリティに関する懸念を強めています。病院や工場、そのほかの建物内でネットワーク接続されるデバイスの多くは今後、認証と管理が重要となるでしょう。こうしたデバイスやゲートウェイ、その他ネットワークやクラウドに接続されたあらゆる機器の保全を確保するためにも、強力なセキュリティ対策が取られたゲートウェイの設置を最優先にする必要があります。

メンター・グラフィックスのゲートウェイは、その構成にARM TrustZoneを用いることでセキュアワールドの環境を実現しています。業界で定評のあるARM TrustZoneのセキュアワールドにより、ハードウェア強制型のセキュアなソフトウェア実行を可能にしています。また、データ通信、アクセス制御、ソフトウェア実行、侵入検知に対してエンドツーエンドのセキュリティを完備しています。さらに、Icon LabsのFloodgate Security Frameworkを用いた IoTデバイス向けのデバイスセキュリティ、同じくIcon LabsのMcAfee ePO向け Floodgate製品による企業 ITインフラとのセキュリティ統合を実現しています。こうした各種機能を活用することで、顧客企業はゲートウェイとそこに接続されたエッジデバイスをセキュアにプロビジョニングおよび管理することが可能になります。

IoTインテリジェントゲートウェイメンター・グラフィックスの IoT Gateway System Design Kit (SysDK)は、実績あるリファレンスデザインとしての基盤を提供します。この IoT Gateway SysDKは、購入後すぐにユーザの独自仕様にカスタマイズすることも、市場をリードするメンター・グラフィックスのプリント基板設計／製造ツールを用いた設計のカスタマイズも可能です。いずれの場合も、カスタムの高度なインテリジェントゲートウェイを提供しつつ、全体的なコストを削減し、市場投入までの時間を短縮することができます。

組込みソフトウェア分野における何十年という経験を活かして開発されたメンター・グラフィックスの IoT Gateway SysDKのリファレンスデザインソフトウェアは、リファレンスボードを完全にサポートしています。集約機能のセキュリティ確保は、IoT Gateway SysDKのカスタマイズによるセキュアブートや、ARM® TrustZone®を用いたハードウェアによるゲートウェイのパーティショニングによって実現します。これにより、証明書管理やファームウェアのリモートアップグレードといったセキュアなアプリケーション実行が可能になります。また、クラウドミドルウェアを統合することで、クラウドバックエンドから提供される機能も使用できます。

エッジデバイス以下のメンター・グラフィックスおよび業界標準のランタイム環境を用いて、カスタマイズ可能で高いセキュリティを持つエッジデバイスを構築可能です。

� Nucleus® RTOS

� Nucleus® SafetyCert™ RTOS

� Mentor® Embedded Linux®

� Mentor® Embedded Multicore Framework

� Mentor® Embedded Hypervisor

� Android™またはベアメタル環境

� 高性能グラフィックスソリューション

メンター・グラフィックスのカスタマイズサービスによる導入立ち上げ

顧客企業のより早いビジネス目標の達成を実現するため、メンター・グラフィックスでは専門チームによるコンサルティングサービスを提供し、組込みエッジデバイス、IoT

インテリジェントゲートウェイ、クラウドサービスのカスタマイズ設計を要件定義から導入展開に至るまで支援しています。クラウドおよび IoTゲートウェイのハードウェア／ソフトウェアアーキテクチャをカスタマイズするこのサービスは、メンター・グラフィックスがプロトタイプから評価、製造分野に渡って培ってきた豊富な経験に基づいています。また、ハードウェアおよびソフトウェアの性能最適化に向けたシステム設計、マルチメディアアプリケーション、セキュリティおよびセーフティアーキテクチャ（国際電気標準会議の定める産業機器向け機能安全規格 IEC 61508と医療機器向け機能安全規格 IEC 62304に準拠）といった分野における専門的な技術やサービス実績も活用しています。

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