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1 マルチファンクション恒温槽 NT サーモシリーズ NT サーモシリーズ 用途を選ばない、様々なシーンに応える恒温槽の新基準 革新的な機能のオールインワンにより従来の課題を解決 広温度範囲: -190℃ ~ 600℃ 高電圧対応: ~ ±4000 DCV 振動低減設計: ±25mG、±15μm

マルチファンクション恒温槽...2 広い温度範囲を実現-槽内の熱移動シミュレーション 試料固定冶具を槽内に設置した際の影響について、槽内の温度分布をモデル

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Page 1: マルチファンクション恒温槽...2 広い温度範囲を実現-槽内の熱移動シミュレーション 試料固定冶具を槽内に設置した際の影響について、槽内の温度分布をモデル

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マルチファンクション恒温槽 NTサーモシリーズ

NTサーモシリーズ

用途を選ばない、様々なシーンに応える恒温槽の新基準

革新的な機能のオールインワンにより従来の課題を解決

広温度範囲: -190℃ ~ 600℃

高電圧対応: ~ ±4000 DCV

振動低減設計: ±25mG、±15μm

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広い温度範囲を実現

槽内の熱移動シミュレーション

槽内の気流解析 炉内温度分布の一例

日本テスコ社のマルチファンクション恒温槽(NT サーモシリーズ)は冷凍機・

加熱機構を内蔵し、お客様のご要望に合わせて温度範囲、槽内サイズをご提

案することが可能です。また、オプションにより高電圧印加、低振動といっ

た環境にも対応できます。セラミックスコンデンサーやインダクター、

MLCC、非線形材料等の電子材料、電子部品の試験環境制御システムとして

実績がございます。ご不明な点がございましたら、弊社までご連絡ください。

試料固定冶具を槽内に設置した際の影響について、槽内の温度分布をモデル

化します。また、槽内サイズを変更するオーダーメイドの際には、弊社にて

有限要素解析を行い槽内の温度分布を最適にします。

-190 ℃から 600 ℃までを一つの恒温槽で実現しました。従来の環境試験器

の様に手動で、或いはワークを移動して切り替える必要がなく、連続した温

度環境下での各種環境負荷試験が可能です。

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試料固定治具と前面扉のカスタマイズが可能

高電圧印加試験に対応

槽内の低振動化を実現

試験内容・条件に合わせ、槽内試料固定冶具と前面扉の配線を自由に設計で

きます。LCR 計測、抵抗計測、高電圧計測といった様々な物性値の測定が容

易になります。

例) 前面扉の接続端子 左:抵抗計測 右:高電圧計測

最大 DC 4000 V を試料に印加することが可能です。恒温槽及び試料固定冶具

の最適な設計により、高温時の異常放電を減少させることに成功しました。

セラミックスコンデンサーの性能評価や加速試験、強誘電体や圧電体測定装

置と組み合わせることで、キュリー点の評価が可能です。

±25mG(縦方向の加速度)、±15μm(変位)の低振動環境を達成しました。

各種センサー用の環境試験器として、試料の高精度な評価が可能になります。

例) 恒温槽槽内に設置した振動計の計測値 (左) 加速度 (右) 変位

※恒温槽内への試料固定冶具の配置等により、これらの数値は変動いたします。

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形式 温度範囲 内寸法

W×H×D

外寸法

W×H×D 電源

NT-1000 -70℃ ~ +300℃ 250×200×200 730×350×400 AC100V 1.0KVA

NT-1100 -70℃ ~ +150℃ 250×200×200 730×350×400 AC100V 1.0KVA

NT-1400 -70℃ ~ +300℃ 400×300×300 1025×550×575 AC100V 1.5KVA

NT-1500 -70℃ ~ +150℃ 400×300×300 1025×550×575 AC100V 1.5KVA

NT-1600 -70℃ ~ +400℃ 400×300×300 1100×600×600 AC100V 2.0KVA

NT-1600H -70℃ ~ +600℃ 400×300×300 1100×600×600 AC200V 3.5KVA

NT-1900 -50℃ ~ +150℃ 100×120×115 160×200×350 AC100V 0.5KVA

NT-2000 -190℃ ~ +500℃ 180×150×150 430×430×650 AC100V 2.0KVA

NT-2100 -70℃ ~ +500℃ 180×150×150 430×430×650 AC100V 2.0KVA

型式 NT1000 シリーズ NT-2000 シリーズ

試験温度範囲 型式により、温度範囲が異なります。詳しくは標準機種一覧表をご確認下さい。

温度調整精度 ±0.1℃

温度分布 ±2℃(+100℃) ±3℃(+150℃)

±6℃(+300℃) ±8℃(+400℃)

±1℃(+50℃) ±2℃(+100℃) ±3℃(+150℃)

±6℃(+300℃) ±8℃(+400℃) ±10℃(+500℃)

温度上昇時間 +150℃まで約 20 分 +300℃まで約 40 分

+400℃まで約 60 分

+300℃まで約 40 分 +400℃まで約 60 分

+500℃まで約 90 分

温度下降時間 -70℃まで約 10 分 -70℃まで約 10 分(+25℃から)

-190℃まで約 45 分(+25℃から)

冷却方式 液体炭酸(LCO2)式 液体炭酸(LCO2) -70℃~+500℃

液体窒素(LN2) -190℃~+500℃

冷却器 電磁弁 冷却ノズル

加熱方式 ヒーター SSR零クロス制御

加熱器 ニクロム又はカンタル線ヒーター

温度調節計 デジタルPID温度指示調節計

温度検出器 PT100Ω測温抵抗体

攪袢装置 電動機ファン

断熱材 耐熱ボード

内槽材質 ステンレス鋼板製

外装材質 ボンデ鋼板焼付け塗装

塗装色(標準) 本体:ライトブルー 扉/パネル:アーバンホ

ワイト 本体/パネル/トレー:ライトブルー

安全装置 温度加熱防止器 漏電ブレーカー サーキットプロテクター

Web からのお問合せ:

https://www.kojundo.co.jp/contact/device.html

記載内容は、販売時点での当社調べであり、予告なく変更する場合があります。本カタログの無断転載を禁じます。

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標準機種一覧表

標準仕様・性能

日本テスコ株式会社 日本総代理店

株式会社高純度化学研究所

〒350-0284 埼玉県坂戸市千代田 5-1-28

Tel.049-284-1511

(2020.05)